JPH02237326A - マルチキャリア方式ｓｄ受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ディジタル多重無線システム等におけるマルチキャリア
伝送方式の無線波を主側アンテナとＳＤ側アンテナで受
信して合成するマルチキャリア方式スペースダイバーシ
チ受信機に関し，ＳＤ受信機のＳＤ制御回路の小型化を
図ることを目的とし． マルチキャリア受信信号を一括して移相制御する移相手
段と，移相制御後のマルチキャリアの各キャリアについ
て主側信号とＳＤ側信号の位相差信号をそれぞれ検出す
る位相差検出手段と，位相差検出手段で検出された各キ
ャリアの位相差信号を加算する加算手段と，加算手段に
よる加算信号の大きさを減少されるように移相手段の移
相量を制御する制御手段とを具備してなる。

〔産業上の利用分野〕

本発明はディジタル多重無線通信システム等におけるマ
ルチキャリア伝送方式の無線波を主側アンテナとＳＤ側
アンテナで受信して合成するマルチキャリア方式ＳＤ（
スペースダイバーシチ）受信機に関する。

マルチキャリア伝送方式は波形歪補償などに有望な技術
であるが，これをスペースダイバーシチ受信機に適用し
た場合，マルチキャリアのキャリア数だけ移相器とＳＤ
制御回路が必要となり，装置を大型化させている。この
ため，装置規模を小型にできるマルチキャリア方式ＳＤ
受信機が必要とされる。

〔従来の技術〕

マルチキャリア方式ＳＤ受信機の従来例が第４図に示さ
れる。この従来例はキャリアの数をｆ，〜ｆ４の４とし
たマルチキャリア伝送方式についてのものであり，受信
信号の合成方式として同相合成方式を用いている。

図示の如く．主側アンテナ２１で受信された主側信号は
４分岐されてそれぞれ受信回路４１〜４４に入力される
。またＳＤ側アンテナ２２で受信されたＳＤ信号も４分
岐されてそれぞれ受信回路４１〜４４に入力される。こ
こで受信回路４１〜４４はそれぞれキャリアｆ１〜ｆ４
に対応する受信回路である。

各受信回路４１〜４４では，ＳＤ側信号を移相器４１１
で移相させて，合成器４１２で主側信号と同相合成する
。また移相器４１１の移相量を制御するために，主側信
号およびＳＤ側信号をそれぞれ狭帯域フィルタ４１３，
４１４に入力して対応するキャリアの受信信号を抽出し
．ＡＧＣ増幅器４１５，４１６で増幅した後に．乗算器
からなる位相検出器４１７に入力する。そして，この位
相検出器４１７の検出位相差がゼロとなるように制御回
路４１８で移相器４１１の位相量を制御する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のマルチキャリア方式ＳＤ受信機においては，マル
チキャリアの各キャリア毎に受信信号のＳＤ合成を行っ
ており，したがうて各キャリア対応にＳＤ合成を行うた
めのＳＤ制御回路が必要である。すなわち，上述の従来
例では各キャリア対応に移相器４ｌ４，制御回路４１８
等が必要となる。このためマルチキャリアの数が多くな
ると，回路規模が非常に大きくなる。

したがって本発明の目的は．マルチキャリアを一括して
ＳＤ制御するようにして，ＳＤ制御回路の小型化を図る
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明に係る原理説明菌である。

本発明に係るマルチキャリア方式ＳＤ受信機は，マルチ
キャリア伝送方式の無線波を主側アンテナ２１とＳＤ側
アンテナ２２で受信して合成するスペースダイバーシチ
受信機であって，マルチキャリア受信信号を一括して移
相制御する移相手段２？と，移相制御後のマルチキャリ
アの各キャリアｆ，〜ｆｎについて主側信号とＳＤ側信
号の位相差信号Ｐ１〜Ｐ■をそれぞれ検出する位相差検
出手段２５と．位相差検出手段２５で検出された各キャ
リアの位相差信号ｐ，−’−ｐｎを加算する加算手段２
６と，加算手段２６による加算信号の大きさを減少され
るように移相手段２４の移相量を制御する制御手段２７
とを具備してなる。

〔作用〕

位相差検出信号２５で各キャリア毎に主側信号とＳＤ側
信号との位相差を検出し，これら各キャリアｆ１〜ｆｎ
毎の位相差信号を加算信号２６で加算する。そしてその
加算結果がゼロに近づくように制御手段２７で移相手段
２４に移相量を制御する。これにより合成手段２３にお
いて，各キャリアの受信信号は各合成方式に合った適切
な位相関係で合成されることになる。

〔実施例〕

以下，図面を参照して本発明の実施例を説明する。

第２図には，本発明の一実施例としてのマルチキャリア
方式ＳＤ受信機が示される。この実施例は本発明のＳＤ
受信機をディジタル多重無線通信に適用したものであり
，受信信号の合成方式として同相合成を用いている。ま
たマルチキャリアの数としては．簡単化のため，ｆ，，
ｆ２の二つとしている。

第２図において．１はマルチキャリアを含むＳＤ側信号
を一括して所定量移相させる移相器である。この移相器
１を通ったＳＤ側信号はハイブリノド回路４で２分岐さ
れ，同しくハイブリッド回路３で２分岐された主側信号
と合成器２において合成される。

主側信号の分岐された他方側信号は，各キャリアの中心
周波数を通過させる狭帯域フィルタ５１５２に入力され
てそれぞれのキャリアｆ，，ｆ２の信号に分離される。

各キャリアｆ１，ｆ２の主側信号はさらにＡＧＣ増幅器
６１．６２で一定レベルにされた後に位相検出器７１．
７２にそれぞれ入力される。

またＳＤ側信号の分岐された他方側信号も，狭帯域フィ
ルタ５３．５４に入力されて各キャリアｆ，，ｆ２の信
号に分則され，その後にＡＧＣ増幅器６３．６４を介し
て位相検出器７１．７２にそれぞれ入力される。

位相検出器７１．７２はそれぞれキャリアｆ１，ｆ２に
ついて，主側信号とＳＤ側信号との位相差を検出する回
路であり，乗算器で構成されている。

各位相検出器７１．７２の出力信号は増幅器８１８２で
増幅された後に比較器９に入力される。

第３図には．位相検出器７１．７２における位相検出特
性が示される。第３図中．縦軸は位相検出電圧Ｖｐｄ，
横軸は主側信号とＳＤ側信号間の位相差θを表す。図示
の如く，位相検出電圧Ｖｐｄは主側信号とＳＤ側信号の
位相差θに比例した極性付の直流電圧信号であり，位相
差θ＝Ｏ゜でゼロ位相差θ一±９０゜で±Ｖ　ｍａｘと
なる。

比較器９は各位相検出器７１．７２からの位相差信号を
加算する加算回路からなり，その加算結果の加算信号を
位相制御器１０に送出する。位相制御器１０は比較器９
により決定された方向へ移相器１を回転させて比較器９
の加算信号がゼロとなるように制御し，それにより合成
器２において同相合成が行われるようにする。

実施例装置の動作を以下に説明する。

主側アンテナで受信された主側信号およびＳＤ側アンテ
ナで受信されたＳＤ側信号は，狭帯域フィルタ５１〜５
４で各キャリアｆ１，ｆ２の信号に分離され，位相検出
器７１、７２にそれぞれ入力される。それにより位相検
出器７１ではキャリアｒ１について主側信号とＳＤ側信
号の位相差を検出し．その位相差に応じた大きさの極性
付の位相差信号を比較器９に送出する。同じく，位相検
出器７２はキャリアｆ２について主側信号とＳＤ側信号
の位相差を検出してその位相差信号を比較器９に送出す
る。

比較器９はこれらキャリアｆ１とｆ２の位相差信号を極
性付の直流電圧として加算し，この加算結果が０■とな
るように，位相制御器１０により移相器１の移相量を制
御して，ＳＤ側信号を全キャリアにわたり一括して移相
させる。

このように本実施例では，系が安定となる条件は，増幅
器８１と８２の出力が相互に逆極性の同じ絶対値の電圧
となった場合であり．すなわち位相検出器７１．７２に
おいて各キャリアｆ１ｆ２の主側信号とＳＤ側信号の合
成後の位相差が同じとなった場合である。したがって合
成器２において，各キャリアｒ，，ｒ２の受信信号をほ
ぼ同相で合成することが可能になる。

本発明の実施にあたっては種々の変形形態が可能である
。例えば，上述の実施例ではマルチキャリアの数を簡単
のため２周波としたが，勿論２以上の任意の数とするこ
とができる。

また受信信号の合成方式として同相合成方式を用いたが
，これに限られず，最小振幅偏差合成方式等にも本発明
は適用可能である。この場合には位相差情報の代わりに
帯域内振幅偏差が用いられさらに，移相器による受信信
号の移相制御は，無線周波段あるいは中間周波段の何れ
において行ってもよい。センシング方式も実施例で用い
た内部センシングの他に，外部センシング等によっても
よい。

〔発明の効果〕

本発明によれば，マルチキャリア方式ＳＤ受信機におい
て，マルチキャリアを一括してＳＤ制御するようにして
移相器および位相制御器を各キャリア対応に設ける必要
を無＜シ，それにより受信機のＳＤ制御回路の小型化を
図ることができる。

第４図はマルチキャリア方式Ｓ 例を示すブロック図である。

図において， １一移相器 ２−合成器 ３．４−ハイプリソド回路 ５１〜５４一狭帯域フィルタ ６１〜６　４−Ａ　Ｇ　Ｃ増幅器 ７１．７２−・位相検出器 ８１．８２〜増幅器 ９−比較器 １〇一位相制御器 Ｄ受信機の従来

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る原理説明図， 第２図は本発明の一実施例としてのマルチキャリア方式
ＳＤ受信機を示すブロック図，第３図は実施例装置にお
ける位相検出器の位相検出特性を示す図，および

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、マルチキャリア伝送方式の無線波を主側アンテナ（
   ２１）とＳＤ側アンテナ（２２）で受信して合成するマ
   ルチキャリア方式スペースダイバーシチ受信機において
   、 該マルチキャリア受信信号を一括して移相制御する移相
   手段（２４）と、 移相制御後のマルチキャリアの各キャリア（ｆ＿１〜ｆ
   ＿ｎ）について主側信号とＳＤ側信号の位相差信号（Ｐ
   ＿１〜Ｐ＿ｎ）をそれぞれ検出する位相差検出手段（２
   ５）と、 該位相差検出手段（２５）で検出された各キャリアの位
   相差信号（Ｐ＿１〜Ｐ＿ｎ）を加算する加算手段（２６
   ）と、 該加算手段（２６）による加算信号の大きさを減少させ
   るように該移相手段（２４）の移相量を制御する制御手
   段（２７）と を具備してなるマルチキャリア方式スペースダイバーシ
   チ受信機。