JPH02249678A

JPH02249678A - プリンターリボン用インク塗布装置

Info

Publication number: JPH02249678A
Application number: JP7307489A
Authority: JP
Inventors: Takatsugu Shimamoto; 島本　隆次
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-03-23
Filing date: 1989-03-23
Publication date: 1990-10-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、コンピュータ、ワードプロセッサーの印字装
置としてのプリンター、活字型タイプライタ−などのイ
ンクリボン、或いはカートリッジ、カセットやリールに
装着されているインクリボン（以下、プリンターリボン
と称する）が、その使用によって保持していたインクが
なくなったり、インク濃度が薄くなったりして、使用不
能となったときに、このプリンターリボンに再度インク
を塗布して再使用できるようにするべく、巻回移送され
るプリンターリボンにインクを塗布するように構成して
あるプリンターリボン用インク塗布装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のプリンターリボン用インク塗布装置は、印字ヘッ
ドのドツトビンや活字によって繰返し打撃を受けて波状
の皺が形成されたプリンターリボンにそのままインクを
塗布していたに過ぎなかった。

〔発明が解決しようとする課題〕

この為、インクをプリンターリボンの前面に亘って充分
含浸させて均等に塗布することが困難であり、印字濃度
にむらが生じ易い問題があった。

又、プリンターリボンに形成される皺は使用によって一
層増大するから、プリンターリボンの走行抵抗が増大し
て走行姿勢が乱れ易く、インクを再度塗布したもののプ
リンターリボンが走行途中で詰まって有効に再利用でき
ない問題もあった。

本発明は上記実状に鑑みて為されたものであって、その
第１目的は、インクをプリンターリボンに対して極力均
等に塗布できるようにする点にあり、第２目的は、プリ
ンターリボンの皺を極力除去して、長期に亘って円滑に
走行させ得るプリンターリボンを再生できるようにする
点にある。

（課題を解決するための手段〕上記第１目的を達成する為の本発明の特徴構成は、雪起
プリンターリボン用インク塗布装置において、前記プリ
ンターリボンの巻回移送経路途中に、プリンターリボン
に塗布されたインクを加熱可能な加熱装置を設けである
点にあり、上記第２目的を達成する為の本発明の特徴構
成は、前記加熱装置が、張架される前記プリンターリボ
ンに接触して加熱する加熱面を備えるものである点にあ
る。

〔作　用］加熱されたインクは粘性が低下して流動性が良くなり、
プリンターリボン全体に拡散含浸され易くなる。

又、加熱装置が、張架されるプリンターリボンに接触し
ながら加熱する加熱面を備えるものである場合には、波
状の皺が形成されているプリンターリボンは、一定の張
力で加熱面に接触しながら加熱されて軟化し、アイロン
で皺を伸ばすのと同様の作用で皺が延伸されて、加熱面
に沿うほぼ平坦なプリンターリボンに再生できる。

〔発明の効果〕

請求項１記載のプリンターリボン用インク塗布装置は、
インクをプリンターリボン全体に拡散させ易いので、イ
ンクを極力均一に塗布することができる。

請求項２記載のプリンターリボン用インク塗布装置は、
プリンターリボンの皺を極力除去するので、印字濃度を
一層均一化できるとともに、プリンターリボンの走行抵
抗が少くなって、走行が不能となるような事態の発生が
少いインクリボンを再生できる。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図、第２図に示すように、インクリボンカートリッ
ジ（Ａ）をケース（１）の上側に載置して固定保持する
載置台（２）と、インクリボン（Ｂ）を巻回して移送方
向を案内する案内ローラ（３ａ）。

（３ｂ）と、載置台（２）下側のケース（１）内に内装
される駆動装置（４）と、矢印（Ｃ）方向に巻回移送さ
れるインクリボン（Ｂ）に接触してインクを塗布する塗
布装置（５）と、巻回移送されるインクリボン（Ｂ）の
インク塗布面に接触してインクリボン（Ｂ）を加熱する
加熱面を備えた加熱装置としての加熱用シリンダ（６）
とを設けてプリンターリボン用インク塗布装置を構成し
てある。

前記駆動装置（４）は、電動モータ（４ａ）の回転を減
速して出力する出力軸（４ｂ）に中間軸（４ｃ）を軸芯
方向にのみ摺動自在に外嵌して、スプリング（４ｄ）で
ケース上面側に突出するように付勢し、付勢力に抗して
下方に摺動移動させた中間軸（４ｃ）の上端側と、載置
台（２）上に固定保持されるインクリボンカートリッジ
（Ａ）のインクリボン駆動軸（Ａ、）の下端側とに亘っ
て、インクリボン駆動軸（Ａ１）の保合構造に応じた形
状の嵌合部を備える回転伝動子（４ｅ）を嵌合して、出
力軸（４ｂ）とインクリボン駆動軸（Ａ１）との相対高
さ位置がインクリボンカートリッジ（八）の種類によっ
て多少異っていても電動モータ（４ａ）の駆動でインク
リボン駆動軸（Ａ　Ｉ）を強制的に駆動できるように構
成してあり、この駆動装置（４）を、スプリング（７ｂ
）で中立位置に復帰付勢される平行四速リンク機構（７
ａ）に支持し、更に、この平行四速リンク機構（７ａ）
をスライドレール（７ｃ）に沿って左右方向に移動自在
に支持して、駆動装置（４）を前後左右に移動させるこ
とで、規格寸法の異るインクリボンカートリッジ（八）
であっても、そのインクリボン駆動軸（Ａ、）に駆動装
置（４）を連動連結でき、又、インクリボン駆動軸（Ａ
、）の軸芯が正規の位置から多少偏芯していても、駆動
装置（４）をこの平行四速リンク機構（７ａ）とスライ
ドレール（７ｃ）とで前後左右に移動させることで芯合
せが行えるようにして、合成樹脂製の強度の弱いインク
リボン駆動軸（ＡＩ）を傷めることがないように構成し
てある。

前記案内ローラは、ケース（１）上面に軸支される一対
の固設ローラ（３ａ）　、　（３ａ）と揺動部材（３ｃ
）　、　（３ｃ）に軸支される一対の移動ローラ（３ｂ
）　。

（３ｂ）とからなり、各々の揺動部材（３ｃ）　、　（
３ｃ）は共通のベース部材（３ｄ）に軸支され、その揺
動軸の各々に連設したプーリ（３ｅ）　、　（３ｅ）に
亘ってワイヤ（３ｆ）を８の字状に掛巻して、インクリ
ボン（Ｂ）　とカートリッジケースとの間に介在させた
双方の移動ローラ（３ｂ）　、　（３ｂ）をローラ用操
作レバー（３ｇ）の揺動操作でケース（１）上面に設け
た円弧状の貫通溝（１ａ）に沿って同時に揺動させ、イ
ンクリボン（Ｂ）を固設ローラ（３ａ）　、　（３ａ）
　　と移動ローラ（３ｂ）　、　（３ｂ）　とでケース
（１）上に展開架設するように構成してある。

前記ベース部材（３ｄ）は平行四速リンク機構（３ｈ）
を介してケース側壁（１ｃ）に支持され、リンク部材（
３１）に螺合する螺軸（３ｊ）によって位置固定される
とともに、螺軸（３ｊ）の回動操作で移動ローラ（３ｂ
）　、　（３ｂ）の上下高さをリボン巾の大小に対応し
て変更できるようにしてある。

インク塗布装置（５）は、インクタンク（５ａ）に塗布
ローラ（５ｂ）を軸支して構成され、インクタンク（５
ａ）内のインクを含浸させたスポンジ体く５Ｃ）を介し
て塗布ローラ（５ｂ）にインクが供給され、押え板（５
ｄ）を介してスポンジ体（５ｃ）を押圧するスプリング
の付勢力をナツト（５ｅ）で調整して塗布ローラ（５ｂ
）に対するインク供給量を変更できるように構成してあ
る。

前記塗布ローラ（５ｂ）は、ローラの外周面にインクを
保持させる微細な溝を形成したものでも良いが、本実施
例ではローラ本体（５ｆ）の外周面にスポンジ体（５ｃ
）よりも硬質の繊維で形成したスポンジ又は不織布の如
きものを巻付けて構成してある。

前記加熱用シリンダ（６）は、中空シリンダ本体（６ａ
）内に電熱部材（６ｂ）を内装して中空シリンダ本体（
６ａ）を加熱するように構成してあり、電熱部材（６ｂ
）は、インクリボン（Ｂ）を、生地を傷めずに皺を伸ば
すに適した７０°Ｃ乃至８０°Ｃの温度に加熱するよう
、サーモスタット（６ｃ）で温度制御されている。

前記加熱用シリンダ（６）は、リンク（８ｂ）で互いに
枢支される左右一対の揺動部材（８ａ）　、　（８ａ）
に各々軸支され、加熱用操作レバー（８ｃ）のｔ！動操
作に連動して回動する第１円板部材（８ｄ）と−方の揺
動部材（８ａ）とをリンク（８ｅ）を介して枢支連結し
、加熱用シリンダ（６）を加熱用操作レバー（８ｃ）の
揺動方向によって択一的に選択して塗布装置（５）でイ
ンクを塗布された後のインクリボン（Ｂ）に対して押圧
するように構成してある。

前記加熱用操作レバー（８Ｃ）はいずれか一方に揺動操
作するとその位置に係合保持され、保合を解除すると、
揺動部材（８ａ）　、　（８ａ）の枢支軸とリンク（８
ｂ）に連設した舌片とに亘って張設したスプリング（８
ｆ）　、　（８ｆ）の付勢力で中立位置に復帰するよう
に構成してある。

前記ローラ用操作レバー（３ｇ）に第２円板部材（３ｋ
）を連結し、この第２円板部材（３ｋ）に加熱用操作レ
バー（８ｃ）に連結した第１円板部材（８ｄ）の外周部
が嵌合する円弧状の第２切欠部（３２）を形成するとと
もに、第１円板部材（８ｄ）にも第２円板部材（３ｋ）
の外周部が嵌合する円弧状の第１切欠部（８ｇ）を形成
して、第３図（ロ）に示すように、ローラ用操作レバー
（３ｇ）を揺動してインクリボン（Ｂ）を展開架設しな
ければ、第３図（イ）に示すように、第２円板部材（３
ｋ）が第１切欠部（８ｇ）に嵌合して加熱用操作レバー
（８ｃ）を中立位置から操作できず、第３図（ハ）に示
すように、加熱用操作レバー（８ｃ）を中°文位置から
操作しているときには第１円板部材（８ｄ）が第２切欠
部（３りに嵌合して、第３図（ロ）に示すように、加熱
用操作レバー（８ｃ）を先に中立位置に復帰させなけれ
ば、ローラ用操作レバー（３ｇ）を操作できないように
構成してある。

〔別実施例〕

インクを加熱する加熱装置は、インク塗布装置（５）で
インクが塗布される前のプリンターリボンを加熱して、
プリンターリボンに蓄熱される熱でインク塗布装置（５
）で塗布されたインクを加熱するように構成しても良く
、インク塗布装置（５）によるインクの塗布と同時に加
熱゛するように構成しても良い。

又、加熱装置としての加熱用シリンダ（６）は、プリン
ターリボンのインクが塗布されない側に接して回転する
ものであっても良い。

又、プリンターリボンをインク塗布の前後共に加熱用シ
リンダ（６）に接触させてインクの含浸を更に良好にし
、皺の除去力を強化することも可能である。この場合、
前述の加熱用操作レバー（８ｃ）の操作で左右の加熱用
シリンダ（６）が同時にプリンターリボンに接触するよ
うなリンク機構を設ければ良い。

又、平行四速リンク機構（３ｈ）により移動ローラ（３
ｂ）　、　（３ｂ）を上下方向に移動させて、各種のリ
ボン巾に適応できるように構成したが、平行四速リンク
機構（３ｈ）を設けずに、リボン巾に応じた長さの移動
ローラを着は換えるようにするなど、簡単な構造とする
ことも可能である。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るプリンターリボン用インク塗布装置
の実施例を示し、第１図は平面図、第２図は第１図にお
ける■−■線矢視一部断面図、第３図（イ）乃至（ハ）
は操作レバーの操作説明図である。（６）・・・・・・加熱装置、　（１１）・・・・・・
インクリボン。

Claims

【特許請求の範囲】１、巻回移送されるプリンターリボン（Ｂ）にインクを
塗布するように構成してあるプリンターリボン用インク
塗布装置において、前記プリンターリボン（Ｂ）の巻回
移送経路途中に、プリンターリボン（Ｂ）に塗布された
インクを加熱可能な加熱装置（６）を設けてあることを
特徴とするプリンターリボン用インク塗布装置。２、前記加熱装置（６）が、張架される前記プリンター
リボン（Ｂ）に接触して加熱する加熱面を備えるもので
ある請求項１記載のプリンターリボン用インク塗布装置
。