JPH02253405A - 搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、たとえば総合病院等において、カルテ、伝票
、あるいは薬品などの物品を被搬送物として戒壇点から
他の目的の地点まで搬送するような場合に適した搬送装
置に関する。

（従来の技術） 従来、たとえば総合病院の医事課と診察室との間におい
て、カルテ、伝票、その他物品などを収納する被搬送物
の受渡しを行う手段としては既に特願昭６１−２０１３
５８号に示す搬送装−が開発され、実用化されている。

しかして、上記搬送システムの搬送路としては第３図に
示すループをの主搬送路（１）と、この主搬送路（１）
から分岐してなる分岐搬送路（２）・・・が用いられて
いる。

上記主搬送路（１）は第４図に示すように図示しない被
搬送物を収納した搬送用ケース（４）の収容部を有する
搬送体（以下、キャリアという）（３）を高速搬送する
構成となっている。すなわち、キャリア（３）は複数の
車輪（５）・・・を備えた支持部材（６）を介して２本
のガイドレール（７）　、　（７）に走行自在に取付け
られている。また、キャリア（３）の搬送は、キャリア
（３）側に設けた二次導体（８）と、主搬送路（１）側
に所定間隔で設けられた第１導体であるステータ（９）
とからなるリニアモータ（１０）を用いて行うようにな
っている。

また、上記主搬送路（１）から分岐搬送路（２）・・・
が分岐される部分には、それぞれにリニアモータ（１０
）のステータ（９）を有し、キャリア（３）を必要に応
じて停止させるキャリア停止部（図示しない）・・・が
設けられているとともに、これらのキャリア停止部に対
応してそれぞれ搬送用ケース（４）を移載するための移
載手段（図示しない）が設けられた状態となっている。

この移載手段は主搬送路（１）と分岐搬送路（２）との
間の搬送用ケース（４）の受取りや受渡し、すなわち、
カルテ、伝票、その他物前等の被搬送物を収納した搬送
用ケース（４）、あるいは被搬送物を取出した空の搬送
用ケース（４）の移載動作を自動的に行なえるようにな
っている。

第５図は上記分岐搬送路（２）に移載された搬送用ケー
ス（４）を受取って被搬送物を取出し、別体の被搬送物
を搬送用ケース（４）に収納して目的の地点まで搬送す
るための発送、到着用ステーションを示したもので１例
えば第３図に示す２階のカルテ室フロアに設置される発
送、到着用ステーションの一例である。この発送、到着
用ステーション（２０）には開放機構部（２１）を内蔵
し、搬送用ケース（４）が上記開放機構部（２１）に送
られてくると、ケース（４）の蓋体（図示しない）が自
動的に開かれ、この搬送用ケース（４）内に被搬送物が
存在しているか否かを第６図に示す発光素子及び受光素
子からなる１対のセンサー（２２）によって検知され、
搬送用ケース（４）を到着ゾーン（２３）の終端部まで
搬送する。なお、このとき被搬送物が存在しない搬送用
ケース（４）は図示しない紫外線殺菌装置により殺菌さ
せる一方、被搬送物が存在している搬送用ケース（４）
は被搬送物への影待を避けるため殺菌を行わず、搬送用
ケース（４）の操作部（図示しない）へ搬送されるよう
になっている。そして、上記搬送用ケース（４）から被
搬送物が取出されると、図示しない内容物検知部により
被搬送物を検知するが、このとき必要であれば先送りす
るようになっている。

また、第５図に示す（２４）は被搬送物が収納された搬
送用ケース（４）を発送するための発送ゾーンで、上記
搬送用ケース（４）　を第６図に示す発送ゾーン（２４
）の始端部に投入後、操作パネル（２５）上の宛先設定
および発送釦を押下することにより、上記搬送用ケース
（４）は到着用ステーション（２０）に内蔵している閉
塞機構部（２６）側へ移動し、この閉塞機構部（２６）
によって搬送用ケース（４）の蓋体（図示しない）が自
動的に閉じられ、主搬送路（１）側へ搬送されるように
なっている。

（発明が解決しようとする課題） 従来、到着用ステーション（２０）に搬送される搬送用
ケース（４）には中央部に貫通孔（４ａ）＃Ｓ穿設され
ており、この搬送用ケース（４）が到着用ステーション
（２０）の到着ゾーン（２３）および発送ゾーン（２４
）を移動するとき、上記１対のセンサー（２２）からの
光が上記貫通孔（４ａ）を通過し、その反応の有無によ
って被搬送物の存在を検知するようにしていた。

しかし、このような方法で被搬送物の存在を検知した場
合、第７図に示すように腰の弱い書類（Ｐ）などが搬送
用ケース（４）内でわん曲すると、被搬送物（Ｐ）の高
さが貫通孔（４ａ）まで達せず、塞がれない状態となる
ため、被搬送物（Ｐ）が存在しているにも拘らず、セン
サー（２２）により検知できないという欠点があった。

また、搬送用ケース（４）をセンサー（２２）の光と交
差する方向へ搬送させることも考えられるが、このよう
な搬送方法はセンサー　（２２）が邪魔になって搬送し
にくいという問題がある。

本発明は上記課題を解決するためになされたもので、到
着用ステーション内に配設されるセンサーの取付は位置
を変えることにより、搬送用ケース内に存在する被搬送
物が、例えば腰の弱い′１ｉＩＦ類などが搬送用ケース
の底部にわん曲している状態にある場合でも被搬送物の
有無を確実に検出することができる搬送装置ｄを提供す
ることを目的とする。

（発明の構成〕 （課題を解決するための手段） 本発明は上記課題を解決するために、被搬送物が収納さ
れる搬送用ケースを主搬送路から分岐して設けられた分
岐搬送路を経て目的のステーションに搬送し得るととも
に上記ステーションから被搬送物を収納した搬送用ケー
スの発送が可能な搬送装置において、上記ステーション
に搬送されてきた搬送用ケースから被搬送物を取出すた
めの到着ゾーンおよび被搬送物を収納した搬送用ケース
を発送するための発送ゾーンにセンサー・ビームが交差
するように配にされ、上記搬送用ケース内に被搬送物の
有無を検知する２対１組の検知手段と、上記発送ゾーン
に配置された上記検知手段からの信号により搬送用ケー
スの発送を制御する制御手段とを具備して構成されるも
のである。

（作　用） ステーション内の到着ゾーンおよび発送ゾーンにセンサ
ー・ビームが交差してなる２対１組の検知手段を配置し
たことにより、腰の弱い例えば書類等の被搬送物が搬送
用ケースの底部にわん曲状層で存在している場合でも被
搬送物の存在を確実に検知することができる。

（実施例） 以下、本発明を第１図乃至第５図に示す一実施例にもと
づいて説明する。第３図は総合病院において、被搬送物
（たとえば、カルテ、伝票、その他の物品等）が収納さ
れた搬送用ケースを例えば、医事課から目的の診察室へ
搬送するループ状の主搬送路（１）と、この主搬送路（
１）から分岐して設けられた分岐搬送路（２）・・・と
からなる搬送システムを示したものである。しかして、
上記主搬送路（１）には従来と同様、第４図に示すよう
に図示しない被搬送物を収納した搬送用ケース（１４）
の収容部を有する搬送体、すなわちキャリア（３）を高
速搬送するようになっている。すなわち、キャリア（３
）は複数の車輪（５）・・・を備えた支持部材（６）を
介して２本のガイトレール（７）、（７）を走行自在に
取付けられている。また、キャリア（３）の搬送は、キ
ャリア（３）側に設けた二次導体（８）と、主搬送路（
１）側に所定間隔で設けられた第１導体であるステータ
（９）とからなるリニアモータ（１０）を用いて行うよ
うに構成されている。

したがって、上記キャリア（３）はステータ（９）を通
過するごとに加速されてステータ（９）間をほぼ一定速
度で走行するよう、加速９通過を繰返し目的地の分岐搬
送路（２）まで走行し、この分岐搬送路（２）において
キャリア（３）から搬送用ケース（１４）の積下ろし、
あるいは搬送用ケース（１４）をキャリア（３）に積込
む作業が行われ、っぎの目的地へ走行するようになって
いる。第４図はキャリア（３）に搬送用ケース（１４）
が積込まれた状態を示すものである。

つぎに、第５図は分岐搬送路（２）に搬送用ケース（１
４）を積下ろしたり、あるいはこの搬送用ケース（１４
）につぎの被搬送物が収納されるのを待機したりする場
所として設置される到着用ステーション（３０）を示し
たものである。この到着用ステーション（３０）には搬
送されてきた搬送用ケース（１４）を複数個保持し、か
つ上記搬送用ケース（１４）内に被搬送物が存在してい
るか否かを検出するための発光素子および受光素子から
なるセンサー（３１ａ）　。

（３１ｂ）を配置した到着ゾーン（２３）と、この到着
ゾーン（２３）の終端部で被搬送物が取出された搬送用
ケース（１４）を直交方向へ移動させて順次保持し、か
つこの搬送用ケース（１４）内に被搬送物が収納されて
いるか否かを検出するためのセンサー（３１ａ）。

（３１ｂ）を配置した発送ゾーン（２４）が設置されて
いる６図中、（２１）は到着用ステーション（３ｏ）に
搬送されてきた搬送用ケース（１４）の蓋体（図示しな
い）を自動的に開く開放構機部、（２５）は搬送用ケー
ス（１４）の行先を指定することにより図示しない開閉
検知能が蓋体の開閉状態を検知し、かつセンサー（３１
ａ）、　（３１ｂ）からの検知信号を表示する表示部を
備えた操作パネル、（２６）は被搬送物が収納された搬
送用ケース（１４）の蓋体を自動的に閉じる閉塞機構部
である。

そこで、上記到着ゾーン（２３）および発送ゾーン（２
４）には２対を１組とするセンサー（３１ａ）、　（３
１ｂ）が第１図に示すように搬送用ケース（１４）内の
中心部で交差するよう一方のセンサー（３１ａ）は搬送
用ケース（１４）の搬送方向に沿って上部から下部へ、
他方のセンサー（３１ｂ）は同じく搬送用ケース（１４
）の搬送方向に沿って下部から上部へそれぞれ配政され
る一方、上記搬送用ケース（１４）には第２図に示すよ
うに上記センサー（３１ａ）、（３１ｂ）の光軸上に貢
通孔（１４ａ）、（１４ａ）および（１４ｂ）４（１４
ｂ）が穿設され、上記センサー（３１ａ）、（３１ｂ）
からの光により搬送用ケース（１４）内に収納された被
搬送物の有無を検出するように構成されている。なお、
上記２対を１組とするセンサー（３１ａ）、　（３１ｂ
）は到着ゾーン（２３）および発送ゾーン（２４）を搬
送用ケース（１４）が矢印方向へ順次移動、停止する位
置にそれぞれ設けてもよく、また少なくとも発送ゾーン
（２４）に１箇所設置するようにしても差支えない。

つぎに、上記構成にもとづく本発明の詳細な説明する。

いま、主搬送路（１）からキャリア（３）に収容された
搬送用ケース（１４）が分岐搬送路（２）を介して目的
のステーションに到着すると、上記搬送用ケース（１４
）は到着用ステーション（３０）の開放機構部（２１）
に送られる。すると、搬送用ケース（１４）は開放機構
部（２１）内において自動的に蓋体が開かれ、第１図に
示す矢印方向へ順次移動、停止しながら到着ゾーン（２
３）の終端部に送られる。そこで。

上記搬送用ケース（１４）から被搬送物が取出されるが
、このとき被搬送物として腰の弱い１ｌＦＩ［（Ｐ）が
第２図に示すように収納されている場合でも２対１組の
センサー（３１ａ）、（３１ｂ）によりその存在を確実
に検知し、操作パネル（２５）上の表示部（図示しない
）に表示することができる。

つぎに、被搬送物の存在しない搬送用ケース（１４）は
直角方向に平行移動して発送ゾーン（２４）の始端部に
送られる。この発送ゾーン（２４）は空の状態にある搬
送用ケース（１４）に被搬送物を収納して発送する位置
である。そこで、上７？ｉｌ！搬送用ケース（１４）に
被搬送物を収納した後、上記操作パネル（２５）上の宛
先設定および発送釦を押下することにより、上記搬送用
ケース（１４）は内蔵している閉塞機構部（２６）側へ
移動する。上記発送ゾーン（２４）の終端部には到着ゾ
ーン（２３）の場合と同様に２対１組のセンサー（３１
ａ）　、　（３１ｂ）が設けられているため。

移動してきた搬送用ケース（１４）は上記センサー（３
１ａ）、　（３１ｂ）により被搬送物が収納されている
が否かを確実に検知して、上述同様操作パネル（２５）
上の表示部に表示することができる。

そこで、被搬送物が収納されていない搬送用ケース（１
４）に対しては上記閉塞機構部（２６）への移動を停止
し、被搬送物が収納されている搬送用ケース（１４）の
み閉塞機構部（２６）に移動される。すると、搬送用ケ
ース（１４）は上記閉塞機構部（２６）によって蓋体が
１初的に閉じられ、主搬送路（１）側へ搬送させること
ができる。

なお、上記実施例では発送ゾーン（２４）の終端部に２
対１組のセンサー（３１ａ）　、　（３１ｂ）を設けて
説明したが、発送ゾーン（２４）の始端部から終端部ま
で蓋体が開かれた状態にある搬送用ケース（１４）の移
動、停止上位置にそれぞれ上記センサー（３１ａ）　、
　（３１ｂ）を配設することにより被搬送物が収納され
た搬送用ケース（１４）から順次閉塞機構部（２６）へ
送り込むことも可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、搬送用ケース内の
底部にわん曲した状態で収納されている被搬送物が、た
とえば腰の弱い書類等である場合でも確実に被搬送物の
有無を検知することができる。また、搬送用ケースが到
着ゾーンから直交方向の発送ゾーンへ平行移動する際、
センサーの位置は搬送用ケースの移動に影響を与えるこ
となく行なえるという効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すもので、ステーション
におけるセンサーの位置関係と搬送用ケースの移動を示
す平面図、第２図はセンサーの位置関係により搬送用ケ
ース内の底部にわん曲して収納された被搬送物の検出状
態を示す説明図、第３図は本発明を適用した搬送システ
ムを示す模式図、第４図は搬送用ケースを搬送する一ｑ
ｆｌｉ送路の構成を示す概略的斜視図、箭５図はステー
ションの概略的斜視図、第６図は従来のステーションに
おけるセンサーの位置関係と搬送用ケースの移動を示す
平面図、第７図はセンサーの位置関係により搬送用ケー
ス内の底部にわん曲して収納されたときの状態を示す説
明図である。 ｌ・・・主搬送路　　　　　　　　　　２・・・分岐搬
送路１４・・・搬送用ケース　　　　　　　２１・・・
開放機構部２３・・・到着ゾーン　　　　　　　　２４
・・・発送ゾーン２５・・・操作パネル（制御手段）２
６・・・閉塞機構部３０・・・到着用ステーション（ス
テーション）３１ａ、　３１ｂ、　−センサー（検知手
段）代理人　弁理士　大　胡　典　夫 渠 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被搬送物が収納される搬送用ケースを主搬送路から分岐
   して設けられた分岐搬送路を経て目的のステーションに
   搬送し得るとともに上記ステーションから被搬送物を収
   納した搬送用ケースの発送が可能な搬送装置において、 上記ステーションに搬送されてきた搬送用ケースから被
   搬送物を取出すための到着ゾーンおよび被搬送物を収納
   した搬送用ケースを発送するための発送ゾーンにセンサ
   ー・ビームが交差するように配置され、上記搬送用ケー
   ス内に被搬送物の有無を検知する２対１組の検知手段と
   、 上記発送ゾーンに配置された上記検知手段からの信号に
   より搬送用ケースの発送を制御する制御手段と を具備したことを特徴とする搬送装置。