JPH02249866A - 線状体の巻取装置 - Google Patents

線状体の巻取装置

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JPH02249866A
JPH02249866A JP6695689A JP6695689A JPH02249866A JP H02249866 A JPH02249866 A JP H02249866A JP 6695689 A JP6695689 A JP 6695689A JP 6695689 A JP6695689 A JP 6695689A JP H02249866 A JPH02249866 A JP H02249866A
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伸 山口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、プラスチック製光ファイバーのような線状体
の巻取装置に係り、特に、巻取用ボビンのフランジを検
出して線状体の巻取方向を切り換える技術に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の線状体の巻取装置は、巻取用ボビンの軸
方向に往復動するトラバースガイドローラに線状体を案
内させて、前記ボビンに巻回している。トラバースガイ
ドローラは、巻取ボビンのフランジ部で移動方向が切り
換えられるが、この切り換えタイミングが早すぎると、
第3図(a)のようにフランジ端面で線状体が巻きつけ
られない部分が生じて、巻きつけ積層状態が乱れた、い
わゆる耳摺状態になるという問題点が生じる。一方、切
り換えタイミングが遅すぎると、第3図(b)のように
フランジ端面で線状体が過剰に巻きつけられて積層状態
が乱れ、いわゆる耳高状態になるという問題点が生じる
そこで、このような積層状態の乱れをなくすため、特開
昭58−42563号公報に記載されているようにトラ
バースガイドローラの線状体繰り出し延長線上に、一対
の投光器、および受光器で構成されている光センサーを
設けて、これらによって、巻取ボビンのフランジ部を検
出し、トラバースガイドローラの移動方向の切り換えを
行うという巻取装置が提案されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述した従来の巻取装置には、次のよう
な問題点がある。
■巻取ボビンに巻きつける線状体の線径が比較的太い場
合、光センサーがフランジ部を検出する前に、線状体が
フランジの端面部に接触するため、端面部の巻き取りが
過剰になり、線状体の巻き形状は、耳高の状態になる。
■線状体の線径が比較的細い場合、線状体がフランジの
端面部に接触する前に、光センサーがフランジ部を検出
しトラバースガイドローラの移動方向が切り換わるため
、フランジ端面部での巻き不足が生じ、線状体の巻き形
状は耳摺の状態に成る。
上記のように、従来装置によれば、線状体の線径の大小
によって線状体の巻き形状が一様とはならず、耳高・耳
摺の状態になるため、巻き終わつた線状体を解除すると
きに解除不良が生じたり、ボビンを輸送する際に巻きく
ずれが生じたりする虞れがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、線状体の線径にかかわらず、フランジ付の巻取用ボ
ビンに線状体を正しく巻き取ることができる線状体の巻
取装置を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、上記目的を達成するために、次のような構成
をとる。
即ち、本発明に係る線状体の巻取装置は、線状体のトラ
バース方向に対してその線状体よりも先行する位置に設
けたフランジ部検出手段と、このフランジ部検出手段か
らの検出信号を基に、線状体がフランジ内面に到達する
までの距離だけトラバースガイドローラが移動したこと
を検知して、トラバースガイドローラの移動方向を切り
換える制御手段とを備えている。
〈作用〉 本発明によれば、線状体が巻取用ボビンのフランジ部に
到達する前に、フランジ部検出手段によって、フランジ
部が検出され、この検出信号は制御手段に与えられる。
制御手段は、前記検出信号が人力された時点から、線状
体がフランジ内面に到達するまでの距離だけトラバース
ガイドローラを線状体の巻回方向に移動させた後、トラ
バースガイドローラの移動方向を切り換える。このよう
にして、線状体がボビンに巻回される。
〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図ないし第2図は本発明の一実施例に係り、第1図
は本発明の装置の概略構成を示す模式図、第2図はその
動作を説明する一部拡大平面図である。
この実施例に係る線状体の巻取装置は、線状体13を巻
き取るボビン11を回転させる機構と、ボビン11に線
状一体13を繰り出すトラバースガイドローラ12を移
動させる機構と、この移動を制御する制御部22とを備
えている。
線状体13をボビン11に巻き取る機構は、次のように
構成されている。
ボビン回転用モーター1の出力軸とボビン11を回転さ
せる回転軸3とが、第1のベルト(または、チェーン)
2を介して、連結されている。回転軸3には回転軸3の
回転数を検出する第1のロータリーエンコーダー4と、
回転軸3と共に回転する回転基板5とが設けられている
。ボビン11はナツトlOの締めつけによって回転軸3
に対して抜き差し可能に取りつけられ、このボビン11
の一方のフランジIlbが回転基板5に押圧状態で当接
されている。
ボビン11に線状体13を案内するトラバースガイドロ
ーラ12を移動させる機構は次のように構成されている
ボビン11のフランジllaを検出する手段である一対
の投光器8と受光器9とが支持軸7a、7bの所定位置
に取りつけられ、支持軸7a、7bの一端は、ボビン1
1の軸方向に移動するアー五6に片持ち支持されている
。更に、支持軸7bには、線状体I3を案内するトラバ
ースガイドローラI2が回転自在に設けられている。前
記投光器8と受光器9とで構成されている光センサーは
、トラバースガイドローラ12によって案内される線状
体13よりも、その線状体13の巻回方向に対して僅か
に先行する位置に取りつけられており、線状体13の中
心軸と光軸との距離が、少なくともd/2(記号dは線
状体13の線径)以上であり、フランジllaの厚み方
向の長さ以下になるように、その位置が設定されている
前記アーム6の基部は、ボビン11の軸方向に配設され
たねじ棒16に螺合されているとともに、案内棒15a
に摺動自在に貫通されている。案内棒15aと対向した
位置に同様の案内棒15bが並設されており、これらの
案内棒15a、15bの両端部は、固定板14に支持さ
れている。案内棒15bの所定位置にはアーム6の位置
を検出するアーム位置検出器17が設けられている。ね
じ棒16はギヤボックス19の出力軸に連結されており
、この出力軸には、ねじ棒16の回転数を検出する第2
のロータリーエンコーダー18が備えられている。ギヤ
ボックスI9の入力軸は、第2のベルト(または、チェ
ーン)20によって、アーム移動用モーター2Iの出力
軸と連結されている。
第1のロータリーエンコーダー4、受光器9、アーム位
置検出器17、第2のロータリーエンコーダー18の各
出力信号は、制御部22に入力されており、これらの信
号に基づいて、制御部22はアーム移動用モーター21
の回転方向、回転数などを制御するように構成されてい
る。
次に、この装置の動作について第2図を基に説明する。
まず、図示しない線状体供給源からボビンI】に線状体
13を巻き取るために、線状体13をトラバースガイド
ローラ12の溝部に通した後、ボビン11の所定の位置
に線状体I3の端を固定し、ボビン回転用モーターlを
稼動させる。ボビン回転用モーター1の回転出力は、第
1のベルト(または、チェーン)2を介して回転軸3に
伝えられ、回転軸3は回転する。これと同時に、アーム
移動用モーター21も始動し、アーム移動用モーター2
1の回転出力は、ギヤボックス19を介してねじ棒16
に伝えられ、ねじ棒I6は回転を始める。
ねじ棒16の回転に伴い、支持棒7bを介してアーム6
に取りつけられているトラバースガイドローラ12がボ
ビン11の軸方向に沿って移動する。
これにより、第2図(a)に示すように、ボビン11に
線状体13が巻回されていく。
次に、線状体13がフランジIlaの内面部に到達する
とアーム移動用モーター2Iの回転方向を切り換えて、
トラバースガイドローラ12を逆の方向に移動させる動
作に入る。この動作は、本発明の特徴となる構成部分に
よるものである。
即ち、トラバースガイドローラ12よりもフランジIl
a側に取りつけられている一対の投光器8、および受光
器9からなる光センサーは、°線状体13がフランジl
laの内面部に到達する前にフランジllaの内面の位
置を検出して、その検出信号を制御部22に出力する。
制御部22は、入力された検出信号の立ち上がりによっ
て、後述する距jiilLだけトラバースガイドローラ
12が移動した後、トラバースガイドローラI2の移動
方向が切り換わるように、アーム移動用モーター2!を
制御する。
前記路jilLは次式で表される。
L=x−(d/2) 上式において、符号Xは光センサーの光軸から線状体1
3の中心軸までの距離、符号dは線状体I3の線径であ
る。したがって、上式で表される距MLは、光センサー
がフランジIlaの内面を検出した時点における、前記
内面から線状体13の周面までの距離である。
光センサーがフランジllaの内側エツジを検出したと
きから、トラバースガイドローラ12が距j9Lだけ移
動したことを制御部22が検知する方法として、この実
施例では、第2のロータリーエンコーダー18からの出
力信号を利用している。
即ら、前記路MLに対応したねじ棒16の回転数を制御
部22に予めセクトしておき、前記光センサーがフラン
ジllaの内面を検出したときから、前記第2のロータ
リーエンコーダー18の出力パルスを計数し始め、その
計数値が前記セン(・された回転数と一致したことを検
出することによって、トラバースガイドローラ12が距
MLだけ動いたことを検知している。
このようにして、線状体13の線径dに応じて、トラバ
ースガイドロー′:)12の移動距離I4が設定され、
光センサーがフランジllaの内面を検出した後、距離
したけ移動した時にアーム6の移動方向が逆の方向に切
り換えられる。したがって、ボビン11の胴長さにバラ
ツキがあっても、線状体13の周面がフランジllaの
内面に到達したときにトラバース方向が切り換えられる
ので、線状体13はボビン11に正しく積層・巻回され
る。
一方、ボビン11のフランジ11.3の内面部で移動方
向が切り換えられたアーム6が案内棒15bに設けられ
ているアーム位置検出器17の位置に到達すると、アー
ム位置検出器17は制御部21シに検出信号を与え、制
御部22はアーム移動用モーター21の回転方向を再び
切り換える。これに伴いトラバースガイドローラ12の
移動方向は再び切り換えられ、トラバースガイドローラ
12による線状体13の繰り出し操作によって、線状体
13はボビンitに積層状態に巻回される。
なお、上述したように、フランジtibは回転基板5に
当接されているから、フランジl 1. bの内面はボ
ビン11の胴長さのバラツキにかかわらず、常に一定の
位置になる。従って、この実施例では、フランジllb
の内面を間接的に検出するアーム位置検出器17を案内
棒151)の所定位置に固定したリードスイッチによっ
て構成している。
本発明は、次のように変形実施することもできる。
■アーム位置検出器17を上記の実施例では、案内棒1
5bの所定位置に取りつけていたが、アーム位置検出器
17としては、フランジtiaの検出に用いた投光器と
受光器で構成された光センサーを用いても実施すること
ができる。この場合は、トラバースガイドローラ12か
ら繰り出される線状体13よりも、回転基板5側に少な
くともd/2の間隔を隔てて、支持棒7bに受光器を取
りつけ、これと対向した位置に投光器を固定棒7aに取
りつければよい。
■光センサーがフランジllaの内面を検出してからト
ラバースガイドローラ12の移動路MLを検知する方法
として、トラバースガイドローラ12が距ilLだけ移
動するのに要する時間を予め計測しておき、フランジl
laを検出した時点でタイマーを作動させ、トラバース
ガイドローラ12が距離りだけ移動するのに要する時間
を経過した時に、アーム移動用モーター21の回転方向
を切り換えるような手段を用いてもよい、但し、定ピッ
チ巻き方式では、トラバースガイドローラ12の移動速
度をボビン11の回転速度によって、可変する必要があ
るため、この方法は定ピッチ巻き方式では不都合が生じ
るが、トラバースガイドローラ12が常に一定速度で移
動する、いわゆる定あや角巻き方式には採用することが
できる。
■ボビン11のフランジ]、laの内面を検出する手段
として、超音波センサーやリードスイッチ及び反射型光
センサー等の適宜なセンサーを使用して実施することも
できる。
■ボビン11に巻き取られる線状体13は、光ファイバ
ーには限らず、プラスチックモノフィラメント及び銅線
等の他の線状体についても通用することが可能である。
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、線状
体が巻取用ボビンのフランジ部に到達する前にフランジ
部を検出して、線状体がフランジ内面に到達するまでの
距離だけトラバースガイドローラを移動させたときに、
トラバースガイドローラの移動方向を切り換えるように
制御するため、線状体の線径が比較的太い場合や、細い
場合でもフランジの端面部における巻き形状を一様にす
ることができる。
更に、フランジ内面を基準にしてトラバースガイドロー
ラの移動距離が決定されるため、ボビンフランジ間の距
離にバラツキがある場合でも、フランジの端面部におけ
る耳高、耳落ちのない巻形状にすることができる。
これにより、巻き取りが終了した前記ボビンから、線状
体を解除する時の解除不良発生を抑えることができ、ま
た、ボビンを輸送する際の巻きくずれの発生も同様に抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図は本発明の一実施例V係り、第1図
は装置の概略構成を示す模式図、第2図はその動作を説
明する一部拡大平面図である。 また、第3図は従来例による線状体の巻き取り状態を示
す拡大断面図である。 8・・・投光器   9・・・受光器 If・・・ボビン  Ila・・・フランジ12・・・
トラバースガイドローラ 13・・・線状体  22・・・制御部出願大東し株式
会社 代理人 弁理士 杉 谷   勉 第 2 図 (a) (bン 第3図 (a) (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)巻取用ボビンのフランジ部を検出することにより
    、トラバースガイドローラの移動方向を切り換えて、線
    状体を前記ボビンに巻き取る線状体の巻取装置において
    、前記線状体のトラバース方向に対して、その線状体よ
    りも先行する位置に設けたフランジ部検出手段と、この
    フランジ部検出手段からの検出信号を基に、その線状体
    がフランジ内面に到達するまでの距離だけトラバースガ
    イドローラが移動したことを検知して、トラバースガイ
    ドローラの移動方向を切り換える制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする線状体の巻取装置。
JP1066956A 1989-03-17 1989-03-17 線状体の巻取装置 Expired - Lifetime JPH07110741B2 (ja)

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JP2007290870A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Maschinenfabrik Niehoff Gmbh & Co Kg 長尺の巻取線材を移動させるための方法および装置

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