JPH0224149B2 - - Google Patents

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JPH0224149B2
JPH0224149B2 JP60256080A JP25608085A JPH0224149B2 JP H0224149 B2 JPH0224149 B2 JP H0224149B2 JP 60256080 A JP60256080 A JP 60256080A JP 25608085 A JP25608085 A JP 25608085A JP H0224149 B2 JPH0224149 B2 JP H0224149B2
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JP
Japan
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protector
hub
hollow needle
thin
needle
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JP60256080A
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Tetsuo Nishimura
Nobukazu Tanokura
Masahiro Urushibata
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Terumo Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 (技術分野) 本発明は、医療用針装置およびこれを備えた医
療用器具に関するものである。
(従来技術およびその問題点) 医療用針のハブおよびプロテクターを一体成形
してタンパープルーフ性、衛生性などを保証した
医療用針装置が知られている(米国特許第
3523530号参照)。このような医療用針では、ハブ
とプロテクタとを一体成形する時に両者の間に薄
肉の脆弱部を同時に形成し、使用時には、この薄
肉脆弱部を捩り切ることによりカヌラを露出させ
るよう構成されている。ところで、このようにハ
ブ部およびプロテクタを一体成形することは非常
に合理的に見えるが、以下に述べるような多くの
問題が指摘されている。全体的に薄く長いハブお
よびプロテクタ複合体を成形することが高度な技
術を要する上に、小さな薄肉脆弱部を同時に形成
することは更にむずかしく、必然的に、薄肉部と
すべき部分が比較的厚肉化しなければならない傾
向があり、そのため、捩り切りに要する力が大き
くなるばかりか、製品によるばらつきが大きくな
る傾向がある。また、製造用金型が精密でなけれ
ばならず、コスト高となる結果となつている。さ
らにまた、一体成形の都合上ハブおよびプロテク
タの構成材料は同じものであり、中空針が植設さ
れているハブ部分は丈夫であるが、これに連続し
ているプロテクタ部分は中空で比較的薄肉であつ
て変形し易い。これを防止するには、、プロテク
タ部分を比較的厚肉化しなければならないという
一体成形に伴う問題がある。一般に、医療用針は
塩化ビニル系樹脂製のチユーブに接続されるもの
であるから、ハブおよびプロテクタの材料も必然
的に限定され、上述したような問題点に帰結する
のである。
また他の例として、プロテクタとハブとの嵌着
部周辺の外表面をプラスチツク製の被膜で被覆す
るものが知られている(実公昭55−49075号参
照)。しかしながら、この場合も被膜に剥がれや
破れが生じるおそれがあり、液密性が保たれない
おそれがある。
これら問題点を解決するために、本出願人は、
末端が尖端となつた中空針と、この中空針の基端
側を支持するとともに他端にチユーブを前記中空
針と連通するよう接続することができるハブと、
先端が閉塞され基端が開放した中空体であつて前
記ハブから露出する中空針部分を密封するプロテ
クタとからなり、該ハブは該ハブと該プロテクタ
の捩り切り用の薄肉部を備え、さらに該ハブは該
薄肉部よりも該中空針の尖端側において該プロテ
クタとブロツクングにより結合されてなることを
特徴とする医療用針、並びにこの医療用針を備え
や医療用器具を特願昭59−97695号として出願し
た。
ところで、上記医療用針を使用すなわち、カプ
ラーに形成された薄肉部をねじり切つた後、プロ
テクタを中空針に再嵌合した場合、プロテクタが
抜け落ちてしまうと、廃棄するまでの間鋭利な中
空針が露出したままとなるので非常に危険であ
る。
発明の目的 したがつて、この発明の目的は、上記特許出願
に係る医療用針の利点を保持して、上記危険性を
排除した医療用針装置およびそれを備えた医療用
器具を提供することにある。
この発明の第1の態様によれば、末端が尖端と
なつた中空針と、この中空針の基端側を支持する
とともに尖端とは反対側端部にチユーブを該中空
針と連通するように接続することができるハブ部
と、該ハブ部から該中空針との間に非固着面を形
成して尖端方向に延びるとともに該中空針を被包
する先端閉塞の中空体とからなり、該中空体は該
先端側をプロテクタ部とし、該プロテクタ部と該
ハブ部との間にプロテクタのねじり力によつてね
じり切り可能な脆弱な薄肉部を備え、かつ該プロ
テクタ部から該薄肉部の外側に該薄肉部を越えて
延び該ハブ部の外面と係止する少なくとも1つの
係止手段を有することを特徴とする医療用針装置
が提供される。
この発明の第2の態様によれば、液体を収容す
る容器を有し、末端が尖端となつた中空針と、こ
の中空針の基端側を支持するとともに尖端とは反
対側端部にチユーブを該中空針と連通するように
接続することができるハブ部と、該ハブ部から該
中空針との間に非固着面を形成して尖端方向に延
びるとともに該中空針を被包する先端閉塞の中空
体とからなり、該中空体は該先端側をプロテクタ
部とし、該プロテクタ部と該ハブ部との間にプロ
テクタのねじり力によつてねじり切り可能な脆弱
な薄肉部を備え、かつ該プロテクタ部から該薄肉
部の外側に該薄肉部を越えて延び該ハブ部の外面
と係止する少なくとも1つの係止手段を有する医
療用針装置と、一端が該中空針と連通するように
該ハブ部の基端に接続し、かつ他端が該容器と連
通接続したチユーブを有することを特徴とする医
療用器具が提供される。
なお、係止手段とは、分離されたプロテクタを
中空針に再嵌合させたとき、少なくともプロテク
タが中空針から容易に抜け落ちない程度の保持力
を生じるものである。
発明の具体的説明および作用 以下、本発明を図面に示す好適実施例につき詳
細に説明する。
第1図には本発明の医療用針装置1を部分断面
で示す。末端が尖端2となつた中空針3は、その
基端において接着剤4(例えば、エポキシ樹脂)
によりハブ5に固着され、ハブ5の基端には接続
用チユーブ(図示せず)を接続することができる
環状凹部6が形成され、チユーブと中空針3とを
連通するよう構成されている。ハブ5から露出す
る中空針部分はプロテクタ7により被包される。
従来、この被包を一体形成によるハブおよびプロ
テクタ複合体によりあるいはハブおよびプロテク
タ間の被膜により行つていたが、種々の問題があ
つたのは前述の通りであり、本発明においては、
ハブおよびプロテクタ間にカプラー8を介在させ
て両者をオートクレーブ滅菌時のような加熱処理
によるブロツキングによつてかしめ、これにより
ハブおよびプロテクタとカプラーとの間を液密状
に結合する。
この明細書において、「ブロツキング」とは溶
剤や接着剤等の手段を用いることなく2つの部材
がオートクレーブ滅菌時の熱により両部材の界面
が溶融することなく互いに接着する現象を意味す
る。なお、ブロツキングを生じさせる温度は両部
材の融点よりも低い。
第1図に示すように、カプラー8はその中央部
に周方向の薄肉部9を有する管状の部材であり、
必ずしも薄肉部9を中心として対称とする必要は
ないが、カプラー8およびこれと結合されるハブ
5およびプロテクタ7の製作上またはその組立上
対称とするのが好ましい。薄肉部9の両側に延在
する管状の脚部10は、その一方の部分において
ハブ5の先端部に形成された凹部11に、その他
方の部分においてはプロテクタ7の基端部に形成
された凹部12に嵌合される。これらの凹部11
および12とカプラー7の脚部11との大きさの
関係は、組立時に脚部10が凹部11および12
に挿入され易く、かつオートクレーブ滅菌時のよ
うな加熱処理時にカプラー8すなわち脚部10を
構成する材料の収縮によりそれぞれハブ5および
プロテクタ7の突出部13および14をブロツキ
ングにより接着し、液密性を保証しうるものとす
る必要がある。また、カプラー8とハブ5および
プロテクタ7との間の上記ブロツキング接着のみ
では液密性、タンパープルーフ性を得るには不十
分である場合には、カプラー8とハブ5およびプ
ロテクタ7との間に接着剤を付与することもでき
る。接着剤としては、無溶剤接着剤を使用するの
が好ましく、特にUV硬化型接着剤を用いるのが
良い。
カプラー8とハブ5およびプロテクタ7とは前
述の如くブロツキング接着を主作用として結合す
るのであるから、両者の構成材料は以下に示す如
く互いにブロツキング接着するものであれば任意
に組み合わせることができるが、互いに熱収縮率
の異なる材料を使用して熱収縮率の差を利用した
締め付けによりブロツキング接着をより堅固なも
のにすることが好ましい。ハブ5およびプロテク
タ7は熱収縮性を要求されず、ポリカーボネー
ト、塩化ビニル系樹脂、MBS樹脂などの材料で
構成すればよく、オートクレーブ滅菌時の変形防
止、耐熱性向上の点から、特にポリカーボネート
で構成するのが好ましい。これに対し、カプラー
8はハブ5およびプロテクタ7の凹部12および
13に嵌着され、これらを熱収縮により液密性、
タンパープルーフ性を保証するようブロツキング
接着することが要求され、その構成材料として塩
化ビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタ
ン、MBS樹脂、各種エラストマー樹脂等が好適
で、捩り切り易さの点で、特に半硬質ポリ塩化ビ
ニルが好ましい。
さらに、接続用チユーブ(図示せず)は塩化ビ
ニル樹脂で構成される。したがつて、ポリカーボ
ネート等で構成されるハブ5との間の接着は、チ
ユーブをハブ5の凹部6内に嵌合し、その内側の
突出部15との間でのオートクレーブ熱を利用し
たブロツキングにより行われる。
カプラー8はハブ5およびプロテクタ7とは異
なつた材料で別個の部材として構成されるから、
その上に形成される薄肉部9は十分に小さな力で
簡単に捩り切りしうる薄さに精密に作成される。
なお、カプラー8は捩り切り用の薄肉部9を有す
ること、およびハブ5およびプロテクタ7とブロ
ツキングすることの機能を果す限り、その形状等
またはハブ5およびプロテクタ7との間の結合状
態などは自由である。
また、カプラーはハブ部と一体成形されていて
も良い。したがつて、ハブはチユーブ接続部と連
結部とで構成することもできる。さらに、構成材
料上以下の点に留意するのが好ましい。
ポリ塩化ビニルとポリカーボネートとはポリ塩
化ビニル同志よりもブロツキング接着性が強く、
強い接着力が得られる。
ポリ塩化ビニルは熱により収縮し易くポリカー
ボネートはほとんど収縮しない。ポリ塩化ビニル
がポリカーボネートの外側に存在するよう構成す
ることによりポリ塩化ビニルがポリカーボネート
を締め付ける形でより強固なブロツキング接着が
得られる。
プロテクタは中のカヌラ表面を確認する為に透
明性を有する必要があり、この点ポリ塩化ビニル
よりもポリカーボネートの方が好ましい。
また、プロテクタは一般に肉厚が薄い為、熱に
より変形しにくいポリカーボネートの方が好まし
い。ポリ塩化ビニルでは変形してカヌラを傷つけ
るおそれがある。
チユーブ接続部はポリ塩化ビニルでもよいがポ
リ塩化ビニルよりもポリカーボネートの方が熱変
形しにくく、カヌラとの接着強度が低下すること
がなく好ましい。
チユーブ接続部とカヌラとの接着剤が硬化後に
接続部が変形すると接着剤とカヌラとの間で空隙
が生ずる恐れがある。
上述した医療用針装置1は種々の採血用容器に
接続して使用される。その代表例として、血液バ
ツグに接続した例を第2図に誇張して示す。第2
図において、16は血液バツグ、17は接続用の
チユーブである。接続用チユーブ17と血液バツ
グ16のシートとの間は、高周波融着することが
好ましい。
なお、本発明において塩化ビニル系樹脂とは、
塩化ビニルのホモポリマーの他に、塩化ビニリデ
ン、酢酸ビニル、ビニルアルコール等と塩化ビニ
ルとのコポリマー等を含むものと定義する。この
コポリマーの場合には、塩化ビニルと結合するモ
ノマーの量は15モル%以下、好ましくは3〜7モ
ル%である。
本発明の医療用針装置およびこれを具える医療
用器具は次のようにして製造され、使用される。
第3図の医療用針組立フローチヤートに示され
るように、プロテクタ7およびカプラー8はaで
示すように位置決めした後bで示すように両者は
嵌合される。同様に、中空針3およびハブ5はc
で示すように位置決めした後dで示すように接着
剤4で接着される。eに示すように、必要に応じ
てカプラー7とハブ5およびまたはプロテクタ7
との間に充填剤(UV硬化型接着剤)を充填し、
fで示すようにカプラー8を結合媒体としてハブ
5およびプロテクタ7を結合する。カプラー8に
はgで示すようにタンパープルーフ性を確認する
ためのマーク18を付す。このようにして組み立
てられた医療用針は単独であるいは第2に示すよ
うに医療用器具として製品化された後、オートク
レーブ滅菌される。このオートクレーブ滅菌時の
加熱時に、カプラー8の構成材料がハブ5および
プロテクタ7の構成材料よりも熱収縮性が大きい
ために、その収縮差によりカプラー8がハブ5お
よびプロテクタ7をかしめ、両者間を液密性を長
期に亘つて保証するようブロツキング接着する。
UV硬化型接着剤を使用した場合には所要工程で
UVが照射される。
本発明の医療用針およびこれを有する医療用器
具は、第2図に示すように採血用容器に接続して
使用される。使用時には、ハブ5およびプロテク
タ7のそれぞれに形成されているリブ19および
20にそれぞれの手指をかけ、たがいに反対方向
に捩り力を加えると、カプラー8上に形成されて
いる環状が好ましい薄肉部9が捩り切られて、カ
プラー8の一部およびプロテクタ7はハブ5およ
びカプラー8の残部から切り離され、この切離部
分の除去により中空針3が露出する。この状態を
第4図に示す。この中空針3の尖端2を患者に穿
刺して常法に従い採血する。採血された血液は、
中空針3からチユーブ17を経て採血用容器16
に採取される。
このように加えられる捩り力は、予め形成され
ている薄肉部9が充分に薄く、また製品全体に均
質であるため、一定の小さなもので良い。ハブ5
およびプロテクタ7は耐熱変形性材料で構成され
ており、カプラー8は熱収縮性が比較的大きな材
料で構成されているから、オートクレーブ滅菌時
にハブ5およびプロテクタが変形して中空針3を
損傷することもなく、またカプラー8はより大き
な熱収縮性によりハブ5およびプロテクタ7をか
しめ、確実な液密性を長期に亘り保証するブロツ
キング接着を行う。
ところで、上記医療用針装置1を使用すなわ
ち、カプラーに形成された薄肉部をねじり切つた
後、、プロテクタ7を中空針3に再嵌合した場合、
プロテクタ7が抜け落ちてしまうと、廃棄するま
での間鋭利な中空針が露出したままとなるので非
常に危険である。この危険性を防止するために、
この発明では、プロテクタ7基端部からその軸方
向に延在しかつ端部がハブの外面と係合する少な
くとも1つの保持体をプロテクタの基端に形成し
ている。ハブから分離されたプロテクタ7は、廃
棄するまでの間、また廃棄するに際し、プロテク
タを中空針に再嵌合させ、さらにこれを保持体の
端部においてハブ外面と係合させることによりハ
ブ5に安定に保持される。
再び第1図を参照すると、図示の医療用針装置
は、プロテクタ7がその基端部において、プロテ
クタの軸方向にハブ5の外面にまで延在する少な
くとも1つの保持体(係止手段)51を一体的に
有している。通常、カプラー8の薄肉部9は非常
に薄く、オートクレーブ滅菌時の熱により変形し
やすく、滅菌後にプロテクターが最大約5度傾く
こともある。すなわち、中空針外面とプロテクタ
内面とのクリアランスの分だけ傾いてしまうこと
がある。このように変形してしまうと、中空針3
の外面とプロテクタ7の内面とが接触して、ねじ
り切り後にプロテクタ7を外したり、再嵌合する
ことが非常に困難となる場合がある。保持体51
の存在は、この困難性を回避する。
ところで、この保持体51は、複数個が周方向
に均等に配置されていることが好ましい。それに
よつて、オートクレーブ滅菌時の熱によるカプラ
ー8の薄肉部9の変形をさらに防止できるととも
に滅菌後のプロテクタ7と中空針3との間の摺動
がさらにスムースにおこなわれる。このような複
数の保持体51は、プロテクタ7端部に一体的に
形成された開裂スリーブによつて構成できる。
発明の効果 本発明による医療用針およびこれを具える医療
用器具は、従来のものに比して以下に述べるよう
な多くの利点を有する。
(1) ハブおよびプロテクタが一体成形されず、こ
れらが別個の部材であるカプラーを介在して結
合され、しかもハブおよびプロテクタの構成材
料は熱変形性の少ないもので、カプラーは熱収
縮性の大きな材料で構成されるから、オートク
レーブ滅菌時に、ハブおよびプロテクタはその
熱変形により中空針を損傷することがなく、カ
プラーはハブおよびプロテクタに嵌合された上
で熱収縮してこれらの間で堅固かつ液密性のブ
ロツキング接着が行われ、タンパープルーフ性
を保証する。
(2) カプラーはハブおよびプロテクタとは別個の
部材として成形されるから、それに形成される
捩り切り用の薄肉部は充分に薄くかつ均質にな
り、従つて捩り切りに要する力は充分に小さな
一定のものとすることができる。
(3) 上記の如きカプラーとハブおよびプロテクタ
との間の結合を行わせるのに、UV硬化型接着
剤のような無溶剤型接着剤を付加的に用いれ
ば、カプラーとハブおよびプロテクタ間はより
堅固に結合され、また溶剤を用いないので過剰
の溶剤が医療器具内に混入する必配がなく、溶
剤を用いないため材料の劣化やクラツクの発生
はなく、接合の作業還境が悪化することはな
い。
(4) ハブおよびプロテクタが一体成形される時ほ
ど製造用金型等に精密性を要せず、薄肉脆弱部
という特徴部分の製造が問題とならなくなる。
そして、薄肉脆弱部はハブ部およびプロテクタ
が一体成形される場合に比し充分に薄くするこ
とができ、すなわち、流通時における損傷が発
生せず、使用時における捩り切り容易性が全製
品に亘つて均質に得られる。
(5) プロテクタが、その基端部においてプロテク
タの軸方向にハブの外面まで延在する保持体を
一体的に有するので、ハブからプロテクタを分
離した後これをハブ外面と係合させることによ
り再度安定に嵌合させることができ、安全であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の医療用針装置の部分断面
図、第2図はこの発明の医療用針装置を備えた医
療用器具の平面図、第3図はこの発明の医療用針
装置の組立てフローチヤート図、第4図はこの発
明の医療用針装置をねじり切りにより分離した状
態を示す側面図。 3……中空針、5……ハブ、7……プロテク
タ、8……カプラー、9……薄肉部、51……保
持体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 末端が尖端となつた中空針と、 この中空針の基端側を支持するとともに、尖端
    とは反対側端部にチユーブを該中空針と連通する
    ように接続することができるハブ部と、 該ハブ部から該中空針との間に非固着面を形成
    して尖端方向に延びるとともに該中空針を被包す
    る先端閉塞の中空体からなるプロテクタ部と、 該プロテクタ部と該ハブ部とを連結し、該プロ
    テクタ部に対するねじり力によつてねじり切り可
    能な脆弱な薄肉部を備えた管状体と、 該プロテクタ部から該薄肉部の外側に該薄肉部
    を越えて延びて該ハブ部の外面と係止する少なく
    とも1つの係止手段 とを有することを特徴とする医療用針装置。 2 係止手段は、プロテクタ部の基端において複
    数個が周方向に均等に配置されている特許請求の
    範囲第1項記載の医療用針装置。 3 液体を収容する容器を有し、 末端が尖端となつた中空針と、この中空針の基
    端側を支持するとともに、尖端とは反対側端部に
    チユーブを該中空針と連通するように接続するこ
    とができるハブ部と、該ハブ部から該中空針との
    間に非固着面を形成して尖端方向に延びるととも
    に該中空針を被包する先端閉塞の中空体からなる
    プロテクタ部と、該プロテクタ部と該ハブ部とを
    連結し、該プロテクタ部に対するねじり力によつ
    てねじり切り可能な脆弱な薄肉部を備えた管状体
    と、該プロテクタ部から該薄肉部の外側に該薄肉
    部を越えて延びて該ハブ部の外面と係止する少な
    くとも1つの係止手段とを有する医療用針装置を
    備え、かつ 一端が該中空針と連通するように該ハブ部の基
    端に接続し、かつ他端が該容器と連通接続したチ
    ユーブを有する ことを特徴とする医療用器具。 4 係止手段は、プロテクタ部の基端において複
    数個が周方向に均等に配置されている特許請求の
    範囲第3項記載の医療用針装置。
JP60256080A 1985-05-15 1985-11-15 医療用針装置およびそれを備えた医療用器具 Granted JPS61263454A (ja)

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JPS61263454A JPS61263454A (ja) 1986-11-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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