JPH02253595A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH02253595A
JPH02253595A JP7557289A JP7557289A JPH02253595A JP H02253595 A JPH02253595 A JP H02253595A JP 7557289 A JP7557289 A JP 7557289A JP 7557289 A JP7557289 A JP 7557289A JP H02253595 A JPH02253595 A JP H02253595A
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上岡 淳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、低い光束レベルまで放電灯を安定に調光する
ことが可能な放電灯調光点灯装置に間するものである。
[従来の技術] 従来の一般的な放電灯調光点灯装置においては、低光束
調光時における安定点灯手段を具備していないので、そ
の最低調光レベルが大きく限定されていた。これは、主
に放電灯を流れるランプ電流を絞ると、放電路を維持で
きなくなり、放電灯が消灯してしまう現IA(以下、放
電灯の「立ち消え」と呼ぶ)に起因するものである。低
温時の立ち消え特性などを考慮すると、一般に相対照度
比が20%以上ならば立ち消えの問題が無い(特公昭6
2−20680号公報参照)、また、相対照度比が5%
以上であっても、フィラメント予熱量や放電灯への供給
電圧等の条件が揃えば、立ち消えを防ぐことが可能とな
る。このため、市販の放電灯調光点灯装置の最低調光レ
ベルは、定格点灯時の照度を100%とした場合の相対
照度比が20%以上の商品が主流となっており、一部に
は相対照度比が5%以上の商品が提供されている。
一方、相対照度比が5%未満の最低調光レベルを達成し
た商品としては、例えば、米国ゼネラル・エレクトリッ
ク社製の“F40SP35”のような立ち消えし難い放
電灯と通常の放電灯調光点灯装置あるいは立ち消え防止
手段を具備した放電灯調光点灯装置とを組み合わせた商
品がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のような立ち消えし難い放電灯と通
常の放電灯調光点灯装置とを組み合わせた場合、その使
用可能な放電灯の種類が限定され、専用の放電灯の入手
が困難であるという問題があり、ユーザーが放電灯の種
類を選択する自由度が少なくなるという実用上の問題が
生じる。また、立ち消え防止手段を具備した放電灯調光
点灯装置では、騒音発生やその他の問題を生じることと
なる。すなわち、従来の放電灯立ち消え防止手段とは、
例えば特開昭61−296695号公報や特開昭61−
296696号等に開示されているように、放電灯を始
動するのに充分な高電圧パルス(例えば100OV、パ
ルス幅300 μ5ec)を周期的(例えば10m5e
c毎)に放電灯の両端に印加する手段である。このよう
に、周期的に高電圧パルスを放電灯に印加する場合、印
加パルスの周波数が可聴域であると、騒音が発生すると
いう問題がある。また、これを回避するために印加パル
スの周波数を可聴域以上<20J&kHz以上)とする
と、調光レベルを深くすることができないという問題が
ある。さらに、高電圧パルスの周期的印加のために、点
灯装置内に高電圧が印加され、大電流が流れ、各回路素
子に過大なストレスが掛かるといった問題も発生する。
また、本発明者らは、前記高電圧パルスの印加による立
ち消え防止手段を備えた放電灯調光点灯装置では、放電
灯を深いレベルまで調光した場合に、管両端のみが明る
く発光し、管中央部が暗くなるという現象が生じること
を実験により発見した。なお、この実験に用いた放電灯
調光点灯装置は商品化されたものではなく、特開昭61
−296695号や特開昭61−296696号公報に
記載されている立ち消え防止手段を具備した放電灯調光
点灯装置を用いて、校了製のFLR−4O9−W/M−
X・36の放電灯を調光点灯した場合に上記の現象を発
見したものである。さらに、他の放電灯であっても、そ
の定格消費電力や種類等に拘わらず、程度の差はあるも
のの上記の現象が現れることを確認した。また、ラピッ
ドタイプの蛍光灯の場合、その始動補助構造が外面スト
ライプ方式(以後「M管」と称する)である放電灯より
も、内面導電被覆方式(以後rM−X管」と称する)で
ある放電灯の場合の方が上記の現象が顕著に現れること
を確認した。
本発明はこのような課題を解決するべくなされたもので
あり、その目的とするところは、定格時の光束に対する
相対照度比が例えば20%未満となるような低い光束レ
ベルまで放電灯を安定に調光点灯することが可能な放電
灯調光点灯装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明にあっては、上記の課題を解決するために、第1
図に示すように、低圧水銀放電灯1と、前記放電灯1に
高周波電力を供給する高周波電源2と、前記放電灯1を
アーク放電領域からグロー放電領域まで調光する調光制
御部3とを備える放電灯調光点灯装置において、低光束
調光時の放電を維持できるレベルの直流電力を前記高周
波電力に重畳して前記放電灯1に印加する直流電力重畳
手段4を備えることを特徴とするものである。
第1図において、放電灯1を調光制御する調光制御部3
からの制御信号は高周波電源2、インピーダンス素子2
..22、直流電源5に入力されているが、これら全て
に制御信号が入力される必要性は必ずしも無い0例えば
、制御信号を高周波電源2にのみ入力し、高周波電源2
から得られる高周波出力の周波数を変化させ、放電灯1
への供給電力を制御して調光するときには、インピーダ
ンス素子2..2.や、直流電源5への制御信号の入力
は必ずしも必要でない、一方、調光度に応じて、直流電
力重畳手段4からの直流成分を変化させて、最適の直流
成分を得たい場合には、調光制御部3から直流電源5へ
制御信号を入力すれば良い、さらに、インピーダンス素
子Zlに制御信号を入力する例としては、インピーダン
ス素子Z1を可飽和インダクタンスとして、この可飽和
インダクタンスの値を制御することにより調光が可能と
なる。
また、インピーダンス素子Z2に制御信号を入力する例
としては、インピーダンス素子Z、を抵抗素子とスイッ
チ素子よりなるものとし、このスイッチ素子を制御信号
に応じてオン・オフ制御すれば放電灯1への直流電力の
重畳量を制御することが可能となる0以上のように、調
光制御部3から各部への制御信号は必要に応じて供給す
れば良いものである。
[作用] 以下、本発明の原理について説明する。第2図は放電灯
1の等価回路を示している。簡単のために、放電路を負
性抵抗1dとして表す、そして、この放電路1dと管壁
間に容量性インピーダンス1bが存在し、フィラメント
L、ftと管壁間にも容量性インピーダンス1aが存在
すると考える。この放電灯1に高周波交流電力を供給し
たとき、放電管内を流れる電流は、放電路1dを主とし
て流れて発光に寄与する主電流と、管壁インピーダンス
1cを流れて発光には寄与しない暗電流とに分けられる
と考える。このモデルによれば、定格点灯時には、主電
流は充分に流れ、放電路1dは維持される。しかしなが
ら、調光するに従い、主電流は減少して行き、相対的に
暗電流の占める割合が増えてくる。やがて、あるレベル
よりも深く調光すると、管中央部では放電路1dを流れ
る電流は、管壁と放電路間の容量性インピーダンス1b
を介して管壁インピーダンス1cにのみ流れてしまい、
放電路1dを維持できなくなってしまい、供給電流の全
てが暗電流となってしまう、その結果、放電灯1の立ち
消えが生じてしまう。
例えば、FLR−40S−W/M−X36の場合、周囲
温度の影響を大きく受けるが、ランプ電流が数十mA以
下になると、立ち消えを起こす。
また、この立ち消えが起こる調光レベルについて調べた
ところ、M管よりもM−X管の場合の方が比較的浅い調
光レベルで立ち消えが起こりやすいことを確認した。そ
して、その理由は、M−X管では管内面に導電性の被覆
が施されており、M管に比べて管壁インピーダンス1c
が低いからであると考えられる0以上の考察により、上
述の立ち消えも、M管よりもM−X管の方が立ち消えし
やすいことも、深い調光時に管両端のみが明るく発光し
、管中央部が暗くなるという現象も説明できる。
さらに、放電路1dと管壁間のインピーダンス1bや、
フィラメントf、 、f2と管壁間のインピーダンス成
分1aを主に容量性インピーダンス成分であると考えた
根拠は以下の通りである。我々は立ち消えを起こしやす
い放電灯であるM−X管を低温で点灯させて、調光を行
った。その結果、我々は、その点灯周波数が低い程、立
ち消えの起こるレベルがより深い調光レベルであること
を確認した。このことより、放電路1dと管壁間のイン
ピーダンス1bや、フィラメントL 、fzと管壁間の
インピーダンス成分1aが容量性インピーダンス成分で
あり、点灯周波数が高くなるに従い、そのインピーダン
スが小さくなるため、暗電流が多く流れやすくなり、立
ち消えが起こりやすくなると考えられるものである。
以上の観点から、深いレベルまで放電灯を調光するため
には、 (i>放電路を常に維持することが必要である。
<ii)そのためには、暗電流とならない電流を常に流
さなくてはいけない。
(iii)その電流は、フィラメントL、fiと管壁間
のインピーダンス成分1a及び放電路1dと管壁間のイ
ンピーダンス成分1bである容量性インピーダンス成分
を流れないように、直流電流としなくてはならない。
本発明者らは、これらの条件を満たすことが深いレベル
まで放電灯を安定に調光するために必要であると考えて
、これを実現するために必要な具体回路を実際に製作し
、実験により上記の目的を充分に達成できることを確認
した。
[実施例1] 第3図は本発明の第1実施例の概略構成を示しており、
第4図はその具体的な回路構成を示している。まず、第
3図の構成について説明する。
商用交流電源Vsの交流電圧は直流変換回路21により
直流電圧に変換され、高周波変換回路22により高周波
電圧に変換されて、共振回路23を介して放電灯1の両
端に印加されると共に、予熱回路24を介して放電灯1
の両フィラメントにそれぞれ印加される。また、高周波
変換回路22から得られる高周波電圧は、直流変換回路
41により直流電圧に変換され、インピーダンス素子4
2とダイオード43を介して放電灯1の両端に印加され
る。
次に、第6図に示す具体的な回路構成について説明する
。商用交流電源VsはヒユーズF及びフィルタコイルP
CI、FC2を介してダイオードブリッジDBIの交流
入力端に接続されている。フィルタコイルFC1の入力
側には、非線形抵抗素子よりなるサージアブソーバZN
Rと雑音防止用のコンデンサCIが並列接続されており
、フィルタコイルFC2の入力側及び出力側には、雑音
防止用のコンデンサC2、C3がそれぞれ並列接続され
ている。ダイオードブリッジDBIの正出力端にはイン
ダクタCHIの一端が接続されており、インダクタCH
1の他端はチョッパー用のMOSトランジスタQ1のド
レインに接続されている。
MOS)ランジスタQ1のソースは低抵抗R1を介して
ダイオードブリッジDBIの負出力端に接続されている
0M0SトランジスタQ1のドレインは、逆流防止用の
ダイオードD1のアノード・カソード間を介して、コン
デンサC4,C5の直列回路の一端に接続されており、
同回路の他端はダイオードブリッジDBIの負出力端に
接続されている。コンデンサC4,05の直列回路の両
端には、抵抗R2,R3と可変抵抗VRIの直列回路が
並列接続されており、抵抗R2,R3の接続点“bll
は、コンデンサC4,C5の直列回路に得られる直流電
圧VDCの検出端子とされている。
以上の回路により直流変換回路21が構成されている。
以下、この直流変換回路21の動作について説明する。
MOS)ランジスタQ1は後述の発振回路ICIの発振
出力により高速でスイッチングされる。まず、MOS)
ランジスタQ1がオンされると、ダイオードブリッジD
BIの直流出力端をインダクタCHIで短絡することに
なる。
これにより、インダクタCHIに流れる電流は、ダイオ
ードブリッジDBIの直流出力電圧の大きさに比例した
傾きで増加し、インダクタCHIにエネルギーが蓄えら
れて行く0次に、MOS)−ランジスタQ1がオフされ
ると、インダクタCHIのエネルギーは放出され、ダイ
オードD1を介してコンデンサC4,C5を充電する。
このとき、コンデンサC4、C5には、ダイオードブリ
ッジDBIの直流出力電圧にインダクタCHIの両端に
生じる電圧を加えた電圧が充電されるので、コンデンサ
C4,C5には商用交流電源■3のピーク値よりも高い
直流電圧VDCを得ることができる。
また、商用交流電源Vsの瞬時電圧が低いときにも、コ
ンデンサC4,C5に充電電流が流れるので、コンデン
サC4,C5の電圧VDCは十分に平滑止される。
このように、Mo3)ランジスタQ1を高速でオン・オ
フさせることで、インダクタCHIを介して商用交流電
源Vsから常に入力電流を流すことができ、インダクタ
CHIの電流波形は包絡線が正弦波状となる。これをフ
ィルタコイルPCI。
Fe2並びに雑音防止用のコンデンサ01〜C3で電流
が連続的になるようにフィルタリングすれば、商用交流
電源Vsからの入力電流は入力電圧■1Nと同相の正弦
波となり、入力力率はほぼ1となる。また、入力電流の
歪率は小さくなり、高調波成分が少なくなる。ここで、
フィルタコイルFC1,FC2及び雑音防止用のコンデ
ンサ01〜C3は、商用交流周波数に対しては低インピ
ーダンスを呈し、Mo8)ランジスタQ1のスイッチン
グ周波数に対しては高インピーダンスを呈するように回
路定数を設定しである。
次に、高周波変換回路22の構成について説明する。直
流変換回路21の正出力端子はMOSトランジスタQ2
のドレインに接続され、MOSトランジスタQ2のソー
スは低抵抗R6を介してMoSトランジスタQ3のドレ
インに接続され、MOSトランジスタQ3のソースは低
抵抗R9を介して直流変換回路21の負出力端子に接続
されている。ここで、MOS)ランジスタQl、Q2.
Q3のソース側に直列接続されている低抵抗R1゜R6
、R9は、過電流を防止するために設けられている8M
0S)ランジスタQ3のドレインと直流変換回路21の
負出力端子の間には、直流成分カット用のコンデンサC
6を介して、予熱回路24や共振回路23、放電灯1よ
りなる負荷回路が接続されている。
次に、Mo8)−ランジスタQ2.Q3の駆動回路につ
いて説明する。まず、高電位側のMo3)ランジスタQ
2は高電位側のドライブ端子“C”とグランド端子“d
”の間に印加される第1のドライブ信号によりスイッチ
ングされる。Mo3)ランジスタQ2のゲートは抵抗R
5を介して高電位側のグランド端子“d”に接続されて
いる。ドライブ端子“cnとMOS)ランジスタQ2の
ゲートの間には、順バイアス用の抵抗R4が接続される
と共に、逆バイアス用の抵抗R30及びダイオードD6
が接続されている。高電位側のドライブ端子“C”は後
述のインバータ制御回路部により高電位側のグランド端
子°“d”を基準にして“High”レベルの状態とL
ow”レベルの状態が高周波的に交番するように制御さ
れる。ドライブ端子“cnが高電位側のグランド端子“
d”を基準にして“High”レベルのときには、この
″High″レベルの電圧を抵抗R4,R5により分圧
した電圧がMoSトランジスタQ2のゲートに印加され
る。これにより、Mo3)ランジスタQ2のゲート・ソ
ース間電圧VCSは上昇し、Mo3)ランジスタQ2は
オンされる0次に、ドライブ端子“C”が高電位側のグ
ランド端子“dllを基準にして“Low”レベルのと
きには、MOS)ランジスタQ2のゲート・ソース間容
量に蓄積された電荷がダイオードD6と抵抗R30を介
して放電され、MOSトランジスタQ2のゲート・ソー
ス間電圧VCSは低下し、Mo8)ランジスタQ2はオ
フされる0次に、低電位側のMo3)ランジスタQ3は
低電位側のドライブ端子“e”とグランドレベルの間に
印加される第2のドライブ信号によりスイッチングされ
る。低電位側のドライブ端子“e”は後述のインバータ
制御回路部によりグランドレベルを基準にして“Hig
h”レベルの状態と“Low”レベルの状態が高周波的
に交番するように制御される0MoSトランジスタQ3
の駆動回路の構成及び動作については、Mo8)ランジ
スタQ2の駆動回路と同様であり、抵抗R7、R8、R
31が抵抗R,4,R5,R30にそれぞれ対応し、ダ
イオードD7がダイオードD6に対応している。
第1のドライブ信号と第2のドライブ信号は同時に“H
igh”レベルとなることはなく、第1のドライブ信号
が”High”レベルで第2のドライブ信号が“Low
”レベルである第1の期間と、第1及び第2のドライブ
信号が同時に“Lo−”レベルとなる第2の期間と、第
1のドライブ信号が“Lo−”レベルで第2のドライブ
信号が“High”レベルである第3の期間と、第1及
び第2のドライブ信号が同時に“Low”レベルとなる
第4の期間とが同順に繰り返されるものである。
第1の期間では、MOS)ランジスタQ2がオン、MO
S)−ランジスタQ3がオフとなり、直流変換回路21
の正出力端子から、MOSトランジスタQ2、低抵抗R
6、直流成分カット用のコンデンサC6、負荷回路、直
流変換回路21の負出力端子を通る経路に電流が流れる
。第2の期間では、MOS)−ランジスタQ2.Q3が
同時にオフとなり、負荷回路の振動電流はMOSトラン
ジスタQ3のドレイン・ソース間に寄生する内蔵の逆並
列ダイオードを介して流れる。第3の期間では、MOS
トランジスタQ2がオフ、MOS)ランジスタQ3がオ
ンとなり、直流成分カット用のコンデンサC6が電源と
なって、コンデンサC6からMOSトランジスタQ3.
低抵抗R9、負荷回路を介してコンデンサC6に戻る経
路で電流が流れる。第4の期間では、MoSトランジス
タQ2゜Q3が同時にオフとなり、負荷回路の振動電流
はMOSトランジスタQ2のドレイン・ソース間に寄生
する内蔵の逆並列ダイオードを介して流れる。
このようにして、負荷回路には高周波的な交番電流が流
れる。なお、MOSトランジスタQ2.Q3のスイッチ
ング周波数は、負荷回路の固有振動周波数よりも少し高
く設定されることが一般的である。
次に、予熱回路24は予熱トランスT1よりなり、その
1次巻線は高周波変換回路22の高周波出力に接続され
ており、第1及び第2の2次巻線は放電灯1の第1及び
第2のフィラメントにそれぞれ接続されている。これに
より、高周波変換回路22の高周波出力を降圧した高周
波電圧が放電灯1のフィラメントに印加されて、放電灯
1のフィラメントが高周波予熱される。予熱トランスT
1の第3の2次巻線に得られる高周波電圧は、直流変換
回路41に供給されて、直流電力重畳手段4の電源とな
っている。
次に、共振回路23はインダクタCH2とコンデンサC
7の直列回路を高周波変換回路22の高周波出力に接続
し、コンデンサC7の両端にコンデンサC8とフィルタ
コイルFC3を介して、放電灯1を接続して成るもので
あり、高周波変換回路22の高周波出力を共振させるこ
とにより、放電灯1を始動・点灯させている。なお、フ
ィルタコイルFC3は雑音防止のために設けられている
次に、直流変換回路41は、予熱トランスT1の第3の
2次巻線から得られる高周波電圧を整流するダイオード
D3と、整流出力を平滑する平滑コンデンサC9とから
構成されている。つまり、本実施例にあっては、高周波
変換回路22により得られる高周波電圧を整流平滑して
直流電力重畳手段4の電源を得ている。
平滑コンデンサC9に得られた直流電圧は、インダクタ
CH3とダイオードD2を介して放電灯1に印加されて
いる。インダクタCH3は第3図に示すインピーダンス
素子42に相当しており、直流に対しては、その銅損分
がインピーダンスとなるが、共振回路23からの高周波
に対しては、インダクタCH3のインダクタンス値をL
とすると、その誘導リアクタンスjωLがインピーダン
スとなり、高周波に対する回り込みを防止している。ま
た、ダイオードD2は第3図に示すダイオード43に相
当しており、放電灯1の両端電圧によって平滑コンデン
サC9が充電されることを防止している。一方、直流電
力重畳手段4からの直流電圧は、共振回路23のコンデ
ンサC8により阻止されるので、予熱回路24の予熱ト
ランスT1に流れるようなことは無く、放電灯1の主電
流路を介してのみ流れるものである。
以上のようにして、放電灯1の両端には高周波変換回路
22からの高周波電圧が印加されると共に、直流電力重
畳手段4からの直流電圧が重畳されるものである。なお
、直流変換回路21のコンデンサC4,C5に得られる
電圧VDCは、上述のように、はぼ完全に平滑された直
流電圧となるので、高周波変換回路22により得られる
高周波電圧の包絡線もフラットとなり、放電灯1の光出
力にはほとんどちらつきが生じない。
次に、制御回路部について説明する。
制御回路部は、直流変換回路21における昇圧チョッパ
ー用のMOS)ランジスタQ1を制御するチョッパー制
御回路部と、高周波変換回路22におけるMoSトラン
ジスタQ2.Q3を制御するインバータ制御回路部と、
これらに動作電源電圧Vccを供給する制御電源回路部
とからなる。
まず、制御電源回路部の構成について説明する。
直流変換回路21におけるコンデンサC2の両端には、
降圧トランスT2の1次巻線が接続されている。降圧ト
ランスT2の2次巻線にはダイオードブリッジDB2の
交流入力端が接続されており、ダイオードブリッジDB
2の直流出力端にはコンデンサC10とツェナダイオー
ドzD1が並列接続されている。ツェナダイオードZD
1のアノード側はグランドレベルに接続され、カソード
側には制御電源電圧Vccが得られる。この制御電源電
圧Vccはチョッパー制御回路部とインバータ制御回路
部の動作電源となっている。
次に、チョッパー制御回路部について説明する。
発振回路ICIはスイッチングレギュレータ用の制御用
IC(日本電気株式会社製造μPC494C)よりなる
、この制御用ICは、周知のように、電源端子(12番
ビン)とアース端子(7番ピン)の間に制御電源電圧V
ccを印加されて使用され、コンデンサ端子(5番ピン
)とアース端子間に接続されるコンデンサC14と、抵
抗端子(6番ビン)とアース端子間に接続される抵抗R
14どの時定数に応じた周波数で発振する発振器を内蔵
している。
その第1の発振出力は、第1のオーブンコレクタ端子(
8番ビン)と第1のオープンエミッタ端子(9番ピン)
の間が短絡される状態と開放される状態が交番すること
により得られ、第2の発振出力は、第2のオープンコレ
クタ端子(11番ピン)と第2のオープンエミッタ端子
(10番ビン)の間が短絡される状態と開放される状態
が交番することにより得られる。ここで、出力制御端子
(13番ビン)をアースレベルに落としたときには、1
石用のシングル・エンド動作を行い、第1の発振出力は
第2の発振出力と一致するものであるが、出力制御端子
を基準電圧出力端子(14番ビン)に得られる基準電圧
Vrefのレベルに設定したときには、2石用のプッシ
ュプル動作を行い、第1の発振出力と第2の発振出力は
所定のデッドオフタイムを経て、反対の状態を取る。こ
のデッドオフタイムは、基準電圧Vrefのレベルを抵
抗R10とR33及び可変抵抗VR2により分圧して、
デッドオフタイム制御端子(4番ビン)に入力すること
により、設定できる。なお、非反転入力端子(1番ビン
、16番ビン)と反転入力端子(2番ビン、15番ビン
)は、パルス幅制御用のコンパレータの入力端子である
0本実施例では、第1の非反転入力端子(1番ピン)に
は直流変換回路21の出力電圧VDCを抵抗R2とR3
及び可変抵抗VRIにて分圧した電圧を印加している。
この端子は高周波バイパス用のコンデンサC12を介し
てアースレベルに接続されている。また、第1の反転入
力端子(2番ビン)には、基準電圧V refを抵抗R
12とR11にて分圧した基準電圧が印加されている。
一方、第2の非反転入力端子(16番ビン)をアースレ
ベルにプルダウンし、第2の反転入力端子(15番ビン
)を制御電源Vccのレベルにプルアップしており、本
実施例ではこれらの端子は使用されてぃない、フィード
バック端子(3番ビン)はパルス幅制御用の帰還入力端
子であり、抵抗R13及びコンデンサC13を介して第
1の反転入力端子(2番ビン)に接続されている。
本実施例では、出力制御端子(′13番ピン)をアース
レベルに落としているので、上述のように、第1の発振
出力と第2の発振出力は一致しており、その発振周波数
は抵抗R14とコンデンサC14の時定数により決まり
、そのパルス幅は基本的には可変抵抗VR2の設定によ
って決まり、また、直流変換回路21の出力電圧VOC
が変化したときには、その電圧変化を相殺するようにパ
ルス幅が制御されるものである。そして、本実施例では
、この発振回路ICIの発振出力を、トランジスタQ4
〜Q6を含む駆動回路を介してMOS)ランジスタQ1
のドライブ端子“a”に供給している。
以下、トランジスタQ4〜Q6を含む駆動回路の構成に
ついて説明する。第1及び第2のオープンエミッタ端子
(9番ピン、10番ビン)をアースレベルに接続し、第
1及び第2のオープンコレク夕端子(8番ビン、11番
ビン)をトランジスタQ4のベースに接続している。第
1及び第2のオープンコレクタ端子が第1及び第2のオ
ープンエミッタ端子と非導通状態のときには、トランジ
スタQ4のベースには、制御電源電圧Vccを抵抗R1
5゜R16により分圧したバイアス電圧が印加され、ト
ランジスタQ4がオンされる。また、第1及び第2のオ
ープンコレクタ端子が第1及び第2のオープンエミッタ
端子と導通しているときには、トランジスタQ4のベー
スはアースレベルにプルダウンされ、トランジスタQ4
はオフされる。トランジスタQ4のエミッタはアースレ
ベルに接続されており、コレクタは抵抗R17を介して
制御電源電圧Vccのレベルに接続されると共に、トラ
ンジスタQ5.Q6のベースに接続されている。したが
って、トランジスタQ4がオンされると、トランジスタ
Q5.Q6のベース電位は低くなり、トランジスタQ4
がオフされると、トランジスタQ5.Q6のベース電位
は高くなる。トランジスタQ5のコレクタは制御電源電
圧Vceのレベルに接続され、トランジスタQ6のコレ
クタはアースレベルに接続される。トランジスタQ5.
Q6のエミッタは順バイアス用の抵抗R18と逆バイア
ス用のダイオードD4を介して、Mo3)ランジスタQ
1のドライブ端子°“a″に接続されており、同端子は
抵抗R32を介してアースレベルに接続されている。ト
ランジスタQ5はNPN型、トランジスタQ6はPNP
型であるので、そのベース電位が高くなると、トランジ
スタQ5はオンとなり、トランジスタQ6はオフとなる
。このとき、制御電源電圧VccよりトランジスタQ5
、抵抗R18、R32を介して電流が流れ、抵抗R32
の両端に電圧が発生する。この電圧がMOSトランジス
タQ1のドライブ端子“a”に印加され、MOSトラン
ジスタQ1のゲート・ソース間電位が上昇して、MOS
トランジスタQ1がオンされる。
次に、トランジスタQ4がオンとなり、トランジスタQ
5.Q6のベース電位が低くなると、トランジスタQ5
はオフとなる。このとき、MOS)ランジスタQ1のゲ
ート・ソース間蓄積電荷がダイオードD4、トランジス
タQ6のエミッタ・ベース間、トランジスタQ4のコレ
クタ・エミッタ間を介して放電され、トランジスタQ6
にベース電流が流れることにより、トランジスタQ6の
エミッタ・コレクタ問が導通し、Mo3)ランジスタQ
1のゲート・ソース間蓄積電荷は急速に放電される。こ
れによって、MoSトランジスタQ1の駆動回路が構成
されている。
次に、インバータ制御回路部について説明する。
発振回路IC3はスイッチングレギュレータ用の制御用
IC(日本電気株式会社製造μPC494C)よりなる
、各端子の名称及び機能については、発振回路ICIに
ついて説明した通りであるので、重複する説明は省略す
る0発振回路IC3では、パルス幅制御用の非反転入力
端子(1番ビン、16番ビン)と反転入力端子(2番ビ
ン、15番ピン)は使用しないので、前者をアースレベ
ルにプルダウンし、後者は基準電圧出力端子(14番ビ
ン)に得られる基準電圧Vrefのレベルにプルアップ
している。また、出力制御端子(13番ビン)に基準電
圧Vrefを印加して、発振回路IC3をプッシュプル
動作させると共に、基準電圧Vrefを抵抗R25と可
変抵抗VR3により分圧した電圧をデッドオフタイム制
御端子(4番ビン)に印加して、デッドオフタイムを設
定している。コンデンサ端子(5番ビン)はコンデンサ
C19を介してアースレベルに接続し、抵抗端子(6番
ピン)は抵抗R24及び可変抵抗VR4を介してアース
レベルに接続している0発振回路IC3の発振周波数は
コンデンサC19と抵抗R24及び可変抵抗VR4の時
定数により決まる。可変抵抗VR4にはコンデンサC1
8を並列接続しであるので、可変抵抗VR4の抵抗値を
急激に変化させても発振回路IC3の発振周波数は緩や
かに変化する。電源端子(12番ビン)とアース端子(
7番ピン)の間には、制御電源電圧Veeを印加してい
る。第1及び第2のオープンエミッタ端子(9番ピン、
10番ビン)はアースレベルに接続し、第1及び第2の
オープンコレクタ端子(8番ビン、11番ビン)はそれ
ぞれ抵抗R26,R27を介して制御電源電圧Vccの
しベルにプルアップされると共に、第1及び第2の反転
バッファGl、G2の入力に接続されている。
第1のオープンコレクタ端子(8番ビン)が第1のオー
プンエミッタ端子(9番ビン)と導通状態になると、第
1のオープンコレクタ端子(8番ビン)はLow”レベ
ルとなり、第1の反転バッファG1の出力は“High
”レベルとなる。また、第1のオープンコレクタ端子(
8番ビン)が第1のオープンエミッタ端子(9番ビン)
と非導通状態になると、第1のオープンコレクタ端子(
8番ビン)は抵抗R26を介して制御電源電圧Vceの
レベルにプルアップされているので、“High”レベ
ルとなり、第1の反転バッファG1の出力は“Low”
レベルとなる。
同様に、第2のオープンコレクタ端子(11番ビン)が
第2のオープンエミッタ端子(10番ピン)と導通状態
になると、第2の反転バッファG2の出力は“High
”レベルとなり、非導通状態になると、第2の反転バッ
ファG2の出力は“Low”レベルとなる。
次に、ドライバー回路IC4は高速・高耐圧ブリッジド
ライバーIC(IR社製lR2110)よりなる、この
回路例では、入力端子(12番ビン。
10番ビン)にそれぞれ反転バッファGl、G2の出力
が接続され、同じ波形で絶縁耐圧が500vのドライブ
信号が出力端子(1番ピン、7番ピン)から出力される
。第1の出力端子(1番ビン)に得られる出力は、反転
バッファG3と反転バッファ群BF1を介して、低電位
側のMOSトランジスタQ3のドライブ端子“e”に供
給される。高電位側のMo3)ランジスタQ2のグラン
ド端子”d”はドライバー回路IC4の高電位側グラン
ド端子(5番ビン)に接続されている。ドライバー回路
IC4の第2の出力端子(7番ピン)に得られる出力は
、反転シュミットゲートG5と反転バッファ群BF2を
介して、高電位側のMo3)ランジスタQ2のドライブ
端子“C″に供給される。なお、ダイオードD5と抵抗
R28及びコンデンサC20よりなる回路は、いわゆる
ブートストラップ回路であり、7番ピンから得られる高
電位側のドライブ信号の電源電圧を供給している。この
コンデンサC20に得られる電源電圧は、ツェナダイオ
ードZD2により一定電圧に規制される。また、コンデ
ンサC20の電圧が所定値未満のときには、シュミット
バッファG4の出力が“Lo−”レベルとなり、反転シ
ュミットゲートG5の信号通過を阻止する。そして、コ
ンデンサC20の電圧が上昇し、抵抗R29とツェナダ
イオードZD3よりなる定電圧回路によりシュミットバ
ッファG4にスレショルドレベル以上の電圧が入力され
ると、シュミットバッファG4の出力が“High”レ
ベルとなり、反転シュミットゲートG4の信号通過が可
能となる。
以上の制御回路部を備える本実施例の放電灯点灯装置で
は、可変抵抗VR4の値を変えることにより、高周波変
換回路22の動作周波数を変化させることができ、いわ
ゆる周波数調光が可能となる。このとき、高周波変換回
路22の動作周波数は負荷回路の固有振動周波数よりも
高い範囲で変化させれば、負荷回路には遅れ位相の電流
が流れ、MoSトランジスタQ 2 、Q 3のスイッ
チングを安定に行うことができる。具体的には、可変抵
抗VR4の値を小さくして行くことにより、高周波変換
回路22の動作周波数を負荷回路の固有振動周波数より
遠ざけることにより、共振回路23の共振作用を弱くし
て、放電灯1を調光することができる。この場合、可変
抵抗VR4の値は連続的に変化させることができるので
、連続調光が可能となる。
上記回路の各部の動作波形を第5図及び第6図に示す、
第5図は上記回路の高周波的な動作を示しており、第6
図は上記回路の低周波的な動作を示している。第5図に
おいて、左側の波形は全点灯時、右側の波形は調光点灯
時における可変抵抗VR4の抵抗値、MOSトランジス
タQ2のゲート・ソース間電圧VCS、ドレイン電流I
D、M○SトランジスタQ3のゲート・ソース間電圧V
cs、ドレイン電a I o、インダクタCH2に流れ
る共振電流I C)+2、ランプ電流11a及びランプ
電圧VLILを示している。同図から明らがなように、
可変抵抗VR4の値を小さくすると、発振回路IC3の
発振周波数が高くなり、インダクタCH2に流れる共振
電流I CHIが少なくなり、ランプ電流ILaが絞ら
れる。また、ランプ電圧vLaに占める直流バイアス成
分の割合が増大する0次に、第6図は商用交流電源Vs
の入力電圧vlN、直流変換回路21の出力電圧VDC
1可変抵抗VR4の抵抗値、ランプ電流ILa及びラン
プ電圧vLaを示している。
ただし、入力電圧vINの時間軸は他の波形の時間軸と
は異なり、可変抵抗VR4の抵抗値は、入力電圧V1N
の1サイクルに比べて十分に緩やかに変化するものであ
る。同図から明らかなように、可変抵抗VR4の抵抗値
が小さくなると、ランプ電流ILaが絞られると共に、
ランプ電圧VLaに占める直流バイアス成分の割合が増
大する。なお、電圧波形、電流波形共に、第4図中に図
示した方向を正としている。
本発明者らは、第4図に示した具体回路を用いて実際に
FLR−40の蛍光灯を調光制御したが、M管、M−X
管は勿論PS管(M −X管の一種で放電管内にクリプ
トンを封入して省電力化を図りた放電灯)までも、相対
照度比で0.5%未満の低光束レベルまで安定に調光制
御可能であることを確認できた。
また、上記の回路では、本発明の主たる目的を達成でき
る以外に、放電灯1に印加する直流電圧の値を任意に設
定することが可能なため、その電圧値を低目(例えば4
0■)に設定することにより、放電灯Lmの未装着時に
おけるランプソケット間の直流電圧の値を低く抑えるこ
とが可能となり、安全面において有利になるという副次
的な効果も得られる。さらに、放電灯1の始動時には、
共振回路23による高周波高電圧(第10図(a)参照
)に、直流電力重畳手段4からの直流電圧が重畳される
こととなり、放電灯1への印加電圧のピークが高くなる
(第10図(b)参照)ため、始動性の向上が図れると
いった効果も得られる。
なお、本実施例では、調光手段として周波数調光を用い
ているが、デユーティ制御など他の調光方式を用いても
良い、また、高周波変換回路22にハーフブリッジイン
バータ方式を用いているが、1石インバータ方式やフリ
ブリッジインバータ方式などを用いても良い、さらに、
インピーダンス素子42としてインダクタCH3を用い
ているが、抵抗など他のインピーダンス素子を用いても
良い。
さらにまた、予熱回路24として予熱トランスT1を用
いているが、共振用コンデンサによるコンデンサ予熱な
ど、他の予熱回路を用いても良いことは言うまでも無い
、要するに、本発明は原理的に第1図に示す構成を用い
て、低光束レベルまで放電灯1を調光制御するものであ
れば、特に回路方式は問わないものである。
我々は、実施例1の具体回路において、当初の目的を充
分に達成できることを確認した。しかしながら、実施例
1の回路では放電灯1の立ち消えの心配が無い調光レベ
ル(相対照度比20%以上)においても放電灯1に直流
電流を流すこととなり、カタホリシスの発生や、ランプ
寿命の悪化、といった問題が生じる。そこで、何らかの
手段により放電灯1の相対照度比を検出し、立ち消えの
心配の無い調光レベルでは、直流電流をカットする回路
を付は加えれば、より好ましい、そのような回路例を第
7図に示す。
[実施例2] 第7図は本発明の第2実施例の概略構成を示しており、
相対照度比を検出する手段として、ランプ電流を検出し
ている。ランプ電流路に電流トランスを直列的に挿入し
、ランプ電流検出回路46によりランプ電流を検出し、
ランプ電流が大きい場合には、スイッチング制御回路4
5によりスイッチング回路44を開路し、直流電力の重
畳を停止させる。また、ランプ電流が小さい場合には、
スイッチング制御回路45によりスイッチング回路44
を閉路し、直流電力を重畳させる。
本実施例のように、インピーダンス素子42と放電灯1
の間にスイッチング回路44を直列的に挿入することに
より、無負荷時(放電灯未装着時)において、ランプソ
ケットへの直流電圧の印加を遮断することが容易になり
、安全性を高めることができる。
なお、相対照度比を検出する手段としては、うンプ電流
を検出する手段の他、第4図のインダクタCH2に流れ
る共振電流I eH2を検出しても良く、要は相対照度
比と相関のある電圧又は電流を検出すれば良いことは言
うまでもない。
[実施例3〕 第8図は本発明の第3実施例の回路図である。
実施例1の回路構成においては、直流変換回路21.4
1が2つ設けられているが、本実施例では、これらを共
用しており、直流変換回路21から得られる直流電圧を
インピーダンス素子42とダイオード43を含む直流電
力重畳手段4を介して放電灯1に重畳している。なお、
このような回路構成において、直流電圧がランプ電圧よ
りも高いか、あるいはインピーダンス素子42のインピ
ーダンスが大きい場合(例えば100にΩの抵抗を使用
する場合)において、高周波電流の直流回路への回り込
みが少ないと考えられるときには、放電灯1とインピー
ダンス素子42に対して直列的に挿入されるダイオード
43を省略しても良い。
[実施例4] 第9図は本発明の第4実施例の回路図である。
本実施例にあっては、第7図に示す第2実施例において
、インピーダンス素子42とダイオード43及びスイッ
チング回路44を、第1及び第2のインピーダンス素子
42m、42bとダイオード43a、43b及びスイッ
チング回路44a、44bに分けたことを特徴とするも
のである。また、直流電流をスイッチングする回路を3
個以上並列的に接続しても構わない、直流電流をスイッ
チングする回路を複数個並列的に接続した場合には、各
々のスイッチング回路44m、44b、・・・が開路又
は閉路される調光レベルを別々に設定することにより、
調光レベルに応じた適正な直流電流をランプ電流に重畳
することが可能となり、より適正な調光を行うことが可
能となる。もちろん、並列的に接続された各スイッチン
グ回路44a、44b、・・・に接続されるインピーダ
ンス素子42a、42b、・・・の種類や値などはそれ
ぞれ異なるものを用いても良いことは言うまでもない。
さらに、第9図の回路例では、ランプ電流検出回路46
によりランプ電流を検出し、スイッチング制御回路45
の制御下にてスイッチング回路44a、44bを制御し
て、調光レベルに応じた適正な直流電流をランプ電流に
重畳しているが、例えば、調光制御部3からスイッチン
グ回路44a、44bに制御信号を与えても良く、また
、本点灯装置へ入力される調光レベル設定信号によって
スイッチング回路44m、44bを制御しても良い。
なお、各スイッチング回路44m、44bの開路及び閉
路動作には、調光レベルに対してヒステリシス特性を持
たせることが望ましい、なぜなら、スイッチング回路4
4a、44M’)P路及び閉路によって放電灯1の光出
力に差が生じると考えられるので、ヒステリシス特性を
持たせないと、スイッチング回路44a、44bがスイ
ッチングされる動作点近傍の調光レベルでは、スイッチ
ングの縁り返しにより、放電灯1のちらつきが発生する
恐れがあるので、これを防止するためである。
L1λL なお、本発明に類似する構成を有する放電灯点灯装置と
して、第11図に示すような装置(特開昭55−122
397号公報参照)がある、この装置は、常時、直流電
源5にて蛍光灯1のフィラメントf7.rtに予熱電流
を流すことにより、発振トランスOTの小形化を可能と
し、蛍光灯よりなる放電灯1の黒化を防止し、放電灯1
の瞬時始動を可能とし、インバータの高周波出力を制御
するだけで放電灯1を調光可能することにより調光を容
易とし、フィラメント1のフィラメントf、、ftに形
成されるスポット(輝点)を分散させて、放電灯1の高
出力化を実現すること等を目的としており、本発明のよ
うに、アーク放電領域からグロー放電領域まで放電灯を
調光制御することについては何ら開示していない。
L1匠i また、本発明に類似する構成を有する他の放電灯点灯装
置として、第12図(a) 、 (b)に示すような装
置(特開昭57−118396号公報参照)がある、こ
の装置は、放電灯1を商用交流点灯すると共に、直流バ
イアスを与えて、ランプ電流の−方の極性の半波の電流
値IAと他方の極性の半波の電流値■6との比I A/
 I 8を1.001〜1.2とすることにより、スト
ライエーションを防止することを目的としており、やは
り、前述したような深い調光レベルまで放電灯1を調光
制御することについては何ら開示していない。
[発明の効果] 本発明にあっては、上述のように、高周波電源から高周
波電力を供給される低圧水銀放電灯をアーク族を領域か
らグロー放電領域才で調光制御する放電灯調光点灯装置
において、低光束調光時の放電を維持できるレベルの直
流電力を前記高周波電力に重畳して放電灯に印加するよ
うにしたものであるから、放電灯の立ち消えや、管中央
が暗くなるような現象を生じることなく、放電灯を深い
調光レベルまで安定に調光制御することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すブロック回路図、第2
図は同上に用いる放電灯の等価回路図、第3図は本発明
の第1実施例の概略構成を示すブロック回路図、第4図
は同上の具体回路構成を示す回路図、第5図及び第6図
は同上の動作波形図、第7図は本発明の第2実施例の概
略構成を示すブロック回路図、第8図は本発明の第3実
施例の概略構成を示すブロック回路図、第9図は本発明
の第4実施例の概略構成を示すブロック回路図、第10
図(a)、(b)は本発明の第1実施例の動作説明のた
めの波形図、第11図は本発明に対する第1の比較例の
回路図、第12図(a) 、 (b)は本発明に対する
第2の比較例の回路図である。 1は放電灯、2は高周波電源、3は調光制御部、4は直
流電力重畳手段、5は直流電源である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低圧水銀放電灯と、前記放電灯に高周波電力を供
    給する高周波電源と、前記放電灯をアーク放電領域から
    グロー放電領域まで調光する調光制御部とを備える放電
    灯調光点灯装置において、低光束調光時の放電を維持で
    きるレベルの直流電力を前記高周波電力に重畳して前記
    放電灯に印加する直流電力重畳手段を備えることを特徴
    とする放電灯調光点灯装置。
  2. (2)低光束調光時の最低光束が前記放電灯の定格点灯
    時の光束の20%未満であることを特徴とする請求項1
    記載の放電灯調光点灯装置。
  3. (3)所定の光束レベル以上では前記直流電力を遮断す
    る手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の放電灯調光点灯装置。
  4. (4)前記直流電力を調光レベルに応じて適正な値とす
    る制御部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載の放電灯調光点灯装置。
  5. (5)直流電力重畳手段を複数有し、且つ直流電力を遮
    断する手段を複数備え、これらを並列的に配したことを
    特徴とする請求項3に記載の放電灯調光点灯装置。
  6. (6)前記高周波電源の高周波電力を直流電力に変換す
    る回路を備え、該直流電力を前記直流電力重畳手段の電
    源としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
    項に記載の放電灯調光点灯装置。
  7. (7)前記放電灯への高周波電力の供給はコンデンサを
    介してなされることを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れか1項に記載の放電灯調光点灯装置。
  8. (8)前記コンデンサは放電灯点灯用の共振回路の構成
    要素であることを特徴とする請求項7記載の放電灯調光
    点灯装置。
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