JPH0225321Y2 - - Google Patents

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JPH0225321Y2
JPH0225321Y2 JP1986128579U JP12857986U JPH0225321Y2 JP H0225321 Y2 JPH0225321 Y2 JP H0225321Y2 JP 1986128579 U JP1986128579 U JP 1986128579U JP 12857986 U JP12857986 U JP 12857986U JP H0225321 Y2 JPH0225321 Y2 JP H0225321Y2
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JP
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door
support shaft
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bush
fixed
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、厨房等の部屋の隅角部に配置され内
部に回転式の棚を設けた回転棚式キヤビネツトに
関する。
〔従来の技術〕
従来から、システムキツチン等においては、厨
房の隅角部の空間を有効利用するために、内部に
回転式の棚を設けたキヤビネツトをレイアウトす
ることが一般に行われている。
この回転棚式キヤビネツトは、平面形状を略L
型とし、棚を固定した支持軸を内部に回転自在に
取り付けると共に、前面に位置する2枚の扉をこ
の棚の回転と連動させる構造のものである。そし
て、扉は支持軸に固定したブラケツト及び該ブラ
ケツトに連接したステーにより支持され、扉を所
定の方向に押動するとブラケツトとの枢着点周り
にステーが回動し、キヤビネツトの側板に当たら
ないように扉を折り畳むことにより、棚を前面側
に引き出すことができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このような回転式の棚と連動し且つ
キヤビネツト内に入り込めるように扉を折り畳み
可能とするブラケツト及びステーの支持構造であ
るため、キヤビネツト内に固定された支持軸と扉
との間には複数の部材が介在することになる。し
たがつて、ブラケツトやステー及びその他の部品
の接続部分の緩みや材料の経時変化及び寸法公差
の拡大によつて、扉が下方向にずれたり傾斜しや
すい。その結果、配列した他のキヤビネツトの前
面側の扉との釣り合いが崩れ、システムとしての
総合的な美観を損ねてしまう。また、扉がずれた
り傾斜してしまうと、ブラケツトやステー等に捩
じりや曲げ変形を与え、開閉動作を円滑に行えな
くなつたり、部材の破損を招く等の問題もある。
本考案が解決する課題は、支持軸に対する扉の
高さが部材の経時変化等によつて変化しても簡単
に調整できるようにして、扉を正しいレベルに設
定して使えるようにすると共に、組立ての際には
微調整機能を利用することによつて施工を簡単に
する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、以上の目的を達成するために、内部
に回転可能に立設した支持軸に棚を取り付け、一
対の側板の間の間口部分を開閉する扉を前記支持
軸に連接し、該扉を前記支持軸と一体的に回転さ
せる回転棚式キヤビネツトにおいて、前記支持軸
に、ほぼ水平方向に伸びるブラケツトを固定し、
前記扉の裏面に、ほぼ水平に伸びて前記ブラケツ
トの上で交差するステーを固定し、前記ブラケツ
トに、雌ネジを刻んだブツシユをほぼ鉛直の軸線
上に固定すると共に該ブツシユの下端から高さ調
整用ボルトを螺合し、前記ステーに、前記ブツシ
ユの上端から内部に軸線方向移動可能に挿入され
て前記高さ調整用ボルトに衝き当たる突軸を設
け、前記高さ調整ボルトの回転により前記突軸を
移動させて前記扉のレベル設定を可能としたこと
を特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を具
体的に説明する。
第1図は本考案に係るキヤビネツトの内部を示
す横断面図、第2図は同第1図の−線矢視に
よる断面図、第3図は扉の高さ及び傾斜調整構造
を示す要部の拡大断面図である。
キヤビネツトは、厨房の壁面に沿うように位置
する背板1,2を互いに直交配置すると共に、壁
面から離れる方向に背板1,2の長さ寸法より小
さい側板3,4を設けている。これらの側板3,
4によつて切欠状態に形成される開口にはそれぞ
れ扉5,6を開閉自在に取り付ける。
キヤビネツトの内部には、棚7,8を2段に固
定した支持軸9を回転自在に垂設し、扉5,6を
この支持軸9に連接することにより扉5,6の開
閉と同時に支持軸9が回転して棚7,8が間口か
ら露出する位置に設定可能に構成する。なお、棚
7,8には、扉5,6をキヤビネツトの中央側に
入れ込めるように切欠10を形成しておく。ま
た、支持軸9は上端を桟木11によつて支持され
且つ下端を底板12に設けた軸受13によつて回
転可能に保持される。
更に、支持軸9には、扉5,6に連接するため
のブラケツト14,15をそれぞれ上下2つの位
置に固定する。このブラケツト14,15は、略
L字状の平面形状をなし、先端には扉5,6を受
けるためのコ字状のステー19を枢着している。
扉5,6の背面には、ステー19の前面が当接す
る固定プレート18をビス18aにより固定する
と共に、該固定プレート18の背面には雄ネジ杆
20を一体化している。この雄ネジ杆20はステ
ー19に開設した取付孔19aを挿通して、ナツ
ト20aを締めつけることによりステー19を固
定プレート18に連結固定する。なお、取付孔1
9aは、横方向に長く形成した長孔となつてお
り、固定プレート18とステー19の連結固定に
おける左右方向の調整ができるようにしている。
また、ステー19の上部側及び下部側には孔19
bを開設し、該孔19bを挿通するように傾斜角
調整用ボルト21をステー19に一体化したナツ
ト22に螺合せしめ、進退自在としている。
ステー19の上下の基端部分には下方に突出す
る突軸23を形成し、ブラケツト14,15の先
端に固定したブツシユ16にこの突軸23を回転
自在に挿し込んでいる。上部側のブツシユ16は
内側に雌螺子を形成し、高さ調整用ボルト17を
下方から螺入できるようにすると共に、2枚のナ
ツト17aをこの高さ調整用ボルト17に螺合し
ている。
また、ステー19の中途には支持軸9とは異な
る枢着点を持つリンク24,25が枢着される。
これらのリンク24,25は、扉6を第1図の矢
印方向に押動したとき、該扉6及び他方の扉5を
棚7,8の切欠10の領域内に引き込む機能を果
たす。
以上の構成において、扉6を上記のように第1
図の矢印方向に押動すれば、リンク24,25に
よつて他側の扉5も同時に棚7,8の切欠10内
方向に移動するようにその姿勢を変えながら支持
軸9が回転する。この支持軸9の回転により、キ
ヤビネツト内の棚7,8が間口の前面側に露出す
る状態となり、これらの棚7,8に対する物品の
出し入れを行うことができる。
ここで、扉6の傾斜角及び高さ調整方法につい
て、第3図により説明する。
まず、傾斜角調整は、雄ネジ杆20のナツト2
0aを緩めてステー19を固定プレート18に対
して自由な状態とする。次いで、たとえば上側を
前に突き出すような傾斜角の調整が必要な場合に
は、上部側の傾斜角調整用ボルト21を固定プレ
ート18側に移動するようにドライバ等の工具を
利用して位置決めし、上下のナツト20aを締付
け固定する。これによつて、ステー19及びブラ
ケツト14,15を介して支持軸9に対して扉6
の上部側が前に出るような傾斜角の設定を行うこ
とができる。逆に、扉6の下部側を前に出すよう
な調整の場合には、下部側の傾斜角調整用ボルト
21を固定プレート18方向に移動させることに
より、傾斜角の設定を行う。更に、扉6全体を前
方に突き出す場合には、上下両側の傾斜角調整用
ボルト21をそれぞれ移動させることにより、調
整可能である。なお、傾斜角調整用ボルト21の
先端は、固定プレート18に当接するので、扉6
が凹むことなく確実に調整できる。
また、高さ調整は、上側のブラケツト15に付
属した高さ調整用ボルト17のブツシユ16への
螺入量を変えることにより行う。たとえば、扉6
が下がつた状態の場合には、高さ調整用ボルト1
7を上昇させ、支持軸9に対して扉6を上げる操
作を行う。また、扉6が上にずれている場合は、
上記とは逆に高さ調整用ボルト17を下降させる
ことにより調整が可能である。なお、2枚のナツ
ト17aは、高さ調整用ボルト17の調整後にブ
ツシユ16側に締付けることにより、高さ調整用
ボルト17をロツク状態にするものである。ま
た、他側の扉5の傾斜及び高さ調整も同様な操作
により行う。図示の場合は扉6が基準となる支持
軸9の位置に対して最も下に位置している。
なお、扉5,6の傾斜角調整構造としては、上
記の例のほか、たとえば、高さ調整用ボルト21
を不要とし、固定プレート18とステー19との
間において雄ネジ杆20に複数枚の座金等のスペ
ーサを外嵌せしめ、このスペーサの枚数又は厚さ
により調整する等の任意の手段とすることができ
る。更に、傾斜角調整用ボルト21又は上記の座
金等のスペーサを扉5,6の上、下両部に設けて
おけば、左右方向の傾斜角を調整できることは言
うまでもない。
このように、扉5,6が正規の状態から傾斜し
たり上下にずれたりしても、扉5,6の背面に備
えた傾斜角及び高さ調整のための機構を利用する
ことにより、簡単に扉5,6の姿勢及び高さ位置
を変えることができる。
〔考案の効果〕
本考案では、支持軸と扉との連接を支持軸に固
定したブラケツトと扉に固定したステーによつて
行い、これらのブラケツトとステーとの間を高さ
調整用ボルトによつて連接し、ステーのレベルを
変更することによつて扉の高さ調整が行えるよう
にしている。このため、キヤビネツトを組み立て
るときには、概略のレベルで扉を組み込んだ後高
さ調整用ボルトでレベル設定すればよいので、現
場施工が簡単になる。また、部材が経時変化して
扉のレベルが変わつても、高さ調整用ボルトによ
つて修正できるので、キヤビネツトの底板等との
干渉もなく軽快なタツチの使い勝手が得られる。
更に、回転棚の全体を分解する等の手間を全く
必要とせずに簡単に扉のレベルを設定でき、特に
L字状のレイアウトのキヤビネツトのコーナ部に
組み込んだ場合でも、人が深く入り込んで調整し
たり分解する必要がなく、作業もきわめて楽に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る回転棚式キヤビネツトの
横断面図、第2図は同第1図の−線矢視によ
る断面図、第3図は傾斜角及び高さ調整機構の要
部を示す断面図である。 1,2:背板、3,4:側板、5,6:扉、
7,8:棚、9:支持軸、14,15:ブラケツ
ト、16:ブツシユ、17:高さ調整用ボルト、
17a:ナツト、18:固定プレート、18a:
ビス、19:ステー、20:雄ネジ杆、20a:
ナツト、21:傾斜角調整用ボルト、22:ナツ
ト、23:突軸、24,25:リンク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部に回転可能に立設した支持軸に棚を取り付
    け、一対の側板の間の間口部分を開閉する扉を前
    記支持軸に連接し、該扉を前記支持軸と一体的に
    回転させる回転棚式キヤビネツトにおいて、 前記支持軸に、ほぼ水平方向に伸びるブラケツ
    トを固定し、 前記扉の裏面に、ほぼ水平に伸びて前記ブラケ
    ツトの上で交差するステーを固定し、 前記ブラケツトに、雌ネジを刻んだブツシユを
    ほぼ鉛直の軸線上に固定すると共に該ブツシユの
    下端から高さ調整用ボルトを螺合し、 前記ステーに、前記ブツシユの上端から内部に
    軸線方向移動可能に挿入されて前記高さ調整用ボ
    ルトに衝き当たる突軸を設け、 前記高さ調整ボルトの回転により前記突軸を移
    動させて前記扉のレベル設定を可能としたことを
    特徴とする回転棚式キヤビネツト。
JP1986128579U 1986-08-22 1986-08-22 Expired JPH0225321Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986128579U JPH0225321Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

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JPS6333833U JPS6333833U (ja) 1988-03-04
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ID=31024379

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6160746B2 (ja) * 1981-09-19 1986-12-22 Nippon Steel Corp

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131148Y2 (ja) * 1971-01-18 1976-08-05
JPS6348198Y2 (ja) * 1984-09-25 1988-12-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6160746B2 (ja) * 1981-09-19 1986-12-22 Nippon Steel Corp

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JPS6333833U (ja) 1988-03-04

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