JPH02243633A - ワクチン製剤 - Google Patents

ワクチン製剤

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JPH02243633A
JPH02243633A JP1006759A JP675989A JPH02243633A JP H02243633 A JPH02243633 A JP H02243633A JP 1006759 A JP1006759 A JP 1006759A JP 675989 A JP675989 A JP 675989A JP H02243633 A JPH02243633 A JP H02243633A
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ctb
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田村 愼一
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毅 倉田
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相澤 主税
Takashi Nagamine
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はワクチン製剤に関する。更に詳しくは本発明は
トキシンまたはそのサブユニットを有効成分とするワク
チン製剤に関する。
〔従来の技術〕
ワクチンは、種々の疾病の予防に用いられ、数々の輝か
しい成果をあげてきた。しかしながら、ワクチンの副作
用や、また効果が充分でないという例も多くあって、そ
の対策が強く望まれている。
副作用を軽減するにはワクチン自体の純度を高めること
や、その使用量を少なくすることなどがあるが、それに
より効果も小さくなるという避けられない問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
現在ヒトに使用されているワクチンの多くは、病原体あ
るいは病原体の一部を取り出し、材料として用いる。従
って、病原体を構成する成分や病原体を増殖させる媒体
の成分がワクチンに混入することは避けられず、これが
ワクチン接種の際、副作用を引き起こす原因となる。ま
た、免疫賦与に働く抗原部分そのものも多量に接種され
ると副作用を誘発する場合もある。
このようなことをできるだけ避け、副作用の起こりにく
いワクチンに改善することが必要である。
上記のような課題を解決する方法として、ワクチンの接
種量を減少することや、接種ルートを変えることなどが
ある。本発明者らは、ワクチンの使用量を減らしても免
疫力は減少しないようにするため、ワクチンの免疫力を
増強させる方法について種々検討した結果、細菌トキシ
ンとくにコレラトキシン、ブドウ球菌αトキシン、ブド
ウ球菌δトキシン、腸炎ビブリオ菌耐熱性溶血トキシン
、病原大腸菌易熱性トキシン(LT)そのもの、あるい
は、それらのサブユニットをワクチンと共に使用するこ
とによって、ワクチンの免疫力を増強させることを見出
した。また、ワクチンの接種ルートについても検討を行
った。
本発明の目的は、ワクチンの使用量を減らすとともに、
ワクチンの免疫力を減少させることなく、むしろ免疫力
を増強させ得るようにしたワクチン製剤を提供するにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の如き課題を達成するための本発明のワクチン製剤
は、トキシンまたはそのサブユニットを有効成分とする
ワクチン製剤を提供するにある。
トキシンが細菌トキシンであるワクチン製剤である。
細菌トキシンがコレラトキシン、ブドウ球菌αトキシン
、ブドウ球菌δトキシン、腸炎ビブリオ菌耐熱性溶血ト
キシンまたは病原性大腸菌易熱性トキシンであるワクチ
ン製剤である。
トキシンのサブユニットがBサブユニットであるワクチ
ン製剤である。
ワクチンがインフルエンザワクチン、百日せきワクチン
、日本脳炎ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタワクチン
、麻しんワクチン、風しんワクチン、おたふくかぜワク
チン、麻しん・風しん・おたふくかぜンn合ワクチンま
たはマイコプラズマワクチンであるワクチン製剤である
ワクチンとトキシンまたはそのサブユニットとの混合比
率がl:0.001〜l:10,000(重量比)であ
るワクチン製剤である。
点鼻ワクチンであるワクチン製剤である。
注射剤、スプレー剤または経口投与用形態の剤であるワ
クチン製剤である。
今、ワクチンとしてインフルエンザワクチンを、細菌ト
キシンとしてコレラトキシン(CT)およびコレラトキ
シンBサブユニット(CTB)を例にとって説明する。
鼻腔内に接種されたワクチンに対する局所免疫調節剤の
一つとして、本発明者らは、ビブリオ・コレラ菌の産生
ずる蛋白質トキシン、コレラトキシンに注目した。この
トキシンは、小腸の粘膜に作用し、コレラ下痢症を引き
起こす。また、このトキシンは、IgA抗体産生を誘導
する強い免疫原であるばかりでなく、トキシンと同時に
投与された他の蛋白質抗原に対する免疫応答を増強する
免疫調節剤としても知られている。これらCTの効果は
、CTが腸管細胞に対して細胞内のcAMPレベルを上
げる作用ゆよるらしい。この作用は、CTを構成するA
、82つのサブユニットのうち、CTBが細胞膜のGM
、ガングリオシドと結合し、コレラトキシンAサブユニ
ットが細胞内に入ってアデニシルクラーゼを活性化する
ことによっている。また、作用メカニズムは明らかでな
いが、CTの免疫増強作用は、それ自身に毒性がないと
考えられてい゛るCTBと他の蛋白質抗原を腸内に同時
に投与した時にも起こることが示されており、有望な局
所免疫応答の増強剤であるように思われる。これらの事
実は、CTおよびCTBが、腸粘膜においてばかりでな
く、呼吸粘膜においても、より毒性が少ない形で、共存
する抗原に対する局所免疫応答を増強する可能性を示唆
している。
本発明者らは、マウスにおいて鼻腔内接種したHAワク
チンに対する局所および血中抗体産生におよぼすCTお
よびCTBの増強効果を検討した。
また、ワクチン効果の増強剤としてのC′FおよびCT
Bの有用性について検討した。
マウスの鼻腔に接種されたH Aワクチン(A/山形)
に対する抗体産生と、それに及ぼすCTBの影響を検討
した。同時に、鼻腔内接種の結果を、他のルートでの結
果と比較した。抗体産生は、■]Aワクチン(2μg)
を単独あるいはCTB (5μg)と共にマウス鼻腔内
に滴下(あるいは腹腔、皮下に注射)後、4週目のマウ
スの血清および鼻腔洗浄液中の、それぞれH1抗体およ
び抗HAワクチンー1gA、抗CTB−1gAを測定す
ることによって決定した。第2表の結果から明らかなよ
うに、HAワクチンを単独で鼻腔内接種したときには、
低いレベルのH1抗体しか検出されない。
しかし、CTBを共に投与すると血中のHI抗体が、単
独の場合よりも64倍高く検出された。また、鼻汁中に
もHA−1gA、抗CTB−1gAが検出された。一方
、腹腔や皮下接種した時、ワクチンのみの接種群でも血
中に高いHI抗体が検出され、CTB共存下では更に4
〜8倍高い産生が見られた。しかし、鼻汁中には抗HA
−[gAも抗CTB−1gAも共に殆ど検出されながっ
た。
以上の結果は、CTBが、共存するH Aワクチンに対
する抗体産生を増強することを示している。
また、鼻腔ルートでHAワクチンをCTBとともに接種
した時にのみ局所の抗HA−1gA産生が増強されるこ
とを示している。第2表には示されてないが、血清中に
は抗HA−IgAは検出されなかった。
HA  クチンとCTBの1    ′の一体遁J3列
l過 鼻腔ルートでHAワクチン(A/山形;2μg)とCT
B (5μg)を接種し、マウスにおける抗体産生の経
過を検討した。第1図に示されるように、CTBの存在
下で血中のワクチンに対するHI抗体産生は、la目か
ら2週目にかけて急速に増加し、その後も4週目までゆ
っくりと増加し続けた。鼻汁中の全1gA量は、接種1
週目から2週目にかけて非接種マウスの全rgA量の6
倍位まで急速に増加し、最大レベルに達した。また、そ
の中に含まれている抗11 A −1g Aは、1週目
以後4週目までゆっくり増加し続けた。したがって、H
Aワクチンに対する局所の抗体は、CTBとワクチンを
接種後、2週目位から検出されるようになる。
CTB (5μg)とHAワクチン(A/山形)をマウ
スの鼻腔内に接種し抗体産生とワクチンの接種量の関係
を検討した。抗体産生は、CTBとワクチン接種後4凋
目に一次抗体産生を、4週口にワクチン(2μg)のみ
をさらに二次接種して後2週目に二次抗体産生を検討し
た。第3表に示されているように、−次応答に関しては
、ワクチンのみを接種した場合、接種量が8μgになっ
ても低いレベルの抗体産生しか見られなかった。
方、CTBとワクチンを接種した場合には、接種量が0
.03μgでも抗体産生が認められ、その増量に伴って
血中のH1抗体、局所のHl−1gAは共に増加した。
また、二次応答に関しては、ワクチンのみを一次接種し
たグループでも、−次接種量が増すにつれて、HI抗体
、抗11A−1gAの増加がみられた。一方、CTBと
ワクチンを一次接種したグループでは、ワクチンの一次
接種量によらず非常に高いH!抗体と抗HA−TgAの
産生を示した。特に、局所の抗HA−1gAfJは一次
応答の数十倍に達した。これらの結果は、−次接種に用
いられたCTBが、共存するワクチンの量に関係なく二
次接種による抗体産生を非常につよく誘導する作用があ
ることを示している。
即ち、CTBが、共存する比較的低濃度のワクチンに対
しても、HAワクチンに対するメモリー効果を強く誘導
する作用があることを示している。
CTBによりHAワクチンに対する免疫応答は増強され
るが、インフルエンザウィルス感染に対する抵抗が増加
されるかどうかを、マウス馴化インフルエンザウィルス
PR8株を用いて検討した。
PR8株ウィつスHAワクチン(1,5μg)とCTB
 (5μg)を、マウスの鼻腔内に接種し、4週目にP
R8株ウィルスを感染させた。感染3日後のマウス肺内
のウィルス量を感染抵抗性の指標として測定した。その
結果、第4表に示されるように、ワクチンとCTBを共
に接種され、接種後4週目に高い血中のHI抗体と局所
の抗If A −IgA抗体を産生じているマウスでは
、肺中にウィルスが検出されず、インフルエンザウィル
スに全(侵されていないことを示していた。
ウィルス感染後、3日目の肺内ウィルス量が感染抵抗性
の指標になり得ることを確かめるために、HAワクチン
をCTBとともにマウスに接種し、4週目にPR8株ウ
ィルスを感染させ、感染後のマウス肺内ウィルス量の変
動を検討した。結果は、第2図に示されているように、
感染3日後に肺内ウィルスが〈100・5のマウスでは
感染1日目で既に肺内にウィルスが検出されず、その後
、少な(とも8日後までその状態が持続し生存し続けた
一方、ワクチンに対する抗体産生が殆どみられなかった
対照群では1日目に肺内のウィルス量の増加が見られ、
3日目に最大ウィルス量に達した。
これら対照群のマウスは感染6日目から死亡、非免疫マ
ウスでは8日目には9匹中6匹の死亡が確かめられた。
また生存したマウス3匹も肺内の病変が強く、数日以内
に死亡するものと判断された。
CTBのみ、あるいはHAワクチンのみを接種したマウ
スのグループでも非免疫マウスの場合と同様の結果であ
った。従って、ウィルス感染3日後の肺内ウィルス量が
感染抵抗性の指標になることが明らかであった。
CTBあるいはCTのHA  クチンに するPR8株
ウィつスHAワクチン(1,5μg)を種々な濃度OC
TあるいはCTBと共に鼻腔内接種し、4週後の抗体産
生と、PR8株ウィルス感染に対する抵抗性を検討した
。その結果、第5表に見られるように、CTBが0.0
5μgでも多少の感染抵抗性を示したが、5μgを添加
した時に完全な防御を示した。また、感染抵抗性の増大
は、ワクチンとCTB接種接種4週局所のIgAの増加
や血中のH1抗体産生の増加と平行しているように思わ
れる。一方、CTは0.05μg以上のどの濃度でも完
全な感染防御をし、これらの条件下ではCTfR度の増
加に伴って、血中のH■抗体や局所IgA抗体の増加が
認められた。このことは、CTはCTBの方が1/10
以下の濃度でも、完全な感染防御に必要な血中のH1抗
体や局所のI(A−IgAの産生を促進することができ
ることを示唆している。副作用に関する問題がなければ
、CTBよりもC70方が低濃度で有効なアジュバント
として使えると思う。またこの実験結果から、PR8株
ウィつス惑染に対する完全な防御のためには、マウス血
中にHI抗体が抗体価で32倍以上、鼻汁中に局所抗体
が抗HA−1gAにして2単位以上存在することが必要
であることを示唆している。各種細菌トキシンのアジュ
バント作用は第1表に示す通りである。
以上のことより次のことが明らかになった。
(11CTおよびCTBは共存するインフルエンザ・I
I Aワクチンに対する抗体産生を増強する。
(2)ワクチンをCTBとともに鼻腔ルートで接種する
と、血中のH1抗体産生と共に局所(RL汁)の抗11
A−1gA産生も増強される。一方、腹腔や皮下ルート
で接種した場合には、局所のHA−IgA産生は殆ど見
られない。しかし、血中には高いII I抗体産生が出
現する。すなわち、CTBは接種ルートに関係なく抗体
産生増強作用がある。
この事実は後に述べるCT、CTB、ブドウ球菌α毒素
、ブドウ球菌δトキシン、腸炎ビブリオ菌耐熱性溶血ト
キシンまたは病原大腸菌易熱性トキシン毒素と百日ぜき
ワクチン、B型肝炎ワクチン、日本脳炎ワクチン、麻し
んワクチン、風しんワクチン、おたふくかぜワクチン、
麻しん・風しん・おたふくかぜ混合ワクチン、ロタワク
チン、マイコプラズマワクチンと混合投与するとき、こ
れらワクチン単独投与より更に高い抗体価を得ることが
できることにつながる。換言すればトキシンおよびそれ
らのサブユニットを使用することによって、ワクチン量
を減少させるこができ、副作用を軽減することができる
(3)ワクチンとCTBを鼻腔ルートで接種すると、局
所の抗HA−1gAは2週目から4週目までその産生量
が増加し続ける。
(4)ワクチンとCTBを鼻腔ルートで一次接種した時
の4週口の抗体産生は、接種に用いたワクチンの量に比
例して増加する。
(5)ワクチンとCTBをマウス鼻腔ルートで一次接種
した後、4週目にワクチンのみを同一ルートで二次接種
すると、その2週後の二次抗体産生は、−次接種に用い
たワクチンの量に拘らずJ1―常に高(なる。即ち、C
TBは共存する一次接種に用いたワクチンが低濃度の場
合でも、ワクチンに二次刺激に対する非常に高い抗体産
生を誘導する作用があった。したがって、CTBは、強
いメモリ効果を誘導する作用がある。
(6)ワクチンとCTBを鼻腔ルートで接種多量の血清
抗体や局所HA−IgAを産生している接種後4退局の
マウスでは、インフルエンザに対する感染が成立しない
。本発明者らが用いた条件では、血中のH1価が32倍
以上、局所抗体が2単位以上を有するマウスでは、PR
8ウィルス感染に対する防11■が成立した。
(7)ワクチンと共に鼻腔ルートで接種されたとき、完
全なウィルス感染防御に要する抗体産生誘導のために必
要なCTBO量は、μgのオーダーであった。一方、C
Tの場合、CTBの1/10以下の濃度でも完全な感染
防御に必要な抗体産生を誘導した。
本発明において使用されるトキシンあるいはそれのサブ
ユニット、例えばCTまたはCTBは、公知OCTおよ
びCTB調製法に従って調製することができるが、いず
れも市販されているので、それを用いることができる。
CTは大量に動物に投与すると毒性を現すが、少量であ
れば鼻腔内(あるいは腹腔内)では問題がない。CTB
はCTに比べて毒性が逼かに少なく鼻腔内投与では全く
問題ない。更に、ブドウ球菌αトキシン、ブドウ球菌δ
トキシン、腸炎ビブリオ菌耐熱性溶血トキシン、病原大
腸菌易熱性トキシンが挙げられる。
ワクチンとしては、インフルエンザワクチン、百日ぜき
ワクチン、B型肝炎ワクヂン、日本脳炎ワクチン、麻し
んワクチン、風しんワクチン、おたふくかぜワクチン、
麻しん・風しん・おたふくかぜ混合ワクチン、ロタワク
チン、マイコプラズマワクチン等の各種ワクチンが挙げ
られる。これらのワクチンは、通常のこれらワクチン製
造法に従って製造可能である。各種ワクチンの製造法、
性質を概略すると以下の通りである。
インフルエンザワクチン:発育鶏卵で増殖させたウィル
スをエーテル、界面活性剤などで分解精製して得たある
いは遺伝子操作や化学合成によって得た血球凝集素(H
A)、ノイラミニデース(NA) 、核蛋白質(NP)
、マトリックス蛋白質(M)あるいはその一部などを含
むワクチン。
百日ぜきワクチン;百日せき菌を培養した培養、液ある
いは菌体より塩析、超遠心などを用いて抽出し、ホルマ
リンで無毒化したもの、または、遺伝子操作や化学合成
によって得た百日せき菌毒素(PT) 、血球凝集素(
FHA) 、K−凝集素、あるいは、その一部などを含
むワクチン。
日本脳炎ワクチン;マウス 内で増殖したウィルスを超
遠心あるいはエチルアルコールなどを用いてウィルス粒
子を精製した後、ホルマリンで不活化したもの、あるい
は遺伝子操作や化学合成などによって得た抗原蛋白質。
B型肝炎ワクチン;B型肝炎キャリアの血液を原材料と
し、塩析、超遠心を用いてHB s抗原を分離精製した
もの、あるいは遺伝子操作や化学合成などによって得た
抗原部位。
麻しんワクチン;ニワトリ胎児細胞などの培養細胞、あ
るいは、発育鶏卵で増殖させたウィルス、あるいは、そ
の一部、または、遺伝子操作や化学合成によって得た感
染防御抗原を含むワクチン。
風しんワクチン;ニワトリ胎児細胞などの培養細胞、あ
るいは、発育鶏卵で増殖させたウィルス、あるいは、そ
の一部、または、遺伝子操作や化学合成によって得た感
染防御抗原を含むワクチン。
おたふくかぜワクチン;家兎細胞などの培養細胞あるい
は発育鶏卵で増殖させたウィルス、または、その一部、
あるいは、遺伝子操作や化学合成によって得た感染防御
抗原を含むワクチン。
麻しん・風しん・おたふくかぜ混合ワクチン;麻しん・
風しん・おたふくかぜワクチンを混合したワクチン。
ロタワクチン;MA104細胞など培養細胞で増殖させ
たウィルスまたは患者の糞便中より得たウィルスあるい
は遺伝子操作または化学合成など、または、その一部に
より得た感染防御抗原を含むワクチン。
マイコプラズマワクチン;マイコプラズ液体培地で増殖
したマイコプラズマ、または、その一部、あるいは、遺
伝子操作や化学合成などにより得られた感染防御抗原を
含むワクチン。
上記ワクチンは液状また粉末状で供される。
勿論、これらワクチンはトキシンまたはそのサブユニッ
トと共に投与されるときは液状の方が鼻腔内投与(鼻腔
内スプレー、滴下、塗布など)や注射の場合に適してい
ることはいうまでもない。
さらに、鼻腔内投与の場合は、粉末スプレ一方式も可能
である。投与量は、マウスの場合、鼻腔内で5μl〜5
0μ!、ヒトの場合は鼻腔内投与、注射いずれも0.1
〜0.5mlが適当である。
これらの量は勿論適宜変更し得ることはいうまでもない
ワクチンとトキシンまたはそのサブユニットの混合比率
は、l:0.001〜1:10,000(重量比)であ
り、ワクチンの種類に応じたヒトの投与量に従えばよい
本発明のワクチン製剤は、上記ワクチンにトキシンまた
そのサブユニットを所定の量比で混合することにより調
製される。調製は厳密に無菌的に行わなければならぬこ
とはいうまでもなく、それぞれの原材料も完全に無菌的
でなければならない。
勿論、ワクチン作用以外に必要のないパイロジエンやア
レルギー源となるような夾雑タンパクは可能な限り除去
されねばならない。
本発明のワクチン製剤は、ワクチン自体とトキシンまた
はそのサブユニットをそれぞれ別々に調製、製剤化して
おき、用時に混合するか、または別々に同時に投与する
という方法によっても、効果を発揮させることができる
以下参考例としてインフルエンザワクチンとCTまたは
CTBを混合した本発明のワクチン製剤の効果を示した
実験例を挙げる。
参考例 動物: Ba1b/c、6〜8週令の雌マウスを用いた。
HAワクチン: 精製ウィルスよりエーテル処理によって脂質成分を除去
したものをHAワクチンとして用いた。
このHAワクチン中にはHA酸成分約30%含まれてお
り、第2表〜第5表に示す結果中のワクチンの接種量は
、その中のHA量に換算して表記した。
CTおよびCTB コレラトキシン(CT)とそのコレラトキシンBサブユ
ニッ) (CTB)は共に市販品(米国、シグマ社製)
を購入して用いた。この実験で用いられたCTBには、
SDSポリアクリルアミドゲルの電気泳動上でコレラト
キシンAサブユニットのン昆入は認められなかった。
重ルートおよび を汰: 接種材料はHAワクチンあるいはアジュバントをリン酸
緩衝生理食塩水(PBS)で適当濃度に希釈し調製した
。鼻腔ルートでの接種は、マウスをアモバルビタールナ
トリウムで麻酔後、左側鼻腔にマイクロピペットで20
μlの接種材料を滴下することによって行った。皮下ル
ートからの接種は麻酔条件下でマウス背部皮下に100
μlの接種材料を注射することにより行った。また、腹
腔からの接種は、100μlの接種材料を注射すること
によって行った。
ン  び1ン のn  : 血液はエーテル麻酔条件下で、マウスの心臓より全採血
によって、回収した。鼻汁ば、放血後のマウスの左右の
鼻孔より1mlのPBSを2回づつ還流することによっ
て回収した。
(I;1 夏 )      の    :H1価測定
のための血清は先ずRDE(Receptor)Des
troying  Enzyme)によって血清中の非
特異的赤球凝集抑制物質を除去した。次に、血清はU型
マイクロタイタープレート上で2倍シリーズの希釈をし
、16HAユニツトのウィルスとともに混合し、30分
間室温放置後、鶏赤血球を加えることによって、分析し
た。結果は、室温で1時間放置後、決定した。
血清および鼻汁中の抗11A−1gA抗CTB rgA
、全1gA量は酵素免疫測定法(ELISA)によって
測定した。抗HA−1gAや抗CTB−1gAの定量の
際には、コーティング緩衝液に懸濁したHAワクチン(
5μg/mGやCTB (5,uJ/mjり501’l
で、先ず96穴のEIAプレート (half−are
a、Cos・tar、Cambr idge、MA)答
礼(’well)をコートした。室温に2時間放置後、
PBS−tweenでプレートを洗浄した、次に、1%
牛血清アルブミン(BSA)(及び0.1%NaN、)
を含むPBS、100μlで名札をコートした。4℃に
一昼夜放置後、PBS−tweenで洗浄し、名札に血
清あるいは鼻汁試料を50μlづつ入れた。室温に2時
間放置後、PBS−tweonで洗浄し、次に名札に5
0μlづつ、PB3−tweenで希釈したアルカリホ
スファターゼ結合の山羊抗マウスIgA(αの鎖特異性
、1;1000.米国、ザメイット ラボ社製)を加え
た。室温に1時間放置後、PBS−Lweenで洗浄後
、名札に100μi!、pH9,8で10%ジェタノー
ルアミンを含む緩衝液に懸濁したp−ニトロフェニルフ
ェート(1mg/m1;シグマ社製)を加えた。室温で
20〜30分間放置後、発色を5Jeiaオートリーグ
(モデル、ER−8000,三光純薬社製)を使って0
D41゜で測定した。検量線は、プレート毎に作り、各
試料の値は、5Jeiaオートリーグに内蔵されている
二次のlogit−1og方式によって回帰した検量線
に基づいて決めた。抗HA−1g人定量の標準液として
は、HAワクチンを鼻腔内より2週間毎に5回接種した
マウスの鼻汁を8単位と決めて用いた。また、抗CTB
−1gA定■の標準液としては、CTB(5μg)を鼻
腔内より接種し4週目のマウスの鼻汁(rgAIの多か
ったもの)を8単位と決めて使用した。全1g人里の定
量には、先ず1μg / m lの山羊抗マウス1gA
を名札に50μlづつ加える操作を除いて同様の操作を
行った。全IgA定量の標準液としては、マウスの精製
1gAミエローマ(米国、マイルスラボラトリーズ社製
)を用いた。
PH1ウィルスによるマウスの  ; マウスをアモバルビクールナトリウムで麻酔し、ウィル
スの0.01%BSAを含む懸濁液をマウス左側鼻腔内
に20μl滴下することにより、感染させた。PR8株
ウィルスは、フエレソトで148代、マウスで596代
、JllF化鶏卵で72m代した感染価10@・5の漿
尿液原液を、5,000〜10,000倍希釈して用い
た。この感染条件では非免疫マウスの90%以上が14
4日目内に死亡するか、あるいは肺内にコンソリデージ
ョンを形成した。
ぎのウィルス の、S: 感染後3日目のウィルスから肺を摘出し、乳鉢磨砕し、
PBSで10%乳剤とした。それを2500回転で遠心
した上清を、10倍段階希釈後、それぞれの希釈液を卿
化鶏卵(5個)に接種した。
卵内でのウィルスの増殖は、漿尿液の赤血球凝集によっ
て決定し、感染を示した卵に、接種した肺乳剤の最低希
釈の価をEIDS。により決定し、マウスの肺ウィルス
価とした。肺ウィルス価は平均値(±SD)表現した。
実験によっては、1群5匹のマウス肺をプールして肺乳
剤を作り、その肺ウィルス価を決定した。
lL率: 1群5匹のマウスの10%肺乳剤中に、>10’のウィ
ルスが検出されたマウスの数によって罹患率を示した゛
銃計文11 生体内感染実験における感染防御能の有意差は、5tu
dent’  s  testによって検定された。
以下、本発明の実施例について詳細に説明するが、本発
明は何らこれのみに限定されるものではない。
(実施例〕 インフルエンザHAワクチン(1m gHA / ml
)とリン酸緩衝食塩水に溶解し無菌濾過したC’I’ 
B 色混合し、1ml中のインフルエンザHAワクチン
1.5〜2μlと、CTB3.5〜250μgを含むよ
うに調製し、適当な防腐剤および安定剤を加え、適当な
容器に適量分注して、インフルエンザHAワクチンーC
TB点鼻剤とした。本品は10℃以下の冷暗所に保存す
る。実験成績は、前述の通り。
次J[ インフルエンザI−I Aワクチン(1mgHA/mり
とリン酸緩衝食塩水に熔解し無菌濾過したCTBと混合
し、1m!中にインフルエンザHAワクチン1.5〜2
μgと、CTB2.5〜250μgを含むように調製し
、適当な防腐剤および安定剤を加え、適当な容器に適量
分注して、インフルエンザHAワクチンーCTB注射剤
を調製した。
本島は10℃以下の冷暗所の保存する。実験成績は、前
述の通り。
肝炎ワクチン−CTB注射剤を調製した。本島は10°
C以下の冷暗所の保存する。
上記のように調製したB型肝炎ワクチンおよびCTをマ
ウスに接種し、3週間後の血中抗体産生を調べた。
この成績から、B型肝炎ワクチンのみを接種されたマウ
スでは、25・6単位(受身赤血球凝集反応で)であっ
たのに対し、CTを添加したものでは10b・6単位で
あり、抗体産生が増強された。
裂 B型肝炎ワクチンとリン酸緩衝液食塩水に溶解し無菌濾
過たCTBとを混合し、1mi中HBs抗原40μg 
蛋白質と、CTBを2.5〜250μgを含むように調
製し、適当な防腐剤および安20を加え、適当な容器に
適量分注して、B型抗体価は受身赤血球凝集反応により
測定した。
抗体価はマウス5頭の平均値。
百日せきワクチンとリン酸緩衝液食塩水に溶解し無菌濾
過したCTBとを混合し、1mA中に百日せきワクチン
14μg蛋白質窒素と、CTBを2.5〜250μgを
含むように調製し、適当な防腐剤および安定剤を加え、
適当な容器に適量分注して、百日せきワクチン−CTB
経鼻投与剤を調製した。本島は10℃以下の冷暗所に保
存する。
上記のように調製した百日せきワクチン13μg蛋白質
窒素1mj2に、CTBおよびCTを添加し、マウスの
鼻腔内に接種し、さらに4週後に同量のワクチンを追加
接種し、抗体産生を調べた。
この成績から、百日せきワクチンのみを接種されたマウ
スでは、抗PT抗体は、4.1国際車位以下であったの
に対し、CTBを添加したものでは、140.3単位、
CTを添加したものでは2゛32.5単位と上昇した。
抗FHA抗体では、ワクチンのみCTB添加、CT添加
でそれぞれ2.6単位以下、32.0単位以下、43.
9単位であり、CTBあるいはCTを添加したものは、
ワクチンのみを接種した場合に比べ、著しく抗体産生が
増強された。
抗体価はマウス5頭の平均値 抗体価はELISA国際単位 スt5 日本脳炎ワクチンとリン酸緩衝食塩水に熔解し無菌濾過
したCTBとを混合し、l m l中に日本脳炎10″
′′。PFU相当量の不活化ウィルス粒子と、CTBを
0.1〜0μgを含むように調製し、適当な防腐剤およ
び安定剤を加え、適当な容器に適量分注して、日本脳炎
ワクチン−CTB注射製剤を調製した0本品は10℃以
下の冷暗所に保存する。
上記のように調製した日本脳炎ワクチンおよびCTBあ
るいはCTを、1週間隔で2回マウスに接種し、血中の
抗体量をみた。
その成績から、日本脳炎ワクチンのみを接種した場合に
産生される中和抗体価は101.1111であったのに
対し、CTB添加、CT添加は、それぞれIO!・sa
以上、103・20以上であり、CTB、CTを添加し
た場合は、ワクチンのみを接種した場合より著しく抗体
産生を増強した。
クチンにCTおよびCTB   したとの−の 抗体価はマウス10頭のプール血清の抗体価スIIL 麻しんワクチンとリン酸緩衝食塩水に溶解し無菌濾過し
たCTBとを混合し、l m l中に麻しんワクチン2
0μg相当量のウィルス粒子と、CTBを5μgを含む
ように調製し、適当な安定剤を加え、適当な容器に適量
分注して、麻しんワクチン−CTB点鼻製剤を調製した
。本島は10℃以下の冷暗所に保存する。
上記のように調製した麻しんワ外チンおよびCTBを3
週間隔で2回マウスに投与し、血中の抗体産生をみた。
その成績から麻しんワクチンのみを投与した場合に産生
されるELISA抗体価は0.144であったのに対し
、CTB添加ワクチンは、0.209以上であり、CT
Bを添加した場合は、ワクチンのみを接種した場合より
著しく抗体産生を増強した。
しん クチンにCTBを゛、したときの1181次 風しんワクチンとリン酸緩衝食塩水に溶解し無菌濾過し
たCTBとを混合し、1mf中にワクチン3μg相当量
のウィルス粒子と、CTBを5μgを含むように調製し
、適当な安定剤を加え、適当な容器に適量分注して、ワ
クチン−CTB点鼻製剤を調製した0本品は10℃以下
の冷暗所に保存する。
上記のように調製した風しんワクチンおよびCTBを3
週間で2回マウスに投与し、血中の抗体産生をみた。
その成績からワクチンのみ投与した場合に産生されるE
LISA抗体価は0.095であったのに対し、CTB
添加ワクチンは、0.920以上であり、CTBを添加
した場合は、ワクチンのみを接種した場合より著しく抗
体産生を増強した。
し無菌濾過したCTBとを混合し、l m l中にワク
チン20μg相当量のウィルス粒子と、CTBを5μg
を含むように調製し、適当な安定剤を加え、適当な容器
に適量分注して、ワクチン−CTB点鼻製剤を調製した
。氷晶は10℃以下の冷暗所に保存する。
上記のように調製したワクチンおよびCTBを3適間隔
で2回マウスに投与し、血中の抗体産生をみた。
その成績からワクチンのみを投与した場合に産生される
ELISA抗体価は0.028であったのに対し、CT
B添加ワクチンは、0.045以上であり、CTBを添
加した場合は、ワクチンのみを接種した場合より著しく
抗体産生を増強した。
おたふ  ぜ クチンにCTBを  したときの抗体主
生公本俟 則 おたふくかぜワクチンとリン酸緩衝食塩水に溶解麻しん
・風しん・おたふくかぜ混合ワクチンとリン酸緩衝食塩
水に溶解し無菌濾過したCTBとを混合し、1ml中に
各々のワクチン7μg11μg17μg相当量のウィル
ス粒子と、CTBを5μgを含むように調製し、適当な
安定剤を加え、適当な容器に適量分注して、麻しん・風
しん・おたふくかぜ混合ワクチン−CTB点鼻剤を調製
した。氷晶は10℃以下の冷暗所に保存する。
上記のように調製したワクチンおよびCTBを3適間隔
で2回マウスに投与し、血中の抗体産生をみた。
その成績からワクチンのみを投与した場合に産生される
ELISA抗体価は麻しん、風しん、おたふくかぜの各
々は、0.14.0.09.0.15であったのに対し
、CTB添加ワクチンは、各々0゜29.0.30,0
.24以上であり、CTl3を添加した場合は、ワクチ
ンのみを接種した場合より著しく抗体産生を増強した。
しん・ しん・おたふく ぜ 入 クチンにCTB  
  したと の    の 過したCTBとを混合し、1ml中にワクチン3゜3μ
g相当量のウィルス粒子とCTBを5μgを含むように
調製し、適当な安定剤を加え、適当な容器に適量分注し
て、ロタワクチン−CTB経口、点鼻製剤を調製した。
本島は10℃以下の冷暗所に保存する。
上記のように調製したロタワクチンおよびCTl3を3
週間隔で2回マウスに投与し、血中の抗体産生をみた。
その成績から、ワクチンのみを投与した場合に産生され
るEL I SA抗体価は、点鼻接種の場合、0089
であったのに対し、CTB添加ワクチンは0.281で
あり、また、経口接種の場合、0.018であったのに
対し、CTB添加ワクチンは0゜227であり、いずれ
もCTBを添加した場合は、ワクチンのみを接種した場
合より著しく抗体産生を増強した。
■ ロタワクチンとリン酸緩衝食塩水に溶解し無菌濾ロタ クチンにCTBを 入したときの 実U マイコプラズマワクチンとリン酸緩衝食塩水に)容解し
無菌濾過したCTBとを混合し、1ml中にワクチン2
.0XI O”CFU (コロニー形成単位)相当量の
マイコプラズマと、CTBをlOμgを含むように調製
し、適当な安定剤を加え、適当な容器に適量分注して、
ワクチン−CTB注射剤を調製した。本島は10℃以下
の冷暗所に保存する。
上記のように調製したワクチンおよびCTBを2週間隔
で3回ニワトリに投与し、マイコプラズマ感染攻撃後病
変をみた。
その成績からマイコプラズマワクチンのみを投与した場
合に比べ、CTB添加ワクチンは、ワクチンのみを接種
した場合より著名に防御効果を示した。
風しんワクチンとリン酸緩衝食塩水に溶解し無菌濾過し
たLTBとを混合し、1ml中にワクチン3μg相当量
のウィルス粒子と、LTBを5μgを含むように調製し
、適当な安定剤を加え、適当な容器に適量分注して、ワ
クチン−LTB点鼻製剤を調製した。本島は10℃以下
の冷暗所に保存する。
上記のように調製した風しんワクチンおよびLTBを3
週間隔で2回マウスに投与し、血中の抗体産生をみた。
その成績からワクチンのみを投与した場合に産生される
ELISA抗体価は0.133であったのに対し、LT
B添加ワクチンは、0.854以上であり、LTBを添
加した場合は、ワクチンのみを接種した場合より著しく
抗体産生を増強した。
しんワクチンにLTBを  したときのす上 麻しんワクチンとリン酸緩衝食塩水に溶解し無菌濾過し
たLTBとを混合し、1m7!中に麻しんワクチン20
μg相当量のウィルス粒子と、LTBを5μgを含むよ
うに調製し、適当な安定剤を加え、適当な容器に適量分
注して、麻しんワクチン−LTB点鼻剤を調製した。本
島は10℃以下の冷暗所に保存する。
上記のように調製た麻しんワクチンおよびLTBを3週
間隔で2回マウスに投与し、血中の抗体産生をみた。
その成績から麻しんワクチンのみを投与した場合に産生
されるELISA抗体価は、0.182であったのに対
し、LTB添加ワクチンは、0.332以上であり、L
TBを添加した場合は、ワクチンのみを接種した場合よ
り著しく抗体産生を増強した。
犬太しL−V土 割裂 おたふくかぜワクチンとリン酸緩衝食塩水に溶解し無菌
濾過したLTBとを混合し、1ml中にワクチン20μ
g相当量のウィルス粒子と、LTBを5μgを含むよう
に調製し、適当な安定剤を加え、適当な容器に適量分注
し、ワクチン−LTB点鼻製剤を調製した。本島は10
℃以下の冷暗所に保存する。
上記のように調製したワクチンおよびLTBを3週間隔
で2回マウスに投与し、血中の抗体産生をみた。
その成績からワクチンのみを投与した場合に産生される
EL I SA抗体価は0.023であったのに対し、
LTB添加ワクチンは、0.074以上であり、LTB
を添加した場合は、ワクチンのみを接種した場合より著
しく抗体産生を増強した。
おたふ  ぜワクチンにLTBを  したときのバ止愈
生■1孜 麻しん・風しん・おたふくかぜ混合ワクチンとリン酸緩
衝食塩水に溶解し無菌濾過したLTBとを混合し、1m
l中に各々のワクチン7μg11μg17μg相当量の
ウィルス粒子と、LTBを5μg含むように調製し、適
当な安定剤を加え、適当な容器に適量分注して、ワクチ
ン−LTB点鼻製剤を調製した。氷晶は10℃以下の冷
暗所に保存する。
上記のように調製したワクチンおよびLTBを3適間隔
で2回マウスに投与し、血中の抗体産生をみた。
その成績からワクチンのみを投与した場合に産生される
ELISA抗体価は、麻しん、風しん、おたふくかぜの
各々は、0.18.0.07.0.13であったのに対
し、LTB添加ワクチンは、各々034.0.27.0
.28以上であり、LTBを添加した場合は、ワクチン
のみを接種した場合より著しく抗体産生を増強した。
しん・ しん・おたふくかぜ°人ワクチンにl、TB 
   したと の    の 次1副し−16 裂 ロタワクチンとリン酸緩衝食塩水に溶解し無菌濾過した
LTBと混合し、1ml中にワクチン3.3μg相当量
のウィルス粒子とLTB3を含むように調製し、適当な
安定剤を加え、適当な容器に適量分注して、ワクチン−
LTB経口、点鼻製剤を調製した。氷晶は、10℃以下
の冷暗所に保存する。
上記のように調製したワクチンおよびLTBを3適間隔
で2回マウスに投与し、血中の抗体産生をみた。
その成績から、ワクチンのみを投与した場合に産生され
るELISA抗体価は、点鼻接種の場合0゜063であ
ったのに対し、LTB添加ワクチンは、0.348以上
であり、経口接種の場合は0.024であったのに対し
、LTB添加ワクチンは0.177であり、LTBを添
加した場合は、ワクチンのみを、接種した場合より著し
く抗体産生を増強した。
ロ ワクチンにLTBを 入したときの 犬遊」[−LL マイコプラズマワクチンとリン酸緩衝食塩水に溶解し無
菌濾過したLTBとを混合し、1mj2中にワクチン2
.0xlO”CFU (コロニー形成単位)相当量のマ
イコプラズマと、LTBを5μgを含むように調製し、
適当な安定剤を加え、適当な容器に適量分注して、ワク
チン−LTB注射製剤を調製した。本島は10℃以下の
冷暗所に保存する。
上記のように調製したワクチンおよびLTBを2週間隔
で3回ニワトリに投与し、マイコプラズマ感染攻撃後病
変をみた。
その成績からマイコプラズマワクチンのみを投与した場
合に比べ、LTB添加ワクチンは、ワクチンのみを接種
した場合より著しく防御効果を示した。
マイコプラズマ クチンにLTBを したとき 産生応答の経過を示し、 第2図は本発明のワクチン製剤投与による肺内ウィルス
感染数の変動を示す。
4゜ *分母は被検動物数、分子は病変を認めたもの**被検
各群の病変の平均値 ***コロニー形成単位
【図面の簡単な説明】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トキシンまたはそのサブユニットを有効成分とす
    るワクチン製剤。
  2. (2)トキシンが細菌トキシンである特許請求の範囲第
    1項記載のワクチン製剤。
  3. (3)細菌トキシンがコレラトキシン、ブドウ球菌αト
    キシン、ブドウ球菌δトキシン、腸炎ビブリオ菌耐熱性
    溶血トキシンまたは病原性大腸菌易熱性トキシンである
    特許請求の範囲第1項記載のワクチン製剤。
  4. (4)トキシンのサブユニットがBサブユニットである
    特許請求の範囲第1項記載のワクチン製剤。
  5. (5)ワクチンがインフルエンザワクチン、百日せきワ
    クチン、日本脳炎ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタワ
    クチン、麻しんワクチン、風しんワクチン、おたふくか
    ぜワクチン、麻しん・風しん・おたふくかぜ混合ワクチ
    ンまたはマイコプラズマワクチンである特許請求の範囲
    第1項記載のワクチン製剤。
  6. (6)ワクチンとトキシンまたはそのサブユニットとの
    混合比率が1:0.001〜1:10,000(重量比
    )である特許請求の範囲第1項記載のワクチン製剤。
  7. (7)点鼻ワクチンである特許請求の範囲第1項記載の
    ワクチン製剤。
  8. (8)注射剤、スプレー剤または経口投与用形態の剤で
    ある特許請求の範囲第1項記載のワクチン製剤。
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