JPH02238606A - レーザトリミング装置 - Google Patents
レーザトリミング装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
よυ基板上の抵抗膜などの一部を切シ欠いて所望値にな
るよう調整するレーザトリミング装置に関する。
測定器を使用して被加工抵抗の抵抗値を測定しながら,
レーザショット位置を順次移動して抵抗に切り込みを入
れて行き,測定値がトリミング目標値を越えた時点でレ
ーザシヨットを停止する方法が用いられている。
の両面が要求されるだめ,一般に高安定の定電流源を使
用して被加工抵抗に一定電流を印加して置き,被加工抵
抗の両端に現れる電位差を検出することにより抵抗値を
求める形式の抵抗測定器が使用されている。まだ,この
種の抵抗測定器では比較機能が主体となっており,通常
,検出した電圧をトリミング目標値に相当する基準電圧
と比較して,検出電圧が基準電圧を越えた時点でトリミ
ングを停止する形式になっている。
の時定数を十分に小さくすることはできなくて,測定の
応答が若干遅れる難点がある。この応答の遅れによシ,
トリミング終了時に測定された抵抗値と,安定化後の実
際の抵抗値とが異なることになる。この影響は高速トリ
ミングや高抵抗のトリミングを行おうとした際には顕著
になシ,加工抵抗精度の劣化原因になっている。なお,
もしこのトリミング後の変化量が一定であれば,その変
化分を見込んで早めにトリミングを終了する補正手段に
よシ,かなシの改善を期待できるが,変化量は一定では
なく,抵抗体の形状やカットの形状そして特に切り込み
の深さなどによって大きく変化するだめ,たとえ平均値
的な補正を行ったとしても,かなシの部分が抵抗値のば
らつきとして残るので十分な補正手段とはなり得ない。
越えたかどうかだけでトリミングの終了の制御をしてい
るので,必然的にレーザのショットとショットの間にビ
ームが移動する距離(以下バイトサイズと言う)に相当
する分だけ抵抗値がばらつくことになる。このバイトサ
イズ当たシの抵抗値の変化量は切り込みの深さが深くな
ると急激に増加し,それに応じてばらつき量も急激に増
大するので,加工精度を劣化させる要因になっている。
すなわちドリフト現象が生じることもある。
適当な方法が知られていなかったため,−所要精度に応
じてトリミング速度を遅くすると共に,前記バイトサイ
ズを小さく設定するか,カット数を増加するかによって
トリミングを行っておシ,いずれの方法でも処理能力の
劣化を招いていた。その上,バイトサイズを小さく設定
すると,どうしてもショット回数が増加し,過剰なレー
ザパワーが抵抗に印加されることから熱的影響を受け易
くなり,加工精度を悪くする方向にあるので,バイトサ
イズを小さくしたほどには加工精度が改善されない課題
がある。
記の様な課題が有るが,他方,需要面からは高精度で高
速度のトリミングの要求は年々強くなってきておシ,例
えば毎秒数十個を超える様な高速度での高精度のトリミ
ングの要求も有シ,従来の方法のレーデトリミング装置
では要求を満たせなくなっている。
うとするもので,トリミング処理能力を低下させること
なしに,従来のレーザトリミング装置では実現困難であ
った高精度のレーザトリミングが可能なレーザトリミン
グ装置を実現することにある。
射光を被加工基板上に集光しかつ該集光位置を任意に走
査可能なスキャン光学系と,被加工抵抗の抵抗値を測定
する手段とを含み,前記被加工基板上に形成された抵抗
の一部を切シ欠くことにより,該抵抗の抵抗値を所要の
値に調整するレーザトリミング装置において,前記スキ
ャン光学系の走査方向が抵抗の形状・寸法に応じて予め
設定された軌跡に従った走査が可能で,かつ該走査軌跡
の制御が被加工抵抗の抵抗値の時間変化を一定になすご
とく設定したことを特徴とするレーザトリミング装置が
得られる。
。
能構成を示すブロック図である。図において,レーザト
リミング装置ぱレーザ発振器1と,スキャン光学系2と
,抵抗測定器5と,コントロラ6とを含んで構成されて
いる。なお3は被加工基板,4は抵抗膜,41と42は
電極である。
YAG(ネオジューム・イットリー−ム・アルミニー−
ム・ガーネット)結晶を使用した固体レーザで,コント
ローラ6からのパルス信号によりパルス状光ビームを出
射するものである。
+!: t fθレンズ22とを含んでおり,ビームス
キャナ21はコントローラ6から送られてくる位置座標
信号11に応じて,そのミラーを回転させて入射レーザ
ピームの方向を偏向し,ついでfθレンズ22において
は,入射ビームを被加工基板3上の前記偏向に対応した
位置に集光させるものである。
2には抵抗測定器5が接続されていて,抵抗値の測定が
行われる。抵抗測定器5においてはトリミングの進行に
伴って抵抗値が変化してトリミング目標値を越えた時点
で,トリミングの終了を示す終了信号12をコントロー
ラ6に送出するようになっている。
ムは,スキャン光学系2に入射し,その中のビームスキ
ャナ21およびfθレンズ22を経て被加工基板3上の
抵抗膜4の近辺に集光される。
器5で被加工抵抗の抵抗値を測定してトリミング目標値
を越えたかどうか監視しながら,コントローラ6からの
位置座標信号11でビーム位置を動かしてレーザショッ
トを行い抵抗膜4の外側から順に切シ込み7を入れて行
くことによシ行われる。そして被加工抵抗の抵抗値がト
リミング目標値を越えた時点でレーザ発振を停止するこ
とによシトリミングを終了する。
の特徴は,以下に記述するように,トリミングを行う際
にビームの軌跡を適切に制御するようにしたものである
。第1図について言えば,7で示されるような曲がった
切シ込みを形成するようにしたものである。なお8は従
来に於ける切り込みを示したもので,直線と成っている
。
変化すなわ■ち切り込みの長さに対する抵抗の変化を示
す図であシ,実線Aは本発明による抵抗変化を示し,点
線Bは従来の技術による抵抗変化を示している。第2図
から分かるように,切り込みが短い間は両者は大体同じ
であるが,より長くなると両者は全く相違してくる。す
なわち従来の場合はトリミング終了時点で抵抗値が急激
に上昇するのに対し,本発明の場合は抵抗値の変化が一
定にすなわち抵抗値の時間当たシ変化率が一定になるよ
うに設定してある。
述のように加工精度のばらつきが大きくなってしまう欠
点が有るのに対し,本発明の場合は,抵抗測定器5の時
定数が遅くて測定応答に遅れがあるような場合でも,そ
の為に生じる抵抗値の差異は一定であることから,その
分だけトリミングを早く終了する補正方法により,抵抗
値の差異分をほぼ打ち消すことができ,高精度のレーザ
トリミングが可能となる。
ればトリミング終了時点でのバイトサイズ当たシの抵抗
値変化は直線トリミングに比べて大幅に小さくなるので
,バイトサイズ相当分の抵抗値ばらつきも大幅に小さく
なシ,この面からも高精度のトリミングが可能になる。
が浅くなるので,クラック等の発生によるドリフト等の
影響も小さくなる利点があり,この理由からも高精度ト
リミングが可能となる。
図に示した前記実施例と同じ構成で,軌跡の制御方法が
異なるものである。
第1の実施例ではすべて予め設定しておいだ軌跡に従っ
てトリミングするものであったが,この第2の実施例で
は直線から抵抗値変化を一定とするごとく軌跡を曲げ始
める時点を抵抗値の変化によシ決めるものであ9,測定
抵抗値がトリミング開始以前の抵抗値の一定倍率の値を
越えた時点で行うものである。この実施例によっても同
様に高精度のトリミングが可能な上に,さらに,印刷の
位置ずれなどの為に,若干抵抗膜の位置がずれているよ
うな場合でもよシ正確に抵抗値の時間変化率を制御でき
る利点がある。
d : YAGレーザを使用しているが,それ以外でも
同程度以上のピーク出力のものであれば使用可能である
。また,スキャン光学系2に関しても,2軸方向のビー
ムスキャナとfθレンズの組合せ以外の形式でも良く,
たとえば2軸のりニアモー夕と普通の集光レンズの組合
せでも可能である。
ビームの位置制御や測定器の制御など,容易に必要な制
御機能を実現できる。またこの制御機能は電子回路の,
みて論理回路を組んで構成することも可能である。
は,切り込みの深さに関係無く単位時間あたシの抵抗値
変化率を一定にできるので,抵抗測定器の時定数による
応答の遅れは常に一定になシ,その分を見込んで早めに
トリミングを終了することにより正確な補正が可能とな
る。さらに,バイトサイズに相当する抵抗値の変化量が
一定で小さな値になることから,バイトサイズに起因す
るばらつきも小さくなシ,この点からも高精度のトリミ
ングが可能になる。
理能力を落とすことなしに高精度のトリミングが可能で
ある。
いので,本発明の目的である,高速で高精度のトリミン
グを実現できたことになる。
れば,スキャン光学系の走査軌跡を,予め抵抗の形状・
寸法に応じて設定された抵抗値の時間変化を一定とする
ごとき軌跡に従って走査制御し,レーザトリミングを行
うことによシ,抵抗測定器の応答の遅れ分を見込んで早
めにトリミングを終了する事によシ補正でき,かつ,バ
イトサイズ相当分の抵抗値ばらつきも小さくできる事な
どによシ,高精度のレーデトリミングが可能になる効果
がある。
能構成を示したブロック図,第2図は切り込み長さと抵
抗値の変化の関係を示した図である。 記号の説明=1・・・レーデ発振器,2・・・スキャン
光学系,3・・・被加工基板,4・・・抵抗膜,5・・
・抵抗測定器,6・・・コントローラ,7・・・切シ込
み。 切り退み長さ
Claims (1)
- 1. レーザ発振器と,該レーザ発振器の出射光を被加
工基板上に集光しかつ該集光位置を任意に走査可能なス
キャン光学系と,被加工抵抗の抵抗値を測定する手段と
を含み,前記被加工基板上に形成された抵抗の一部を切
り欠くことにより,該抵抗の抵抗値を所要の値に調整す
るレーザトリミング装置において,前記スキャン光学系
の走査方向が,抵抗の形状・寸法に応じて予め設定され
た軌跡に従った走査が可能で,かつ該走査軌跡の制御が
被加工抵抗の抵抗値の時間変化を一定になすごとく設定
したことを特徴とするレーザトリミング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1057955A JP2803137B2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | レーザトリミング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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JPH02238606A true JPH02238606A (ja) | 1990-09-20 |
JP2803137B2 JP2803137B2 (ja) | 1998-09-24 |
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ID=13070451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1057955A Expired - Lifetime JP2803137B2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | レーザトリミング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2803137B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5482654A (en) * | 1977-11-22 | 1979-07-02 | Stackpole Component Co | Film resistor network and method of producing same |
JPS60107806A (ja) * | 1983-11-16 | 1985-06-13 | 富士通株式会社 | 抵抗体のトリミング方法 |
-
1989
- 1989-03-13 JP JP1057955A patent/JP2803137B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5482654A (en) * | 1977-11-22 | 1979-07-02 | Stackpole Component Co | Film resistor network and method of producing same |
JPS60107806A (ja) * | 1983-11-16 | 1985-06-13 | 富士通株式会社 | 抵抗体のトリミング方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP2803137B2 (ja) | 1998-09-24 |
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