JPH02237176A - 光検出器 - Google Patents
光検出器Info
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- JPH02237176A JPH02237176A JP1056142A JP5614289A JPH02237176A JP H02237176 A JPH02237176 A JP H02237176A JP 1056142 A JP1056142 A JP 1056142A JP 5614289 A JP5614289 A JP 5614289A JP H02237176 A JPH02237176 A JP H02237176A
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- light
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- diffraction grating
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Links
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Landscapes
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
- Light Receiving Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は波長多重光伝送システムにおいて、入射された
光の中の特定の波長の信号光を選択的検出する光検出器
に関する。
光の中の特定の波長の信号光を選択的検出する光検出器
に関する。
[従来の技術1
従来この種の光検出器は、入射光を分渡して信号光を取
出し、これをフォトダイ才一ド等の光電変換器を用いて
受信していた. 第7図は従来の光検出器の構成を示す図である。
出し、これをフォトダイ才一ド等の光電変換器を用いて
受信していた. 第7図は従来の光検出器の構成を示す図である。
基板7l上に構成されたリッジ型の導波路73にはそれ
ぞれ異なる波長の信号光を反射させる回折格子74.〜
74,が形成されている.光ファイバ77より入射され
る多重化された信号光は、その波長がブラッグ条件を満
足する回折格子によって反射される。各反射位置には、
同様に形成された回折格子76,〜763をそれぞれ具
備するフオトダイ才一ド等の光検出部75,〜75,が
形成されており、各信号光の検出が行なわれる。
ぞれ異なる波長の信号光を反射させる回折格子74.〜
74,が形成されている.光ファイバ77より入射され
る多重化された信号光は、その波長がブラッグ条件を満
足する回折格子によって反射される。各反射位置には、
同様に形成された回折格子76,〜763をそれぞれ具
備するフオトダイ才一ド等の光検出部75,〜75,が
形成されており、各信号光の検出が行なわれる。
また、入射光を分波するものとして回折格子の代わりに
干渉フィルタを配置し、特定波長の光のみを透過、もし
くは反射させるものもある。
干渉フィルタを配置し、特定波長の光のみを透過、もし
くは反射させるものもある。
上述した従来の光検出器においては、分波な行なうため
に長い光路な必要とし、その領域も広い面積を要するた
め、光検出器が大きいものとなってしまうという欠点が
ある。また、長い光路によって生じる光吸収損失や種々
の部品を挿入することによって生じる反射散乱損失も大
きなものとなってしまうという欠点があり、波長分解能
も低く、高密度集積化も成されていなかった。
に長い光路な必要とし、その領域も広い面積を要するた
め、光検出器が大きいものとなってしまうという欠点が
ある。また、長い光路によって生じる光吸収損失や種々
の部品を挿入することによって生じる反射散乱損失も大
きなものとなってしまうという欠点があり、波長分解能
も低く、高密度集積化も成されていなかった。
本発明は、高集積化され、損失が少なく、高分解能な光
検出器を提供することを目的とする。
検出器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段1
本発明の光検出器は、
波長多重化された入力光のうち、特定波長の信号光のみ
を選択的に検出する光検出器であって、信号光が入射さ
れる導波層と、 光が入射されたときに、その強度に応じたキャリヤを生
じる光吸収層と、 波長多重化された信号光の中から特定波長の侶号光を分
離するための回折格子とを具備し、導波層および光吸収
層は各々を中心とする導波モードが異なるように形成さ
れ、 回折格子は、導波層および吸収層を中心とする各導波モ
ードが重なり合う領域に形成されている。
を選択的に検出する光検出器であって、信号光が入射さ
れる導波層と、 光が入射されたときに、その強度に応じたキャリヤを生
じる光吸収層と、 波長多重化された信号光の中から特定波長の侶号光を分
離するための回折格子とを具備し、導波層および光吸収
層は各々を中心とする導波モードが異なるように形成さ
れ、 回折格子は、導波層および吸収層を中心とする各導波モ
ードが重なり合う領域に形成されている。
[作用1
導波層と光吸収層との間に導波モード変換を行なわせる
回折格子が設けられているので、導波層に入射された光
のうち、特定波長のものは光吸収層にその導波モードが
うつり、伝搬しつつ吸収される。このため、該特定波長
の光強度のみが検出される. [実施例] 第1図は本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
回折格子が設けられているので、導波層に入射された光
のうち、特定波長のものは光吸収層にその導波モードが
うつり、伝搬しつつ吸収される。このため、該特定波長
の光強度のみが検出される. [実施例] 第1図は本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
本実施例はN”−GaAsである基板104上に、厚さ
0.5,unのN−GaAsであるバツファ層l05、
厚さ1.5umのN−Alo. sGao. sAsで
あるクラツド層106、厚さ30人のN−GaASと厚
さ70人のAlo. 5Ga6. sAsとが交互に積
屡された厚さ0.2μmの多重量子井戸(MQW)であ
る導波層101、厚さ0.7μmのN−Alo. sG
ao. sAsであるクラッドffil03,厚さ0.
4μIIIのi−GaAsである光吸収層102を分子
線エビタキシャル(MBE)法を用いて順に成長させた
ものである。
0.5,unのN−GaAsであるバツファ層l05、
厚さ1.5umのN−Alo. sGao. sAsで
あるクラツド層106、厚さ30人のN−GaASと厚
さ70人のAlo. 5Ga6. sAsとが交互に積
屡された厚さ0.2μmの多重量子井戸(MQW)であ
る導波層101、厚さ0.7μmのN−Alo. sG
ao. sAsであるクラッドffil03,厚さ0.
4μIIIのi−GaAsである光吸収層102を分子
線エビタキシャル(MBE)法を用いて順に成長させた
ものである。
次に、フォトし7ジストを用いたフォトリソグラフィー
法によりレジストマスクを作成し、光吸収i 102の
上面にアンモニアと過酸化水素を用いてエッチングを行
ない、深さ0.2μmであり、ピッチ5.5μ.mのコ
ルゲーションからなる回折格子107を100μmの長
さにわたって形成させた。
法によりレジストマスクを作成し、光吸収i 102の
上面にアンモニアと過酸化水素を用いてエッチングを行
ない、深さ0.2μmであり、ピッチ5.5μ.mのコ
ルゲーションからなる回折格子107を100μmの長
さにわたって形成させた。
次に、液相エビタキシャル(LPE)法を用い゛CP−
Alo. sGao. sAsであるクラツド層108
を再成長させ、さらにP”−GaAsであるキャップ層
109を成長させた。最後に基板104の裏面にAu−
GeであるコンタクトN(不図示)とAuである電極1
10を成膜させ、キャップ層109の上面にはC「であ
るコンタクト層(不図示)とAuである電極111を成
膜させた.このようにしてP−i−n型フオトダイオー
ドである光検出器を作製した。
Alo. sGao. sAsであるクラツド層108
を再成長させ、さらにP”−GaAsであるキャップ層
109を成長させた。最後に基板104の裏面にAu−
GeであるコンタクトN(不図示)とAuである電極1
10を成膜させ、キャップ層109の上面にはC「であ
るコンタクト層(不図示)とAuである電極111を成
膜させた.このようにしてP−i−n型フオトダイオー
ドである光検出器を作製した。
本実施例の光検出器は上述の様に構成されることにより
、層方向に積層された導波N101と光吸収層102と
が方向性結合器を形成するものである.導波[101と
光吸収層102とは組成が異なるものとされ、層厚も異
なるものとされているので、各々を導波する光の伝搬定
数も異なるものとなる。光吸収層102の上面に形成さ
れる回折格子107は、その格子ピッチにより方向性結
合が行なわれる光を選択する。
、層方向に積層された導波N101と光吸収層102と
が方向性結合器を形成するものである.導波[101と
光吸収層102とは組成が異なるものとされ、層厚も異
なるものとされているので、各々を導波する光の伝搬定
数も異なるものとなる。光吸収層102の上面に形成さ
れる回折格子107は、その格子ピッチにより方向性結
合が行なわれる光を選択する。
第2図は本実施例の光検出器で成立する偶モード31お
よび奇モード32の光電界強度分布を示す図である。横
軸は、光吸収l 102を基準とした距雌を示し、縦軸
は光強度を示す。
よび奇モード32の光電界強度分布を示す図である。横
軸は、光吸収l 102を基準とした距雌を示し、縦軸
は光強度を示す。
次に、本実施例の動作について説明する。
本実施例の電極110, 111間に逆バイアスを印加
した状態とし、波長0,Olμmきざみの波長0.81
μmから0,87μmの複数のレーザ光よりなる信号光
+12を端面結合を用いて導波層101へ入射した。入
力結合された信号光112は、第2図に示すような本光
検出器内で成立する偶、奇モード31.32のうち、導
波層101に中心強度を有する奇モード32となり、伝
搬していく。この奇モード32の光電界強度分布32は
、図示するように光吸収J’lJ 102にほとんどお
よんでいないため、吸収による伝搬損失は極めて少ない
. 光吸収層102に中心強度を有する偶モード31と奇モ
ード32は伝搬定数が異なるため、この二つのモードは
ほとんど結合しない.しかし回折格子の存在する領域に
おいて奇モード伝搬定数β0と偶モード伝搬定数βeの
間に以下の関係が成立すれば結合が生じる。
した状態とし、波長0,Olμmきざみの波長0.81
μmから0,87μmの複数のレーザ光よりなる信号光
+12を端面結合を用いて導波層101へ入射した。入
力結合された信号光112は、第2図に示すような本光
検出器内で成立する偶、奇モード31.32のうち、導
波層101に中心強度を有する奇モード32となり、伝
搬していく。この奇モード32の光電界強度分布32は
、図示するように光吸収J’lJ 102にほとんどお
よんでいないため、吸収による伝搬損失は極めて少ない
. 光吸収層102に中心強度を有する偶モード31と奇モ
ード32は伝搬定数が異なるため、この二つのモードは
ほとんど結合しない.しかし回折格子の存在する領域に
おいて奇モード伝搬定数β0と偶モード伝搬定数βeの
間に以下の関係が成立すれば結合が生じる。
?π
βe(λ)一β0(λ)=■ ・・・・■Δ
ここで、λは光波長であり、Δは回折格子のピッチであ
る.以上のように特定の波長で■式の関係が満足されれ
ば、奇モード32の光は偶モード3lに変換され、光吸
収層102に中心強度が移行する.本実施例の場合、前
述したように格子ビツチΔは5.5μmとされ、0.8
3μmの波長が検出される。
る.以上のように特定の波長で■式の関係が満足されれ
ば、奇モード32の光は偶モード3lに変換され、光吸
収層102に中心強度が移行する.本実施例の場合、前
述したように格子ビツチΔは5.5μmとされ、0.8
3μmの波長が検出される。
光吸収i 102に移行した導波光は吸収され、電子と
正孔を生じ、光電流として外部に検出される。
正孔を生じ、光電流として外部に検出される。
第3図は検出される光の波長分布を示す図である。
半値全幅160人の鋭い波長選択が行なわれている様子
が把める。
が把める。
なお、本実施例では回折格子を用いた方向性結合器とし
ての完全結合長(結合効率が最大となる結合領域の長さ
)262μmに達しない100μmの長さで回折格子の
領域を設定したが、これは光検出器の応答性を考慮した
上でのことであり、受光面積の増大による応答性の劣化
が許せるなら、完全結合長に回折格子領域の長さを近づ
ければ光の吸収効率はさらに増大する. また、本実施例による素子を回折格子のピッチを変えて
複数個、縦続接続すれば複数の波長を有する信号光を同
時検出可能な集積型光検出器が作成することができる. 第4図は本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
ての完全結合長(結合効率が最大となる結合領域の長さ
)262μmに達しない100μmの長さで回折格子の
領域を設定したが、これは光検出器の応答性を考慮した
上でのことであり、受光面積の増大による応答性の劣化
が許せるなら、完全結合長に回折格子領域の長さを近づ
ければ光の吸収効率はさらに増大する. また、本実施例による素子を回折格子のピッチを変えて
複数個、縦続接続すれば複数の波長を有する信号光を同
時検出可能な集積型光検出器が作成することができる. 第4図は本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
本実施例は横型に形成されたP−i−n構造により光検
出を行なうものである。
出を行なうものである。
本実施例の構造は、半絶縁性GaAsである基板401
上に、厚さ0.5gmのi−GaAsであるバッファ層
402、厚さ1.5μmのi−Alo. sGao.
sAsであるクラッド9403 ,厚さ50人のi−G
aAs層およびAlo. sGao. sAsが交互に
積暦されたMQWである厚さ0.2umの導波Ji40
4 、厚さ0.75umのi−Alo. sGao.
sAsであるクラッド層405、厚さ0.’3μmのi
−GaAsである光吸収N406を順に成膜させ、次に
、第1図に示した第1の実施例と同様の工程により、光
吸収層40Gの上面に深さ0,05μmでコルゲーショ
ン状の回折格子407を作成した。コルゲーションのピ
ッチは4。6μm、領域の長さは200μmとした。こ
の後、厚さ 1.5μmのi−Alo. sGao.
sAsであるクラッドN408を成長させ、さらにSi
aLである保護N409を成膜させた. 次に、保護層409の上面に幅2μmの間隔をおいてZ
nとStとを両側に熱拡散させ、p型領域410、n型
領域413を形成させた。この後、p型領域410の上
部にp′″−GaAsであるキャップ層411、Cr/
Auである電極412を作成し、n型領域413の上部
にはn”−GaAsであるキャップ層414 、Au−
Ge/Auである電極415を作成した。
上に、厚さ0.5gmのi−GaAsであるバッファ層
402、厚さ1.5μmのi−Alo. sGao.
sAsであるクラッド9403 ,厚さ50人のi−G
aAs層およびAlo. sGao. sAsが交互に
積暦されたMQWである厚さ0.2umの導波Ji40
4 、厚さ0.75umのi−Alo. sGao.
sAsであるクラッド層405、厚さ0.’3μmのi
−GaAsである光吸収N406を順に成膜させ、次に
、第1図に示した第1の実施例と同様の工程により、光
吸収層40Gの上面に深さ0,05μmでコルゲーショ
ン状の回折格子407を作成した。コルゲーションのピ
ッチは4。6μm、領域の長さは200μmとした。こ
の後、厚さ 1.5μmのi−Alo. sGao.
sAsであるクラッドN408を成長させ、さらにSi
aLである保護N409を成膜させた. 次に、保護層409の上面に幅2μmの間隔をおいてZ
nとStとを両側に熱拡散させ、p型領域410、n型
領域413を形成させた。この後、p型領域410の上
部にp′″−GaAsであるキャップ層411、Cr/
Auである電極412を作成し、n型領域413の上部
にはn”−GaAsであるキャップ層414 、Au−
Ge/Auである電極415を作成した。
横型P−i−n構造に対して逆バイアスを印加した状態
で第1の実施例と同様、入力光に対する検出強度の波長
特性を観察した。その結果、第5図に示すように第1の
実施例と同様に良好な波長選択性が得られた.半値全幅
は約33人であった。
で第1の実施例と同様、入力光に対する検出強度の波長
特性を観察した。その結果、第5図に示すように第1の
実施例と同様に良好な波長選択性が得られた.半値全幅
は約33人であった。
本実施例の構造は半絶縁性基板を用いているため、他の
素子との電気的分離が容易で、複数個の光検出器を集積
する場合や、検出用アンプ、発光素子あるいは制御用ド
ライバとの集積化においても有利である。
素子との電気的分離が容易で、複数個の光検出器を集積
する場合や、検出用アンプ、発光素子あるいは制御用ド
ライバとの集積化においても有利である。
第6図は本発明の第3の実施例の構成を示す図である.
本実施例は、波長分波検出機能に加えてFET構造によ
る増幅機能を付加したものである。
る増幅機能を付加したものである。
まず、構造について説明する。
本実施例は、第2の実施例と同様に半絶縁性GaAsで
ある基板601上に、厚さ0.5μmのi−GaAsで
あるバッファ層602、厚さ1.5μmのi−Alo.
sGao, aAsであるクラッド層603、第2の
実施例の導波層404と同様に構成された厚さ0.2μ
mの導波N604 、厚さ0.6μmのi−Alo.
sGao. sAsであるクラッドN605をMBE法
を用いて順次形成させ、この上面に第1および第2の実
施例と同様にコルゲーション状の回折格子607を形成
し、続いて、厚さ 0.4μmのn−GaAs (ドー
ビシグ濃度〜IX 10”cm−3)である光吸収N6
06を再成長させた後に、スパッタリングにより厚さ
0.3μmのS!3N4である絶縁膜609を成膜させ
た。
ある基板601上に、厚さ0.5μmのi−GaAsで
あるバッファ層602、厚さ1.5μmのi−Alo.
sGao, aAsであるクラッド層603、第2の
実施例の導波層404と同様に構成された厚さ0.2μ
mの導波N604 、厚さ0.6μmのi−Alo.
sGao. sAsであるクラッドN605をMBE法
を用いて順次形成させ、この上面に第1および第2の実
施例と同様にコルゲーション状の回折格子607を形成
し、続いて、厚さ 0.4μmのn−GaAs (ドー
ビシグ濃度〜IX 10”cm−3)である光吸収N6
06を再成長させた後に、スパッタリングにより厚さ
0.3μmのS!3N4である絶縁膜609を成膜させ
た。
次に、図示するように光吸収H606上にソース電極6
10、ゲート電極61l、ドレイン電極612を作成し
、FET構造とした。ソース電極610およびドレイン
電極612はAu−Geを下敷き層とずるAu電極とさ
れ、ゲート電極611はAIにより形成されている。
10、ゲート電極61l、ドレイン電極612を作成し
、FET構造とした。ソース電極610およびドレイン
電極612はAu−Geを下敷き層とずるAu電極とさ
れ、ゲート電極611はAIにより形成されている。
本実施例の動作は前実施例と同様であり、導波H604
に入射した光が、回折格子領域でモード変換され、光吸
収層606で吸収される。吸収された結果生じたキャリ
アは増幅され、ドレイン電流として検出される。
に入射した光が、回折格子領域でモード変換され、光吸
収層606で吸収される。吸収された結果生じたキャリ
アは増幅され、ドレイン電流として検出される。
本実施例では波長検出機能に加えてFET構造による増
幅機能が付加されるため、検出感度に優れた光検出器が
得られる。
幅機能が付加されるため、検出感度に優れた光検出器が
得られる。
なお、以上の各実施例はすべてGaAs系材料から構成
されていたが、無論、検出波長に合わせてInGaAs
など他の■一V族化合物半導体や、Si. Geなとの
半導体や、CdTeなとII−VI族化合物半導体など
から構成することも無論可能である。
されていたが、無論、検出波長に合わせてInGaAs
など他の■一V族化合物半導体や、Si. Geなとの
半導体や、CdTeなとII−VI族化合物半導体など
から構成することも無論可能である。
また、回折格子の形成される層は、光吸収層、導波層を
中心に成立する導波モード(偶モード31および奇モー
ド32)が重なり合う領域ならばいずれでも良い。
中心に成立する導波モード(偶モード31および奇モー
ド32)が重なり合う領域ならばいずれでも良い。
[発明の効果]
以上説明したように本発明によれば、波長選択機能を光
検出器に兼備させることが可能で、かつ、波長分解能に
優れ、集積化に適した光検出器を実現することができる
効果がある。また、本発明による素子は波長多重通信シ
ステムに適用する光検出器として好適であり、他の機能
素子との集積化も容易なため将来の光IC、○EIC
(光電子IC)にも好適である。また、現在および今後
の光情報伝送システム、光通信システム、光LAN、光
コンピューティングなどに広く応用することが可能であ
る。
検出器に兼備させることが可能で、かつ、波長分解能に
優れ、集積化に適した光検出器を実現することができる
効果がある。また、本発明による素子は波長多重通信シ
ステムに適用する光検出器として好適であり、他の機能
素子との集積化も容易なため将来の光IC、○EIC
(光電子IC)にも好適である。また、現在および今後
の光情報伝送システム、光通信システム、光LAN、光
コンピューティングなどに広く応用することが可能であ
る。
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示す図、第2図
は第1の実施例の光電界強度分布を示す図、第3図は第
1の実施例にて検出される光の波長分布を示す図、第4
図は本発明の第2の実施例の構成を示す図、第5図は第
2の実施例にて検出される光の波長分布を示す図、第6
図は本発明の第3の実施例の構成を示す図、第7図は従
来例の構成を示す図である。 101, 404, 604・・・導波層、102,
406, 606・・・光吸収層、1.03, 106
, 108, 403, 405, 408, 603
, 605・・・クラッド層、 04, 401, 601・・・基板、05, 402
, 602・・・バッファ層、07, 407, 60
7・・・回折格子、09, 411, 414・・・キ
ャップ層、10, 111, 412, 415・・・
電極、l2・・・信号光、 409 410・・・p型領域、 413 609・・・絶縁膜、 610 611・・・ゲート電極、 612 ・・・保護層、 ・・・n型領域、 ・・・ソース電極、 ・・・ドレイン電極.
は第1の実施例の光電界強度分布を示す図、第3図は第
1の実施例にて検出される光の波長分布を示す図、第4
図は本発明の第2の実施例の構成を示す図、第5図は第
2の実施例にて検出される光の波長分布を示す図、第6
図は本発明の第3の実施例の構成を示す図、第7図は従
来例の構成を示す図である。 101, 404, 604・・・導波層、102,
406, 606・・・光吸収層、1.03, 106
, 108, 403, 405, 408, 603
, 605・・・クラッド層、 04, 401, 601・・・基板、05, 402
, 602・・・バッファ層、07, 407, 60
7・・・回折格子、09, 411, 414・・・キ
ャップ層、10, 111, 412, 415・・・
電極、l2・・・信号光、 409 410・・・p型領域、 413 609・・・絶縁膜、 610 611・・・ゲート電極、 612 ・・・保護層、 ・・・n型領域、 ・・・ソース電極、 ・・・ドレイン電極.
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、波長多重化された入力光のうち、特定波長の信号光
のみを選択的に検出する光検出器であって、 前記信号光が入射される導波層と、 光が入射されたときに、その強度に応じたキャリヤを生
じる光吸収層と、 前記波長多重化された信号光の中から前記特定波長の信
号光を分離するための回折格子とを具備し、 前記導波層および前記光吸収層は各々を中心とする導波
モードが異なるように形成され、 前記回折格子は、前記導波層および前記吸収層を中心と
する各導波モードが重なり合う領域に形成されている光
検出器。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1056142A JP2672141B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | 光検出器 |
EP90104675A EP0386797B1 (en) | 1989-03-10 | 1990-03-12 | Photodetector using wavelength selective optical coupler |
DE69030831T DE69030831T2 (de) | 1989-03-10 | 1990-03-12 | Photodetektor mit wellenlängenselektivem optischem Koppler |
US07/795,966 US5220573A (en) | 1989-03-10 | 1991-11-21 | Optical apparatus using wavelength selective photocoupler |
US07/796,929 US5140149A (en) | 1989-03-10 | 1991-11-22 | Optical apparatus using wavelength selective photocoupler |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1056142A JP2672141B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | 光検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02237176A true JPH02237176A (ja) | 1990-09-19 |
JP2672141B2 JP2672141B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=13018829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1056142A Expired - Fee Related JP2672141B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | 光検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2672141B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112201707A (zh) * | 2020-09-21 | 2021-01-08 | 三明学院 | 一种光栅结构的硅基全硅表面吸收探测器及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH024209A (ja) * | 1988-06-21 | 1990-01-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 導波路と受光素子 |
-
1989
- 1989-03-10 JP JP1056142A patent/JP2672141B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH024209A (ja) * | 1988-06-21 | 1990-01-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 導波路と受光素子 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112201707A (zh) * | 2020-09-21 | 2021-01-08 | 三明学院 | 一种光栅结构的硅基全硅表面吸收探测器及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2672141B2 (ja) | 1997-11-05 |
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