JPH0224362A - 準安定無定形部分結晶性熱可塑物より製造した混合物 - Google Patents

準安定無定形部分結晶性熱可塑物より製造した混合物

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JPH0224362A
JPH0224362A JP12682689A JP12682689A JPH0224362A JP H0224362 A JPH0224362 A JP H0224362A JP 12682689 A JP12682689 A JP 12682689A JP 12682689 A JP12682689 A JP 12682689A JP H0224362 A JPH0224362 A JP H0224362A
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Uwe Westeppe
ウベ・ベステツペ
Thomas Joswig
トーマス・ヨスビツヒ
Juergen Kirsch
ユルゲン・キルシユ
William C Bushong
ウイリアム・クレイグ・ブシヨング
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、少なくとも1種の準安定無定形部分結晶性合
成樹脂より製造した、熱可塑的に加工可能なプラスチッ
クスの混合物に関するものである。
熱可塑物(thermoplast)の混合物は近年強
力に開発されている。開発された製品はしばしば、混合
物の各成分の特性とは独立の特性様相(profile
 of properties)を有する。
熱可塑物の混合物の製造は通常、個々の成分を熔融状態
で均質化することにより実施する。ある種の熱可塑物混
合物は、加工温度の差異が大きすぎて、混合物の各成分
の1種または2種以上を損なうことなく混和することが
できないために、今日までなおこの方法には受は入れら
れていない。
この種の方法においては、混合物の1種の成分の熱的お
よび/または酸化的損傷は得られる混合物の全体的特性
様相に有害な影響を与え得るものである。
混合物の各成分の損傷を大幅に回避し得るような重合体
混合物の製造方法を開発することが、本発明の主題であ
った。
部分結晶性熱可塑物(A)が準安定無定形形状のもので
あるならば、部分結晶性熱可塑物(A)と他の(部分結
晶性の、または無定形の)熱可塑物(B)との混合物(
重合体混合物)が、この混合物の各成分の1種を損なう
ことなく製造し得ることが、ここに見いだされた。
得られる混合物は、巨視的にはより良好な表面(たとえ
ば平滑なストランド)を有し、基相(matrix p
hase)中の各成分の分布はかなり微細になっている
。後者の改良からは、より良好な機械的性質(たとえば
強靭性(toughness) )が得られる可能性が
ある。
本発明は、 A)準安定な無定形形状で使用する部分結晶性熱可塑物
A1 B)少なくとも1種の第2の熱可塑物B1および C)任意に他の添加物 よりなる重合体混合物に関するものである。
本発明記載の部分結晶性熱可塑物Aは、熔融物を毎分1
℃以下の冷却速度で冷却した場合に、部分的にのみ結晶
化する。これらは5ないし130 J/gの、好ましく
はlOないし100 J/gの融解エンタルピーを有す
る。部分結晶性熱可塑物の融解エンタルピーは、たとえ
ば公知の示差熱分析法により測定することができる(た
とえばフィーヴエーク/ブラウン(Vieweg/Br
aun) 、高分子ハンドブック(Kunststof
f Handbuch) 、 I巻。
591ページ以下、カルシ・ハンザ−出版(Carl 
Hanser Verlag、 Munich) 19
75)。
以下のものは成分A用の部分結晶性熱可塑物の例である
:ポリ硫化アリーレン(たとえばポリ硫化フェニレン)
、ポリスルフォン、ポリエステル、ポリアミド、ポリア
セタール、ポリ p−キシレン、ポリエーテルケトン、
ポリエーテルエーテルケトン、オレフィンたとえばエチ
レン、プロピレン、ブテン−1,3−メチルブテン−1
または4=メチルペンテン−1の(共)重合体ならびに
フルオロおよび/またはクロロオレフィン類との共重合
体。
全混合物中における成分Aの比率は、両成分A  十 
B の合計重量を基準にして0.9ないし99.1重量
%が可能であり、好ましくは5ないし50重量%である
本件混合物の第2の成分B は無定形の、かつ/または
部分結晶性の熱可塑物、たとえばAにおいて挙げた重合
体またはポリカーボネート、ポリイソブチレン、ポリ酸
化フェニレン等よりなるものであり得る。成分Bの比率
は成分A 十Bの合計量を基準にして0.9ないし99
.1重量%、好ましくは50ないし90重量%が可能で
ある。
本発明記載の熱可塑物混合物の製造に際しては、少なく
とも1種の部分結晶性熱可塑物を準安定な無定形形状で
使用しなければならない。重合体の結晶性は、全質量中
における結晶部分の百分率である(ンユテッケルト(K
、 5toeckert) 、高分子辞典(Kunst
stoffLexikon)第7版、46ページ。
ハンザ−出版(Hanser Verlag) ) o
本発明に従って使用する成分Aの部分結晶性、準安定、
無定形熱可塑物は、通常の方法により製造したこれらの
熱可塑物の例よりも低い結晶性を有する。この結果はた
とえば部分結晶性熱可塑物の熔融物を、たとえば液体窒
素もしくは固体二酸化炭素を用いて急速に冷却するか、
または特殊な条件下で冷却することにより達成し得6゜ 成分Aは、その低い結晶性のために、通常使用するもの
よりも低い温度で加工することができる。本件部分結晶
性熱可塑物Aは60ないし100%無定形であり、した
がって平衡の熱動力学的(thermodynamic
)状態には存在しない。本発明においては、物質のこの
状態を準安定、無定形として記述する。好ましい部分結
晶性熱可塑物(A)は200ないし450°C1好まし
くは220ないし400°Cの結晶融解温度を有するも
のである。
本発明記載の混合物を製造するための加工温度は、対応
する部分結晶性熱可塑物を混合する(微結晶を融解させ
る)ために通常必要な温度よりもかなり低い。
本発明記載の重合体混合物は改良された性質を有する。
その表面はより平滑であり、色特性もしばしば改良され
ている。機械的および/または他の技術的に関連した諸
性性も改良される可能性がある。
特に部分結晶性熱可塑物(A)の融点が高すぎて、たと
えば第2の熱可塑物(B)がこの温度で分解し易くなる
ために、通常は重合体混合物の製造が妨げられる場合に
も、本発明に従えば重合体混合物が得られる。
好ましい重合体混合物は、 A)5ないし50重量%の、準安定な無定形形状で工程
に投入する部分結晶性熱可塑物A1B)成分A+B の
合計重量を基準にし、て50ないし95重量%の他の熱
可塑物B1および C)A+B の合計重量を基準にしてOないし50重量
%の他の添加物 を含有する。
本発明に従って成分A として使用する化合物は好まし
くはポリ硫化アリーレン、最も好ましくはポリ硫化フェ
ニレンである。ポリ硫化アリーレンおよびその、たとえ
ばニハロゲン置換芳香族化合物と硫黄供与体とよりの製
造方法は、当該技術において公知である(たとえばUS
−P 3354129、 E P−OS  17102
1)。
本発明記載の成分Aの熱可塑物は圧倒的大部分が準安定
、無定形状態で存在する。熱可塑物Aまたとえばポリ硫
化フェニレンは、熔融し、続いて、たとえば氷水、氷水
/通常の塩、固体二酸化炭素、または液化ガスたとえば
液体空気、液体窒素もしくは液化貴ガスを用いて、また
は薄いストランドを水浴を通して急速に引き出すことに
より、急速に(たとえば1秒ないし5分以内に)冷却し
て準安定、無定形状態に転化させることができる。
本発明記載の適当な熱可塑性成分B には、たとえば公
知の部分結晶性ポリアミド、特にポリアミド−6および
ポリアミド−6,6が、特定的にはこれらの2種の成分
を基材とする結晶性共重合ポリアミドが含まれる。他の
適当な部分結晶性ポリアミドは完全に、または部分的に
(たとえばアジピン酸またはカプロラクタムに加えて)
テレフタル酸および/またはイソフタル酸および/また
はスペリン酸および/またはセバシン酸および/または
アゼライン酸および/またはアジピン酸および/または
シクロヘキサンジカルボン酸よりなる酸成分と完全に、
または部分的に、特にm−および/または p−キシレ
ンジアミンおよび/またはへキサメチレンジアミンおよ
び/または2,2゜4−および2.4.4−トリメチル
へキサメチレンジアミンおよび/またはインホロンジア
ミンよりなるジアミン成分とを有するものである。完全
に、または部分的に6ないし12個の炭素原子を有する
ラクタムより、任意に上記の出発成分の1種または2種
以上を加えて製造した部分結晶性ポリアミドも使用する
ことができる。
ポリアミド−6、ポリアミド−6,6および少量の(約
10重量%以内の)共重合成分のみを含有する共重合ポ
リアミドが、成分Bに特に好ましい部分結晶性ポリアミ
ドである。
無定形ポリアミドも成分B用のポリアミドとして使用す
ることができる。これらは、たとえばジアミン類、たと
えばエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、デカ
メチレンジアミン、2,2゜4−および/または2,4
.4− トリメチルへキサメチレンジアミン、m−およ
び/または p−キシレンジアミン、ビス−(4−アミ
ノシクロヘキシル)−メタンまたは4.4’−12,4
″−もしくは2.2′−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ンの混合物、2.2−ビス=(4−アミノシクロヘキシ
ル)−プロパン、3.3″−ジメチル−4,4゛−ジア
ミノ−ジシクロヘキシルメタン、3−アミノエチル−3
,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン、2,5−
および/または2,6−ビス−(アミノメチル)−ノル
ポーナンおよび/または1.4−ジアミノメチルシクロ
ヘキサンとジカルボン酸、たとえばシュウ酸、アジピン
酸、アゼライン酸、デカンジカルボン酸、ヘプタデカン
ジカルボン酸、2゜2.4−および/または2.4.4
−1−リメチルアジピン酸、イソフタル酸または少量の
テレフタル酸との縮重合により得られる。
数種の単量体の縮重合により得られる無定形共重合体;
たとえばアミノカルボン酸たとえば εアミノカプロン
酸、ω−アミノウンデカン酸もし〈は ω−アミノラウ
リン酸またはそのラクタムを添加して製造した共重合体
も好適である。
特に好適な無定形ポリアミドは、たとえばイソフタル酸
、ヘキサメチレンジアミンおよび他のジアミン類、たと
えば4,4″−ジアミノジシクロヘキシルメタン、イン
ホロンジアミン、2,2.4−および/または2.4.
4−トリメチルへキサメチレンジアミンならびに2.5
−および/または2.6−ビス−(アミノメチル)−ノ
ルポーンより;またはイソフタル酸、4.4’−ジアミ
ノジシクロヘキシルメタンおよび ε−カプロラクタム
より;またはイソフタル酸、3.3’−ジメチル−4,
4′−ジアミノジシクロヘキシルメタンとラウリン酸ラ
クタムより:またはテレフタル酸と2.2.4−および
/または2.4.4トリメチルへキサメチレンジアミン
の異性体混合物とより製造することができる。
使用する純粋な4,4゛−ジアミノジシクロヘキシルメ
タンに替えて、たとえば、 70ないし99モル%の4.4′−ジアミノ異性体、■
ないし30モル%の2,4′−ジアミノ異性体およ0な
いし2モル%の2.2′−ジアミノ異性体のジアミノジ
シクロヘキシルメタンの位置異性体混合物と任意に、商
業的量のジアミノジフェニルメタンの水素化により得ら
れるより高度に縮合したジアミンとの混合物を使用する
こともできる。
イソフタル酸の30%までをテレフタル酸で置き換える
ことができる。
本発明に従って使用する熱可塑性成分B は、たとえば
芳香族または脂肪族のジカルボン酸またはその反応性誘
導体(たとえばジメチルエステルのようなジアルキルエ
ステルまたは無水物)と脂肪族、環状脂肪族、芳香脂肪
族または芳香族のジオールとの反応生成物のような熱可
塑性ポリエステルが可能である。
成分Bに好ましいポリエステルは公知の方法により、テ
レフタル酸(またはその反応性誘導体)と2ないし10
個の炭素原子を含有するアルカンジオールとから製造す
ることができる(たとえば高分子ハンドブック(Kun
ststoffhandbuch) 。
巻Vll!、 695ページ以下、カルシ・ハンザ−出
版(Cart Hanser Verlag、 Mun
ich) 1973)。
成分B用のポリエステルとして使用する好ましいポリア
ルキレンテレフタレートは、ジカルボン酸成分を基準に
して少なくとも80モル%の、好ましくは少なくとも9
0モル%のテレフタル酸基と、ジオール成分を基準にし
て少なくとも80モル%の、好ましくは少なくとも90
モル%のエチレングリコールおよび/またはブタンジオ
ール−(1,4)基とを含有する。
成分 B 用のポリエステルとして使用する好ましいポ
リアルキレンテレフタレートは、テレフタル酸基に加え
て、20モル%までの、8ないし14個の炭素原子を有
する他の芳香族または環状脂肪族ジカルボン酸および/
または4ないし12個の炭素原子を有する脂肪族ジカル
ボン酸の基、たとえばフタル酸、イソフタル酸、ナフタ
レン−2゜6−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4′−
ジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸また
はシクロヘキサンニ酢酸の残基を含有していてもよい。
本件ポリアルキレンテレフタレートは、エチレングリコ
ール基まI;はブタンジオール=(1,4)基に加えて
、20モル%までの、3ないし21個の炭素原子を有す
る他の脂肪族ジオール類または6ないし21個の炭素原
子を有する環状脂肪族ジオール類、たとえばプロパン−
1,3−ジオール、2−エチルプロパン−1,3−ジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ペンタン−1,5−ジ
オール、ヘキサン−1,6−ジオール、シクロヘキサン
−1,4−ジメタツール、3−メチルペンタン−2,4
−ジオール、2−メチルペンタン−2,4−ジオール、
2.2.4− トリメチルペンタン−1゜3−および−
1,5−ジオール、2−エチルヘキサン−1゜3−ジオ
ール、2,2−ジエチルプロパン−1,3−ジオール、
ヘキサン−2,5−ジオール、1.4−ジー(β−ヒド
ロキシエトキシ)−ベンゼン、2.2−ビス−(4−ヒ
ドロキシシクロヘキシル)−プロパン、2,4−ジヒド
ロキシ1.1.3.3−テトラメチルシクロブタン、2
,2−ビス=(3−β−ヒドロキシエトキシフェニル)
−プロパンならびに2.2−ビス−(4−ヒドロキシプ
ロポキシフェニル)−プロパンの残基を含有していても
よい。これらの化合物は、たとえばD E−OS 24
07674.2407776および2715932より
公知であるか、または、公知の方法と同様にして製造す
ることができる。
成分B 用のポリエステルとして使用するポリアルキレ
ンテレフタレートは、比較的少量の3価の、もしくは4
価のアルコールまたは3価の、もしくは4価のカルボン
酸を組み込むことにより枝分かれしているものであって
もよい(たとえばDE−O31900270、U S 
−P 3692744)。
トリメシン酸、トリメリド酸、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパンおよびペンタエリスリトールが
好ましい枝分かれ剤の例である。この枝分かれ剤は、酸
成分を基準にして0ないし1モル%の量で使用する。
テレフタル酸またはその反応性誘導体(たとえばそのジ
アルキルエステル)とエチレングリコールまたはブタン
−1,4−ジオールとより製造したポリアルキレンテレ
フタレートは成分 B に特に好ましいポリエステルで
ある。
成分B として好適に使用されるポリエチレンテレフタ
レートは一般に、0.4ないし1.5607gの、好ま
しくは0.5ないし1.3607gの、特に0.6ない
し1.2607gの固有粘性を有するものである。
成分B として使用するポリブチレンテレフタレートは
一般に、いずれの場合にもフェノール10−ジクロロベ
ンゼン(1:1重量部)中、25℃で測定して0.7な
いし1.6607gの、好ましくは0.8ないし1.5
 d12/gの、特に0.8ないし1.30 d12/
gの固有粘性を有するものである。
種々のポリエステルの混合物、たとえばポリエチレンテ
レフタレートとポリブチレンテレフタレートとの混合物
も成分B として使用することができる。0.65ない
し0.9607gの固有粘性を有するポリエチレンテレ
フタレートと0.8ないし1.4607gの固有粘性を
有するポリブチレンテレフタレートとを90:10ない
し10 : 90の比(重量を基準にして)で混合した
ものが好ましい。
上記のポリエステル混合物に替えて、対応する共縮合ポ
リエステルを使用することもできる。
通常の加工助剤、離型剤、強化剤、ガラス繊維、グラフ
ァイト、顔料、樹脂、ゴム等を、他の添加剤Cとして使
用することができる。
本発明記載の成形用組成物に任意に成分Cとして使用す
る付加的な成分は、本件成形用組成物の衝撃強度を増加
させるゴム状重合体を含有していてもよい。成分Cの添
加は、成形用組成物が低温で強靭であることを必要とす
る場合に特に有利である。好ましい成形用組成物はA+
B+Cの合計量を基準にして50重量%以内の、たとえ
ば1な・いし35、特にIOないし35重量%の成分C
を含有する。成分Cはゴム状重合体であり、0°C以下
の、特に−20’O以下の凝固点(ガラス転移温度)を
有するゴム状重合体を含有するか、または、これよりな
るものである。これはジエン単量体ゴム、オレフィンゴ
ムもしくはアクリル酸エステルゴムを基材とする単独重
合体、共重合体またはグラフト重合体より選択すること
ができ、架+mされていないものであってもよいが、特
に部分的に架橋されたもの、または高度に架橋されたも
のが好ましい。成分Cは、熱可塑性ポリアミドの性質、
特に耐衝撃性を改良するために通常使用する公知のゴム
状重合体より選択すべきである。
この種の物質の典型的な例にはオレフィンゴム、たとえ
ばジエンゴム、および任意に少量の非共役ジエン単量体
をその中に組み込んで含有するエチレン−プロピレン共
重合体(いわゆる EPCMゴム)、ならびに特にジエ
ン単量体/アクリロニトリル共重合体およびジエン重合
体/ビニルアリール重合体ブロック重合体、たとえばス
チレン/ブタジェンブロック共重合体が含まれる。
本発明記載の混合物の製造は、通常の押出し機、たとえ
ば単軸(二軸)押出し機((double) scre
wextruders)等で行う。
本発明記載の成形用組成物は成形部品、半製品、繊維お
よびフィルムに加工することができる。
実施例 成形用組成物の製造および試験 ポリアミド成分とポリ硫化フェニレンとを連続操作二軸
押出し機中で熔融し、この熔融物に任意にゴム Cを添
加した。シリンダーの温度は、表に示した反応温度が維
持されるように選択した。
熔融ストランドを水中を通過させ、造粒し、乾燥し t
こ 。
この成形用組成物から、通常の射出成形装置で80 X
 10 X 4 mmの試験用棒状体を製造した。
試験した性質は種々の温度における曲げモデュラス(D
 I N 53457)ならびにイゾッド(Izod)
による衝撃強度およびノツチ衝撃強度(I S。
180)であり、また、強靭から脆弱への転移をこの結
果から判定した。
準安定、無定形PPS  とポリアミドとの混合物A 
3.0の相対粘性(1重量%のm−クレゾール溶液につ
いて25°Cで測定した値)を有するポリアミド6(通
常の市販品) B たとえばE P−OS  171021に従って製
造し、準安定、無定形状態に転化させたポリ硫化フェニ
レン: N−メチルカプロラクタム2693.0 gと 1,4
−ジクロロベンゼン608.7 gとを温度計、撹拌器
、冷却可能なカラム、蒸留物分離器、還流凝縮器および
2個の滴下ロートを装備した5リツトルの反応容器にN
2下で導入し、この混合物を還流温度に加熱する。硫化
ナトリウム水和物1147.5 g、水酸化ナトリウム
4.4gおよびカプロラクタム141.1 gの溶液を
、導入した水が同時に1.4−ジクロロベンゼンととも
に共沸的に蒸留除去されるように滴々添加する。この反
応混合物に、同時に、上記以外の1.4−ジクロロベン
ゼン608.7 gを連続的に添加する。化学量論的比
率を維持するために、蒸留除去された1、4−ジクロロ
ベンゼンを水と分離しt;のちに反応混合物に戻す。全
ての成分を添加し、脱水を終えたところで上記のカラム
を還流に調節し、反応混合物をさらに10時間還流温度
に加熱し、生成物を通常の手法で最終的に単離する。
ポリ硫化フェニレンを通常の押出し基中、280ないし
350°Cで融解させ、急速に冷却(水浴)して準安定
、無定形状態に転化させる。この物質の一部を150℃
で(4時間)処理(temper) t、て部分結晶性
状態に転化させ tこ 。
たとえばDE−O53105364に示されたようにし
て、メタクリル酸メチル18重量部と 2重量部のアク
リル酸 t−ブチル2重量部とを、ラテックス形状で存
在するブタジェングラフト幹重合体(graft ba
sis)が0.4μmの平均粒径を有し、ゲル含量が8
6重量%である粗粒ゴム80重量部にグラフトさせて、
乳化重合法により製造したグラフトゴム。
この実験は、準安定、無定形ポリ硫化フェニレンを特に
ゴムの存在下に使用する場合に、強靭性に関して有意に
改良された値が得られることを示す。本発明に従って実
験lおよび2において得られる成形用組成物は、比較例
で得られるものとは対照的に平滑な表面を有する(表1
)。
準安定、無定形PPS  とポリエステルとの混合物 ■、 フェノール10−ジクロロベンゼン混合物(li
量比1:1;25°C,ウベローデ粘度計))中で測定
して1.20 dQ/gの固有粘性を有するポリブチレ
ンテレフタレート PBT。
2.1に記載したようにして測定して0.80 dQ/
gの固有粘性を有するポリエチレンテレフタレートPE
T。
3− 186Pa−sの熔融粘性を有するポリ硫化フェ
ニレン。
成形用組成物の製造および試験 ポリエステル成分とポリ硫化フェニレンとを連続操作二
軸押出し機中で熔融し、この熔融物に任意にゴム Cを
添加した。シリンダーの温度は、表に示した反応温度が
維持されるように選択した。
熔融ストランドを水中に引き出し、造粒し、乾燥した。
ここでもまた、本発明記載の成形用組成物は、比較例の
ものとは対照的に平滑な表面を有する(表2)。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
l。
A)部分結晶性準安定無定形熱可塑物A、B)少なくと
も1種の第2の熱可塑物B、8よび C)任意に他の添加物 よりなる重合体混合物。
2゜ A)0.9ないし99.1重量%の、好ましくは5ない
し50重量%の部分結晶性、準安定、無定形熱可塑物A
1 B)成分A十B の合計重量を基準にして99.9ない
し0.9重量%の、好ましくは95ないし50重量%の
他の熱可塑物B1およびC)0ないし50重量%の他の
添加物 を含有する重合体混合物。
3、使用する部分結晶性、準安定、無定形熱可塑物Aが
好ましくはポリ硫化アリーレン、最も好ましくはポリ硫
化フェニレンであることを特徴とする上記の第1項記載
の重合体混合物。
4.上記。成分Cがゴム状弾性グラフト重合体であるこ
とを特徴とする上記の第1項記載の重合体混合物。
5、上記の第1項記載の重合体混合物の成形品製造用の
使用。
特許出願人 バイエル・アクチェンゲゼルシャフト

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 A)部分結晶性準安定無定形熱可塑物A、 B)少なくとも1種の第2の熱可塑物B、および C)任意に他の添加物 よりなる重合体混合物。 2、上記の成分Cがゴム状弾性グラフト重合体であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の重合体混合
    物。 3、特許請求の範囲第1項記載の重合体混合物の成形品
    製造用の使用。
JP12682689A 1988-05-25 1989-05-22 準安定無定形部分結晶性熱可塑物より製造した混合物 Pending JPH0224362A (ja)

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DE3817624.6 1988-05-25

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JP12682689A Pending JPH0224362A (ja) 1988-05-25 1989-05-22 準安定無定形部分結晶性熱可塑物より製造した混合物

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