JPH0225178A - オートアイリス回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、オートアイリス回路に関し、特に、オート
アイリス機能を有するビデオカメラなどの撮像装置にお
いて、撮像素子から得られる映像信号に基づいてレンズ
の絞りを自動的に調整するオートアイリス回路に関する
ものである。

［従来の技術］ 現在普及しているカラービデオカメラあるいはビデオム
ービーなどの撮像装置は、オートアイリス機能付きのも
のがほとんどである。すなわう、このようなオートアイ
リス機能により、被写体の明るさに応じてレンズの絞り
を自動的に設定することができ、したがって撮像素子は
、被写体の明るさに応じた最適な光量で被写体を撮像す
ることが可能である。

より詳細に説明すると、従来のオートアイリス回路は、
撮像索子から得られる映像信号の尖頭値あるいは平均値
を検出し、レンズ絞りを開閉するための駆動回路にその
検出信号を帰還することによ、す、被写体の明るさに応
じて開閉されたレンズ絞りから最適な光量を撮像素子上
に得るように構成されている。

ところが、このような従来のオートアイリス回路では、
画面周辺部に突発的な明部あるいは暗部が生じたとき、
それによりオートアイリス機能が働き、画面全体が影響
を受け、希望する被写体が明るすぎたり暗すぎたりする
という問題点がある。

そこで、最近のビデオカメラでは、このような問題点を
解消するために、画面の中心部に固定のゾーンを設定し
、このゾーン内の被写体の明るさのみに応じてレンズ絞
りを制御するオートアイリス機能を備えたものが増えて
きている。

［発明が解決しようとする課題］ 上述のような従来のオートアイリス回路では、画面中の
オートアイリス用のゾーンは、ゾーン用パルスでその位
置が固定されているため、たとえば希望する被写体を画
面の周辺部に写した場合あるいは希望する被写体を小さ
く写した場合において、この被写体と背景とが相反する
明るさを有する場合などに、オートアイリス回路は希望
する被写体以外のゾーン内の映像信号の成分の影響を強
く受けることになる。この結果、希望する被写体に対し
ては最適な光量にならず、飽和あるいは光量不足になり
、満足する画質が得られないという問題点があった。

したがって、この発明は、希望する被写体に合わせてオ
ートアイリス用のゾーンを画面上で任意の方向に移動さ
せることができるオートアイリス回路を提供することを
１」的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明は、撮像手段から得られる映像信号の輝度信号
レベルに基づいて最適な光ユが得られるようにレンズの
絞りを自動的に調整するオートアイリス回路に係り、レ
ンズ絞りの開閉を駆動する手段と、映像信号による画面
上にゾーンを設定する手段と、ゾーン内における輝度信
号レベルのみを検出する手段と、検出された輝度信号レ
ベルに応じて駆動手段を制御する手段と、ゾーンを、水
下方向および垂直方向の少なくとも一方向に任意に移動
させる手段とを備えている。

［作用］ この発明においては、目的とする被写体に対してオート
アイリス用のゾーンを設定することで、その被写体の明
るさに合ったレンズ絞りを得ることができ、したがって
、背景の明暗あるいは目的とする被写体の位置や大きさ
に関係なく、最適な光量で目的の被写体を撮像すること
ができる。

［実施例コ 第１図は、この発明の一実施例であるオートアイリス回
路の基本的構成を示すブロック図である。

まず、第１図に示したこの発明の一実施例であるオート
アイリス回路の構成について説明する。第１図において
、ビデオカメラは、レンズ１と、このレンズ１に付属す
るオートアイリス絞り２と、このアイリス絞り２の開閉
を駆動するアイリス駆動モータ３と、撮像素子４とをＨ
している。このようなオートアイリス付きレンズ１によ
って撮像素子４上に結像した画像は、映像信号に変換さ
れ、信号処理回路５に与えられる。信号処理回路５は、
与えられた映像信号を、輝度信号成分とクロマ信号成分
とに分解し、γ処理などを施した後、ビデオ出力信号と
して電子ビューファインダ６とビデオ出力端子７とに与
える。

また、信号処理回路５において得られた輝度信号成分の
一部は、バッファ８およびスイッチ回路を介して積分回
路１０に与えられ、直流に変換される。すなわち、この
積分回路１０の直流出力は、被写体の明るさに応じたレ
ベルを有する信号となっている。この直流出力は、オー
トアイリスドライブ回路１１に与えられ、オートアイリ
スドライブ回路１１は、この直流出力と、アイリスレベ
ル基■設定回路１２の設定出力とに基づいて、オートア
イリス駆動モータ３の回転を制御し、撮像素子４上に最
適な光量が得られるように、レンズ１に付属するアイリ
ス絞り２の開閉を制御する。

さらに、ゾーンパルス作成回路１３で作成されたゾーン
パルスＰｚは、スイッチ回路９のスイッチングを制御し
て画面中のゾーンを設定するとともに、信号処理回路５
に与えられ、さらに映像信号とともに電子ビューファイ
ンダ６に枠表示される。より詳細に説明すると、このゾ
ーンパルスＰ２に基づくスイッチ回路９のスイッチング
によって規定されたゾーンに対応する期間中にのみ、バ
ッファ８からの輝度信号が積分回路１０に与えられ、ゾ
ーン内の被写体に対応した光量の自動制御が可能となる
。

次に、第２図は、第１図に示したゾーンパルス発生回路
１３の構成を示すブロック図である。第２図において、
端子１４には、図示のような水平基準信号ＨＤが与えら
れ、端子１５には、図示のような垂直基準信号ＶＤが与
えられる。入力された基準信号ＨＤ、ＶＤはそれぞれ、
遅延回路１６゜１７に与えられて遅延されるが、その遅
延時間は、水平遅延時間調整ボリューム１８および垂直
遅延時間調整ボリューム１９によって任意に設定される
。そして、遅延時間１６および１７の出力ＰＺＨｒ　　
Ｐ　ｚ　ｖは、加算回路２０で加算され、ゾーンパルス
Ｐ２として出力される。

次に、第３図および第４図は、第１図に示した実施例に
よるオートアイリス回路のオートアイリス用のゾーンの
設定を説明する模式図である。次に、第１図ないし第４
図を参照して、この発明の一実施例によるオートアイリ
ス回路の動作について説明する。

まず、第３図に示すように、上述のゾーンすなわちオー
トアイリス制御のための輝度信号の検出範囲は、その水
平方向についてはゾーンパルスＰ２の水平成分ＰＺｉｌ
により規定されており、その垂直方向については、ゾー
ンパルスＰＺの垂直成分ＰＺＶによって規定されている
。ところで、第２図に示したように、この発明のゾーン
パルス発生回路１３によれば、遅延時間調整ボリューム
１８および１９を任意に調整することにより、上述のゾ
ーンパルスＰ２の水平・垂直成分ＰＺＨ＋Ｐｚｖを自由
に調整できるため、画面上のゾーンを水平・垂直の両方
向に自由に移動させることができる。すなわち、第４図
に示すように、希望する被写体が画面の周辺部に位置す
る場合であっても、その被写体に対応するようにオート
アイリス用のゾーンを移動させることにより、画面中央
部の明暗に関係なく、そのゾーン内の被写体の輝度信号
レベルのみに応じたオートアイリス制御を行なうことが
できる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、画面上に設定される
ゾーン内の被写体の輝度信号レベルに応じてレンズ絞り
の自動調整を行なうオートアイリス回路において、オー
トアイリス用のゾーンを水平・垂直方向に任意に移動さ
せることができるように構成したので、希望する被写体
を画面の周辺部に写したり小さく写したりした場合にお
いて被写体と背景とが相反する明るさを持ったときでも
、オートアイリス用のゾーンを希望する被写体上に自由
に設定することができ、その被写体の明るさに応じた最
適の絞りで、ずなイっち、最適の光量で撮像することが
可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例であるオートアリイス回
路の基本構成を示すブロック図である。 第２図は、第１図に示したゾーンパルス発生回路の構成
を示すブロック図である。第３図および第４図は、第１
図に示した実施例の動作を説明するための模式図である
。 図において、１はレンズ、２はアイリス絞り、３はアイ
リス駆動モータ、４は撮像素子、５は信号処理回路、６
は電子ビューファインダ、８はバッファ、９はスイッチ
回路、１０は積分回路、１１はオートアイリスドライブ
回路、１２はアイリスレベル基準設定回路、１３はゾー
ンパルス発生回路を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 撮像手段から得られる映像信号の輝度信号レベルに基づ
   いて、最適な光量が得られるようにレンズの絞りを自動
   的に調整するオートアイリス回路であって、 レンズ絞りの開閉を駆動する手段と、 前記映像信号による画像中にゾーンを設定する手段と、 前記ゾーン内における前記輝度信号レベルのみを検出す
   る手段と、 前記検出された輝度信号レベルに応じて前記駆動手段を
   制御する手段と、 前記ゾーンを、水平方向および垂直方向の少なくとも一
   方向に任意に移動させる手段とを備えた、オートアイリ
   ス回路。