JPH02252082A - 文字背景処理装置 - Google Patents

文字背景処理装置

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JPH02252082A
JPH02252082A JP1072397A JP7239789A JPH02252082A JP H02252082 A JPH02252082 A JP H02252082A JP 1072397 A JP1072397 A JP 1072397A JP 7239789 A JP7239789 A JP 7239789A JP H02252082 A JPH02252082 A JP H02252082A
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JP
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JP1072397A
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English (en)
Inventor
Koshi Sakurada
桜田 孔司
Yoshiyuki Yamashita
山下 義征
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、2@画像データ特に文′N等の原画像デー
タ中に含まれるノイズや網点模様等の模様データを除去
するための文字背景処理装置に関する。
(従来の技術) 画像処理装置例えば光学式文字読取袋ゴヤファクシミリ
においては、CODセンサ等を用いて文書等を光学的に
読取り白黒2値に量子化された文書等の原画像データを
得、原画像データを画像処理装置に入力する。この原画
像データは文字の画像データ(文字データ)と文字背景
部の画像データ(背景データ)とから成る。一般に、背
景ブタは画像処理の妨げとなる不要な雑音を含むことが
多く、従って画像処理のために背景データから雑音を除
去する処理を行なうことが多い。
また文書の中には新聞の見出し等に見られるように文字
背景部に網点模様が入っていたり、斜線模様が入ってい
たりすることがある。この場合、背景データは模様の画
像データ(模様データ)を含む、このような模様データ
を含む原画像データの画像処理を行なうと、初期の画像
処理を行なえなかったり画像処理の効率が悪くなったり
等の不都合を生じる。例えば光学式文字読取装買におけ
る文字認識処理を行なう場合に、模様データを除去しな
いまま文字−文字分の画像データ(切出しデータ)を切
出すと認識結果を実質的に得ることができない場合があ
る。そこで、一般には模様データを除去する処理を行な
ってから切出しデータを得でいる。
このような文字背景部の処理を行なう従来手法としてマ
スクを用いた背景処理(例えば文献■:ディジタル画像
処理 Azriel Rosenfeld。
Avinash G、にak著 近代科学社 昭和53
年12月10日発行 p200〜201」参照)がある
このマスクを用いた従来の背景処理では、注目画素例え
ばマスク中央に位置する画素と、注目画素近傍に位置す
る複数の近傍画素とを参照し、注目画素が黒画素である
場合に所定個数以上の近傍画素が白画素であれば当該注
目画素を白画素に変更し、また注目画素が白画素である
場合に所定個数以上の近傍画素が黒画素であれば当該注
目画素を黒画素に変更する。このようにして注目画素の
修正を行なうことによって、文字背景部に存在する孤立
点(いわゆるごま塩雑音)を除去する。従来のマスクを
用いた背景処理は、主として孤立点を除去するために用
いる処理である。
以下、第6図〜第8図を参照し従来のマスクを用いた背
景処理につき説明する。第6図(A)〜(C)は文字背
景部に模様を有する原画像データの例を示す図、第7図
は原画像データの背景処理を行なって得られる背景処理
後の画像データを示す図、及び第8図(A)〜(8)は
背景処理に用いるマスクを示す図である。尚、第6図に
おいては、図面の簡単化のために文字−文字分を含む原
画像データのみを示したが、当然のことながら原画像デ
ータは複数個の文字の文字データを含んでいでもよい。
第6図(A)、(8)及び(C)は記録媒体の所定の読
取り範囲10内を光学的に読取って得た2値の原画像デ
〜り12.14及び168示し、原画像データ12.1
4及び16はそれぞれ文字背景部に網点模様、右上り4
5゛の斜線、及び、右上り45゛及び右下り45°の斜
線を有する原画像データの例である。また第8図(A)
において示すマスク18は3X3の局所領域を示し、こ
のマスク18は注目画素すと当該画素すの8近傍画素a
i  (lは1≦i≦8の自然数)とから成る。同様に
第8図(B)(こおいて示すマスク20は5×5の局所
領域を示し、このマスク20は注目画素dと当該画素d
の24近傍画素CJ  (jは1≦j≦24の自然数)
とから成る。
ここで、マスク18ヲ用いて原画像データ12の背景処
理を行なうものとする。この場合、走査画素を注目画素
すとして原画像データ12ヲ画素単位に走査してゆき、
注目画素す及び近傍画素a□を調べる。注目画素すが黒
画素であれば近傍画素alのなかの白画素の個数Wを所
定の閾値THLWと比較し、W≧THL、であるときに
限り注目画素すを白画素に変更する。また注目画素すが
白画素であれば近傍画素a1のなかの黒画素の個数Bを
所定の閾値THLeと比較し、B≧TH1jであるとき
に限り注目画素すを黒画素に変更する。
注目画素すが網点であるとき網点の大きざを例えば1画
素の大きざとすると、近傍画素aiは全て白画素となり
、文学部背景から網点の除去が行なえる。しがも原画像
データ12では網点を格子点状に配ゴしているので網点
は孤立点と同等とみなせ、従って第8図にも示すように
孤立点の除去の場合と同様に、文字データの欠けを生じ
ないように網点を除去した画像データ22を得ることが
できる。網点の大きざが1画素を越える場合にはマスク
18よりも大きいマスク例えばマスク20ヲ用いること
によって、文字データの欠けを生じないように網点の除
去を行なえる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらマスクを用いた従来の背景処理では、第6
図(B)や(C)に示す文字背景部に斜線を有する画像
データ14ヤ16の背景処理を行なう場合に文字の欠(
丈を生じたり、背景処理に要する時間が増大したりする
という問題点があった。
例えば原画像データ14において斜線の幅が1画素であ
るとし原画像データ14をマスク18ヲ用いて走査する
ものとする。この場合に、注目画素すが斜線を構成する
黒画素となるときマスク18において少なくとも画素b
 、 a 3、a aがともに黒画素となることがあり
、従ってこのとき注目画素bi白画素(こ変更するため
には閾値THLwを少なくとも6以下に設定する必要が
ある。しかしながらTHL。
を6以下とすることによって文字データ特に文字のエツ
ジ部分の文字データをも黒画素から白画素に変更してし
まうことがあり、これがため文字データの欠けを生ずる
ことがある。しかも一般には、斜線の幅は1画素とは限
らないのでこのことを考慮すると閾やTHLwを6より
も小さくする必要がある。 THLvvをより小ざくり
なければならない結果、文字データの欠けがより大きく
なるという問題点がある。
さらに一般には斜線の幅が3画素を越える場合が多いが
、3x3のマスク18ヲ用いて背景処理を行なうと幅が
3画素を越える斜線を文字背景部から除去できない、そ
こで斜線の幅が3画素を越える場合にマスク18よりも
大きな例えば5×5のマスク20ヲ用いると斜線の除去
を行なえるようになるが、マスク20を用いた背景処理
では1個の注目画素の画素値を決定する(注目画素を白
画素及び黒画素のいずれとするかを決定する)ために参
照すべき近傍画素C□の個数が、マスク18ヲ用いる場
合よりも増加する。これがため背景処理に要する処理時
間が増加するという問題点がある。処理時間は参照する
近傍画素の個数に比例して増加する。しかもより大きな
マスク20ヲ用いても文字データの欠けを生ずる可能性
は消えない。
この発明の目的は上述した従来の問題点を解決するため
、画像データ中の黒ランの長さの検出と検出した黒ラン
の長さの閾値処理とに基づいて背景処理を行ない、従っ
て簡単な構成で処理時間を増大させることなくしかも文
字データの欠けを実質的に生じないように背景処理を行
なえる文字背景処理装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この発明の文字背景処理装
置は、 画像データ記憶部に格納された2値の画像データを一又
は複数の方向に走査し、走査線上で連続する黒画素のみ
からなる黒ラフの始端位置及び終端位置を検出し、検出
した始端及び終端位置から黒ラフの長さを検出する黒ラ
ン検出部と、黒ランの長さを所定の閾値と比較し所定の
閾値以上の長さの黒ランを文字ラン及び所定の閾値未満
の長ざの黒ランを背景ランと判定する文字背景判定部と
、 背景ランの始端位置から終端位置までの黒画素を白画素
に変更するための書換え信号を出力する文字背景除去部
とを備えて成ることを特徴とする。
(作用) このような構成の文字背景処理装置によれば、黒ラン検
出部は、画像データ記憶部に格納された2値の画像デー
タを一又は複数の方向に走査し、走査線上で連続する黒
画素のみからなる黒ランの始端位置及び終端位置を検出
し、検出した始端及び終端位置から黒ランの長さを検出
する。そして文字背景判定部は、黒ラフの長さを所定の
閾値と比較し所定の閾値以上の長さの黒ランを文字ラン
及び所定の閾値未満の長さの黒ランを背景ランと判定す
る。ざらに文字背景除去部は、背景ラフの始端位置から
終端位置までの黒画素を白画素に変更するための書換え
信号を画像データ記憶部に対しで出力する。
このようにして得た書換え信号に基づいて原画像データ
中に含まれる背景ラフの黒画素を白画素に変更すること
ができ、この結果原画像データから背景ラン例えば文字
背景部の雑音や模様を構成する黒画素から成る黒ランを
除去した画像データを得ることができる。
(実施例) 以下、図面8参照しこの発明の実施例につき説明する。
尚、図面はこの発明が理解できる程度に概略的に示され
ているにすぎず、従って各構成成分の寸法、形状、配設
値ゴ、信号線の接続関係、入出力信号、動作の流れを図
示例に限定するものではない。
表111或 第1図はこの発明の一実施例の構成の説明に供する機能
ブロック図である。
同図に示すように、この実施例の文字背景処理装置24
は、画像データ記憶部32に格納された2値の画像デー
タを一又は複数の方向に走査し、走査線上で連続する黒
画素のみからなる黒ラフの始端位置及び終端位置&検出
し、検出した始端及び終端位置から黒ランの長ざを求め
る黒ラン検出部26と、黒ランの長さを所定の閾値と比
較し所定の閾値以上の長さの黒ランを文字ラン及び所定
の閾値未満の長さの黒ランを背景ランと判定する文字背
景判定部28と、背景ランの始端位置から終端位置まで
の黒画素を白画素(こ変更するためのi換え信号を出力
する文字背景除去部32とから成る。
この実施例では、例えば画像読取部34からの原画像デ
ータを画像データ記憶部32に記憶する0画像データ記
憶部32は画像メモリを備える。尚、画像データ記憶部
32に記憶する画像データは原画像データ以外の任意好
適な画像データとすることができる。
画像読取部34は、図示せずも、原稿等の記録媒体から
の反射光を白黒2値の量子化された電気信号(原画像デ
ータ)に変換しこの原画像データを画素単位に出力する
光電変換部と、記録媒体の走査のために光電変換部及び
記録媒体を相対的に移動させる走査機構とを備えて成る
。光電変換部は白画素の画素値を例えば「O」及び黒画
素の画素値を例えば「1」として原画像データを出力す
る。白画素は記録媒体の地を表す画素及び黒画素は文字
や文字背景部の模様や文字背景部の雑音等を表す画素で
ある。
以下、より詳細にこの実施例につき説明する。
(黒ラン検出部) この実施例の黒ラン検出部26は、任意好適なひとつの
方向を主走査方向として設定して画像データ記憶部32
の画像メモリを走査し、この走査によって画像メモリに
保存されでいる画像データ中の、黒ランの始端及び終端
位置と黒ランの長さとを検出する。または任意好適な複
数の方向を主走査方向として設定し各主走査方向毎に、
画像メモリを走査して画像メモリに保存されている画像
データ中の、黒ランの始端及び終端位置と黒ランの長さ
とを検出する。主走査方向の設定個数は、例えばごま塩
雑音や網点や1本の斜線が文字背景部に存在する場合に
はひとつ、例えば相交差する二本の斜線が文字背景部に
存在する場合にはふたつとすればよい。
黒ラン検出部26は、所定のひとつの方向に画像メモリ
の画像データを走査する場合には、原画像データのみを
走査する。また所定の複数の方向に画像メモリの画像デ
ータを走査する場合には、所定の複数の走査方向のすべ
ての方向において原画像データのみを走査するが或は所
定の複数の走査方向の最初のひとつの走査方向において
のみ原画像データを走査し所定の複数の走査方向の最初
のひとつを除く残りの方向については書換え信号に基づ
いて書換えられた画像データを走査する。
さらに黒ラン検出部26は画像データ記憶部32の画像
メモリ上にX−Y座標系を仮想的に設定し、このX−Y
座標系で表現される画素位置(X、Y)をアドレスに変
換する。そして例えば、走査線に沿う方向をX軸方向と
してX−Y座標系を設定し、X軸方向を画像メモリの主
走査方向及びX軸方向を画像メモリの副走査方向として
画素位置(X、Y)のアドレスの画像データを読出して
画像メモリを走査する。
黒ラン検出部26は画素単位に、読出した画像データの
画素値を調べて当該画像データは黒画素及び白画素のい
ずれであるかを判定する。そして画素値の変化に基づい
て走査線上で連続する黒画素のみから成る黒ランの始端
位置×1及び終端位■×Lを検出する。白画素の次に黒
画素を検出したときは当該黒画素の画素位置を始端位置
X□として検出し保存する。また黒画素の次に白画素を
検出したと岩は当該黒画素の画素位置8終端位置XLと
しで検出し保存する。
そして黒ラン検出部26は終端位置×Lを検出すると、
この終端位置XLと当該終端位It X Lを検出した
黒ランの始端位置×1とから、当該終端位It X L
を検出した黒ランの長さLを検出する。
検出する長さしを走査線に沿った方向の長さとする。
黒ラン検出部26は検出した長さしを文字背景判定部2
8に対して出力する。
(文字背景判定部) 文字背景判定部28は、黒ラン検出部26が黒ランの長
ざLを検出すると、この長さしを所定の閾値THLと比
較する。ここで文字を構成する黒画素から成る黒ランを
文字ラン、及び文字を構成しない黒画素(例えば文字背
景部の雑音や斜線模様等を構成する黒画素)から成る黒
ランを背景ランと称すものとすると、文字背景判定部2
8はL≧THLとなる長gLの黒ランは文字ランである
とみなして文字ランを検出したことを表す第一判定結果
を、及びL<T)1mとなる長さLの黒ラン・は背景ラ
ンであるとみなして背景ランを検出したことを表す第二
判定結果を、文字背景除去部30に対して出力する。閾
値THLを任意好適に設定することによって、文字ラン
及び背景ランを精度良く検出することができる。
走査線に沿った方向における文字の線幅MがM M I
 II≦M≦MMAXの範囲で変動するとしてTHLを
M M l 、1未溝の値に設定するのがよい、このよ
うに闇値THL !設定することによって、文字幅以上
の長さを有する黒ランを文字ラフとして検出し及び文字
幅未満の長さを有する黒ランを背景ラン(例えばごま塩
雑音や、網点パターンや、周期的なパターン等の文字を
構成しないパターンの黒画素から成る黒ラン)として検
出することができる。黒ラン検出部26が複数の方向を
主走査方向をとして画像データ記憶部32の画像データ
を走査する場合には、各主走査方向別に上述したように
閾値THL を設定するのが好ましい。
(文字背景除去部) 文字背景除去部30は、文字背景判定部2日の判定結果
が第一判定結果である場合には、書換え信号を出力しな
い、また文字背景判定部28の判定結果が第二判定結果
である場合には、当該第二判定結果を得た黒ランは背景
ランであるとみなして当該背景ランの始端位置XT及び
終端位置XLと副走査位11Yとを黒ラン検出部26か
ら入力し、これら位薗XL、XT及びYに基づいて当該
背景ランの位置XLからXTまでの黒画素の位雪を得、
そして当該背景ランを構成する各黒画素の画素位冒を、
画像データ記憶部32の画像メモリにおけるアドレスに
変換する。この実施例では、このアドレスを書換え信号
とする。書換え信号をアドレスとする場合には、画像デ
ータ記憶部32がこの書換え信号のアドレスに格納され
る黒画素を白画素に変更する。尚、文字背景除去部30
が、検出した背景ランのアドレスに格納される画像デー
タ記憶部32の黒画素を白画素に書換えるようにしても
よい。
文字背景除去部30が背景ラフの黒画素を白画素に書換
える場合には検出した背景ランのアドレスに保存される
白画素信号と背景ランのアドレスとをN換え信号として
出力する。
文字背景除去部30は、黒ラン検出部26が所定の一つ
の方向にのみ画像メモリの画像データを走査する場合に
は、文字背景判定部2日から第二判定結果を得る毎に書
換え信号を出力するが或は当該ひとつの方向に走査を終
了するまで書換え信号を保存しておき当該ひとつの方向
の走査が終了したら書換え信号を出力する。この場合に
は、黒ラン検出部26は書換え信号の出力タイミングに
よらず常に原画像データを走査することとなる。
黒ラン検出部26が所定の複数の方向に画像メモリの画
像データを走査する場合には、書換え信号の出力タイミ
ング(こよって、黒ラン検出部26が走査する画像メモ
リの画像データは原画像データとなったり書換え信号に
よって書換えられた画像データとなったりする0例えば
文字背景判定部28から第二判定結果を得る毎にN換え
信号を出力するか或はひとつの方向に走査を終了するま
で書換え信号を保存しておき当該ひとつの方向の走査が
終了したら書換え信号を出力するようにした場合には、
黒ラン検出部26は所定の複数の方向の最初のひとつの
方向に走査するときは原画像データを走査し最初のひと
つの方向を除く残りの方向に走査するときは書換え信号
によっでN換えられた画像データを走査することとなる
。また例えば黒ラン検出部26が所定の複数の方向のす
べての方向に画像メモリの画像データを走査し終えてか
ら書換え信号を出力するようにした場合には、黒ラン検
出部26は所定の複数の方向のすべての方向において原
画像データのみを走査することとなる。
尚、画像データ記憶部32は背景処理(背景ランの黒画
素を白画素に変更する処理)が終わると、次段の装置1
36例えばファクシミリや文字認識装置に対して背景処
理を終えた画像データを出力する。
′     の   ・量 B 以下、第2図〜第4図を参照してこの実施例における背
景処理につき一例を挙げて概略的に説明する。尚、第2
図(A)、第3図(A)及び第4図(A)においては、
図面の簡単化のために文字−文字分を含む画像データの
みを画像データ記憶部に保存された画像データとして示
したが、当然のことながら画像データ記憶部に保存され
た画像データは複数個の文字の文字データを含んでいて
もよい。
まず第2図を参照して説明する。第2図は文字背景部に
網点がある場合の背景処理の説明に供する図である。同
図(A)は文字背景部に網点が存在する画像データ12
を示し、同図(A)において381は副走査位1tYI
における走査線、Xsl及びXEIは走査線381上に
おける読取範囲10の一方及び他方の側の端縁位置を示
す。同図(B)及び(C)は走査線381上において背
景処理前及び背景処理後に存在する黒ランの分布状態を
示し、これら図(B)及び(C)の横軸は走査線381
に沿う方向のX軸及び縦軸は画素Jaミラす。
ここで画像読取部34は記録媒体の所定の読取範囲10
を光学的に読取って得た画像データ12を出力しこの画
像データ12を画像データ記憶部32の画像メモリに保
存したものとし、黒ラン検出部26は主走査方向を水平
方向として画像メモリを一度だけ走査するものとし、文
字背景除去部30は第二判定結果を得る毎に書換え信号
を出力するものとする。
黒ラン検出部26は第2図(8)に示すような分布状態
の黒ランを走査線381上で順次に検出し黒ランを検出
する毎に黒ランの長さを検出し出力する。そして文字背
景判定部28は黒ラフの長さを入力する毎に、黒ランの
長さを閾値THL Iと比較して検出した黒ランが文字
ラン及び背景ランのいずれであるかの判定を行ない判定
結果を出力する0文字背景除去部30は文字背景部28
から第二判定結果を入力する毎にM換え信号を出力する
0文字背景除去部30は第二判定結果を入力した場合に
は、当該第二判定結果を得た黒ランは背景ランであると
みなして当該背景ラフの始端位WXT及び終端位tll
xLと副走査位11YI とを黒ラン検出部26から読
込み、当該背景ランを構成する各黒画素のX、Y座標を
得る。そして文字背景除去部30は当該背景ランを構成
する各黒画素のX、Y座標を、画像データ記憶部32の
画像メモリにおけるアドレスすなわち書換え信号に変換
する。
この書換え信号に基づいて、画像データ記憶部32に保
存されている画像データ中の背景ランの各黒画素を白画
素に書換える。このような背景処理によって、第2図(
B)に示す原画像データから第2図(C)に示すように
文字ランとみなされる黒ランのみが黒画素として残存す
る背景処理後の画像データが得られる。
背景ランを構成する各黒画素のX、Y座標を当該背景ラ
ンの位置Xア、XL及びYlから検出したり、或は背景
ランを構成する各黒画素のX、 Y座標をアドレス(’
iF換え信号)に変換したり、書換え信号に基づいて背
景ランの各黒画素を白画素に書換えたりすることは、従
来公知の手法によって、簡単に行なえる。
文字背景部に網点が存在する場合の背景処理を行なう場
合には、黒ラン検出部26による画像データの走査を一
度行なうだけで背景処理を行なうことができる。
次に第3図を参照して説明する。第3図は文字背景部に
交差しない一方向の斜線例えば右上り45°の斜線のみ
がある場合の背景処理の説明に供する図である。同図(
A)は文字背景部に右上り45°の斜線が存在する画像
データ148示し、同図(A)において382は副走査
位置1Y2におゆる走査線、Xs2及びXE2は走査線
382上(こおける読取範囲10の一方及び他方の側の
端縁位置を示す、同図(B)及び(C)は走査線382
上において背景処理前及び背景処理後に存在する黒ラン
の分布状態を示し、これら図CB)及び(C)の横軸は
走査線382に沿う方向のX軸及び縦軸は画素値を示す
ここで画像読取部34は記録媒体の所定の読取範囲10
を光学的に読取って得た画像データ14を出力しこの画
像データ14を画像データ記憶部32の画像メモリに保
存したものとし、黒ラン検出部26は主走査方向を右下
り45°方向として画像メモリを一度だけ走査するもの
とし、文字背景除去部30は第二判定結果を入力する毎
にN換え信号を出力するものとする。
黒ラン検出部26は第3図(B)に示すような分布状態
の黒ランを走査線382上で順次に検出し黒ランを検出
する毎に黒ランの長さを検出し出力する。そして文字背
景判定部28は黒ランの長さを入力する毎に、黒ランの
長ざを閾値THL2と比較して検出した黒ランが文字ラ
ン及び背景ランのいずれであるかの判定を行ない判定結
果を出力する0文字背景除去部30は文字背景部28か
ら第二判定結果を入力する毎に書換え信号を出力する0
文字背景除去部30は第二判定結果を入力した場合には
、当該第二判定結果を得た黒ランは背景ランであるとみ
なして当該背景ランの始端値MXT及び終端値Ifxt
と副走査位置Y2とを黒ラン検出部26から読込み、当
該背景ランを構成する各黒画素のX、Y座標を得る。そ
して文字背景除去部30は当該背景ランを構成する各黒
画素のX、Y座標を、画像データ記憶部32の画像メモ
リにおけるアドレスすなわち書換え信号に変換する。
この書換え信号に基づいて、画像データ記憶部32に保
存されている画像データ中の背景ランの各黒画素を白画
素に書換える。このような背景処理によって、第3図G
B)に示す原画像データから第3図(C)に示すように
文字ランとみなされる黒ランのみが黒画素として残存す
る背景処理後の画像データが得られる。
文字背景部に交差しない一方向の斜線のみが存在する場
合の背景処理を行なう場合には、黒ラン検出部26によ
る画像データの走査を一度行なうだけで背景処理を行な
うことができる。
次に第4図を参照して説明する。第4図は文字背景部に
交差する二方向の斜線例えば右上り45°及び右下り4
54の斜線がある場合の背景処理の説明に供する図であ
る。同図(A)は文字背景部に右上り45°及び右下つ
45°の斜線が存在する画像データ16を示し、同図(
A)において383は副走査位置1Y3における走査線
、XS3及びXE3は走査線383上にお:する読取範
囲10の一方及び他方の側の端縁位置を示す、同図(B
)及び(C)は走査線383上において背景処理前及び
背景処理後に存在する黒ランの分布状at示し、これら
図(B)及び(C)の横軸は走査線383に沿う方向の
X軸及び縦軸は画素値を示す。
ここで画像読取部34は記録媒体の所定の読取範囲10
を光学的に読取って得た画像データ16を出力しこの画
像データ16ヲ画像データ記憶部32の画像メモリに保
存したものとし、黒ラン検出部26は主走査方向を順次
に右下り45″方向及び右上り45°方向として画像メ
モリを二度走査するものとし、文字背景部30は第二判
定結果を入力する毎に書換え信号を出力するものとする
黒ラン検出部26は第4図(B)に示すような分布状態
の黒ランを走査線383上で順次に検出し黒ランを検出
する毎に黒ラフの長さを検出し出力する。そして文字背
景判定部28は黒ランの長ざを入力する毎に、黒ランの
長さを閾値THL2と比較して検出した黒ランが文字ラ
ン及び背景ランのいずれであるかの判定を行ない判定結
果を出力する0文字背景除去部30は文字背景部28か
ら第二判定結果を入力する毎に書換え信号を出力する0
文字背景除去部30は第二判定結果を入力した場合には
、当該第二判定結果を得た黒ランは背景ランであるとみ
なして当該背景ランの始端値MXT及び終端位置XLと
副走査位置Y3とを黒ラン検出部26から読込み、当該
背景ランを構成する各黒画素のX、Y座標を得る。そし
て文字背景除去部30は当該背景ランを構成する各黒画
素のX、Y座標を、画像データ記憶部32の画像メモリ
におけるアドレスすなわち書換え信号に変換する。
この書換え信号に基づいて、画像データ記憶部32に保
存されている画像データ中の背景ランの各黒画素を白画
素に書換える。このような背景処理によって、第4図(
B)に示す原画像データから第4図(C)に示すように
文字ランとみなされる黒ランのみが黒画素として残存す
る背景処理後の画像データが得られる。
右上り45°方向を主走査方向とする原画像データの走
査によって、画像データ16から第3図(A)に示すよ
うに書換えられた画像データ14が得られM換えられた
画像データ14が画像データ記憶部32に格納されるこ
ととなる。
次いで画像データ記憶部32の書換えられた画像データ
14を右下り45°方向を主走査方向とじて走査するこ
と1こよって、例えば第7図に示す場合と同様な、文字
ランとみなせる黒ランのみから成る画像データを得るこ
とができる。
文字嬉景部に交差する二方向の斜線が存在する場合の背
景処理を行なう場合には、黒ラン検出部26による右上
り45°方向の走査と石下り45゜方向の走査とを各1
度行なうだけで、背景処理を行なうことができる。
上述した第2図、第3図及び第4図を参照した説明では
、黒ラン検出部26が画像データ記憶部32の画像デー
タを走査する際の主走査方向をそれぞれ水平方向のみ、
右下り45°方向のみ、及び、右下つ45°方向及び右
上り45°方向の2方向としたが、一般には、黒ラン検
出部26の主走査方向における背景ランの長さが最も短
くなるように黒ラン検出部26の主走査方向を設定する
のが最も好ましく、このように最も短くなるように主走
査方向を設定することによって背景ラン及び文字ランの
検出精度を向上することができる0例えば周期的に配N
されたM線パターンの背景ランが文字背景部に存在する
ことが予めわかっている場合には、当該直線パターンに
直交する方向に黒ラン検出部26の主走査方向を設定す
るとよい。
目   ・な      − 次に、この発明の理解を深めるためにこの実施例のより
具体的な動作の一例につき説明する。
尚、以下の説明では、黒ラン検出部26の画像メモリの
主走査方向をひとつの方向のみとした場合の動作の流れ
につき説明するが、黒ラン検出部26の画像メモリの主
走査方向を複数設定する場合には、複数の主走査方向の
それぞれについで、例えば以下に説明する動作と同様の
動作を行なうようにすればよい。
第5図はこの実施例の動作の具体的な動作の一例を示す
動作流れ図である。
画像読取部34が記録媒体の所定の読取範囲の光学的読
取りを終え従って記録媒体の所定の読取り範囲の全範囲
の画像データが画像データ記憶部32に保存されると文
字背景処理袋M24は動作を開始する。
以下の説明では、走査線に沿う方向tX軸方向として画
像データ記憶部32の画像メモリ上にX−Y座標系を仮
想的に設定し、このX−Y座標系で画像メモリ上の各画
素位置を表現するものとする。
文字背景処理装置24が動作を開始すると、まず黒ラン
検出部26は走査線に沿う方向と垂直な方向における読
取範囲10の一方の側の端縁値MY。
及び他方の側の端縁値MY6 (但しYE>Y3)を設
定する(81)、例えば黒ラン検出部26の画像メモリ
の主走査方向を水平方向、右下り45゜方向及び右上り
45′″方向とした場合に設定される位i1 Y s及
びY6をそれぞれ、第2図(A)、第3図(A)及び第
4図(A)に示した。
Slの次に黒ラン検出部26は副走査値[Yとしてvs
7a設定しくS2)、次いで副走査位置tYの走査線上
における読取り範囲10の一方の端縁位曹X、及び他方
の端縁位置XtC但しXE≧XS)を設定する(S3)
、例えば第2図(A)、第3図(A)及び第4図(A)
にそれぞれ示すXSI、X、2及びX、3が一方の端縁
位w!x sとなりまたXEI、X、2及びX、3が他
方の端縁位置XEとなる。
次に黒ラン検出部26は走査線上における主走査位置X
としてXsを設定すると共に情報Pj&仮想的に白画素
に設定する(84)、情報Pは主走査位置Xのひとつ前
の位1fX−Nこおける走査線上の画像データが白画素
及び黒画素のいずれであったかを表す情報であり、この
例では例えば情報P=oは位ax−iにおける走査線上
の画像データが白画素であったことを表し及び例えば情
報P=1は位置X−1における走査線上の画像データが
黒画素であったことを表すものとする。
S4の次に黒ラン検出部26は画素位N(X、Y)をア
ドレスに変換し、変換したアドレスに保存される画像デ
ータを画像データ記憶部32の画像メモリから読み込み
画素位ff1(X、Y)の画像データは黒画素か否かを
判定する(S5)。
S5の判定結果が黒画素であった場合には次に黒ラン検
出部26は情報P=Oであるが否かを調べる(SS)、
S6で情報P=Oであれば走査線上で白画素の次に黒画
素を検出したことを表し、従って黒ラン検出部26は黒
ランの始端位Wxyを検出しものとみなして主走査位置
Xを始端位薗XTとして保存しざらにこれと共に情報p
tP=1に書換え(S7)次いでS8を行なう。またS
6で情報P=1であれば走査線上で黒画素の次に黒画素
が連続しでいることを表すので、黒ラン検出部26はS
7を行なわずに88を行なう。
S5の判定結果が白画素であった場合には、黒ラン検出
部26は情報P=1であるが否かを調べる(S9)。
S9で情報P=1であれば走査線上で黒画素の次に白画
素を検出したことを表し、従って黒ラン検出部26は黒
ランの終端値MX、を検出したものとみなして主走査位
置Xのひとつ前の位?i!X−1を終端値MXLとして
保存すると共に情報PをP=Oに書換え(S 10) 
、次いで当該終端位置xLを検出した黒ランの長ざLを
例えば次式(1)に従って検出し検出した長さLを文字
背景判定部2日に対して出力する(Sll)。
L=(X、1)−Xr+1=X  Xt・・−−−−(
1)そしてS11の次に文字背景判定部28は入力した
長ざLと閾値THLとを比較しL≧THLであれば当該
長ざLの黒ランは文字ランであることを表す第一判定結
果を及びL<THLであれば当該長さLの黒ランは背景
ランであることを表す第二判定結果を文字背景除去部3
0に対して出力する(S 12) 。
文字背景除去部30は、文字背景判定部28から第二判
定結果を入力した場合にはL<T)ILの長ざLの黒ラ
ンは背景ランとみなせるので当該背景ランの始端位置X
T及び終端値i1 X Lと当該背景ランが検出された
副走査値[Yとを黒ラン検出部26がら読み込み読み込
んだ位!XT 、XL及びYに基づいて当該背景ランの
各黒画素のアドレスヲ検出し検出したアドレスを書換え
信号として画像データ記憶部32に出力する(S13)
。書換え信号を入力した画像データ記憶部32は書換え
信号のアドレスに格納される背景ランの黒画素を白画素
に書換える。S13で文字背景除去部3oが書換え信号
を出力すると黒ラン検出部26がS8V行なう。
また文字背景除去部3oは文字背景判定部28がら第一
判定結果を入力した場合にはL≧THLの長さLの黒ラ
ンは文字ランとみなせるので書換え信号を出力しない(
S13を行なわない)0文字背景除去部30が第一判定
結果を入力すると次いで黒ラン検出部26がS8を行な
う。
S9で情報PがP=Oである場合には走査線上で白画素
の次に白画素を連続しで検出したことを表すので、S9
の次に黒ラン検出部26がS8を行なう。
S8で、黒ラン検出部26は読取り範囲1o内の走査線
上の画像データを全て読み込んだが否かを判定する。S
8でX=XEでなければ読取り範囲1゜内の走査線上の
画像データを全て読み込んでないので黒ラン検出部26
は走査線上の次の画素位ゴの画像データを読み込むべく
主走査値WXに1加算しくS 14)次いてS15を行
なう、またS8でX =X Eであれば読取り範囲10
内の走査線上の画像データを全て読み込んだので黒ラン
検出部26は読取り範囲10内の全ての副走査値i1Y
の走査線上の画像データを読み込んだか否かを判定する
(S15)、S15でY = Y Eでなければ読取り
範囲10内の全ての副走査値[Yの走査線上の画像デー
タを読み込んでいないので、黒ラン検出部26は次の副
走査位置fYの走査線上の画像データを読み込むべく副
走査値HYに1加算しく516)次いでS3を行なう、
Sl5でY=Yεであれば読取り範囲10内の全ての副
走査位置の走査線上の画像データを読み込んだので、文
字背景処理装M24は当該走査線に沿う方向を画像メモ
リの主走査方向とする背景処理を終了する。
画像メモリの主走査方向を複数の方向に設定した場合に
は残りの主走査方向についてそれぞれSlから背景処理
を行なうようにすればよい。
この発明は上述した特定の実施例にのみ限定されるもの
ではなく、従って各構成成分の動作の流れ、動作、入出
力信号、信号線の接続間係、形状、寸法及び配設位置を
任意好適に変更することができる。
この発明の文字背景処理装置は光学式文字読取り装置、
ファクシミリ等の画像符号化装置及びその他の種々の画
像処理装置における前処理に用いて好適である。
(発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明の文字背
景処理装置によれば、画像データ記憶部の画像データ中
の黒ランの始端及び終端位置lr検出し、検出した始端
及び終端位置から黒ランの長さを検出し、黒ランの長さ
を閾値と比較して背景ランを検出し、背景ランの黒画素
を白画素に変更するための書換え信号を出力する処理(
以下、書換え処理と称す)を行なう、書換え信号に基づ
いて画像データ記憶部の画像データ中に含まれる背景ラ
ンの黒画素を白画素に変更することができ、この結果画
像データから背景ラン(例えば文字背景部のごま塩雑音
、或は網点模様、或は周期的な線パターンその他の文字
を構成しない黒画素)を除去した画像データ(背景除去
データ)を得ることができる。
黒ランの長さと比較する閾値を任意好適に設定すること
によって検出した黒ランが文字ラン及び背景ランのいず
れであるかの判定を精度良く行なえる。
また書換え処理は簡単な処理なのでこの発明の装置構成
を簡単化できる。しかも所定のひとつの方向を主走査方
向として画像データ記憶部の画像データを走査する場合
には画像データを1度走査するだけで、又所定の複数の
方向を主走査方向として画像データ記憶部の画像データ
を走査する場合(こは各主走査方向毎(こ1回ずつ画像
データ記憶部の画像データを走査するだけで、書換え処
理を行なえるので書換え処理時間を短くできる。ざらに
上述の書換え処理によって得た書換え信号に基づいて背
景除去データを得ることによって、文字データの欠けの
ない或は文字データの欠けが従来よりも少ない背景除去
データを得ることができる。
従ってこの発明の文字背景処理装置によれば、従来のマ
スクを用いた背景処理に比して処理時間の短い背景処理
が行なえ、背景処理しても文字データの欠けが少なくし
かも不要な背景ランの少ない画像データを得ることがで
きる。
これがためこの発明の文字背景処理装Nを、例えば光学
的に文字読取り装置(こおける文字認識処理の前処理に
用れば文字データの欠けの少ない画像データを得ること
ができるので文字認識の精度を向上できるし、また例え
ばファクシミリ等の画像符号化装置における符号化処理
の前処理に用いれば不要な背景ラフの少ない画像データ
を得ることができるので符号化効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成の説明に供する機能
ブロック図、 第2図(A)〜(C)は文字背景部に網点が存在する場
合の背景処理の説明に供する図、篤3図(A)〜(C)
は文字背景部に交差しない一方向の斜線のみが存在する
場合の背景処理の説明に供する図、 第4図(A)〜(C)は文字背景部に交差する二方向の
斜線が存在する場合の背景処理の説明に供する図、 第5図は実施例の動作の具体的な動作の一例を示す動作
流れ図、 第6図(A)〜(C)は文字背景部に模様を有する原画
像データの例を示す図、 第7図は従来の背景処理によって得た画像データの例を
示す図、 第8図(A)〜(8)は従来の背景処理に用いるマスク
の例を示す図である。 24−・・文字背景処理装置、26・・・黒ラン検出部
28−・・文字背景判定部、 30・・・文字背景除去
部32・・・画像データ記憶部。 Y、・、 (C) 文字背景部に交差しない一方向の斜線のみがある場合文
字背景部に交差する二方向の斜線がある場合第4図 原画像デ タの例 原画像データの例 第6図(C) 背景処理後の画像データ 第7 図 従来の背景処理に用いるマスク 第8 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画像データ記憶部に格納された2値の画像データ
    を一又は複数の方向に走査し、走査線上で連続する黒画
    素のみからなる黒ランの始端位置及び終端位置を検出し
    、検出した始端及び終端位置から黒ランの長さを検出す
    る黒ラン検出部と、前記黒ランの長さを所定の閾値と比
    較し所定の閾値以上の長さの黒ランを文字ラン及び所定
    の閾値未満の長さの黒ランを背景ランと判定する文字背
    景判定部と、 前記背景ランの始端位置から終端位置までの黒画素を白
    画素に変更するための書換え信号を出力する文字背景除
    去部とを備えて成ることを特徴とする文字背景処理装置
JP1072397A 1989-03-24 1989-03-24 文字背景処理装置 Pending JPH02252082A (ja)

Priority Applications (1)

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