JPH0225592A - 陽極酸化皮膜の封孔処理方法 - Google Patents

陽極酸化皮膜の封孔処理方法

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Publication number
JPH0225592A
JPH0225592A JP17373888A JP17373888A JPH0225592A JP H0225592 A JPH0225592 A JP H0225592A JP 17373888 A JP17373888 A JP 17373888A JP 17373888 A JP17373888 A JP 17373888A JP H0225592 A JPH0225592 A JP H0225592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molybdate
oxide film
anodic oxide
sealing treatment
soln
Prior art date
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Pending
Application number
JP17373888A
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English (en)
Inventor
Isao Watanabe
勲 渡辺
Katsuhide Natori
名取 勝英
Makoto Usui
臼居 誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0225592A publication Critical patent/JPH0225592A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔羊既  要〕 陽極酸化皮膜の封孔処理方法に係り、特に陽極酸化皮膜
を耐食性の優れたモリブデンの酸化膜を用いて封孔処理
する方法に関し、 アルミニウムの陽極酸化皮膜の孔を優れた方法で封孔す
る陽極酸化皮膜の封孔処理方法を提供することを目的と
し、 アルミニウムの陽極酸化皮膜の封孔処理において、モリ
ブデン酸塩を含有する水溶液を用いて陽極酸化皮膜の封
孔処理を行なうことを構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は陽極酸化皮膜の封孔処理方法に係り、特に陽極
酸化皮膜を耐食性の優れたモリブデンの酸化膜を用いて
封孔処理する方法に関する。
アルミニウムは軽量で加工性が良く、しかも安価である
等の優れた特性を有しているため多くの分野で使用され
ている。しかしアルミニウムをそのまま使用することは
少なく用途に応じた表面処理が施されており、最も一般
的なのが陽極酸化処理である。
〔従来の技術と解決しようとする課題〕アルミニウムの
陽極酸化皮膜は非常に硬く、耐摩耗性を著しく向上させ
るが反面この皮膜は第1図に示すように多孔質(1はア
ルミニウム、2:ま酸化膜)であり、耐食性に問題があ
るユそこで耐食性を向上させるために封孔処理を施すの
が常識となっている。
従来この封孔処理方法として蒸気法、純水沸騰水法、酢
酸ニッケル法、重クロム酸法、珪酸ナトリウム法等が知
られている。
しかしながら上記いずれの封孔処理方法においても完全
な封孔は難かしく耐食性に関しては不十分であった。
本発明はアルミニウムの陽極酸化皮膜の孔を優れた方法
で封孔する陽極酸化皮膜の封孔処理方法を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は本発明によれば、 アルミニウムの陽極酸化皮膜の封孔処理において、モリ
ブデン酸塩を含有する水溶液を用いて陽極酸化皮膜の封
孔処理を行なうことを特徴とする陽極酸化皮膜の封孔処
理方法によって解決される。
本発明においてモリブデン酸塩を含有する溶液としてモ
リブデン酸塩水溶液、モリブデン酸塩とベンゾトリアゾ
ール(BTA)の水溶液;あるい:=モリブデン酸塩と
トリトリアゾール(T、TA)の水溶液が有効に用いら
れる。モリブデン酸塩にはNa2MaOtやに2M0O
4等が用いられる。モリブデン酸塩水溶液の濃度は処理
するアルミニウムの表面積にもよるが500〜5000
ppmが好ましい。
〔作 用〕
従来の陽極酸化皮膜の封孔処理はいずれの方法も処理温
度が高くアルミニウム素地と皮膜の熱膨張差で皮膜に無
数のクラックが発生したが、本発明では常温で処理がな
されるためクラック発生を抑止でき、たとえ何かの理由
でクラックが発生したとしても皮膜の孔はもちろんクラ
ックのすき間にも緻密な不溶性の不働態膜が形成される
ため陽極酸化皮膜を施したアルミニウムの耐食性を向上
させるのである。
〔実施例〕
以下本発明の実施例と比較例を説明する。
40X40X5mmの形状を有するアルミニウム(Δ−
5052)を硫酸浴に浸漬して陽極酸化処理を施し、膜
厚約35μmの硬質陽極酸化皮膜の試料を得た。この試
料を用い、沸騰水法により、封孔処理を施した試料とモ
リブデン酸ナトリウム(20001)l)m) とベン
ゾトリアゾール(2000ppm)の水溶液で処理して
、3種類の試料すなわち■封孔処理をしないもの、■従
来の封孔処・理をしたもの、■本発明のモリブデン酸に
よる封孔処理をしたもの、を作成し、それら3種類の試
料をそれぞれNaC12000ppmの水溶液に浸漬し
、40℃の恒温槽中で空気を100mg/分で吹き込み
ながら約1000時間放置しそれらの試料を取り出し、
水洗後濃硝酸(硝酸:4、水:lの割合)中で超音波洗
浄器を用い約10分間洗浄し、腐食生成物を除去した。
次にそれらの試料を水洗した後、80℃の恒温槽で15
分間乾燥し、重量測定を行ない、NaC1水溶液に浸漬
する前のそれぞれの試料重量から腐食減量を求めた。そ
の結果を第1表に示す。
以下余白 第1表 第1表に示した結果から明らかなように本発明に係るモ
リブデン酸処理を処した試料は腐食減量が非常に少なく
ほとんど腐食していないことがわかる。
一方、封孔処理をしない試料■;及び従来の封孔処理を
した試料■においては腐食減量がほとんど同じでモリブ
デン酸処理の約30倍の腐食litを示している。*食
形態は上試、■、■の試料ともに局部腐食(孔食)であ
り、硝酸で腐食生成物を除去した後はところどころに孔
が散在していた。
これらの現象によればクラックや封孔が不完全な部分(
欠陥部)から腐食が進行したものと思われる。
そこで本発明の如くモリブデン酸処理することによりこ
れらの欠陥部が補修されるため耐食性が向上したもので
ある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば従来の封孔処理にお
いて不完全な欠陥部をも補修するようにほぼ完全な封孔
処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は陽極酸化皮摸表面を示す模式断面図である。 1・・・アルミニウム、  2・・・陽極酸化。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アルミニウムの陽極酸化皮膜の封孔処理において、 モリブデン酸塩を含有する水溶液を用いて陽極酸化皮膜
    の封孔処理を行なうことを特徴とする陽極酸化皮膜の封
    孔処理方法。
JP17373888A 1988-07-14 1988-07-14 陽極酸化皮膜の封孔処理方法 Pending JPH0225592A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1464733A1 (fr) * 2002-02-15 2004-10-06 Societe De Galvanoplastie Industrielle Utilisation de molybdate dans un procédé de colmatage d'une couche d'oxyde obtenue par anodisation d'aluminium
JP2008537975A (ja) * 2005-02-15 2008-10-02 ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ アズ レプレゼンテッド バイ ザ セクレタリー オブ ザ ネイビー エト アル. 金属基質の保護コーティング用組成物及び方法

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EP1464733A1 (fr) * 2002-02-15 2004-10-06 Societe De Galvanoplastie Industrielle Utilisation de molybdate dans un procédé de colmatage d'une couche d'oxyde obtenue par anodisation d'aluminium
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