JPH02254041A - 自動列車停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は列車が安全に運転できるために使用する自動列
車停止装置に関する。

従来の技術 従来、自動列車停止装置は、車両速度と制限速度とを比
較して、車両速度が制限速度を超えた場合に自動でブレ
ーキ出力を出していた。また運転手が車両速度と制限速
度とを比較するためには。

別々の場所にある速度表示部と制限速度表示部を見てい
た。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の自動列車停止装置では、制限速度
付近または、制限速度をオーバーしたときでも、そのま
ま速度を表示しているため、視覚的に区別ができなかっ
た。

本発明は、このような問題を解決するものであり、視π
に訴えることにより、制限速度付近で走行していること
を運転手に注意を促すだけでなく。

制限速度をオーバーした場合に運転手が安全に手動でブ
レーキをかけることのできる自動列車停止装置を提供す
ることを目的とするものである。

課題を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するために、赤、緑の二色を
発光可能な速度表示部と；車両の速度に応じた速度パル
スの発生部と；前記速度パルスから車両速度を計算して
制限速度と比較する手段と；車両速度が制限速度よりも
低速の所定速度を超えていない場合には前記速度表示部
により速度を緑色で表示させ、前記所定速度を超えかつ
制限速度を超えていない場合には速度を緑色の点滅で表
示させ、さらに前記制限速度を超えてブレーキ速度に達
した場合には、ブレーキ出力を発するとともに速度を赤
色で表示させる手段とを備えたものである。

作用 このような構成によれば、車両速度が前記所定速度や制
限速度を超えた場合には、その速度表示が点滅したり速
度表示の色彩が変化したりするため、このことが運転手
により視覚で認識される。

また、自動ブレーキ出力が故障して車両速度が制限速度
を超えた場合には、ふだんは緑色で表示している速度が
赤色で表示され、視覚に訴えることにより、運転手が安
全に手動ブレーキをかけることが可能になる。

実施例 第１図は本発明の一実施例の自動列車停止装置の概略ゝ
構成を示すブロック図であり、マイクロコンピュータ１
には、速度表示部２と、カウンタ３と、半波整流器４と
が接続されている。速度表示部２は緑および赤の二色を
発光可能とされ、各々を発光させるための制御信号線２
ａ、２ｂが接続されている。赤色制御信号線２ｂは、マ
イクロコンピュータ１のポートＣ４に接続されている。

ポートＣ２とポートＣ３とには、それぞれ制御信号４！
６．７が接続され、制御信号線６はアンド回路８を介し
てオア回路９へ導かれている。制御信号線７は直接オア
回路９に接続され、オア回路９の出力端に緑色制御信号
線２ａが接続されている。

アンド回ＵＳには、クロック信号＠１０が接続されてい
る。速度表示部２は３桁のデジタル表示を行うように構
成され、マイクロコンピュータ１のポートＤ、Ｅ、Ｆか
らのデータバスｄ、ｅ、ｆが接続されている。カウンタ
３には、マイクロコンピュータ１からのクロック出力信
号線３ａおよびマイクロコンピュータ１との間のデータ
バス３ｂが、それぞれ接続されている。半波整流器４は
マイクロコンピュータ１の「割り込み入力ＩＮＴＪに接
続され、またこの半波整流器４には速度パルス発生器５
が接続されている。速度パルス発生器５は、たとえば車
輪に取り付けられた歯付きの発電機などにて構成される
。マイクロコンピュータ１のポートＡへは車軸径と発電
機の歯数とのデータを入力可能であり、またポートＢへ
は制限速度のデータを入力可能である。

次に、上記構成にもとづく動作について説明する。まず
第２図のステップ１１において初期設定処理が開始され
ると、ステップＩ２において、マイクロコンピュータ１
のポートＡへ車軸径と発電機の歯数とのデータを入力す
る。またクロック周波数等の条件を設定する。次にこれ
ら入力データにもとづき、ステップ１３において、速度
１ｋｍ／ｈのときのクロックカウント数Ｘを選択する。

クロックカウント数Ｘは次式より計算する。

Ｘ＝＝ＮＸ（クロック周波数）／（１０００／（π×車
輪径）×２×（発電機の歯数）／３６００） この計算ができたなら、ステップ１４で元に戻る。

第３図はメインとなる処理のフローを示す。ステップ２
１で割り込み処理が開始されたなら、ステップ２２にお
いて、最初はＧに設定されていた速度パルスのカウント
数ｎに、ｎ＋１という新しい値を代入する。これにより
ｎ＝＝１と゛なる０次にステップ２３においてｎ＝１か
どうかを判断する。このとき、ｎ＝１であるから、ステ
ップ２４へ移り、カウンタ３のクリアとスタートとを行
う、そしてステップ２５において、カウント数ｎが所定
値Ｎになったかどうかを判断する。

カウント開始直後で、まだカウント数ｎが所定値Ｎに達
しない場合は、ステップ２６へ移ってカウントを繰り返
す、所定値Ｎに達したなら、ステップ２７で速度計算処
理を行う。

第４図はこの速度計算処理のフローを示す。ステップ３
Ｉで処理が開始されたなら、ステップ３２でカウンタ３
をストップする。このとき、ｎ＝Ｎであるので、Ｎ個の
速度パルスの間にカウントしたクロックパルスの数Ｘか
ら１次式により車両速度を求める。

（車両速度）　＝Ｘ／ｘ そして、ステップ３４で元に戻る。

次に、第３図のステップ２８においてブレーキ出力処理
を実行する。第５図は、この処理のフローを示す、ここ
でステップ４１により処理が開始されたなら、ステップ
４２においてポートＢより制限速度の設定値を読み取る
。そしてステップ４３で、上記で求めた車両速度と、制
限速度よりも一定値。

たとえば５ｋｍ／ｈ、たけ低速の所定速度とが比較され
る。

車両速度が所定速度を超えていない場合は、ステップ４
４でＳ＝０と設定し、ステップ４５でブレーキ出力リセ
ットを行った後に、ステップ４６で元に戻る。車両速度
が所定速度を超えた場合には、ステップ４７でこの車両
速度が制限速度と比較される。

車両速度が制限速度を超えない場合には、ステップ４８
でＳ＝１と設定してステップ４５へ進む、車両速度が制
限速度を超える場合には、ステップ４９でＳ＝２と設定
し、ステップ５０でブレーキ出力セットを行った後に、
ステップ４６へ進む。

次に、第３図のステップ２９で速度表示処理を実行する
。第６図は、この処理のフローを示す。ステップ５１で
処理が開始されたなら、まずステップ５２で、先に設定
されたＳの値を判定する。Ｓ＝０なら、車両速度は所定
速度を超えていない、そこで、ステップ５３でポートＣ
３から緑色制御信号を出力する。この制御信号は、制御
信号線７、オア回路９および制御信号線２ａを経て、速
度表示部２へ送られる。またステップ５４でポートＤ、
Ｅ。

Ｆから速度表示部２へ速度データを送信する。こうする
ことにより、速度表示部２では、そのときの車両速度が
緑色で表示される。そして、ステップ５５で元に戻る。

ステップ５２でＳ≠０なら、ステップ５６でＳ＝１であ
るかどうかを判断する。Ｓ＝１なら、車両速度は所定速
度を超え、かつ制限速度を超えていない、この場合は、
ステップ５７でポートＣ２から制御信号線６へ制御信号
を出力する。この制御信号は、アンド回路８を通過する
ことにより、クロック信号線１０からのクロック信号に
てオンオフ信号に変換される。そして、オア回路９およ
び制御信号線２ａを経て、速度表示部２へ送られる。ま
たステップ５４でポートＤ、Ｅ、Ｆから速度表示部２へ
速度データを送信する。こうすることにより、速度表示
部２では、そのときの車両速度が緑色の点滅で表示され
る。そして、ステップ５５で元に戻る。

ステップ５６でＳ≠１なら、Ｓ＝２すなわち車両速度は
制限速度を超えている。この場合には、ポートＣ１より
ブレーキ出力を発するとともに、ステップ５８でポート
Ｃ４から赤色制御信号を速度表示部２へ出力し、かつス
テップ５４でポートＤ、Ｅ。

Ｆから速度表示部２へ速度データを送信して、ステップ
５５へ進む。

このように上記実施例によれば通常は緑色で表示される
車両速度が、所定速度を超えた場合は緑色の点滅で表示
され、また制限速度を超えた場合は赤色で表示されるた
め、これを視覚で認識することができる。また自動ブレ
ーキ出方が故障して制限速度を超した場合にも、運転手
が安全に手動でブレーキをかけることができる。また、
マイクロコンピュータ１と、速度表示部２を構成する赤
、緑二色発光の７セグメントＬＥＤとを用いることによ
り、本装置を容易に実現することができる。

発明の効果 本発明は、以上より明らかなように、以下に示す効果を
有する。

（１）　　車両速度が所定速度を超えたが、または制限
速度を超えたかが視覚でわかる。

（２）　　自動ブレーキが故障した場合にも、車両速度
が制限速度を超えると、普段は緑色で表示している速度
が赤色で表示され、視覚に訴えること、により、運転手
が安全に手動でブレーキをかけることができる。

（３）マイクロコンピュータや赤、緑二色発光の７セグ
メントＬＥＤなどを用いることにより、容易に装置を構
成することができる。

【図面の簡単な説明】

＠１図は本発明の一実施例の自動列車停止装置の概略構
成を示すブロック図、第２図は同装置における初期設定
処理のフローチャート、第３図は同装置においてメイン
となる処理のフローチャート、第４図は第３図における
速度計算処理のフローチャート、第５図は第３図におけ
るブレーキ出力処理のフローチャート、第６図は第３図
における速度表示処理のフローチャートである。 １・・・マイクロコンピュータ、２・・・速度表示部、
２ａ・・・緑色制御信号線、２ｂ・・・赤色制御信号線
、３・・・カウンタ、５・・・速度パルス発生器、６，
７・・・制御信号線、８・・・アンド回路、９・・・オ
ア回路。 Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３，Ｃ４・・・ポート、Ｄ、Ｅ、Ｆ・・
・ポート。 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第 図 第 図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、赤、緑の二色を発光可能な速度表示部と；車両の速
   度に応じた速度パルスの発生部と；前記速度パルスから
   車両速度を計算して制限速度と比較する手段と；車両速
   度が制限速度よりも低速の所定速度を超えていない場合
   には前記速度表示部により速度を緑色で表示させ、前記
   所定速度を超えかつ制限速度を超えていない場合には速
   度を緑色の点滅で表示させ、さらに前記制限速度を超え
   てブレーキ速度に達した場合には、ブレーキ出力を発す
   るとともに速度を赤色で表示させる手段とを備えた自動
   列車停止装置。