JPH02236817A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH02236817A
JPH02236817A JP5818289A JP5818289A JPH02236817A JP H02236817 A JPH02236817 A JP H02236817A JP 5818289 A JP5818289 A JP 5818289A JP 5818289 A JP5818289 A JP 5818289A JP H02236817 A JPH02236817 A JP H02236817A
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JP
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resin
group
magnetic
vinyl chloride
modified
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JP5818289A
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Tsutomu Kenpou
見寳 勉
Atsuko Matsuda
敦子 松田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録媒体に関し、更に磁性層の構成に関す
る。
〔発明の背景〕
磁気記録媒体(以後磁気テープと表現する)の電磁変換
特性、走行性、耐用物性は、磁性層に用いられる磁性体
粒子の組成、粒子形状及び適用されるバインダに左右さ
れる。
従来BET値20〜35m”/g程度までの磁性体粒子
は、比較的溶剤に対する濡れ、バインダ中での分散性が
よく、また厳、塩基的な活性点も少く強い極性基(例え
ばスルホ基、スルホペタイン基等)でバインダを変性す
る必要もなく常用される分散剤の添加で実用的分散性か
えられていた。
しかしBET値が40〜60m″/g程度に到ると、粒
子が微細となりまた比表面積も拡がって、バインダ樹脂
分千オーダでの磁性体粒子との結着性(吸着性及び/又
は結合性)、該結着性を先導する溶剤への濡れ性を良好
にし、磁性体粒子のバインダ中での分散性を向上する必
要が起ってくる。
磁性層に用いられるバインダとしては、ポリウレタン糸
樹脂及び塩化ビニル系樹脂が賞用されている。従来用い
られるポリウレタン樹脂には、ヤング率、引張強度の面
からポリウレタン共重合成分のイソシアネートに, 4
.4’−ジ7エニルメタンジイソシアネート(MDI)
が常用されている。
MDIを用いたポリウレタンは物性良好であり、BET
値20〜35m”/g程度の磁性体粒子にはまだ実用的
分散性を有するが、凝集性が高< BET値35+a”
/g以上の粒子に対してはその凝集性に災されて充分な
分散性が得られず磁気テープの電磁変換特性の低下を招
く。
またMDIに代えてトリレンジイソシアネート(TDI
) 、イソホロンジイソシアネート(IPDI)を用い
るとポリウレタンの結晶性に障害を与える傾向があり、
これに従来用いられるボリマーボリオールを共重合成分
としてポリウレタンを合成すると物性の低下を避けるこ
とは難しい。
またポリウレタン系樹脂に併用される塩化ビニル系樹脂
についてもポリウレタンに適応して検討すべきであり、
特に高BET値の磁性体粒子を分散含有するバインダ系
としては、分散性にまつわる電磁変換特性、耐用性、走
行性並びに磁場配同性等に関与するバインダ物性につい
て樹脂組成上の最適構成についての探究が必要であり、
同時に磁性体粒子の大きさ、形状についての検討が必要
と思われる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、凝集性のない、また溶剤溶解性のよい
バインダを含有し、耐用物性、走行性及び電磁変換特性
のよい磁気テープを提供することにある。
〔発明の構成及び作用効果〕
前記本発明の目的は、強磁性体粒子を分散含有する磁性
層のパインダに変性ポリウレタン系樹脂及び変性塩化ビ
ニル系樹脂を含有する磁気記録媒体において、前記変性
ポリウレタン系樹脂が共重合成分イソシアネートにイソ
ホロンジイソシアネート及び/又はトリレンジイソシア
ネートを含み、またイソシアネートと共重合させるポリ
マージオール成分にヘキサメチレンポリカーボネートを
含み共重合され、また前記変性ポリウレタン系樹脂及び
変性塩化ビニル系樹脂の夫々に、金属スルホネート基又
はスルホベタイン基を夫々の樹脂分子中に0.01− 
1.0mmoQ/g含有し、また前記強磁性体粒子が平
均長さ0.4μ■以下の針状粒子であることを特徴とす
る磁気記録媒体によって達成される。
尚本発明において、金属スルホネート基とは、スルホ基
の水素原子が金属原子で置換された形態の基を謂い、ま
t;バインダ樹脂に含まれる変性基の■oQは、該変性
基を分子と看做した時のダラム分子を意味する。
本発明に係る金属スルホネート基またはスルホベタイン
基による変性ポリウレタンは、通常のポリウレタン合成
法に準じて合成される。少くともへキサメチレンボリカ
ーポネートジオールを含有するポリマージオール等の高
分子量ポリオール(分子量500〜3000)成分と炭
素環を有するジイソシアネートとを反応させて合成する
これらのポリウレタンは主として、ジイソシアネートと
ジオール及び必要に応じ他の共重合体との反応で製造さ
れ、そして遊離イソシアネート基及び/又はヒドロキシ
ル基を含有するウレタン樹脂またはウレタンブレポリマ
ーの形でも、或いはこれらの反応性末端基を含有しない
もの(例えばウレタンエラストマーの形)であってもよ
い。
イソシアネート成分としては種々のジイソシアネート化
合物、少くともトルレンジイソシアネート(TDI)、
イソホロンジイソシアネート(IPDI)を含有するジ
イソシアネートが使用できる。
また必要に応じて、1.4−ブタンジオール、l,6〜
ヘキサンジオール、l,3−ブタンジオール等の低分子
多官能アルコールを使用して、分子量の調節、樹脂物性
の調節等を行う。
金属スルホネート基、スルホベタイン基は、イソシアネ
ート成分に導入することも考えられるが、ポリオール成
分に導入することもでき、更に、上記の低分子多官能ア
ルコール中に導入してもよい。
分子内に金属スルホネート基またはスルホベタイン基等
の変性基を形成しているポリエステルポリオールは、種
々のジカルポン酸成分、多価アルコール成分と、変性基
を分子内に形成しているジカルボン酸成分及び/又は変
性基を分子内に形成している多価アルコール成分を重縮
合させることで合成できる。ジカルポン酸成分としては
、テレフタル酸、イソフタル酸、セバシン酸、アジビン
酸、二量化リノレイン酸、マレイン酸等を例示できる。
多価アルコール成分としては、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレン
グリコールなどのグリコール類もしくはトリメチロール
プロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、トリメチロールエタン、ペンタエリス
リトールなどの多価アルコール類もしくはこれらのグリ
コール類及び多価アルコール類の中から選ばれた任意の
2種以上のものを例示できる。
本発明に係るポリウレタンに於て含有されるイソホロン
ジイソシアネー} (IPDI) 、}リレンジイソジ
アネート(TDI) 、ポリへキサメチレンヵーボネー
トジオールは、それぞれ0〜30モル%、1〜30モル
%、30〜90モル%、さらに好しくは、2〜25モル
%、2〜25モル%、40〜80モル%である。
前記本発明に係るポリウレタンは、MDIを使用して劣
化する電磁変換特性をイソホロンジイソシアネート及び
/又はトリレンジイソシアネートを使用し、凝集性を下
げることによりポリウレタンの溶解性、分散性を向上さ
せている。
さらに、ポリウレタンのポリマーポリオーノレ成分とし
て従来型のポリエステルではなくて、結晶性の高いヘキ
サメチレンポリカーボネートジオールを使用し、物性向
上をはかつている。
さらに、炭酸エステル部分は従来のエステルに比較して
水素結合性が高く、35〜60m”/g程度の高表面積
の活性点の多い磁性体粒子(メタル粉も含む)に対して
非常に分散性が良い。
本発明に係る変性ポリウレタン系樹脂の変性基としては
、下記の例が挙げられるが、これらに限定されることは
ない。
( 1 ) − SO3Na (2)−S01K (3)     CH3 1● イCH,−N−CH,)− 響 (CHx)s SOsθ ( 4 )C.H. 1● {CI,−N−CI,}− I (co,) sose 本発明のポリウレタン樹脂への金属スルホネート基、ス
ルホベタイン基の導入量は0.01−l.Os+@oQ
/gであり、より好ましくは0.1〜0.5鋤−oQ/
gの範囲である。
上記変性基の導入量が0.01m■oQ/g未満である
と強磁性粉末の分散性に十分な効果が認められなくなる
。また上記変性基の導入量がl.Ommo(2/gを超
えると、分子間あるいは分子内凝集が起こりやすくなっ
て分散性に悪影響を及ぼすばかりか、溶媒に対する選択
性を生じ、通常の汎用溶媒が使えなくなってしまうおそ
れもある。
また本発明によるポリウレタン樹脂の数平均分子量は5
,000〜100,000、より好ましくは10.00
0〜.40.000の範囲であることが好ましい。数平
均分子量・が5,000未満であると樹脂の塗膜形成能
が不十分なものとなり、また数平均分子量が100.0
00を超えると塗料製造上、混合、移送、塗布などの工
程において問題を発生するおそれがある。
本発明に係る塩化ビニル系樹脂は、塩化ビニルモノマー
、金属スルホネート基、スルホベタイン基を形成してい
る共重合性七ノマー及び必要に応じて他の共重合性七ノ
マーを共重合することによって得ることができる。又、
塩化ビニル系共重合体を一旦製造し、この塩化ビニル系
共重合体に高分子反応によって金属スルホネート基、ス
ルホペタイン基のいづれかが導入される。その導入量は
0.旧〜1.0−■o(1/gであり、より好ましくは
0.05〜0.8膳鵬oQ/gである。
本発明に係る塩化ビニル系共重合体樹脂に於いてスルホ
ペタイン基及び金属スルホネート基を含有する共重合性
七ノマーとしては以下のものを例示できる。
以下余白 CI3 ●I CH! −CICONICI’bCfbCH2  N 
 CHs・1 (Clb)asOxe CH3 ●I CTo−CHCONHCHzCHz  N  CH3(
OH!)3S03θ CH, ●I CH2=C(CH3)COOCH2CH2CH2  N
  CHs(CHz)sso,θ CHz− CHSOsM− CH!− CHCHzSO3M, CHx= C(CHs)CJSo1M−CH, − C
HCH,OCOCH(CB,COO}I)SO3M,C
I{,− CI{CB!OCLCH(O}I)CH.S
O3M,CH2 − C(CH3)COOCJaSOJ
,CH,− CHCOOC4HaS03M.CL= C
ICONI{C(CHi)xcl{xsOsM,ただし
、Mはアルカリ金属である。
又、高分子反応により金属スルホネート基、スルホベタ
イン基等の変性基を導入する方法としては、まず重合反
応により予め所定の分子量まで鎖延長した塩化ビニル系
共重合体の末端の或いは側鎖に存在する二重結合に対し
て、変性基等を有する化合物を反応させる方法がある。
この方法で使用される化合物としては、上記した変性基
を分子内に形成しでい.る共重合性モノマーが挙げられ
る。
本発明の塩化ビニル系樹脂において、変性基を分子内に
形成している共重合性モノマー量は0.0l〜30モル
%であるのが好ましい。該変性基含有七ノマー量が多す
ぎると、溶剤への溶解性が悪く又ゲル化が起りやすい、
又変性基含有七ノマー量が少なすぎると所望の特性が得
られなくなる。
共重合成分は種々選択することが可能であり、共重合体
の特性を最適に調整することができる。
本発明の塩化ビニル系樹脂にはエポキシ基含有モノマー
及び/又は水酸基含有七ノマーを含有せしめてもよい。
この水酸基は、初めから七ノマーとして供給されてもよ
いが、他の共重合性七ノマー(例えば酢酸ビニル等の脂
肪酸ビニル)を用いた共重合体の部分加水分解によって
生成せしめてもよい。
上記のエボキシ基を有するモノマーとしては、不飽和ア
ルコールのグリシジルエーテル類、不飽和酸のグリシジ
ルエステル類、エボキシドオレフィン類などが挙げられ
る。
上記の水酸基を含有する七ノマーとしては、R−OH基
を有する単量体においてRがCnH.n、coocnH
.n及びCONHCnH,n(nは1〜4の整数である
)で示される有機残基が挙げられる。このーR−OH基
を有する単体量と例としては、(メタ)アクリル酸−2
一ヒドロキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸−2
−ヒドロキシグロピルエステルなどのa1β一不飽和酸
の炭素数2ないし4のオレ7イン系アルコーノレ、アノ
レカノールビニルエーテノレ、アクリノレアミドなどが
挙げられる。
又、樹脂に結合したーR−0}1基に基づく水酸基の量
は0.1〜2.Owt%が好ましい。Q.lwt%未満
では、イソシアネート化合物による塗膜の架橋効果が発
揮されず、2.0豐t%より多いと塗料のポットライフ
が短すぎて使いずらい。この水酸基の量は、これまで磁
性塗料用として知られている塩化ビニルービニルアルコ
ールー酢酸ビニル共重合体のそれに比し、はるかに少な
い量であるにもかかわらず、イソシアネート化合物との
架橋反応が十分に達戊される。その理由は明らかではな
いが、反応にあずかる水酸基が共重合体主鎖より離れて
いて自由度が増加していること、及び水酸基の重合体中
における分布が均一しているものによるものと思われる
他に必要に応じて共重合させうる共重合性モノマーとし
ては、公知の重合性モノマーがある。
塩化ビニル系共重合体としては、好ましくは塩化ビニル
ー酢酸ビニルを含んだ共重合体(以下、「塩化ビニルー
酢酸ビニル系共重合体」という。)が挙げられる。
塩化ビニルー酢酸ビニル系共重合体の中では、部分加水
分解されたのも好ましい。
本発明に使用する上記共重合体は乳化重合、溶液重合、
懸濁重合、塊状重合等の重合法により重合される。いず
れの方法においても必要に応じて分子量調節剤、重合開
始剤、七ノマーの分割添加或いは連続添加などの公知の
技術が応用できる。
従来の塩化ビニル系共重合体樹脂(例えばU.C.C社
製のVAGH)は以下の共重合単位成分からなっていた
等のエポキシ基を含有させても良い。゛具体的には、下
記一般式(1)、(II)で表される樹脂が好ましい。
一般式(II) ここでCHaCO−0−の基は、硬化剤等との架橋反応
には寄与しにくいが樹脂物性調整に関与する。架Aは−
coo一又は−CONH−  R*及びR.は水素原子
又はメチル基、R.は炭素数1〜3のアルキル基’ R
*、R 2は炭素数1〜6のアルキル基である。pは2
〜6の整数、qはR.が水素原子の場合は0〜3の整数
、R.がメチル基の場合は0である。
である。但しR,及びR.は夫々水素原子又は炭素数1
−15のアルキル基、フェニル基ヲ表し%R,は炭素数
1−15のアルキレン基を表す。rは0〜20の整数で
ある。
2は塩化ビニル及びエボキシ基、変性基を有する単量体
以外の導入単量体である。kは200〜aOO,Qはl
−100、mハ1 ” 100、nlt O 〜20G
(F)整数を表す。
2は必要に応じて導入される公知の重合性七ノマーであ
って、カルポン酸ビニルエステル、ビニルエーテル、ビ
ニリデン、不飽和カルポン酸エステル、オレフィン、不
飽和二トリル、芳香族ビニルなどが挙げられる。
本発明に係る塩化ビニル系共重合体の重合度は100〜
500が好ましく、150〜400とすると更に好まし
い。
尚、上記の重合度の測定方法としては、本発明の塩化ビ
ニル系樹脂をシクロヘキサノンに加熱溶解せしめ、30
℃にてJIS K6721に準じて溶液の比粘度の測定
を行い、これをニトロベンゼン使用のJIS比粘度に換
算し、重合度を求める。
また、本発明に係る塩化ビニル系樹脂に於てビニルアル
コールが含有される場合、塩化ビニル及びビニルアルコ
ールは、それぞれ60〜99wt%、l〜2Qwt%、
さらに好ましくは70〜95wt%及び2〜lQwt%
である。
上記一般式(1)、(II)にて表される共重合体にお
いて、その共重合体が磁気記録媒体のバインダとして使
用されて必要な作用効果を発揮する場合、塩化ビニル繰
返し単位は、その媒体の強度に寄与しており、その塩化
ビニル成分が少なすぎると、媒体に必要に物性(機械強
度)が得られず、又多すぎると溶剤への溶解性が悪くな
り、又樹脂のガラス転移温度(Tg)も高くなる傾向に
ある。
又エポキシ基を含有する繰返し単位及び酢酸ビニル単位
は、塩化ビニルの熱安定性を向上させるトトモにエポキ
シ基に関してはイソシア不一ト等の架橋硬化剤とも反応
し、バインダを架橋することにより、更に高分子量とし
、ポリウレタン等の他のバインダ樹脂との結合に関与し
、熱安定性、耐摩耗性等の耐久性を高める。又バインダ
樹脂のガラス転移温度(Tg)や可塑化効果を含有量に
より調節する効果がある。このI;め特にビニルアルコ
ール等の反応性水酸基(−OH)を必要としないが、あ
・っても支障となることはない。
変性基を有する繰返し単位は、分散性に寄与しており、
その量が少なすぎると効果は小さくなり、又、余り多す
ぎてもそれ以上の分散性の向上に寄与しなくなり、又、
かえって耐湿性が悪くなって好ましくない。
一般式CI)、(II)の塩化ビニル系共重合体には上
記繰返し単位以外更に前記云Z+−7の如く分散性向上
等を目的として、カルポキシル基或いは水酸基等の親水
性官能基を有する繰返し単位を導入してもよい。カルボ
キシ基は水酸基に比べて磁性粉(酸化鉄、金属粉)に対
してバインダの保着性及び分散性の改善効果が高い。
更に樹脂の強度又は溶媒溶解性又は他の樹脂との相溶性
の向上又は潤滑性の向上又は柔軟性を向上させる効用を
有する繰返し単位を導入してもよ本発明においては前記
バインダの他、必要に応じ従来用いられている非変性塩
化ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂或いはポリエステル
樹脂を混用することもできるし、更に繊維素系樹脂フエ
ノキシ樹脂或は特定の使用方式を有する熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂等を
併用してもよい。
前記した樹脂は長短相補って、本発明の構成層例えばB
C層、磁性層、保護層或いは接着層の構成バインダとし
て種類、量の最適点を選んで使用することができる。
本発明に係る磁性体粒子は、針状であり、長軸が0.4
μm以下であるが、さらには長袖対短軸の比率が5/1
− 13/lが好ましく、加えて、BET法による比表
面積が35m”/g以上の強磁性体粉末が好ましい。
磁性体としては、γ−Fe30B, Fe.Oいこれら
の中間酸化物、或いはこれら酸化鉄にコバルト原子をド
ープ又は被着させたコバルト含有酸化鉄磁性体、強磁性
二酸化クロム、窒化鉄、合金金属磁性粉、バリウムフエ
ライト或いはこれをチタン、コバルト等の金属で変性し
たもの等が挙げられる。
強磁性酸化鉄粒子としては、一般にFeOxで表した場
合、Xの値が1.33≦X≦1.50の範囲にあるもの
、即ちマグヘマイト(γ−Fe,O,、x− 1.50
)、マグネタイト(Fe30いχ−1.33)、及びこ
れらの固溶体(FeOx, 1033< x< 1.5
0)である。
γ−Fe203やFe304は通常以下の製法によって
得られる。
第1鉄塩溶液にアルカリを添加して水酸化第1鉄を生成
し、所定の温度、pHで空気を吹き込み酸化して、針状
含水酸化鉄を得、これを空気中250〜400゜Cで加
熱・脱水し、次いで還元性雰囲気中300〜450℃で
加熱還元して針状マグネタイト粒子とする。更に必要に
より、該マグネタイトを200〜350℃で再酸化して
針状マグヘマイト(γ一Fezes)とする。
COドープ型酸化鉄粒子の製法としては、(1)  水
酸化コバルトを含んだ水酸化第2鉄をアルカリ雰囲気中
で水熱処理を行い、生成した粉を還元・酸化する方法、 (2)ゲータイトを合成する際、予めコバルト塩の溶液
を添加して置き、pHを調整しながらコバルトを含んだ
ゲータイトを合成し、これを還元・酸化する方法、 (3)Coを含まないゲータイトを核とし、この核の上
に(2)の反応と同様な反応を行い、coを含有したゲ
ータイトを成長させた後還元・酸化する方法、 (4)針状ゲータイト又はマグヘマイトの表面に、Co
塩を含んだアルカリ水溶液中で九理してCo化合物を吸
着させ、次いで還元・酸化或いは比較的高い温度で熱処
理する方法 がある。
又Co被着型酸化鉄磁性粒子はアルカリ水溶液中で針状
磁性酸化鉄とコバルト塩を混合し加熱して、その酸化鉄
粒子に水酸化コバルト等のコバルト化合物を吸着させ、
これを水洗・乾燥して収集し、次いで空気中、N!ガス
中等の非還元性雰囲気中で熱処理することにより得られ
る。
Co被着型粒子はCoドープ型粒子と比べ、媒体磁性層
の加熱及び/又は加圧減磁において優れており、特殊分
野を除きCo被着型粒子を用いることが好ましい。
コバルトの含有量はコバルト含有酸化鉄磁性粉全体の1
.0〜5.Owt%とすることが好ましい。
強磁性二酸化クロム粉末は、充填性が高く、ドロップア
ウトやノイズの原因となるような結晶欠陥がないという
特長を有する。
磁性粉表面は珪素化合物、酸化アルミニウムによって表
面処理されていてもよい。
本発明で使用可能な金属磁性粉としては、Fe,Ni,
Coをはじめ、Fe−AQ系、Fe−A(2−Ni系、
Fe−AQ−Co系、Fe−Ni−Si系、Fe−AQ
−Zn系、Fe−Ni−Co系、Fe−Mn−Zn系、
F e − N i系、Fe−Ni−A(+系、pe−
Ni−Zn系、Fe−Ni−Mn系、Fe−Co−Ni
−P系、Co一NI系、Fe,Ni,Co等を主成分と
するメタル磁性粉等の強磁性粉が挙げられる。なかでも
、Feが80ats%以上(更には90at−%以上)
のFe系金属磁性粉が電気特性的に優れ、耐食性及び分
散性の点で特にFe−Aff, Fe−Aff−Ni,
 Fe−AQ−Zn,  Fe−AQ−Co,  Fe
−Ni,  Fe−Ni −kQ% Fe−Ni−Zo
,  Fe−Ni−AQ−Si−Zn.F e − N
 i − AI2 − S i−Mnの系の金属磁性粉
が好ましい。
更には、鉄一アルミニウム系(Fe−A(1系、Fe−
AQ−Ni系、Fe−AQ−Zn系、F e − A 
(1−Co系等)金属磁性粉が特に好ましい。以下、鉄
−アルミニウム系を単にFe−AQ系と表す。
特に、近年のビデオテープの用途は、ポータブル化に伴
い多岐にわたり、その使用条件はさまざまである。従っ
て、ビデオテープには高い耐蝕性が要求されることにな
る。この点、Fe−Aff系磁性粉は高耐蝕性を示し、
かつ分散性も良好である。
このことは、磁性粉の比表面積を大きくしても、その分
散性を十分とすることができるために、高密度記録の実
現にとって非常に重要である。
また、上記のFe−AQ系金属磁性粉において、磁性粉
のAQ含有量を0.1〜20原子%の範囲内とするのが
好ましい。
前記強磁性体粒子の抗磁力( Ha)は600〜200
00eとすることが好ましい。比表面積は前記したよう
にBET値で35m”/g以上とすることが好ましいが
、更には45m”/g以上とすると一層好ましい。
磁性粉中の含水率は0.旧〜2.Owt%とすることが
好まし< 、0.03〜l.5wt%とすることが更に
好ましい。
強磁性金属粉末の含水率測定は、カール7イツシャー法
; JISK8004−61 (試薬一般試験方法)に
拠ったが、強磁性金属粉末以外の磁性粉の含水率は次の
ようにして測定した。即ち、磁性粉サンプルの重量を秤
り、この後磁性粉サンプルを110゜C11時間で乾燥
゛シ、乾燥後の磁性粉サンプルをすみやかに再び秤量す
る。磁性粉サンプルの減重量をXどすると、 X 含水率(“′%)一未乾燥磁性粉重量 x100上記の
BET値で表される比表面積の測定は、例えばまず、粉
末を250℃前後で30〜60分加熱処理しながら脱気
して、該粉末に吸着されているものを除去し、その後、
測定装置に導入して、窒素の初期圧力を0.5kg/■
2に設定し、窒素により液体窒素温度( − 195゜
C)で吸着測定を行う(一般にB.E.T法と称されて
いる比表面積の測定方法。詳しくはJ.Aa+e.Ch
em.Soc. 60 309 ( 1938)を参照
)。この比表面積( BET値)の測定装置には、湯浅
電池(株)ならびに湯浅アイ才ニクス(株)の共同製造
による [粉粒体測定装置(カンターソーブ)」を使用
することができる。
本発明の磁気テープの磁性層等構成層の耐久性を向上さ
せるために各種硬化剤を含有させることができ、例えば
イソシアネートを含有させることができる。
使用できる芳香族イソシアネートは、例えばトリレンジ
イソシアネート(TDI)等及びこれらイソシアネート
と活性水素化合物との付加体などがあり、平均分子量と
しては100〜3,000の範囲のものが好適である。
又脂肪族イソシアネートとしては、ヘキサメレケンジイ
ソシアネート(HM旧)等及びこれらイソシ・ア不一ト
と活性水素化合物の付加体等が挙げられる。これらの脂
肪族イソシアネート及びこれらイソシアネートと活性水
素化合物の付加体などの中でも、好ましいのは分子量が
100〜3.000の範囲のものである。脂肪族イソシ
アネートのなかでも非脂環式のイソシアネート及びこれ
ら化合物と活性水素化合物の付加体が好ましい。
本発明においては従来の技術を活用して本発明の磁気テ
ープの磁性層、バックコート層或はその他の構成層の形
成に流用することができる。
上記磁性層を形成するのに使用される磁性塗料には必要
に応じ分散剤、潤滑剤、研摩剤、マット剤、帯電防止剤
等の添加剤を含有させてもよい。
本発明に使用される分散剤としては、レシチン、燐酸エ
ステル、アミン化合物、アルキルサルフェート、脂肪酸
アミド、高級アルコール、ポリエチレンオキサイド、ス
ルホ琥珀酸、スルホ琥珀酸エステル、公知の界面活性剤
等及びこれらの塩があり、又、陰性有機基(例えば−C
OOH, −PO.H)を有する重合体分散剤の塩を使
用することも出来る。
これら分散剤は1種類のみで用いても、或いは2種類以
上を併用してもよい。これらの分散剤はバインダ100
重量部(盲【と標記)に対し1〜20wtの範囲で添加
される。
又、潤滑剤としては、シリコーンオイル、グラ7アイト
、カーボンブラックグラフトポリマ一二硫化モリブテン
、二硫化タングステン、ラリウル酸、ミリスチン酸、一
塩基性脂肪酸と一価のアルコールから成る脂肪酸エステ
ル等も使用できる.この中で磁気ディスク態様に於では
脂肪酸エステルが好ましい。これらの潤滑剤はバインダ
l00vtに対して0.2〜20wtの範囲で添加され
る。
研磨剤としては、一般に使用される材料で熔融アルミナ
、炭化珪素、酸化クロム、コランダム、人造ダイヤモン
ド、ざくろ石、エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱
)等が使用される。これらの研摩剤は平均粒子径0.0
5〜5μmの大きさのものが使用され、特に好ましくは
0.1〜2μmである。
これらの研磨剤は強磁性体100wtに対して1〜20
wtの範囲で添加される。マット剤としては、有機質粉
末或いは無機質粉末を夫々に或いは混合して用いられる
本発明に用いられる有機質粉末としては、アクリルスチ
レン系樹脂、ペンゾグアナミン系IIIs粉末、メラミ
ン系樹脂粉末、フタ口シアニン系顔料が好ましいが、ポ
リオレ7イン系樹脂粉末、ポリエステル系樹脂粉末、ポ
リアミド系樹脂粉末、ポリイミド系樹脂粉末、ポリ弗化
エチレン樹脂粉末等も使用でき、無機質粉末としては酸
化珪素、酸化チタン、酸化アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、酸化錫、酸化アルミニウ
ム、酸化クロム、炭化珪素、炭化カルシウム、a  F
e*Os、タルク、カオリン、硫酸カルシウム、窒化硼
素、弗化亜鉛、二酸化モリプテンが挙げられる。
又帯電防止剤としては、カーボンプラックをはじめ、グ
ラファイト、酸化錫一酸化アンチモン系化合物、酸化チ
タン一酸化錫一酸化アンチモン系化合物などの導電性粉
末;サポニンなどの天然界面活性剤;アルキレンオキサ
イド系、グリセリン系、グリシドール系などのノニオン
界面活性剤:高級アルキルアミン類、第4級アンモニウ
ム塩類、ピリジン、その他の複素環類、ホスホニウム又
はスルホニウム類などのカチオン界面活性剤;カルポン
酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル
基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤;アミノ酸類、
アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸又は燐酸
エステル類等の両性活性剤などが挙げられる。
上記塗料に配合される溶剤或いはこの塗料の塗布時の希
釈溶剤としては、アセトン、メチルエチノレケトン、メ
チノレイソプチノレケトン、シクロヘキサノン等のケト
ン類;メタノール、エタノール、プロパノール、プタノ
ール等のアルコール類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸
プチル、乳酸エチル、エチレングリコーノレモノアセテ
ート等のエステノレ類;グリコールジメチルエーテル、
グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒ
ド口フラン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素;メチレンクロライド、エ゛チ
レンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロル
ベンゼン等のハロゲン化炭化水素等のものが使用できる
又、支持体としては、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2.6一ナフタレート等のポリエステル類
、ポリプロピレン等のポリオレフイン類、セルロースト
リアセテート、セルロースダイアセテート等のセルロー
ス誘導体、ポリアミド、ポリカーボネートなどのプラス
チックが挙げられるが、Cu, kQ%Zn等の金属、
ガラス、BN, Siカーバイド、セラミックなども使
用できる。
これらの支持体の厚みはフイルム、シート状の場合は約
3〜100μ鵬程度、好ましくは5〜50pmであり、
ディスク、カード状の場合は30p*−10μ園程度で
あり、ドラム状の場合は円筒状で用いられ、使用するレ
コーダに応じてその型は決められる。
前記本発明の磁気テープには、バックコート層或いは保
護層、接着性を向上させる接着層その他の補助層を設け
ても良い。
支持体上に上記層を形成するための塗布方法としては、
エアドクタコート、ブレードコート、エアナイ7コート
、スクイズコート、含浸コート、リバースロールコート
、トランスファロールコート、グラビアコート、キスコ
ート、キャストコート、スプレイコート等が利用できる
がこれらに限らない。
〔実施例〕
本発明を実施例を用いて具・体的に説明する。
下記の本発明に係る規範或は比較の組成、変性のポリウ
レタン系樹脂(1)〜(9)(インデックス(i))及
び塩化ビニル系樹脂(A)〜(1)(インデックス(X
))に本発萌に係る規範の磁性体粒子粉末(a)及び(
b)を組合せた下記処方の磁性塗料をポリエチレンテレ
フタレートベースに塗布し、かつバックコート層を設け
て第l図に断面を示すl/2インチ及び8ミリビデオテ
ープを:ポリウレタン系樹脂: ネ!HD  .ポリヘキサンジオール :塩化ビニル系樹脂: :磁性体粒子粉末: 0l/2インチビデオテープ 実施例1〜7及び比較例(1) 磁性塗料処方: 磁性体粒子粉末(a) σ〜3アルミナ カーボンブラック 塩化ビニル系樹脂(x) ポリウレタン系樹脂(i) レシチン ステアリン酸 ミリスチン酸 ステアリン酸プチル パルミチン酸プチル シク口ヘキサノン メチルエチルケトン トルエン (I3) (wt) l00 0.5 X(表1記載量) y(表1記載量) l 0.5 l 0.5 硬化剤コロネートし(日本ポリウレタン(株)製)6使
用ベース厚み:   14pm 磁性層乾燥厚み: 3.5μ− 08ミリビデオテープ 実施例8〜11及び比較例(l4)〜(26)磁性塗料
処方(B): (wt) 磁性体粒子粉末( b )100 σ−アルミナ         lO カーポンブラック      0.5 塩化ビニル系樹脂(x)    x(表2記載量)ポリ
ウレタン系樹脂(i)   y(表2記載量)レシチン
          2.5 ステアリン酸        1.5 ミリスチン酸         1.5ステアリン酸プ
チル     1.5 パルミチン酸プチル     1.0 シクロへキサノン      85 メチルエチルケトン     125 トルエン          125 硬化剤コロネートし(日本ポリウレタン(株)製)8使
用ベース厚み:lOμ■ 磁性層乾燥厚み=2.5μ量 〈ビデオテープの調製〉 まず、支持体のポリエチレンテレ7タレートベースフイ
ルム上に磁性層を次の要領で形成した。
即ち、前記磁性塗料を調製し、この磁性塗料を1μ鵬フ
ィルターで濾過し、3官能イソシアネートを添加し、支
持体上に塗布してスーパカレンダをかけ、各種組成を有
する磁性層とした。
しかる後、次の組成のバックコート塗料を磁性層の反対
側の面にバックコート層を乾燥厚さ0.5μ1こなるよ
うに塗布した。
バックコート塗料処方: カーポンプラック 硫酸バリウム ニトロセルロース N−2301   (日本ポリウレタン製)コロネー}
L(     tt     )シクロヘキサノン メチルエチルケトン トルエン (wt) l0 l0 このようにして所定厚さ(3.5及び2.5μII1)
の磁性層、バックコート層を有する幅広・の・磁性フイ
ルムを得、これを巻き取った。このフィルムを1/2イ
ンチ及び8■輻に裁断し、各ビデオテープとした。
前記実施例及び比較例の試料について表記の特性の測定
を行い、その結果を表3(1/2インチテ各評価データ
の測定方法は以下の通りである。
〈電磁変換特性〉 RF出力=100%ホワイト信号における再生時の出力
を比較例(3)のテープを基準と して、比較例(3)のテープとの比較 において求めた。
ルミ−S/N :ノイズメータ(シバソク社製)を使用
し、基準テープ〔コニカ(株)製〕 とのテー/との比較において、100%ホワイト信号に
おける試料のS/Hの差を求めた。
クロマーS/N :ノイズメータ(シバソク社製)を使
用し、基準テープ〔コニカ(株) 製〕との比較において、クロマ信 号における試料のS/Nの差を求めた。
〈走行、耐久性〉 ジッタ: VTRジッタ・メータ■−612A C目黒
電波)にて測定。
スチル寿命: VHS用デッキNY−6200 (.松
下電気製)又は、8m−用デ7 * EV−S700 
( ソー’−一社製)を使用し、スチルモードで RF出力が1dB低下するまでの時間。
<100パステープ〉及び〈バージンテープ〉未使用の
テープ(バージンテープ)につキRF出力変動、動摩擦
係数、ドロップアウトを測定した。また、試料テープを
VHS又は、8+++mカセットニ詰メ、20℃、60
%RFI中で、NY−6200 (松下電気製)又は、
EV−A3QQ (ソニー社製)デッキを使用し、10
0パス繰返し走行させた(100パステープ),,これ
につき上記の測定を行うと共にテープ損傷の有無を調べ
た。
動摩擦係数=25゜Cにてテープ走行性試験機TB73
000 (横浜システム研究所)にてクロムメッキステ
ンレス4−ピンにテ ープを180°巻きつけ、テープスピードl as/s
ec.入口テンション20gで測定し、次式にてPkを
算出した。
ドロップアウト:日本ビクター社製ドaッグアウトカウ
ンタVD−5M又はシパソク社製ドロップアウトカウン
タVHOIAZを使用し、15μsec以上長く、かつ
RFエンベロープの出力の20dB以上下がった出力を
ドロップアウト1個として、全長測定し、1分間あたり
の平均値を求めた。
〈発明の効果〉 本発明に係るポリウレタン樹脂及び塩化ビニル系樹脂を
用いて分散した試料i−uは、これまで使用していたポ
リウレタン系樹脂及び/又は、塩化ビニル系樹脂を用い
た(1)〜(26)に対して、電磁変換特性(ルミS/
N,クロマS/N,RF出力)、ジッタ、スチル寿命に
優れている。また、looバス走行テスト後も、エッヂ
折れ、片伸び等のテープ損傷の発生がなく、動摩擦係数
も小さい。加えて出力変動幅も小さい。ドロップアウト
に関しても少ないレベルに止まっている。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は磁気記録媒体の例を示す部分拡大断面
図である。 l・・・・・・・・・非磁性支持体 2・・・・・・・・・磁性層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  強磁性体粒子を分散含有する磁性層のバインダに変性
    ポリウレタン系樹脂及び変性塩化ビニル系樹脂を含有す
    る磁気記録媒体において、前記変性ポリウレタン系樹脂
    が共重合成分イソシアネートにイソホロンジイソシアネ
    ート及び/又はトリレンジイソシアネートを含み、また
    イソシアネートと共重合させるポリマージオール成分に
    ヘキサメチレンポリカーボネートを含み共重合され、ま
    た前記変性ポリウレタン系樹脂及び変性塩化ビニル系樹
    脂の夫々に、金属スルホネート基又はスルホベタイン基
    を夫々の樹脂分子中に0.01〜1.0mmol/g含
    有し、また前記強磁性体粒子が平均長さ0.4μm以下
    の針状粒子であることを特徴とする磁気記録媒体。
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JP2016540054A (ja) * 2013-12-05 2016-12-22 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 芳香族n−複素環を有する薬物デリバリ用ポリカーボネート
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