JPH0224364A - 磁性酸化鉄顔料 - Google Patents

磁性酸化鉄顔料

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Publication number
JPH0224364A
JPH0224364A JP63174638A JP17463888A JPH0224364A JP H0224364 A JPH0224364 A JP H0224364A JP 63174638 A JP63174638 A JP 63174638A JP 17463888 A JP17463888 A JP 17463888A JP H0224364 A JPH0224364 A JP H0224364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron oxide
particles
oxide
pigment
magnetic iron
Prior art date
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Pending
Application number
JP63174638A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Kishimoto
幹雄 岸本
Soichiro Nobuoka
信岡 聰一郎
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は酸化鉄顔料に係わり、さらに詳しくは金属光
沢と鮮明な色調を有し、かつ磁化を有する酸化鉄顔料に
関する。
〔従来の技術〕
金属光沢を有する薄板状の顔料は、従来薄板状結晶の塩
基性炭酸鉛や酸塩化ビスマスが用いられていた。ところ
が、この種の顔料は毒性が強い等の問題点があるため、
近年鱗片状雲母ヤ雲母状酸化鉄(α−FezO:+)の
表面に二酸化チタンのような高屈折率を有する金属酸化
物の透明な被膜を形成さ′せることによシ、各種の色に
着色させた金属光沢を有する酸化鉄顔料が開発されてい
る。(特公昭43−25644号、特公昭49−382
4号、特公昭51−6172号、特公昭51−7176
号λところが、これらの鱗片状雲母あるいは雲母状酸化
鉄を基板粒子として使用した顔料は、金属光沢が良好で
鮮明な色調が得られるものの、磁化を有していないため
、磁化を利用した用途には使用できない。一方本発明者
らは、以前に5強磁性を有する薄片状の六方晶フェライ
ト粒子を基板粒子として使用し、この粒子表面に透明な
金属酸化物(含水酸化物を含む)を主体とする被膜を形
成させることにより、金属光沢および鮮明な色調を有し
、かつ磁化を有する従来にはない全く新規な顔料を合成
することに成功した。(特公昭63−375号)。
この顔料は、従来にはない新規な特性を有するが、従来
の鱗片状雲母や雲母状酸化鉄を基板とした顔料に比べ、
金属光沢や色調が劣る。その理由を種々検討した結果、
基板粒子に用いる六方晶フェライト粒子の粒子径分布が
広く、微細な粒子が混在するために光沢および色調が低
下することがわかった。また基板粒子の粒子径が10〜
100μ慣程度のとき、光沢および色調の良好なものが
得られるが、六方晶フェライト粒子では1粒子径ヲ10
μm以上に大きくすることは極めて困難であシ。
さらに平均粒子径が大きくなるほど1粒径分布も広くな
シ、微細粒子が混在しやすくなる。したがって六方晶フ
ェライト粒子を基板粒子に用いた顔料では、磁化を有す
るが鱗片状雲母あるいは雲母状酸化鉄を基板粒子とした
顔料と同程度の光沢および色調を有する顔料が得られな
かった。
また六方晶フェライト粒子は、飽和磁化が55αmu/
、!i’程度と小さいため、十分に高い磁化を有する顔
料を得ることが困難であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は、磁化を有し、かつ光沢および色調にすぐれ
た磁性酸化鉄顔料を提供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
本発明はかかる現状に鑑み種々検討を行った結果、雲母
状酸化鉄(Micaceous Iron 0xide
 11α−Fe2rsが少くとも50%以上、一般的に
は70%以上のもの、以後MIOと略す)は、非磁性で
あるが、この酸化鉄を還元、酸化すれば、Fe5O4、
r−F111203あるいはFe5O4−7−Fezo
aの中間酸化鉄などになり1強磁性を有する薄片状酸化
鉄が得られることを見い出してなされたものである。
すなわち粒径が5〜200μ講、厚さが0.2〜5μ常
程度、好ましくは粒径が10〜100μ惧、厚さが0.
3〜3μ溝程度の金属光沢を有するMIOの表面に二酸
化チタンのような高屈折率を有する金属酸化物(水酸化
物を含む)の透明な被膜を0.1〜30重量%形成させ
たのち、水素ガスのような還元性ガス中還元するか、ま
たは還元したのちさらに酸化すると、基板粒子は強磁性
を有するFe3O4か7−Fe20aかあるいはFe 
a04− r −Fe 203の中間酸化鉄となり、こ
の強磁性粒子の表面に高屈折率を有する透明な金属酸化
物が形成された構造となるため、金属光沢が良好で鮮明
な色調が得られ。
かつ磁化を有する磁性酸化鉄顔料が得られる。この顔料
は磁化を有するため、磁場によって粒子を一定方向に配
向させることができる。このため。
−段と光沢が改善されるのみでなく、被覆面と顔料の板
面が平行になるように顔料を配向させることによシ、少
ない量で優れたいんぺい力を発揮することができる。ま
た、この薄片状酸化鉄は70αmu/、!i’程度以と
の高い飽和磁化を有するため。
この酸化鉄を基板粒子に用いた顔料は、従来の六方晶フ
ェライト粒子を用いた顔料に比べて磁化が大きくなると
いう特徴も有する。
このような磁性酸化鉄顔料は、硫酸チタニル硫酸ジルコ
ニウム等を溶解した硫酸酸性水溶液に。
前記のMIOを加えて加熱し、加水分解反応によってM
IOの表面に含水酸化物を析出させて2反応条件により
膜厚を調整した後1次いで還元雰囲気中加熱して、MI
Oを強磁性のFe3O4あるいはFe304−γ−Fe
zO3の中間酸化鉄とすることにより作製される。
また、この方法において、MIO表面に含水酸化物を析
出させた後、空気中高温で加熱して含水酸化物を金属酸
化物とした後にMIOの還元処理を行うことも可能であ
る。また還元処理を行った後に、酸化処理を施して基盤
粒子をγ−F e 20 aとすることも可能でちゃ、
さらに還元処理においてMIOを部分的にFe3O4化
して非磁性のα−FezOaと強磁性の酸化鉄の共存し
た基盤粒子にすることも可能である。
また、金属光沢と色調の点からMIOに金属酸化物ある
いは含水酸化物の被膜を形成させた後。
還元処理を施して基盤粒子を強磁性粒子とすることが好
ましいが、MIOをあらかじめ還元処理して強磁性粒子
とした後、金属酸化物あるいは含水酸化物の被膜を形成
させることも可能である。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1 水100重量部に硫酸チタニル40重量部を溶解する。
この水溶液に平均粒子径が15μ溝のMI0100重量
部を懸濁させ、かく拌しながら90℃で4時間加熱し、
加水分解反応を行った。この反応で含水酸化チタンがM
IO粒子表面に均一に析出する。次にこの粒子を水洗、
脱水、乾燥させた後600℃で約1時間加熱脱水して、
酸化チタン被膜を結晶化させた後、さらに水素ガス中3
80℃で4時間還元した。この処理により、飽和磁化7
3emu / gの磁化を有し、紫青色の金属光沢を有
する磁性酸化鉄顔料を得た。
実施例2 粒子径が15μmのMI(l水素ガス中350℃で2時
間還元して飽和磁化79emu/Fの磁化を有するMI
CI作製した。次に、この磁性MIOを基盤粒子に用い
て、実施例1と同様の方法で含水酸化チタンの被膜を形
成させた。空気中での加熱処理およびその後の水素ガス
中還元処理は省略した。
この顔料は飽和磁化69 emu/ 9 ’r、有し、
紫色の金属光沢を有していた。
実施例3 実施例1における酸化物被膜の形成において、硫酸チタ
ニルに代えて、硫酸ジルコニウムを同量使用した以外は
実施例1と同様にして、酸化ジルコニウム被膜を結晶化
させ、飽和磁化71 emu / gの青色の金属光沢
を有する磁性酸化鉄顔料を得た。
比較例1 実施例Iにおいて、酸化チタン被膜を結晶化させた後の
還元処理を省略した以外は、実施例1と同様にして顔料
を得た。この顔料は紫青色の金属光沢を有するが磁性を
有していなかった。
比較例2 実施例1において、MIOに代えて1強磁性を有する平
均粒子径約8μ惟のバリウムフェライト粒子を用いて、
実施例1と同様の方法で粒子の表面に含水酸化チタンを
形成させた後、水洗、脱水しさらに600℃で約1時間
加熱脱水して酸化チタ被膜を結晶化させた。この顔料の
飽和磁化は48emu/ gと実施例1で得た顔料より
磁化が小さい。
〔発明の効果〕
上記各実施例および比較例1で得られた顔料は。
比較例2で得られた顔料に比べて基盤粒子の粒子径が大
きいため、金属光沢が良好で色調が鮮明であった。
また各実施例で得られた顔料は、いずれも高い飽和磁化
を有するのに対して、比較例1で得られた顔料は、磁化
をもたない。また比較例2で得られた顔料は、磁化を有
するものの磁化の値が、実施例で得られた各顔料より小
さい。
以上説明したように1本発明で得られた顔料は。
金属光沢と鮮明な色調を有し、かつ磁化を有するため顔
料を流動性をもつ分散媒に添加し磁場中に置いた場合、
磁場方向に配向し、これによって−般に金属光沢と色調
が増す。さらに顔料としての用途の他にも、磁化を利用
した用途にまで広く利用できる。
出願人  日立マクセル株式会社 代表者  永  井     厚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 薄板状の磁性酸化鉄粒子に透明な金属酸化物(含水酸化
    物を含む)を主体とした被膜を形成してなる磁性酸化鉄
    顔料。
JP63174638A 1988-07-13 1988-07-13 磁性酸化鉄顔料 Pending JPH0224364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63174638A JPH0224364A (ja) 1988-07-13 1988-07-13 磁性酸化鉄顔料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63174638A JPH0224364A (ja) 1988-07-13 1988-07-13 磁性酸化鉄顔料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0224364A true JPH0224364A (ja) 1990-01-26

Family

ID=15982090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63174638A Pending JPH0224364A (ja) 1988-07-13 1988-07-13 磁性酸化鉄顔料

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JP (1) JPH0224364A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503428A (ja) * 2004-06-24 2008-02-07 ケルントナー・モンタンインドゥストリー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング ラメラ状酸化鉄(iii)

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