JPH02233373A - キャリアテープおよびその送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、長手力向に一定間隔で、複数のチップ化され
た電子部品を収納するくぼみ穴を有するキャリアテープ
およびその送り装置に関する。

近年、各種の電子機器は、小型軽量化と大量生産化が進
むとともに、電子機器の組立工程における省力化と省資
源化の要望が強くなってきた。

このため、自動化されたマウントマシンを使用して、そ
のチャックにより電子部品を一つ一つ保持して印刷配線
板上に実装する。このようなワンバイワン方式のマウン
トマシンでは、複数の電子部品が、長尺のキャリアテー
プの長手方向に所定の間隔で保持された電子部品連から
供給される。

前記電子部品連としては、アキシャルリード型、あるい
はラジアルリード型電子部品のそれぞれのリード線部分
を、絶縁性テープにより一定間隔に接着したテーピング
部品連、あるいはチップ化された電子部品を長手力向に
一定間隔に設けられたくぼみ穴に、それぞれ収納したキ
ャリアテープがある。

〔従来の技術〕

上記従来のキャリアテープについて、第４図を参照しつ
つ説明する。

第４図は、従来例におけるキャリアテープの概略上面図
および断面図である。

第４図において、キャリアテープ１には、図示されてい
ないチップ化された電子部品を収納するくぼみ穴２、お
よびキャリアテープを送るテープ送り孔１０が設けられ
ている。

このキャリアテープ１は、テープ送りガイド１１に載置
され、下部からスプロケットホイール１３のピン１２の
回転駆動により送られる。また、キャリアテープ１の下
部には、プラスチックフイルムが貼られ、その中に図示
されていないチップ化された電子部品が収容される。さ
らに、キャリアテープ１の上部からプラスチックフイル
ムを被せてチップ化された電子部品が脱落しないように
する。

このようにしてキャリアテープ１に収容されたチップ化
された電子部品は、マウン１・マシンによって一つ一つ
くぼみ穴２から取り出され、印刷配線板上に自動的に取
り伺けられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、チップ化された電子部品は、まずます軽薄短小
化される傾向にあるにもかかわらず、第４図図示の従来
例におけるテープ送り孔１０のピッチＰ４は、スプロケ
ットホイール１３の構造から小型化には限度があった。

すなわち、チップ化された電子部品が小型化されて、間
隔の狭いくぼみ穴２を製作しても、送りピッチを狭くす
ること一３ は困難であった。

また、スプロケットホイール１Ｂは、キャリアテープ１
に対して垂直方向から駆動しているために、装置の垂直
方向に嵩張り、キャリアテープ１を多投にして送る場合
、あるいは装置を薄くしたい場合には、不利であった。

さらに、従来例におけるキャリアテープ１は、テープ送
り孔１０に対しても幅方向のマージンを取らなければな
らないため、多壷のプラスチック素材を必要とするとい
う問題があった。

本発明は、上記問題を解決するた狛に、キャリアテープ
の側方または斜め上方から駆動して狭い送りピッチを自
由に選択できるキャリアテープを提供することを目的と
する。

また、本発明は、日本電子機械工業会で決められた規格
より幅の狭い新規なキャリアテープとして、安価でしか
もテープ送りが正確なキャリアテープを提供することを
目的とする。

さらに、本発明は、キャリアテープの送りを側部あるい
は斜め上部としたキャリアテープ送り装置を提供するこ
とを目的とする。

〔問題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明のキャリアテープは
、その一側端面、あるいは両側端面に一定間隔で設けた
キャリアテープ送り用係止部と、チップ化された電子部
品を長手方向に一定間隔で収納するくぼみ穴とから構成
する。

本発明におけるキャリアテープの係止部は、キャリアテ
ープの一側端面、あるいは両側端面を上方から下方に向
かって傾斜させた構成とする。

本発明のキャリアテープ送り装置は、キャリアテープの
側端面に設けられた係止部と係合する送り手段、および
キャリアテープの他の側端部に設けられたテープガイド
とから構成する。

〔作　　用〕

本発明によれば、テープ送り孔の替わりに、キャリアテ
ープの係止部と、テープガイドとにより、キャリアテー
プを馬区動するため、キャリアテープの送りピッチを狭
くすることができる。また、テープ送り孔が不要である
から、キャリアテープの係止部は、テープ送り孔の半分
程度で済む。したがって、キャリアテープの幅は、テー
プ送り孔の半分とテープ送り孔のマージンだけ狭く作る
ことができる。

本発明によれば、キャリアテープ送り装置がキャリアテ
ープの側部で駆動するため、キャリアテープを多段送り
としても、なおかつ薄い装置にすることができる。

〔実　施　例〕

本発明の実施例について、第１図ないし第３図を参照し
つつ説明する。

第１図は本発明におけるキャリアテープの概略上面図お
よび断面図、第２図および第３図は本発明における他の
実施例概略上面図および断面図を示す。

第１図において、キャリアテープ１は、厚さが比較的厚
いたとえば、１ミリのポリプロピレンからなるプラスチ
ックテープで、図示されていないチップ化された電子部
品を収納するくぼみ穴２を有する。また、上記くぼみ穴
２は、最初貫通孔をあけた上から押出し加工を冷間で行
うことができる。この加工方法の詳細は、本特許出願人
が特願昭６１，−２　５　４　１　４　４号、および特
願昭６３−１４２７６１号として、既に出願している。

テープ送り係止部３は、キャリアテープ１の−側端面、
あるいは両側端面に設けることができる。

第１図図示のキャリアテープ１には、一側端面に傾斜面
５が設けられ、その傾斜面５には押出加工等によりテー
プ送り係止部３が設けられる。

そして、上記テープ送り係止部３に係合する係合部７を
有する送りローラ６が、軸８を中心に回転することによ
りキャリアテープ１は送られる。

この時、送りローラ６は、キャリアテープ１の斜め上方
から押さえ付けるようにして駆動する。

このため、キャリアテープ１には、垂直成分と水平成分
との力が与えられ、キャリアテープ１の他側端の平坦面
４がテープ送りガイド９を押し伺ける。したがって、送
りローラ６が回転しながらキャリアテープ１の一側端面
を押し付けると、キャリアテープ１は、送りローラ６と
テープ送りガイド９とに挟まれながら送られる。また、
送りローラ６には、キャリアテープ１を垂直方向に押す
力が働くため、テープ押さえを設ける必要がなくなる。

キャリアテープ１の送り手段が、従来例のようなスプロ
ケットホイールを使用せずに、係止部の摩擦により行う
ので、理論的にはいくらでも狭い任意のピッチ幅で送る
ことができる。したがって、チップ化された電子部品の
小型化に応じて、キャリアテープ１のくぼみ穴２の間隔
も電子部品に合わせて狭く作ることができる。

次に、第２図を参照しつつ本発明における他の実施例に
ついて説明する。

第２図図示の実施例は、送りローラ６をキャリアテープ
１の一側端面からテープ送りガイド９の方向に押し付け
ながら回転させる。すなわち、送りローラ６の回転が、
送りローラ６の係合部７に係合したキャリアテープ１の
係止部３′に伝達されてキャリアテープ１は送られる。

テープ送り係止部３′の形状は、第２図図示のごとく山
形あるいは第３図図示のごとく台形のものもあるが、そ
の他に波形、爪状あるいはフック状などがある。また、
送り装置は、キャリアテープ１の係止部３′あるいは３
″に係合する係合部を有する送りローラ６に限らず、直
線駆動するものでも良い。キャリアテープの係止部３’
　　　３’と送り装置との関係は、ラックとピニオンの
ような関係にすることもできる。

第２図および第３図図示のタイプは、キャリアテープ１
の真横から押圧しながら駆動するため、テープ送りガイ
ドが一方だけですむ。そして、キャリアテープ１の送り
ピッチ幅を狭い任意の幅にできることは第１図図示のも
のと同様である。

ここで、本発明の各実施例と従来例とのキャリアテープ
幅について比較すると、本発明のキャリアテープ１は、
従来例におけるキャリアテープ１の送り孔１０の外側に
設けられたマージン幅と、テープ送り孔１０の半分の幅
、すなわち、第４図図示のｍだけ狭い。

以上のようなキャリアテープ１をテーピングマシンにか
けて、チップ化された抵抗、コンデンサ等をくぼみ穴２
に自動的に挿入した後、キャリアテープ１のくぼみ穴２
の上からプラスチックフイルムで覆う。多数のチップ化
された電子部品が装着されたキャリアテープ１は、巻き
取られて部品メーカから装置メーカに出荷され、装置メ
ーカは、マウントマシンにより、このキャリアテープ１
のくぼみ穴２からチップ化された電子部品を取り出して
印刷配線板上に装着する。

以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものではない。そして、特許請求の範
囲に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々
の設計変更を行うことが可能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、キャリアテープの側端面の係止部と送
り手段との係合により、キャリアテープが送れるので、
従来例より間隔が狭い任意のピッチ幅で送ることができ
る。

本発明によれば、キャリアテープの送り孔を設ける替わ
りに、キャリアテープの少なくとも一側端面に、送り装
置に係合する係止部を設けたので、送り孔の半分の幅お
よびキャリアテープの送り孔の側端に必要であったマー
ジン幅だけ、キャリアテープの幅が狭くなり、その分キ
ャリアテープの製造が安価になる。

本発明によれば、キャリアテープを一方向に押し付けな
がら送るため、テープ送りガイドが一方だけで済む。ま
た、キャリアテープを斜め」二方から押し付けながら送
る場合には、一方のテープ送りガイドの他にキャリアテ
ープの押さえも省略することができる。

本発明によれば、キャリアテープの送り手段にスプロケ
ットホイールを使用しないため、装置を薄くして、キャ
リアテープを多段に送ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明におけるキャリアテープの概略上面図お
よび断面図、第２図および第３図は、本発明における他
の実施例概略上面図および断面図、第４図は従来例にお
けるキャリアテープの概略上面図および断面図を示す。 １・・・キャリアテープ ２・・・くぼみ穴 ３・・・テープ送り係止部 ４・・・平坦面 ５・・・傾斜面 ６・・・送りローラ ７・・・係合部 ８・・・軸 平 ９テ プ送リガイド 第 ｌ 図 ９テ プ送リガイド 本発明における他の実施例 概略上面図および断面図 第 図 本発明における他の実施例 概略上画図および断面図 第 図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）チップ化された電子部品を長手方向に一定間隔で
   収納するくぼみ穴２と、 キャリアテープ送り装置に対応してキャリアテープ１の
   一側端面に一定間隔で設けたキャリアテープ送り用係止
   部３と、 を有することを特徴とするキャリアテープ。
2. （２）前記キャリアテープ送り用係止部３は、キャリア
   テープ１の一側端を傾斜させた傾斜面５に設けられてい
   ることを特徴とする請求項１記載のキャリアテープ。
3. （３）前記キャリアテープ送り用係止部３は、前記キャ
   リアテープ１の両側端に設けられたことを特徴とする請
   求項１ないし２項記載のキャリアテープ。
4. （４）前記キャリアテープ１の一側端面に設けられた係
   止部３に係合する送り手段と、 キャリアテープ１の他側端面４を押圧するガイドと、 を有することを特徴とする請求項１ないし２項記載のキ
   ャリアテープ送り装置。