JPH0224645A - 写真感光材料ユニット - Google Patents

写真感光材料ユニット

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Publication number
JPH0224645A
JPH0224645A JP17534288A JP17534288A JPH0224645A JP H0224645 A JPH0224645 A JP H0224645A JP 17534288 A JP17534288 A JP 17534288A JP 17534288 A JP17534288 A JP 17534288A JP H0224645 A JPH0224645 A JP H0224645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silver halide
layer
photosensitive material
matting agent
emulsion
Prior art date
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Pending
Application number
JP17534288A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Taguchi
田口 雅昭
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH0224645A publication Critical patent/JPH0224645A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/32Matting agents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料を包装して構成し
た写真窓光材料ユニットに関するものである。
〔発明の背景〕
ハロゲン化銀写真感光材料は、各種の態様で包装されて
取扱われる場合がある。例えば、露光前のシート状感光
材料をいわゆる「はさみ紙」ではさみ、その状態で保存
したり輸送したりすることが行われている。本明細書中
、ハロゲン化銀写真感光材料を上記のようにはさんだり
、あるいは袋状のものの中に収納したりする等、何らか
のシート状のものにより包装したものを、「写真感光材
料ユニット」と称する。
ところで従来の写真感光材料ユニットに用いられている
はさみ紙は、吸湿性を有しているので、包装されている
感光材料中に含まれる添加剤が水分とともにはさみ祇に
移行し、感光材料の写真性能や物性の劣化をもたらすこ
とがある。
特に、感光材料とはさみ紙とが接触している場合、感光
材料が湾曲してそのカール度が増大し、各種の問題を惹
起することがある。例えば重要なこととして、自動搬送
装置での搬送不良を起こすことが挙げられる。通常自動
図送する場合、カール度が+1.5〜−1.5の範囲内
にあれば、筋送性はほぼ良好であるが、従来の感光材料
ユニ・ノドにおいては、上記感光材料についてのカール
度を良好な状態に抑えておくことができない場合があっ
た。
本明細書中、感光材料の「カール度jとは、以下の定義
による。即ち、シート状の感光材料は、湾曲すると第1
図に例示するような状態となるが、ここで曲率中心Oか
らの曲率半径r(単位はメートルとする)の逆数を曲率
とし、この曲率を感光材料のカール度とする。
一方、ハロゲン化銀写真感光材料においては、感光材料
面同士のクツツキを防止することにより、クツツキに伴
う各種の不都合、いわゆるり、ノツキ故障を防止するこ
とを主な目的として、マット剤を含有させることが行わ
れている。このように感光材料中にマット剤を添加し、
耐り・ノツキ性を良好にすることは通常用いられる手段
ではあるが、支持体の一方の面にのみハロゲン化銀乳剤
層を有するいわゆる片面感光材料、即ち支持体の一方の
側に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有し、他方
の側にバッキング層を有する感光材料の場合、マット剤
の添加量等の添加技術によっては、いわゆる星クズ故障
が生じることがある。足クズ故障とは、現像後の感光材
料について、マット剤が欠落または沈みこむことによっ
て発生すると推定されるもので、例えば−様に光をうけ
た場所ではそのマット剤欠落部分が透けて星クズのよう
に点々と見えるようになることである。
このような星クズ故障が生じると、感光材料が例えば医
療用X線写真感光材料である場合、例えば乳房直接X線
写真である場合などにおいて微小な石灰化病巣として見
えることにより誤診に導かれ、医師及び患者双方に重大
な損害を与える結果を招いてしまうことがある。
従来の技術においては、上記クツツキ故障を充分に防止
するだけのマット剤を用いると、上記星クズ故障が多発
することになり、このように従来の技術では、クツツキ
防止と星クズ故障防止の両立は困難であった。
かつ感光材料ユニットを構成する感光材料がマット剤を
含有する場合、包装材料は感光材料の少なくとも片面(
少なくとも1枚目に配置された感光材料の片面)とは必
ず接触するので、該マット剤の添加の構成と包装材料と
の接触の態様とは関連をもつようになり、例えば通常の
はさみ紙で乳剤面のマット度が小さい感光材料を包装す
ると、はさみ祇との接触面積が大きくなって、感光材料
は湾曲し易い傾向になる。即ち、湾曲防止とクツツキや
星クズ故障防止とは、マット剤による構成と必ずしも両
立するとは言えないのである。
上記のように感光材料ユニットにおいては感光材料の湾
曲防止が望まれているのであるが、上記耐クツツキ性、
及び星クズ故障耐性も良好にしようとすることの湾曲防
止が妨げられることになる場合があり、従って感光材料
の湾曲の発生を防止と上記各故障の防止も、これらを両
立させることは困難であった。即ち上記した要請をすべ
て満足させる感光材料ユニットを提供することは、撓め
て難しかったのである。
〔発明の目的〕
本発明は、上記問題点を解決して、感光材料の湾曲を抑
制することができるとともに、これを耐クツツキ性や星
クズ故障耐性を損なうことな(達成できる感光材料ユニ
ットを提供することを目的とする。
〔発明の構成及び作用〕
上記の目的を達成するため、本発明の写真感光材料ユニ
ットは、これを構成するノ10ゲン化銀写真感光材料は
支持体の一方の側に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤
層を有し、他方の側にノ\・ソキング層を有するととも
に、上記/)ロゲン化銀乳剤層を有する側のマット度M
eが50mmHg以下であり、該マット度Meは上記バ
ッキング層を有する側のマット度Mbとの比率M b 
/ M eが2以上20以下であり、かつ該ハロゲン化
銀写真怒光材料は合成紙により包装して構成した。本発
明はこのような構成を採ることによって、上記した目的
を達成したのである。
以下本発明について更に詳述する。
本発明の写真感光材料ユニットは、ハロゲン化銀写真感
光材料を包装して成るものである。ここで「包装」とは
、前記したとおり、はさんだり袋状のものの中に収納す
る等、何らかのシート状のものにより包装することを広
く意味する概念である。
本発明の写真感光材料ユニットを構成するハロゲン化銀
写真感光材料は、支持体の一方の側に少なくとも1層の
ハロゲン化銀乳剤層を有し、他方の側にバッキング層を
有する、いわゆる片面感光材料である。
該ハロゲン化銀写真感光材料は、そのハロゲン化銀乳剤
層を有する側のマット度Meが50mmHg以下であり
、該マット度Meは上記バッキング層を有する側のマッ
ト度Mbとの比率M b / M eが2以上20以下
のものである。
上記乳剤層側のマット度Meは、30mmHg以下であ
ることが更に好ましく、また20InlIIHg以下で
あることが一層好ましい。
また上記乳剤層側とバッキング層側とのマット度の比率
M b / M eは、より好ましくは2以上10以下
である。
本明細書において、マット度とは、いわゆる′表面あら
さ の度合いを表すものである。ここで表面あらさとは
、小さい間隔で起こる表面の凹凸によるあらさであり、
通常感覚的に「つるつる」している、または「ざらざら
」していると認める感覚の基になるものである。かかる
マット度の測定方法は種々あり、触針法、光切断法、切
断法、顕微干渉法等があるが、例えば平均あらさの測定
で空気漏洩式表面あらさ測定器を用いる方法は、以下の
ようなものである。空気マイクロメータのノズルを凹凸
のある表面に押し当てると、表面の凹凸が大きいほど空
気の漏れ量が大きくなり、圧力降下が大きくなる。よっ
てあらかじめこの圧力降下量と表面あらさの関係を求め
ておけば、直接表面あらさが指示できるので、この圧力
降下量によりマット度を得ることができる。本明細書で
マット度を数値で指定する場合、かかる圧力降下量(単
位: mmHg)で示すものである。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、上述のようにハ
ロゲン化銀乳剤層を有する側及びバッキング層を有する
側にそれぞれマット剤を含有するが、本発明を適用する
感光材料が支持体の両側にそれぞれ1層以上の層を有す
る時、マット剤は、それぞれの最上層に含有せしめられ
るのが好ましい。
本発明において、マット剤は、任意のものを用いること
ができる。有機マット剤(例えばポリマーマット剤)で
もよく、無機マット剤でもよい。
本発明で使用することができるポリマーマット剤の具体
的な例としては、ポリメチルメタアクリレートの如き水
分散性ビニル重合体、およびセルロースアセテートプロ
ピオネート、澱粉などを挙げることができる。特にメチ
ルメタアクリレート、グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタアクリレートの如きアクリル酸エステルの単独
重合体、またはこれらアクリル酸エステル同士、あるい
は他のビニル七ツマ−との共重合体の如き水分散性ビニ
ル重合性の球形マット剤が好ましい。
無機化合物マット剤としてはハロゲン化銀、硫酸ストロ
ンチウムバリウム、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素、酸
化マグネシウム、酸化チタンなどが好ましく用いられる
更に詳しくは本発明においては、英国特許第1.055
,713号、米国特許第L939,213号、同2,2
21 、873号、同2,268,662号、同2.3
22.037号、同2、376、005号、同’2,3
91,181号、同2,701,245号、同2,99
2.101号、同3,079,257号、同3,262
,782号、同3,443,946号、同3,516,
832号、同3,539゜344号、同3,591,3
79号、同3,754.924号、同3゜767.44
8号等に記載されている有機マット剤、西独特許筒2,
529,321号、英国特許第760,775号、同1
,260,772号、米国特許筒1,201,905号
、同2192.241号、同3.053.662号、同
3,062,649号、同1,257,206号、同3
,322.555号、同3,353,958号、同3,
370,951号、同3,411,907号、同3.4
37484号、同3.523.022号、同3,615
.554号、同3635.714号、同3,769,0
20号、同4,021,2/15号、同4,029,5
04号等に記載されている無機マット剤等を好ましく用
いることができる。
本発明の写真感光材料のハロゲン化銀乳剤層を有する側
において、該ハロゲン化銀乳剤層の上層には保護層を設
けることが好ましく、その保護層または最上層にマット
剤を含有せしめることが好ましい。
本発明において、ハロゲン化銀乳剤層を有する側に含有
されるマット剤の平均粒径は、バッキング層を有する側
に含有されるマット剤の平均粒径より小さく、特に80
%以下10%以上であることが好ましい。更に65%以
下20%以上であることがよい。
本発明に用いられるマット剤の形状は任意でよいが、乳
剤層側におけるマット剤は、平板状であるのが好ましい
。また、乳剤層側におけるマット剤の平均粒径は、乳剤
層厚と保護膜厚との和の1.5倍以下が好ましい。
本発明に用いるマット剤の粒径分布は狭いことが好まし
く、特に乳剤面側に用いるマット剤については、その粒
径分布が狭く、粗大粒径のマット剤粒子の含有量が少な
いことが望ましい。マット剤の粒径分布の狭さは、平均
粒径をr、粒径の標準偏差をσとするとσ/rく2の時
、より高い効果が得られ、0,5〈σ/r〈1の時、更
に高い効果が得られる。
マット剤の平均粒径は通常のコールタールカウンターで
測定しうる。また、電子顕微鏡類から直接測定すること
ができる。後者の場合、特に球型でないときは、その投
影面積を円に直し、その時の直径をもって粒径とする。
本発明において、感光材料のハロゲン化銀乳剤層とバッ
キング層とは、各々支持体の別々の側に形成されるが、
本発明において使用する支持体としては、写真感光材料
に通常用いられる可撓性支持体を用いることが好ましい
。可撓性支持体として有用なものは、硝酸セルロース、
酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカ
ーボネート等の半合成または合成高分子から成るフィル
ム、バライタ紙またはα−オレフィンポリマー(例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブテン共重
合体)等を塗布またはラミボー1−シた紙等である。支
持体は染料や顔料を用いて着色されてもよい。遮光の目
的で黒色にしてもよい。
これらの支持体の表面は一般に行われるように、写真乳
剤層等との接着をよくするために下塗処理されてもよい
。支持体表面は下塗処理の前または後に、コロナ放電、
紫外線照射、火焔処理等を施してもよい。
本発明の実施に際しては、本発明において感光材料を形
成するために用いる感光性ハロゲン化銀などは、適当な
バインダー中に分散して写真構成層中に存在せしめるこ
とができる。バインダーとしては各種の親水性コロイド
が用いられるが、代表的にはゼラチンが好ましく使用さ
れる。ゼラチ゛ンとしては石灰処理ゼラチンのほか、酸
処理ゼラチンや酵素処理ゼラチン、また、ゼラチンの加
水分解物や酵素分解物その他のゼラチンから誘導される
ものも用いることができる。
バッキング層に用いる親水性コロイドについても同様で
ある。
親水性コロイドをバインダーとする塗付膜の物性を改良
する目的で、必要に応じて各種の膜物性改良剤、例えば
硬膜剤を用いることは好ましいことである。
本発明の写真感光材料ユニットを構成するハロゲン化銀
写真感光材料に用いるハロゲン化銀粒子は、酸性法、中
性法及びアンモニア法等のいずれで得られたものでもよ
い。該粒子は一時に成長させてもよいし、種粒子をつく
った後成長させてもよい。種粒子をつくる方法と成長さ
せる方法は同じであっても、異なってもよい。
ハロゲン化銀乳剤はハロゲン化物イオンと銀イオンを同
時に混合しても、いずれか一方が存在する液中に、他方
を混合してもよい。また、ハロゲン化銀結晶の臨界成長
速度を考慮しつつ、ハロゲン化物イオンと銀イオンを混
合釜内のpH,pAgをコントロールしつつ逐次同時に
添加することにより生成させてもよい。この方法により
、結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近いハロゲン化
銀粒子が得られる。成長後にコンバージョンを用いて、
粒子のハロゲン組成を変化させてもよい。
用いるハロゲン化銀乳剤は、その製造時に、必要に応じ
てハロゲン化銀溶剤を用いて、ハロゲン化銀粒子の粒子
サイズ、粒子の形状、粒子サイズ分布及び粒子の成長速
度をコントロールすることができる。
ハロゲン化銀粒子は、粒子を形成する過程及び/または
成長させる過程で、カドミウム塩、その他各種の金属塩
を用いて金属イオンを添加し、粒子内部に及び/または
粒子表面にこれらの金属元素を含有させることができ、
また適当な1元的雰囲気におくことにより、粒子内部及
び/または粒子表面に還元増悪核を付与できる。
ハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成長の終了後
に不要な可溶性塩類を除去してもよいし、あるいは含有
させたままでもよい。該塩類を除去する場合には、リサ
ーチ・ディスクロージャー(Research Dis
closure)17643号記載の方法に基づいて行
うことができる。
ハロゲン化銀粒子は、粒子内において均一なハロゲン化
銀組成分布を有するものでも、粒子の内部と表面層とで
ハロゲン化銀組成が異なるコア/シェル粒子であっても
よい。また平板状粒子であってもよい。
本発明の実施に際しては、例えば臭化恨若しくは沃臭化
銀からなる内部核、該内部核の外側に沃臭化銀からなる
第1被覆層及び該第1被覆層の外側に更に臭化恨若しく
は沃臭化銀からなる第2被y1層からなり、第1被覆層
の沃素含有率が内部核の沃素含有率よりも10モル%以
上多く、粒子全体に対して第1被覆層の銀の占める割合
が0.01〜30モル%であるハロゲン化銀粒子を含有
したハロゲン化銀乳剤を用いることができる。
ハロゲン化銀粒子は、潜像が主として表面に形成される
ような粒子であってもよくまた主として粒子内部に形成
されるような粒子でもよい。
ハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十四面体のよう
な規則的な結晶形を持つものでもよいし、球状や板状の
ような結晶を持つものでもよく、晶癖、結晶面の比率は
任意であり、結晶形の複合形をもつものでもよく、様々
な結晶形の粒子が混合されてもよい。
本発明で用いるハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2
種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して用いるのでもよい
本発明に用いるハロゲン化銀粒子は、写真業界において
増感色素として知られている色素を用いて、所望の波長
域に光学的に増悪できる。増感色素は単独で用いてもよ
いが、2種以上を組み合わせて用いてもよい。増悪色素
とともにそれ自体分光増悪作用を持たない色素、あるい
は可視光を実質的に吸収しない化合物であって、増感色
素の増悪作用を強める強色増悪剤を乳剤中に含有させて
もよい。
その他本発明の実施に当たって、感光材料には任意の添
加剤が含有されていてよく、これらはリサーチ・ディス
クロージャー176巻、隨17643 (1978年1
2月)及び同187巻、隔18716 (1976年1
1月)に記載されており、その該当箇所を次の表にまと
めた。
本発明の感光材料に用いることができる乳剤の調製に当
たり使用できる公知の写真用添加剤も上記の2つのリサ
ーチ・ディスクロージャーに記載されており、次の表に
記載箇所を示した。
本発明の写真感光材料ユニットは、ハロゲン化銀写真感
光材料が、合成紙により包装されるものであるが、次に
本発明において用いられる合成紙について説明する。
本発明において、合成紙とは、合成高分子化合物を主材
料としてシート状に形成し、紙状にして通常の紙と同様
の用途に供し得るようにしたものをいう。
合成紙は天然紙と異なり、吸湿性を持たない合成樹脂を
主原料としているので、該合成紙により感光材料を包装
しても、感光材料中の水分が該包装用の合成紙に吸収さ
れることは起こらず、また、感光材料中の添加剤が水分
とともに移行することもなく、感光材料の写真性能や物
性の劣化が少ない。特に、感光材料の湾曲はほぼ生じず
、従来みられた1枚目の感光材料の湾曲は防止される。
合成紙は上記のように吸湿性を有さないので、使用でき
る合成紙は任意である。
例えば、ポリプロピレン樹脂を主原料としてこれをフィ
ルム成形して合成紙としたものを好ましく用いることが
できる。この場合、ポリプロピレン樹脂に無機充填剤や
、その他必要により各種の添加剤を配合して、合成紙と
したものを用いることができる。
例えば、ユボ(商品名。玉子油化合成紙(株)製)を好
ましく使用することができる。そのほか、スタフリン(
商品名。四国製紙(株)製)、タイベック(商品名。D
u  Pont社製)、sペラン(商品名。特種製紙(
株)製)、Kクリソ(商品名。同上)、等、各種のもの
を使用することができる。
以下余白 11、−、−V□− +ゴー 〔実施例〕 以下、本発明を実施例により説明する。但し当然のこと
ながら、本発明は、以下述べる実施例により限定される
ものではない。
実施例1 60℃、pAg=8.0 、pH=2.0 に’:17
ト0−ルしつつ、ダブルジェット法で平均粒径0.20
μmの沃化銀2.0モル%を含む沃臭化銀単分散立方晶
乳剤を得た。この乳剤の一部をコアとして用い以下のよ
うに成長させた。即ち、コア粒子とゼラチンを含む溶液
に40℃、p A g =8.0 、 p H=9.5
でアンモニア性硝酸銀溶液と沃化カリウムを含む溶液と
をダブルジェット法で加え、沃化銀を25モル%含む第
1被覆層を形成した。
尚、添加速度は粒子の成長に伴って徐々に速めた。
得られた乳剤は平均粒径o、45μmの八面体単分散乳
剤であった。この乳剤粒子をコアとして更にり A g
 =11.0、p H−9,0テア 7 モニア 性硝
酸iN溶液と臭化カリウム溶液とをダブルジェ・7ト法
で添加して第2被覆層を形成した。平均粒径0.80μ
mの八面体単分散乳剤であった。これを乳剤11hE1
とする。このときの沃化銀含有率は4モル%であった。
また4I!反応容器中に、ゼラチン水溶液(水111脱
イオン化アルカリ処理ゼラチン20g、臭化カリウム1
.4gを含み1規定水酸化力リウム10m1でpH9,
0に調整したもの。p B r 1.93)を入れ、溶
液温度40℃に保ちつつ、硝酸銀水溶液100mJ (
AgNo:132.6 gを含む)、ハロゲン塩水溶液
Loom 1 (臭化カリウム18.6 gと沃化カリ
ウム6.37gを含む)を同時に流速25mN/分で4
分かけて添加し、その後2分間攪拌した後、沈殿剤と1
規定硝酸溶液を加えてpH4,0で乳剤を沈殿させ、脱
塩した。700m1の収量を得て、この内の350mJ
を乳剤とし、これにゼラチン水溶液(水11.脱イオン
化アルカリ処理ゼラチン25g2臭化カリウム0.6g
を含む)を加え、N H3(25wt%)水2.0m 
l 、 N HaN Oz(50wt%)水を3.0m
l加え、70℃で60分間熟成した。この時点における
乳剤粒子のレプリカ像を透過型電子顕微鏡写真より得た
。得られた像より特性値を求めたところ、次のとおりで
あった。
平均粒径            1.1μm平均厚さ
            0.1μm平均アスペクト比
         11.0平板状粒子の占める割合(
投影面積)96%変動係数             
40%また、上記時点での乳剤について粒子のX線回折
を測定した。その結果、粒子の(220)面に基づくX
線回折プロファイルは、沃化銀含有率が約20モル%で
ある沃臭化銀の均一組成であることを示した。
上記の後、温度を55℃にし、1規定の硝酸でpH8,
8に調節した後、硝酸銀水溶液125ml(AgNo:
+13gを含む)を臭化カリウム水溶液125m/ (
KBr12gを含む)を用いて、−15mVで25分間
かけて、コントロールドダブルジェット法で添加した。
添加終了後、5分間攪拌し、その後、温度を40℃まで
下げ、乳剤を脱塩し、分散させた。
この乳剤について、粒子のX線回折を測定すると、粒子
の(220)面に基づくX線回折プロファイルは、沃化
銀含有率が、約20モル%である沃臭化銀から成るコア
層と、臭化銀のシェル層との存在を示すプロファイルが
得られた。即ち、次のようなデータが得られた。
コアのモル分率        0.556コアのAg
l含有率    20モル%シェルの厚さ      
 0.022μmシェルのAgl含有率      0
%この場合、核形成時のゼラチン濃度は2wt%、銀塩
の添加速度は4.8 X 10〜2モル/分、ハロゲン
塩の添加速度は4.85X10ペモル/分、pBr値は
1.9とした。
上記によって得られた乳剤を、乳剤1kE−2とする。
得られた乳剤中の粒子は平板状ハロゲン化銀粒子で、そ
の平均粒径は0.52μmで、厚みは0゜005μm1
アスペクト比は9.5であった。また沃化銀含有率は3
.5モル%であった。
上記2種類の乳剤に、チオシアン酸塩を銀1モル当り1
.8X10−”モル、及び最適な量の塩化金酸とハイポ
を加えて化学熟成を行い、続けて沃化カリウムをi艮1
モル当り8X10−’モル添加し、その後下記増感色素
を添加し、55°Cで15分間吸着させた。更に後記の
添加剤を含む組成とするとともに、第1表に示したマッ
ト度を得るに必要なマット剤(ここでは平均粒径2μm
のポリメチルメタクリレートを使用)を含有した乳剤塗
布液を作成した。
乳剤塗布液は銀量として片面当り3.2g/む保護層液
はゼラチン量として片面当り0.98 g / gとな
るように140m/minのスピードで重層で塗布して
、ハロゲン化銀乳剤層側の層を形成した。
以下余白 (増感色素) (CH2) 1sO3Na      (CHz)3S
(1+−添加量:600■/八gX 1モル C、11。
zHs 層液の組成は、下記に示すとおりである。
(バッキング層用塗布液組成) 塗布液11当たり (a)石灰処理イナートゼラチン (b)     C3117 Ct F + s CON (CHz CHz Oh−
利It zhS O:+ N a(c) 0g g (Cllz) tsOJa      (CHz) a
SO3−添加M : 30mg/AgX 1モル一方、
該乳剤層側と反対側の支持体上には、下記添加剤を含む
組成とするとともに、第1表に示したマット度を得るに
必要なマット剤(ここでは平均粒径5μmのポリメチル
メタクリレートを使用)を含有したバッキング履用塗布
液を作成した。
該塗布液は、140m/minのスピードで重層で同時
塗布し、乾燥した。
上記ハソキング層用塗布液、乳剤塗布液、保護(f) CHCOOC+oHz+ NaO:+S −C1l   C00CsH+ +g n=3〜6 CaF+vSOzN(CzHy)(CHzCHz  0
h−S81g (g) g (乳剤塗布液組成) 塗布液11当たり (a)石灰処理オセインゼラチン (b)5−メチル−1,3,4,7a テトラザインデン−7−オール (c)ハロゲン化銀粒子 1g 0.8g 0.6モル (j)N、N−エチレンビス−(ビニルスルフォニルア
セトアミド)(10%)6m2 (k) 塩化ナトリウム g (e)ニトロン           0.05g(f
)スチレンとブタジェンのコポリマー微粒子(平均粒径
0.03μm) (g)スチレンとマレイン酸のコポリマー2.5g 1.5g (h)2.2−ジヒ ブタノール (保護層液組成) 塗布液1β当たり 40石灰処理イナートゼラチン ドロキシメチル−1 g 8g 酸処理ゼラチン 2g C3H? C?F IscON(CHzCHzOMCHzhSOJ
ag ホ。
CHCOO(、oHz+ Na0iS  CHC00CsH+、 1g C9F + qO(CH2CH20) +。CHzGH
zOHl、5g ト チ。
す。
ヌ。
C4FqSOzK                 
   1 g2−4−ジクロロ−6−ヒドロキシ− i、3.5−トリアジンナトリウム塩 の水溶液(2%)           5nj!ホル
マリン水溶液  (35%)    0.8m lル、
 グリオキサール水溶液(40%)    0.9m 
lオ、 塩化ナトリウム           1g得
られた各試料について、カール度と耐クツツキ性及び星
クズ故障を測定した。測定方法は以下に示す。
上孜旦左二酉度 同−試料3枚と、第1表に示した包装用紙(下記参照)
とを、温度23℃、相対湿度5o%R1+の雰囲気下で
10時間放置し調湿した後、試料3枚重ねて各包装用紙
ではさみ、2g/cnlとなるように荷重をかけ、48
時間保存した。保存後包装用紙に接していた試料のカー
ル度を測定した。
B−1合成紙ユボ    玉子油化合成紙−B−2〃 
スタフリン 四国製紙(株)B−3〃 タイベック D
u  PontB−4〃 Sペラン  特種製紙(株)
B−5〃 Kクリソ  同上 A−1従来の挾み紙   (天然パルプ紙)1り・・ツ
キ の1゛ 23℃、80%RHO下に試料を12時間調湿し、同一
フィルム同士を重ね合わせ、同一条件で密封包装し、フ
ィルムに20 g / cjの圧力が加わるように荷重
をかけ、50℃で3日間放置後、フィルム同士のクツツ
キ度を以下のように5段階評価した。
A: まったく接着なし B: 全面積の5%以内が接着 C: 全面積の10%以内が接着 D: 全面積の30%以内が接着 E: 全面積の31%以内が接着 1盗X放度■璽 各試料に最高濃度の黒化が得られるように露光した後、
コニカ−社製KX−500自動現像機で現像処理した。
この試料のl cm X l cm中の点状に抜けた点
数の概数を10倍ルーペを用いて測定し以下のように評
価した。
A: 10個以下 B: 10〜100個(はぼ実用可能)c:too個以
上(実用不可) ヱL上庄I定法 試料をlQcmXIQcmの大きさに断裁し、温度23
゛℃相対湿度50%の雰囲気下で10時間調湿し、空気
漏洩式表面あらさ測定器であるスムースター5M−6B
(東英電子工業−社製)にてマット度を測定した。測定
結果を第1表に、単位をmm)Igで示す。
なお第1表中、EC面とはハロゲン化銀乳剤層を有する
側、EC面とはバッキング層を有する側を意味する。
\J−;”7 第1表から理解されるように、本発明に係る試料は、ク
ツツキ性は全く接着が生じないが、たかだか全面積の5
%以内が接着する程度で、耐クツツキ性が良好であり、
また星クズ故障も試料によっては10個を越えるものも
あるが大多数は良好であり、実用上全く問題なく、更に
包装用紙と接する1枚目のカール度も0に近く、湾曲が
生しにくいものであって、全体的にすべての面ですぐれ
たものということができる。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明の感光材料ユニットは、感光材料の
湾曲を抑制することができるとともに、耐クツツキ性や
星クズ故障耐性も良好であるという効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、感光材料のカール度を説明するための図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハロゲン化銀写真感光材料を包装して構成した写真
    感光材料ユニットであって、 上記ハロゲン化銀写真感光材料は支持体の一方の側に少
    なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有し、他方の側に
    バッキング層を有するとともに、上記ハロゲン化銀乳剤
    層を有する側のマット度Meが50mmHg以下であり
    、該マット度Meは上記バッキング層を有する側のマッ
    ト度Mbとの比率Mb/Meが2以上20以下であり、 該ハロゲン化銀写真感光材料は合成紙により包装して構
    成したことを特徴とする写真感光材料ユニット。
JP17534288A 1988-07-14 1988-07-14 写真感光材料ユニット Pending JPH0224645A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0450977A2 (en) * 1990-04-05 1991-10-09 Konica Corporation Process for producing silver halide photographic materials
JPH05289225A (ja) * 1992-04-06 1993-11-05 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0450977A2 (en) * 1990-04-05 1991-10-09 Konica Corporation Process for producing silver halide photographic materials
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