JP3149979B2 - 光検出装置及び発光装置 - Google Patents

光検出装置及び発光装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波長多重分割型光通
信、波長多重分割型光交換、波長領域を利用した光演
算、光記録、光計測などに好適に用いられる、直列配列
されたグレーティング方向性結合器を有する多波長光検
出及び/又は発光装置に関する。こうした光検出及び/
又は発光装置は、直列配列された複数の半導体レーザ及
び波長の異なる複数の光を同一出射端面から出力する集
積化された構造を有する多波長発光装置や、直列配列さ
れた複数の光検出器を有する分波光検出装置などを含
む。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバ通信システムなどに
おいて、波長多重化された光信号を波長ごとに分離、検
出するいわゆる分波光検出器は重要である。従来の分波
検出装置としては、例えば、図7で示されるものがある
(電子情報通信学会秋期全国大会 予稿B−469(1
989))。これは、複数の波長成分を持つ入力光10
1をフーリエグレーティング102で反射回折させ、再
びコリメータレンズ103で結像させることにより波長
成分の分離を行なう装置である。反射回折光の結像位置
には光ファイバアレイ104が設けられていて、各波長
成分の検出が行なわれるものである。
【0003】この様な装置では、空間的に光を広げる
為、装置が全体として大きくなる難点があった。また、
波長分解能を向上させ、クロストークを低減させる為に
は、光ビーム101の光路長を長くする必要があり、こ
れも装置の大型化につながっていた。これらのことを解
決する為、特開平2−4209では、図8に示す様に、
pinフォトダイオード(p−AlGaAs第3反射層
112、アンドープGaAs/AlGaAs超格子光吸
収層113、n−AlGaAs第2反射層114、上下
に施された電極などから成る)にグレーティング111
を形成し、n−AlGaAs導波路層115に導入され
た入力光(λ1 +λ2+λ3 +λ4 )のうち特定の波長
の光を光吸収層113の部分に移行させるという波長選
択機能を持たせることにより、素子の小型化、集積化を
図っている。
【0004】また、多波長発光装置ないし半導体レーザ
は、波長多重分割型の光伝送システムや光交換システム
などに不可欠な素子である。こうした光伝送システムや
光交換システムなどでは、1本の光ファイバ或は光導波
路に、多波長半導体レーザの出力光、即ち波長の異なる
複数のレーザ光を多重して伝送させる必要がある。
【0005】従来、この種の多波長発光装置ないし半導
体レーザは、出力波長の異なる複数の半導体レーザを並
列に集積化し、出力光信号を合波する構造を設けること
により作製されている。例えば、特開昭55−1638
88(図9参照)や特開昭58−175884(図10
参照)の様に、並列に集積化した複数の半導体レーザの
出力光をY型合流器で合流し、単一の開口より複数レー
ザ光多重出力を得る構成がある。即ち、図9では、グレ
ーティング131a〜131dを備える分布反射型(D
BR)半導体レーザ132a〜132dからの発振光
が、各光導波路133a〜133dを伝播した後、共通
光導波路134に合流し、単一の開口から出射される。
また、図10では、複数のレーザ141からの発振光
(波長λ1 〜λ10)が、各光導波路を伝播した後、共通
光導波路142に合流し、単一の開口から出射される。
【0006】更に、合流器として、特開昭62−229
105(図11参照)に示す様に、複数の半導体レーザ
151の光出射端面152から各々光導波路153を引
き延ばして、波長選択型方向性結合部153(グレーテ
ィングないし周期構造156を備える)で共通光導波路
157に合波する構成がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8の提案で
は、電極1、2、3への印加電圧の制御により選択波長
をチューニングする為、各光検出器(各電極1、2、3
の下のpin構造から成る)には必然的に異なる電圧が
印加されることになって、同一の印加電圧を用いること
ができないことになり、検出電流、応答速度(感度の遅
速)が各光検出器において異なるという難点を有してい
た。普通、光検出器に対しては、その構造に応じた最適
の使用電圧が決められている。
【0008】また、複数の半導体レーザを並列に集積化
し、且つ出力光の合流部分を図9、10及び11の従来
例の様に屈曲光導波路を用いて得る構成では、多波長半
導体レーザ素子全体の大きさが極めて大きくなるという
問題点がある。例えば、半導体レーザ間の並列方向の間
隔を100μmとすれば、10個のレーザの集積で横方
向(並列方向)に少なくとも1mm必要とし、且つ、最
大1mm離れた2つの出力光を低損失で合流しようとす
ると、合流角2度として、合流器長さを30mm必要と
することになる。
【0009】この様に、従来の構成では、極めて大きな
サイズの多波長半導体レーザしか得られていなかった。
更に、従来の合流器/合波器では、伝搬長が長いので、
伝搬損失と屈曲部の放射損失が無視できない大きさであ
り、レーザ光の出力光強度が低下する難点もあった。
【0010】従って、本発明の第1の目的は、これらの
問題点に鑑み、サイズが小さく性能が良い直列配列され
たグレーティング方向性結合器を有する多波長光検出及
び/又は発光装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の第2の目的は、上記の課題
に鑑み、小型、集積型構造で性能の良い分波光検出装置
を提供することにある。
【0012】また、本発明の第3の目的は、上記の課題
に鑑み、小型、集積型構造で複数のレーザ光を共通の出
射端より出射させることを可能とした多波長発光装置な
いし半導体レーザを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の光検出装置は以
下のように構成される。共通導波路と、該共通導波路を
伝搬する光をグレーティングを用いて、前記共通導波路
と積層された他の導波路に、光伝搬方向と同方向に光結
合する方向性結合器及び前記積層された他の導波路と一
体化した光電変換機能を有する光検出器から成るユニッ
トとを有しており、前記ユニットを共通導波路の光伝搬
方向に沿って複数接続しており、各ユニットの前記グレ
ーティングの周期が異なることを特徴とする光検出装
置。このような順方向結合器を用いると、波長選択幅の
調整範囲が広く、且つ、グレーティングの周期が10μ
m程度なので、フォトマスクを用いて容易に周期の異な
る構造を作り込めることができる。
【0014】前記複数のユニットは、光の入射側から前
記グレーティングの周期の短い順に配列されていると、
損失を低減することができる。また、前記複数のユニッ
トの間には、溝、もしくは光吸収領域が形成されている
か、もしくは前記複数のユニットの間の境界面が光伝搬
方向に対して斜めに形成されていると、ユニット間での
光の混じり込みを抑制することができる。また更に、前
記グレーティングの有効周期を変化させる手段が設けら
れていると、分波する光の波長を変化させることができ
る。
【0015】本発明の光検出装置においては、各グレー
ティングの周期が異なっていることにより、それぞれの
ユニットで異なる波長を光結合させ、検出できるため、
波長多重化光信号の同時検出を小型で且つ集積化可能な
形態で可能としている。光検出器としては、MES−F
ET型光検出領域を用いたり、pinフォトダイオード
光検出領域を用いることができる。
【0016】また、本願に係る発光装置は以下のように
構成される。共通導波路と、該共通導波路と積層された
半導体レーザ及び該半導体レーザの発する光をグレーテ
ィングを用いて前記共通導波路に、光伝搬方向と同方向
に光結合する方向性結合器から成るユニットとを有して
おり、前記ユニットを共通導波路の光伝搬方向に沿って
複数接続しており、各ユニットの前記グレーティングの
周期が異なることを特徴とする発光装置。ここで、前記
半導体レーザと方向性結合器は、光の伝搬方向に直列に
接続されていると、半導体レーザと方向性結合器を独立
に制御しやすくなる。また、前記半導体レーザは、DF
B型半導体レーザであると集積化が容易になる。
【0017】
【0018】また、上述の光検出装置、もしくは発光装
置のユニットの方向性結合器は2層の導波路(例えば一
方は共通導波路)の間でグレーティングを用いて光結合
を行うものであったり、その2層の導波路の間にクラッ
ド層を有するものであったり、その2層の導波路は平行
であったりする。また、前記グレーティングは該2層の
導波路の一方に形成されるものであったりする。
【0019】
【実施例】図1は本発明の分波光検出装置の第1実施例
の基本構成図を表わしている。本分波光検出器は半導体
基板1に積層された2層の導波路4、6からなり、片側
の導波路(この例では6の導波路)にグレーティング1
0が形成されている。2層の導波路4、6は互いに厚さ
及び/若しくは屈折率が異なるいわゆる非対称方向性結
合器を形成し、グレーティング10により伝搬定数の補
償を受ける波長においてのみ、導波路4、6間のモード
結合が起こる。つまり、下の導波路4に入射結合した光
(λ1 〜λ5 )のうち、グレーティング10により導波
路4、6間結合の生じる波長において上の導波路6への
結合が起こり光の移行が生じる。
【0020】この様に分波領域20で用いられる非対称
な方向性結合器とグレーティング10の組み合わせは、
単に方向性結合器を構成する導波路間のモード分散を用
いる場合と比較して、波長分解能が向上することが知ら
れている。従って、本構成を用いれば、信号の波長多重
度即ちチャネル数の増大が図られる。
【0021】上の導波路6へ結合した光は、グレーティ
ング10の後段に設けられた光検出領域21の光検出層
7で吸収され、信号検出が行なわれる。他の波長成分の
信号光は下の導波路4を伝搬する為、光検出層7には吸
収されず、次段の分波領域20へ進む。こうして、特定
の波長成分の信号光のみが上の導波路6へ結合し検出さ
れる。
【0022】本実施例においては、以上の様に入力光信
号の波長多重度に応じて、分波領域20と光検出領域2
1から構成される分波光検出器が複数個光伝搬方向に沿
って縦列接続されており、各分波領域20のグレーティ
ング周期(ピッチ)が、分波する波長に応じて異なる様
に設定されている。このグレーティング周期に応じて、
伝播定数の補償される波長が異なる為、第1実施例では
複数の波長成分の光を同時に検出することができる。
【0023】本実施例は次の如く作製された。図1にお
いて、半絶縁性GaAs基板1の上に、順に、ノンドー
プ(φ−)GaAsバッファ2を0.5μmの厚さで、
φ−Al0.5Ga0.5Asクラッド層3を1.5μmの厚
さで、φ−GaAs(厚さ30Å)/φ−Al0.5Ga
0.5As(厚さ80Å)から構成される多重量子井戸
(MQW)構造である下側導波路4を0.08μmの厚
さで、φ−Al0.5Ga0.5Asクラッド層5を0.8μ
mの厚さで、φ−GaAs(厚さ30Å)/φ−Al
0.4Ga0.6As(厚さ60Å)から構成されるMQWで
ある上側導波路6を0.45μmの厚さで、n−GaA
s(不純物濃度n=3×1017cm-3)光検出層7を
0.2μmの厚さで、MBE(分子線エピタキシー法)
で成長した。
【0024】レジストパタ−ニング及びドライエッチン
グにより、n−GaAs光検出層7をパターニングし、
MES−FET型光検出領域21とした。続いて、レジ
ストパターニング及び反応性イオンビームエッチングの
繰り返しにより、図1の断面図及び図2の上面図の様に
各光検出領域21の前段に各々周期の異なるグレーティ
ング10を備えたリッジ状導波路を形成した。次に、S
iO28を導波路6のカバー層として成膜後、図2に示
す様に光検出領域21に、Au/Crからなるソース1
1及びドレイン電極12を導波路6を挟む様に形成し、
加熱処理によりオーミックコンタクトをとった。続い
て、Alゲート電極9をソース11、ドレイン電極12
間に形成した後、各ソース11、ドレイン12、ゲート
電極9の取り出し電極を作製し、MES−FET型光検
出領域21を作製した。
【0025】本素子は、5段縦列接続の分波光検出器か
らなり、各分波領域20のグレーティング周期は信号光
入力段より、順に9μm、9.25μm、9.5μm、
9.75μm、10μmとした。グレーティング10の
深さは0.1μm、グレーティング領域長さは500μ
mである。
【0026】以上の構成の第1実施例において、ゲート
電極9に−3Vを印加し、ドレイン電流を測定したとこ
ろ、入力波長0.805μmから0.855μmにおい
て図3の様な応答特性が得られた。図3の上部に記載の
数字は各グレーティング周期であり、各周期を分波領域
20に有する光検出器の応答特性を示している。図3よ
り、波長λ1 =0.817μm、λ2 =0.824μ
m、λ3 =0.83μm、λ4 =0.836μm、λ5
=0.842μmの光信号の同時検出が可能であること
が分かる。本素子の全長は、グレーティング領域500
μm、光検出領域20μmのユニットが5段縦列接続さ
れるので、合計2.6mmである。つまり、光の伝搬す
る全長が僅か2.6mmの素子で5波長同時検出が可能
である。
【0027】ところで、第1実施例において、分波領域
20の所にも独立に電極25(図1に破線で示す)を設
けて、ここの印加電圧を制御して分波する波長を変化さ
せる構成にもできる。この変化は、プラズマ効果、量子
閉じ込めシュタルク効果(QCSE)などによる上部導
波路6の有効屈折率の変化に基づいている。
【0028】また、長波長より短波長の光の方が吸収さ
れやすいので、入力側になるべく短波長の光を分波、検
出する領域を設ける方がよい。第1実施例はそうなって
いる。更に、前段で分波された波長光が光検出領域21
に混じり込んでこない様に、隣接する光検出領域21と
分波領域20との間に、積層方向に延びる適当な深さの
溝26(図1に破線で示す)を設けたり、光吸収領域を
設けたり、両領域の境界面を伝搬方向に対して斜めに形
成して前段の上部導波路6からの光が他の方向に反射さ
れる様にしてもよい。
【0029】第1実施例は光検出器としてMES−FE
Tを使用していたが、次に図4に基づいて、光検出器と
してpin型フォトダイオードを使用する第2実施例を
説明する。
【0030】本実施例は図4に示す構造を有し次の如く
作製された。図4において、n+−GaAs基板41の
上に、順に、n−GaAs(n=2×1018cm-3)バ
ッファ層42を0.5μmの厚さで、n−Al0.5Ga
0.5As(n=1×1017cm-3)クラッド層43を
1.5μmの厚さで、GaAs(30Å)/Al0.5
0.5As(80Å)(n=1×1017cm-3)から構
成されるn型多重量子井戸(n−MQW)である下側導
波路層44を0.08μmの厚さで、n−Al0.5Ga
0.5As(n=1×1017cm-3)中間クラッド層45
を0.8μmの厚さで、n−Al0.2Ga0.8As(n=
1×1017cm-3)上側導波路層46を0.25μmの
厚さで、n-−GaAs(n=5×1015cm-3)光検
出層47を0.05μmの厚さで、p−Al0.5Ga0.5
As(p=1×1018cm-3)クラッド層48を1.5
μmの厚さで、p−GaAs(p=1×1018cm-3
コンタクト層49を0.5μmの厚さで、MBE(分子
線エピタキシー法)で成長した。
【0031】次に、光検出領域54のみをフォトレジス
トでカバーし、アンモニア:過酸化水素水(1:20
0)のエッチャントで、p−GaAsコンタクト層49
を除去し、続いて塩酸:過酸化水素水(1:200)の
エッチャントにより、p−Al0.5Ga0.5Asクラッド
層48を除去し、更にアンモニア:過酸化水素水(1:
200)のエッチャントでn-−GaAs光検出層47
を除去した。
【0032】この除去で露出したn−Al0.2Ga0.8
s上部導波路層46上に、グレーティング57を反応性
イオンビームエッチング法により食刻し、MOCVD法
によりφ−Al0.5Ga0.5As50を選択成長した。グ
レーティング57の深さは0.1μm、周期は6μmか
ら7.5μmにわたって0.15μm間隔で設定されて
いる。従って、波長選択光検出器ユニットは全部で11
個である。グレーティング領域55の長さは400μ
m、光検出領域54の長さは50μmである。よって、
素子の全長は約5mmである。
【0033】更に、横方向の閉じ込めを行なう為に、グ
レーティング57と直交する方向、即ち光の伝搬方向に
幅3μmのリッジ構造を反応性イオンビーム法により食
刻し(中間クラッド層45まで食刻してリッジ構造を作
る)、コンタクト層49を除くリッジ側面にSi34
51を絶縁層として成膜した。続いて、光検出領域54
のコンタクト層49上にはAuCr/Au電極52を蒸
着し、裏面研磨後、基板41裏面にAuGe/Au電極
53を蒸着した。最後に、高温処理により電極52、5
3のオーミックコンタクトをとりチップ化して実装を行
なった。
【0034】以上の構成の第2実施例において、各光検
出領域(pinフォトダイオード)54に、−5Vを印
加し、20Mbpsの光信号を下部導波路層44に入力
した。光信号は波長分割多重化されており、λ=820
nmから850nmにおいて3nm間隔で11チャネル
を有している。各段のグレーティング57を有する分波
領域55で各波長成分が選択され、上部導波路層46に
結合し、各段の光検出層47で吸収検出される。11チ
ャネルの光信号は独立に検出可能であり、波長間のクロ
ストークは−20dB以下、検出可能最小光パワーレベ
ルは入力段において−40dBmであった。第2実施例
でも、第1実施例で述べた様な変形ないし変更が可能で
ある。
【0035】図5は多波長発光装置である本発明の第3
実施例の基本構造を示している。本発明による多波長発
光装置は、互いに異なる発振波長の半導体レーザと各発
振波長に合わせて導波路間結合を起こすグレーティング
方向性結合器とが1組となって、複数組、光伝搬方向に
沿って直列配置されていて、半導体レーザは集積に適し
たDFB若しくはDBR型レーザが良いが、他の型でも
良い。第3実施例では、半導体レーザ78はDFB型で
あり、発振波長λi に合わせたグレーティング75の周
期ΛLD,iを有している。発振モードの有効屈折率をn
effとすれば、ΛLD,iは、 ΛLD,i=m・λi/2neff (m=1,2,3・・・) (1) で表わせる(この関係はDBR型でも成立する)。
【0036】更に、本実施例では、半導体レーザ78の
活性層65と距離を置いた位置に共通導波路63が形成
されている。グレーティング方向性結合器79は、半導
体レーザ78の活性層65との突き合わせ位置に上部導
波路71が形成されており、半導体レーザ78の共通導
波路63との突き合わせ位置に同じく共通導波路63が
形成されていて、上部導波路71と共通導波路63の結
合領域に波長選択結合用グレーティング74が形成され
ている。
【0037】グレーティング方向性結合器79の2層の
導波路即ち上部導波路71と共通導波路63は、互いに
厚さ及び/若しくは屈折率が異なるいわゆる非対称方向
性結合器を形成し、グレーティング74により伝搬定数
の補償を受ける波長においてのみ、導波路71、63間
のモード結合が生じる。つまり、半導体レーザ78より
出射され上部導波路71を伝搬する光のうち、グレーテ
ィング74によりモード整合の取れる波長において、共
通導波路63への結合が生じ、光の導波路間移行が実行
される。この時、半導体レーザ78の発振波長をλi 、
上部導波路71を伝搬するモードの有効屈折率を
up,i、共通導波路63を伝搬するモードの有効屈折率
をncom,iとすれば、グレーティング74の周期Λ
g,iは、 Λg,i =λi /|nup,i−ncom,i| (2) で表わされる(右辺のマイナス符号は順方向性結合であ
ることを示す)。
【0038】この様に、グレーティング74を介した方
向性結合器による結合では、(2)式のブラッグ条件近
傍で強い波長選択性が生じる。その為、所望のレーザ発
振波長のみ、導波路71、63間の光移行が起こる。逆
に言えば、対応する半導体レーザ78からの発振波長に
合わせて、こうした光移行が起こる様に、グレーティン
グ方向性結合器79のグレーティング74の周期Λg,i
が設定されている。
【0039】本実施例では、以上の様にして、半導体レ
ーザ78及びこの半導体レーザの発振波長に合わせたグ
レーティング方向性結合器79の組み合わせが、波長多
重度に合わせて異なる波長で設定されて、複数組、光伝
搬方向に沿って直列接続されている。即ち、半導体レー
ザ78より出射した光は、グレーティング結合器79に
より共通導波路63へ導かれ、共通導波路63を伝搬す
る。伝搬光は、次段以降の半導体レーザ78及びグレー
ティング方向性結合器79を伝搬する際には波長が異な
る為に結合を起こさず、これらを透過し、共通出射端
(図5においては、左手前の端面)より出射する。
【0040】以上の様に、本実施例では、各発振波長に
合わせて、半導体レーザ78のグレーティング周期が
(1)式で設定され、グレーティング方向性結合器79
のグレーティング周期が(2)式で設定され、波長ごと
に独立に駆動が可能な構成をとっている。従って、同一
の出射端より波長多重分割化された光信号が出射可能で
ある。
【0041】本実施例は次の如く作製された。図5にお
いて、n+−GaAs基板61の上に、順に、n−Ga
As(n=2×1018cm-3)バッファ層(不図示)を
0.5μmの厚さで、n−Al0.5Ga0.5As(n=1
×1017cm-3)クラッド層62を1.5μmの厚さ
で、n−Al0.3Ga0.7As(n=1×1017cm-3
共通導波路63を0.08μmの厚さで、n−Al0.5
Ga0.5As(n=1×1017cm-3)中間クラッド層
64を0.8μmの厚さで、φ(ノンドープ)−Al
0.07Ga0.93As活性層65を0.07μmの厚さで、
p−Al0.2Ga0.8Asガイド層66を0.2μmの厚
さで、MOCVD法(有機金属気相成長法)で成長し
た。
【0042】次に、フォトレジストを塗布後、発振波長
ごとに周期を変えたHe−Cdレーザの2光束干渉パタ
ーンを各半導体レーザ78の形成される領域に焼き付
け、現像した。続いて、反応性イオンビームエッチング
法により、p−Al0.2Ga0.8Asガイド層66を食刻
し、フォトレジスト剥離後、図5に示す様な微細なグレ
ーティングパターン75を得た。発振モードの不安定性
を除く為に、グレーティングパターン75は図5の様に
中央付近でいわゆるλ/4シフトした構造となってい
る。λ/4シフトは、フォトレジストをネガ、ポジ交互
に塗布する方法などによって容易に得ることができる
(例えば、特開昭62−262004参照)。
【0043】次に、グレーティング方向性結合器79と
なる部分をSiO2でマスクした後、再びMOCVD法
により微細グレーティング75上にp−Al0.5Ga0.5
As(p=1×1018cm-3)クラッド層67、p+
GaAs(p+=2×1018cm-3)コンタクト層68
を成長した。以上の工程でDFB型半導体レーザ78を
作製した。
【0044】一方、グレーティング方向性結合器79に
ついては、その領域のSiO2マスクを除去後、今度は
半導体レーザ78上にSiO2マスクを作製し、硫酸:
過酸化水素水:水の混合エッチャントでp−Al0.2
0.8Asガイド層66を除去し、アンモニア:過酸化
水素水の混合エッチャントでφ−Al0.07Ga0.93As
活性層65を除去した。次に、フォトレジストを塗布
後、各グレーティング方向性結合器79の位置及び結合
波長に合わせたグレーティング周期を設定したフォトマ
スクを通して露光し、現像した。反応性イオンビームエ
ッチングで食刻し、フォトレジスト剥離後、図5に示す
グレーティング74を得た。本実施例では、グレーティ
ング74の周期は比較的粗いので、こうした方法で作製
できる。
【0045】続いて、再びMOCVD法によりグレーテ
ィング74上にφ−MQW(ウェル:GaAs30Å,
バリア:Al0.4Ga0.6As80Åの多重量子井戸)上
部導波路71を0.5μmの厚さで、φ−Al0.5Ga
0.5Asクラッド層72を1.5μmの厚さで成長し、
グレーティング方向性結合器79を形成した。
【0046】更に、半導体レーザ78上のSiO2マス
クを除去後、図5に示す様にグレーティング74、75
と直交方向(光伝搬方向)に幅3μmのリッジをフォト
レジストと反応性イオンビームエッチングにより形成
し、リッジ側面をSi34膜73で埋め込んだ。半導体
レーザ78のp+−コンタクト層68上には、Au−C
r/Au電極69を蒸着し、裏面研磨後、基板61裏面
にAu−Ge/Au電極70を蒸着した。最後に、高温
処理により電極69、70のオーミックコンタクトをと
りチップ化して電気実装を行なった。
【0047】以上の構成において、各半導体レーザ78
に150MbpsのNRZ信号を入力し、共通出射端か
ら波長多重化光信号を出射し、この出射光を分波して検
出することにより各光信号が独立に送信可能なことが確
認できた。
【0048】各段の発振波長λi 、DFB型レーザ78
の微細グレーティング周期ΛLD,i、グレーティング方向
性結合器79のグレーティング周期Λg,iは、以下の様
である。 λi (nm) ΛLD,i(nm) Λg,i(μm) 1) 830 237 9.1 2) 835 239 9.3 3) 840 240 9.5 4) 845 241 9.7 5) 850 243 9.9 各グレーティング方向性結合器79の深さは0.1μ
m、グレーティング領域長は400μm、各半導体レー
ザ78の微細グレーティング75の深さは0.1μm、
領域長は300μmである。従って、5個の組から成る
多波長発光装置の全長は3.5mm、幅は電極幅のみで
僅か100μmほどである。
【0049】第3実施例では、半導体レーザとしてDF
B型レーザを用い、グレーティング方向性結合器は順方
向性結合を用いたが、次に説明する参考例ではDBR型
レーザ及び逆方向性結合によるグレーティング方向性結
合器を用いる。作成方法は第3実施例と同様である。
【0050】DBR型レーザ78においては、図6に示
す様に、活性層65はグレーティング(DBR)82で
挟まれた活性領域のみとしている。グレーティング方向
性結合器79のグレーティング83の上部のクラッドは
Si3481を用いている。グレーティング方向性結合
器79のグレーティング83は第3実施例と比較して微
細であり、(2)式と異なり次の(3)式を満足するグ
レーティング周期を用いる。 Λg,i =M・λi /|nup,i+ncom,i|(M=1,2,3,・・・)(3) 即ち、逆方向性結合((3)式の右辺のプラス符号がこ
のことを表わす)においては、半導体レーザ78の発振
光はグレーティング方向性結合器79により共通導波路
63へ導かれる際に、上部導波路71の伝搬方向と逆方
向に共通導波路63を伝搬する。伝搬光は、次段以降の
半導体レーザ78及びグレーティング方向性結合器79
を伝搬する際、波長が異なる為に結合を起こさず透過
し、共通出射端(図6の右側端面)より出射する。逆方
向性結合では、順方向性結合と比べて波長選択性が更に
鋭い為、半導体レーザ78の発振波長間隔を狭めること
ができ、波長分割多重通信システムの波長多重度を高め
ることが可能である。
【0051】参考例のグレーティング方向性結合器79
のグレーティング83の作製においては、微細である
為、第3実施例の様にフォトマスクを用いることができ
ず、DBR型レーザ78と同様、He−Cdレーザの2
光束干渉パターンを用いて露光を行なう
【0052】素子長は、グレーティング方向性結合器7
9の長さ200μm、DBR型レーザ78の長さ400
μmであるため、全体として6mmであった。尚、図6
において、図5と同一符号のものは同機能のものを示
す。
【0053】
【0054】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明による検出
装置によれば、周期の異なるグレーティングの形成され
た方向性結合器型分波領域と光検出領域が1ユニットと
なって光伝搬方向に沿って接続されていることにより、
波長分割多重化光信号などを同時検出可能である。
【0055】分波領域はグレーティングで導波路間の光
結合を行なう方向性結合器型分波器を使用している為、
波長分解能が高く、従って波長多重数を多く、つまり信
号チャネル数を多く設定することができる為、高密度光
通信が可能となる。また、光検出領域では、分波領域と
独立に電圧印加する為、各ユニットの光検出性能は均一
にできる。更に、本発明の分波光検出装置は、光の伝搬
長が僅か数mmでもって数波から数10波の同時検出が
可能で、小型であり、他素子との集積化にも好適であ
る。
【0056】また、本発明による発光装置ないし半導体
レーザによれば、半導体レーザ及び周期の異なるグレー
ティングを有するグレーティング方向性結合器の組み合
わせを、波長多重度に合わせて、複数組、光伝搬方向に
沿って接続することにより、例えば、波長多重化光信号
を独立に駆動でき、且つ全て共通出射端より送信するこ
とが可能である。半導体レーザの発振光を共通導波路に
結合するグレーティング方向性結合器は、対応する半導
体レーザに直接、直列的に結合しており且つ結合長が短
い為、従来の合波器を利用する場合と比較して、多波長
発光装置全体の素子長を短く、コンパクトにできる。そ
の為、集積化に適する効果がある。更に、本発明による
グレーティング方向性結合器はブラッグ条件近傍で鋭い
波長選択性を有する為、半導体レーザの発振波長間隔を
短くすることができる。即ち、波長多重度を高密度にし
信号チャネル数を多く設定できる効果がある。
【0057】以上の実施例では、光検出器と半導体レー
ザの一方のみがグレーティング方向性結合器と共に設け
られていたが、光検出と発光機能を選択的または同時に
行うように、少なくとも1つの光検出器と少なくとも1
つの半導体レーザを夫々グレーティング方向性結合器と
共に設けて装置を構成してもよい。この製造方法は、上
記の製法を適当に組み合わせて用いればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である分波光検出装置を説
明するための断面構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の上面図である。
【図3】本発明の第1実施例の分波光検出装置のスペク
トル応答を表わす図である。
【図4】本発明の第2実施例である分波光検出装置の一
部破断された斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例である多波長発光装置の一
部破断された斜視図である。
【図6】参考例である多波長発光装置の断面図である。
【図7】第1の従来例を示す図である。
【図8】第2の従来例を示す図である。
【図9】第3の従来例を示す図である。
【図10】第4の従来例を示す図である。
【図11】第5の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1,41,6l GaAs基板 2,42 GaAsバッファ層 3,5,43,45,48,50,62,64,67,
72,81 クラッド層 4,44,63 下部導波路層 6,46,71 上部導波路層 7,47 光検出層 8 カバー層 9 ゲート電極 10,57 グレーティング 11 ソース電極 12 ドレイン電極 20,54 光検出領域 21,55 分波領域 51,73 絶縁層 49 コンタクト層 25,52,53,69,70 電極 26 溝 65 活性層 66 ガイド層 68 コンタクト層 74 順方向結合グレーティング 75 DFB(グレーティング) 78 半導体レーザ 79 グレーティング方向性結合器 82 DBR(グレーティング) 83 逆方向結合グレーティング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 27/15 G02B 6/12 B H01S 5/12 6/28 B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/10 H01S 5/00 - 5/50 G02B 6/12 H01L 27/15 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通導波路と、該共通導波路を伝搬する光
    をグレーティングを用いて、前記共通導波路と積層され
    た他の導波路に、光伝搬方向と同方向に光結合する方向
    性結合器及び前記積層された他の導波路と一体化した光
    電変換機能を有する光検出器から成るユニットとを有し
    ており、前記ユニットを共通導波路の光伝搬方向に沿っ
    て複数接続しており、各ユニットの前記グレーティング
    の周期が異なることを特徴とする光検出装置。
  2. 【請求項2】前記複数のユニットは、光の入射側から前
    記グレーティングの周期の短い順に配列されている請求
    項1に記載の光検出装置。
  3. 【請求項3】前記複数のユニットの間には、溝、もしく
    は光吸収領域が形成されているか、もしくは前記複数の
    ユニットの間の境界面が光伝搬方向に対して斜めに形成
    されている請求項1に記載の光検出装置。
  4. 【請求項4】更に、前記グレーティングの有効周期を変
    化させる手段が設けられている請求項1に記載の光検出
    装置。
  5. 【請求項5】共通導波路と、該共通導波路と積層された
    半導体レーザ及び該半導体レーザの発する光をグレーテ
    ィングを用いて前記共通導波路に、光伝搬方向と同方向
    に光結合する方向性結合器から成るユニットとを有して
    おり、前記ユニットを共通導波路の光伝搬方向に沿って
    複数接続しており、各ユニットの前記グレーティングの
    周期が異なることを特徴とする発光装置。
  6. 【請求項6】前記半導体レーザと方向性結合器は、光の
    伝搬方向に直列に接続されている請求項5に記載の発光
    装置。
  7. 【請求項7】前記半導体レーザは、DFB型半導体レー
    ザである請求項5又は6のいずれかに記載の発光装置。
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