JPH0223844B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0223844B2 JPH0223844B2 JP60170914A JP17091485A JPH0223844B2 JP H0223844 B2 JPH0223844 B2 JP H0223844B2 JP 60170914 A JP60170914 A JP 60170914A JP 17091485 A JP17091485 A JP 17091485A JP H0223844 B2 JPH0223844 B2 JP H0223844B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- optical transmission
- cladding
- plastic fiber
- fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は光伝送用プラスチツクフアイバーに関
するものである。
するものである。
（従来の技術）
従来の光伝送用プラスチツクフアイバーのコア
材料としては、ポリメタクリル酸メチル
（PMMA）やポリスチレンが使用されている。こ
れらは可撓性にすぐれ、光透過性が高く、伝送損
失が少ない利点を有する反面、80℃ぐらいまでの
耐熱性しかないのが難点である。実際プラスチツ
クフアイバーを自動車や船舶などに利用する場合
は、120℃ぐらいまでの耐熱性が必要である。こ
のため耐熱性を改良したプラスチツクフアイバー
のコア材料としては、ポリカーボネート、変性ポ
リアミドや非晶質のポリアリレーン樹脂などが検
討されているが、いずれも耐熱性は改良されて
も、肝心の光透過性、低伝送損失の点になると
PMMAに、およばないのが現状である。
材料としては、ポリメタクリル酸メチル
（PMMA）やポリスチレンが使用されている。こ
れらは可撓性にすぐれ、光透過性が高く、伝送損
失が少ない利点を有する反面、80℃ぐらいまでの
耐熱性しかないのが難点である。実際プラスチツ
クフアイバーを自動車や船舶などに利用する場合
は、120℃ぐらいまでの耐熱性が必要である。こ
のため耐熱性を改良したプラスチツクフアイバー
のコア材料としては、ポリカーボネート、変性ポ
リアミドや非晶質のポリアリレーン樹脂などが検
討されているが、いずれも耐熱性は改良されて
も、肝心の光透過性、低伝送損失の点になると
PMMAに、およばないのが現状である。
（発明の構成）
本発明は前記のような問題点のない光伝送用プ
ラスチツクフアイバーを提供する目的のもとにな
されたものである。すなわち本発明は光伝送用プ
ラスチツクフアイバーのコアが、 一般式 （ここでR1、R2はメチル、エチル、プロピルも
しくはフエニル基を示し、ｎ≧1000の整数であ
る。） で示されるポリアルキルビニルシランであり、ク
ラツドがコアより屈折率の低い樹脂組成物である
ことを特徴とする光伝送用プラスチツクフアイバ
に係るものである。
ラスチツクフアイバーを提供する目的のもとにな
されたものである。すなわち本発明は光伝送用プ
ラスチツクフアイバーのコアが、 一般式 （ここでR1、R2はメチル、エチル、プロピルも
しくはフエニル基を示し、ｎ≧1000の整数であ
る。） で示されるポリアルキルビニルシランであり、ク
ラツドがコアより屈折率の低い樹脂組成物である
ことを特徴とする光伝送用プラスチツクフアイバ
に係るものである。
以下これについて詳しく説明する。
本発明でコアとして使用する前記アルキルビニ
ルシランとしてはポリトリメチルビニルシラン、
ポリジメチルエチルビニルシラン、ポリメチルジ
エチルビニルシラン、ポリジメチルプロピルビニ
ルシランなどがあり、さらに他のシランとしてポ
リジメチルフエニルビニルシランなどが例示され
る。これらはいずれも熱変形温度が130℃以上の、
耐熱性の熱可塑性樹脂であるから、コアとして好
適である。
ルシランとしてはポリトリメチルビニルシラン、
ポリジメチルエチルビニルシラン、ポリメチルジ
エチルビニルシラン、ポリジメチルプロピルビニ
ルシランなどがあり、さらに他のシランとしてポ
リジメチルフエニルビニルシランなどが例示され
る。これらはいずれも熱変形温度が130℃以上の、
耐熱性の熱可塑性樹脂であるから、コアとして好
適である。
クラツドとしてはポリアルキルビニルシランよ
り低屈折率を有する樹脂組成物が使われるが、耐
熱性や機械的強度の点からポリフツ化ビニリデン
ホモポリマーおよびその共重合体（たとえば、フ
ツ化ビニリデン−四フツ化エチレン共重合体な
ど）で代表されるフツ素樹脂がのぞましい。ポリ
ジメチルフエニルビニルシランのようにフエニル
基を有するポリアルキルビニルシランは屈折率が
1.58以上もあるので、これをコアとする場合はク
ラツドとしてポリトリメチルビニルシラン（屈折
率が1.48）やポリジメチルプロピルビニルシラン
（屈折率1.50）などを使用できる。この場合はコ
アとクラツドの接着性がすぐれるという利点も与
えられる。
り低屈折率を有する樹脂組成物が使われるが、耐
熱性や機械的強度の点からポリフツ化ビニリデン
ホモポリマーおよびその共重合体（たとえば、フ
ツ化ビニリデン−四フツ化エチレン共重合体な
ど）で代表されるフツ素樹脂がのぞましい。ポリ
ジメチルフエニルビニルシランのようにフエニル
基を有するポリアルキルビニルシランは屈折率が
1.58以上もあるので、これをコアとする場合はク
ラツドとしてポリトリメチルビニルシラン（屈折
率が1.48）やポリジメチルプロピルビニルシラン
（屈折率1.50）などを使用できる。この場合はコ
アとクラツドの接着性がすぐれるという利点も与
えられる。
本発明の光伝送用プラスチツクフアイバーを製
造する場合、コアについてはスクリユー押出機、
ラム押出機による溶融押出しが推奨される。クラ
ツドについては、例えば押出機による溶融押出
し、溶液あるいは分散融液の塗装、融液塗装など
によつてコア上に被覆されるが、これに限定され
るものではない。
造する場合、コアについてはスクリユー押出機、
ラム押出機による溶融押出しが推奨される。クラ
ツドについては、例えば押出機による溶融押出
し、溶液あるいは分散融液の塗装、融液塗装など
によつてコア上に被覆されるが、これに限定され
るものではない。
以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明す
る。
る。
実施例 １
分子量が51万のポリトリメチルビニルシランを
コアとして第１のスクリユー押出機で窒素ガス雰
囲気下で溶融押出した後、コアが固化しない状態
でクラツドとなるポリフツ化ビニリデン（呉羽化
学製KF1000）を第２のスクリユー押出機でチユ
ーブ押出によつて被覆した。なお、コアークラツ
ドの配分比は90：10（重量比）にした。得られた
光伝送用プラスチツクフアイバーの660nｍの波
長における伝送損失は350dB／Kmであつた。次い
でこのフアイバーを120℃で５時間熱処理した後、
再び光伝送損失を測定したところ370dB／Kmであ
り、すぐれた耐熱性を示した。
コアとして第１のスクリユー押出機で窒素ガス雰
囲気下で溶融押出した後、コアが固化しない状態
でクラツドとなるポリフツ化ビニリデン（呉羽化
学製KF1000）を第２のスクリユー押出機でチユ
ーブ押出によつて被覆した。なお、コアークラツ
ドの配分比は90：10（重量比）にした。得られた
光伝送用プラスチツクフアイバーの660nｍの波
長における伝送損失は350dB／Kmであつた。次い
でこのフアイバーを120℃で５時間熱処理した後、
再び光伝送損失を測定したところ370dB／Kmであ
り、すぐれた耐熱性を示した。
実施例 ２
実施例１のポリトリメチルビニルシランのかわ
りに分子量43万のポリジメチルエチルビニルシラ
ンを用いた以外は、全く実施例１と同様にして得
たプラスチツク光フアイバーで、660nｍの波長
における伝送損失を測定したところ、330dB／Km
であつた。このフアイバーを120℃で５時間熱処
理した後、再び光伝送損失を測定したところ
370dB／Kmであり、すぐれた耐熱性を示した。
りに分子量43万のポリジメチルエチルビニルシラ
ンを用いた以外は、全く実施例１と同様にして得
たプラスチツク光フアイバーで、660nｍの波長
における伝送損失を測定したところ、330dB／Km
であつた。このフアイバーを120℃で５時間熱処
理した後、再び光伝送損失を測定したところ
370dB／Kmであり、すぐれた耐熱性を示した。
実施例 ３
分子量76万のポリジメチルフエニルビニルシラ
ンをコアとして、第１のスクリユー押出機で、窒
素ガス雰囲気下で溶融押出した後、コアが固化し
ない状態で、クラツドとなる分子量65万のポリジ
メチルプロピルビニルシランを第２のスクリユー
押出機でチユーブ押出しによつて被覆した。な
お、コアークラツドの配合比は90：10（重量比）
にした。
ンをコアとして、第１のスクリユー押出機で、窒
素ガス雰囲気下で溶融押出した後、コアが固化し
ない状態で、クラツドとなる分子量65万のポリジ
メチルプロピルビニルシランを第２のスクリユー
押出機でチユーブ押出しによつて被覆した。な
お、コアークラツドの配合比は90：10（重量比）
にした。
得られた光伝送用プラスチツクフアイバーの
660nｍの波長における伝送損失は430dB／Kmであ
つた。次いでこのフアイバーを120℃で５時間熱
処理した後、再び光伝送損失を測定したところ、
480dB／Kmであり、すぐれた耐熱性を示した。以
上説明したように、本発明の光伝送用プラスチツ
クフアイバは、耐熱性に優れており、100℃を越
える高温雰囲気でも使用でき、しかも伝送損失が
小さく、光透過性が高いというすぐれた効果をも
つものである。
660nｍの波長における伝送損失は430dB／Kmであ
つた。次いでこのフアイバーを120℃で５時間熱
処理した後、再び光伝送損失を測定したところ、
480dB／Kmであり、すぐれた耐熱性を示した。以
上説明したように、本発明の光伝送用プラスチツ
クフアイバは、耐熱性に優れており、100℃を越
える高温雰囲気でも使用でき、しかも伝送損失が
小さく、光透過性が高いというすぐれた効果をも
つものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ コアとクラツドを有する光伝送用プラスチツ
クフアイバーにおいて、コアが、次の一般式 （ここでR1、R2はメチル、エチル、ポロピルも
しくはフエニル基を示し、ｎ≧1000の整数であ
る。） で示されるポリアルキルビニルシランであり、ク
ラツドがコアより屈折率の低い樹脂組成物である
ことを特徴とする光伝送用プラスチツクフアイバ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60170914A JPS6231808A (ja) | 1985-08-02 | 1985-08-02 | 光伝送用プラスチツクフアイバ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60170914A JPS6231808A (ja) | 1985-08-02 | 1985-08-02 | 光伝送用プラスチツクフアイバ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6231808A JPS6231808A (ja) | 1987-02-10 |
| JPH0223844B2 true JPH0223844B2 (ja) | 1990-05-25 |
Family
ID=15913682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60170914A Granted JPS6231808A (ja) | 1985-08-02 | 1985-08-02 | 光伝送用プラスチツクフアイバ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6231808A (ja) |
-
1985
- 1985-08-02 JP JP60170914A patent/JPS6231808A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6231808A (ja) | 1987-02-10 |
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