JPH02256628A - メチルナフタレン含有油の脱硫方法 - Google Patents
メチルナフタレン含有油の脱硫方法Info
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- JPH02256628A JPH02256628A JP16481989A JP16481989A JPH02256628A JP H02256628 A JPH02256628 A JP H02256628A JP 16481989 A JP16481989 A JP 16481989A JP 16481989 A JP16481989 A JP 16481989A JP H02256628 A JPH02256628 A JP H02256628A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、工業的に有用な化合物であるメチルナフタレ
ン含有油の脱硫方法に関する。
ン含有油の脱硫方法に関する。
〈従来の技術〉
メチルナフタレンは、コールタールまたは石油の分解油
、改質油中に比較的多量に含まれている化合物の1つで
あり、蒸留法、晶析法等の種々の方法で回収されている
。
、改質油中に比較的多量に含まれている化合物の1つで
あり、蒸留法、晶析法等の種々の方法で回収されている
。
しかしながら、このようにして回収されたメチルナフタ
レン含有油中には、不純物として有機硫黄化合物が含ま
れている。 この有機硫黄化合物は、メチルナフタレン
から合成されるビタミンに3や2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸の品賀を悪化させるのみならず、その製造工程
においても多大な障害となる。
レン含有油中には、不純物として有機硫黄化合物が含ま
れている。 この有機硫黄化合物は、メチルナフタレン
から合成されるビタミンに3や2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸の品賀を悪化させるのみならず、その製造工程
においても多大な障害となる。
この有機硫黄化合物を通常の蒸留、晶析等の手段で十分
に除去する事は困難である。
に除去する事は困難である。
そこで、従来において、この有機硫黄化合物を除去する
方法の1つとして、硫酸洗浄法が提案された(昭和53
年12月、日本芳香族工業会発行「芳香族及びタール工
業ハンドブック」第81頁)。
方法の1つとして、硫酸洗浄法が提案された(昭和53
年12月、日本芳香族工業会発行「芳香族及びタール工
業ハンドブック」第81頁)。
しかし、この方法は、多量の硫酸が必要であり、その方
法に伴って排出される廃酸量が多大となり、廃酸処理費
が多くかかる。 かつ脱硫率も低く、脱硫されたメチル
ナフタレンの回収率も低いという欠点がある。
法に伴って排出される廃酸量が多大となり、廃酸処理費
が多くかかる。 かつ脱硫率も低く、脱硫されたメチル
ナフタレンの回収率も低いという欠点がある。
〈発明が解決しようとする課題〉
本発明者らは、上記問題点を解決するために、メチルナ
フタレン含有油を少量の硫酸で処理した後、更にホルム
アルデヒドで処理することにより、十分な脱硫率で、か
つ高いメチルナフタレン回収率で有機硫黄化合物を除去
できることを既に見い出している(特願昭63−163
621号)。
フタレン含有油を少量の硫酸で処理した後、更にホルム
アルデヒドで処理することにより、十分な脱硫率で、か
つ高いメチルナフタレン回収率で有機硫黄化合物を除去
できることを既に見い出している(特願昭63−163
621号)。
しかしながら、この方法では、樹脂状物質の生成が見ら
れ、反応容器壁への付着、配管の閉塞等が、工業的には
多大なトラブルになると考えられ、改良すべき余地を有
していた。
れ、反応容器壁への付着、配管の閉塞等が、工業的には
多大なトラブルになると考えられ、改良すべき余地を有
していた。
そこで本発明は、前記従来技術の問題点を解決し、メチ
ルナフタレン含有油中の有機硫黄化合物を除去し、有機
硫黄化合物濃度の低い1−メチルナフタレンおよび/ま
たは2−メチルナフタレンを高収率で得る方法の提供を
目的とする。
ルナフタレン含有油中の有機硫黄化合物を除去し、有機
硫黄化合物濃度の低い1−メチルナフタレンおよび/ま
たは2−メチルナフタレンを高収率で得る方法の提供を
目的とする。
〈課題を解決するための手段〉
そこで本発明者らは、前記従来技術の問題点を解決すべ
く鋭意研究を重ねた結果、メチルナフタレン含有油を硫
酸で処理し、未反応硫酸を除去する工程を少なくとも1
回行なった後、ホルムアルデヒドを用いて処理すること
により、樹脂状物質の生成を伴うことなく、少量の硫酸
で、十分な脱硫率で、かつ高いメチルナフタレン回収率
で有機硫黄化合物を除去することができることを見い出
し、本発明に至った。
く鋭意研究を重ねた結果、メチルナフタレン含有油を硫
酸で処理し、未反応硫酸を除去する工程を少なくとも1
回行なった後、ホルムアルデヒドを用いて処理すること
により、樹脂状物質の生成を伴うことなく、少量の硫酸
で、十分な脱硫率で、かつ高いメチルナフタレン回収率
で有機硫黄化合物を除去することができることを見い出
し、本発明に至った。
すなわち本発明は、1−メチルナフタレン(α−メチル
ナフタレン)および/または2−メチルナフタレン(β
−メチルナフタレン)を含有する油を硫酸で処理し、未
反応硫酸を除去する工程を少なくとも1回行なった後、
ホルムアルデヒドを用いて処理することを特徴とするメ
チルナフタレン含有油の脱硫方法を提供する。
ナフタレン)および/または2−メチルナフタレン(β
−メチルナフタレン)を含有する油を硫酸で処理し、未
反応硫酸を除去する工程を少なくとも1回行なった後、
ホルムアルデヒドを用いて処理することを特徴とするメ
チルナフタレン含有油の脱硫方法を提供する。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明に用いる出発原料は、1−メチルナフタレンおよ
び/または2−メチルナフタレンを含有する油であるが
、コールタール等から得られるメチルナフタレン油をw
I密蒸留し、メチルナフタレン純度を高めた留分、また
はその前段階のナフタレン、メチルナフタレン等を含有
する粗製メチルナフタレン等の留分が適用できる。
び/または2−メチルナフタレンを含有する油であるが
、コールタール等から得られるメチルナフタレン油をw
I密蒸留し、メチルナフタレン純度を高めた留分、また
はその前段階のナフタレン、メチルナフタレン等を含有
する粗製メチルナフタレン等の留分が適用できる。
本発明においては、まず、このメチルナフタレン含有油
を硫酸で処理する。
を硫酸で処理する。
ここで、硫酸による処理とは、メチルナフタレン含有油
を硫酸と接触させ、反応させることをいう、 そして、
反応後、未反応硫酸を静置分離または遠心分離によって
分離し、除去する。
を硫酸と接触させ、反応させることをいう、 そして、
反応後、未反応硫酸を静置分離または遠心分離によって
分離し、除去する。
本発明においては、この硫酸による処理から未反応硫酸
の除去までの工程を少なくとも1回行なうが、この工程
を2回行なうことが好ましく、3回以上行なうことがさ
らに好ましい。
の除去までの工程を少なくとも1回行なうが、この工程
を2回行なうことが好ましく、3回以上行なうことがさ
らに好ましい。
この工程が多い程、脱硫率が上昇する。 また、この工
程を2〜4回程度行なうと、1回の場合に比べ、硫酸使
用量が少なくても、十分な脱硫が行なえる。
程を2〜4回程度行なうと、1回の場合に比べ、硫酸使
用量が少なくても、十分な脱硫が行なえる。
本発明に使用する硫酸としては、−船釣に用いられる硫
酸以外に発煙硫酸等も用いることができる。
酸以外に発煙硫酸等も用いることができる。
硫酸の使用量は、有機硫黄化合物1モルに対し、処理全
量で0.2g当量以上が好ましい。
量で0.2g当量以上が好ましい。
全量で0.2g当量未満の使用量では、十分な脱硫効果
が得られないためである。
が得られないためである。
反応温度は20〜240℃の範囲が好ましい。 反応時
間は反応温度にもよるが、好ましくは全反応時間で10
分間以上がよい。
間は反応温度にもよるが、好ましくは全反応時間で10
分間以上がよい。
次に、ホルムアルデヒドを用いて処理する。
ここで、ホルムアルデヒドによる処理とは、硫酸による
処理と未反応硫酸の除去が行なわれた後のメチルナフタ
レン含有油にホルムアルデヒドを接触させ、反応させる
ことをいう。
処理と未反応硫酸の除去が行なわれた後のメチルナフタ
レン含有油にホルムアルデヒドを接触させ、反応させる
ことをいう。
ホルムアルデヒドは、水溶液として用いてもよいし、ト
リオキサン、パラホルムアルデヒド等の重合物およびホ
ルムアルデヒドガスとして用いてもよい。
リオキサン、パラホルムアルデヒド等の重合物およびホ
ルムアルデヒドガスとして用いてもよい。
ホルムアルデヒドの使用量は、有機硫黄化合物1モルに
対して0.5モル以上が好ましい。
対して0.5モル以上が好ましい。
0.5モル未満では、十分な脱硫効果が得られないため
、好ましくない。
、好ましくない。
水溶液の場合、ホルムアルデヒド濃度は20重量%以上
が好ましい。 20重量%未満では、脱硫効果が低下す
るためである。
が好ましい。 20重量%未満では、脱硫効果が低下す
るためである。
反応温度は、20〜240℃の範囲が好ましい。
反応時間は、反応温度にもよるが、好ましくは5分間以
上がよい。
上がよい。
ホルムアルデヒドによる処理(反応)終了後、油層をア
ルカリ水溶液またはアンモニア水溶液で洗浄する。
ルカリ水溶液またはアンモニア水溶液で洗浄する。
油層をさらに蒸留等で精製することにより、硫黄濃度の
低いメチルナフタレンを製造することができる。
低いメチルナフタレンを製造することができる。
〈実施例〉
以下、本発明を実施例に基づいて、具体的に説明する。
(実施例1)
コールタールから得られるメチルナフタレン油を精密蒸
留することにより、2−メチルナフタレン(β−メチル
ナフタレン)を得た。 ガスクロマトグラフ法で測定し
た純度は97.0重量%であった。 また、全硫黄分析
装置で測定したところ、この2−メチルナフタレン中に
は、硫黄原子として0.60重量%の有機硫黄化合物が
含まれていた。
留することにより、2−メチルナフタレン(β−メチル
ナフタレン)を得た。 ガスクロマトグラフ法で測定し
た純度は97.0重量%であった。 また、全硫黄分析
装置で測定したところ、この2−メチルナフタレン中に
は、硫黄原子として0.60重量%の有機硫黄化合物が
含まれていた。
前記有機硫黄化合物を含有する2−メチルナフタレン(
純度97.0重量%)200gを80℃に加熱し、攪拌
しながら濃硫酸(95%)8gを加え、30分間反応さ
せた。
純度97.0重量%)200gを80℃に加熱し、攪拌
しながら濃硫酸(95%)8gを加え、30分間反応さ
せた。
反応後、未反応硫酸を静置分離によりて分離し、除去し
た。 その後、37%ホルムアルデヒド水溶液3gを加
え、さらに80℃で20分間反応させた。 本実施例に
おいて本反応終了後、反応容器壁への樹脂状物質の付着
は観察されなかった。 反応終了後、2−メチルナフタ
レン層を水酸化ナトリウム水溶液で洗浄した。
た。 その後、37%ホルムアルデヒド水溶液3gを加
え、さらに80℃で20分間反応させた。 本実施例に
おいて本反応終了後、反応容器壁への樹脂状物質の付着
は観察されなかった。 反応終了後、2−メチルナフタ
レン層を水酸化ナトリウム水溶液で洗浄した。
これを単蒸留したところ、182gの2−メチルナフタ
レンが得られた。
レンが得られた。
ガスクロマトグラフ法で測定した純度は99.6重量%
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.07重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して88.3%であった。
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.07重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して88.3%であった。
(実施例2)
コールタールから得られるメチルナフタレン油を精密蒸
留することにより、2−メチルナフタレン(β−メチル
ナフタレン)を得た。 ガスクロマトグラフ法で測定し
たところ、2−メチルナフタレンの濃度は81,7重量
%であった。 また、全硫黄分析装置で測定したところ
、この2−メチルナフタレン中には、硫黄原子として0
.65重量%の有機硫黄化合物が含まれていた。
留することにより、2−メチルナフタレン(β−メチル
ナフタレン)を得た。 ガスクロマトグラフ法で測定し
たところ、2−メチルナフタレンの濃度は81,7重量
%であった。 また、全硫黄分析装置で測定したところ
、この2−メチルナフタレン中には、硫黄原子として0
.65重量%の有機硫黄化合物が含まれていた。
前記有機硫黄化合物を含有する2−メチルナフタレン(
濃度81.7重量%)400gを100℃に加熱し、攪
拌しながら濃硫酸(95%)16gを加え、30分間反
応させた。 反応後、未反応硫酸を静置分離によって・
分離し、除去した。 その後、37%ホルムアルデヒド
水溶液8gを加え、さらに80℃で10分間反応させた
。 本実施例において本反応終了後、反応容器壁への樹
脂状物質の付着は観察されなかった、 反応終了後、2
−メチルナフタレン層を水酸化ナトリウム水溶液で洗浄
した。 これを精密蒸留したところ、288gの2−メ
チルナフタレンが得られた。
濃度81.7重量%)400gを100℃に加熱し、攪
拌しながら濃硫酸(95%)16gを加え、30分間反
応させた。 反応後、未反応硫酸を静置分離によって・
分離し、除去した。 その後、37%ホルムアルデヒド
水溶液8gを加え、さらに80℃で10分間反応させた
。 本実施例において本反応終了後、反応容器壁への樹
脂状物質の付着は観察されなかった、 反応終了後、2
−メチルナフタレン層を水酸化ナトリウム水溶液で洗浄
した。 これを精密蒸留したところ、288gの2−メ
チルナフタレンが得られた。
ガスクロマトグラフ法で測定した純度は97.0重量%
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.08重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して87.7%であった。
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.08重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して87.7%であった。
(実施例3)
コールタールから得られるメチルナフタレン油を精密蒸
留することにより、1−メチルナフタレン(α−メチル
ナフタレン)を得た。
留することにより、1−メチルナフタレン(α−メチル
ナフタレン)を得た。
ガスクロマトグラフ法で測定した純度は、95.0重量
%であった。 また、全硫黄分析装置で測定したところ
、この1−メチルナフタレン中には、硫黄原子として0
075重量%の有機硫黄化合物が含まれていた。
%であった。 また、全硫黄分析装置で測定したところ
、この1−メチルナフタレン中には、硫黄原子として0
075重量%の有機硫黄化合物が含まれていた。
前記有機硫黄化合物を含有する1−メチルナフタレン(
純度95.0重量%) 20.Ogを80℃に加熱し、
攪拌しながら濃硫酸(95%)6gを加え、30分間反
応させた。 反応後、未反応硫酸を静置分離によって分
離し、除去した。 その後、トリオキサン1gを加え、
さらに80℃で60分藺反応させた。 本実施例におい
て本反応終了後、反応容器壁への樹脂状物質の付着は観
察されなかった。 反応終了後、1−メチルナフタレン
層を水酸化ナトリウム水溶液で洗浄した。 これを単蒸
留したところ、175gの1−メチルナフタレンが得ら
れた。
純度95.0重量%) 20.Ogを80℃に加熱し、
攪拌しながら濃硫酸(95%)6gを加え、30分間反
応させた。 反応後、未反応硫酸を静置分離によって分
離し、除去した。 その後、トリオキサン1gを加え、
さらに80℃で60分藺反応させた。 本実施例におい
て本反応終了後、反応容器壁への樹脂状物質の付着は観
察されなかった。 反応終了後、1−メチルナフタレン
層を水酸化ナトリウム水溶液で洗浄した。 これを単蒸
留したところ、175gの1−メチルナフタレンが得ら
れた。
ガスクロマトグラフ法で測定した純度は98.1重量%
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.08重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して89.3%であった。
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.08重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して89.3%であった。
(実施例4)
実施例1に使用したのと同じ有機硫黄化合物を含有する
2−メチルナフタレン200gを80℃に加熱し、攪拌
しながら濃硫酸(95%)2.7gを加え、30分間反
応させた。 反応後、未反応硫酸を静置分離によって分
離し、除去した。 再び80℃に加熱し、撹拌しながら
濃硫酸(95%)z、7g(全硫酸使用量5.4g)を
加え、30分間反応させた。 反応後、未反応硫酸を静
置分離によって分離し、除去した。 その後、37%ホ
ルムアルデヒド水溶液4.4gを加え、さらに80℃で
30分間反応させた。 本実施例において本反応終了後
、反応容器壁への樹脂状物質の付着は観察されなかった
。 反応終了後、2−メチルナフタレン層を水酸化ナト
リウム水溶液で洗浄した。 これを単蒸留したところ、
182gの2−メチルナフタレンが得られた。
2−メチルナフタレン200gを80℃に加熱し、攪拌
しながら濃硫酸(95%)2.7gを加え、30分間反
応させた。 反応後、未反応硫酸を静置分離によって分
離し、除去した。 再び80℃に加熱し、撹拌しながら
濃硫酸(95%)z、7g(全硫酸使用量5.4g)を
加え、30分間反応させた。 反応後、未反応硫酸を静
置分離によって分離し、除去した。 その後、37%ホ
ルムアルデヒド水溶液4.4gを加え、さらに80℃で
30分間反応させた。 本実施例において本反応終了後
、反応容器壁への樹脂状物質の付着は観察されなかった
。 反応終了後、2−メチルナフタレン層を水酸化ナト
リウム水溶液で洗浄した。 これを単蒸留したところ、
182gの2−メチルナフタレンが得られた。
ガスクロマドグーラフ法で測定した純度は99.1重量
%であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃
度は0.06重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃
度に対して90.0%であった。
%であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃
度は0.06重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃
度に対して90.0%であった。
(比較例1)
実施例1に使用したのと同じ有機硫黄化合物を含有する
2−メチルナフタレン200gを80℃に加熱し、攪拌
しながら濃硫酸(95%)8gを加え、30分間反応さ
せた。
2−メチルナフタレン200gを80℃に加熱し、攪拌
しながら濃硫酸(95%)8gを加え、30分間反応さ
せた。
その後、37%ホルムアルデヒド水溶液3gを加え、さ
らに80℃で20分間反応させた。
らに80℃で20分間反応させた。
反応終了後、反応容器壁に樹脂状物質の付着が観察され
たため、これを吸引が過によりf別した。 樹脂状物質
の重量を測定したところ3.8g、であった、 その後
、2−メチルナフタレン層を水酸化ナトリウム水溶液で
洗浄した。 これを単蒸留したところ、179gの2−
メチルナフタレンが得られた。
たため、これを吸引が過によりf別した。 樹脂状物質
の重量を測定したところ3.8g、であった、 その後
、2−メチルナフタレン層を水酸化ナトリウム水溶液で
洗浄した。 これを単蒸留したところ、179gの2−
メチルナフタレンが得られた。
ガスクロマトグラフ法で測定した純度は99.4重量%
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.08重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して86.7%であった。
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.08重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して86.7%であった。
(比較例2)
実施例1に使用したのと同じ有機硫黄化合物を含有する
2−メチルナフタレン200gを80℃に加熱し、攪拌
しながら濃硫酸(95%)31gを加え、5時間反応さ
せた。
2−メチルナフタレン200gを80℃に加熱し、攪拌
しながら濃硫酸(95%)31gを加え、5時間反応さ
せた。
反応終了後、水層を静置分離によって分離し、除去し、
2−メチルナフタレン層を水酸化ナトリウム水溶液で洗
浄した。 これを単蒸留したところ、159gの2−
メチルナフタレンが得られた。
2−メチルナフタレン層を水酸化ナトリウム水溶液で洗
浄した。 これを単蒸留したところ、159gの2−
メチルナフタレンが得られた。
ガスクロマトグラフ法で測定した純度は99.5重量%
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.08重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して86.7%であった。
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.08重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して86.7%であった。
(比較例3)
実施例3に使用したのと同じ有機硫黄化合物を含有する
1−メチルナフタレン200gを80℃に加熱し、攪拌
しながら濃硫酸(95%)31gを加え、5時間反応さ
せた。
1−メチルナフタレン200gを80℃に加熱し、攪拌
しながら濃硫酸(95%)31gを加え、5時間反応さ
せた。
反応終了後、水層を静置分離によって分離し、除去し、
1−メチルナフタレン層を水酸化ナトリウム水溶液で洗
浄した。 これを単蒸留したところ、151gの1−
メチルナフタレンが得られた。
1−メチルナフタレン層を水酸化ナトリウム水溶液で洗
浄した。 これを単蒸留したところ、151gの1−
メチルナフタレンが得られた。
ガスクロマトグラフ法で測定した純度は97.5重量%
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.10重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して86.7%であった。
であった。 また、全硫黄分析装置で測定した硫黄濃度
は0.10重量%であり、脱硫率は、原料中の硫黄濃度
に対して86.7%であった。
〈発明の効果〉
本発明のメチルナフタレン含有油の脱硫方法は、工業的
に問題となる樹脂状物質の生成が防止でき、脱硫率が高
く、さらに脱硫されたメチルナフタレンの回収率も高い
ため、工業的に極めて有利である。
に問題となる樹脂状物質の生成が防止でき、脱硫率が高
く、さらに脱硫されたメチルナフタレンの回収率も高い
ため、工業的に極めて有利である。
また、従来の硫酸洗浄法に比べても、使用硫酸量が極め
て少なくて済み、それに伴ない、処理量、廃酸処理費を
低減できるため、経済的である。 特に、硫酸による処
理を2回行なう方法では、従来のスルホン化−ホルムア
ルデヒド縮合法に比べて使用硫酸量が約2/3となるの
みならず、脱硫率はさらに高くなる。
て少なくて済み、それに伴ない、処理量、廃酸処理費を
低減できるため、経済的である。 特に、硫酸による処
理を2回行なう方法では、従来のスルホン化−ホルムア
ルデヒド縮合法に比べて使用硫酸量が約2/3となるの
みならず、脱硫率はさらに高くなる。
Claims (3)
- (1)1−メチルナフタレンおよび/または2−メチル
ナフタレンを含有する油を硫酸で処理し、未反応硫酸を
除去する工程を少なくとも1回行なった後、ホルムアル
デヒドを用いて処理することを特徴とするメチルナフタ
レン含有油の脱硫方法。 - (2)硫酸による処理から未反応硫酸の除去までの工程
を2回行なう請求項1に記載のメチルナフタレン含有油
の脱硫方法。 - (3)硫酸による処理から未反応硫酸の除去までの工程
を3回以上行なう請求項1に記載のメチルナフタレン含
有油の脱硫方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31806088 | 1988-12-16 | ||
JP63-318060 | 1988-12-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02256628A true JPH02256628A (ja) | 1990-10-17 |
Family
ID=18095033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16481989A Pending JPH02256628A (ja) | 1988-12-16 | 1989-06-27 | メチルナフタレン含有油の脱硫方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02256628A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011177682A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 有機溶媒用希釈剤の精製方法 |
-
1989
- 1989-06-27 JP JP16481989A patent/JPH02256628A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011177682A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 有機溶媒用希釈剤の精製方法 |
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