JPH02236864A - オーデイオビデオシステムの設定値更新方法およびその設定値記憶方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は情報伝送路により接続されたオーディオビデオ
システムを構成しているオーディオビデオ機器の設定値
を情報記憶媒体を利用して初期化を行なったり、既設定
データを記憶更新するための方法に関するものである。

従来の技術 従来オーディオビデオ機器の各種設定値を設定するため
には機器本体の操作パネル上のスイッチで行なうか、も
しくはワイヤレスリモートコントロール装置の操作で行
なうしか方法はなかった。

発明が解決しようとする課題 上記に述べた従来の方法では、次のような課題があった
。

（１）電源のオン●オフや動作の操作を含めて各種の設
定をそれぞれのオーディオビデオ機器に対して行なう必
要があったため、複数の機器を接続して使用する場合初
期設定を行なうだけでもかなりの種類の設定を行なう必
要がある。

（２）複数のオーディオビデオ機器を接続して使用する
場合これらの機器に詳しくない人がすべての設定を行な
うことは非常に困難である。

（３）オーディオビデオ機器の各種の設定を後で再現す
る場合、再度同じ設定をすべてのオーディオビデオ機器
に対して行なう必要がある。

課題を解決するための手段 本願の請求項１の発明はデータ通信を行うための情報伝
送路、及び該情報伝送路に接続されデータ通信を行うた
めの通信制御手段を夫々有する複数台のオーディオビデ
オ機器と、前期オーディオビデオ機器の各種設定値を保
持する情報読み取り記録されている情報記憶媒体からデ
ータを読み込むステップ、情報記録媒体から読み込んだ
データから設定値更新対象となるオーディオビデオ機器
宛の設定値更新指令を発生し、該オーディオビデオ機器
に対して該設定値更新指令を転送するステップを有し、
前記各オーディオビデオ機器は、該設定値更新を受け取
った該オーディオビデオ機器が該設定値更新指令の内容
に応じて自分自身の設定値を更新するステップを有する
ことを特徴とするものである。

また、本願の請求項２の発明はデータ通信を行うための
情報伝送路、及び該情報伝送路に接続されデータ通信を
行うための通信制御手段を夫々有する複数台のオーディ
オビデオ機器と、前記オーディオビデオ機器の各設定値
を保持する情報記録媒体が着脱自在に接続され、該情報
記録媒体からの情報を読み取り及び書き込む情報読み取
り／書き込み装置とを具備するオーディオビデオシステ
ムであって、前記情報読み取り／書き込み装置は、オー
ディオビデオ機器に対して、各種設定値の転送を要求す
るための設定値要求を発生し、オーディオビデオ機器に
転送するステップ、前記設定値転送指令を送出したオー
ディオビデオ機器より転送されてきた各種設定値を情報
記憶媒体に書き込むステップ、を有するものであり、前
記オーディオビデオ機器は、該設定値要求を受信すると
自分自身の各種設定値から設定値転送データを発生し返
送するステップを有するものであることを特徴とするも
のである。

作用 このような特徴を有する本願の請求項１の発明によれば
、情報読み取り装置は情報記憶媒体から各オーディオビ
デオ機器の設定値データを読み出して情報伝送路を介し
てオーディオビデオ機器に設定値更新指令を送出するよ
うにしている。そうすれば、各オーディオ機器ではそれ
に対応した設定値を更新する。

また本願の請求項２の発明によれば、データの書き込み
時には各オーディオビデオ機器に対して設定値の転送を
要求し、オーディオビデオ機器ではこの要求を受信する
とその設定値データを情報読み取り／書き込み装置に転
送するようにしている。情報書き込み／読み取り装置で
はこの指令を送出したオーディオビデオ機器より転送さ
れてきた設定値を情報記録媒体に書き込むようにしてい
る。

実施例 以下、図面に従い零発叫の一実施例を詳細に説明する。

本発明の実施例は以下の３節に区分される。

（１）システムの概要説明 （２）設定値更新手順 （３）設定値記憶手順 （１）システムの概要説明 （ａ）定義 ここで説明するオーディオビデオシステムは、透過性及
びコード独立性を備えた通信システムにより相互に接続
されたオーディオビデオ機器群により構成されている。

情報はフレームと呼ばれる可変長のユニットとして伝送
される。情報を送信し受信する物理的機構は通信制御装
置（オーディオビデオ機器に内蔵される場合は通信制御
部と称する）と呼ばれる。情報をある通信制御装置から
他の通信制御装置に運ぶ通信回線は情報伝送路と呼ばれ
る。本明細書の以下の部分を理解するのに必要な基本用
語を簡単に説明する。

●ステーション：情報伝送路に接続され、他の機器との
データ通信機能を有する機器。

●マスター：この通信システムの制御権を握るステーシ
ョン。

拳スレーブ：マスターにより指定されマスターに対して
応答をする義務のあるステーシロン。

●トランスミッター：　フレーム中のメッセージフィー
ルド内のデータを送信するステーシｅン。

●レシーバー：フレーム中のメッセージフィールド内の
データを受信するステーシ日ン。

●ライトシーケンス：マスターがトランスミッターとな
りスレーブに対してコマンドやデータを伝送するシーケ
ンス。

●リードシーケンス：マスターがレシーバーとなりスレ
ーブからデータを収集するシーケンス。

●フレーム：あるステーシ日ンから他のステ−シ日ンに
伝送される情報の単位でヘッダーフィールド，マスター
アドレスフィールド，スレーブアドレスフィーノレド，
コント口一ノレフィールド，メッセージフィールドから
構成される。

●モード：　フレームの転送速度及びメッセージの転送
可能バイト数を区別するもの。

φヘッダーフィールド：　フレームの開始の指示とフレ
ームのモードの区別を行なう領域。

舎マスターアドレスフィールド：マスターのアドレスを
提示する領域。

●スレーブアドレスフィールド：スレーブのアドレスを
提示する領域でマスターにより指定される。

●コントロールフィールド：　フレーム中のメッセージ
フィールドの伝送方向とメッセーシフィールドに記述さ
れた内容の意味付け及びロック制御を行なう領域である
。

●メッセージフィールド：　メッセージを伝送するデー
タ領域である。

●アービットレーシロン：同時に複数台のステーシロン
がフレームの伝送開始を試みた場合に優先順位を決定す
るための衝突制御。

●ロック制御：マスターがスレーブに対して指定する機
能で、スレーブはいったんロックをかけられるとロック
解除されるまでのあいだ他のマスターからスレーブの状
態を変えるような内容のフレームを受け付けられなくな
る。

●設定値：オーディオビデオ機器が固有に持ち各種の設
定を行なうためのデータであり、電源のオン／オフやＶ
ＴＲの走行状態などの動作状態やモニターの色調整やア
ンプの音量調整などのブリセット状態など可変できるあ
らゆる項目を含むものである。

（ｂ）システムの基本構造 第４図は本発明を適用したオーディオビデオシステムの
基本構造を示したものである。情報伝送路４１が通信制
御部を具備した複数のステーション４２．４３・・・４
５を相互接続している。各ステーションはＶ　Ｔ　Ｒ，
　　Ｔ　Ｖ，　　Ｃ　Ｄ　７’　レ−　ヤ−　ナ（！ｌ
”　（７）オーディオビデオ機器などが中心である。オ
ーディオビデオシステムを制御するためのリモートコン
トロール信号受信機などオーディオビデオ機器そのもの
以外の機器が接続されていても差し支えない。またシス
テム中に全体の動作を集中的に制御する中央制御装置は
ない。

このシステムではすべてのステーシ日冫がマスターとな
る権利を有し、スレーブを指定してフレームの伝送開始
と伝送タイミングの制御を行なうことができる。すべて
のステーションはマスターとなりフレームの伝送を開始
する権利を有するが同一時刻にはある１マスターしか情
報伝送路を占有できない。従って同時に複数のマスター
がフレームの伝送を試みた場合アーピットレーシ日ンを
行ない優先権の決定を行なう必要がある。スレーフハマ
スターが伝送したフレームのスレーブフィールドでアド
レス指定されたステーシＵンでマスターに対して応答を
返す義務がある。トランスミッターとレシーバーの区別
はフレーム中のコントロールフィールドで定義される。

ステーシ鍔冫の立場からみるとあるフレームの伝送にお
いて（ａ）マスタートランスミッター　（ｂ）マスター
レシーバー　（Ｃ）スレーブトランスミッター　（ｄ）
スレーブレシーバーの４種類が可能性として考えられる
。

（ｃ）フレーム形式 本発明で適用する通信システムのフレームの横成を第５
図に示す。フレームはヘッダ−６５、マスターフィール
ド６６、スレーブフィールド６７、コントロールフィー
ルド６８、メッセージフィールド６９から構成されてい
る。ヘッダ−６５はフレームの開始を示すスタートビッ
ト５　１．　　モード転送するモードビット５２から構
成される。マスターフィールド６８は１２ビットのマス
ターアドレスビット５３，　１ビットのパリティビット
（Ｐ）５４から構成される。スレープフィールド８７は
１２ビットのスレーブアドレスビット５５，　１ビット
のパリティビット５６及び１ビットのＡＣＫビット５７
から構成される。スレーブに指定されたステーシ薊ンが
存在する場合にはスレーブフィ一ルドのＡＣＫビット（
Ａ）５７で肯定応答をマスターに対して返送する義務が
ある。マスターはＡＣＫビット５７で肯定応答を受信し
たらコントロールフィールド６８以下を続けて伝送する
。否定応答を受信した場合にはマスターはフレームの転
送を中止する。コントロールフィールド６８は４ビット
のコントロールビット５８と１ビットのパリティビット
５９及び１ビットのＡＣＫビット６０から構成される。

コントロールビット５８はフレーム中のメッセージフィ
ールド６９の伝送方向とメッセージフィールドに記述さ
れた内容の意味付け及びロック制御を行なう領域である
。コントロールフィールドの内容を第６図に示す。スレ
ーブはコントロールビット５８で指定された内容の制御
を受諾可能な場合はＡＣＫビットθＯで肯定応答をマス
ターに返送し、受諾不可能な場合は否定応答を返送する
。マスターはＡＣＫビット６０で肯定応答を受信したら
メッセージフィールド８９の領域に進む。否定応答を受
信した場合にはマスターはフレームの転送を中止する。

メッセージフィールド６９は８ビットのデータビット６
１ｌメッセージフィールドの最終データピットであるこ
とを示す１ビットのエンドオブデータビット（Ｅ）８２
．　　１ビットのパリティビット６３および１ビットの
ＡＣＫビットθ４から構成されるブロックが複数ブロッ
ク集まって構成される。コントロールビット５８により
レシーバーと指定されたステーシ習冫はデータビット８
２を１バイト受信する毎ににＡＣＫビット６４で肯定応
答もしくは否定応答をトランスミッターに返送する。否
定応答を受信したトランスミッターはそこでメッセージ
フィールドの伝送を中止する。

（２）設定値更新手順 上記に説明したシステムにおいて本願の請求項１の設定
値更新方法の処理内容および処理手順を説明する。

（ａ）実施例の構成 第１図は本発明を適用するオーディオビデオシステムの
ブロック構成図である。１は各ステーシロンを接続して
いる情報伝送路、２から４は第４図でステーシ日ン４２
〜４５に相当するオーディオビデオ機器、５は通信制御
機能を有する情報読み取り／書き込み装置である。第２
図は本発明に適用するオーディオビデオ機器のブロック
構成図である。２１はオーディオビデオ機器本来の機能
を果たす機能部、２４は機器の状態や設定状態を記憶し
ておくための状態記憶部、２５は他のステーションと通
信を行なうための通信制御部、２６は機器全体の動作を
司る動作制御部である。

第３図ａは情報記憶媒体からデータを読み込むための情
報読み取り／書き込み装置５のブロック構成図である。

本図において、３１は例えばカード状の着脱自在の情報
記録媒体からの各オーディオビデオ機器の設定値を読み
取り、または書き込む操作を行う機能部、３２は操作パ
ネル部、３３は情報記憶媒体にデータを記憶するための
データ書き込み部、３４は情報記憶媒体からデータを読
み出すデータ読み取り部、３５は他のステーションと通
信を行なうための通信制御部、３６は全体の動作を司る
ための動作制御部、３７は情報記憶媒体から読み取った
データを一時的に蓄えておく情報記憶部である。情報記
憶媒体のデータを読み出すだけの機能を有する情報読み
取り装置の場合は本ブロック図からデータ書き込み部３
３を省略した構成となる。第３図ｂは情報読み取り／書
き込み装置の操作パネル部の構成である。３８は設定値
更新指示スイッチ、３９は設定値記憶指示スイッチであ
る。情報読み取り専用の装置の場合は設定値記憶指示ス
イッチ３９は除外する。

（ｂ）処理手順 本実施例のシステムの初期状態は特に指定されない。本
処理手順が実行された時点で対象となるオーディオビデ
オ機器の設定値が更新される。初期状態以降の処理手順
を第７図を参考に説明する。

ステップ１ オーディオビデオシステムの使用者が１台あるいは複数
台のオーディオビデオの機器をある特定の設定値に初期
設定もしくは設定値更新を行ないたいと思ったときに、
該当する特定の設定値を記憶している情報記憶媒体を情
報読み取り／書き込み装置５に挿入する。次に使用者は
設定値更新指示スイッチを押す。

ステップ２ 使用者による上記の操作が行なわれると、情報読み取り
／書き込み装置６の動作制御部３６は機能部３１に指示
によりデータ読み取り部３４経由で情報記憶媒体からあ
らかじめ記憶されているすべてのオーディオビデオ機器
の設定値を読み取り、情報記憶部３７に格納する。

ステップ３〜５ 情報記憶媒体からすべての設定値データを読み取ったら
、次に機能部３１に指示によりオーディオビデオ機器１
用の設定値データを通信制御部３５から情報伝送路１を
経由してオーディオビデオ機器１から２にライトシーケ
ンスを用いて転送し、状態記憶部２４に格納して設定値
を更新する。

ステップ６〜８ ステップ３〜５と同様の処理手順により情報記憶媒体か
ら読み取った設定値データの対象機器となっているすべ
てのオーディオビデオ機器に対して設定値データを転送
し設定値の更新を行なう。

以上の処理手順を踏むことによりシステムの使用者が挿
入した情報記憶媒体に記憶されている設定値データが、
対象となっているすべてのオーディオビデオ機器に転送
されそれらの機器の設定値が更新される。

（ｃ）具体的応用例 上記で述べた処理手順を用いてオーディオビデオシステ
ムの初期設定値を更新する具体的な例を第８図を参考に
して説明する。この例ではオーディオビデオシステムの
構成機器の電源がすべてオフの状態の時に映画のビデオ
ソフトを視聴する場合の説明を行なう。

ステップ１０ 使用者はまず映画のビデオソフトをＶＴＲに挿入する。

ステップ１１ 使用者は次に映画のビデオソフトを視聴するときのため
に準備された映画用ブリセットカードをカードリーダー
に挿入する。

ステップ１２ カードリーダーは映画用ブリセットカードに記憶されて
いる設定手順にしたがってまず映画視聴に必要なすべて
のオーディオビデオ機器に対して電源をオンにするため
の設定値更新データをライトシーケンスを用いて転送す
る。　（この例ではモニターディスプレイ，ＶＴＲ．　
　アンプ，グラフィックイコライザー，サラウンドプロ
セッサー　ワイヤレスリモコン受信部の各電源をオンに
する。）ステップ１３ モニターディスプレイに対してまず映像入力をＶＴＲ入
力モードに切り替えるための設定値更新データをライト
シーケンスを用いて転送する。次にモニターディスプレ
イの色調，明るさ，コントラスト，鮮明度など各種の映
像表示状態を調整する項目の設定を映画視聴に適した杖
態にするために、設定値更新データをライトシーケンス
を用いて転送する。

ステップ１４ アンプに対してはオーディオ入力切り替えをＶＴＲから
の入力に切り替えるための設定値更新データをライトシ
ーケンスを用いて転送する。次にアンプの音量やフロン
トスピーカーとりアースピーカーの音量バランスを映画
鑑賞に適した音量にブリセットするための設定値更新デ
ータをライトシーケンスを用いて転送する。

ステップ１５ グラフィックイコライザーに対しては映画鑑賞に適した
周波数特性にするための設定値更新データをライトシー
ケンスを用いて転送する。

ステップ１６ サラウンドプロセッサーに対しては例えばドルビーサラ
ウンドモードに切り替えるための設定値更新データをラ
イトシーケンスを用いて転送する。

ステップ１７ ワイヤレスリモコン受信部に対してはリモコン送信機が
ＶＴＲ用になるように設定値更新データをライトシーケ
ンスを用いて転送する。

ステップ１８ 最後にＶＴＲに対して動作状態が再生状態になるように
設定値更新データをライトシーケンスを用いて転送する
。

以上の処理手順を踏むことによってこのシステムの使用
者は映画のビデオソフトをＶＴＲに挿入し、映画用ブリ
セットカードをカードリーダーに挿入する操作だけで、
映画視聴に必要なすべてのオーディオビデオ機器の設定
を自動的に行ない映画視聴を行なうことができる。

（３）設定値記憶手順 次に本発明の請求項２に記述した設定値記憶方法の処理
内容および処理手順を説明する。

（ａ）実施例の構成 本発明の請求項２に記述した設定値記憶方法を実施する
ためのシステム構成は（２）の（ａ）で述べた実施例の
構成と同様である。

（ｂ）処理手順 本実施例のシステムの初期状態はシステムの使用者が現
在使用しているすべてのオーディオビデオ機器の設定値
を設定完了した状態である。本処理手順が実行された時
点で対象となるすべてのオーディオビデオ機器の設定値
が情報記憶媒体に記憶される。初期状態以降の処理手順
を第９図を参考に説明する。

ステップ２０ 上記の初期状態の時にオーディオビデオシステムの使用
者がこの時の各オーディオビデオ機器の設定値を記録し
て残しておき、今後本発明の請求項１で記述した方法な
どを用いてオーディオビデオ機器の設定値を更新するこ
とを希望するときにデータ読み取り／書き込み装置５に
情報記憶媒体を挿入した上で操作パネル部３２に装備さ
れている設定値記憶指示スイッチ３９を操作し各オーデ
ィオビデオ機器の設定値を収集、記憶するよう要求する
。

ステップ２１ 情報読み取り／書き込み装置内では操作パネル部３２か
ら動作制御部３６に対して設定値記憶指示の要求が転送
される。

ステップ２２〜２θ 動作制御部３６は通信制御部３５経出で現在勤作してい
るオーディオビデオ機器のうちの一台に対してライトシ
ーケンスを用いて設定値転送要求を転送し、引続きりー
ドシーケンスを用いて設定値の転送を行ない、収集した
設定値を情報記憶部３７に格納する。

ステップ２７〜３３ 上記の処理手順を現在機能しているすべてのオーディオ
ビデオ機器に対して実施し、設定値を収集して情報記憶
部３７に格納する。

ステップ３４〜３５ すべてのオーディオビデオ機器の設定値を収集したら次
にデータ読み取り／書き込み部３４を経由して情報記憶
媒体に書き込む。

以上の処理手順を踏むことによりシステムの使用者が現
在使用しているオーディオビデオ機器の設定値が情報記
憶媒体に記憶される。

（ｃ）具体的応用例 上記で述べた処理手順を用いてオーディオビデオシステ
ムの設定値を記憶する具体的な例を第１０図を参考にし
て説明する。この例ではオーディオビデオシステムで映
画のビデオソフトを視聴している場合に設定値を記憶す
る手順を説明する。

ステップ４０ 使用者はまず各オーディオビデオ機器の設定値を記憶し
ておくために情報記憶用カードをカードリーダーに挿入
する。

ステップ４１ 使用者は次にカードリーダーに装備されている設定値記
憶スイッチを押す。

ステップ４２ この操作を受けてカードリーダーは現在使用されている
オーディオビデオ機器の各設定値を収集に行く。この具
体例ではまず最初にモニターディスプレイの映像入力の
モード，ディスプレイの色調，明るさ，コントラストな
どの設定値をリードシーケンスを用いて収集する。

ステップ４３ ＶＴＲの動作状態の設定値をリードシーケンスを用いて
収集する。

ステップ４４ オーディオアンプのオーディオ入力モードや音量などの
設定値をリードシーケンスを用いて収集する。

ステップ４５ グラフィックイコライザーの周波数特性プリセットスイ
ッチなどの設定値をリードシーケンスを用いて収集する
。

ステップ４６ サラウンドプロセッサのサラウンドモードの設定値をリ
ードシーケンスを用いて収集する。

ステップ４７ カードリーダーは現在使用されているオーディオビデオ
機器のすべての設定値を収集したらそれらを情報記憶媒
体である情報記憶用カードに書き込む。

以上の処理シーケンスを踏むことによってこのシステム
の使用者は映画のビデオソフトを視聴する場合の各オー
ディオビデオ機器の設定を情報記憶用カードに記憶する
ことができ、次回に映画のビデオソフトを視聴する場合
に、本発明の請求項１の処理手順を用いることで、各オ
ーディオビデオ機器の設定を行なう必要がなく映画の視
聴を楽しむことが可能となる。

発明の効果 本発明を採用することで次のような効果を得ることがで
きる。

（ｌ）本願の請求項１の設定値更新方法の発明により以
下の効果が得られる。

（ａ）オーディオビデオシステムにある動作をさせよう
とするときに必要な各オーディオビデオ機器の設定が情
報記憶媒体を情報読み取り装置に挿入するだけで完了す
るので、従来オーディオビデオシステムの使用者が行な
っていた機器の複雑な設定操作が不要となる。

（ｂ）オーディオビデオ機器に詳しくない人がこのオー
ディオビデオシステムを使用する場合でも複雑な初期設
定を行なうことなしに高機能なシステムによるオーディ
オビデオ鑑賞が可能である。

（２）本願の請求項２の設定値記憶方法の発明により以
下の効果が得られる。

（Ｃ）オーディオビデオ機器のそれぞれの設定値を後で
再使用したい場合に本発明を使用することで記憶してお
き、いったんオーディオビデオ機器の設定が変えられた
後でも簡単に元の設定に復帰することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用するオーディオビデオシステムの
ブロック構成図、第２図はオーディオビデオシステムを
構成するオーディオビデオ機器のブロック構成図、第３
図ａは情報読み取り／書きは本発明を適用したオーディ
オビデオシステムの１・・・情報伝送路、　　２〜４・
・・オーディオビデオ機器、　　５・・・情報読み取り
／書き込み装置、２１・・・オーディオビデオ機器機能
部、　　２２・・・オーディオビデオ機器操作パネル部
、　　２４・・・オーディオビデオ機器状態記憶部、　
　２５・・・オーディオビデオ機器通信制御部、　　２
Ｂ−・・オーディオビデオ機器動作制御部、　　３２・
・・情報読み取り／書き込み装置操作パネル部、　　３
３・・・データ書き込み部、　　３４・・・データ読み
取り部、　　３５・・・情報読み取り／書き込み装置通
信制御部、　　３６・・・情報読み取り／書き込み動作
制御部、　　８７・・・情報読み取り／書き込み情報記
憶部、 ４２〜４５・・・ステーシロン、　　５０・・・フレー
ム構成、　　６５・・・ヘッダーフィールド、　　６θ
・・・マスターフィールド、　　θ７・・・スレーブフ
ィールド、６８・・・コントローノレフィールド、　　
８９・・・メッセージフィールド。 代理人の氏名　弁理士　粟野　重孝　はか１名第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）データ通信を行うための情報伝送路、及び該情報
   伝送路に接続されデータ通信を行うための通信制御手段
   を夫々有する複数台のオーディオビデオ機器と、前期オ
   ーディオビデオ機器の各種設定値を保持する情報読み取
   り装置とを具備するオーディオビデオシステムにおいて
   、 前記情報読み取り装置は、設定値データが記録されてい
   る情報記憶媒体からデータを読み込むステップ、情報記
   憶媒体から読み込んだデータから設定値更新対象となる
   オーディオビデオ機器宛の設定値更新指令を発生し、該
   オーディオビデオ機器に対して該設定値更新指令を転送
   するステップを有し、 前記各オーディオビデオ機器は、該設定値更新を受け取
   った該オーディオビデオ機器が該設定値更新指令の内容
   に応じて自分自身の設定値を更新するステップを有する
   ことを特徴とするオーディオビデオシステムの設定値更
   新方法。
2. （２）データ通信を行うための情報伝送路、及び該情報
   伝送路に接続されデータ通信を行うための通信制御手段
   を夫々有する複数台のオーディオビデオ機器と、前記オ
   ーディオビデオ機器の各設定値を保持する情報記録媒体
   が着脱自在に接続され、該情報記録媒体からの情報を読
   み取り及び書き込む情報読み取り／書き込み装置と、を
   具備するオーディオビデオシステムにおいて、 前記情報読み取り／書き込み装置は、オーディオビデオ
   機器に対して、各種設定値の転送を要求するための設定
   値要求を発生し、オーディオビデオ機器に転送するステ
   ップ、前記設定値転送指令を送出したオーディオビデオ
   機器より転送されてきた各種設定値を情報記憶媒体に書
   き込むステップを有するものであり、 前記オーディオビデオ機器は、該設定値要求を受信する
   と自分自身の各種設定値から設定値転送データを発生し
   返送するステップを有するものであることを特徴とする
   オーディオビデオシステムの設定値記憶方法。