JPH02236038A

JPH02236038A - 可撓連結体

Info

Publication number: JPH02236038A
Application number: JP1055817A
Authority: JP
Inventors: Hiromichi Seki; 関　弘道
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-03-08
Filing date: 1989-03-08
Publication date: 1990-09-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、可撓連結体に係り、特に胃カメラに代表さ
れる内視鏡の先端部のアングル部に好適な可撓連結体に
関する。

（従来の技術）胃カメラに代表される内視鏡は、第９図に示すように、
体腔内に挿入される可撓性チューブ（１）の内側に、投
光用光ファイバー、カメラ撮影用光ファイバー、気体給
送管、洗浄水給送管、組織搾取ピンセット操作用ワイヤ
など複数の部材が挿通されており、操作部（２）により
、体腔外からその可撓性チューブ（１）の先端部（３）
を所望の向きに変えられるように構成されている。その
先端部（３）は、通常アングル部といわれ、その先端部
の外周には、所望の向きに変えるために、第１０図に示
す可撓連結体（４）が取付けられている。

この可撓連結体（４）は、両端に連結部（５）が形成さ
れた複数個のリング状のアングルコマ（６）を、その連
結部（５）をピンなどの連結具（７）により可動的に連
結して構成されており、各アングルコマ（６）の内側に
は、第１１図に示すように、連結具を回転中心としてア
ングルコマ（６）を回転させるためのワイヤをガイドす
るワイヤガイド部（８）が設けられている。（９）はそ
のワイヤを挿通ガイドするワイヤガイド孔である。

従来、このようなワイヤガイド部（８）をもつアングル
コマ（８）の製作方法としては、（イ）　第１１図（Ａ
）図に示すように放電加工によりワイヤガイド部（８）
をアングルコマ（６）の内側壁に一体に形成する方法（口）　同（Ｂ）図に（ＩＯ）で示すようにワイヤガイ
ド部（８）をアングルコマ（Ｂ）の内側壁にろう付けす
る方法（ハ）　　同（Ｃ）図に示すようにアングルコマ（６）
の側壁に孔をあけ、一方ワイヤガイド部（８）をピン形
状に形成してかしめる方法などにより製作されていた。

（発明が解決しようとする課題）上記のように内視鏡のアングル部には、可撓連結体が取
付けられており、その可撓連結体を構成する複数個のア
ングルコマを回転させるために各アングルコマの内側壁
には、ワイヤをガイドするワイヤガイド部を設けられて
いる。従来、そのワイヤガイド部は、放電加工、ろう付
けあるいはかしめ加工などにより設けられていたが、こ
のような方法にはつぎのような問題がある。

すなわち、（イ）の放電加工による方法は、加工に時間
がかかり、量産に不向きであり、製造コストも高くなる
。（口）のろう付け方法は、トチの電源など加熱源を必
要とし、ろう付け方法によっては炎を発生し、アングル
コマをいちじるしく汚染する。また加工に時間がかかる
。さらにアングルコマの内側からの作業のため、効率が
悪い。

（ハ）のかしめによる方法は、ワイヤガイド部の固定が
不安定で回転を生じやすい。また、かしめ代がアングル
コマの外側壁より突出し、外形を損ねる。特にアングル
コマの外側壁より突出した部分は、体腔内に挿入される
可撓連結体として好ましくない。

この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、
アングルコマの外側壁に突起が形成されないように、し
かもワイヤガイド部をアングルコマに確実に取付けて、
所要の可撓連結体を容易に構成できるようにすることを
目的とする。

［発明の構成コ（発明が解決しようとする課題）内側壁にワイヤガイド体が固定されたアングルコマを複
数個可動的に連結してなる可動連結体において、アング
ルコマの側壁に開孔を形成し、方ワイヤガイド体に上記
開孔に嵌合する突起部を形成して、ワイヤガイド体とア
ングルコマとを上記突起部と開孔とで嵌合してこの嵌合
部をレーザ溶接により固定した。

（作　用）上記のようにアングルコマの側壁に開孔を形成し、一方
ワイヤガイド体にその間孔に嵌合する突起部を形成して
嵌合し、レーザ溶接により固定すると、突起部と開孔と
の嵌合およびレーザ溶接によりアングルコマにワイヤガ
イド体を確実に固定でき、かつアングルコマの外側壁に
突起を生じないようにすることができる。

（実施例）以下、図面を参照してこの発明を実施例に基づいて説明
する。

第１図にこの発明の一実施例である内視鏡のアングル部
に取付けられる可撓連結体のアングルコマを示す。この
アングルコマ（２０）は、ステンレス鋼などから形成さ
れたリンブ状をなし、その両端部には、互いに直交する
直径方向に各一対の連結部（２１ａ）　，　（２ｌｂ）
が形成されている。その各一対の連結部（２１ａ）　．
　（２ｌｂ）のうち、一端部側の連結部（２１ａ）はや
や内側に張出し、他端部側の連結部（２ｌｂ）は、逆に
やや外側に張出している。また、リング状本体の内側壁
中央部には、その一直径方向に一対のワイヤガイド部（
２２）が取付けられている。このワイヤガイド部（２２
）は、ワイヤガイド孔（２３）を有し、かつリング状本
体の側壁に形成された開孔に嵌合する突起（２４）をも
つビン形状に形成され、突起（２４）を上記開孔に嵌合
し、かつ後述するレーザ溶接により固定されている。

可撓連結体は、第２図に示すように、上記アングルコマ
（２０）を複数個一列に隣接配置し、隣接するアングル
コマ（２０ａ）　，　（２０ｂ）にうち、一方のアング
ルコマ（２０ａ）の一端部側に設けられた内側に張出し
た連結部（２１ａ）と他方のアングルコマ（２０ｂ）の
他端部側に設けられた外側に張出した連結部（２ｌｂ）
とを一致させ、その各連結部（２１ａ）　，　（２ｌｂ
）に形成されている連結孔にピンなどの連結具（７）を
挿入して回転可能に連結することにより組立てられる。

この場合、一方のアングルコマ（２０ａ）に設けられる
ワイヤガイド部（２２）と他方のアングルコマ（２０ｂ
）に設けられるワイヤガイド部（２２）とは、互いに直
交する直径方向に位置するように配置するとよい。

上記ワイヤガイド部のレーザ溶接は、第３図に示すよう
に、アングルコマ（２０）の側壁に形成された開孔にワ
イヤガイド部（２２）の突起（２３）を嵌合させたのち
、アングルコマ（２０）の外側壁側から矢印（２５）で
示すように突起（２３）を照準にかつ突起（２３）に垂
直にレーザ光をスポット的に照射することによりおこな
われ、調整されたパワー密度のレーザ光を照射すること
により、パリなどを発生しない溶接をおこなうことがで
きる。

ところで、上記のようにワイヤガイド部（２２）を固定
すると、アングルコマ（２０）側壁に形成された開孔と
ワイヤガイド部（２２）の突起（２３）との嵌合により
ワイヤガイド部（２２）を所定位置に正確に配置でき、
かつその開孔と突起（２３）との嵌合およびレーザ溶接
により確実に固定することができる。しかも、レーザ溶
接であるため、アングルコマ（２０）の外側壁にパリな
どの突起を生じない所要の可撓連結体とすることができ
る。

なお、」二記実施例では、アングルコマの外側壁側から
ワイヤガイド部の突起にレーザ光を照射してワイヤガイ
ド部をアングルコマに溶接したが、第４図に矢印（２６
）で示すように、このワイヤガイド部（２２）は、アン
グルコマ（２０）の内側壁に沿って平行にレーザ光を照
射してレーザ溶接してもよく、また、第５図に矢印（２
７）で示すように、アングルコマ（２０）の内側壁に対
して斜め方向からアングルコマ（２０）の内側壁とワイ
ヤガイド部（２２）との接触部にレーザ光を照射しても
よい。

また、第６図および第７図に矢印（２５ａ）　，　（２
５ｂ）および（２６ａ）　，　（２６ｂ）で示すように
、複数個のワイヤガイド部（２２）に対して、同時にレ
ーザ光を照射して溶接することもできる。

さらに、このレーザ溶接は、第８図に点（２８）で示す
ように、１個のワイヤガイド部に対して複数箇所にレー
ザ光を照射しておこなってもよい。

なお、この発明は、内視鏡のアングル部に取付けられる
可撓連結結体ばかりでなく、他の目的に使用される可撓
連結結体にも適用できる。

［発明の効果コ可撓連結体を構成するアングルコマの側壁に開孔を形成
し、このアングルコマの内側壁に固定されるワイヤガイ
ド体にその間孔に嵌合する突起部を形成して嵌合し、レ
ーザ溶接により固定すると、突起部と開孔との嵌合によ
りワイヤガイド体をアングルコマの所定位置に正確に配
置でき、かつその突起部と開孔との嵌合およびレーザ溶
接によりアングルコマにワイヤガイド体を確実に固定で
きる。しかもアングルコマの外側壁に突起を生じないの
で体腟内に挿入される可撓連結体として好ましいものと
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第８図はこの発明の実施例説明図で、第１
図（Ａ）ないし（Ｃ）図はそれぞれその一実施例である
可動連結体を構成するアングルコマの正面図、その１３
−Ｂ断面図およそのＣ−Ｃ断面図、第２図はその可動連
結体の一部を示す図、第３図（Ａ）および（Ｂ）図はそ
れぞれアングルコマの対するワイヤガイド体のレーザ溶
接を説明するための図、第４図ないし第８図はそれぞれ
他のレーザ溶接を説明するための図、第９図は内視鏡の
構成を示す斜視図、第１０図はそのアングル部に取付け
られる従来の可動連結体の構造を示す斜視図、第１１図
（Ａ）ないし（Ｃ）図はそれぞれその可動連結体を構成
するアングルコマにワイヤガイド体を設ける異なる３種
の方法の説明図である。７・・・連結具２０・・・アングルコマ２１ａ，２ｌｂ　・・・連結部２２・・・ワイヤガイド部２３・・・ワイヤガイド孔２４・・・突起

Claims

【特許請求の範囲】両端部に連結部が形成された複数個のリング状のアング
ルコマと、この複数個のアングルコマを上記連結部で可
動的に連結する連結具と、ワイヤガイド孔を有し、上記
複数個のアングルコマの内側壁に固定されるワイヤガイ
ド部とからなる可撓連結体において、上記アングルコマには側壁に開孔が形成され、上記ワイ
ヤガイド部にはこの開孔に嵌合する突起部が形成され、
上記ワイヤガイド部と上記アングルコマとは上記開孔と
上記突起部とで嵌合しかつこの嵌合部がレーザ溶接によ
り固定されていることを特徴とする可撓連結体。