JP3026259U - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP3026259U
JP3026259U JP1995013667U JP1366795U JP3026259U JP 3026259 U JP3026259 U JP 3026259U JP 1995013667 U JP1995013667 U JP 1995013667U JP 1366795 U JP1366795 U JP 1366795U JP 3026259 U JP3026259 U JP 3026259U
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JP1995013667U
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隆史 宮本
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく構造が簡単で製作費を安く
すること。 【解決手段】 コントロールグリル3の後面に出力調整
部15及びタイマーモータ20を組み込んだコントロー
ラ6が取り付けられると共に、コントロールグリル3の
前面に出力調整ノブ4と調理時間設定ノブ5とが設けら
れ、出力調整ノブ4が出力調整部15の操作軸15aに
連動連結され、調理時間設定ノブ5がタイマーモータ2
0の操作軸20aに連結された電子レンジにおいて、出
力調整ノブ4は、コントロールグリル3に回転可能に支
持された回転軸13の先端部に嵌合され、該回転軸13
に一体形成した回転軸側歯車26と出力調整部15の操
作軸15aに嵌合させた出力調整部側歯車27とが互い
に噛合されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電子レンジに関し、特に、出力調整及び調理時間設定を行うコント ローラの取付構造を改善したものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の電子レンジでは、図5に示すように、開閉蓋1を開放して、レンジ本 体2内に被調理物を入れた後、開閉蓋1を閉鎖し、コントロールグリル3の前面 に設けた出力調整ノブ4及び調理時間設定ノブ5を回転操作することにより、コ ントロールグリル3の後面に取り付けたコントローラ6(後述する)を作動させ て被調理物を加熱し、その加熱終了後、押釦7を押して開閉蓋1を開放し、レン ジ本体2内から被調理物を取り出すようになっている。
【0003】 従来、図6及び図7に示すように、前記コントローラ6はシャーシ9に取り付 けられており、そのシャーシ9はコントロールグリル3の後面に一体突設したス タンド10にビス11により止着され、シャーシ9と該シャーシ9に取り付けた 略コ字状の軸受枠12とにより回転可能に支持された回転軸13の先端に出力調 整ノブ4が嵌合され、その回転軸13とコントローラ6内の出力調整部15の操 作軸15aとを連動連結するラックピニオン機構16が設けられており、このラ ックピニオン機構16は、一端部に形成した長孔17aの内側面に第1ラック1 6aが形成され、その他端部の側面に第2ラック16bが形成されたラック杆1 7と、回転軸13に一体形成されて第1ラック16aに噛合する第1ピニオン1 6cと、出力調整部15の操作軸15aに一体形成されて第2ラック16bに噛 合する第2ピニオン16dとから構成されている。
【0004】 上記構成において、図7に示す状態から出力調整ノブ4を矢印a方向に所定角 度回転させることにより、第1のラック・ピニオン16a,16cを介してラッ ク杆17が矢印b方向に引き上げられ、第2のラック・ピニオン16b,16d を介して出力調整部15の操作軸15aが矢印c方向に回転され、出力を調整す ることができる。
【0005】 また、コントローラ6内のタイマーモータ20の操作軸20aに調理時間設定 ノブ5が嵌合されており、図7に示す状態から調理時間設定ノブ5を矢印d方向 に所定角度回転させることにより、調理時間を設定することができる。
【0006】 なお、21はコントロールグリル3をレンジ本体2に係止するための係止フッ クであって、コントロールグリル3に一体形成されている。22はコントロール グリル3をレンジ本体2に止着するためのビス、23は出力調整部15の接続端 子、24はタイマーモータ20の接続端子である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成では、出力調整ノブ4を嵌合させた回転軸13と出力調整部15の操 作軸15aとを連動連結するために、2つのラック16a,16bと2つのピニ オン16c,16dとからなるラックピニオン機構16を用いており、部品点数 が多く、構造が複雑で、製作費が高くつく。
【0008】 また、コントローラ6をコントロールグリル3に取り付けると共に、ラック杆 17を摺動可能に支持するために、シャーシ9を用いており、そのシャーシ9を 用いている分だけ部品点数が増加し、この点でも、製作費が高くつく。
【0009】 更に、シャーシ9を介してコントローラ6と軸受枠12とが一体的に連結され ているため、出力調整ノブ4と調理時間設定ノブ5との間の間隔αを電子レンジ の大きさに合わせて調整することができない。
【0010】 本考案は上記難点を解消した電子レンジを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、コントロールグリルの後面 に出力調整部及びタイマーモータを組み込んだコントローラが取り付けられると 共に、前記コントロールグリルの前面に出力調整ノブと調理時間設定ノブとが設 けられ、前記出力調整ノブが前記出力調整部の操作軸に連動連結され、前記調理 時間設定ノブが前記タイマーモータの操作軸に連結された電子レンジにおいて、 前記出力調整ノブは、コントロールグリルに回転可能に支持された回転軸の先端 部に嵌合され、該回転軸に設けた回転軸側歯車と出力調整部の操作軸に嵌合させ た出力調整部側歯車とが互いに噛合されていることを特徴としている。
【0012】 上記構成において、出力調整ノブを回転操作することにより、回転軸、回転軸 側歯車、出力調整部側歯車及び操作軸を介して出力調整部を作動させ、出力を調 整することができる。また、調理時間設定ノブを回転操作することにより、操作 軸を介してタイマーモータを作動させ、調理時間を設定することができる。
【0013】 この場合、出力調整ノブを嵌合させた回転軸と出力調整部の操作軸とを連動連 結するために、回転軸側歯車と出力調整部側歯車とを用いているだけであるから 、従来のラックピニオン機構に比べて、部品点数が少なくて済み、構造が簡単で 、製作費を安くすることができる。
【0014】 また、回転軸側歯車が回転軸に設けられると共に、出力調整部側歯車が出力調 整部の操作軸に嵌合されており、従来のラックピニオン機構におけるラック杆を 支持するシャーシに相当するものが不要であるから、その不要となった分だけ構 造が簡単で製作費を安くすることができる。
【0015】 請求項2記載の考案は、前記コントローラと前記回転軸を回転可能に支持する 軸受枠とが互いに独立してコントロールグリルの後面に一体突設したスタンドに それぞれ止着されていることをことをを特徴としている。
【0016】 上記構成によれば、コントローラと回転軸を支持する軸受枠とが互いに独立し ているから、コントローラ側の調理時間設定ノブと回転軸側の出力調整ノブとの 間の間隔を電子レンジの大きさに合わせて自在に調整することができる。
【0017】 請求項3記載の考案は、前記コントローラを止着するためのスタンドに凸部ま たは凹部が設けられると共に、該凸部または凹部に対向してコントローラのケー シングに凹部または凸部が形成されており、その互いに対向する凹部と凸部とを 嵌合させ、該凸部を中心にコントローラを回転させることにより、出力調整部側 歯車を回転軸側歯車に噛合させるように構成したことを特徴としている。
【0018】 上記構成によれば、コントローラのケーシングに形成した凹部または凸部をコ ントロールグリルのスタンドに突設した凸部または凹部に嵌合させ、その凸部を 中心にコントローラを回転させるだけで、出力調整部側歯車を回転軸側歯車に噛 合させ、それと同時に、コントローラを位置決めすることができる。
【0019】 請求項4記載の考案は、前記コントロールグリルの後面に、前記回転軸側歯車 と出力調整部側歯車とにそれぞれ接近して該各歯車の位置ずれを防止する位置ず れ防止部材が一体形成されていることを特徴としている。
【0020】 上記構成によれば、位置ずれ防止部材により回転軸側歯車及び出力調整部側歯 車の位置ずれを防止して、出力調整部の操作軸と回転軸との連動連結状態を確実 に維持することができる。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本考案の 実施の一形態である電子レンジの要部を示すものであって、図6及び図7に示す 従来例と同一部分に同一符号を付してその説明を省略し、以下に、従来例と相違 する点を具体的に説明する。
【0022】 軸受枠12により回転可能に支持されている回転軸13に回転軸側歯車26が 一体形成され、出力調整部15の操作軸15aに出力調整部側歯車27が嵌合さ れ、その出力調整部側歯車27と前記回転軸側歯車26とが互いに噛合されてい る。
【0023】 上記構成において、出力調整ノブ4を回転操作することにより、回転軸13、 回転軸側歯車26、出力調整部側歯車27及び操作軸15aを介して出力調整部 15を作動させ、出力を調整することができる。
【0024】 この場合、回転軸13と操作軸15aとを連動連結するために、回転軸側歯車 26と出力調整部側歯車27とを用いているだけであるから、従来のラックピニ オン機構に比べて、部品点数が少なくて済み、構造が簡単で、製作費を安くする ことができる。
【0025】 また、回転軸側歯車26が回転軸13に一体形成されると共に、出力調整部側 歯車27が操作軸15aに嵌合されており、従来のラックピニオン機構における ラック杆を支持するシャーシに相当するものが不要であるから、その不要となっ た分だけ構造が簡単で製作費を安くすることができる。
【0026】 前記コントロールグリル3の後面にコントローラ6に対向して複数(この構成 では4本)のスタンド28a〜28dが一体突設されており、その各スタンド2 8a〜28dのうち、回転軸13に近い1つのスタンド28aの上面に凸部33 が一体突設されると共に、該凸部33に対向してコントローラ6のケーシング6 aに凹部34が貫設されており、図4実線に示すように、凹部34を凸部33に 嵌合させ、その凸部33を中心にコントローラ6を回転させるだけで、出力調整 部側歯車27を回転軸側歯車26に噛合させ、それと同時に、コントローラ6を 位置決めすることができる(図4仮想線参照)。続いて、残りのスタンド28b 〜28dにケーシング6aをビス35で止着することにより、コントローラ6を コントロールグリル3の後面に固定することができる。なお、スタンド28aに 凹部34を形成し、コントローラ6のケーシング6aに凸部33を一体突設する ようにしてもよい。
【0027】 前記コントロールグリル3の後面に軸受枠12の両端部に対向して左右に複数 (この実施例では3本ずつ)のスタンド29a〜29fが一体突設されており、 その各スタンド29a〜29fのうち、左右適当なスタンド(この構成では左右 両隅のスタンド)29a,29c,29d,29fの上面に凸部37が一体突設 されると共に、該各凸部37に対向して軸受枠12の両端部に凹部38が貫設さ れており、その凹部38を凸部37に嵌合させるだけで、軸受枠12を位置決め することができ、続いて、残りのスタンド29b,29eに軸受枠12の両端部 をビス39で止着することにより、軸受枠12をコントロールグリル3に固定す ることができる。
【0028】 上記構成によれば、コントローラ6と軸受枠12とが互いに独立しているから 、回転軸側歯車26及び出力調整部側歯車27の径を変更するだけで、出力調整 ノブ4と調理時間設定ノブ5との間の間隔αを電子レンジの大きさに合わせて自 在に調整することができる。
【0029】 前記コントロールグリル3の後面に回転軸側歯車26と出力調整部側歯車27 とにそれぞれ接近して円筒状の位置ずれ防止部材30,31が一体形成されてい る。
【0030】 上記構成によれば、各位置ずれ防止部材30,31により各歯車26,27の 位置ずれを防止して、出力調整部15の操作軸15aと回転軸13との連動連結 状態を確実に維持することができる。
【0031】 図2中、40は回転軸13と軸受枠12との間に介在させた板ばね製摩擦板で ある。 また、図1、2、3において、41は位置ずれ防止部材30に一体形成された リブであり、このリブ41に回転軸側歯車26に同じく一体形成された突起26 aが係合することにより出力調整ノブ4のオーバー回転を防止すると共に、該ノ ブの回転位置決めも図っている。 また、オーバー回転による歯車26の破損も防止している。
【0032】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、出力調整ノブを嵌合させた回転軸と出力調整部 の操作軸とを連動連結するために、回転軸側歯車と出力調整部側歯車とを用いて いるだけであるから、従来のラックピニオン機構に比べて、部品点数が少なくて 済み、構造が簡単で、製作費を安くすることができる。
【0033】 また、回転軸側歯車が回転軸に設けられると共に、出力調整部側歯車が出力調 整部の操作軸に嵌合されており、従来のラックピニオン機構におけるラック杆を 支持するシャーシに相当するものが不要であるから、その不要となった分だけ構 造が簡単で製作費を安くすることができる。
【0034】 請求項2記載の考案によれば、コントローラと回転軸を支持する軸受枠とが互 いに独立しているから、コントローラ側の調理時間設定ノブと回転軸側の出力調 整ノブとの間の間隔を電子レンジの大きさに合わせて自在に調整することができ る。
【0035】 請求項3記載の考案によれば、コントローラのケーシングに形成した凹部また は凸部をコントロールグリルのスタンドに突設した凸部または凹部に嵌合させ、 その凸部を中心にコントローラを回転させるだけで、出力調整部側歯車を回転軸 側歯車に噛合させ、それと同時に、コントローラを位置決めすることができる。
【0036】 請求項4記載の考案によれば、位置ずれ防止部材により回転軸側歯車及び出力 調整部側歯車の位置ずれを防止して、出力調整部の操作軸と回転軸との連動連結 状態を確実に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の一形態である電子レンジの要部
の縦断面図である。
【図2】同要部の分解斜視図である。
【図3】同要部の裏面図である。
【図4】同要部の組立手順を説明する裏面図である。
【図5】同電子レンジの全体斜視図である。
【図6】従来例を示す要部の縦断面図である。
【図7】同要部の裏面図である。
【符号の説明】
3 コントロールグリル 4 出力調整ノブ 5 調理時間設定ノブ 6 コントローラ 6a コントローラのケーシング 12 軸受枠 13 回転軸 15 出力調整部 15a 出力調整部の操作軸 20 タイマーモータ 20a タイマーモータの操作軸 26 回転軸側歯車 27 出力調整部側歯車 28a〜28d スタンド 29a〜29f スタンド 30 位置ずれ防止部材 31 位置ずれ防止部材 33 凸部 34 凹部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントロールグリルの後面に出力調整部
    及びタイマーモータを組み込んだコントローラが取り付
    けられると共に、前記コントロールグリルの前面に出力
    調整ノブと調理時間設定ノブとが設けられ、前記出力調
    整ノブが前記出力調整部の操作軸に連動連結され、前記
    調理時間設定ノブが前記タイマーモータの操作軸に連結
    された電子レンジにおいて、前記出力調整ノブは、コン
    トロールグリルに回転可能に支持された回転軸の先端部
    に嵌合され、該回転軸に設けた回転軸側歯車と出力調整
    部の操作軸に嵌合させた出力調整部側歯車とが互いに噛
    合されていることを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記コントローラと前記回転軸を回転可
    能に支持する軸受枠とが互いに独立してコントロールグ
    リルの後面に一体突設したスタンドにそれぞれ止着され
    ていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 前記コントローラを止着するためのスタ
    ンドに凸部または凹部が設けられると共に、該凸部また
    は凹部に対向してコントローラのケーシングに凹部また
    は凸部が形成されており、その互いに対向する凹部と凸
    部とを嵌合させ、該凸部を中心にコントローラを回転さ
    せることにより、出力調整部側歯車を回転軸側歯車に噛
    合させるように構成したことを特徴とする請求項1また
    は2記載の電子レンジ。
  4. 【請求項4】 前記コントロールグリルの後面に、前記
    回転軸側歯車と出力調整部側歯車とにそれぞれ接近して
    該各歯車の位置ずれを防止する位置ずれ防止部材が一体
    形成されていることを特徴とする請求項1、2または3
    のいずれかに記載の電子レンジ。
JP1995013667U 1995-12-25 1995-12-25 電子レンジ Expired - Lifetime JP3026259U (ja)

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