JPH0224907A - ペースト組成物およびこれを用いたパターン形成方法 - Google Patents

ペースト組成物およびこれを用いたパターン形成方法

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JPH0224907A
JPH0224907A JP17359288A JP17359288A JPH0224907A JP H0224907 A JPH0224907 A JP H0224907A JP 17359288 A JP17359288 A JP 17359288A JP 17359288 A JP17359288 A JP 17359288A JP H0224907 A JPH0224907 A JP H0224907A
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JP
Japan
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paste
paraffin
room temperature
conductive metal
powder
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Pending
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JP17359288A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Suzuki
均 鈴木
Hirozo Yokoyama
横山 博三
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ペースト組成物およびこれを用いたパターン形成方法、
特に不活性雰囲気中での良好な焼成が可能となるペース
ト組成物およびこれを用いたパターン形成方法に関し、 不活性ガス雰囲気中での基板と金属ペーストとの一体焼
成を容易に可能ならしめるペースト組成物およびこれを
用いた配線パターン形成方法を提供することを目的とし
、 導電性金属粉末と、 常温でワックス状をなし沸点が100〜200℃のパラ
フィンとを含有し、 常温で固体状であるようにペースト組成物を構成し、 又は、上記ペースト組成物を、組成物中に含有されるパ
ラフィンの融点以上に加熱し、流動性を持たせ、 しかる後、配線パターンを形成するように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ペースト組成物およびこれを用いたパターン
形成方法に関し、特に不活性雰囲気中での良好な焼成が
可能となるペースト組成物およびこれを用いたパターン
形成方法に関する。
近年、コンピュータなどの回路基板の配線材料として、
種々の厚膜ペースト組成物が開発されている。
とりわけ、コンピュータの高速化に伴う基板の多層化の
要望に応じ、基板と一体焼成可能な金属ペースト組成物
、すなわち、基板材料の焼結温度に合わせたペーストが
提案されている。
しかし、このものを基板と一体焼成する場合において、
焼成雰囲気は不活性ガス雰囲気に近い状態とされるため
、当該雰囲気中でも焼成可能となるような金属ペースト
の開発が要望されている。
また、特にペーストに含有される金属粉末には酸化が容
易なものが多く、酸化を回避する点においても不活性雰
囲気中での焼成可能な金属ペーストの開発が要望されて
いる。
〔従来の技術〕
従来の金属ベースト組成物は、有機溶液、バインダ、分
散剤等を含有する有機ビヒクル中に導電性粉末を混合・
分散させることによって作製される。そして、このもの
を焼成するに際しては、通常、前工程として、150℃
前後の温度で溶剤を蒸発させて乾燥し、次に300℃前
後で予備加熱してバインダを飛ばし、次に焼成温度にて
ガラスを溶解させて焼成を完了する。
しかし、有機ビヒクル中には高沸点(200〜500℃
)の有機成分を含んでおり、このものは前記前工程、予
備加熱ではもちろんのこと、不活性雰囲気下での焼成温
度条件でも飛散しにくく、従って導電性金属粉末が焼結
しにくいといった問題がある。
このような問題に対処するために、 ■ 熱分解性の良いアクリル系樹脂をバインダとして用
いた金属ペースト、 ■ 焼成雰囲気をコントロールして有機成分を低温で飛
散させる方法、 ■ 金属酸化させて有機成分を飛散させた後、再度金属
を還元するための焼成を行う方法(特開昭’62−19
8146号公報)等が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記熱分解性の良いアクリル系樹脂をバインダ
として用いたとしても高沸点の有a溶剤を全く使用しな
いわけにはいかず上記の問題点は依然として残り、又ア
クリル系樹脂の熱分解温度は400℃付近であり、短時
間で分解・飛散させるには500〜700℃程度の高温
が必要となり、基板焼成とは別異の焼成条件が必要とな
る。
また、前記焼成雰囲気をコントロールして有機成分を低
温で飛散させる方法では、雰囲気制御が難しく実用に適
さない。
前記金属粉末の還元を利用する方法では金属粉末の収縮
が大きくなる欠点を有する。
本発明は、かかる課題を解決し、不活性ガス雰囲気中で
の基板と金属ペーストとの一体焼成を容易に可能ならし
めるペースト組成物およびこれを用いた配線パターン形
成方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、導電性金属粉末と、 常温でワックス状をなし、沸点が100〜200℃のパ
ラフィンとを含有し、 常温で固体状のペースト組成物によって、又は、上記ペ
ースト組成物を、組成物中に含有されるパラフィンの融
点以上に加熱し、流動性を持たせ、 しかる後、配線パターンを形成するパターン形成方法に
よって達成される。
〔作用〕
本発明のペースト組成物は、導電性金属粉末と、常温で
ワックス状をなし、沸点が100〜200℃のパラフィ
ンとを含有する。
そのなめ100〜200 ’C程度の低温で容易にバイ
ンダ等の役目をするパラフィンを飛ばすことができ、こ
の後、不活性ガス雰囲気で焼成することができるので導
電性金属粉末の焼結はきわめて容易である。
また、そのまま不活性ガス雰囲気で焼成しても300℃
付近でパラフィンは飛散するため、従来のペーストより
低い温度で焼結可能である。
このようなペーストを用いたパターン形成方法、すなわ
ち、厚膜印刷方法は、−旦ペーストを、このものに含有
されるパラフィンの融点以上に加熱し、ペーストを液体
状にし、流動性を付与し、しかる後、所定のパターンに
印刷する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について具体的に説明する。
本発明のペースト組成物は、導電性金属粉末と、常温で
ワックス状のパラフィンとを含有し、常温で固体状をな
している。
導電性金属粉末としては、Cu、Ag、PdAu、Pt
、Ni、Aj 、Ag−Pt、PtAu、Pd−Au、
Pd−Ag等の金属粉末が用いられる。特に、Cuを用
いたペーストはコストも安価で抵抗値も小さく、しかも
細いパターンの印刷が可能である。
このような金属粉末の粒径は、通T11〜10μm程度
のものが使用される。
パラフィンとしては、常温でワックス状をなし、沸J、
!(が100〜200℃のものが用いられる。
パラフィンとは、Cn H2n+2で表される脂肪族飽
和炭化水素の総称であり、上記の条件を満足するパラフ
ィンとしては、炭素数Cが16以上、特に20〜30程
度のものが該当する。
常温でワックス状という物性を要求するのは、後述する
ようにこのものを用いたペーストを常温で固体状にして
おき、保存性、すなわちペーストの変質を防止しさらに
は取扱い性を容易ならしめるためである。常温でワック
ス状を維持するなめには融点が30〜80℃、特に40
〜70℃のパラフィンを用いるのが好ましい。
一方、沸点が100〜200℃という物性を要求するの
は、焼結前に比較的低温でパラフィンを完全に飛ばし、
その後の不活性ガス雰囲気での焼成を容易ならしめるな
めである。また、従来のペーストより低い温度で焼結を
可能ならしめる意義もある。
このようなパラフィンは、通常ペースト中に含有される
バインダおよび溶剤双方の役目を果すものである。従っ
て、本発明では、アルコール、ゲトン、エーテル等の有
機溶剤、ポリ酢酸ビニル(PVA)、アクリル等のバイ
ンダを使用する必要はない。
用いるパラフィンの含有量は、前記導電性金属粉末10
0重量部に対し、通常50重量部以下、特に5〜25重
量部とされる。
本発明のペースト組成物に含有されるその曲の成分とし
てガラス粉末や改質剤等か挙げられる。
これらは必要に応じて適当量含有させればよい。
このように所定の成分を有する本発明のペースト組成物
は、常温で固体状である。固体状とするは、上述したよ
うにペーストの保存性の向上および取扱い性を容易なら
しめるためである。
次に、上述したベース1〜を用いた基板配線のパターン
形成方法について説明する。
まず、本発明のベース1−を予めペースト中に含有され
るパラフィンの融点以上に加熱し、流動性を付与し、基
板原材料であるグリーンシートの上に配線パターンを形
成する。通常、加熱温度は30℃以上、特に40〜70
’C程度である。
なおパターン形成は、通常、スクリーン印刷方式で行な
われるため、スクリーンマスクも予めペーストと同等以
上の温度に予熱しておく必要がある。
このようにパターン形成されたグリーンシートを直接、
焼成したりあるいは、予備加熱等の工程を経た後に焼成
することによって導体パターンが基板上に形成される。
本発明の効果を、以下の実験例に基づきさらに詳細に説
明する。
尺l盟ユ 本発明のペースト組成物として、粒径0.3μmの銅粉
末を100重量部、融点40℃のパラフィン(和光純薬
)を15重量部、鉛カラス(コーニング社、軟化点43
0℃)を8重量部、Bi2O3を2重量部配合し、ペー
ストミキサを用い50℃の温度条件下で24時間連続混
合し、ペースト状態とした。
その後、ベレタイサでφ5世のベレットに加工した。
このようにベレット状に加工された固体状(常温)のペ
ーストを再び50℃に加熱し、流動性を付与し、しかる
後アルミナグリーンシートの上にスクリーン印刷し、所
定の配線パターンを形成しな。
その後、窒素ガス雰囲気中600℃で2時間焼成し、回
路基板を作製したくサンプルNo、1)。
他の本発明のペースト組成物として、粒径0.3μmの
銅粉末を100重量部、融点40℃のパラフィン(和光
紬薬)を15重量部、CuOを10重量部配合し、前記
サンダルNo、1の場合と同様にしてベレット状のペー
ストに加工した。
このものを再び50℃に加熱し、アルミナ系ガラスセラ
ミックグリーンシート上に所定の配線パターンを形成し
た。その後、このグリーンシートを130℃、3時間乾
燥しな、さらにその後、グリーンシートを積み重ね15
0℃、20MPaの圧力条件で50枚積層した。
しかる後、当該積層体を湿潤窒素ガス雰囲気中900℃
、窒素ガス雰囲気中1000℃で5時間焼成し、多層回
路基板を作製しな(サンプルNo。
2)。
このように作製された導体パターン(サンプルNo、1
およびサンダルNo、2)について■パターン精度 ■
電気抵抗 ■密着強度の特性を測定した。
結果を表1に示す。
表  1 表1の結果より、本発明のペースト組成物を用いて作製
した導体パターンは、パターン精度、電気抵抗、密着強
度ともに良好であることか確認された。
〔発明の効果〕
以上の結果より本発明の効果が明らかである。
すなわち、本発明によれば、ペーストに含有されるパラ
フィンが低温で飛散するので、主成分の導体金属粉末の
焼結が不活性雰囲気でも容易に行える。ス焼結温度を低
温に設定することもできる。
これにより製品の品質を高め、製造工程を簡易にするこ
とができるため、回路基板の多層化に大きく ′(5F
与することができる。
また、本発明のペーストは常温で固体状であるために保
管か容易でペーストの変質が防止でき、さらには取板い
の便宜からも好適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.導電性金属粉末と、 常温でワックス状をなし沸点が100〜200℃のパラ
    フィンとを含有し、 常温で固体状であることを特徴とするペースト組成物。
  2. 2.請求項1記載のペースト組成物を、組成物中に含有
    されるパラフィンの融点以上に加熱し、流動性を持たせ
    、 しかる後、配線パターンを形成することを特徴とするパ
    ターン形成方法。
JP17359288A 1988-07-11 1988-07-11 ペースト組成物およびこれを用いたパターン形成方法 Pending JPH0224907A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19615787A1 (de) * 1996-04-20 1997-10-23 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur Herstellung eines keramischen Multilayer-Substrats
JP2004087710A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 電気回路接続用コネクタ
JP2010040506A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Samsung Electro Mechanics Co Ltd 金属粒子分散液

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004087710A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 電気回路接続用コネクタ
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