JPH0225595Y2 - - Google Patents

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JPH0225595Y2
JPH0225595Y2 JP1986161421U JP16142186U JPH0225595Y2 JP H0225595 Y2 JPH0225595 Y2 JP H0225595Y2 JP 1986161421 U JP1986161421 U JP 1986161421U JP 16142186 U JP16142186 U JP 16142186U JP H0225595 Y2 JPH0225595 Y2 JP H0225595Y2
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JP
Japan
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frame
laser oscillator
laser
shaft
air
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はレーザー加工ヘツドとパンチ加工ヘ
ツド等の機械加工ヘツドとを同一のフレーム上に
具えたいわゆる複合加工機におけるレーザー発振
機の支持構造に関する。
〔従来の技術〕
上記のような複合加工機では、機械加工ヘツド
による加工時の振動がレーザー発振機に伝達し、
光軸の狂いや該発振機の故障をひき起こすおそれ
があるので、レーザー発振機はフレームに対して
弾性的に支持させる構造を採用している。
一方、該レーザー発振機はレーザー加工時には
フレームに対して正確な位置に固定しなければ、
発射した光線が良好な経路をたどつて集光レンズ
および被加工板面に到達せず、加工精度が悪くな
つたり、あるいは全く加工不能になつたりすると
いつた事情もある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで、この考案は機械加工時にはレーザー発
振機がフレームから弾性的に支持され、かつレー
ザー加工時にはフレームに対して常に同一の正確
な位置に固定される新規な支持構造を提供しよう
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る支持構造は、上記のような複合
加工機においてレーザー発振機をフレームに対し
て、該レーザー発振機から垂設したシヤフトと、
該シヤフトを受けるフレーム側のリニアベアリン
グとでもつて上下動自在に支承し、かつレーザー
発振機底面とフレームとの間にはエアの給排によ
つて伸縮するエアスプリングを介装したものであ
る。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて実施例を説明する。
第5,6図は夫々この実施例のレーザー加工ヘ
ツド1とパンチ加工ヘツド2とを具えた複合加工
機の全体平面図および側面図であり、側面視がC
字状のフレームの上部前端に設けた上記2つの加
工ヘツド1,2の下方には材料板材Wを一平面内
で移動自在に支持し、板材の任意位置を該加工ヘ
ツド1,2位置へと持たらす移動テーブル装置3
が設けてある。
4は板材のワークホルダ、5は該ワークホルダ
4を搭載したキヤリツジである。
また、この実施例では上記同一のフレーム上に
レーザー発振機6、NC装置7、全体の制御装置
8等が一括して載設してある。
以下、レーザー発振機6とレーザー加工ヘツド
1について説明する。
すなわち、レーザー発振機6は、第1,2図示
のようにフレームF上に4カ所で支持され、水平
前方へと延びる案内筒9内に発射されたレーザー
光は、案内筒9前端に設けたミラー11によつて
直角下方へ屈折され、同じく垂直な案内筒12内
を通つてレンズ13によつて集光された後板材W
上に照射されるようになつているが、上記レーザ
ー発振機6とフレームFとの間の4点の支持構造
は次のようになつている。
すなわち、レーザー発振機6の下面からは垂直
下方へ向けて4本のシヤフト14が突設してあ
り、該シヤフト14がフレームF上に設けたりリ
ニアベアリング15内に挿通されて上下動自在に
支持されており、該シヤフト14の基端フランジ
部14aと上記リニアベアリング15の上端面1
5aとが正確な平面に加工されていて、両者14
a,15aが密着した際にはレーザー発振機6が
正確な水平姿勢となるようになつている。
また、上記シヤフト14の側方には、レーザー
発振機6底面とフレームFとの間で、エアの給排
により伸縮するエアスプリング16と、フレーム
Fを貫いて延びたロツド17a端にフランジ部1
7bを形成した流体シリンダ17が設けてあり、
上記流体シリンダ17を伸長した上、上記エアス
プリング16に図示しないエア源から圧空を供給
すると、該エアスプリング16が伸びてレーザー
発振機6を弾性的に持上げ、上記フランジ部14
aをリニアベアリング上端面15aから離すよう
になつており、該エアスプリング16からエアを
排気して短縮すると共に、上記流体シリンダ17
を収縮させるとフランジ部17bがフレームF下
面に強く係合して、レーザー発振機6をフレーム
Fに対して一定位置に固定するようになつてい
る。
なお、上記レーザー発振機6をフレームFに対
して弾性的に支持した際にパンチ加工ヘツド2か
ら該フレームFに伝わる振動は上下方向の成分が
ほとんどであり、水平方向の成分は100分の数ミ
リ単位であるので、該水平方向成分は、上記シヤ
フト14とリニアベアリング15との間に本来存
するガタによつて吸収される。
次にレーザー加工ヘツド1について説明する
と、該加工ヘツド1は上述の垂直案内筒12と該
案内筒12下端のレンズ13を保持した焦点合わ
せ装置18と、該焦点合わせ装置18、案内筒1
2および前記水平な案内筒9の前部を含む全体を
上下動自在に支持する上下支持装置19とからな
り、さらに該上下支持装置19は上記案内筒9,
12に固定連結21した支持枠22と、該支持枠
22から側方へ突設したスリーブ部22aを上下
に貫通する案内シヤフト23と、該案内シヤフト
23の上端に介装されて支持枠22をゆるく下方
付勢するスプリング24と、支持枠22の背面か
ら突設したブロツク部22bにそのロツド25a
端を連結した支持枠持上げ用のエアシリンダ25
とからなり、上記スプリング24の付勢力と案内
筒12および焦点合わせ装置18の自重を合わせ
た下方向き分力と上記エアシリンダ25による上
方向き分力とが釣り合つて案内筒9,12および
焦点合わせ装置18を空間上に弾性的に支持しう
るようになつている。
26は案内シヤフト23をフレームFに対して
固定するブラケツトであり、該ブラケツト26裏
面に上記エアシリンダ25の本体が固定してあ
る。
また、27は上記ブラケツト26の背面板にあ
けた上下方向の長穴であり、該長穴27内を通つ
て前記ブロツク部22bが後方へと突出してお
り、該ブロツク部22b下面と長穴27底部とは
精密な当接面に加工されていて、上記エアシリン
ダ25が収縮した際には、上記2つの当接面が離
れて案内筒9,12および焦点合わせ装置18
は、上述のように空間上に弾性的に支持される
が、エアシシリンダ25が伸長した際には上記2
つの当接面が密着して(第3図)上記案内筒9,
12および焦点合わせ装置18をフレームFに対
して一定位置に位置決めできるようになつてい
る。
さらに、この実施例では上記エアシリンダ25
へのエア供給回路中に精密減圧弁を介装してあつ
て、前記パンチ加工ヘツド2による上下方向の振
動が伝わつてきても、該振動を上記スプリング2
4の弾性力とエアシリンダ25の上下逆方向への
圧力変化でもつて打消すように作用し、もつて案
内筒9,12および焦点合わせ装置18へは振動
が伝達しないように図つている。
なお、この実施例の焦点合わせ装置18内のレ
ンズ13は次のようにして取付けられている。
すなわち、第4図に示したように、加工ヘツド
1最下端のノズル28とノズルホルダー29を調
整自在に固定したブロツク31上に大径のねじ穴
32を形成し、該ねじ穴32内にレンズ13を嵌
め込んだレンズホルダー33を螺装してあるの
で、レンズ13をクリーニングしたりチエツクし
たりする際には、ノズル28やノズルホルダー2
9を取除かなくとも、該レンズホルダー33を上
方から着脱すれば行えるようになつている。
34はノズルホルダー29のフランジ部に穿設
したアシストガスの導入孔であり、該導入孔34
は斜め上方のレンズ13面へ向けて開口してあつ
てガスを導入した際には、ガスが一旦レンズ13
面に当たつてレンズ13を冷却し、次いで下方へ
向かいノズル28から板材W面へと噴射されるよ
うになつている。
また、35は上記ブロツク31に対して、シヤ
フト36とベアリング37でもつて上下動自在に
連結した板材W面への当接板、38は板材面に転
接するボールである。
この実施例の複合加工機は以上のような構造で
あり、パンチ加工ヘツド2を用いて板材Wを加工
する際には、レーザー発振機6については、前記
シリンダ17を伸長すると共に、エアスプリング
16を伸長してフレームFに対して弾性的に支承
し、レーザー加工ヘツド1については、前記シリ
ンダ25を収縮して該シリンダ25による上方向
きの付勢力でもつて案内筒9,12および焦点合
わせ装置18を同じくフレームFに対して弾性的
に支承し、フレームFに沿つて伝わつてくるパン
チ振動がレーザー光学系へは伝達しない。
そして、レーザー加工を行う際には、レーザー
発振機6については、前記シリンダ17を収縮す
ると共に、エアスプリング16を収縮して、前記
シヤフトのフランジ部14aとベアリング上端面
15aとの当接によつてフレームF上の正確な位
置に固定し、レーザー加工ヘツド1については、
前記シリンダ25を伸長して、前記ブロツク部2
2bと長穴27底部との当接によつて、同じくフ
レームFに対し正確な位置に固定する。
したがつて、今度はレーザー光学系がフレーム
Fに対して正確に位置決めされるので、テーブル
装置3上の板材Wに対して正確に加工を行うこと
ができる。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、この考案に係る
支持構造を用いれば、レーザー発振機をフレーム
に対して弾性的に持上げ支持した際には、エアク
ツシヨンによつて振動の伝達を良好に阻止するこ
とができ、フレームに固定する際にはシヤフトと
リニアベアリングによつてガイドされつつ下降し
てきて位置決めされるので、フレームに対して常
時一定の位置に固定することができる。したがつ
て光軸の狂いや、発振機の故障等を引起こさな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はレーザー発振機の平面図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図はレーザー加工ヘ
ツドの側面図、第4図は該加工ヘツド下端の縦断
側面図、第5図は該レーザー加工ヘツドを具えた
複合加工機の全体平面図、第6図は同側面図であ
る。 1……レーザー加工ヘツド、2……パンチ加工
ヘツド、6……レーザー発振機、14……シヤフ
ト、15……リニアベアリング、16……エアス
プリング、F……フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レーザー加工ヘツドとパンチ加工ヘツド等の機
    械加工ヘツドとを具えた複合加工機において、レ
    ーザー発振機をフレームに対して、該レーザー発
    振機から垂設したシヤフトと該シヤフトを受ける
    フレーム側のリニアベアリングとでもつて上下動
    自在に支承し、かつレーザー発振機底面とフレー
    ムとの間にはエアの給排によつて伸縮するエアス
    プリングを介装したことを特徴とする複合加工機
    におけるレーザー発振機の支持構造。
JP1986161421U 1986-10-21 1986-10-21 Expired JPH0225595Y2 (ja)

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JPS6366588U JPS6366588U (ja) 1988-05-02
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