JPH02253774A - 実時間データ処理回路の遅延合せ装置 - Google Patents

実時間データ処理回路の遅延合せ装置

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JPH02253774A
JPH02253774A JP7605089A JP7605089A JPH02253774A JP H02253774 A JPH02253774 A JP H02253774A JP 7605089 A JP7605089 A JP 7605089A JP 7605089 A JP7605089 A JP 7605089A JP H02253774 A JPH02253774 A JP H02253774A
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榎並 和雄
Kazuo Fukui
一夫 福井
Nobuyuki Yagi
伸行 八木
Ryoichi Yajima
矢島 亮一
Nobuyuki Sasaki
信之 佐々木
Katsumi Kubo
久保 克己
Masaru Kogure
勝 小暮
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えば放送機器として使用される画像処理
装置に用いられる実時間データ処理回路の遅延合せ装置
に関する。
(従来の技術) 最近、各種の映像効果を得ることができる放送機器とし
てデジタル画像処理装置が開発されている。
映像信号の処理目的としては A1画質補正・・・γ補正9色補正、ノイズリデュース B、映像効果・・・ディゾルブ、スーパー、ワイプ。
画像縮小、拡大1回転、クロマキー C1映像処理・・・輝度色分離 などがある。
従来の画像処理装置によると、上記各信号処理を行なう
場合は、それぞれの目的に応じた専用のユニットが作成
されている。従って、1つの目的の信号処理を行なうた
めに1つのユニットが対応される。この結果、放送局に
おいては、特定の処理部I11が増えるとそれだけユニ
ット数も多くなり、装置全体としては大川りなものとな
る。更に、ユニット数が増えると、装置の設計、保守、
ユニットの組合わせによる処理機能の実現には多大の労
力が必要となる。
そこで、複数の中央演算処理装置(以下CPUとS己す
)と、プログラマブルなネットワークを組み合せて、C
PUのプログラムを切換えることにより、処理機能を自
由に切換えられるファンクションユニットが提案されて
いる。そして、ファンクションユニットを更に縦列接続
することにより、更に各種の映像効果を持った処理を実
現するシステムが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、ファンクションユニットを複数縦列接続しファ
ンクションブロックを構成し、さらにこのようなブロッ
クを複数縦列接続した場合、信号の遅延量が問題となる
。すなわち、映像効果を切換えるためにファンクション
ユニットの信”r処理内容を切換えた場合(プログラム
による)、ファンクションユニットの入力から出力まで
の遅延量が異なってくる場合がある。そこでこのファン
クションユニットに他のファンクションユニットを縦列
接続していた場合、このユニットでは合成する信号間に
ずれが生じ、データの破壊を生じることがある。このよ
うな信号のずれ(非同期)を修正するために、プログラ
ムを切換える毎(映像効果を切換える毎)に各ファンク
ションユニットを調整していたのでは、実時間のデータ
処理としては好ましくない。
そこでこの発明は、実時間処理に好適し、ファンクショ
ンユニットの信号処理内容を切換えて信号経路等が切換
えられても1ブロック単位では常に同一の遅延量を得る
ことができ、全体の信号処理装置を構築するのに遅延量
のずれの障害を生じることのない実時間データ処理回路
の遅延合せ装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、複数の映像信号入力をプログラムに従って
演算処理する複数のプログラマブル演算処理部と、この
複数のプログラマブル演算処理部によって処理された各
出力信号が供給されるとともに、外部からの信号も供給
されこの外部からの信号または演算処理した信号のいず
れかを選択して出力するネットワーク部とによりファン
クションユニットが構成され、このファンクションユニ
ットの少なくとも1つを縦列接続して複数のファンクシ
ョンブロックを構成し、これら複数のファンクションブ
ロックを縦列接続してデータ腹合処理装置を構成し、上
記ファンクションブロックの1つを見た場合、そのファ
ンクションブロックにおけるファンクションユニットの
2入力マタは1入力処理を含むデータ処理内容が切換え
られた場合、このファンクションブロックの入力部から
出力部までの信号処理遅延時間が常に一定となるように
、最も大きな遅延量を伴うデータ処理の遅延量に、他の
データ処理時における遅延量を:IJi整し、」1記複
数のファンクションブロックの総合遅延量が信号処理内
容に応じて変化しないように構成するものである。
(作用) 上記の手段により、ファンクションブロックがどのよう
な信号処理内容に切換えられても(プログラムが切換え
られても)、その入力と出力までの遅延量は同じである
ために、更に各ファンクションブロックを縦列接続して
データ処理機能を実現する場合にも、各ファンクション
ブロックの出力には遅延時間による支障が生じなくなり
、全体の装置を見ても、信号間の時間的ずれは各ファン
クションブロック毎に吸収されている。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す。この発明は、プロ
グラマブルにデータ処理機能を切換えることができるフ
ァンクションユニットを、多数縦列接続して、希望する
内容の映像信号処理を行なう場合、各ファンクションユ
ニットに対してデータ処理のためのプログラムを与える
システムである。ここで、データ処理内容(つまりプロ
グラム内容)を切換えれば、映像効果の内容を自由に変
更することができる。
第1図では、ファンクションユニットFUR〜FU12
が縦列接続された例を示している。個々のファンクショ
ンユニットは、それぞれ与えられるプログラムの内容に
より指定されたデータ処理機能を構築することができる
。図の例では、ファンクションユニットFUIは、色補
正機能を設定されている。またファンクションユニット
FU2〜FU4は、特殊効果処理(デジタル・ピクチャ
ー・エフェクト=DPE)機能を担当するように設定さ
れている。DPE処理としては、画像拡大。
縮小1回転等がある。FU2〜FU4は、それぞれが例
えば輝度(Y)、色差信号(R−Y)、(B−Y)の縮
小等の処理を行なうのに利用される。ファンクションユ
ニットFU5には、映像の入替えを次第に行なうための
ワイプ処理、あるいは特殊効果(DPE)処理機能を選
択的に構築することができる。処理内容を切換えるには
、プログラムの内容が切換えられる。同様に、ファンク
ションユニットFIJ6は、ワイプ(WIPE)。
DPE、混合(M I X) 、非加算合成(NAM)
処理機能をプログラムの切換えにより選択的に構築する
ことができる。
混合(M I X)処理は、2つの入力画像データを領
域区分に対して挿入する処理である。また、非加算合成
(NAM)は、輝度レベルに着目して、2つの入力画像
データのうち、レベルの高い方を選択して導出する処理
である。
ここで、ファンクションユニットFU2〜FU6は、ミ
キサ(M K ILつまりファンクションブロックFB
2として定義されている。なお、先のファンクションユ
ニットF [1’ 1は、1つのユニットで色補正機能
を持つが、ファンクションブロックFBIとして定義さ
れている。
ファンクションユニットFU7は、混合(MiX)、’
ワイプ(WIPE)、非加算合成(NAM)処理機能を
選択的に構築することができる。ファンクションユニッ
トFtJ8は、クロマキ=(C−KEY)処理機能を構
築するユニットである。クロマキーは、クロマ成分に着
目して、例えばブルーの背景部分では、第2の入力画像
データを選択して導出する処理を行なう。ファンクショ
ンユニットFU7とFU8とは、ミキサ(MK、2)に
ファンクションブロックFB3として内蔵(定義)され
ている。
ファンクションユニットFU9は、混合(MIX)、非
加算合成(NAM) 、ワイプ(WIPE)処理機能を
選択的に構築することができる。このファンクションユ
ニットFU9〜FU12は、ミキサ(MKI 、MK2
)の出力の、分配出力(ダウンストリーム)部DSとし
て利用され、ファンクションユニットFU9は、ファン
クションブロックFB4として定義されている。次に、
ファンクションユニットFUIO1FU1.1は、エツ
ジスーパー発生(ESC)機能を構築することができ、
ファンクションブロックFB5として定義されている。
そして、ファンクションユニットFU12は、最終的な
出力分配部として利用され、ファンクションブロックF
’ B 6として定義されている。
上記したように、このシステムは、個々のファンクショ
ンユニットのプログラムを切換えることにより、種々の
映像効果を持たせることができる。
しかし、プログラムが切替わった場合、ファンクション
ユニットの内部で信号処理の手順及び経路が変化するた
めに、処理内容によりファンクションユニットの入力部
と出力部間の遅延時間が異なる。このように、処理内容
により遅延時間がずれると、第1図に示す複合処理装置
全体の入力部と出力部の信号の位相関係の予測が困難と
なる。
また、途中のファンクションユニットにおいて、2つの
映像データを合成しようとしても、位相ずれがあると正
常な処理を得られない。
そこで、このシステムでは、上記システムをファンクシ
ョンブロックFBI〜FBBを定義して、1つのファン
クションブロックにおいては、その内部のデータ処理内
容がどのように切替わっても、該ファンクションブロッ
クの入力部から出力部までの遅延量が常に同じになるよ
うに調整されている。従って、各ファンクションユニッ
トは、これに機能設定のためのプログラムが設定される
と、その遅延量がデータにより自動的に決定されるよう
になされている。
第2図は、に記名ファンクションブロックFB2〜FB
6に入力する信号の種類と、出力する信号を示し、各信
号はその遅延量をも表わしている。
即ち、t(0)はファンクションブロックFBIに入力
する信号であり遅延量零を意味している。
t (CC)は、ファンクションブロックFBIのブロ
ックの入力部と出力間の遅延量を意味し7ている。
t (MKl、)は、ファンクションブロックFBIの
出力信号と、このブロックの入力部と出力部間の遅延量
を意味する。t (MK2)は、ファンクションブロッ
クFB2の出力信号と、このブロックの入力部と出力部
間の遅延量を意味する。i (DS)は、ファンクショ
ンブロックFB3の出力信号と1、このブロックの入力
部と出力部間の遅延量を意味する。
t (EGS)は、ファンクションブロックFB4の出
力信号と、このブロックの入力部と出力部間の遅延量を
意味する。
第3図は、上記したファンクションブロックF B、 
1〜FB6の各遅延量D1〜D6と、各ファンクション
ブロックで、その機能が設定された場合、各機能を構築
したときの遅延量を示している。
ファンクションブロックFBIでは、色補正処理を行な
うのにt (CC)の遅延量がある。また、ファンクシ
ジンブロックFB2では、入力から出力までの遅延量と
して、t (MKI)が設定されている。
このファンクションブロックFB2では、プログラムに
切換えによりWIPE、DPE、あるいはf=aAMの
処理機能を横築することができるが、図に矢印で示して
いる区間は、各処理機能を実現した場合の遅延量を示し
ている。しかし、これらの遅延量は、遅延量t (MK
I)よりも小さい量である。したがって、ファンクシコ
ンブロックFB2において、どのような処理が行われて
も入力と出力間の遅延m t (MKI)を確保するに
は、WIPE。
DPE、あるいはNAMの各遅延量に対して、それぞれ
遅延m t (vkl) 、t (旧)、t (nal
)を追加する必要がある。これらの遅延量は、ファンク
ションブロックFB2内部の各ファンクションユニット
FU2〜FU6において任意に確保される。
遅延量t (vkl) 、t (cll)、t (re
al)は、それぞれプログラムが切替わったときに、フ
ァンクションユニット−0部のデイレーラインにその遅
延量を設定するデータが与えられる。このデイレーライ
ンの位置及びファンクションユニットの具体的構成につ
いては後述する。ファンクションブロックFB3におい
ても、全体としては、t (MK2)の遅延量を確保す
る必要がある。しかし、プログラムが切換えられてプロ
グラムに応じた各処理機能が実現されるとそれぞれ、処
理時間が異なる。すなわち、図に示すようにWIPE、
クロマキー(C−KEY) 、NAMの各機能が働く場
合、必要とする時間が異なる。そこで、このファンクシ
ョンブロックFB3においても、全体としてt (MK
2)の遅延量を確保するために、各処理機能が構築され
た場合に、t (sk2) 、t (c2)、t (n
a2)の遅延量が追加される。
ファンクションブロックFB4、FB5、FB6では、
それぞれ実際に必要とする遅延量(矢印)に対してそれ
ぞれ追加の遅延m t (ds)、t (as)、t 
(ol)が付加されている。しかし、この遅延量t(d
s)、t(as)、t (ol)は、原理的には不要で
あるが、複数の入力信号間(第2図(C)、(D)。
(E)参照)に時間ずれが生じたような場合に、B整を
図り易いように設定されている。
上記したように、この実施例によると、ファンクショユ
ニットの少なくとも1つあるいは同様な第2.第3・・
・のファンクションユニットを縦列接続してファンクシ
5ンブロツクを構成し、このファンクションブロックと
ほぼ同様な第2.第3・・・のファンクションブロック
を縦列接続してデータ複合処理装置を構成し、ファンク
ションブロックの1つを見た場合、そのファンクション
ブロックにおける各ユニットの2入力または1入力処理
を含むデータ処理内容が切換えられた場合、このファン
クションブロックの入力部から出力部までの信号遅延時
間が常に一定となるように、最も大きな遅延口を伴うデ
ータ処理の遅延量に、他のデータ処理時における遅延量
を調整し、複数のファンクションブロックの総合遅延口
が信号処理内容に応じて変化しないように構成している
なお、第3図において追加遅延量を確保するには、矢印
区間におけるデータ処理の前に確保しているように示し
ているが、必ずしもデータ処理の前に確保する必要はく
データ処理の後でも良い。
−に記の説明は、映像データ処理に関する遅延量につい
て説明した。
しかし、各ファンクションブロックFBI〜FB6に対
しては、水平同期信号、垂直同期信号、及び遅延量を確
保するために利用されるデイレーラインやフレームメモ
リに対するフレーム同期信号のタイミングを示すシステ
ム同期信号(SHD。
SVD、5FD)を与える必要がある。さらにシステム
同期信号を各ファンクションユニットに与える場合、」
1記した各ファンクションブロックでの遅延量を考慮し
て与える必要がある。
システム同期信号は、第1図に示すように同期発生器5
YNC−Gにより発生されて、各ファンクションユニッ
トに対して適切なタイミングに設定されて供給される。
また、各ファンクションユニットには、そのデータ処理
機能を構築するためにホストコンピュータ)ICPUか
らプログラムが与えられる。
今、各ファンクションユニットに与えられるプログラム
が、映像信号のブランキング期間ではその処理動作を停
止するように構成されているとする。すると、1つのフ
ァンクションブロックの中においても、先頭のファンク
ションユニットと最終段のファンクションユニットとの
間では、映像信号間に処理時間の遅れによりずれが生じ
る。
第4図は、例えば水・1也ブランキング期間における先
頭のファンクションユニットと最終段のファンクション
ユニットとのデータ処理の終了時点t1とt2の例を示
している。このように、同じファンクションブロックの
中で、先頭のファンクシ3ンユニツトと最終段のファン
クションユニットとの間で、データ処理終了時点にずれ
があると、通常の水平同期信号のタイミングでシステム
水平同期信号を与えると、最終段のファンクションユニ
ットのデータ処理が未完成となる。そこで、このシステ
ムでは、水平ブランキング期間HBLの後方の位相に設
定している。今、画像データが約14.3MHzでサン
プルされたデータであるとすると、水NVブランキング
期間11BLは、IHクロック分あるが、このシステム
では、水平ブランキング期間HBLとシステム水平同期
信号SHD。
後縁とが一致するようにし、システム水平同期信号SH
Dを60クロック分として狭くしている。
すると、100クロック分の後れを吸収できることにな
る。
また、一方、垂直同期信号に関しては、ファンクション
ブロック単位で遅延ずれを見て、それぞれのファンクシ
ョンブロックで遅延を合せて最後のファンクションブロ
ックFB6でライン単位で調整している。
第5図(a)は、第1図で示したファンクションユニッ
トの1つを概略的に示している。
ネットワーク部20は、■IN〜GINの32の入力部
を何する。各入力部はそれぞれ17ビツトである。たと
えば入力部■INと、■INには外部からデジタル映像
信号A1と81とがそれぞれ供給される。また、ネット
ワーク部20は、■0UT−[株]OUTの48の出力
部を存する。各出力部はそれぞれ17ビツトである。そ
して、第17番目の出力部@OUTから第48番目の出
力部@ QUITは、2つずつまとめられ各ベアは、そ
れぞれ対応するプログラマブル演算処理部21. (0
1)〜21 (16)に接続される。そして、各プログ
ラマブル演算処理部21 (01,)〜21 (fil
l)の各出力部は、ネットワーク部20の第17番目の
入力部@lN〜第32番目の入力部GINにそれぞれ接
続されている。
ネットワーク部20の出力部■0UT−ooυTは、最
終的な出力映像信号を取出すためあるいは次段の同様な
ネットワーク部に該出力映像信号を供給するために利用
される。
ホスト制御部22(ホストコンピュータHCPUに対応
)は、システム全体の動作を決定するための制御部でる
第5図(b)は、上記のシステムで扱われる入力デジタ
ル映像信号形式を示している。入力デジタル映像信号は
、1ワードが17ビツトであり、そのうち1ビツトが同
期識別フラッグとして利用され、残りの16ビツトが映
像データあるいは同期信号(水平同期信号、垂直同期信
号)のデータである。同期識別フラッグが“1“のとき
は残りの16ビツトが同期データであり、“0“のとき
は残りの16ビツトが映像データである。
ネットワーク部20は、例えば9個のLSIが1つのボ
ードに設けられて構成され、全体ではマトリックス回路
を構成している。17ビツトの各入力部及び出力部は、
それぞれ各LSIに2ビツトづつ割当てられ、1つのL
SIへの配線接続を容易にしている。さらに、このネッ
トワーク部20にはマトリックス回路を制御するために
ネットワーク制御部も内蔵されている。このネットワー
ク制御部は、ホスト制御部22からの指令信号により、
マトリックス回路の接続形態をプログラマフルに切換え
ることができる。
第6図は、演算処理部の1つ例えば演算処理部21(O
n)を取出して示している。この演算処理部21 (0
1,)は、LSI構成である。
ネットワーク部20は、その制御状態により、演算処理
部21. (()l)に対して、前記外部からのデジタ
ル映像信号A1.、Blあるいは他の演算処理部から帰
還された映像信号をベアでこの演算処理部21 (01
)に供給することができる。また、ネットワーク部20
は、その制御状態により、演算処理部21 (OR)に
対して、1つの映像信号のみを供給することもできる。
以下、演算処理部21 (Ol)に入力されるデジタル
映像信号をA、2.B2として説明する。なお、ここで
言う映像信号とは、第5図(b)で示したフォーマット
で映像信号部分および映像同期部分(水平及び垂直同期
信号)がデジタル化されたものである。
演算処理部21 (01)は、映像信号A2.B2が供
給される2つの入力部を有する。2つの入力部は、それ
ぞれ同期分離部31Aと31.8に接続されている。
同期分離部31.A、31Bで分離された映像同期信号
及び第5図(b)で示した1ビツトの同期識別フラッグ
は、シーケンサ37に入力される。
シーケンサ37は、いずれか一方の同期識別フラッグ及
び映像同期信号を基準にして、演算処理部21、(01
)の動作シーケンスを決定する。この動作シーケンスは
、図示し5ていないが、別途設けられたシステムクロ・
ンク発生部からのシステム同期信号により決定されても
よい。またシーケンサ37は、映像信号A2.B2の同
期識別フラッグ及び映像同期信号を参照して、映像信号
A2、B2の処理時間調整を行なう。
映像信号A2と82の演算処理部21. (01,)に
入力するタイミングを調整する必要が生じた場合、シー
ケンサ37からデイレイ回路6】あるいは62に遅延量
制御信号が供給される。これによりデイレイ回路61あ
るいは62は、映像信号A2を遅延して出力し演算処理
部21 (Ol)に供給する。
映像信号A2と82との入力時間差は、信号処理系統が
構築されたあとの調整段階で、多め計測されている。デ
イレイ回路62は微小な時間差を調整するために利用さ
れ、LSI内部に設けられている。デイレイ回路61は
、デイレイ回路62では遅延量が不足するような大きな
時間差があるときに利用される。
上記のデイレイ回路61や62が第2図で説明した追加
遅延量を確保するために利用される。
また、シーケンサ−37の制御信号出力端子は、演算処
理部21.(01)内部の゛各回路ブロックに接続され
ている。
同期分離部31A、、31Bで分離された16ビツトの
映像データ出力部は、相互に乗算部32及び演算部33
に接続されている。乗算部32は、2つの入力映像デー
タ同士を乗算したり、あるは片方の映像データに定数や
可嚢値を乗算することができる。また演算部33は、2
つの入力映像ブタを加算、減算処理したり、あるいは一
方の映像データに対しである値を加算あるいは減算した
り、川にはある値と比較してその結果を得ることができ
る。
乗算部32と演算部33の出力は、互いの一方の入力部
に供給されることができる。また乗算部32と演算部3
3の出力部は、切換え部34に接続されている。
切換え部34は、いずれか一方の入力を選択して出力し
、この出力は、同期付加部35に供給される。同期付加
部35は、出力映像データに同期識別フラッグを付加し
たり、あるいは出力を停止したりすることができる。1
ビツトの同期識別フラッグが、m1#であるときは、残
りの16ビツトは予めわかっている同期データ(水手あ
るいは垂直同期信号)であるから、この同期付加部35
で自動的に発生することができる。切換え部34及び同
期付加部35の動作もシーケンサ37からのコントロー
ルパルスにより制御される。
同期信号処理部36は、シーケンサ37からのタイミン
グパルスに基づいて、この演算処理部21、 (01)
の最終的な出力が第5図の(b)に示したような17ビ
ツトのデータとなるように同期識別フラッグを作成し、
同期付加部35に供給する。
同期信号処理部36は、乗算部32あるいは演算部33
において処理された映像データが、切換え部34を介し
て出力されるタイミングに合せて、1ビツトの同期識別
フラッグを適切に作成して出力する回路である。
アドレス発生部38は、例えば、演算処理部21 (0
1)で処理される映像信号に同期して、外部データメモ
リ(画像メモリ)をアクセスする場合にアドレスを発生
ずる回路である。したが−)で、アドレス発生部38は
、シーケンサ37からのタイミングパルスに同期して動
作する。アドレス発生部38は、例えば外部データメモ
リからの映像(4号をこの演算処理部21.、 (Of
)に取込む場合、あ。
るいはこの演算処理部21 (01,)からの出力映像
信号を外部データメモリに書込む場合に、該外部データ
メモリをアクセスする。アドレス発生部38は、例えば
演算処理部21 (,01)からの映像信号が外部デー
タメモリに書込まれる場合、特殊効果(画像縮小3画像
拡大等)を得るためのアドレスを生成することができる
上記した外部データメモリ(1フイ一ルド分)は、第2
図で説明した追加遅延量を確保する場合にも利用される
なお、上記の説明では、演算処理部に入力される信号と
しては映像信号A1やB2であるとじて説明したが、演
算処理部21 (01)のアドレス発生部38には、外
部のデータメモリから特殊効果を得るための画像アドレ
スデータの初期値が入力される場合もある。また別の例
としては、他の演算処理部で演算処理された画像アドレ
スデータが、演算処理部21 (01)の入力部を介し
て、さらに乗算部32あるいは演算部33を通り切換え
部34を介し5てアドレス発生部38に入力されてもよ
い。
アドレスデータが入力したか否かの判定は、例えばシー
ケンサ37に映像同期信号が入力した時点以降の所定期
間にアドレスデータが存在するものとして取決めをして
いれば、アドレスデータが到来したときにそのデータを
アドレス発生部38に取込むことができる。また、アド
レス発生部38には、外部プログラムメモリからシーケ
ンサ37を介して初期値を与えたり、乗算部32.ある
いは演算部33からも画像アドレスデータを与えること
もできる。さらに、シーケンサ37のプログラムにより
、演算処理部21 (01)全体をアドレス発生専用と
して用いることもできる。これは、図には示していない
が、各回路ブロックの間には全てゲート回路が設けられ
ており、シーケンサ37からの制御信号により該ゲート
回路がオンまたはオフ$il制御されるように構成され
ているからである。
更にこの演算処理部21 (01)の内部には、コント
ロールメモリ41も内蔵されている。コントロールメモ
リ41は、シーケンサ37からの制御信号により制御さ
れて、外部プログラムメモリからのコントロールデータ
(制御信号)を格納することができる。コントロールメ
モリ41は、乗算部32、演算部33.切換え部34.
同期信号処理部36.アドレス発生部38を制御するた
めの各基本命令を事前に格納するためのものである。映
像信号処理を行なう場合、処理内容によっては、プログ
ラムを変更しなくて良い場合がある。予め決まっている
固定の演算を繰返し行なう場合、システムクロック周期
の単位で、外部プログラムメモリから乗算プログラムを
読み出すように設計すると、外部プログラムメモリの記
憶領域が多く必要となる。そこで、各回路ブロックに対
する予め決まっている命令が、コントロールメモリ41
に格納されており、プログラム読出し時間の削減が図ら
れている。コントロールメモリ41に格納された命令を
実行させる場合には、シーケンサ37の制御信号により
、各乗算部32あるいは演算部33に対する命令がコン
トロールメモリ41に格納し終わった時点で一斉にロー
ドされる。予め決まっている処理としては、その他、例
えばアドレス発生部38におけるアドレス発生処理があ
る。
その処理は、例えば同期信号が到来したときに、発生し
ているアドレスを初期値に戻し、次の同期信号が到来す
るまでにインクリメントする処理である。
演算処理部21 (01)の内部にはさらにホストイン
タルフェース(ホストl10)42が内蔵されている。
このホストN1042は、演算処理部21 (01)と
外部のホスト制御部22との間のデータの経路を構成し
ている。ホスト制御部22は、例えばシステム全体の機
能を決める場合、その機能を実現するためのプログラム
を、ホスト11042、シーケンサ37を通じて、外部
メモリ(プログラムメモリ)に格納することができる。
また、映像信号処理に必要なパラメータを変更する必要
か生じた場合も、ポスト制御部22からホスト1104
2、  シーケンサ3.7を通して外部メモリに格納す
ることができる。また、このホストI/’042の内部
のレジスタ自体にデータやバラグラフや命令を格納する
こともできる。
さらに演算処理部21 (01)の内部には、例えば予
め決まっている複数の乗数を格納するだめのレジスタ部
44が設けられている。レジスタ部44には、外部メモ
リから乗数を格納することができる。このレジスタ部4
4の出力は、演算部33から切換え部34にフラッグが
供給されたときに、該切換え部34を介して出力される
以上、演算処理部21 (01)の構成及び機能につい
て説明し、たが、他の演算処理部21. (02)〜2
1(IB)も全く同様な構成であり、実行されるプログ
ラムに応じて各種の機能を発揮することができる。
この発明における基本要素となるファンクションユニッ
トは」−2したように構成されている。
第7図は、上記のファンクションユニットを用いて、映
像信号の合成を行な・う場合の例を示し7ている。
この場合、ネットワーク部20は、演算処理部21 (
OX)から21 (03)までの接続形態を第7図(b
)に示すように設定する。外部映像信号A1は、演算処
理部21 (01)に入力されα倍され、映像信号Bl
は演算処理部21 (02)に供給され(1−α)倍さ
れる。各演算処理部21 (01)、21(02)の出
力は、演算処理部21 (03)で加算される。
各演算処理部21 (01)、21 (02)、21 
(03)の内部には、第6図で説明した回路ブロックが
それぞれ内蔵されているが、上記合成処理が行われる場
合は、演算処理部2〕(口1)、21 (02)内では
乗算部か利用され、演算処理部21 (03)内で演算
部が利用される。第7図(a)は、]二記の合成処理を
行なうために基本ブロックであり、同図(b)は合成回
路を形成した場合のネットワーク部2oの接続パターン
を示している。
ネットワーク部20及び演算処理部21 (01)〜2
1 (1B)は、映像信号処理目的に応じて各種の接続
形態に切替わることができる。
第8図は、第5図に示した装置を用いて、実現し、た色
補正系統を示し、ている。
入力輝度信号Y゛と色信号C゛とは、ネットワーク部2
0を介して演算処理部21 (01)、21(02)に
入力される。演算処理部21. (01)、21(02
)ではマトリックス演算が行われ、つまり演算処理部2
 ]、 (01)と21 ([12)とでは輝度信号Y
′と色信号C′とを乗算することによりR′倍信号得て
いる。また、演算処理部21 (02)では輝度信号Y
′と色信号C′とを乗算することによりR″とB−の混
合信号R”/B−を得ている。演算処理部21. (0
1)からのR″信号、演算処理部21(03)において
さらに色信号C゛と乗算される。これにより演算処理部
21 (03)からは、G゛信号得られる。演算処理部
21 ((15)と2 i (06)とでは、それぞれ
R,−、B″信号分離される。
G−R−、B”信号は、それぞれ、演算処理部21 (
04)、21 (05)、21 (08)において係数
乗算などが施され、カラー補正が行われる。演算処理部
21 (07)、21 (08)は、演算処理部21.
 (04)、21 (05)、21. (06)からの
3原色信号を合成して輝度信号Yを得る部分である。演
算処理部21(10)では、輝度信号YとR″信号が合
成されて色差信号(R−Y)信号が作られ、演算処理部
21 (1,1,)では、輝度信号YとB′倍信号が合
成されて色差信号(B−Y)信号が作られる。輝度信号
Yは、演算処理部21 (09)で利得制御されて導出
される。演算処理部21 (12)〜・21 (15)
では、(R−Y)信号と(B−Y)信号との配列が調整
され、また彩度1色相の調整が成され、フィルタ21 
(1B)で合成されて色信号Cとして導出される。
輝度信号Y′と色信号C″のデータ配列関係は、色差信
号(R−−Y”)と(B ’−Y″)とは時間的にずれ
て交互に入力する。したがって、初段の演算処理部21
. (01)と21 (02)とは、1クロツクの1周
期おきに入力色信号Cを取込むことになる。これにより
演算処理部21 (02)からはR−/B′信号が導出
される。
第9図は、上記の色補正系統を得るためにネ・ソトワー
ク部20が切換えられた状態を示し、 ′(1,′する
第5図、第8図と同一部分には同じ符号を付し−Cいる
」二足したように、複数のデータを各演算処理部でプロ
グラムに従って処理する場合、演算処理部に入力する2
つのデータ間に時間調整を行なう必要が生じた場合、シ
ーケンサ37は、デイレイ回路60に対して遅延量を調
整するための制御信号を5えることができる。
[発明の効果] 以り説明したようにこの発明は、実時間処理に好適し1
 ファンクションユニ・ントの信号処理内容を切換えて
信号経路などが切換えられても、ファンクションブロッ
ク単位では常に同一の遅延口を得ることができ、全体の
信号処理機能を構築するのに遅延量のずれの障害を生じ
ることがな一1実時間データ処理回路の遅延合せ装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す説明図、第2図は第
1図の各ファンクションブロックにおける入出力信号説
明図、第3図は各ファンクションブロックにおける遅延
量説明図、第4図はこの発明の装置におけるシステム同
期信号の説明図、第5図はファンクションユニットの構
成とデータフ4−マットを説明するために示した図、第
6図は第5図のプログラマブル演算処理部の構成例を示
す図、第7図乃至第9図はそれぞれファンクションユニ
ットにより構築された信号経路の例を示す説明図である
。 FUi〜FU12・・・ファンクションユニット、FB
I〜FB6・・・ファンクションブロック、5YNC−
G・・・同期信号発生器、HCPU・・・ホストコンピ
ュータ。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (A) (C) (D) t(0:) t(Mに1) tcm2) t(DS) t(ESG) t(OIJ) 第 図 第 図 (a) 第 図 (b) (c)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数の映像信号入力をプログラムに従って演算処理する
    複数のプログラマブル演算処理部と、この複数のプログ
    ラマブル演算処理部によって処理された各出力信号が供
    給されるとともに、外部からの信号も供給されこの外部
    からの信号または演算処理した信号のいずれかを選択し
    て出力するネットワーク部とによりファンクションユニ
    ットが構成され、 このファンクションユニットの少なくとも1つを縦列接
    続して複数のファンクションブロックを構成し、 これら複数のファンクションブロックを縦列接続してデ
    ータ複合処理装置を構成し、 上記ファンクションブロックの1つを見た場合、そのフ
    ァンクションブロックにおける各ファンクションユニッ
    トの2入力または1入力処理を含むデータ処理内容が切
    換えられた場合、このファンクションブロックの入力部
    から出力部までの信号処理遅延時間が常に一定となるよ
    うに、少なくとも最も大きな遅延量を伴うデータ処理の
    遅延量に、他のデータ処理時における遅延量を追加遅延
    量により調整し、上記複数のファンクションブロックの
    総合遅延量が信号処理内容に応じて変化しないように構
    成したことを特徴とする実時間データ処理回路の遅延合
    せ装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5434617A (en) * 1977-08-23 1979-03-14 Sony Corp Video signal process circuit
JPS62105582A (ja) * 1985-10-31 1987-05-16 Nec Corp 映像信号合成装置

Patent Citations (2)

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JPS62105582A (ja) * 1985-10-31 1987-05-16 Nec Corp 映像信号合成装置

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