JPH02252115A - トラッキング確認方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトラッキング確認方法に関し、特に多重トラッ
クの磁気ヘッドを使用した磁気テープ装装置のトラック
位置を確認することができるトラッキング確認方法に関
する。

〔従来の技術〕

従来この種のトラッキング確認方法は９トラツク用のト
ラッキングテープが知られている。９トラツクの磁気テ
ープ上のトラック配置はＩＳＯ／ＤＩＳ３７８８等で規
定されるようにトラック５が磁気テープ全幅の丁度半分
に値する位置にあり、磁気テープのトラック位置の確認
はトラック５の両側に記録されたデータの大きさが同じ
レベルになる点がトラック５の中心であった。

第３図は、従来のトラッキングテープを示す図である。

トラック５はテープの中心に配置され、トラッキングデ
ータはテープの中心をはさんで一個づつ交互に左右にず
らして記録されている。第４図は再生波形の模式図を示
している。ここでトラック５と書かれているのは、トラ
ック５に対応する磁気ヘッドの軌道である、トラックが
ずれている場合は、左右のトラッキングデータが均等に
再生されないため、振幅の変化が交互に生じる。

の多重トラックで構成されているので、中心のトラック
５（９トラツクの場合）で読みとったデータの大きさが
同じレベルになるよう調整していた。

近年磁気テープのトラック密度は高くなり、偶数個の多
重トラックで構成された磁気テープ装置が開発されてい
る。例えばＡＮＳＩ　（Ｘ３Ｂ５−８８−０９１　１３
ｔｈ　　ＤＲＡＦＴ）による１８トラツクなどがある。

これらの磁気テープは、中心が丁度トラック９とトラッ
ク１０の中心にあるため、従来のトラッキング確認方法
では中心からずらした位置にトラッキングデータを配置
するようにしなければならないため、テープのうねりや
、ダイナミック・スキ、−（Ｄｙｎａｍｉｃ　ｓｋｅｗ
）によって確認結果が影響を受ける欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のトラッキング確認方法は、磁気テープの全幅の
中心にトラッキングデータ群を記録したトラッキングテ
ープを使用して、前記トラッキングデータ群の両側に位
置する２つのトラックで前記トラッキングデータ群を読
み取って、その出力値を比較することにより、トラック
位置を確認する方法を用いている。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すトラッキングテープの
磁気テープ上の記録状態図である。参照符号２０は磁気
テープを示し、参照符号ｌから１８は磁気テープ２０上
の各々のトラック位置を示し、１９はテープ基準端を示
す、Ｗは磁気テープ２０の全幅、また磁気テープ２０の
中心線が一点鎖線で示しである。参照符号２１はトラッ
キングテープを示し、３０はトラッキングテープ上に記
録されているトラッキングデータ群である。トラッキン
グテープ２１の全幅は磁気テープ２０の全幅と等しく、
トラッキングデータ群３ｏはトラッキングテープの中心
線を中点にして記録されている。

次に、トラッキングテープ２１を使用してトラ・ン位置
を確認する方法に−いて第２図を参照して詳細に説明す
る。第２図の左側はトラッキングデータ群３０とトラッ
ク９とトラック１ｏの磁気テープの上の位置関係を示し
ており、右側はトラック９とトラック１０の読みとり波
形を示している。■、はトラックテープ２１をトラック
９で読取った時の再生出力レベルの大きさを示し、また
■１゜はトラッキングテープ２１をトラック１゜が読み
取った時の再生出力レベルの大きさを示す。

再生出力レベルＶ、及びｖｌｏはトラッキングデータ群
３０と重なる量に正比例してその大きさが異なる。今、
トラック位置が正しい場合、トラックテープ２１のトラ
ッキングデータ群３０がトラック９とトラック１０に重
なる量が等しい。従ってトラック９とトラック１０の再
生出力レベルの大きさ■９とＶＩＯは等しくなる。トラ
ック位置が５Ｎ テープ基準端側にずれている場合は、トラッキングデー
タ群３０がトラック９に多くかかり、トラックｌＯに少
なくなる。従ってトラック９から読み取られる再生出力
レベルＶ、は大きくなり、トラック１０から読み取られ
る再生出力レベルＶＩＯは小さくなる。トラック位置が
テープ基準端より離れる側にずれている場合は、前者と
逆にトラッキングデータ群３０はトラック９に少なく重
なり、トラック１０に多くかさなる。従って、トラック
９から読取られる再生出力レベル■９は小さくなり、ト
ラック１０から読取られる再生出力レベルＶＩＯは大き
くなる。以上説明したように、磁気テープの中心にトラ
ッキングデータ群３０を記録したトラッキングテープを
使って、トラック９とトラック１０を用いてその再生出
力レベルの大きさを比較することで、磁気テープのトラ
ッキング位置を調整することができる。

尚補足としてトラック９とトラック１０の読み取り磁気
ヘッドの出力差はあらかじめ標準出力テープ（ＩＳＯで
規定された出力を測定する磁気６一 テープ）でその再生出力値を比較して、その補正値ｋを
乗することで解決できることは言うまでもない。

さらにトラッキングテープ２１を作成する場合はテープ
基準端からトラック間短離の半分だけ変えて中心とした
トラックで記録することできわめて簡単に作ることがで
きる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、磁気テープの全幅の中心
にトラッキングテープ群を記録したトラッキングテープ
を使用して、トラッキングデータ群の両側に位置するト
ラックで読み取ることにより、きわめて簡単に磁気テー
プ装置のトラッキングを確認できる効果がある。さらに
、トラッキングテープの作成も、テープ基準端からトラ
ック間短離の半分たけ変えて磁気テープ全幅の中心とな
ったトラックで、トラッキングデータ群を記録すること
により作成することができるので、きわめて安価なトラ
ッキング作成装置をも提供できる効果がある。　　　　
　　、

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のトラッキング確認するための磁気テー
プ上のトラック位置とトラッキングテープの記録状態を
示す記録状態図、第２図は第１図のトラッキングデータ
群を磁気テープ上のトラック位置（ヘッド位置）で読み
とった時の関係を示すトラッキング確認図、第３図は従
来の磁気テープとトラッキングテープの記録状態図、第
４図は第３図のトラッキングテープを使用してトラッキ
ング確認を行なった時のトラッキング確認図である。 １〜１８・・・・・・トラック、２０・・・・・・磁気
テープ、２１・・・・・・トラッキングテープ、３０・
・・・・・トラッキングデータ群。 代理人　弁理士　　内　原　　　晋 トラ、Ｚ存置Ｚぐ正 トラック５ （２）テープ基′４端より （３）テ プ基準井伴 トラックＳ 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気テープの幅の中心線がその近傍にある２つのトラッ
   クの中間を通るトラック配置の磁気テープを用いる磁気
   テープ装置のトラック位置調整あるいは確認を行なうト
   ラッキング確認方法において、 前記中心線を中心とし、テープの幅方向に左右対称に記
   録されたトラッキングデータを有するトラッキングテー
   プを用い、 前記２つのトラックに対応する磁気ヘッドでの再生信号
   の振幅値を計測比較することにより磁気ヘッドと磁気テ
   ープとの位置関係を確認することを特徴とするトラッキ
   ング確認方法。