JPH02255203A - 水平対向型走間プレス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、圧延ライン上流や連続鋳造ライン下流に設け
る流体圧式の水平対向型走間プレス装置に関するもので
ある。

［従来の技術］ 従来、この種の水平対向型走間プレス装置としては、例
えば、特開昭５８−４３０３号公報及び特開昭５６−４
３０４号公報に記載されたようなものが存在する。

特開昭５６−４３０３号公報のものは、第３．４図に示
されるように、スラブａの左右両側にスラブａを挟むよ
うに配設された側壁すと、該側壁すのスラブａ搬送方向
前後部に左右の側壁すを接続するようスラブ３幅方向に
配設された横材Ｃとからなるハウジングｄの左右両側に
、スラブ３幅方向に延び前記側壁すを貫通するロッドｅ
を備えた圧下シリンダｆを一体に取り付け、該左右の圧
下シリンダ「のロッドｅ先端にスラブａ幅圧下用の金型
９を固着し、前記圧下シリンダ「が一体に取り付けられ
たハウジングｄを、前記スラブａ搬送方向と平行なレー
ルｈ上を走行可能な台車ｉ上に載置すると共に、該台車
Ｉ正面に、スラブａ搬送方向と平行に設置された復帰用
シリンダｊのロッドに先端を連結して構成されている。

これにより、スラブａの幅圧下時には、復帰用シリンダ
ｊを伸長させてハウジングｄを台車１と一体に移動範囲
のスラブａ上流側後端（初期位置）に位置させた状態か
ら、圧下シリンダｒを伸長させ左右の金型９をスラブａ
の両幅端に押し付け、前記ハウジングｄを復帰用シリン
ダｊを縮小させつつ台車Ｉと一緒にスラブａの移動に追
従させて前進せしめ、前記圧下シリンダｒによるスラブ
ａの幅圧下か終わったら直ちに圧下シリンダｒを収縮さ
せて金型９を左右に開放すると共に、復帰用シリンダｊ
の駆動により前記ハウジングｄを初期位置に後退させ、
これ以降前述の作動を繰返し行うようになっている。

一方、特開昭５６−４３０４号公報のものは、第５．６
図に示されるように、前記圧下シリンダｒが一体に取り
付けられたハウジングｄをスラブａ搬送ライン中に固設
し、前記圧下シリンダｒのロッドｅ先端に台座１を固着
し、該台座！のスラブａ対峙面に、金型９をスラブａ搬
送方向に摺動自在に係合させると共に該金型ｇをスラブ
ａＷｉ送方向に移動せしめる駆動シリンダ「を取り付け
て構成されており、これにより、スラブａの幅圧下時に
は、駆動シリンダｍを伸長させて金型９を摺動範囲のス
ラブａ上流側後端（初期位置）に位置させた状態から、
駆動シリンダ印を収縮させ前記金型９のみをスラブａと
同期させて前進せしめつつ、圧下シリンダｒを伸長させ
左右の金型９をスラブａの両幅端に押し付け、前記圧下
シリンダｒによるスラブａの幅圧下が終わったら直ちに
圧下シリンダｒを収縮させて金型９を左右に開放すると
共に、駆動シリンダｍの作動により前記金型９を初期位
置に後退させ、これ以降前述の作動を繰返し行うように
なっている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、第３図、第４図の如くブ１／ス全体をス
ラブａに沿って往復動させるのでは、極めて大きな駆動
エネルギが必要となり、復帰用シリンダｊが大型化する
と共に、ランニングコストも増大してしまい、又、第５
図、第６図の如く金型９を駆動シリンダｍによりスラブ
ａに沿って往復動させるのでは、駆動エネルギは小さく
て済むが、駆動シリンダｍがスラブａと近接しすぎてい
るため、プレス加工時に飛散するスケールが駆動シリン
ダｌのロッドｎに付着したり、スラブａの熱が駆動シリ
ンダｍに伝わって、故障等が生じやすいという不具合が
あった。

本発明は、斯かる実情に鑑み、金型をスラブ搬送方向に
沿って往復動させる駆動エネルギを削減し得、且つスラ
ブのスケールや熱等の悪影響を回避し得る水平対向型走
間プレス装置を提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、スラブを挟んで対向配置した一対の圧下シリ
ンダのピストンロッド先端部に圧下スライドをスラブ幅
方向往復動可能に連結し、該圧下スライドに、スラブ搬
送方向往復動可能に配設されたトラベルスライドに対し
スラブ幅方向摺動自在に嵌合せしめた金型スライドを、
コネクティングロッドを介して連結し、前記金型スライ
ドにスラブ幅圧下用の金型を装着したことを特徴とする
ものである。

［作　　　用コ 従って、圧下シリンダを伸縮させ金型スライドをスラブ
幅方向に往復動させると共に、トラベルスライドをスラ
ブ搬送方向に往復動させてやれば、スラブと金型は同期
して移動しつつスラブの幅圧下が行われる。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の一実施例であり、スラブ１の搬送ライ
ン２中に設置されたハウジング３の左右両端部に、圧下
シリンダ４を対向配置せしめ、該圧下シリンダ４のピス
トンロッド５先端部に、ハウジング３の案内面６に沿っ
てスラブ１幅方向に摺動自在に支承された圧下スライド
７を、該圧下スライド７の球面座８とピストンロッド５
先端の凸面部９とが係合するよう、ストッパｌＯを用い
て連結し、圧下シリンダ４の伸縮により圧下スライド７
をスラブｌに対し近接、離反させ得るようにする。

又、前記ハウジング３の圧下スライド７よりスラブ１寄
りの位置に、スラブ１搬送方向へ向けて案内孔２４を設
け、該案内孔２４に、トラベルスライドＵをスラブ１１
１１送方向に摺動自在に嵌合せしめ、該トラベルスライ
ド１１の一端部にスラブｌ搬送方向と平行に配置された
送り用シリンダ１２のロッド１３先端をリンク１４を介
して連結し、送り用シリンダ１２の伸縮によりトラベル
スライド１１をスラブｌ搬送方向に往復動させ得るよう
にする。

前記トラベルスライド１１の略中央部に、スラブ１幅方
向へ貫通する案内孔１５を穿設し、該案内孔１５に金型
スライド１６をスラブ１幅方向へ摺動自在となるよう嵌
合せしめ、該金型スライド１６に、スラブ１を幅圧下す
るための金型１７を着脱可能に装着すると共に、前記圧
下スライド７に対し金型スライド１Ｇを、軸線か縦向き
のビン１８．１９を用いてコネクティングロッド２０に
より連結する。

次に、上記実施例の作動を説明する。

スラブＩの幅圧下時には、送り用シリンダ１２を伸長さ
せトラベルスライド１１を移動範囲のスラブ【上流側後
端（初期位置）に位置させると共に、圧下シリンダ４を
、左右の金型１７間の間隔がスラブ１の幅寸法に対応し
た所定の間隔となる位置まで収縮せしめた状態から伸長
させ、圧下スライド７、コネクティングロッド２０、及
び金型スライド１６を介して左右の金型１７をスラブｌ
の両幅端に押し付けつつ、前記送り用シリンダ１２をス
ラブｌの搬送速度と同期する速度で収縮させトラベルス
ライド１１を前進させることにより、スラブ１幅圧下中
の前記左右の金型１７をスラブ１の移動に追従せしめ、
前記圧下シリンダ４によるスラブ１の幅圧下か終わった
ら直ちに圧下シリンダ４を収縮させて金型１７を左右に
離反せしめると共に、前記送り用シリンダ１２を再び伸
長せしめて前記トラベルスライド１１を初期位置に後退
させ、これ以降前述の作動を繰返し行うことによりスラ
ブ１の幅圧下が行われる。

従って、従来のようにプレス全体をスラブｌに沿って往
復動させるのではなく、金型１７が装着された金型スラ
イド１６を保持するトラベルスライドＩＩのみを往復動
させればよいため、あまり大きな駆動エネルギを必要と
せず、送り用シリンダ１２も小型のもので済むと共にラ
ンニングコストの削減も可能となり、しかも、金型１７
に対し送り用シリンダ１２はある程度の距離をあけて設
置されるため、プレス加工時のスケールが送り用シリン
ダ１２のロッド１３に付着したり、スラブ１の熱が送り
用シリンダ１２に直接伝わるようなことかなくなり、故
障等も生じにくくなる。

又、従来の金型スライド方式のものと比較した場合、金
型１７にはシリンダのロッド等を連結する必要かないた
め、金型１７の交換も容易となる。

又、第２図は本発明の他の実施例を示すものであり、図
中、第１図と同一の符号を付した部分は同一物を表わし
ている。

この実施例に於いては、圧下スライド７と金型スライド
１６を連結するコネクティングロッド２０を、ロッ・ド
本体２０ａとスクリュー軸２０ｂとにより構成し、該ロ
ッド本体２０ａの中空部２１に、ウオーム２２によって
回転駆動し得るようにしたウオームホイール２３を嵌合
せしめると共に、該ウオームホイール２３に前記スクリ
ュー軸２０ｂを螺着しである。斯かる構成としたので、
前記ウオームホイール２３の回転によりスクリュー軸２
０ｂをその軸線方向（スラブ１幅方向）へ進退動させる
ことにより、左右の金型１７間の間隔をスラブｌの幅寸
法に応じて確実に調整することかできる。

尚、本発明の水平対向型走間プレス装置は、上述の実施
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の水平対向型走間プレス装
置によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。

（＋）　　プレス全体を往復動させるものより駆動エネ
ルギを小さくでき、ランニングコストを削減できる。

（ｉ）トラベルスライドを駆動する装置を金型から離れ
た位置に設置することができ、このようにすればプレス
加工時のスラブからのスケールや熱等の悪影響を回避で
きる。

（至）金型をスライドさせるものに比べ、金型交換を容
易に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の平断面図、第２図は本発明
の他の実施例の平断面図、第３図は従来例の正面図、第
４図は第３図に示す従来例の平断面図、第５図は他の従
来例の正面図、第６図は第５図に示す他の従来例の平断
面図である。 グ、４は圧下シリンダ、５はピストンロフト、７は圧下
スライド、１１はトラベルスライド、１２は送り用シリ
ンダ、１３はロッド、１４はリンク、ｔ６は金型スライ
ド、１７は金型、１８．１９はピン、２０はコネクティ
ングロッドを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）スラブを挟んで対向配置した一対の圧下シリンダの
   ピストンロッド先端部に圧下スライドをスラブ幅方向往
   復動可能に連結し、該圧下スライドに、スラブ搬送方向
   往復動可能に配設されたトラベルスライドに対しスラブ
   幅方向摺動自在に嵌合せしめた金型スライドを、コネク
   ティングロッドを介して連結し、前記金型スライドにス
   ラブ幅圧下用の金型を装着したことを特徴とする水平対
   向型走間プレス装置。