JPH02234035A - 高圧用応力センサ - Google Patents

高圧用応力センサ

Info

Publication number
JPH02234035A
JPH02234035A JP5560089A JP5560089A JPH02234035A JP H02234035 A JPH02234035 A JP H02234035A JP 5560089 A JP5560089 A JP 5560089A JP 5560089 A JP5560089 A JP 5560089A JP H02234035 A JPH02234035 A JP H02234035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain
thickness
film
insulating film
strain gauge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5560089A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Hatano
波多野 和好
Morio Tamura
田村 盛雄
Hisanori Hashimoto
久儀 橋本
Fujio Sato
藤男 佐藤
Takeshi Ichiyanagi
健 一柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP5560089A priority Critical patent/JPH02234035A/ja
Publication of JPH02234035A publication Critical patent/JPH02234035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えば土木・建設機械の構成部材、その他各
種機材の応力の測定に用いられる応力センサに関し、特
に高い検出圧力の測定に用いて好適な高圧用応力センサ
に関する.
【従来の技術J 一般に、圧カセンサ.ひずみセンサ,トルクセンサ,荷
重センサ等として適用される応力センサには、金属ゲー
ジ.半導体歪ゲージが用いられている.これらのうち、
特に後者の半導体歪ゲージは前者の金属ゲージに比較し
てゲージ率が太き《、僅かな機械的歪みに対して大きな
抵抗値変化を発生させることができることから、近時広
く利用されている. そこで、これら応力センサのうち従来技術による油圧機
器用の金属ダイヤフラム式圧カセンサについて、第4図
ないし第6図を参照しつつ述べる。 図において、1は例えばSUS630等からなる金属製
ダイヤフラムで、該ダイヤフラム1は中空筒体状をなし
、外周にフランジが周設された基部IAと、該基部IA
の図中上側の軸端側を閉塞するように一体に形成された
厚さt1が0.5〜1.Oav程度の起歪部IBとから
なっている。そして、該起歪部IBの一側面、図中では
下側面は矢示方向からの液圧を受承する受圧面IB.に
なり、図中上側の他側面は後述する絶縁膜2を形成する
ための膜形成面IB歳になっている。 ?は前記起歪部IBの膜形成面IB.に形成された絶縁
膜で、該絶縁膜2は例えばSiO■,S i C, S
 i Nx等を用いて真空蒸着法.スバッタ法等の適宜
の成膜技術により、膜形成面IB諺上に厚さt,が0.
08〜0.1m@の薄膜状に形成されている.3.4は
前記絶縁膜2の上側面に形成された蒸着型半導体歪ゲー
ジで、該半導体歪ゲージ3.4は例えばP−CVD法(
プラズマーCvD法)によって絶縁膜2上に薄膜状に形
成したケイ素基板にリン又はホウ素の不純物をドーピン
グして厚さtsが0 .001mmのゲージ用薄膜を形
成した後、ホトリソグラフィ法によってパターン形成さ
れており、外力を受けて歪んだときに比抵抗が変化する
ビエゾ抵抗素子として構成されている。 そして、該半導体歪ゲージ3.4には配線5.6の各一
端側が接続されると共に、該半導体歪ゲージ3.4及び
絶縁膜2はSiN膜或はSiOll膜からなるバッシベ
ーション膜7によって被膜されている. 8は合成樹脂によって有蓋筒体状に形成され、天面部8
Aに配線導出穴9.9が形成されたターミナルベースで
、該ターミナルベース8はパツシベーション膜7の外面
を全面的に覆うようにダイヤフラム1に固着されている
.そして、該ターミナルベース8の天面部8A外面に設
けられた接続端子10.11には、前記配!115.6
の他端側がそれぞれ接続されると共に、外付のホイート
ストンブリッジ回路等に先端側が接続されるリード線1
2.13の基端側がそれぞれ接続されている。 更に、14はターミタルベース8の外周側を囲むように
ダイヤフラムlのフランジ部に嵌着された外カバーで、
該外力バー14内はターミナルベース8を密封するよう
に絶縁性樹脂l5によってモールドされている。 従来技術の圧カセンサは上述の如く構成されており、リ
ード線12.13に接続されたホイートストンブリッジ
回路に電圧計,電流計等の測定器を接続し、ダイヤフラ
ムlの起歪部IBの歪を測定する。即ち;ダイヤフラム
1の起歪部IBに対して矢示A方向から液圧が作用しな
い無負荷状態の場合には、歪ゲージ3,4が歪んでその
比抵抗が変化することがないから、リード線12.13
間に電位差は生じなく、測定器側に電流は流れない。一
方、ダイヤフラム1に液圧が作用して起歪部IBが変形
し、歪ゲージ3,4が歪むと各々の比抵抗が変化する結
果、リード線12.13間に電位差が生じて電流が流れ
るため、測定器により歪を測定することができる。 かくして、従来技術による圧カセンサは、厚さt1が0
 .5〜1 .0mmの起歪部IBを有する金属製ダイ
ヤフラム1と、該ダイヤフラム1の起歪部IB上に厚さ
t2が0.1mmの薄膜状に形成されたS f Os 
. S i C, S i Nx等からなる絶縁膜2と
、該絶縁膜2上に形成した゛厚さt3が0.001mm
のP−Si,B−Si等からなる歪ゲージ膜をパターン
形成してなる半導体歪ゲージ3.4と、これら絶縁膜2
、半導体歪ゲージ3.4を一体的に被膜する,S i 
N, S i Os等からなるパッシベーション膜7と
から大略構成されている。 そして、絶縁膜2,半導体歪ゲージ3.4及びバッシベ
ーション膜7等は真空蒸着法,スバッタ法.気相成長法
等の薄膜成形法及びホトリソグラフィ等のパターン成形
法からなる半導体製造技術によって成形するようになっ
ている。 【発明が解決しようとする課題】 ところで、絶縁膜2上に歪ゲージ膜を形成する場合、成
膜処理して常温に冷却する際の温度変化によって該歪ゲ
ージ膜には引張り熱応力と圧縮熱応力が作用する。この
熱応力のうち特に引張り熱応力がl O O kgf/
m+a”近くになると,歪ゲージ膜が局部的に剥離した
り、クリープが発生する恐れがあり、これら剥離、クリ
ープが発生しないようにするための目標熱応力値は5 
0 kgf/mm”が適当とされている. 一方、建設機械用油圧機器の常圧である300kgf/
cm”以上の圧力を圧カセンサで検出し、しかも起歪部
IBの歪量を1000マイクロ以下にするためには、第
5図に示すように起歪部IBの厚さ1+を1mm以上に
する必要がある。しかし、第6図に示すように絶縁膜2
の厚さt2を1.0mm,歪ゲージ膜の厚さt,を0 
.001011に設定した場合、起歪部IBの厚さt1
が0.5mm以上になると歪ゲージ膜に対する引張り熱
応力が急激に大きくなっている.そして、起歪部IBの
厚さtlがlIIIm以上になると、歪ゲージ膜の引張
り熱応力は1 0 0 kgf/am”に近い値になり
、剥離やクリープ発生の恐れがある. このように、従来技術によれば、高圧に耐えつるように
ダイヤフラム1の起歪部IBの厚さt1を1mm程度ま
で厚《設定した場合、成膜時の熱応力のために、歪ゲー
ジ膜に剥離やクリープが発生してしまい、高品質な高圧
用応力センサを得ることはできないという問題点があっ
た。 本発明は上述した従来技術の欠点に鑑み、発明者等が鋭
意研究した結果、絶縁膜の膜厚を厚《設定すると歪ゲー
ジ膜の受ける熱応力を小さくできることに着目してなさ
れたものであって、ダイヤフラムの起歪部の厚さを高圧
に耐えるように厚くでき、しかも歪ゲージ膜に剥離やク
リープが生じない高い信頼性を持った高圧用応力センサ
を提供するものである.
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本発明の手段
は、一側が受圧面になり、他側が膜形成面になった起歪
部を有する金属製ダイヤフラムと、該金属製ダイヤフラ
ムの膜形成面に形成された絶縁膜と該絶縁膜上に形成さ
れた半導体歪ゲージとからなり、前記金属製ダイヤフラ
ムの起歪部の厚さをl.Omm以上に設定すると共に、
前記絶縁膜の厚さを0.3+am以上に設定するように
したことにある. (作用〕 このように構成することにより、歪ゲージ膜の成膜過程
において絶縁膜に発生する引張り熱応力が小さくなるた
め、該絶縁膜上に一体的に形成される歪ゲージ膜に発生
する引張り熱応力も抑制される結果、目標熱応力値以下
になる. 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を第1図ないし第3図に基づき詳
述する.なお、前述した従来技術の構成要素と同一構成
要素には同一符合を付し、その説明を省略する. 第1図において、2lは例えばSUS630等からなる
金属製のダイヤフラムを示す。該ダイヤフラム21は外
周にフランジが周設された中空筒体状の基部21Aと、
該基部21Aの図中上側の軸端側を閉塞するように一体
に形成され、下側面が受圧面21B.になり、上側面が
膜形成面21B2になった起歪部21Bとを有している
点では従来技術によるものと同様である。しかし、本実
施例による起歪部21Bの厚さt’lは300kgf/
cm”の高圧に十分に耐えることができるように、従来
技術のものよりも厚《、1〜4fflII1程度、具体
的には厚さtは1.2mmに設定してある.22は前記
起歪部21Bの膜形成面21B,に形成された絶縁膜で
、該絶縁膜22は例えばSillを用いて真空蒸着法等
の成膜技術によって形成されている点は従来技術による
ものと異なるところはない.しかし、本実施例の絶縁膜
22の厚さt’sは従来技術の絶縁膜2に比較して3倍
以上、具体的には厚さt′2は5倍の0.5mmに形成
してある. 一方、23.24は前記絶縁膜22の上側面に形成され
た蒸着型半導体歪ゲージで、該半導体歪ゲージ23.2
4は従来技術によるものと同様に、P−CVD法によっ
て形成したケイ素基板にリンをドーピングして歪ゲージ
膜にした後、ホトリソグラフィ法によってパターン形成
されており、その膜厚t’sは従来技術によるものと同
じ0.001mmになっている. 実施例の圧カセンサは上述の如く構成されており、ダイ
ヤフラム2lの起歪部21Bが圧力を受けて変形し、歪
ゲージ23.24が歪んで各々の比抵抗が変化すること
に基づいて測定器により歪を測定する基本的作動につい
ては、従来技術によるものと実質的に異なるところはな
い。 然るに、実施例の圧カセンサによれば、起歪部21Bの
厚さt’tをl.Omm以上、例えば1.2amにして
3 0 0 kgf/cs+”の圧力に対して、耐圧性
を持たせると共に、絶縁膜22の厚さt’sをQ ..
 5mmにすることによって、該絶縁膜22の表面に作
用する熱応力を第2図に示すように、2 0 kgf/
mII1″以下にすることができる.従って、第3図に
示すように起歪部21Bの厚さj’+を1mm以上に設
定した場合でも、絶縁膜22の上側面に一体的に形成し
た歪ゲージ膜に作用する引張り熱応力を目標熱応力値の
5 0 kgf/mm”に近い値にすることができ、該
歪ゲージ膜に剥離やクリープが発生するのを確実に防止
できる. また、第2図に示すように、起歪部21Bの厚さt’+
を例えば0.5a+mとO.la+mに設定した場合に
は、絶縁膜22の厚さt’sを0.3mm以下に設定し
てもその表面の引張り熱応力を歪ゲージ膜の目標熱応力
値以下にすることができる。 しかし、建設機械用油圧機器の常圧である3 0 0 
kgf/cm”以上の圧力を検出できるように、起歪部
21Bの厚さt’+を1.Omm以上に設定する場合に
は、絶縁膜22の厚さt’sを0.3m+a以上に設定
することによって初めて達成可能となる。 なお、実施例では、半導体歪ゲージ23.24をP−C
VD法とホトリソグラフィ法とを用いて成形するものと
して述べたが、該P−CVD法に代えてPVD法を用い
てもよい。また、実施例の圧カセンサは液圧の他、ガス
圧等も対象にできる. E発明の効果】 本発明は以上詳述した如《であって、ダイヤフラムの起
歪部の厚さを高圧検出用に1mm以上に設定すると共に
、絶縁膜.の厚さを0.3mm以上にする構成にしたか
ら、半導体歪ゲージに剥離やクリープが発生するのを防
止できる高精度で信頼性の高い高圧用応力センサにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例.に係り、第1図
は本実施例による高圧用圧カセンサの縦断面図、第2図
はダイヤフラムの起歪部厚さを変えた場合における絶縁
膜の厚さと絶縁膜表面の熱応力との関係を示す線図、第
3図はダイヤフラムの起歪部厚さに対する絶縁膜及び歪
ゲージ膜の熱応力の関係を示す線図、第4図ないし第6
図は従来技術に係り、第4図は従来技術による圧カセン
サの縦断面図、第5図はダイヤフラムの起歪部の厚さを
変えた場合の圧力と歪量との関係を示す線図、第6図は
ダイヤフラムの起歪部厚さに対する絶縁膜及び歪ゲージ
膜の熱応力の関係を示す線図である. 21・・・金属製ダイヤフラム、21B・・・起歪部、
22・・・絶縁膜、23.24・・・半導体歪ゲージ.
第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  一側が受圧面になり、他側が膜形成面になった起歪部
    を有する金属製ダイヤフラムと、該金属製ダイヤフラム
    の膜形成面に形成された絶縁膜と、該絶縁膜上に形成さ
    れた半導体歪ゲージとからなり、前記金属製ダイヤフラ
    ムの起歪部の厚さを1.0mm以上に設定すると共に、
    前記絶縁膜の厚さを0.3mm以上に設定してなる高圧
    用応力センサ。
JP5560089A 1989-03-08 1989-03-08 高圧用応力センサ Pending JPH02234035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5560089A JPH02234035A (ja) 1989-03-08 1989-03-08 高圧用応力センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5560089A JPH02234035A (ja) 1989-03-08 1989-03-08 高圧用応力センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02234035A true JPH02234035A (ja) 1990-09-17

Family

ID=13003270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5560089A Pending JPH02234035A (ja) 1989-03-08 1989-03-08 高圧用応力センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02234035A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005227283A (ja) * 2004-02-09 2005-08-25 Robert Bosch Gmbh 鋼ダイヤフラム上にシリコンチップを備えた圧力センサ
JP2011038777A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Sugino Machine Ltd 圧力計測装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005227283A (ja) * 2004-02-09 2005-08-25 Robert Bosch Gmbh 鋼ダイヤフラム上にシリコンチップを備えた圧力センサ
JP2011038777A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Sugino Machine Ltd 圧力計測装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3697917A (en) Semiconductor strain gage pressure transducer
JP5748257B2 (ja) エンジン内部の圧力などを計測するための高温用圧力センサ・エレメント、その製造方法、及びエンジンの部品
JP4307738B2 (ja) 圧力センサ
JPH0264430A (ja) 半導体圧力変換装置
US20110089505A1 (en) Method for manufacturing a sensor component without passivation, and a sensor component
US9689766B2 (en) Pressure sensor with cover layer
JPH07103837A (ja) 物理量検出センサ
JP5295779B2 (ja) ひずみゲージ要素を含む精密力変換器
JPS62213280A (ja) 半導体加速度センサ
JPH02234035A (ja) 高圧用応力センサ
JP2585681B2 (ja) 金属薄膜抵抗ひずみゲ―ジ
RU2397460C1 (ru) Датчик давления на основе тензорезисторной тонкопленочной нано- и микроэлектромеханической системы
JPH0447244A (ja) 半導体圧力センサ
JPH02168133A (ja) 応力センサ及びその製造方法
RU2391640C1 (ru) Тензорезисторный датчик давления на основе тонкопленочной нано- и микроэлектромеханической системы
TW201800730A (zh) 應變檢測器及其製造方法
KR19980084450A (ko) 다이어 프램식 압력센서
JP2512220B2 (ja) 複合機能形センサ
JPS63196081A (ja) 半導体式圧力検出器
Nayak et al. Diaphragm-type sputtered platinum thin film strain gauge pressure transducer
JP2000315805A (ja) 歪み検出素子及び歪み検出素子製造方法
JPH0979928A (ja) 半導体圧力センサ装置
CN111122025A (zh) 一种压力传感器
US20230393004A1 (en) Pressure sensor and method for manufacturing a pressure sensor
JPS62268167A (ja) 薄膜圧力センサ