JPH02234326A - ブラウン管の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はブラウン管の製造装置，特に単一炉による熱処
理工程において、バルブ内のガスを排気する排気方式に
関する。

〔従来の技術〕

カラーブラウン管の製造工程において、ブラウ冫管の外
囲器（以下、バルブという）の一部を構成するパネルの
内面に，螢光膜およびメタルバック層を形成する工程が
終了すると、次にバルブを加熱炉に入れてこれを熱処理
する工程がある。

この熱処理工程においては、パネルの円面に形成ざれた
螢光膜スクリーンやフイルミング中の有機物質等を焼成
し，これを加熱分解させるパネルベーキング工程と、バ
ルブを構成するパネルとファンネルとの間にフリットガ
ラス組成物を配置させて両者を溶着接合するフリットベ
ーキング工程と，ネック部に電子銃を挿入してこれを封
止する封止工程と，バルブ同部のガスを排気して真空に
する排気工程があり、これら各工程のうちのいくつかは
加熱炉の中で行っている。

そして、これら一連の熱処理工程は，夫々独立に入炉、
出炉して熱処理を行うと、多くの時間とエネルギーを要
し、製造コストが増加するため、上記一連の熱処理工程
を同一炉で一貫連続して行う単一炉方式と称する方法が
提案ざれている。

第２図は単一炉方式によりブラウン管の熱処理を行う従
来装置の説明図である。バルブ１はバルブホルダー２に
載［ｔｇれ、ホルダーＶ−ル３上を矢視万向に走行しな
がら単一炉方式の加熱炉４を通って前記一連の熱処理工
程を順次行い、しη）る後、出炉するよう１こざれる（
特開昭６０−４３６１９号公報）。

すなわち、同図において、■の区間は熱風発生装置５か
らバルブ１の中に熱風を吹き込んで前記パネルベーキン
グ工程とフリットベーキング工程を行う区間、■の区間
はバルブ１のネック部をバーナ６で加熱し，これに電子
銃７を挿入し溶着する前記封止工程を行う区間，Ｍの区
間は排気装置８と連通ずる排気ヘッド９をバルブ排気管
１０に接続し，バルブ１内のガスを排気する前記排気工
程を行う区間である。

上記排気工程において，１１は排気装置８を載置した排
気カートで、バルブホルダー２と平行に同一万向，同一
速度でカートレール１２の上を走行するようにされ，バ
ルブ排気管１０に排気ヘッド９を接続させ、排気動作を
行いながら矢視の万同に走行するようにされる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しη）しながら，以上述べた従米装置によれば、バルブ
ホルダー２が走行するホルダーレール３と排気カート１
１が走行するカートレール１２が平行に敷設ざれている
ことが必要であり、もしこれらレールが変形し、両レー
ル３，ｌ２の平行度が低下すると、バルブ排気管１０と
排気ヘッド９との関係位置にずれが生じ、両者の接続関
係が悪くなり、排気ヘッド９がバルブ排気ｗ１０から外
れる恐れがある。

また，バルブホルダー２と排気カート１１が同一万向に
同一速度で走行させる必要があるが、もし両者の速度の
同期がとれず、両者の速度が僅力）でも相違すると、両
者が次第に離間してしまい，排気ヘッド９が排気管１０
から外れる恐れがある。

このように．排気工程を確実に行うためには，双方のレ
ール３．１２を平行に敷設すると共に、バルブホルダー
２と排気カート１１の速度を正確に同期させる必要があ
る。しっ）シ，装置を長期間使用していると，レールや
走行装置の劣化や作業環境の変化によって、上記の要件
に不適合となる恐れがあり，その解決が課題とざれてい
た。

本発明の目的は、上記従来の課題に鑑み、前記単一炉方
式による排気工程（こおいて、排気ヘッドがバルブ排気
管乃）ら外れる恐れがなく，信頼性の高い排気動作を行
うブラウン管の製造装置を提供することにある。

〔課凱を解決するための手段〕

上記の目的は、バルブホルダーをホルダーレール上に走
行させ、これに載置したバルブを加熱炉で熱処理を行う
単一炉方式によるブラウン管の製造装置において，排気
装置を載置した排気カートに移載用レールを設け、上記
ホルダーＶ−ルから上記移載用レールにバルブホルダー
を移載させ，かつ上記排気カートをカートレール上に走
行させながらバルブ内のガスを排気するよう構成するこ
とにより達成ざれる。

〔作用〕

上記の手段により，バルブホルダーと排気カートが一体
となって走行しながら排気工程を行うことができるので
、バルブホルダーと排気カートの両者間の関係位置が変
る恐れがない。従って、排気ヘッドがバルブ排気管から
外れる恐れがなく、信頼性の高い排気動作を行うことが
できる。

〔実施例〕

以下，本発明になる一実施例を第１図ｌこより説明する
。なお、第２図と同一装置、同一部材には同一符号を付
し、その説明を省略する。

バルブ１はバルブホルダー２ｌこ載置ざれ，ホルダンー
ル３の上を矢視方向に走行し，■の区間で前記パネルベ
ーキング工程と７リットベーキング工程を行い、ａの区
間で電子銃７を溶着してバルブ２を封止する封止工程が
行われる。上記ホルダーレール３は上記■の区間の熱処
理工程が終了する位置で終端１４となっている。

１１は排気装置９を載置してなる排気カートで、上記バ
ルブホルダー２の方向と同一万向にカートレール１２の
上を走行するようｌこ構成すると共ｌこ，上記排気力ー
｝１１の上にバルブホルダー移載用レール１６８設け，
この移載用レール１６を前記ホルダーＶ−ル３の終端１
４と遅接ざせ、バルブホルダー２がそのままホルダーレ
ール３から移載用レール１６に移動できるように構成し
てなる。

このような構成において、区間１．　　［を経てパネル
ベーキング工程、フリットベーキング工程および封止工
程が終了すると、バルブｌ８載置したバルブホルダー２
は、そのまま走行方向に移動し、排気力−｝１１の上に
設けた移載用レールｌ６の上に載置され、排気工程皿の
区間に入る。

ここで，まず排気装置８に連通する排気ヘッド９を上方
ｔこ移動させてバルブ排気管１０に接続させ，排気カー
｝１１はバルブホルダ２８載せた状態で、両者２，ｌ１
が一体となってカートレール１２の上を走行しながら排
気動作が行われる。

このようにして、バルブホルダー２と排気カート１１が
一体となって排気動作が行われるので，バルブホルダー
２と排気カートｌ１との関係位置が変ることがない。従
って，排気ヘッド９がバルブ排気管１０カ）ら外れる恐
れか全くなく、安足した排気動作を行うことができる。

なお，１７は排気カー｝１１に設けたストッパーで、バ
ルブホルダー２が移載レール１６に移動して移載が完了
するとストッパー１７を突出させ，排気カート１１の上
に載置ざれたバルブホルダー２の移動が制止される。

また，排気動作が終了し，排気カート１１が旧の区間の
終端に接近すると、ストッパー１７の突出を解除し、バ
ルブホルダーは移載レールｌ６に連接する次のホルダー
Ｖ−ル１８に移動し、排気カート１１と分離して出炉す
る。

〔発明の効果〕

以上述べた本発明により、バルブホルダーと排気カート
との関係位置が変らないので、排気ヘッドがバルプ排気
管力）ら外れる恐れがなく、従って、排気工程の信頼性
が向上する。

また、ホルダーレールとカートレールを平行して敷設す
る必要がなく，カつバルブホルダーと排気カートの走行
速度の同期をとる必要もないので、設備コストがその分
大巾に低減する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、単一炉方式により熱処理工程を行う本発明に
なる装置の一実施例の説明図、第２図は従米装置の説明
図である。 １・・・バルブ、　　　２・・・バルブホルダー３…ホ
ルダーレール、　　　４・−・加熱炉、８・・・排気装
置，　　　９・・・排気ヘッド、１０・・・バルブ排気
管，　　　　１１・・・排気カート，１２・・・カート
レール、１６・・・移載用レール，１７・・・ストツパ
。 第１図 ９：伴ク１−へ・ノシコ゜ ＋７：　スト−！ノ？ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、バルブホルダーをホルダーレール上に走行させ、こ
   れに載置したバルブを加熱炉で熱処理を行う単一炉方式
   によるブラウン管の製造装置において、排気装置を載置
   した排気カートに移載用レールを設け、上記ホルダーレ
   ールから上記移載用レールにバルブホルダーを移載させ
   、かつ上記排気カートをカートレール上に走行させなが
   らバルブ内のガスを排気するよう構成したことを特徴と
   するブラウン管の製造装置。