JPH02254691A - テープカセットの開閉蓋 - Google Patents
テープカセットの開閉蓋Info
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- JPH02254691A JPH02254691A JP7587589A JP7587589A JPH02254691A JP H02254691 A JPH02254691 A JP H02254691A JP 7587589 A JP7587589 A JP 7587589A JP 7587589 A JP7587589 A JP 7587589A JP H02254691 A JPH02254691 A JP H02254691A
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- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 19
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明テープカセットの開閉蓋を以下の項目に従って説
明する。
明する。
A、a業上の利用分野
B1発明の概要
C1従来技術[第6図、第7図]
a、テープカセットの例
す、開閉蓋の成形[第7図]
D0発明が解決しようとする課題[第6図、第7図]
E、m題を解決するための手段
F、実施例[第1図乃至第5図]
a、カセットケース、磁気テープ等[第1図、第2図]
b、開閉蓋[第1図乃至第5図〕
b−1,構造
b−2,成形[第5図]
b−3,カセットケースへの支持等
[第1図乃至第3図]
G9発明の効果
(A、産業上の利用分野)
本発明は新規なテープカセットの開閉蓋に関する。詳し
くは、例えば、ビデオテープレコーダ(以下、rVTR
Jと言う、)あるいは回転ヘッド式オーディオテープレ
コーダ等に使用されるテープカセット、即ち、テープ引
出面を開閉するための合成樹脂製の開閉蓋を備えたテー
プカセットの開閉蓋に関するものであり、部分的に肉厚
差を生じるような係合部を設は無くても成型用金型の固
定側型板からの離脱を確実に行なうことができるように
し、それにより、肉厚差に起因する変形を防止すること
ができるようにした新規なテープカセットの開閉蓋を提
供しようとするものである。
くは、例えば、ビデオテープレコーダ(以下、rVTR
Jと言う、)あるいは回転ヘッド式オーディオテープレ
コーダ等に使用されるテープカセット、即ち、テープ引
出面を開閉するための合成樹脂製の開閉蓋を備えたテー
プカセットの開閉蓋に関するものであり、部分的に肉厚
差を生じるような係合部を設は無くても成型用金型の固
定側型板からの離脱を確実に行なうことができるように
し、それにより、肉厚差に起因する変形を防止すること
ができるようにした新規なテープカセットの開閉蓋を提
供しようとするものである。
(B、発明の概要)
本発明テープカセットの開閉蓋は、該開閉蓋の内面に粗
面部を設けることにより、成形品である当該開閉蓋と成
型用金型の可動側型板との間の喰い付きを良くし、それ
により、開閉蓋に部分的な肉厚差を設けなくても済むよ
うにして、肉厚差に起因する変形が生じることの無いよ
うにしたものである。
面部を設けることにより、成形品である当該開閉蓋と成
型用金型の可動側型板との間の喰い付きを良くし、それ
により、開閉蓋に部分的な肉厚差を設けなくても済むよ
うにして、肉厚差に起因する変形が生じることの無いよ
うにしたものである。
(C,従来技術)[第6図、第7図]
(a、 テープカセットの例)
今日、テープカセットには各種のものがあるが、例えば
、VTR等に使用されるものにあっては、通常、そのテ
ープ引出面を開閉するための開閉蓋が設けられる。
、VTR等に使用されるものにあっては、通常、そのテ
ープ引出面を開閉するための開閉蓋が設けられる。
第6図及び第7図はそのような開閉蓋を備えた従来のテ
ープカセットのm個aを示すものである。同図において
、bは薄形な箱状をしたカセットケースであり、その前
面Cがテープ引出面になっていて、このテープ引出面C
の左右両端部にテープ出口d、d(図面ではその一方の
もののみ示しである。)が形成されている。そして、カ
セットケースbの内部には図示しない2つのテープリー
ルが回転自在なるように収納され、両端がそれらテープ
リールに固定された磁気テープeの一部は上記テープ出
口d、dからカセットケースb外へ導出されてテープ引
出面Cに沿って延びるようにされている。fは開閉蓋で
あり、テープ弓出面Cと略同じ大きさの板状をした蓋部
gと該蓋部gの左右両端部から後方へ向って突出した被
支持部り、h(図面では一方のもののみ示しである。)
とが合成樹脂により一体に形成され、従って、上方から
見て、左右方向に長い略コ字状をしており、蓋部gは側
方から見て略逆り字状を為すようにその上端部が後方に
突出されている。そして、このような開閉ifはその2
つの被支持部り、hがカセットケースbの左右両側部の
前端部に路上下方向に回動自在なるように支持されてい
ると共に、同図に実線で示すようにテープ引出面Cを閉
塞する閉塞位置と同図に2点鎖線で示すようにテープ引
出面Cを開放する位置、即ち、カセットケースb外に導
出されている磁気テープeを前方に向って露出せしめる
開放位置との間を6勤されるようになっている。
ープカセットのm個aを示すものである。同図において
、bは薄形な箱状をしたカセットケースであり、その前
面Cがテープ引出面になっていて、このテープ引出面C
の左右両端部にテープ出口d、d(図面ではその一方の
もののみ示しである。)が形成されている。そして、カ
セットケースbの内部には図示しない2つのテープリー
ルが回転自在なるように収納され、両端がそれらテープ
リールに固定された磁気テープeの一部は上記テープ出
口d、dからカセットケースb外へ導出されてテープ引
出面Cに沿って延びるようにされている。fは開閉蓋で
あり、テープ弓出面Cと略同じ大きさの板状をした蓋部
gと該蓋部gの左右両端部から後方へ向って突出した被
支持部り、h(図面では一方のもののみ示しである。)
とが合成樹脂により一体に形成され、従って、上方から
見て、左右方向に長い略コ字状をしており、蓋部gは側
方から見て略逆り字状を為すようにその上端部が後方に
突出されている。そして、このような開閉ifはその2
つの被支持部り、hがカセットケースbの左右両側部の
前端部に路上下方向に回動自在なるように支持されてい
ると共に、同図に実線で示すようにテープ引出面Cを閉
塞する閉塞位置と同図に2点鎖線で示すようにテープ引
出面Cを開放する位置、即ち、カセットケースb外に導
出されている磁気テープeを前方に向って露出せしめる
開放位置との間を6勤されるようになっている。
(b、開閉蓋の成形)[第7図]
ところで、合成樹脂部材を成形用金型によって成形する
場合、型開きを行なう際成形品が固定側型板(「キャビ
ティ」と称する場合がある。)から離れて可動側型板(
「コア」と称する場合がある。)に付いて移動されるよ
うにする必要があり、そのために、当該成形品に適当な
突部もしくは凹部がある場合はそれらを利用して可動側
型板の型聞き方向への移動力が成形品に加えられるよう
にされ、また、そのような適当な部分が無い場合は、意
図的に、成形品に可動側型板と係合する所謂アンダーカ
ット状の部分を設けることが行なわれる。
場合、型開きを行なう際成形品が固定側型板(「キャビ
ティ」と称する場合がある。)から離れて可動側型板(
「コア」と称する場合がある。)に付いて移動されるよ
うにする必要があり、そのために、当該成形品に適当な
突部もしくは凹部がある場合はそれらを利用して可動側
型板の型聞き方向への移動力が成形品に加えられるよう
にされ、また、そのような適当な部分が無い場合は、意
図的に、成形品に可動側型板と係合する所謂アンダーカ
ット状の部分を設けることが行なわれる。
そして、前記した開閉蓋fにも型開きする際に可動側型
板と係合する適当な部位が無いため、従来の成形におい
ては上記した係合部分を意図的に設けるようにしていた
。
板と係合する適当な部位が無いため、従来の成形におい
ては上記した係合部分を意図的に設けるようにしていた
。
即ち、第7図において、iは固定側型板j及び可動側型
板kから成る開閉蓋f用の成形金型であり、児はキャビ
ティである。そして、可動側型板にのキャビティ画成面
mのうち開閉蓋fの蓋部gの内面に相当する部分の下端
寄りの位置に左右方向に沿って延びる断面略半円状をし
た小さな突条nがキャビティλ内に突出するように形成
されている。
板kから成る開閉蓋f用の成形金型であり、児はキャビ
ティである。そして、可動側型板にのキャビティ画成面
mのうち開閉蓋fの蓋部gの内面に相当する部分の下端
寄りの位置に左右方向に沿って延びる断面略半円状をし
た小さな突条nがキャビティλ内に突出するように形成
されている。
そこで、キャビティ文に射出された溶融樹脂0が固化す
ると、その成形品である開閉ifの蓋部gの内面に左右
方向へ向けて延びる断面略半円状をした凹溝pが形成さ
れ、従つて、この状態から型開きが行なわれて、可動側
型板kが同図に矢印で示す方向へ移動すると、その移動
力が互いに係合している突条n及び凹溝pを介して開閉
蓋fに加えられるので、開閉Mfが可動側型板にと一体
的に固定側型板jから離脱される。
ると、その成形品である開閉ifの蓋部gの内面に左右
方向へ向けて延びる断面略半円状をした凹溝pが形成さ
れ、従つて、この状態から型開きが行なわれて、可動側
型板kが同図に矢印で示す方向へ移動すると、その移動
力が互いに係合している突条n及び凹溝pを介して開閉
蓋fに加えられるので、開閉Mfが可動側型板にと一体
的に固定側型板jから離脱される。
(D、発明が解決しようとする課題)[第6図、第7図
コ ところが、蓋部gにこのような凹溝pを形成すると、該
凹溝pが形成された部分の肉厚がその余の部分の肉厚よ
り薄くなるため、この部分において所謂「ヒケ」が生じ
、成形条件によっては、それが蓋部gの外面の局部的な
変形として現われ、例えば、見る角度によっては細い線
があるように見えたりして、開閉蓋fの外観を著しく損
なうことになるという問題があった。
コ ところが、蓋部gにこのような凹溝pを形成すると、該
凹溝pが形成された部分の肉厚がその余の部分の肉厚よ
り薄くなるため、この部分において所謂「ヒケ」が生じ
、成形条件によっては、それが蓋部gの外面の局部的な
変形として現われ、例えば、見る角度によっては細い線
があるように見えたりして、開閉蓋fの外観を著しく損
なうことになるという問題があった。
(E、課題を解決するための手段)
そこで、本発明テープカセットの開閉蓋は、上記課題を
解決するために、開閉蓋の内面に粗面部を設けるように
したものである。
解決するために、開閉蓋の内面に粗面部を設けるように
したものである。
従って、本発明テープカセットの開閉蓋にあっては、こ
れを成形するための金型のキャピテイ画成面に上記粗面
部成形用の粗面域が設けられるので、この粗面域を可動
側型板のキャビティ画成面に設けることにより、当該可
動側型板の粗面域と成形品である開閉蓋の粗面部との間
に極めて高い摩擦力が得られるため、型開きをする際に
開閉蓋を確実に可動側型板と一体的に移動させることが
でき、しかも、開閉蓋に形成される粗面部は開閉蓋に局
部的な肉厚差を与える程際立ったものでは無いので、そ
の粗面部が開閉蓋の表面に変形を生じさせる原因になる
ことが無く、従って、開閉蓋の外観を損ねてしまうよう
な惧れは無い。
れを成形するための金型のキャピテイ画成面に上記粗面
部成形用の粗面域が設けられるので、この粗面域を可動
側型板のキャビティ画成面に設けることにより、当該可
動側型板の粗面域と成形品である開閉蓋の粗面部との間
に極めて高い摩擦力が得られるため、型開きをする際に
開閉蓋を確実に可動側型板と一体的に移動させることが
でき、しかも、開閉蓋に形成される粗面部は開閉蓋に局
部的な肉厚差を与える程際立ったものでは無いので、そ
の粗面部が開閉蓋の表面に変形を生じさせる原因になる
ことが無く、従って、開閉蓋の外観を損ねてしまうよう
な惧れは無い。
(F、実施例)[第1図乃至第5図]
以下に、本発明テープカセットの開閉蓋の詳細を図示し
た実施例に従って説明する。
た実施例に従って説明する。
尚、図示した実施例は、本発明テープカセットの開閉蓋
をVTR用の比較的小型なテープカセット1の開閉蓋に
適用したものである。
をVTR用の比較的小型なテープカセット1の開閉蓋に
適用したものである。
(a、カセットケース、磁気テープ等)[第1図、第2
図] 2はテープカセットlのカセットケースであり、厚み方
向から見て左右方向に長い略長方形状をしており、下面
が開口した上ハーフ3と上面が開口した下ハーフ4とが
それぞれの開口面が突き合わせられて一体的に結合され
て成り、薄い略箱形に形成されている。
図] 2はテープカセットlのカセットケースであり、厚み方
向から見て左右方向に長い略長方形状をしており、下面
が開口した上ハーフ3と上面が開口した下ハーフ4とが
それぞれの開口面が突き合わせられて一体的に結合され
て成り、薄い略箱形に形成されている。
そして、カセットケース2の前面5がテープ引出面にな
っており、このテープ引出面5の左右両端部にテープ出
口6.6が形成され、また、外周壁7の前側部8、即ち
、上記テープ出口6と6との間の部分は、上方からみて
、前方に向って開口した左右方向に長い略コ字状を為す
ように形成され、これにより、テープ引出面5に後方へ
向ってへこんだテープ引出用凹部9が形成されている。
っており、このテープ引出面5の左右両端部にテープ出
口6.6が形成され、また、外周壁7の前側部8、即ち
、上記テープ出口6と6との間の部分は、上方からみて
、前方に向って開口した左右方向に長い略コ字状を為す
ように形成され、これにより、テープ引出面5に後方へ
向ってへこんだテープ引出用凹部9が形成されている。
10.10は外周壁7の左右両側部11.11′の前端
寄りの位置の高さ方向における略中央部に形成された蓋
支持孔であり、この孔10.10に後述する開閉蓋の被
支持ビンが支持される。
寄りの位置の高さ方向における略中央部に形成された蓋
支持孔であり、この孔10.10に後述する開閉蓋の被
支持ビンが支持される。
12.12はカセットケース2の内部に回転自在に収納
されたテープリールであり、これらテープリール12.
12に磁気テープ13の両端が固定され、かつ、所定量
巻装されており、磁気テープ13の一部は、テープ出口
6.6からカセットケース2外へ導出され、この磁気テ
ープ13のカセットケース2外へ導出された部分はテー
プカセット1が使用されていない状態ではテープ引出面
5に沿って位置するようにされる。
されたテープリールであり、これらテープリール12.
12に磁気テープ13の両端が固定され、かつ、所定量
巻装されており、磁気テープ13の一部は、テープ出口
6.6からカセットケース2外へ導出され、この磁気テ
ープ13のカセットケース2外へ導出された部分はテー
プカセット1が使用されていない状態ではテープ引出面
5に沿って位置するようにされる。
尚、外周壁7の前側部8のうち前後方向に沿って延びる
部分の互いに対向した側面には後述するテープ押えの動
きを制御するためのカム溝88.8m(図面では一方の
もののみ示しである。)が形成されている。
部分の互いに対向した側面には後述するテープ押えの動
きを制御するためのカム溝88.8m(図面では一方の
もののみ示しである。)が形成されている。
(b、開閉蓋)[第1図乃至第5図]
14は前記テープ引出面5を開閉するための開閉蓋であ
り、その各部が合成樹脂により一体に形成されている。
り、その各部が合成樹脂により一体に形成されている。
(’b −1、構造)
15は開閉M14の主部、即ち、蓋部であり、テープ引
出面5と略同じ大きさを有する左右方向に長い細幅な板
状をし、その上端部15aはその余の部分に対して後方
稍斜め上側へ向けて突出するように形成されている。そ
して、蓋部15はその全体が略一定の肉厚を有しており
、少なくとも、これといった凹凸は無いが、その内面1
6、即ち、背面のうち略中央部と左右両端寄りの位置の
全部で3箇所16a、16a、16aは肌が荒く形成さ
れている。これら肌の荒い部分16a116a、16a
(以下、「粗面部」と言う、)は、例えば、蓋部15の
厚み方向で略5ミクロン程度の大きさの掻く微小な凹凸
を多数設けることにより形成され、その形成は後述する
成形用金型により為される。
出面5と略同じ大きさを有する左右方向に長い細幅な板
状をし、その上端部15aはその余の部分に対して後方
稍斜め上側へ向けて突出するように形成されている。そ
して、蓋部15はその全体が略一定の肉厚を有しており
、少なくとも、これといった凹凸は無いが、その内面1
6、即ち、背面のうち略中央部と左右両端寄りの位置の
全部で3箇所16a、16a、16aは肌が荒く形成さ
れている。これら肌の荒い部分16a116a、16a
(以下、「粗面部」と言う、)は、例えば、蓋部15の
厚み方向で略5ミクロン程度の大きさの掻く微小な凹凸
を多数設けることにより形成され、その形成は後述する
成形用金型により為される。
17.17は開閉蓋14の被支持部であり、平板状をし
、蓋部15の左右両端から互いに平行に対向する向きで
後方へ向フて突設されている。これら被支持部17.1
7は蓋部15の高さと略同じ高さを有し前後方向におけ
る長さは高さより稍長く、その略中央部から軸方向に短
い支持ビン17a、17aが互いに内側へ向けて突設さ
れている。
、蓋部15の左右両端から互いに平行に対向する向きで
後方へ向フて突設されている。これら被支持部17.1
7は蓋部15の高さと略同じ高さを有し前後方向におけ
る長さは高さより稍長く、その略中央部から軸方向に短
い支持ビン17a、17aが互いに内側へ向けて突設さ
れている。
18.18は後述するテープ押えを支持するための支持
片であり、蓋部15の上端部15aの下面から下方へ向
けて突設され、その下端部に小さな支持孔18a、18
aが形成されている。
片であり、蓋部15の上端部15aの下面から下方へ向
けて突設され、その下端部に小さな支持孔18a、18
aが形成されている。
(b−2,成形)[第5図]
このような開閉蓋14は次のような成形用金型により成
形される。
形される。
19は成形用金型であり、一対の固定側型板20及び可
動側型板21を有し、これら固定側型板20と可動側型
板21どの分割面22において2つ割りにされてキャビ
ティ23、即ち、開閉蓋14の外形を画する成形空間が
形成されている。
動側型板21を有し、これら固定側型板20と可動側型
板21どの分割面22において2つ割りにされてキャビ
ティ23、即ち、開閉蓋14の外形を画する成形空間が
形成されている。
23aはキャビティ23のうち蓋部15の外形を画する
部分キャピテイである。そして、可動側型板21のキャ
ビティ画成面24が蓋部15の内面16及び被支持部1
7.17の内側面等を画する面になっており、このキャ
ビティ画成面24のうち上記部分キャビティ23aに位
置した部分の左右方向における中央部と左右両端寄りの
位置のそれぞれ略矩形をした3つの領域24a、24a
。
部分キャピテイである。そして、可動側型板21のキャ
ビティ画成面24が蓋部15の内面16及び被支持部1
7.17の内側面等を画する面になっており、このキャ
ビティ画成面24のうち上記部分キャビティ23aに位
置した部分の左右方向における中央部と左右両端寄りの
位置のそれぞれ略矩形をした3つの領域24a、24a
。
24a(図面では1つの領域のみ示しである。)は粗面
に形成されている。この粗面域24a、24a、24a
は、例えば、部分キャビティ23aの厚み方向で略5ミ
クロン程度の大きさの掻く微小な凹凸を多数設けること
により形成されている。
に形成されている。この粗面域24a、24a、24a
は、例えば、部分キャビティ23aの厚み方向で略5ミ
クロン程度の大きさの掻く微小な凹凸を多数設けること
により形成されている。
そこで、このような固定側型板20と可動側型板21と
を型締めしてキャビティ23に溶融樹脂を射出すると、
開閉蓋14が成形されると共に、そのi部15の内面1
6には前記粗面部16a。
を型締めしてキャビティ23に溶融樹脂を射出すると、
開閉蓋14が成形されると共に、そのi部15の内面1
6には前記粗面部16a。
18a、16aが形成される。そして、型開きが行なわ
れると、可動側型板21が第5図(B)に矢印で示す方
向へ移動され、この場合、成形品である開閉蓋14の粗
面部16a、16a、16aの微小な凹凸がキャビティ
画成面24の粗面域24 a、 24 a、 24 a
の微小な凹凸に対して可動側型板21の移動方向と略直
交する方向で係合しているため、この係合により、開閉
蓋14が可動側型板21と一体的に移動される。
れると、可動側型板21が第5図(B)に矢印で示す方
向へ移動され、この場合、成形品である開閉蓋14の粗
面部16a、16a、16aの微小な凹凸がキャビティ
画成面24の粗面域24 a、 24 a、 24 a
の微小な凹凸に対して可動側型板21の移動方向と略直
交する方向で係合しているため、この係合により、開閉
蓋14が可動側型板21と一体的に移動される。
しかして、型開きが行なわれると、第5図(B)に示す
ように、成形品である開閉蓋14が可動側型板21と共
に確実に固定側型板20から離脱されることになり、ま
た、蓋部15に形成される粗面部16a、16a、16
aはこの蓋部15に部分的な肉厚差を与える程のもので
は無いので、この粗面部16a、16a、16aに起因
して蓋部15の表面に変形が生じたりすることも無い。
ように、成形品である開閉蓋14が可動側型板21と共
に確実に固定側型板20から離脱されることになり、ま
た、蓋部15に形成される粗面部16a、16a、16
aはこの蓋部15に部分的な肉厚差を与える程のもので
は無いので、この粗面部16a、16a、16aに起因
して蓋部15の表面に変形が生じたりすることも無い。
(b−3,カセットケースへの支持等)[第1図乃至第
3図] そして、このように形成された開閉蓋14は、その2つ
の支持ピン17a、17aがカセットケース2の外周壁
7の左右両側部11.11′に形成された前記蓋支持孔
10.10に挿通されることによって、第1図に示すよ
うにカセットケース2のテープ引出面5を閉塞する閉塞
位置と第2図に示すようにテープ引出面5を開放する開
放位置との間を移動するように回動自在に支持され、ま
た、中間部が左側の支持ピン17aに外嵌されるトーシ
ョンバネ25(第3図参照)により、常時、閉塞位置側
へ向けての回動力の付勢されている。
3図] そして、このように形成された開閉蓋14は、その2つ
の支持ピン17a、17aがカセットケース2の外周壁
7の左右両側部11.11′に形成された前記蓋支持孔
10.10に挿通されることによって、第1図に示すよ
うにカセットケース2のテープ引出面5を閉塞する閉塞
位置と第2図に示すようにテープ引出面5を開放する開
放位置との間を移動するように回動自在に支持され、ま
た、中間部が左側の支持ピン17aに外嵌されるトーシ
ョンバネ25(第3図参照)により、常時、閉塞位置側
へ向けての回動力の付勢されている。
尚、26はテープ押えであり、左右方向に長い板状をし
、かつ、その左右両端面から被支持ピン26a、26a
と被ガイドピン26b、26bとが側方へ向けて水平に
突設されており、上記被支持ピン26a、26aが開閉
蓋14の支持片18.18の支持孔18a、18aに回
動自在に挿通されることによって開閉蓋14にそれと略
−体的に6勅するように支持されると共に、被ガイドピ
ン26b、26bがカセットケース2の外周壁7の前側
部8に形成された前記カム溝8a、8aに摺動自在に係
合され、それにより、開閉蓋14が閉塞位置に来ている
ときは、その下端が蓋部15の内面16の下端部に接触
して磁気テープ13のカセットケース2外へ導出されて
いる部分をこれら蓋部15とテープ押え26とで覆い隠
すようにし、開閉M14が開放位置へと移動されるとき
は蓋部15の内面16から離間するように動かされるよ
うになっている。
、かつ、その左右両端面から被支持ピン26a、26a
と被ガイドピン26b、26bとが側方へ向けて水平に
突設されており、上記被支持ピン26a、26aが開閉
蓋14の支持片18.18の支持孔18a、18aに回
動自在に挿通されることによって開閉蓋14にそれと略
−体的に6勅するように支持されると共に、被ガイドピ
ン26b、26bがカセットケース2の外周壁7の前側
部8に形成された前記カム溝8a、8aに摺動自在に係
合され、それにより、開閉蓋14が閉塞位置に来ている
ときは、その下端が蓋部15の内面16の下端部に接触
して磁気テープ13のカセットケース2外へ導出されて
いる部分をこれら蓋部15とテープ押え26とで覆い隠
すようにし、開閉M14が開放位置へと移動されるとき
は蓋部15の内面16から離間するように動かされるよ
うになっている。
(G、発明の効果)
以上に記載したところから明らかなように、本発明テー
プカセットの開閉蓋は、テープカセットのテープ引出面
を開閉する開閉蓋であって、内面に粗面部を設けたこと
を特徴とする。
プカセットの開閉蓋は、テープカセットのテープ引出面
を開閉する開閉蓋であって、内面に粗面部を設けたこと
を特徴とする。
従って、本発明テープカセットの開閉蓋にあっては、こ
れを成形するための金型のキャビティ画成面に上記粗面
部成形用の粗面域が設けられるので、この粗面域を可動
側型板のキャビティ画成面に設けることにより、当該可
動側型板の粗面域と成形品である開閉蓋の粗面部との間
に極めて高い摩擦力が得られるため、型開きをする際に
開閉蓋を確実に可動側型板と一体的に移動させることが
でき、しかも、開閉蓋に形成される粗面部は開閉蓋に局
部的な肉厚差を与える程際立ったものでは無いので、そ
の粗面部が開閉蓋の表面に変形を生じさせる原因になる
ことが無く、従って、開閉蓋の外観を損ねてしまうよう
な惧れは無い。
れを成形するための金型のキャビティ画成面に上記粗面
部成形用の粗面域が設けられるので、この粗面域を可動
側型板のキャビティ画成面に設けることにより、当該可
動側型板の粗面域と成形品である開閉蓋の粗面部との間
に極めて高い摩擦力が得られるため、型開きをする際に
開閉蓋を確実に可動側型板と一体的に移動させることが
でき、しかも、開閉蓋に形成される粗面部は開閉蓋に局
部的な肉厚差を与える程際立ったものでは無いので、そ
の粗面部が開閉蓋の表面に変形を生じさせる原因になる
ことが無く、従って、開閉蓋の外観を損ねてしまうよう
な惧れは無い。
尚、前記実施例においては、開閉蓋の主たる部分の内面
の複数の箇所に粗面部を設けるようにしたが、粗面部を
設ける位置や数をこのような位置や数に特定する必要は
無く、例えば、実施例に示した開閉蓋のように主たる部
分から突出した部分を有する場合はこのような突出部の
内面であっても良い。
の複数の箇所に粗面部を設けるようにしたが、粗面部を
設ける位置や数をこのような位置や数に特定する必要は
無く、例えば、実施例に示した開閉蓋のように主たる部
分から突出した部分を有する場合はこのような突出部の
内面であっても良い。
そして、前記実施例においては、本発明をVTR用テー
プカセットの開閉蓋に適用したものを示したが、本発明
は、このような種類のものに限られること無く、各種の
テープカセットの開閉蓋に通用することができる。
プカセットの開閉蓋に適用したものを示したが、本発明
は、このような種類のものに限られること無く、各種の
テープカセットの開閉蓋に通用することができる。
第1図乃至第5図は本発明テープカセットの開閉蓋をV
TR用テープカセットの開閉蓋に適用した実施の一例を
示すものであり、第1図は一部を切欠いて示す拡大側面
図、第2図は開閉蓋を開放位置へと移動させた状態のテ
ープカセットの斜視図、第3図は開閉蓋とテープ押えを
分離して示す斜視図、第4図は開閉蓋の背面図、第5図
は開閉蓋の成形用金型を示しくA)は型締め状態を示す
断面図、(B)は型開き状態を示す断面図、第6図及び
第7図は従来のテープカセットの開閉蓋の一例を示すも
ので第6図は一部を切り欠いて示すテープカセットの側
面図、第7図は成形用金型の断面図である。 符号の説明 1・・・テープカセット、 ・テープ引出面、 ・・(開閉蓋の) 16a・・・粗面部 内面、 ・開閉蓋、 〜 ε
TR用テープカセットの開閉蓋に適用した実施の一例を
示すものであり、第1図は一部を切欠いて示す拡大側面
図、第2図は開閉蓋を開放位置へと移動させた状態のテ
ープカセットの斜視図、第3図は開閉蓋とテープ押えを
分離して示す斜視図、第4図は開閉蓋の背面図、第5図
は開閉蓋の成形用金型を示しくA)は型締め状態を示す
断面図、(B)は型開き状態を示す断面図、第6図及び
第7図は従来のテープカセットの開閉蓋の一例を示すも
ので第6図は一部を切り欠いて示すテープカセットの側
面図、第7図は成形用金型の断面図である。 符号の説明 1・・・テープカセット、 ・テープ引出面、 ・・(開閉蓋の) 16a・・・粗面部 内面、 ・開閉蓋、 〜 ε
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 テープカセットのテープ引出面を開閉する開閉蓋であっ
て、 内面に粗面部を設けたことを特徴とするテープカセット
の開閉蓋
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7587589A JPH02254691A (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | テープカセットの開閉蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7587589A JPH02254691A (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | テープカセットの開閉蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02254691A true JPH02254691A (ja) | 1990-10-15 |
Family
ID=13588887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7587589A Pending JPH02254691A (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | テープカセットの開閉蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02254691A (ja) |
-
1989
- 1989-03-28 JP JP7587589A patent/JPH02254691A/ja active Pending
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