JPH02245444A - 内燃機関の故障診断装置 - Google Patents

内燃機関の故障診断装置

Info

Publication number
JPH02245444A
JPH02245444A JP1063778A JP6377889A JPH02245444A JP H02245444 A JPH02245444 A JP H02245444A JP 1063778 A JP1063778 A JP 1063778A JP 6377889 A JP6377889 A JP 6377889A JP H02245444 A JPH02245444 A JP H02245444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake pressure
engine
load parameter
engine load
failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1063778A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinpei Nakaniwa
伸平 中庭
Masuo Kashiwabara
柏原 益夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Japan Electronic Control Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Electronic Control Systems Co Ltd filed Critical Japan Electronic Control Systems Co Ltd
Priority to JP1063778A priority Critical patent/JPH02245444A/ja
Publication of JPH02245444A publication Critical patent/JPH02245444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の故障診断装置に関し、特に内燃機関
に備えられたスロットル弁開度及び吸気圧力を検出する
センサの故障診断に関する。
〈従来の技術〉 電子制御燃料噴射装置を備えた内燃機関においては、例
えば特開昭58−150040号公報に開示されるよう
に、吸気圧力PBを検出するセンサとスロットル弁の開
度TVOを検出するセンサとを備えているものがあり、
吸気圧力PBに基づいて基本燃料供給量を設定する一方
、スロットル弁開度TVOに基づいて燃料供給量の過渡
補正制御を行ったりしている。
ところで、上記吸気圧力やスロットル弁開度を検出する
センサが故障すると、機関の制御性が悪化してしまうた
め、センサの故障診断を行って、センサの故障が判別さ
れたときには何らかのフェイルセーフ制御を行うように
しており、従来の故障診断は、第6図及び第7図に示す
ようにセンサ出力値が通常値(正常域)を逸脱して異常
値をとるようになったときに、各センサが故障であると
判断するようにしていた(特開昭59−28636号公
報参照)。
また、吸気圧力の脈動が、機関回転中でも発生しないと
きには吸気圧センサが故障であると判別するよう構成さ
れたものもある(特開昭61−160546号公報、実
開昭57−186631号公報等参照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このようにセンサ出力が異常値となって
いるか否かによってセンサの故障診断を行うものでは、
センサ出力が正常時にとり得る中間値(正常域内の値)
で故障した場合には故障診断が不可能であるため、検出
値が中間値で固定されるような故障状態では、実際とは
大きく異なる吸気圧力PBに基づいて基本燃料供給量が
制御されて運転性を悪化させたり、スロットル弁開度T
vOに基づく過渡補正が付加されなくなって過渡運転性
が悪化するという問題が生じる。
また、吸気圧力の脈動の有無で故障判別するときにも、
所定クランク角位置毎に吸気圧力をサンプリングしたり
、所定微小時間毎に吸気圧力をサンプリングするが、何
れの場合にも、特定回転速度域でサンプリング周期が脈
動周期と同期すると、脈動の最小ピーク値又は最大ピー
ク値のみがサンプリングされることによって脈動無しと
判断され、センサの故障を誤判定することがあった。
センサの出力が正常域内で固定される具体例としては以
下のようなものがあった。
部ち、スロットル弁の回転軸に嵌合されて開度TVOを
検出するポテンショメータ式の開度センサ(スロットル
センサ)の場合には、センサがスロットル弁の回転軸か
ら脱落すると、脱落したときの抵抗値(開度)で固定さ
れるために、センサ出力としては通常値をとり、センサ
出力からは故障を診断できない。
また、吸気圧力PBを検出する圧力センサでは、ゴムや
プラスチック製のホースによって吸気マニホールドとセ
ンサとが接続される場合があり、機関の運転途中で前記
ホースの中間部が潰れたりすると、この潰れた部分から
センサまでが密閉空間となって、このときにもセンサ出
力は通常値で固定され故障判別が行えなかった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、吸気圧
力PBやスロットル弁開度TVOを検出するセンサの出
力が正常範囲内の値である場合にも故障診断が行える診
断装置を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 そのため本発明では、第1図に示すように、機関の吸気
系に介装されたスロットル弁の開度を検出する開度検出
手段と、機関の回転速度を検出する機関回転速度検出手
段と、機関の吸気圧力を検出する吸気圧力検出手段と、
を備えた内燃機関において、スロットル弁開度と機関回
転速度とに基づいて第1機関負荷パラメータを設定する
第1機関負荷パラメータ設定手段と、吸気圧力に基づい
て第2機関負荷パラメータを設定する第2機関負荷パラ
メータ設定手段と、第1機関負荷パラメータの変動中に
おいて第2機関負荷パラメータ又は吸気圧力自体が所定
期間以上略一定であるときに前記吸気圧力検出手段の故
障を判別する吸気圧力故障判別手段と、を含んで内燃機
関の故障診断装置を構成した。
また、前記吸気圧力故障判別手段とは個別に、第1図点
線示のように機関回転速度の変化割合が所定値以下のと
きの第2機関負荷パラメータ又は吸気圧力自体の変動中
において前記第1機関負荷パラメータが所定期間以上略
一定であるときに前記開度検出手段の故障を判別する開
度故障判別手段を設けて故障診断装置を構成するように
した。
く作用) かかる構成において、内燃機関には機関回転速度、スロ
ットル弁開度、吸気圧力をそれぞれ検出するセンサが備
えられ、第1機関負荷パラメータ設定手段は、検出され
たスロットル弁開度と機関回転速度とに基づいて第1機
関負荷パラメータを設定し、第2機関負荷パラメータ設
定手段は検出された吸気圧力に基づいて第2機関負荷パ
ラメータを設定する。
そして、吸気圧力故障判別手段は、第1機関負荷パラメ
ータが変動しているにも関わらず、第2機関負荷パラメ
ータ又は吸気圧力自体が所定期間以上略一定であるとき
に吸気圧力検出手段の故障を判別する。
即ち、第1機関負荷パラメータが変動していれば、通常
は第2機関負荷パラメータ又は吸気圧力自体も同期して
変動するはずであり、第2機関負荷パラメータ又は吸気
圧力自体が一定期間以上略一定であるときには、第2機
関負荷パラメータ又は吸気圧力自体が異常であって、こ
の第2機関負荷パラメータを設定するのに用いた吸気圧
力の検出値が異常であり、従って、吸気圧力検出手段が
故障していると診断できる。
また、第2機関負荷パラメータ、吸気圧力、第1機関負
荷パラメータの、機関回転速度Nと機関トルクに対する
特性は、第8図(a)〜(d)に示すように略一定して
いる。従って、例えばスロットル弁開度TVOが略一定
で回転速度が変動したときもそれらの負荷変動量は同方
向となるため、吸気圧力検出手段、開度検出手段共、精
度良く故障判定が行える。
また、機関回転速度の変化割合が所定値以下のときに第
2機関負荷パラメータ又は吸気圧力自体が変動している
にも関わらず、第1機関負荷パラメータが所定期間以上
略一定であるときには、開度故障判別手段が開度検出手
段の故障を判別する。
即ち、第1機関負荷パラメータは、スロットル弁開度と
機関回転速度とに基づいて設定されるものであるから、
機関回転速度の変化割合が所定値以下のときであれば、
第1機関負荷パラメータの変動はスロットル弁開度の検
出値に依存することになる。従って、機関回転速度の変
化割合が所定値以下であり、かつ、第2機関負荷パラメ
ータ又は吸気圧力自体が変動しているときには、開度検
出手段が正常であれば第1機関負荷パラメータはスロッ
トル弁開度の変動を受けて変動するはずであるが、この
第1機関負荷パラメータが所定期間以上略一定である場
合には、開度検出手段の故障によって開度が一定値で固
定されて第1機関負荷パラメータが略一定となったと見
做すことができるものである。
〈実施例〉 以下に本発明の詳細な説明する。
一実施例のシステム構成を示す第2図において、内燃機
関1には、エアクリーナ2.吸気ダクト3゜スロットル
チャンバ4及び吸気マニホールド5を介して空気が吸入
される。スロットルチャンバ4には、図示しないアクセ
ルペダルと連動するスロットル弁6が設けられていて、
吸入空気流量を制御する。前記スロットル弁6には、そ
の開度TVOを検出する開度検出手段としてのスロット
ルセンサ7が付設されている。
スロットル弁6下流の吸気マニホールド5には、吸気圧
力(吸入負圧)PBを検出する吸気圧力検出手段として
の吸気圧センサ8が設けられると共に、各気筒毎に電磁
式の燃料噴射弁9が設けられている。燃料噴射弁9は、
マイクロコンピュータを内蔵したコントロールユニット
10から例えば点火タインミングや基準角度信号に同期
して出力される噴射パルス信号によって開弁駆動し、図
示しない燃料ポンプから圧送されプレッシャレギュレー
タにより所定圧力に制御された燃料を吸気マニホールド
5内に噴射供給する。
更に、機関1の冷却ジャケット内の冷却水温度Twを検
出する水温センサ11が設けられると共に、各気筒の燃
焼室に臨ませて点火栓12を設けである。
コントロールユニット10は、機関回転速度検出手段と
してのクランク角センサ13から機関回転に同期して出
力されるクランク単位角度信号posを一定時間カウン
トして、又は、所定クランク角位置毎に出力されるクラ
ンク基準角度信号REF (4気筒の場合180°毎)
の周期を計測して機関回転速度Nを検出する。
コントロールユニット10は、吸気圧センサ8によって
検出された吸気圧力PBと、クランク角センサ13から
の検出信号に基づいて算出される機関回転速度Nとに基
づいて基本燃料噴射量(基本燃料供給量)TpPBを演
算すると共に、この基本燃料噴射量’rp PBに冷却
水温度Twやスロットル弁開度TVO等の機関運転状態
に応じた各種補正を施して最終的な燃料噴射量Ti(噴
射パルス信号のパルス巾)を演算する。そして、前記燃
料噴射量TIに相当するパルス巾の噴射パルス信号を所
定の噴射開始タイミングのときに燃料噴射弁9に出力し
、燃料噴射弁9を所定時間だけ開弁させて所望の燃料を
噴射させる。従って、本実施例における内燃機関1は、
吸気圧力PBに基づいて燃料供給量が電子制御される一
般にDジェトロ方式と呼ばれている電子制御燃料噴射装
置を備えたものである。
このように、本実施例の内燃機関1では、吸気圧力PB
に基づいて燃料の基本供給量を制御するものであり、ま
た、スロットル弁開度TVOによって例えば過渡時の燃
料供給量の補正制御を行う構成であるため、吸気圧セン
サ8やスロットルセンサ7が故障すると所望の燃料供給
制御を実施することができなくなる。このため、コント
ロールユニット10は、前記吸気圧センサ8及びスロッ
トルセンサ7の故障診断を第3図及び第4図のフローチ
ャートに示すルーチンに従って行うよう構成されており
、本実施例において、コントロールユニット10は第1
機関負荷パラメータ設定手段、第2機関負荷パラメータ
設定手段、吸気圧力故障判別手段、開度故障判別手段を
兼ねる。
本実施例では故障診断のための機関負荷パラメータとし
て基本燃料噴射量(基本燃料供給量)を用いるよう構成
されており、スロットル弁開度T■0と機関回転速度N
とに基づく第1機関負荷パラメータとしての基本燃料噴
射量α−NTp、及び、吸気圧力PBに基づく第2機関
負荷パラメータとしての通常燃料制御に用いられる基本
燃料噴射量’rpPBは、例えば以下のようにして設定
される。
基本燃料噴射量α−NT、pの演算においては、例エバ
、まず、スロットルセンサ7で検出されたスロットル弁
開度TVOに基づいて吸気系の開口面積Aを求め、この
開口面積Aを機関回転速度Nで除算した値に基づいて基
本体積効率QHφを求める。そして、この基本体積効率
QHφを加重平均するなどして真の機関負荷変化に対応
させて体積効率QCYLを設定し、この体積効率QCY
Lに燃料噴射弁9の噴射特性に見合った定数を乗算する
ことで基本燃料噴射量α−NTpは演算される。
また、基本燃料噴射量α−NTpをより簡単に求めるた
めに、スロットル弁開度TVOと機関回転速度Nとによ
って複数の分割される運転領域毎に基本燃料噴射量α−
NTpを記憶させたマツプを予め設け、TVOとNとに
基づいてα−NTpをこのマツプから検索して求めるよ
う構成しても良い。
一方、基本燃料噴射量’rpPBは、例えば検出された
吸気圧力PBと機関回転速度Nとに基づいて体積補正係
数KQCYLを求め、この体積補正係数KQCYLと吸
気圧力PBと燃料噴射弁9の特性に見合った定数と吸気
温度等に基づ(補正係数とを乗算して演算される。
尚、前記基本燃料噴射量TpPBは通常の燃料制御に用
いられるものであるから、図示しない燃料制御ルーチン
で演算されたものを故障診断ルーチンで読み込むように
すれば良く、また、前記基本燃料噴射量α−NTpに基
づいて過渡時の燃料補正制御が行われるものであれば、
α−NTpも燃料制御ルーチンで演算されたものを故障
診断で読み込むよう構成すれば良い、また、上記の基本
燃料噴射量Tpの設定方式に限定するものではな(、T
VOとN1又は、PBとNとに基づいてシリンダの吸入
空気量に見合った燃料供給量が設定されるものであれば
良い。
次に上記のようにして求められる基本燃料噴射量TpP
B、  α−NTpを用いて行われる故障診断を第3図
及び第4図のフローチャートに従って説明する。
第3図のフローチャートは吸気圧センサ故障診断ルーチ
ンを示す、ステップエ(図中ではSlとしである。以下
同様)では、単位時間当たりの基本燃料噴射量α−NT
pの変化量Δα−NTpが略ゼロであるか否かを判別す
る。
変化量Δα−NTpが略ゼロであるときには、ステップ
4へ進んでカウンタの値をゼロにリセットしてから本ル
ーチンを終了させるが、略ゼロでないと判別されたとき
にはステップ2へ進む。
ステップ2では、変化量Δα−NTpと同様にして求め
られる基本燃料噴射量TpPBの変化量ΔTpPBと所
定値とを比較し、基本燃料噴射量TpPBが所定以上の
割合で変化しているか否かを判別する。ステップ1では
、α−NTpが変動していることが既に判別されている
ため、このステップ2でTpPBの変化が極僅かである
と判別された場合には(第5図参照)、変動しているα
−NTpが真の機関負荷変化を示しているのに対し、変
動していないTpPBは異常値である可能性が大である
このため、ステップ2でΔTpPBが所定値未満である
と判別されたときには、ステップ3へ進んでTpPBが
異常値である状態(固着状態)の継続時間を計測するた
めのタイマを1アツプさせる。一方、ステップ2で、Δ
TpPBが所定値以上であると判別されたときには、基
本燃料噴射量α−NTpの変動に伴って基本燃料噴射量
TρPBも変動している状態であり、いずれの基本燃料
噴射量Tpも異常値であるとは言えないので、ステップ
4へ進んでカウンタをゼロリセットしてルーチンを終了
させる。
ステップ3でカウンタを1アツプさせると、次のステッ
プ5では、カウンタ値と所定値とを比較することによっ
て、TpPBが異常であると判別されている状態が所定
時間1+  (所定期間)以上継続しているか否かを判
別する。カウンタの値が所定値を越えていれば、TpP
Bの異常判別が確実なものであると見做してステップ6
に進み、このステップ6で吸気圧センサ8の故障(NO
)判断を行う。
即ち、基本燃料噴射量α−NTpが変動しているときに
、所定時間以上継続して基本燃料噴射量TpPBが変動
していないとき(略一定であるとき)には、吸気圧力P
Bを検出する吸気圧センサ8が故障して固定値しか出力
しなくなったものと見做し、吸気圧センサ8が故障であ
ると判断するものである。
また、カウンタの値が所定値以下であるときには、α−
NTpの変化に対してTpPBの変化が鈍く吸気圧セン
サ8が異常である可能性はあるが、継続性が確認されて
いないので、そのまま本ルーチンを終了させる。
吸気圧センサ8が故障していると判断されたときには、
例えばTpPBの代わりにα−NTpに基づいて燃料供
給を行わせるなどしてフヱイルセーフ制御を行う。
次に第4図のフローチャートは、スロットルセンサ(T
H/S)7の故障診断ルーチンを示す。
まず、ステップ11では、機関回転速度Nの単位時間当
たりの変化量ΔNが所定値以上であるか否かを判別する
本ルーチンはスロットルセンサ7の故障を基本燃料噴射
量α−NTpの変動状態に基づいて診断するものである
から、機関回転速度Nが変動しているときには基本燃料
噴射量α−NTpの変動状態をスロットル弁開度TVO
によるものであると特定できない、このため、上記ステ
ップ11でΔNが所定値以上であると判別されると、ス
テップ15へ進んでカウンタをゼロリセットしてそのま
ま本ルーチンを終了させる。
一方、ステップ11でΔNが所定値未満であると判別さ
れると、ステップ12へ進んでΔTpPBと所定値とを
比較し、基本燃料噴射量TpPBが所定以上の割合で変
動している状態であるが否かを判別する。
尚、ここでTpPBと比較される所定値は、圧力脈動に
よって生じるTpPBの変動中以上とすることが望まし
い。これは、吸気圧力PBは定常運転時に脈動し、この
脈動に影響されて’rp PBが脈動することがあり、
このようなTpPBの脈動状態を通常の機関負荷変動と
見做して故障判別を行うと、誤判別される慣れがあるた
めである。
ステップ12で基本燃料噴射量Tp PBが所定以上の
割合で変動していると判別されたときには、ステップ1
3へ進んで今度はΔα−NTpと所定値とを比較し、基
本燃料噴射量α−NTpが所定以上の割合で変動してい
る状態であるが否かを判別する。
基本燃料噴射量TpPB、  α−NTpが共に所定以
上の割合で変化しているときには、α−NTpは正常で
ありスロットルセンサ7の故障はないと見做されるので
、ステップ15へ進んでカウンタをゼロリセットして本
ルーチンを終了させる。
一方、ステップ13で変化量Δα−NTpが所定値未満
であると判別されたときには、変動している’rpPB
が真の機関負荷変化を示しているのに対し、変動してい
ないα−NTpは異常値である可能性が大である。
このため、ステップ13でΔα−NTpが所定値未満で
あると判別されたときには、ステップ14へ進んでα−
NTpが異常値である状態の継続時間を計測するための
タイマを1アツプさせる。ステップ14でカウンタを1
アツプさせると、次のステップ16では、カウンタ値と
所定値とを比較することによって、α−NTpが異常で
あると判別されている状態が所定時間(所定期間)以上
継続しているか否かを判別する。カウンタの値が所定値
を越えていれば、α−NTpの異常判別が確実なもので
あると見做してステップ17に進み、このステップ17
でスロットルセンサ(TH/S)7の故障(NG)判断
を行う。
即ち、機関回転速度Nが安定している状態で基本燃料噴
射量TpPBが変動しているときに、所定時間以上継続
して基本燃料噴射量α−NTpが変動していないとき(
略一定であるとき)には、スロットル弁6の開度TVO
を検出するスロットルセンサ7が故障して固定値しか出
力しなくなったものと見做し、スロットルセンサ7が故
障であると判断するものである。
スロットルセンサ7が故障であると判別されたときには
、例えばスロットルセンサ7の検出値に基づく燃料供給
量の過渡補正制御等を禁止し、誤った開度TVOに基づ
いて制御されることを回避するフェイルセーフ制御を行
わせる。
このように、第3図及び第4図のフローチャートに示す
ルーチンに基づく故障診断では、何らかの故障によって
吸気圧センサ8又はスロットルセンサ7の検出信号が正
常値内で固定されてしまった場合でも、故障を精度良く
判別でき、所望のフェイルセーフ制御に速やかに移行さ
せることができる。
尚、本実施例に示す故障診断と共に、スロットルセンサ
7又は吸気圧センサ8の検出信号が正常域の値であるか
異常値であるかによる故障診断を併用すれば、−層精度
の良い速やかな故障診断が行える。また、吸気圧センサ
8では、運転前(又はエンジンストール時)の機関停止
状態における検出値が大気圧相当値であるか否かによっ
て初期状態の故障診断が行えるが、運転途中で故障した
場合には診断が行えないため、本実施例で示した故障診
断が有効となる。
更に、本実施例では、機関負荷パラメータとして基本燃
料噴射量Tpを用いるようにしたが、基本燃料噴射量T
pの他、スロットル弁開度TVOと機関回転速度Nとか
ら求めた吸入空気量や体積効率を第1機関負荷パラメー
タとして用い、これに対応する第2機関負荷パラメータ
として吸気圧力PBをそのまま用いるようにしても良い
(発明の効果〉 以上説明したように本発明によると、スロットル弁開度
1機関回転速度、吸気圧力をそれぞれ検出するセンサを
備えた内燃機関において、スロットル弁開度又は吸気圧
力を検出するセンサの検出値が、正常域内で固定される
ような故障が発生した場合でも、その故障を的確に診断
することができる。このため、スロットル弁開度や吸気
圧力に基づいて設定される燃料供給量等の機関制御パラ
メータが、真の要求量と大きく異なる値に設定されるよ
うになった場合に、速やかにフェイルセーフ制御に移行
させることが可能となり、センサの故障による運転性の
悪化を良好に回避し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図及び第4図
はそれぞれ同上実施例における故m診断制御を示すフロ
ーチャート、第5図は本発明にかかる故障診断の特性を
示すタイムチャート、第6図及び第7図はそれぞれ従来
の故障診断の特性を示すタイムチャート、第8図(a)
〜(d)はそれぞれ機関回転速度Nと機関トルクとに対
する機関負荷の変化特性を示す線図である。 l・・・機関  6・・・スロットル弁  7・・・ス
ロットルセンサ  8・・・吸気圧センサ  10・・
・コントロールユニット  13・・・クランク角セン
サ特許出願人 日本電子機器株式会社 代理人 弁理士 笹 島  冨二雄 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機関の吸気系に介装されたスロットル弁の開度を
    検出する開度検出手段と、 機関の回転速度を検出する機関回転速度検出手段と、 機関の吸気圧力を検出する吸気圧力検出手段と、を備え
    た内燃機関において、 前記スロットル弁開度と機関回転速度とに基づいて第1
    機関負荷パラメータを設定する第1機関負荷パラメータ
    設定手段と、 前記吸気圧力に基づいて第2機関負荷パラメータを設定
    する第2機関負荷パラメータ設定手段と、前記第1機関
    負荷パラメータの変動中において前記第2機関負荷パラ
    メータ又は吸気圧力自体が所定期間以上略一定であると
    きに前記吸気圧力検出手段の故障を判別する吸気圧力故
    障判別手段と、を含んで構成されたことを特徴とする内
    燃機関の故障診断装置。
  2. (2)機関の吸気系に介装されたスロットル弁の開度を
    検出する開度検出手段と、 機関の回転速度を検出する機関回転速度検出手段と、 機関の吸気圧力を検出する吸気圧力検出手段と、を備え
    た内燃機関において、 前記スロットル弁開度と機関回転速度とに基づいて第1
    機関負荷パラメータを設定する第1機関負荷パラメータ
    設定手段と、 前記吸気圧力に基づいて第2機関負荷パラメータを設定
    する第2機関負荷パラメータ設定手段と、機関回転速度
    の変化割合が所定値以下のときの第2機関負荷パラメー
    タ又は吸気圧力自体の変動中において前記第1機関負荷
    パラメータが所定期間以上略一定であるときに前記開度
    検出手段の故障を判別する開度故障判別手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の故障診
    断装置。
JP1063778A 1989-03-17 1989-03-17 内燃機関の故障診断装置 Pending JPH02245444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1063778A JPH02245444A (ja) 1989-03-17 1989-03-17 内燃機関の故障診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1063778A JPH02245444A (ja) 1989-03-17 1989-03-17 内燃機関の故障診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02245444A true JPH02245444A (ja) 1990-10-01

Family

ID=13239174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1063778A Pending JPH02245444A (ja) 1989-03-17 1989-03-17 内燃機関の故障診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02245444A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1309782B1 (de) * 2000-08-05 2007-02-21 Robert Bosch GmbH Verfahren und vorrichtung zur überwachung eines sensors
JP2015092072A (ja) * 2013-10-04 2015-05-14 株式会社デンソー 電子スロットル
JP2021173272A (ja) * 2020-04-30 2021-11-01 本田技研工業株式会社 異常検知装置
JP2022167536A (ja) * 2021-04-23 2022-11-04 いすゞ自動車株式会社 異常判定装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60216049A (ja) * 1984-04-09 1985-10-29 Nippon Denso Co Ltd 圧力センサの異常検出装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60216049A (ja) * 1984-04-09 1985-10-29 Nippon Denso Co Ltd 圧力センサの異常検出装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1309782B1 (de) * 2000-08-05 2007-02-21 Robert Bosch GmbH Verfahren und vorrichtung zur überwachung eines sensors
JP2015092072A (ja) * 2013-10-04 2015-05-14 株式会社デンソー 電子スロットル
US10012167B2 (en) 2013-10-04 2018-07-03 Denso Corporation Electronic throttle
JP2021173272A (ja) * 2020-04-30 2021-11-01 本田技研工業株式会社 異常検知装置
US11479261B2 (en) 2020-04-30 2022-10-25 Honda Motor Co., Ltd. Abnormality detection device
JP2022167536A (ja) * 2021-04-23 2022-11-04 いすゞ自動車株式会社 異常判定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7103467B2 (en) Device for detecting response characteristics of sensor
US7489997B2 (en) Diagnostic apparatus for internal combustion engine
JP4831015B2 (ja) 内燃機関の異常診断装置
US9020736B2 (en) Fault diagnosis apparatus for airflow meter
JP3733660B2 (ja) 内燃機関における酸素センサの劣化診断装置
JPH04262031A (ja) 内燃機関の燃料制御装置
JPH0758054B2 (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置における学習補正装置及び自己診断装置
JPH02245444A (ja) 内燃機関の故障診断装置
US6738709B2 (en) Failure diagnostic system of evaporated fuel processing system
JPH07310585A (ja) 筒内圧センサの診断装置
US5728932A (en) Method for diagnosing performance of intake air amount detection device and apparatus thereof
JPH025736A (ja) 燃料噴射装置用故障診断装置
JPH02308950A (ja) 内燃機関の制御装置における空気漏れ自己診断装置及び空気漏れ学習補正装置
JP3859856B2 (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP3972604B2 (ja) 筒内直噴式内燃機関の燃料系診断装置
JPH066218Y2 (ja) 内燃機関におけるアルコールセンサ診断装置
JP3497247B2 (ja) 排気ガス還流装置の異常診断装置
JP3544228B2 (ja) 筒内圧センサの自己診断装置と内燃機関における筒内圧に基づく制御のフェールセーフ装置
JP4037485B2 (ja) エンジンの触媒劣化診断装置
JPH066216Y2 (ja) 内燃機関におけるアルコールセンサ故障診断装置
JPH04318250A (ja) 内燃機関の燃料供給装置における自己診断装置
JP2681566B2 (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置における自己診断装置
JPH02256853A (ja) 内燃機関の吸気圧力検出自己診断装置
JPH0729235Y2 (ja) 電子制御燃料噴射式内燃機関の燃料噴射弁故障診断装置
JPH0640920Y2 (ja) 排気還流制御装置の自己診断装置