JPH02234353A - ペースト式鉛蓄電池用極板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はペースト式鉛蓄電池川極板の製造方法の改良に
関するものである． 従来の技術とその課題 従来、ペースト式鉛蓄電池用極板は第２図に示すような
充填機を用いて充填されていた．すなわち、ペーストホ
ッパ−１１内の１対の溝付ロール１２によりペースト１
０が格子体８に綿布ベルト６上で押し込まれゲーｌ・部
１３で厚さが規定されて極板が連続的に充填されていた
．この製造方法は格子体へのペーストの押し込みは多量
に行い、ゲート部１３において厚さ、すなわちペースト
重量を規定する方法であるため、最終的に格子体に充填
されるペーストの重量は格子体の厚さ，綿布ベルトの凹
凸，ゲート部の圧力変化など．多くの要因の影響を受け
やすく、製造された極板のペースト重量を調べると５％
以上のバラツキが発生していた．このバラツキは電池性
能のバラツキを生じる大きな原因であり、またこれを補
償するために余分のペーストを充填しておくことはコス
トアップを引き起こす要因の１つであった． 以上述べたようなペースト重量のバラツキを生ずる原因
の１つに鉛蓄電池用ペーストがシキソトロピックな特性
を有していることがあげられる．すなわち、通常の状態
において鉛蓄電池用ペーストは流動性がなく、格子体に
充填するのに大きな押込力を必要とすることに起因して
いる．この鉛蓄電池用ペーストの特性を変える方法とし
てべ一ストに振動を与えることはよく知られている．こ
の振動を用いたペースト式鉛蓄電池用極板の製造方法は
例えば特開昭５５−８１４６３号公報や米国特許第３８
５９１３５号公報などに記載されている．特開昭５５−
８１４６３号公報には貯蔵器中のペーストに振動を与え
ることによってペーストの流動を促進し、かつ格子体上
に供給されたペーストを格子体に振動を与えて格子体両
面に配置させるなめに用いられる．また、米国特許第３
８５９１３５号公報では、格子体上に載置したペースト
に先端が刃状になった振動子により超音波ｇＡ勤を与え
て流動性を付与しながらペーストを格子体上に押し込む
と共に極板厚さを規定するのに用いられている。しかし
、これらの方法では装置が複雑になったり、ペーストが
振動を受ける時間が知くて充分な流動性をもたなかった
り、あるいは充分な流動性をもたせるために製造スピー
ドが遅くなったりする欠点があった．課題を解決するた
めの手段 本発明はこれらの欠点を改良するもので、逆円錐状部分
とその下部に設けた円柱状部分とからなるペーストホッ
パーとその内周に沿って形成されたスクリュー部とで楕
成された鉛蓄電池用ペースト充填機において上記ホッパ
ーの円柱状部分の下部に設けた吐出ノズルに振動を加え
ることにより定量的にペーストを押出すことを特徴とす
るものである． 実施例 以下、本発明を実施例に基づいて詳述する。

第１図は本発明の実施に用いるペースト充填機の一例を
示す概略図で、逆円錐状部分１と円柱状部分９とからな
るペーストホッパ−１１，その内周に沿って形成された
スクリュー部２および円柱状部分９の下部に設けられた
吐出ノズル３とで構成されている．この吐出ノズル３に
は振動発生機４が連結してある．また、円柱状部分９は
吐出ノズルに加える振動がペーストホッパ−１１や充填
機の他の部分に影響を及ぼさないようにゴム体で構成さ
れている．この円柱状部分は必ずしもゴム体でなくても
弾力性を有する物質であればよく、また、円柱状部分９
は逆円錐状部分１と同様の例えば鋼板で形成され、吐出
ノズル３と弾性体を介して取り付けられていればよい． ペースト１０をペーストホッパ−１１内に投入すると、
スクリュー部２の回転と共に下部に押し込まれ円柱状部
分９を通り、吐出ノズル３で所定の断面形状を有するシ
ート状のペースト５に形成され供給されてくる格子体８
上に載置されプレスローラフにより格子体に圧接されて
極板となる．格子体８に戟置するペースト５はシート状
に成形されていることが望ましい．しかし、スクリュー
２によって押し込まれてくるベース１・１０は、大きな
圧力を受けており、振動を加えずに吐出ノズル３で成形
しようとすると、ペースト１０の流れは吐出ノズル３の
吐出口１４に集中することになり、ペースト１０の流れ
の悪い部分、すなわち，吐出口１４の周辺部分でスクリ
ュー２によって生ずる圧力により圧縮され水分が遊離し
て固くなり流動性がなくなってしまう．このペースト１
０の固まりは運転時間と共に大きくなり、ついには吐出
ノズル３の吐出口１４をもふさいでしまい、運転ができ
なくなってしまう．そこでこの吐出ノズル３に振動発生
機４を連結して振動を加えることにより、吐出ノズル近
傍にあるペースト１０は振動により流動性が付与され、
スクリュー部２によって生ずる圧力により吐出ノズル３
の吐出口からペーストが定量的に押出され吐出ノズルの
近傍でのペーストの固まりの発生がなくなり、連続運転
ができるようになる９本発明による振動を利用した吐出
ノズルと従来の振動を用いない吐出ノズルを用いて厚さ
１〜５，ａｍのシート状のペーストを連続的に押し出し
、吐出ノズル３の近傍のペーストの状態と極板に充填し
たペースト量のバラツキを調べた．その結果を第１表に
示す．運転は各ノズルについて８時間行ない、ペースト
量のバラツキは厚さ５ｍ＋１のシート状ペーストの場合
について示した． 従来品ではシート状ペーストの厚さが４１ｎ以下では良
好な通続運転が行なえず、厚さ５ｎｎの場合のペースト
量のバラツキも２．３％と多かった、一方、本発明品で
は厚さＩＩＩＩ１のシート状ペーストを８時間以上３！
続で運転することができ、吐出ノズル近傍でのペースト
の固まりもみられず、ペースト量のバラツキも±０．７
％と大幅に改善することができた． 第１表 を示す概略図、第２図は従来のペースト充填機の一例を
を示す概略図である． １・・・逆円錐状部分、２・・・スクリュー部、３・・
・吐出ノズル、４・・・振動発生機、５・・・シート状
ペースト、６・・・綿布ベルト、７・・・プレスローラ
、８・・・格子本、９・・・円柱状部分、１０・・・ペ
ースト、１１・・・ペーストホッパー、１４・・・吐出
口 ただしＯは良好、Δはやや不良、Ｘは不良をそれぞれ表
す． 発明の効果． 上述したように、本発明による振動を利用したノズルは
ペーストの付着による吐出量の変化が起こらず、起動時
のスムースな流出がなされ、ペースト量のバラツキや詰
まりによる稼動率の低下が起こらず高精度で薄形極板へ
も適用ができるなど実用的価値が大きい．

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、逆円錐状部分とその下部に設けた円柱状部分とから
   なるペーストホッパーとその内周に沿って形成されたス
   クリュー部とで構成された鉛蓄電池用ペースト充填機を
   用い、上記ホッパーの円柱状部分の下部に設けた吐出ノ
   ズルに振動を加えることを特徴とするペースト式鉛蓄電
   池用極板の製造方法。