JPH02247920A - エレベータ用押釦スイツチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータの押釦スイッチに係り、特に、電
圧・電流値が大きく異なる負荷を同時に駆動するのに好
適なエレベータ用押釦スイッチに関する。

〔従来の技術〕

従来、固定接点を絶縁基板上に形成した押釦スイッチは
、実開昭４９−１１４４７８号公報に記載のように、た
だ一つの電気接点を設けたものであったり、また、特願
昭６３−２１９９７号に記載のように、複数個の電気接
点を設けたものであっても、その接点の構成は同一であ
り、接続できる負荷の電圧・電流範囲は、自ずと制限さ
れるものであった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、１０回路等の低電圧・小電流負荷と、
リレーやベル等の高電圧・大電流負荷を同時に駆動する
押釦スイッチとしては、接点の接触信頼性や、接点の寿
命の点について考慮されておらず、低電圧・小電流負荷
に対する接点の接触信頼性を上げ、長寿命化を実現する
ためには、接点材料に金糸の金属を使用し、リレーやベ
ル等の高電圧・大電流負荷に対しては、ｆ１！圧・電流
増幅回路を外部に接続して、接点の負荷容量を同レベル
にする必要があり、回路が複雑となる問題があった。

また、各々分離独立した電気接点を、異なる金屑材料で
構成する（低電圧・小電流負荷に対しては、金糸金属材
料で、高電圧・大電流負荷に対しては、銀糸金属材料で
構成する）ことも可能であるが、同一の絶ＢＪ！板上に
二種類の接点を形成するのは大変高価となり、また、接
点保護のため、火花消去回路を追加しなければならない
等の問題があった。

本発明の目的は、電圧・電流値が大きく異なる負荷を、
接触信頼性が高く、長寿命で安価なエレベータ川押釦ス
イッチを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、各々分離独立して設けた電気接点の一方は
、外部回路に直接々続できる構成とし。

他方は、その接点で電圧・電流増幅素子を駆動し。

この電圧・電流増幅素子の出力を外部回路に接続するこ
とにより達成される。

〔作用〕

すなわち、各々分離独立した電気接点は、金糸の金属材
料から成る接点とし、低電圧・小電流負荷に対しては、
直接、接点を接続し、接触信頼性を向上させ、高電圧・
大電流負荷に対しては、電圧・電流増幅素子で負荷を駆
動できるので、有接点の様に負荷遮断時の火花発生とか
、接点摩耗という現象がないので、外部回路の追加が不
要となり、消力化、低価格化、長寿命化が図れる。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図及び第２図により説明
する。

第１図は、本発明の押釦スイッチの全体構造図である０
図において、２は釦枠で、操作釦１とガイド４、及び、
ハウス５を案内するものである。

ハウス５の四隅には復帰ばね６を装着案内する案内孔を
各々設け、操作釦１は復帰ばね６によって釦枠２の段付
角孔部に押付けられている。

ハウス５は合成樹脂材から成り、操作釦１の投影面積の
ほぼ四隅付近が接点の接触位置となるように、板状弾性
体のフィンガ機構からなる可動接点フィンガ１０を配設
し、可動接点フィンガ１０の両端に金糸金属材料で形成
した可動接点１１を取付け、可動接点フィンガ１０の上
には逃げばね１４が係合さ九ている。８は可動接点１１
と相対して橋絡する金糸金属材料で形成した固定接点９
をもち、電圧・電流増幅素子を含む電気部品１２と、外
部接続コネクタ１３を搭載した絶縁基板である。７はフ
ェースプレート（図示せず）に取付けるために両端に段
付状腕３を設けたカバーである。

第２図は１本発明の一実施例を示す押釦スイッチと周辺
回路図である。２０は、押釦スイッチの内部回路でＳＷ
ＩおよびＳＷ２は可動接点１１と固定接点９からなる電
気接点１及び電気接点２である。電気接点１のＳＷＩは
外部接続コネクタ１３の端子ＣＩ及びＣｚに接続し、Ｃ
１は電源Ｅの正電極に接続し、Ｃｚは、インターホンエ
の呼出し回路に接続されている。

電気接点２のＳＷ２は抵抗Ｒ１を介して電流増幅素子の
一つであるトランジスタＴＲ８１のベースに接続されて
いる。トランジスタＴＲ５Ｉのベースとエミッタ間には
過電圧保護用のダイオードＤｚを接続し、コレクタとエ
ミッタ間にも、過電圧保護用のコンデンサＣｈと抵抗Ｒ
ｚの直列回路を接続している。また、トランジスタＴＲ
３Ｉのコレクタは、外部接続コネクタ１３の端子Ｃ６と
フライホイール・ダイオードＤＩ　を介して端子Ｃ３に
接続されている。電源Ｅの負電極はインターホンＩと端
子Ｃ４を介してトランジスタＴＲ３Ｉのエミッタに接続
されている。電源Ｅの正電極はベルＢと端子Ｃ８に接続
され、ベルＢのもう一方は端子Ｃ６に接続されている。

さらに、電気接点２のＳＷ２は、フライホイールダイオ
ードＤｚのカソードと端子Ｃ３に接続されている。

次に、本実施例の動作を説明する。エレベータの故障等
により乗客がエレベータかご内に閉じ込められた場合を
想定すると、乗客は外部連絡用の押釦スイッチの操作釦
１を押すことになる。

操作釦１が押されると、可動接点１１と固定接点９が橋
絡され、電気接点１のＳＷＩと電気接点２のＳＷ２が閉
成される。これにより、外部に設置ｆ（例えば監理入室
等）されたインターホンエに電源Ｅが供給され、インタ
ーホンエは呼出音が発せられる。このとき電気接点ｌの
ＳＷＩには、例えば６Ｖ２０ｍＡ程度の低電圧・小電流
が流れることになる。さらに、トランジスタＴＲ８１が
点弧するので、エレベータかご上等に設置されたベルＢ
に電源Ｅが供給され、ベルＢが鳴動する。このとき、ト
ランジスタＴＲ８Ｉには例えば、６Ｖ５００ｍＡ程度の
大電流が流れるが、電気接点２のＳＷ２の電圧・電流は
、６Ｖ５ｍＡ程度で、電気接点１のＳＷＩと同等レベル
（接点の接触信頼性、寿令等を考えたレベル）の電圧・
電流値範囲となる。

実施例では、電圧・電流増幅素子をトランジスタとした
が、サイリスタ、あるいは、トライアック等としてもこ
の発明の効果を損うものではない。

本実施例によれば、インターホンの呼出し回路の様に低
電圧・小電流の負荷とベルの様に大電流の負荷を押釦−
つで同時に駆動できるので、簡単な回路構成となり、安
価で接触信頼性の高い長寿命のエレベータ用押釦スイッ
チを提供することができる。

さらに、絶縁基板上に形成する接点は、低電圧・小電流
に使用出来るものであれば良く、接点の大きさも小さく
でき、メッキ厚も薄くできるので安価に製作できる効果
がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、接触信頼性も高く、長寿命のエレベー
タ用押釦スイッチを提供することができ。

また、回路が簡単で安価にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の押釦スイッチの断面図、第
２図は本発明の押釦スイッチと周辺の回路図である。 １・・・操作釦、２・・・釦枠、４・・・ガイド、５・
・・ハウス、６・・・復帰ばね、７・・・カバー　８・
・・絶縁基板、９・・・固定接点、１０・・・可動接点
フィンガ、１１・・・可動接点、１２・・・電気部品、
１３・・・外部接続コネクタ。 ＳＷＩ、ＳＷ２・・・電気接点、ＴＲ８Ｉ・・・トラン
ジスタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、釦の内部に複数個の電気接点を各々分離独立して設
   け、前記電気接点の固定接点を絶縁基板上に形成したも
   のにおいて、 少なくとも一つの電気接点は、外部回路に直接接続でき
   る構成とし、他の少なくとも一つの電気接点は、電圧・
   電流増幅素子を駆動できる構成とし、前記電圧・電流増
   幅素子の出力を前記外部回路に接続することを特徴とす
   るエレベータ用押釦スイッチ。