JPH02241380A - 静電形アクチユエータの制御装置 - Google Patents

静電形アクチユエータの制御装置

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JPH02241380A
JPH02241380A JP5775089A JP5775089A JPH02241380A JP H02241380 A JPH02241380 A JP H02241380A JP 5775089 A JP5775089 A JP 5775089A JP 5775089 A JP5775089 A JP 5775089A JP H02241380 A JPH02241380 A JP H02241380A
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JP
Japan
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square root
voltage
electrostatic actuator
root calculator
displacement
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JP5775089A
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Goro Sato
五郎 佐藤
Koji Ichikawa
市川 厚司
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光デイスク装置における微小位置決め用小型静
電アクチュエータを精度良く容易に位置決めするのに好
適な制御方式に関する。
〔従来の技術〕
従来の非線形特性を持つアクチュエータの代表的なもの
に油圧サーボ弁がある。電気信号を油圧信号に変換する
サーボ弁は、一般にトルクモータ。
油圧前段増幅部、スプール弁から構成されている。
このスプール弁のスプールとスリーブの間には多かれ少
なかれ非線形の固定摩擦が働き、サーボ弁の不感帯やヒ
ステリシスの原因の一つになっている。そこで入力信号
にデイザと呼ばれる微小変動する余分の信号を加えて、
不感帯やヒステリシスを除去している。
なお、このデイザについては、「サーボ機構とその要素
」 (株式会社オーム社発行)の第360頁から第36
9頁において論じられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、不感帯やヒステリシスなど、部分的に
非線形なものを除去するものであって、静電アクチュエ
ータのように、静電力が印加、電圧の2乗に比例するよ
うな線形の部分が全く無い場合については効果がない。
また、静電アクチュエータを非線形のままで制御した場
合は、目標位置に到達するまでの過程において、出力値
が入力値の2乗に比例するので立上りは線形の場合に比
べて早いが、その反面目標位置間近になってもなかなか
収束しないという問題がある。
本発明は静電アクチュエータの容易な制御方式を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の制御方式は、静電
力を用いた微小位置決め用小型アクチュエータにおいて
、出力変位量をフィードバックさせる制御方式とし、目
標位置までの変位量から出力変位量を差引いた後、すな
わち閉ループの中に平方根演算器を用いて、アクチュエ
ータに印加する補正電圧と出力変位量の関係を線形にし
、目標位置に早く位置決めできるようにしたものである
さらに、ダイオードの特性を利用して平方根演算器を作
成した場合に発生するオフセット電圧を検出し、検出電
圧によって前記平方根演算器の出力に補正を加えたもの
である。
〔作用〕
第8図に電極間に働く静電力の原理図を示す。
2枚のet極板15a、15bを微小間隔dだけ隔てて
対向させ、水平方向に少しずらして配置する。
電極の幅をW、長さを0、電極間の誘電率をε、電極間
への印加電圧をEとすると、下部電極20bに働く垂直
方向の力F2及び水平方向の力Fうは、次式の様に表わ
される。
   d (1)、 (2)式のように、F2及びト°8は印加電
圧2乗に比例する。そのため、上記原理を用いて位置決
めしようとすると静電力と電圧との関係が非線形となり
制御しにくくなる。そこで制御方式にフィードバック制
御を用い閉ループの中に平方根演算器を用いて制御しよ
うとするものである。
第5図に平方根演算器の回路図を示す。対数回路10.
l/2倍回路11.指数回路12の3つから構成されて
いる。対数回路1o及び指数回路12はPN接合ダイオ
ードの電圧−電流特性を利用しており、その関係を次式
に、グラフを第7図にそれぞれ示す。
同様に、ダイオードを増幅器12aのマイナス入力に用
いると、出力電圧v2は入力端子vtの指数関数として
表わすことができ次式のようになる。
vz=−IsRzexp(vz’q/に’I’)  −
(5)又、変数をXとすると、指数、対数関数の性質よ
り、次式が成り立つ。
(3)式でIsはダイオードに大きな逆バイアスを印加
した時に流れる電流値であって逆方向飽和電流と呼ばれ
る。qは電子の電荷(1,62X lO−五G’)  
0 ン) k ハホ)L/ ’/ 7 ン定数(x、3
sox1o−zaジュール/ケルビン)Tは絶対温度で
ある。
(3)式からもわかる様にダイオードに流れる電流が端
子間電圧の指数関数となっている。そこでこの特性をも
つダイオードを第5図のように帰還回路に用いると出力
電圧Vlは、入力電圧V、の対数関係として表わすこと
ができ次式のようになる。
T vi= −−un(vt/R1l5)     −(4
)(6) 、 (7)式を用いれば、平方根は次式のよ
うに表わすことができる。
= eHMn+t               −(
g)すなわち入力Xの対数をとり、−倍したものの指数
をとれば平方根演算器を作ることができる。
第5図における平方根演算器のゲインは、(5)式に(
4)式を172倍して代入すれば次式のように表わされ
る。
上式のように対数回路10のオペアンプ10aのマイナ
ス入力に接続される抵抗R1と、指数回路12のオペア
ンプ12aの帰還抵抗R2とで決定される。
しかし、ダイオードを用いた平方根回路には、いくつか
の問題点がある。第9図、及び第101哨に前記平方根
回路の入出力電圧特性を示す、第9図は、回路のゲイン
が大きい場合で、グラフ17は計算値、グラフ16は測
定値を示す、上記の場合は、計算値と測定のゲインが違
っているがゲイン補正をすれば計算値と一致する。これ
に比べ第10図は回路のゲインが小さい場合で、グラフ
19は計算値、グラフ18は測定値を示す、ゲインのほ
うは、大きい場合と同様に相違しているが、さらに大き
な問題点としては、入力電圧がゼロの時に出力電圧がゼ
ロとならずオフセット電圧が残る点である。停止の命令
にもかかわらず物質は、ある方向に移動するのである。
これはアクチュエータの制御としては望ましくない。こ
の問題点の対策としては、オフセット電圧が一定ならば
、オフセット電圧分を逆方向に印加すれば相殺されると
考えられる。
次に、第6図にモノリシックi(:13を用いての平方
根演算器を示す。図ように固定抵抗R9可変抵抗rl、
 r2. r8 、及びダイオードDを外づけ回路とし
て設けるだけで製作でき、端子X o 。
Zo及びYtnに接続されている可変抵抗rt、 rf
i。
r3をgaすればよい。しかしコストがかかるという問
題がある。このようなモノリシックICの11例として
は、アナログデバイセズ社製、型名AD533がある。
次に、入力と出力が比例する場合と、出力が入力の2乗
に比例する場合の質点の働きをシミュレーションした結
果を説明する。
第12図は出力と入力が比例する場合のブロック線図、
第13図は出力が人力の2乗に比例する場合のブロック
線図を示す。
まず初めに第12図について説明する。入力変数23は
、質点の移動目標値22からフィードバックされる変位
i28,29を減じた信号である。
この信号にゲイン定数を乗じることにより質点に働く力
24が得られ、質点の質+itMで割って加速度25.
積分器26を介して速度27.変位量28が得られるよ
うになっている。
次に第13図について説明する。
第12図と異なる点は、入力変数23が乗算器30を介
すことにより2乗され、フィードバックに28,29は
入力変数23の2乗に比例して出力されることである。
この2つの制御系で質点の動きをシミュレーションした
結果を第11図に示す。第12図の制御系における変位
ft28の時間軸応答図をグラフ20に示す。フィード
のバックfit28,29を加えた値が目標値より小い
場合は1人力変数23゜力24加速度25は正となり大
きい場合は負となり、これらの動作を繰返しながら目標
値へ収束する。収束する時間は、ゲイン定数Kが大きけ
ればより早くなる。第11図のグラフ21は、第13図
の制御系における変位量28の時間軸応答図である。前
述した線形な場合に比べ、立上りは早いものの目標値2
2に近づいてもなかなか収束しない、これはフィードバ
ック量28.29が入力変数23の2乗に比例している
ため、ゲイン定数によりも入力変数23が大きい場合は
、2乗されたフィードバックi28,29は大きくなる
が、入力変数23がゲイン定数により小さい場合は、よ
り小さくなってしまうからである。これを改善するには
、入力変数23の値に対応してゲイン定数にの値を大き
くしたり、小さくしたり制御しなければ早く収束しない
。具体的には、目標値より遠い場合は、ゲイン定数Kを
小さく、近い場合は大きくしなければならない。
以上、入力と出力の関係が比例している場合(線形)と
2乗に比例する場合(非線形)について目標値に収束す
るまでの過程を比べたが、線形の場合のほうがより早く
簡単に制御できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図から第4図を用いて説
明する。
第1図は本実施例の基本構成図を示す。静電アクチュエ
ータ1の可動fji極1a、lbは、固定電極1c、l
dに対してXの負方向にずらして配設されている。可動
電極La、lbは、直接駆動回路3に接続されており固
定電極1c、ldは駆動方向切換えスイッチ2を介して
駆動回路3に接続されている。また、静電アクチュエー
タには可動部の変位を検出する変位センサ4が設けであ
る。
制御系は、駆動回路3.平方根演算器5.減算器6、駆
動方向切換えスイッチ2から構成されている。
次に、本実施例の動作について説明する。まず、初めに
、Xの正方向に駆動する場合について説明する。
第3図に第1図の制御系のフローチャートを示す。目標
値Aが決定されると、駆動回路3により可動電極1aに
は正の電圧を、1bには負の電圧を印加し駆動方向切換
えスイッチ2をaa’側に倒し、対向する固定型t41
 cには負の電圧を、1dには正の電圧を印加する。す
ると、可!!IJ電極la、lbと固定電極1c、ld
との間に横方向の力が働き、可動電極1a、lbはXの
正方向に移動する。この変位量を静電アクチュエータ1
に取付けられた変位センサ4により検出し、目標値Aと
比較する。減算器6により差引かれた値を平方根演算器
5を介すことにより静電アクチュエータ1に印加する電
圧と、フィードバックされた変位量Bとの関係を線形に
し駆動回路3に信号を送る。ここで、差引値の符号によ
り動作が異なってくる。差引値が負の場合は目標値Aに
到達していないことになり差引領分に相当する′電圧を
印加する。正の場合は目標値Aよりも移動しすぎたこと
になり駆動方向切換スイッチ2をbb’側に倒し、固定
電極1c、ldの極性を変えて電圧を印加しXの負方向
に移動させる。上記の動作を目標値Aに収束するまで繰
返す。
Xの負方向に駆動する場合は、駆動方向切換えスイッチ
2をbb’側に倒し、上記の動作と同様に行えば良い。
本実施例では、平方根演算器5を減算器6のあとに設け
たが、第2図に示すように駆動回路3のあとに設けても
良い、すなわち、フィードバック制御において平方根演
算器を閉ループ内であれば任意位置設けられる。
以上述べた実施例では、平方根演算器が理論値どうりに
作動した場合であり、作用で説明したようなダイオード
を用いての平方根演算器の場合はオフセット電圧を取り
除かなくてはならない。
第4図は、ダイオードを用いた平方根演算器を静電アク
チュエータの制御に適用した場合の構成図を示す、静電
アクチュエータの可動電極7aは対向する固定電極8a
に対してXの正方向にずれており、可動電極7bは固定
電極86に対してXの負方向にずれて配設しである。ま
た駆動回路3及び平方根補正回路9は駆動方向切換スイ
ッチ2を介してそれぞれ可動電極7a、7b、固定電極
8a、8bに接続されている。静電アクチュエータ1を
Xの正方向に駆動する場合は、駆動方向切換スイッチ2
をb側に倒し駆動回路3よってof#電17aと固定電
極88の間に電圧を印加する。
同時に可動電極7bと固定電極8bの間には平方根補正
回路9によってXの負方向に補正電圧を印加することに
よりオフセット電圧を取り除くことができる。
Xの負方向に駆動する場合も駆動方向切換えスイッチ2
をa側に倒すことにより行える。
以上のように、平方根演算器の特性でオフセット電圧が
表われるような場合は、駆動方向によってアクチュエー
タの電極を区別して配置すれば良い。
本実施例によれば、低コストな平方根演算器で制御を容
易にできる効果がある。
〔発明の効果〕
本発明の方式で静電アクチュエータを制御すれば、印加
電圧と静電力(変位#、)の関係を線形にすることがで
き、平方根演算器を設けない場合に比べて短時間で目標
値に収束することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の基本構成図、第2図は、本
発明の他の実施例の基本構成図、第3図は第1図の制御
系のフローチャート図、第4図はダイオードを用いた平
方根演算器を適用した場合の補正方法の説明図、第5図
はダイオードを用いた平方根演算器の回路図、第6図は
モノリシックICを用いた平方根演算器の回路図、第7
図はPN接合ダイオード電圧−電流特性図、第8図は電
極間に作用する静電力の原理図、第9図、第10図は、
ダイオードを用いた平方根演算器の人出力特性図、第1
1図は質点の動作をシミュレーションした場合の変位社
の時間軸応答図、第12図、第13図は第11図のブロ
ック線形である。 1・・・静電アクチュエータ、2・・・駆動方向切換え
スイッチ、3・・・駆動回路、4・・・変位センサ、5
・・・平方根演算器、6・・・減算器。 第 グ 葉 乙 図 図 〔渭V〕 力 /θ 目 へカ電圧W(り 第 図 第 図 循 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アクチュエータを駆動する手段と、アクチュエータ
    の現在位置と目標位置とのずれ量を検出する検出器を備
    えた、静電アクチュエータにおいて平方根演算器を閉ル
    ープの中に設けたことを特徴とする静電形アクチュエー
    タの制御装置。 2、前記平方根演算器のオフツト電圧を検出し補正電圧
    を加えることを特徴とする請求項1記載の静電形アクチ
    ュエータの制御装置。 3、入力を平方根演算器に加え、その出力を静電アクチ
    ュエータに加えたことを特徴とする静電形アクチュエー
    タ駆動装置。
JP5775089A 1989-03-13 1989-03-13 静電形アクチユエータの制御装置 Pending JPH02241380A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6995896B2 (en) 2003-05-13 2006-02-07 Fujitsu Limited Tilt mirror controlling apparatus and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6995896B2 (en) 2003-05-13 2006-02-07 Fujitsu Limited Tilt mirror controlling apparatus and method

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