JPH0223416B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、送られる（輸送される）材料ウエ
ブ特に包み材料のウエブにテープ状品物特に引裂
きテープなどを取付ける装置に関する。

包装体の外方包み特に巻たばこ包装体などのセ
ルローズ薄膜またはプラスチツクの包みは融着さ
れまたは接着された引裂きテープを通常備える。
包みの素材は包み材料の連続した途切れないウエ
ブから切り取られる。しかしながら最初には、別
別に作られる引裂きテープすなわちテープウエブ
から切り取られた引裂きテープが包み材料のウエ
ブの面上に配置されこれに接合される。

包み材料のウエブとテープのウエブが同期的に
送られる装置はすでに知られている。テープのウ
エブは各歩進において、切断すべきテープの幅に
一致する量だけ前方へ動かされる。これに従つて
包み材料のウエブは歩進的に動かされる。包み材
料のウエブが停止したときに、切り取られたテー
プは包み材料のウエブの表面上に供給され配置さ
れる。使用される切断装置は可動の切断具を有
し、この切断具は同時に包み材料のウエブへ切り
取られたテープを移送する。

包み材料のウエブの歩進的送り（移動）は欠点
と見なされるべきである。ウエブの制御された停
止および加速は時間を消費し、故に極めて短いサ
イクル時間は達成できない。更に包み材料のロー
ル（ボビン）のひんぱんな加速および減速は一つ
の欠点である。

この発明の１つの目的は、高いサイクル速度が
達成できるけれどもそれにも拘わらず切り取られ
たテープの材料ウエブへの完全な移送が行なわれ
るようなテープと包み材料のウエブを一緒にして
組合わせるための装置を提案することにある。

この目的の達成のためこの発明による提案によ
れば、引裂きテープの移送の区域（移送部分）に
おいて包み材料のウエブが一時的にすなわち移送
の際に停止させられるがこの区域の外側ではウエ
ブが連続的に移動し（輸送され）、テープがウエ
ブによつて取上げられたのちに上記の部分が対応
する高速で前向きに動かされる。

故に、この発明において包み材料のウエブは連
続的に輸送される。繰出し側すなわちボビンの区
域においても取上げ側すなわちテープの付いたウ
エブがさらに処理される区域においても、ウエブ
の前進の中断および非一様な運動はいずれの場合
にも必要でない。しかしながら、包み材料のウエ
ブの特定の区域すなわち部分はその他の部分に対
して不連続にすなわち歩進的に動かされる。

この発明による装置は包み材料のウエブのため
の案内部材すなわち方向変更部材特に方向変更ロ
ーラを備え、これら部材は移送部分の外側で前後
に同時に移動できる。これらは、移送部分を含む
これら方向変更部材の間に位置する区域が１つの
段階のあいだ停止しまたは低速で移動するように
動かされ、従つて下方または上方から供給される
引裂きテープは包み材料のウエブへ支障なく移送
できる。その後に、対応する高い補償された速度
が方向変更部材の反対向き運動によつてこの部分
に与えられる。

この発明の別の提案によれば、方向変更ローラ
は増大減少する相補的ウエブループを形成する揺
動部材に設けられる。

この発明の別の特徴は揺動部材およびその駆動
装置の設計およ配置に関する。この発明のさらに
別の特徴はテープを製造するための切断装置の設
計に関する。

この発明の実施例について図面を参照しながら
以下に説明する。

図示される実施例において、別別に作られるテ
ープ１１は包み材料１０のウエブに付けられ熱融
着によつて接着される。包み材料１０はセルロー
ズ薄膜で作ることができテープ１１は対応する材
料で作ることができる。テープ１１はここではそ
の長さ方向軸線が包み材料ウエブ１０の送り方向
に延びるようにして下方から包み材料１０のウエ
ブへ供給される。

包み材料ウエブ１０へのテープ１１の移送は、
包み材料ウエブ１０の移送部分１２の区域すなわ
ち移送区域で行なわれる。ここでこの部分は包み
材料のウエブの輸送（送り）の方向に実質上水平
にまたは軽く下向きに走る。移送部分１２は実質
的に方向変更ローラ１３および１４によつて限定
される。

テープ１１の移送の時に移送部分１２は静止し
ているが、この部分の外側で包み材料ウエブは連
続的に望ましくは一定速度で移動する。テープ１
１が移送されたのち、移送部分１２は適当に加速
される。

移送部分１２の両側にウエブループ１５および
１６が形成され、これらは全長が常に一定にとど
まる「ウエブ貯蔵部すなわち蓄積される包み材料
ウエブ」を相補つて形成する。ウエブループ１
５，１６の長さは、移送部分１２の区域および揺
動部材１９の方向変更ローラ（案内部材）１７と
揺動部材２０の方向変更ローラ（案内部材）１８
との間の区域における包み材料ウエブ１０の非一
様な歩進的運動の際に、連続的に変わる。上述の
揺動部材１９，２０は前後揺動運動の結果として
ウエブループ１５および１６を変化させる。揺動
部材１９，２０およびこれらに配置される方向変
更ローラ１７，１８のそれぞれの終端位置は第１
図に実線および破線で示される。

この場合にウエブループ１５および１６は、互
に適当な距離だけ離して配置される定置の対向ロ
ーラの間で方向変更ローラ１７および１８によつ
て形成される。この実施例において、上下に離し
て配置される支持ブロツクとしての２つの方向変
更ローラ２１および２２が揺動部材１９に付属さ
れる。揺動部材２０の区域においては、ウエブル
ープ１６は移送部材１２の端部における支持ブロ
ツクとしての方向変更ローラ１４とこのローラ１
４の下方に離して配置される別の支持ブロツクす
なわち方向変更ローラ２３との間で形成される。
この実施例では、テープ１１の移送の際に停止す
る部分は移送部分１２より長い。１対の案内ロー
ラ２４は方向変更ローラ１３と方向変更ローラ２
１の間の区域に設けられる。

揺動部材１９，２０の同期駆動は前後に旋回運
動する駆動部材を構成する共通の駆動腕２５によ
つて達成され、これは連結棒２６および２７によ
つて２個の揺動部材１９，２０に連結される。揺
動部材１９，２０はこの場合に駆動腕２５および
多くの方向変更ローラを含めて駆動装置の共通の
支持板２８に取付けられる。

包み材料ウエブ１０の平面移送部分１２はこの
場合に定置のテーブル２９の上方を導かれる。こ
の実施例において包み材料ウエブ１０のためのこ
れの支持板３０は移動の方向に傾斜する。後援板
３２はくさび形状スペーサ３１によつて支持板３
０の下方に形成される。この後援板３２はテープ
１１のための切断移送ユニツト３３の一部を形成
する。

テープウエブ３４はテーブル２９の下方すなわ
ち後援板３２の直下で包み材料ウエブ１０の移動
方向に横向きの方向に走る。後援部の下方におい
てテープ１１は各場合にテープウエブ３４の自由
縁に沿つてすなわち移動方向に横向きに切り取ら
れる。その後に、包み材料ウエブ１０の移動方向
すなわち長手方向の長手軸線を有するテープ１１
はこのウエブに送られこれの下側に取付けられ
る。

テープウエブ３４は引張りユニツト３５によつ
て切断点へ送られる。これは前後に歩進的に回転
する下方の駆動ローラ３６と、テープウエブ３４
の上方に配置される対向ローラ３７とを有する。
駆動ローラ３６はテープウエブ３４の切断量に対
応する量で各場合に回転方向に前後に旋回する腕
３８によつて駆動される。普通の構造の空転装置
３９は駆動作用を働かさない始めの位置への駆動
ローラ３６の戻り運動を達成させる。

テープウエブ３４の自由前端は一時的にすなわ
ち切断が行なわれる時間だけ締付けられる。この
目的のため、弾性被覆４１を有する締付棒４０が
下方からテープウエブ３４に向けて持上げられこ
のウエブを後援板３２の下側に押付ける。テープ
ウエブ３４は後援板３２から僅かにすなわちテー
プ１１の幅だけ突出するように制御される。この
突出部は上下運動できる切断具の上向き運動によ
つて切断される。切断に対し、後援板３２または
切断具４２に面するこの後援板の縁は、固定され
た後援の切断具の役をする。

可動の切断具４２はその上面にすなわちテープ
１１が載る区域に吸引孔４３を有する。この吸引
孔は、保持手段を構成し、切断の瞬間およびその
後に吸引作用をする。これは切り取られたテープ
１１を切断具４２の上面に固定させる。サイクル
が進行するときにこの切断具は、テープ１１が包
み材料ウエブ１０の下側に接するまでこのテープ
を運ぶ輸送部材の役をする。

テーブル２９またはその支持板３０は、切断具
４２の径路の区域に細長い開孔４４を備える。テ
ープ１１を載せた切断具４２の上方部分はテープ
が包み材料ウエブ１０に接するまでこの開孔の中
を進む。

上下に運動できる細長い棒状の後援保持具４５
は、開孔４４に対する包み材料ウエブ１０の反対
側に配置される。テープ１１が到着する時にこの
後援保持具はこれの反対側で包み材料ウエブ１０
に接触する。この実施例では加熱カートリツジ４
６が後援保持具４５に装着される。これによつ
て、テープ１１は熱融着によつて包み材料ウエブ
１０に固定される。

第１図に示されるように切断移送ユニツト３３
の上述した可動部分は旋回運動だけを受け並進運
動されない。切断具４２は、包み材料ウエブ１０
へ向う方向に切断具４２に定常的に初期応力を作
用させる引張ばね４８によつて旋回軸受４７のま
わりを運動できる。この場合に反対方向の運動は
旋回軸受４７の区域の軸によつて達成される。

後援保持具４５は方向変更ローラ１４の軸線の
まわりを対応的に旋回できる。この場合にも旋回
駆動は軸受または方向変更ローラ１４の区域の軸
によつて達成される。

切断具４３の吸引孔４３は中空吸引通路４９か
ら吸引作用を受ける。

包み材料ウエブ１０は図示されない駆動装置特
に１対の引張ローラによつて駆動される。すなわ
ち連続的に引き去られる。揺動部材１９，２０の
旋回運動は切断移送ユニツト３３と同期するよう
に制御される。第１図は揺動部材１９，２０の運
動が逆転される瞬間を示す。これは移送部分１２
または揺動部材１９と２０の間の包み材料１０の
区域を１時的に停止させる。この静止段階におい
て、材料ループ１６は次第に増大しループ１５は
減少する。テープ１１が包み材料ウエブ１０へ送
られたのちに揺動部材１９，２０の運動方向は逆
転され、従つて揺動部材１９と２０の間の包み材
料ウエブ１０の区域は対応して高速まで加速され
る。故り実際上、対向運動とこれに伴つて増大す
る移動方向の速度増大とが一時間にこの区域で生
じる。

【図面の簡単な説明】

第１図はテープを切り取りこれを包み材料のウ
エブへ移送するための装置の１実施例の線図的全
体図、第２図は装置の一部分を拡大して詳細に示
す第１図の−線に沿う断面図、第３図は第２
図の断面−としてテープの切断装置の詳細を
示す図である。 図面において、１０は包み材料ウエブ、１１は
テープ、１２は移送部分、１３と１４は方向変更
ローラ、１５と１６はウエブループ、１７と１８
は方向変更ローラ、１９と２０は揺動部材、２１
と２２は方向変更ローラ、２５は駆動腕、２６と
２７は連結棒、２９はテーブル、３４はテープウ
エブ、４２は切断具、４４は開孔、４５は後援保
持具を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ テープ状品物のウエブのための運搬具、包み
   材料のウエブのための運搬具、および切断装置を
   包含し、切断装置が、テープ状品物のウエブから
   テープ状品物を横方向に切取るための、固定の切
   断具および可動の切断具を備え、可動の切断具
   が、切取られたテープ状品物を保持して、これを
   包み材料のウエブに移送するための、真空作動保
   持手段を備える、包み材料のウエブにテープ状品
   物を取付ける装置において、 この装置がさらに、前記の包み材料のウエブの
   ための方向変化装置を包含し、この方向変化装置
   が、前記の包み材料のウエブの移送部分１２の上
   流および下流に配置された偏向ローラ１７，１８
   を包含し、前記の包み材料のウエブが、これら偏
   向ローラの一部のまわりを進行し、偏向ローラ
   が、旋回可能に取付けられた揺動部材に取付けら
   れ、前記揺動部材が、前記移送部分の上流および
   下流に位置する前記の包み材料のウエブの部分の
   運搬を続けながら、切取られたテープ状品物を前
   記の包み材料のウエブに移送する時点において、
   前記の包み材料のウエブの少くとも前記移送部分
   におけるこのウエブの運動を停止させるような、
   速さおよび方向で、同期的に往復動するように駆
   動されること、 を特徴とする包み材料のウエブにテープ状品物を
   取付ける装置。 ２ 偏向ローラ１７，１８が、包み材料のウエブ
   １０の互に相補的なウエブループ１５，１６を形
   成する、特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ３ 揺動部材１９，２０が、連結棒２６，２７を
   介して共通の駆動腕２５に連結され、ウエブルー
   プ１５，１６を形成する偏向ローラ１７，１８を
   実質的に水平に動かすように駆動される、特許請
   求の範囲第１項に記載の装置。 ４ 包み材料のウエブ１０が、テーブル２９の区
   域で、運搬の方向に傾斜した平らな移送部分１２
   を形成し、テーブル２９の下方で前記のテープ状
   品物のウエブ３４から切取られたテープ状品物１
   １が、テーブル２９に沿つて静止している移送部
   分１２まで、前記の可動の切断具４２の上向運動
   によつて、下方から送ることができる、特許請求
   の範囲第３項に記載の装置。 ５ 開孔４４を備えたテーブル２９の上方に配置
   された後援保持具４５が、テープ状品物１１の移
   送の際に、包み材料のウエブ１０に接触する、特
   許請求の範囲第４項に記載の装置。 ６ 可動の切断具４２および後援保持具４５が、
   テーブル２９の両側に位置しかつ包み材料のウエ
   ブ１０の運搬方向に対して横に走る軸線を中心と
   して、旋回できる、特許請求の範囲第５項に記載
   の装置。 ７ 包み材料のウエブ１０の移送部分１２が、固
   定の偏向ローラ１３，１４を限界とする、特許請
   求の範囲第４項に記載の装置。 ８ ウエブループ１５，１６が、固定の偏向ロー
   ラ２１，２２，１４，２３の間に位置する前記の
   往復動の偏向ローラ１７，１８によつて形成され
   る、特許請求の範囲第７項に記載の装置。