JPH02241747A - インクジェット記録方法及び装置 - Google Patents

インクジェット記録方法及び装置

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JPH02241747A
JPH02241747A JP6470989A JP6470989A JPH02241747A JP H02241747 A JPH02241747 A JP H02241747A JP 6470989 A JP6470989 A JP 6470989A JP 6470989 A JP6470989 A JP 6470989A JP H02241747 A JPH02241747 A JP H02241747A
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JP
Japan
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ink
temperature
printing
heating
heated
Prior art date
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Pending
Application number
JP6470989A
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English (en)
Inventor
Kakuji Murakami
格二 村上
Kiyofumi Nagai
希世文 永井
Takeshi Takemoto
武 竹本
Masanori Horiie
正紀 堀家
Koji Izumi
泉 耕二
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特に常温で固体のホットメルI・タイプのイン
クを用いたインクジェット記録方法及びこの方法を実施
するための装置に関する。
〔従来技術〕
通常のインクジェット記録方法は水性インクや油性イン
ク等の液体インクを印字ヘッドから記録用紙上に吐出、
印字するというちのである。しかしこのような液体イン
クを用いる方法では特に、一般に使用されている。]二
質紙、中質紙、電子写真用複写紙、タイプライタ−用紙
、ボンド紙等の普通紙に滲みがなく、高濃度で、且つ色
再現性の良い鮮明画像を得ることは回置である。
一方、米国特許第3,653,392号、同第3,71
5゜219号には常温で固体であって、加熱することに
より溶融液化してインクジェット法により吐出が可能と
なるホットメルトタイプの、インクの処方が開示されて
いる。このような固体インクをインクジェット記録方法
に適用する場合はヘッド内のインクを加熱して完全な溶
融状態とし、これをインクジェット法に従って吐出印字
しているが、こうして得られる画像は、インクが記録紙
中に浸透する前にインクの温度が低下して粘度が高くな
ったり固化するため、十分な定着性がなく、特に摩擦や
引掻きにより容易に脱落するという欠点があった。
この欠点を解決するため特開昭63−205241号に
は印字後の記録用紙を加熱及び/又は加圧して定着させ
る方法(装置)が開示されている。またこNには記録紙
が軟化点以上に加熱されている状態において印字される
例が示されている。しかしこの文献には最良の画像を得
るためのインクの物性および加熱のための条件は何ら示
されていない、印字後の画像を熱したどしても必ずし、
も良い結果は得られない。例えばこの文献に示されてい
るように60〜70℃で軟化して液体となるインクを再
溶融する温度まで加熱した記録紙に印字すると画像に滲
みが発生し易い。
〔発明が解決し、ようとする課題〕
本発明の目的は従来技術における以上のような欠点を除
去し、常温で固体のボッI・メルトタイプのインクを用
いるにも拘わらず、普通紙」―にも滲みがなく、高濃度
で1色再現性が良く、しかもきわめて定着性の優れた鮮
明画像が得られるインクジェット記録方法を毘供するこ
とである。
(′発明の構成・動作〕 本発明のインクジェット記録方法は固体から液体に相転
移する際に常温から完全溶融するまでの温度範囲で−3
つ以上の転移温度を有する常温で固体のインクを加熱し
て完全な溶融状態とし、これを画像信号に従って印字/
\フッドら記録紙−Lに吐出・同化させて印字した後、
印字部を加圧下に又は加圧せずに前記インクの完全溶融
温度よりも低い温度で加熱定着することを特徴とするも
のである。
また本発明のインクジェット記録装置は眞記固体インク
を加熱溶融し、これを画像信号に従って記録紙りに吐出
、固化させて印字する印字ヘツトテと前記印字部登加圧
下に又は加圧せずに加熱する手段と前記印字部の加熱温
度を前記インクの完全溶融温度よりも低い温度にコント
ロールする手段とを有すること撃特徴とするものである
6 本発明のインクジェット記録方法及び装置番こ用いられ
るインクは固体から液体に相転移する際に常温から完全
に溶融するまでの温度範囲で2つ以上の転移温度を為す
る常温で固体のインクである。常温とは5〜30°Cの
範囲であり、この温度から溶融点までに2つ以上の転移
温度を有するか否かは、示差熱分析(DSC)によって
容易番コ判別できる。即ち示差熱分析においで呪われる
吸熱のピークに相当する温度が転移温度である。第1回
に示差熱分析の結果の例を示す。
第1図においてはショルダーを含め4”)の吸熱のピー
クが示されている。このよつに円数の相転移証度を発現
させるには、lB−化合物によりベヒクルを構成する場
合は都かll″!JiC微細な結晶構造を有する常温で
固体であって50〜200℃の範囲で融へを有し、且つ
常温から融点までの範囲でガラス転移点を有する化合物
を選択することにより実現できる。このような特性を示
す化合物の例としては分子数50()〜・ioo、oo
o程度の比較的低分子−量のポリアクリル酸エステル類
、ポリエチ1ノンオキ法イド、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリエチレン等が挙げられる。また複数の化合
物でインクのベヒクルを構成する場合は前記甲−ベヒク
ルの場合と同様、ガラス転移を示す化合物を用いる、二
とも可能であるが、通常は融点が異なる2種以上の化合
物を混合することにより実現できる。
二の場合に用いられる化り物の例としでは前記の化合物
の他に、カルナバワックス、米ぬかろう、キャンデリラ
ワックス、鯨ろう。
密ろう1本ろう、自ろう、ホホバろう等の天然ワックス
、テ1−ラコサノール、ヘキサコザノール等の高級アル
コール類およびそれらのエステル類、ステアリン酸、ベ
ヘン酸等の高級脂肪酸およびそれらのエステル類、高級
アルキルケトン類、高級脂肪酸アミド類等が挙げられる
本発明方法及び装置では以1〕のような2つ以上の転移
温度を有するインクを用いることが本発明目的を達成す
るための必要条件であるが、本発明者らの検討によれば
これらの転移温度の中で最低の温度(室瓜に最も近い温
度)と最高の温度(完全に溶融する温度に対応する)と
の差が10℃以上、好ましくは20℃以上の時に最良の
結果が得られることが判・った。温度差がこれよりも小
さいときには定着性を上げるために加熱するど画像が滲
み易い。
−j41−息子、の説明により明らかではあるが、イン
クをDSCで分析した時に見掛ト明確な2つ以上のピー
クを有しないとしても吸熱の範囲が20°C以上にわた
っている時には実質的に2つ以上の転移温度を有するも
のと見なされる。
本発明のインクにはその他、着色剤が含まれるが、着色
剤どしてはh記のようなベヒクルに溶解する。例えばカ
ラーインデックスにおいて面性又は分数染料として分類
される染料やベヒクルに微粒子として分散される染料で
あればよく、特に制限されるものではない。
本発明方法及び装置で用いられる印字ヘッドは従来のイ
ンクジェット記録方法及び装置と同様、固体インクを加
熱して溶融状態とし、これを画像信号に従ってノズルか
ら吐出させる方式のものでよいが1通常の荷電制御型印
字ヘッドのよ・)にノズルから吐出されたインクをガタ
ーで回収し再使用するような方式は回収経路のすべて詮
インクの溶融点息子じ加熱しなければならず好ましくな
い、また熱によりインクを気化し泡を発生させて吐出モ
しぬるような方式のオンデイマント型印字、・\ラドも
インクを気化するための温度が著1.<高くなるか、或
いはインクが気化することなくインクの成分が熱分解し
易いので好ましくない。好ましい印字ヘッドはPZT等
の電歪素子を用いて液室の体積を変化させてインクを吐
出せしめる方式のもの、電界によりインクを吸引してイ
ンク髪吐出せしめる方式のもの、又はバルブの開閉によ
りインクの吐出を制御する方式のものである。
次に以上のようにして形成されろ印字部(印字画像)の
定着方法及び装置について説明する。この定着方法は印
字部を加圧ドに又は加圧せずにインクの完全溶融温度よ
りも個い温度に加熱して行なわれる。二へで完全溶融温
度とはインク全体が溶融液化して流動性になる温度であ
る。好ましくは完全溶融温度より5°以上低い温度で加
熱することである。
ごれよりも高い温度に加熱すると前述のように画像が滲
み易い。加熱方法(又は装置)としては熱風による方法
;赤外線ランプ等の放射熱による方法;熱ローラ−、熱
板等による方法等のいずれでもよい。またこれらの加熱
装置には前記所望温度にコントロールする手段(例えば
サーモスタット)を付設する。
次に本発明方法を実施するためのインクジェット記録装
置の一例を第2図及び第3図に示す。第2図は印字部を
加圧せずに加熱する方式のものであり、また第3図は同
じく加圧下に加熱する方式のものである。図中1は記録
用紙、2は紙押えローラー、3,4はガイド板、5は記
録用紙送り用有孔ベルト。6はベルト駆動用ローラー、
7はベルト支持用ローラー、8はガイド@、9,10は
印字ヘッド20の走査用軸、11は温度コントロール器
(図示せず)を備えたヒーター、12は加熱板、13a
、13b、14a、14bは送りローラー、15は保熱
用蓋部材、16は紙供給用ケース、17は紙供給用ケー
ス、18は記録紙、111は、インクジェット記録装置
、21はガイド板、22は温度コン1−ロール器(図示
せず)を備え、内部に赤外線ランプ(図示せず)4有す
るゴムローラー、23は押え用金属ローラー(表向をN
i−メツキしたもの)である。二\で印字部1加圧下に
加熱する手段は第2図の22及び23を組合せた部材に
相当し、印字部を加圧せずに加熱する手段は第1図の1
1及び12を組合せた部材に相当し。
また印字部の加熱温度を所望温度にコンI−ロールする
手段は図示していないが、温度コントロール器に相当す
る。
以下に本発明を実施例によ−〕で説明する。
なお部は全て重量部である。
実施例1 由ろう              45%カンデリラ
ワックス       25%パラフィンワックス  
     20%エチレン〜酢酸ビニル共重合体  7
%C,1,ソルベント・ブラック33% よりなる処方の混合物を110℃に加熱し攪拌溶解した
後、孔径0゜5μ〜のテフロン・フィルターを用いて熱
濾過し、インクを調製した。
このインクのDSC特性は第14図に示す通りであった
。またこのインク全体が溶融する温度は73〜75℃で
あった。
このインクを第2図1、こ示すようなインクジェット記
録装置の印字ヘッド20に入れ、印字を行なった。即ち
ヘッド20内に入れられたインクは100℃に加熱溶融
され、圧電素子・により画像信号に従って記録用紙lに
に吐出されることにより印字が行なわれる。なお記録紙
1はローラー2により送られ、ガイド板3゜4を通過し
た後、負圧に吸引されている有孔ベルト5により搬送さ
れる。印字ヘッド20は軸9,10上をシャトル走査さ
れる。
印字周波数は4Ki(z′c印字密度は8ドッ1−/属
、液滴径は100μm、液滴速度は約4m1sec。
ノズル・印字面距離は約1−国である。
印字された記録紙はガイド板8、送りローラー13a、
13bを経て加熱部へ搬送される。加熱部は加熱板12
、ヒーターおよび温度コントロール装[11、および保
熱用蓋部材15よりなる。加熱板面が64〜68℃にな
るように温度コントロールを行なって印字画像の定着を
行なったところ、定着画像は滲みも沌られず、また爪の
先でこすっても脱落することはなかった。
比較例1 加熱板12紮全く加熱せずに実施例1と同様に印字及び
定着したところ9画像に滲みはなかったが、記録紙上の
インクは爪先でこすることにより容易に脱落した。
比較例2 加熱板12の表面温度が77−81’Cになるように設
定して、実施例1と同様に印字及び定着したところ、定
着画像は爪先でこすっても脱落することはなかったが1
画像に太りやフェザリングが見られた。
比較例3 C61,ソルベント・ブラック32% よりなる処りの混合物を実施例jと同様に処理してイン
クを151mした。このインクを用いて実施例1と同様
に印字を行なった。ただしヘッド内のインクの温度は1
50℃に保った。
このインクをDSCで分析したところ1つのピークしか
現れなかった。
加熱板を50−110’cの範囲で温度を変えて定着し
たが、温度が低い場合は良、い定着性が得られず、温度
が高い場合には画像滲みが発生し、両者を満足する温度
範囲は得られなかった・ 実施例2 ステアリン酸          25%カルナウバワ
ックス       35%パラフィンワックス   
    18%ステアリン           20
%C,1,ソルベント・ブルー672% よりなる処方の混合物を実施例1と同様に処理してイン
クを調装した。DSCで分析1.たところ55”−78
℃の広い範囲で吸熱のピークが観。
察され、完全溶融は83・−・85°(−で達成される
このインクを第3図の装置の印字ヘッドに入れ印字を行
なった。この装置は前述のように第2図の装置の加熱部
に変えて内部に赤外線ランプを有するゴムローラー22
しごより記録紙を加熱し、ニラろ゛ルメッキされた金属
ローラー23どの間に圧力(約150gf/am)を印
加するようにしたものである。ヘッド内インクの温度は
120℃となるように温度設定をし、ゴムローラー表面
温度が73−77℃となるように設定して印字及び定着
したところ画像滲みがなく定着性も良好な画像が得ら才
また2、比較例4 ゴムロー・ターの表面温度を変えて印字及び定着したと
ころ、比較例1及び2と同様に温度が低い時には十分な
定着性が得られず、完全溶融点以上に加熱すると画像の
滲みが生じた。
〔発明の効果〕
本発明の、インクジェット記録方法及び装置は以上のよ
うな特性を有するインクを特定の定着条件で用いるので
、普通紙」−にも滲みがなく、高a度で色再現性が良く
、しかも定着性の優れた鮮明画像を形成できるという大
きな利点がある。
なお本発明方法で画像の滲みを防止できる理由は次の通
りである。本発明では記録紙−1−のインクが完全に溶
解せず、部分的に流動性になったり、単に塑性変形し易
い状態になっただけなので、加熱されたインクは紙面に
対し、てほぼ垂直方向に浸透したり、圧力により垂直方
向に圧入される。これに対し完全に溶解し5た場合には
紙表面のぬれが比較的短時間に進行してしまい画像の滲
みを防ぐ、:とが困難となる。
また圧力を印加する時、本発明のように部分的にしか溶
解し°Cいない状態にしてh′F力を印加すれば。画像
に接するローラーの表面が必ずしもシリコン樹脂や弗素
樹脂等の低表面エネルギー化合物でなくとも、画像の転
写が生じないのでより安価に得られる材料を用いること
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で用いたインクの示差熱分析(DSC
)特性図、第2図及び第3図は本発明インクジェット記
録装置の一例の概略図である。 20・・・印字ヘッド 月、】2・・・印字部を加圧上ずに加熱する手段の例2
2.23・・・印字部を加圧下に加熱する手段の例特許
出願人 株式会社 リ コ −

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、固体から液体に相転移する際に常温から完全溶融す
    るまでの温度範囲で2つ以上の転移温度を有する常温で
    固体のインクを印字ヘッド中で加熱して完全な溶融状態
    とし、これを画像信号に従って前記ヘッドから記録用紙
    上に吐出、固化させて印字した後、印字部を加圧下に又
    は加圧せずに前記インクの完全溶融温度よりも低い温度
    で加熱定着することを特徴とするインクジェット記録方
    法。 2、固体から液体に相転移する際に常温から完全溶融す
    るまでの温度範囲で2つ以上の転移温度を有する常温で
    固体のインクを加熱して完全な溶融状態とし、これを画
    像信号に従って記録用紙上に吐出、固化させて印字する
    印字ヘッドと前記印字部を加圧下に又は加圧せずに加熱
    する手段と前記印字部の加熱温度を前記インクの完全溶
    融温度よりも低い温度にコントロールする手段とを有す
    るインクジェット記録装置。
JP6470989A 1989-03-16 1989-03-16 インクジェット記録方法及び装置 Pending JPH02241747A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0668054U (ja) * 1992-02-24 1994-09-22 ブラザー工業株式会社 熱定着装置
US6120199A (en) * 1997-02-19 2000-09-19 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet printing apparatus with heating unit and insulating member

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02167373A (ja) * 1987-11-02 1990-06-27 Seiko Epson Corp インク組成物及びインクジェット記録装置並びにインクジェット記録方法

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