JPH0224636Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプロツタ等の記録用紙カツト装置に関
し、特に記録用紙カツト時に発生する紙づまりを
防止するものである。

〔従来の技術とその問題点〕

従来より記録用紙カツト装置は、ロータリーカ
ツターにより切断された紙を、シヤツターにより
ゴミと記録紙とにふり分けているが、カールグセ
のついた切りくず等のゴミがシヤツターの回転軸
と固定刃との間にひつかかり易く、後から送られ
る記録紙がシヤツター軸にひつかかつた切りくず
にひつかかり、紙づまりの原因になつた。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するために本考案では、固定
刃の凹部内にシヤツターの回転軸を設けて紙づま
りの原因である固定刃とシヤツターの回転軸との
〓間を無した構造とした。

〔実施例〕

以下に本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。第１図、第２図において、１は刃部１ａを
有するロータリーカツタ、２は先端部２ａを有す
る固定刃であり、この固定刃２の側面には凹部２
ｂが形成されている。３は凹部２ｂに軸３ａが収
納された回動自在なシヤツター、４はシヤツター
３が破線位置のとき用紙７の画像部が給出される
排出口、５はシヤツター３が実線位置のとき切り
くずが回収されるゴミ受け、６は用紙７のバーコ
ード（図示せず）を検出しロータリーカツタ１お
よびシヤツター３を適宜駆動する信号を得るため
のセンサ、９はベルト１１およびプーリ３ｂを介
してシヤツター軸３ａを回転するモータである。
シヤツター３の開閉位置は、スイツチ８ａ，８ｂ
と、この各スイツチを作動する回転検出カム１０
ａ，１０ｂとにより行なわれるようになつてい
る。

次に動作について説明する。通常、図面として
使われる画像部は図示しない紙送り装置より送ら
れた記録用紙７は、固定刃２と固定刃の先端部２
ａに対向する刃部１ａを有したロータリーカツタ
１との間を通り排出口４へと送られる。この時記
録用紙７には、記録時に処理情報を示すバーコー
ドが記録されてある。このバーコードをセンサ６
が記録済用紙と読み取つた場合には、シヤツター
軸３ａの一端に設けたプーリ３ｂを、モータ９が
ベルト１１を介して回転検出カム１０ａがスイツ
チ８ａをONさせるまで回転し、シヤツタ３は点
線で示す位置まで移動される。そして、センサ６
が所定の用紙サイズを示す次のバーコードを読み
取つた所で、ロータリーカツタ１が矢印方向に回
転して記録済用紙をカツトし、記録済用紙（印画
部）がスムーズに排出口４へ送られるようになつ
ている。また前記センサ６が用紙７をゴミと読み
取つた場合には、回転検出カム１０ｂがスイツチ
８ｂをONさせるまでモータ９が逆回転してシヤ
ツタ３を下方（実線位置）に移動させて、ゴミを
ゴミ受け５に回収する。この時、シヤツタ軸３ａ
は、固定刃側面の凹部２ｂに収納されているので
固定刃側面２ｃとシヤツタ軸３ａとの〓間は無
く、ゴミが入り込むことはない。

〔考案の効果〕 本考案は、以上説明したように、シヤツタ軸を
固定刃側面の凹部に設けたことにより、シヤツタ
軸と固定刃側面の〓間に記録用紙の切り端などが
ひつかかつて、紙づまりを防ぐことができ、ま
た、固定刃から、ゴミ受けまでをフラツトにする
ことができるのでシヤツタ軸付近のゴミの付着を
防止できるので装置内のそうじが不用となる効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の実施例を示す側面図、第２
図は、シヤツタの移動構造を示す概略平面図であ
る。 １……ロータリーカツタ、１ａ……刃部、２…
…固定刃、２ａ……先端部、２ｂ……凹部、３…
…シヤツタ、３ａ……シヤツタ軸、４……排出
口、５……ゴミ受け、６……センサ、７……記録
用紙、８ａ……スイツチ、８ｂ……スイツチ、９
……モータ、１０ａ……回転検出カム、１０ｂ…
…回転検出カム、１１……ベルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 連続したロール状の記録用紙を用いて記録し、
   記録用紙に記録された識別記号と前記識別記号を
   読み取るセンサを具備し、前記センサの信号によ
   り所定の大きさに記録用紙を切断するロータリー
   カツターおよび固定刃を有するものにおいて、前
   記固定刃側面に凹部を形成して、記録済用紙とそ
   の他の用紙を選別するためのシヤツタの回動中心
   を前記固定刃凹部に設けたことを特徴とする用紙
   切断装置。