JPH02254418A - 液晶表示素子の補償板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は液晶表示素子と組み合わせて用いる液晶表示素
子の補償板に関する。

従来の技術 上記のような補償板は、ＸＹマトリックス状にＴＰＴを
配置したアクティブマトリックス、またはＸＹに電極の
みを配置した液晶材料を含む複数枚の基板を持つ液晶表
示素子と共に使用される。

補償板とは、光が液晶を通過するとき楕円偏光が発生す
るが、もう−度光を液晶に通過させ約９０度回転させた
楕円偏光を発生させることによって円偏光にする機能を
有するものである。

従来、補償板は液晶表示素子と同じ液晶層厚をもたせる
ために、ビーズやファイバー等のスペーサは液晶表示素
子と同じ分散量にしていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような補償板は、液晶表示素子の小さ
なギャップのばらつきに対応し難く、また液晶表示素子
に比べて液晶層厚が大きくなる傾向があった。そのため
、補償板としての機能は充分満足できるものではなかっ
た。

本発明は、液晶表示素子の液晶層厚と同等にするための
調整が容易な補償板を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 構成要素として、少なくとも１枚の片面は透光性導電膜
をもつ複数枚のガラスまたは透光性合成樹脂等の基板と
、前記基板間に注入された液晶材料と、前記液晶材料を
封じるシール材と、前記基板間のギャップを均一にする
ビーズまたはファイバ等のスペーサを含み、組立時に使
用する前記スペーサの分散密度を前記液晶表示素子のそ
れに比べて５〜５０％減少させて構成する。

作用 上記構成のように、基板に透明導電膜を形成することに
より、スペーサの分散密度が静電気に影響を受けずに均
一になり、従って、ギャップのばらつきが少なくなる。

また、平坦な透明導電膜を持つ補償板と透明電極などに
微細加工を施した液晶表示素子とで、前者のスペーサ分
散密度を小さくすることにより、液晶層厚を同等にする
ことができる。

実施例 以下、本発明の詳細な説明する。

ＸＹマトリックス状にＴＰＴを配置したアクティブマト
リックス、またはＸＹに電極のみを配置した液晶材料を
含む複数枚の基板を持つ液晶表示素子と組み合わせて使
用する補償板を作製した。

まず、基板に透明導電膜を形成した。この透明導電膜は
、スペーサの分散密度が静電気に影響を受けずに均一と
なるように設けるもので、全体を平坦に形成する。少な
くとも一枚の基板に設けるが、両方の基板に設けてもよ
い。

この基板上にビーズやファイバー等のスペーサを分散さ
せ、他の基板をスペーサを介在させて重ね合わせた。こ
の時のスペーサの分散量は、液晶表示素子を構成する場
合に用いるスペーサの分散量に比べて５〜５０％減らし
て用いた。

このように構成された補償板は、補償板のスペーサ分散
量が静電気によって不均一にならず、またスペーサ分散
量を減らすことによって液晶層厚を０９１μｍの単位で
調整することが可能であった。

それにより、液晶表示素子の小さなギャップのばらつき
にも対応する補償板を作ることができた。

発明の効果 本発明によれば、液晶層厚を容易に液晶表示素子と同等
にすることのできる補償板を提供することができる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液晶表示素子と組み合わせて使用され、構成要素として
   、少なくとも１枚の片面は透光性導電膜をもつ複数枚の
   ガラスまたは透光性合成樹脂等の基板と、前記基板間に
   注入された液晶材料と、前記液晶材料を封じるシール材
   と、前記基板間のギャップを均一にするビーズまたはフ
   ァイバ等のスペーサを含み、組立時に使用する前記スペ
   ーサの分散密度を前記液晶表示素子のそれに比べて５〜
   ５０％減少させて構成したことを特徴とする液晶表示素
   子の補償板。