JPH02252564A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、複数の記録ヘッドがキャリッジの走査方向に
並んで該キャリッジに設けられるインクジェット記録装
置に関する。

［従来の技術］ この種のインクジェット記録装置を４色カラー仕様の記
録装置を例に説明する。

第３図に示すように、紙、フィルム等のシート状の記録
媒体２は、プラテンロール１を含む搬送機構により矢印
Ａ向きに搬送される。このプラテンロール１の軸線方向
（矢印Ｂ方向）に延びる２本のガイド軸５，６は両端部
が図示しないフレームに支持されている。そして、矢印
Ｂ方向に配列する４つの記録へラド９ａ〜９ｄを有する
キャリッジ８は、ガイド軸５，６に矢印Ｂ方向に移動可
能に支持さｉｌ、タイミングベルｌ−７の両端が固定さ
れている。このタイミングベルト７は、モータ３の出力
軸に固着された駆動ブーツ４と図示しない被駆動プーリ
とに張設されている。上述の記録ヘッド９ａ〜９ｄは、
第４図に示すように、それぞれプラテンロール１に対向
するノズル１０ａ、１０ｂ、他の図示しない２つのノズ
ルを有している。そして、記録媒体２を搬送させるとと
もに、モータ３を起動すると、キャリッジ８は、矢印Ｂ
方向およびＣ方向に往復動じ、矢印Ｂ方向（走査方向）
に移動するときのみ、ノズル１０ａ、１０ｂ、他の図示
しない２つのノズルから異なる色のインク液滴１４ａ、
１４ｈが吐出されて、記録媒体２の記録面に付着するこ
とにより、記録がなされる。

しかしながら、上述のインクジェット記録装置において
は、第４図に示したように、キャリッジ８が走査方向（
矢印Ｂ方向）に移動する際、例えばノズル１Ｏａ、１０
ｂからインク液滴１４ａ。

１４ｂが吐出されるとともに、インクミスト１５ａ、１
５ｂも発生し、キャリッジ８の移動に起因して、インク
ミスト１５ｂがノズル１０ａに付着することにより、ノ
ズル１０ａから適正なインク液滴が吐出さ第１なくなり
、印字品位が低下するという不具合がある。

上記不具合を解消する従来のインクジェット記録装置は
、（１）記録媒体に対向するノズルの記録面形成部に、
エアフローを形成し、ファンの動力によりインクミスト
をエアフローから吸い込んて、インクミストの他のノズ
ルへの付着を防止するとともに、インクミストの混合や
記録媒体の記録面の汚れ等を防止するものや（特開昭６
２−２１８１３３号公報参照）、（２）各ノズルの記録
面形成部を、ファンの動力により吹き出すエアカーテン
により遮断するものがある（特開昭６２−２１８１３４
号公報参照）。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述した従来のインクジェット記録装置
においては、（１）、（２）の場合とも、インクミスト
の吸い込みや、エアカーテンによるインクミストの遮断
に高価なファンの動力を用いるものなので、コストが高
く、また特に、シリアルプリンタでは、キャリッジ上に
重量の大きいファンを設置しなければならず、このため
ファンの重量に起因する可動質量の増大により、キャリ
ッジの高速化が困難となり、しかも記録装置全体が大型
になるという欠点がある。

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、高
コスト、記録装置の大型化が伴なうことなく、さらにキ
ャリッジの高速化を妨げることなく、印字品位の高いイ
ンクジェット記録装置を提供することを目的としている
。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明は、複数の記録ヘッド
がキャリッジの走査方向に並んで該キャリッジに設けら
れるインクジェット記録装置において、 前記キャリッジに細まり管部材が設けられ、該細まり管
部材の拡大部開口が前記走査方向を向き、縮小部開口が
、前記複数の記録ヘッドのノズルが対向する記録媒体の
各部位の間に対向している。

［作用コ 上記のとおり構成された本発明においては、キャリッジ
の走査方向への移動に起因して、ノズルから発生するイ
ンクミストは、細まり管部材の拡大部開口から流入し、
流速が増加して縮小部開口から流出す、る高速空気流に
より前記走査方向に対する反対方向への流動が阻止され
るので、他のノズルに付着しない。

［実施例コ 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

本実施例は、第３図および第４図に示したインクジェッ
ト記録装置を改良したものであり、相違点について説明
する。

第１図および箪２図に示すように、キャリッジ８に３つ
の細まり管部材１１，１２．１３が設けられており、こ
れらの細まり管部材１１，１２゜１３はそわぞれ、拡大
部の開口がキャリッジ８の走査方向（矢印Ｂ方向）を向
くようにキャリッジ８に固定されたダクトｌｌａ、１２
ａ、１３ａと、一方の開口が前記ダクトｌｌａ、１２ａ
。

１３ａの縮小部の開口に接続され、他方の開口が記録ヘ
ッド９ａ、９ｂ、９ｃ、９ｄのノズル１０ａ、１０ｂお
よび他の図示しない２つのノズルが対向する記録媒体２
の各部位の間を向くようにキャリッジ８に固定され可撓
性チューブｆｌｂ、１２ｂ、１３ｂとから構成される装
る。

次に、本実施例の動作について説明する。

第２図に示すように、キャリッジ８の走査方向（矢印Ｂ
方向）への移動に起因して、例えばノズル１０ｂから発
生するインクミスト１５ｂは、細まり管部材１１のダク
トＩＬａから流入し、流速が増加して、可撓性チューブ
ｌｉｂの他方の開口から流出する高速空気流１６により
、矢印Ｃ方向への流動が阻止され、ノズル１０ａに付着
しない。また、高速空気流１６により記録媒体２へ吐出
されたインクの定着が促進されるとともに、記録媒体２
が紙の場合、紙粉を除去できる。

上述のとおり本実施例によれば、従来のファンが不要な
ので、高コストおよび記録装置の大型化が伴なわず、ま
たキャリッジ８の高速化を阻害することなく、インクミ
ストのノズルへの付着を防止てき、印字品位が低下しな
い。

また、上記実施例は、キャリッジ８が矢印Ｂ方向に移動
するときのみ、記録が行なわれる記録装置を例に説明し
たが、これに限られず、矢印Ｃ方向へ移動するときにも
記録が行なわれる高速インクジェット記録装置では、拡
大部の開口が矢印Ｃ方向へ向く３つのダクトをさらにキ
ャリッジ８に設けて、該ダクトの縮小部の開口を可撓性
チューブｌｌｂ、１２ｂ、１３ｂに接続すると良い。

さらに、上記実施例においては、記録ヘッド９ａ〜９ｄ
の個数に応じて、３つの細まり管部材１１．１２．１３
がキャリッジ８に設けられているが、これに限られず、
１つの大型ダクトをキャリッジ８に設け、該ダクトの縮
小部の開口に可撓性チューブ１１ｂ、１２ｂ、１３ｂを
接続してもよい。さらには、３つの可撓性チューブの代
わりに、１つの分岐管を用いてもよい。

［発明の効果］ 本発明は上述のとおり構成されているので、高コストお
よび記録装置の大型化が伴なわず、またキャリッジの高
速化を阻害することなく、印字品位が向上し、また、記
録媒体の紙粉を除去でき、インクの定着も促進される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のインクジェット記録装置の実施例の要
部斜視図、第２図は第１図の要部の概略正面図、第３図
は本発明が適用される従来例の要部斜視図、第４図は第
３図の要部の概略正面図である。 １・−プラテンロール、 ２・−記録媒体、 ３−モータ、 ４・−駆動プーリ、 ５．６・−ガイド軸、 ７・・・タイミングプーリ、 ８・・・キャリッジ、 ９ａ〜９　ｄ−・・記録ヘッド、 １０ａ、１０ｂ・−ノズル、 ！　１．　１２．　１３−・・細まり管部材、１１ａ、
１２ａ、１３ａ・・・ダクト、１１ｂ、１２ｂ、１３ｂ
・・・可撓性チューブ、１４ａ、１４ｂ−−インク液滴
、 １５ａ、１５ｂ−インクミスト、 １６・−高速空気流。 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）複数の記録ヘッド（９ａ〜９ｄ）がキャリッジ（８
   ）の走査方向に並んで該キャリッジ（８）に設けられる
   インクジェット記録装置において、 前記キャリッジ（８）に細まり管部材（１１、１２、１
   ３）が設けられ、該細まり管部材 （１１、１２、１３）の拡大部開口が前記走査方向を向
   き、縮小部開口が、前記複数の記録ヘッド（９ａ〜９ｄ
   ）のノズル（１０ａ、１０ｂ）が対向する記録媒体（２
   ）の各部位の間に対向していることを特徴とするインク
   ジェット記録装置。