JPH02249191A - 光ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学的手段により光ディスク（記録媒体ディス
ク）に対して情報の記録、再生、消去を行う光ディスク
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、光ディスク装置は、光ディスクを回転させるス
ピンドルと、光ディスクの記録面に対向してラジアル方
向に移動可能な光学ヘッドとを備えており、光ディスク
の面上に同心円状に形成される記録トランクに光学ヘッ
ドを位置決めし、光ディスクの回転に応じて情報の記録
、再生、消去を行うものである。

ところで、光学ヘッドの駆動部の構成としては種々のタ
イプが存在し、一般にはステップモータを用いたものが
多いが、高速なデータアクセスが要求されるものにはボ
イスコイルモータが用いられる。ここで、ボイスコイル
モータとは、スピーカのボイスコイルと同様の構成を有
し、円筒状の空隙部を有した磁気回路と、磁気回路の空
隙部に挿入され移動可能なコイルとから構成されるもの
であり、光ディスク装置に用いる場合には、磁気回路を
光ディスク装置のベースに固定し、コイルを光学ヘッド
と連結するものである。しかして、ボイスコイルモータ
は磁気回路とコイルとの磁気的な反発力および吸引力に
よりダイレクトに光学ヘッドを移動することができるた
め、ステップモータを用いたものに比較して格段に高速
なアクセスを実現することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したように、ボイスコイルモータを光学へノドの駆
動に用いた光ディスク装置にあっては、高速なアクセス
が実現できるため非常に有用であるが、光学ヘッドによ
る情報の記録、再生、消去に有害な振動を発生しやすい
側面を持っているため、−層のアクセス速度の向上が図
れないという欠点があった。すなわち、ボイスコイルモ
ータは磁気回路とコイルとの磁気的な反発力および吸引
力を利用することから、コイルを介して光学ヘッドを移
動する際の反作用が磁気回路に直接加わり、これがベー
スおよびスピンドルを介して光ディスクに伝播すること
によって有害な振動を引き起こすからである。そして、
アクセス速度を向上するために磁気回路とコイルとの磁
気的な反発力および吸引力を増大させると振動が過大と
なり、光ビームの制御が不安定となってアクセスが不能
となるからである。一方、光ディスク装置の小型化が進
むにつれてベースの重量が軽くなる傾向にあり、ベース
の慣性が小さくなることにより振動の抑制作用が一層小
さくなることからも問題が大きい。

本発明は上記の点に鑑み提案されたものであり、その目
的とするところは、ボイスコイルモータの振動による悪
影響を軽減してより高速、小型とすることのできる光デ
ィスク装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記の目的を達成するため、光学ヘッドの駆動
にボイスコイルモータを用いた光ディスク装置において
、 前記ボイスコイルモータの磁気回路を吸振装置を介して
光ディスク装置のベースに固定するようにしている。

〔作用〕

本発明の光ディスク装置にあっては、ボイスコイルモー
タの磁気回路を支持する吸振装置が光学ヘッドおよびコ
イルの移動による反作用を吸収し、ベースへの伝達を阻
止して、有害な振動を減少させる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例につき図面を参照して説明する。

第１図は本発明の光ディスク装置の一実施例を示す構成
図である。第１図において、光ディスク装置１は、ベー
ス２上にスピンドル４が設けられ、スピンドル４の先端
に光ディスク（記録媒体ディスク）３が装着されて所定
の回転数で回転するようになっている。一方、ベース２
上にはガイドレール７が設けられ、このガイドレール７
の上を光学ヘッド５が光ディスク３の記録面に沿ってラ
ジアル方向（トラッキング方向）Ｘに移動可能となって
いる。また、光学ヘッド５の一端はボイスコイルモータ
６のコイル６ｂと連結され、コイル６ｂの移動に伴って
光学ヘッド５が移動するようになっており、ボイスコイ
ル壬−夕６の磁気回路６ａは吸振装置８を介してベース
２に固定されるようになっている。なお、吸振装置８は
、例えば次のように構成される。

■ゴム等のダンピング材により平板状に形成し、磁気回
路６ａの底面とベース２とに接合可能な構成。

■磁気回路６ａをコイル６ｂの移動方向に微小移動可能
とするガイド機構を設りると共に、その移動方向に対し
てゴム等のダンピング材を介して磁気回路６ａを固定す
る構成。

次に、上記の実施例の動作を説明する。

基本的な動作としては、光ディスク３の面上に同心円状
に形成される記録トランクに光学ヘッド５を位置決めす
ることにより、光学へ・ノド５から光線の照射が行われ
、光ディスクの回転に応じて情報の記録、再生、消去が
行われる。

一方、光学ヘッド５の移動は、ボイスコイルモータ６の
二１イルに通電を行うことにより、磁気回路６ａと二１
イル６ｂとの間に発生する磁気的な吸引力もしくは反発
力によりＸ方向に力が生じ、光学ヘッド５はガイドレー
ル７上をスライドして移動する。しかして、アクセス速
度を速めるために光学ヘッド５に加える加速度を大きく
すると、磁気回路６ａに加わる反作用も大きくなるが、
この反作用は吸振装置８内のダンピング材の変形によっ
て吸収され、立ち上がりがなまらされると共に減衰した
状態でベース２に伝達される。よって、ベース２からス
ピンドル４ひいては光ディスク３に伝わる衝撃力が大幅
に低減し、データアクセスに有害な振動の発生を有効に
抑制し得る。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の光ディスク装置にあって
は、ボイスコイルモータの磁気回路を支持する吸振装置
が光学ヘッドおよびコイルの移動による反作用を吸収し
、ベースに伝わる衝撃力を減衰させて絶対値を小さくす
ると共に、立ち上がりをなまらせるため、光学ヘッドの
加速度を高めても光ディスクに大きな振動が発生するこ
とがなくなり、光ビームの制御を安定させて高速アクセ
スが可能となる効果がある。また、ベースの重量を小さ
くしても振動を抑える作用が充分あるため、光ディスク
装置の小型化が図れる効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光ディスク装置の一実施例を示す構成
図である。 図において、 １・・・・・・光ディスク装置 ２・・・・・・ベース ３・・・・・・光ディスク ４・・・・・・スピンドル ５・・・・・・光学ヘッド ６・・・・・・ボイスコイルモータ ６ａ・・・磁気回路 ６ｂ・・・コイル ７・・・・・・ガイドレール ８・・・・・・吸振装置 （記録媒体ディスク）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光学ヘッドの駆動にボイスコイルモータを用いた光ディ
   スク装置において、 前記ボイスコイルモータの磁気回路を吸振装置を介して
   光ディスク装置のベースに固定したことを特徴とする光
   ディスク装置。