JPH02251220A - 高濃度の被吸着性ガスを含むガスを得る方法 - Google Patents

高濃度の被吸着性ガスを含むガスを得る方法

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JPH02251220A
JPH02251220A JP1070360A JP7036089A JPH02251220A JP H02251220 A JPH02251220 A JP H02251220A JP 1070360 A JP1070360 A JP 1070360A JP 7036089 A JP7036089 A JP 7036089A JP H02251220 A JPH02251220 A JP H02251220A
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JP
Japan
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gas
layer
adsorbed
adsorption layer
adsorbing
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Application number
JP1070360A
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English (en)
Inventor
Keiichi Nakaya
圭一 中矢
Kazuki Jinushi
地主 一樹
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は低濃度の被吸着性ガスを含むガスを吸着剤を用
いて、吸脱着することにより高濃度の被吸着性ガスを含
むガスを得る方法に関するものである。
[従来の技術] 低濃度の被吸着性ガスを含むガス(以下原ガスという)
を吸着層に導入し、吸着層に吸着された被吸着性ガスを
加熱脱着し、高濃度の被吸着性ガスを含むガスを得る方
法としては、吸着層の一方から他方へ原ガスを通し、被
吸着性ガスを吸着層に吸着後、吸着層を外部から間接的
に加熱昇温させな後、加熱キャリアガスな吸着層に接触
させて脱着回収する方法、或は、通常の加熱キャリアガ
スよりも高温度のキャリアガスな吸着層に接触させて脱
着回収する方法が知られ゛でいる。又、更に濃縮度を高
めるために、同様の操作を繰り返す方法が考えられる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の方法の場合、1回の吸脱着で得られる濃縮率は、
通常の加熱温度では10〜20倍程度しか得られず、又
、繰返し吸脱着を行なう場合には装置や操作が繁雑とな
るのみでなく、被吸着性ガスの全量をその都度脱着する
ための熱エネルギーを必要とする等の欠点を有している
又、脱着に際し、用いることのできるキャリアガス量は
高濃度の回収ガスを得ようとすると少ないガス量しか用
いることができないため、吸着層でのガス流速が遅くな
り、流れが不均一となったり、加熱が充分に行なわれな
い等の欠点を有している。又、別に本出願人は特願昭6
3−310147号において、脱着に際し、加熱脱着す
る前に、不活性な加熱ガスを予め吸着層に繰返し接触さ
せて、吸着層を所望の温度に昇温させた後、加熱キャリ
アガスな通じて脱着する方法を提案したが、この場合で
も濃縮率は50倍前後であり、充分に満足する値ではな
い。
又、この場合、吸着時の排気ガス中に被吸着性ガスが含
まれることのないように余分の吸着剤を充填した場合に
は、脱着に際し予め、加熱ガスを循環した場合、吸着層
中の被吸着性ガス濃度が平均化されるために低くなり、
回収ガス温度を下げるため、余分に入れることができな
いことから、吸着終了のタイミングを充分に見計られな
ければならない等の欠点を有している。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前述の欠点を解決するためになされたもので
あり、被吸着性ガスの吸着効率が高いのみならず、少な
い熱エネルギーにて高い濃度の回収ガスを得ることがで
きる方法を提供するものである。すなわち、本発明は低
濃度の被吸着性ガスを含むガスを吸着層の一端から導入
し、他端から排出して被吸着性ガスを吸着層に吸着し、
次に吸着されている被吸着性ガスな脱着して、高濃度の
被吸着性ガスを含むガスを得る方法において、前記吸着
層を前記低濃度の被吸着性ガスを含むガスの導入側の吸
着層Bと排出側の吸着層Aで構成し、吸着操作後、吸着
層Aに吸着された被吸着性ガスを脱着用ガスで脱着し、
得られる被吸着性ガスを含む脱着ガスを吸着層Bに導入
して、それに含まれる被吸着性ガスを吸着層Bに吸着さ
せ、その後に吸着層Bの脱着操作を行なうことを特徴と
する高濃度の被吸着性ガスを含むガスを得る方法に関す
るものである。
以下に、本発明を実施するための典型的なフローシート
である第1図と、吸脱着の模様を示す第2図に従って具
体的に説明する。
第1図中1.2は吸着剤充填塔であり、それぞれ1−a
、  1−b及び2−a、2−bに示すように上層と下
層とに分割されている。フローシートの1側充填塔は吸
着操作を行なっている状態であり、被吸着性ガスを含む
ガスがライン7%フロア−5、ライン8を通って1−b
、1−aの吸着層を通り、被吸着性ガスは吸着され、ラ
イン9を通って排出される。吸着操作は塔頂においては
破過に至る前で、はぼ所定の吸着量が吸着された時間を
見計らって終了とする。この時の吸着層への被吸着性ガ
スの吸着状態の模式図を第2図(A)に示す0図は横軸
に吸着剤中被吸着性ガスの吸着濃度比X(被吸着性ガス
重量/吸着剤重量)を示す縦軸に吸着剤充填層の高さを
示す、この時の最大Xの値は原ガス中被吸着性ガス分圧
に相当する濃度となる。第1図2の塔は、前述の吸着操
作の終了した充填塔1であり、脱着時のフローを示す、
第1段階として2−aの上層より、ラインlO1圧縮機
6、ライン12、ヒーター3、ライン13をへて加熱キ
ャリアガスが導入され上層部吸着層が加熱され、被吸着
性ガスはキャリアガスに脱着され、2−bの下層部に通
される。上層から下層部に移るに際し、2−cの冷却用
粒子層例えばアルミナ、シリカ等の無機粒子層を設けて
、通過するようにすることが好ましい。
即ち、上層から離脱したガスは、冷却用粒子の顕熱によ
り冷却され、下層部2−bに入り、吸着層の顕熱により
更に熱をとられながら被吸着性ガスが吸着され、吸着層
中被吸着性ガスの濃度を原ガス平衡濃度以上に高める。
下層を出るガスはほぼ原ガスに近い濃度で排出されライ
ン14を通って原ガスライン7に合流回収される。この
時の吸着層への被吸着性ガスの吸着状態の模式図を第2
図(B)に示す0図中、上層部(イ)部分が、下層部(
ロ)部分に移動したことを示す0次いで第2段階では、
通常用いられているように、上層部から加熱キャリアガ
スを通じて、回収しても良いが、好ましくはヒーター3
、ライン15、下層2−b、ライン16、圧縮機6、ラ
イン11.12の系統ができるように回路をバルブ等を
操作し10.13.14のラインを遮断し、下層部の昇
温を行なう、この操作により必然的に吸着層中被吸着性
ガスの濃度は均一化され、吸着状態の模式図は第2図(
C)に示す如く(ニ)部が(ハ)部に移動した状態とな
る。吸着層の温度が所定の温度になれば、第3段階に入
る。即ち、ライン10.12を閉じ下層よりでたガスを
ライン16、圧縮機6、ライン11.17、クーラー4
、ライン18、バルブ20、ヒーター3、ライン15の
循環回路を形成し、脱着した被吸着性ガスをクーラーに
て液化し、ライン19より取り出す、この時クーラー内
圧力は液化し得る所定の圧力になるよう弁20を調節し
、吸着層は、実質的に大気圧となるように操作する。
吸着層中被吸着物質の濃度は、最終的には、クーラー内
圧力及び温度によって決まるクーラー出ロガス被吸着物
質濃度に平衡な濃度となる。
この結果、第2図(D)の(ホ)部分がクーラーにて液
化し取り出された相当分となる。
次いで、出口ラインを15から13に切替えた後ヒータ
ー3の加熱源を止め、a及びb、必要によりCを含む吸
着剤充填塔の温度が低下すれば、循環を止め、脱着工程
が終了し、吸着操作に切替えられ第2図(A)の(へ)
部分が吸着される6以上が繰返される。
本発明に使用する吸着剤としては、何ら限定されるもの
ではないが、活性炭、シリカゲル、モレキュラージ・−
ブ、ゼオライト等あるいはこれらの複合体から選定すれ
ばよく、形態としても、粒状、繊維状等各種の形態を適
宜選定することができる0本発明方法は、単一ガスの加
熱脱着回収ばかりでな(、選択的吸着剤を用いれば混合
ガス中の特定成分のみを加熱脱着回収することもできろ
本発明に従って、回収される被吸着性ガスとしては、各
種吸着剤により吸脱着できるものであれば、何ら限定さ
れるものではなく、アンモニア、硫化水素、亜硫酸ガス
、各種炭化水素ガス、トリクロルエチレン、パークロル
エチレン、塩化メチレン、メチルクロロホルム等の塩素
系化合物、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフル
オロメタン、クロロジフルオロメタン、テトラクロロ−
1,2,−ジフルオロエタン、1.1.2−)ジクロロ
トリフルオロエタン、l、2−ジクロロテトラフルオロ
エタン等の塩素化フッ素化化合物等を挙げることができ
る。
[実施例] 実施例1 第1図に示す装置を用いて、原ガスから被吸着性ガスの
液化回収を行なった。先ず、上層部aと下層部すに活性
炭を、又その中間Cにアルミナボール層を充填した。充
填塔1を用いて、1.1,2. トリクロロトリフルオ
ロエタン(以下R−113という)ガス濃度0.I V
o1%の空気を250m”/hrにて充填塔1の下部か
ら上部へ通し、上層の充填層面から下へ20+amの部
分にてガス中尺−113濃度が0.005Vo1%にな
るまで流した。この時のライン9でのR−113は検出
されなかった。
又、下層部R−113濃度比(R−113重量/活性炭
重量)は約0.39であった0次に第1図のようなフロ
ーとなるように充填塔2を組み込み、加熱脱着を行なっ
た。第1段階としてライン10より空気を吸入し圧縮機
6、ライン11、ヒーター3、ライン13を通じて、約
150℃の熱風が塔頂を通じて流れるようにヒーターに
通電加熱した、上層部2−a出口ガス濃度は平均的I 
Vo1%であった。又、下層部2−b出口ガス濃度は約
0、I Vo1%であった。下層部2−b出口ガス濃度
が0.05 Vo1%になるまで続けた。この時の下層
部の平均ト113濃度比は約0.65であった0次いで
、圧縮機6、ヒーター3、ライン15、充填層2−b、
圧縮機6の循環操作を行い活性炭温度が130℃迄昇温
した。この時の下層部出口ガス濃度は13Vo1%であ
った。このガスを圧縮機6にて9 ata迄昇圧後クー
ラー4にて一20℃迄冷却液化し、ライン19より回収
した。液化しないクーラー出ロガスをバルブ20にて常
圧とし、ヒーター3にて150℃に加熱後、再び下層上
部よりキャリアラガスとして用い、液化がほとんどな区
なる迄循環した。終了後の活性炭中R−113濃、度比
は約0.30であった。
比較例 実施例と同量の活性炭を充填した充填塔に実施例と同じ
条件で吸着した。この時の活性炭中平均濃度比は0.3
2であった。塔頂より 150℃の熱風を通し脱着した
。得られた充填塔出口の最高R−113濃度は2.IV
o1%であった。
[発明の効果] 本発明に従えば、低濃度の被吸着性ガスを含むガスから
、極めて高い濃縮率で、高濃度の被吸着性ガスを含むガ
スを得ることができる。しかも、操作は簡便で、脱着時
の熱エネルギー等も小さい優れた方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施するための典型的なフローシー
トを示す概略図であり、第2図は、吸着層への被吸着性
ガスの吸着状態を示す模式%式% 充填層高さ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、低濃度の被吸着性ガスを含むガスを吸着層の一端か
    ら導入し、他端から排出して被吸着性ガスを吸着層に吸
    着し、次に吸着されている被吸着性ガスを脱着して、高
    濃度の被吸着性ガスを含むガスを得る方法において、前
    記吸着層を前記低濃度の被吸着性ガスを含むガスの導入
    側の吸着層Bと排出側の吸着層Aで構成し、吸着操作後
    、吸着層Aに吸着された被吸着性ガスを脱着用ガスで脱
    着し、得られる被吸着性ガスを含む脱着ガスを吸着層B
    に導入して、それに含まれる被吸着性ガスを吸着層Bに
    吸着させ、その後に吸着層Bの脱着操作を行なうことを
    特徴とする高濃度の被吸着性ガスを含むガスを得る方法
    。 2、吸着層Aから排出される被吸着性ガスを含む脱着ガ
    スを冷却した後、吸着層Bに導入する請求項1に記載の
    方法。 3、吸着層Bの脱着操作を吸着層Aを通ることなく導入
    される脱着用ガスによって行なう請求項1に記載の方法
JP1070360A 1989-03-24 1989-03-24 高濃度の被吸着性ガスを含むガスを得る方法 Pending JPH02251220A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5847978B1 (ja) * 2015-05-27 2016-01-27 株式会社モリカワ 吸着された揮発性有機化合物の回収方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5847978B1 (ja) * 2015-05-27 2016-01-27 株式会社モリカワ 吸着された揮発性有機化合物の回収方法

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