JPH02231378A - エレベータの位置表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はエレベータのかご位置表示装置に関するもので
ある。

（従来の技術） 建物内の重要な交通機関であるエレベータは事務所，ホ
テル，マンション等に数多く設置されている，エレベー
タの乗り場（以下エレベータホールと称す）は建物の玄
関の働きをするため、エレベータ自体の意匠も建物のイ
メージに合わせて設置される場合が多い．この時、エレ
ベータの利用客が注視するものとして、エレベータホー
ルドア１，かご位置表示装置の２種が代表的な装置とな
る．エレベータドア１はドア自体の色調，デザインに工
夫をこらしているものが多く見られる。

一方，かご位置表示装置は階床を記入したランプを照光
して表示するものと英数字を表示するものの２種が大半
を占めている。

しかし、古典的なイメージを表示するものとして指針の
動きにより、かご位置を表現する表示装置もホテル，デ
パート等で使用されており、意匠的見地から極めて有用
である。

一般的に使用されている指針式の位置表示装置を第３図
に示す。また、構成を第４図に示す。建物上部に設置さ
れるエレベータ機械室内にてエレベータを動かす巻上磯
６等の回転を減速して指針式かと位匝表示装置に設けら
れたテープ車８に伝えられ、各階のかご位置表示装置と
はテープ２で結合することにより、エレベータかごの動
きを指針５の動きに変換している．テープ車８は各階の
高さを調整するための減速機を内蔵しており、エレベー
タかごの動きは単に指針５に比例させているだけではな
く、各階均等な角度だけ指針５が駆動できるように構成
されている。また階床文字板４で各階の位置を知ること
ができる。

（発明が解決しようとする課Ｍ） 上記の欄成によりかご位麗を指針で表示しているが、複
数台のかご位置表示装置をテープで駆動する方法である
ため、テープ２ののびにより指針５が正常に階床文字の
位置を示さなくなる欠点があった。

また、指針に対していたずらや物が当たる等によるｉｔ
があると針の位置を正常に復旧できない欠点があった。

指針式のかご位置表示装置は建物の古典的なイメージを
強調するため彫刻等を施したいもの等でできており、エ
レベータ利用客が注目する装置の一つであるため指針の
動作が異常になるとエレベ一夕待ち時間に心理的な悪影
響を与える一因にもなる要素がある． また機械系により構成されているため保守に要する時間
が長くなる欠点もあった。

また、この機械系による表示を電気系により改善するも
のとして針の駆動をステップモータ７により実施する方
法も提案されている。（第５図に示す）これは階床位置
信号を針の角度信号に変換して処理するものであり前述
の機械系による欠点を改善するものである。

ところがこの方法は階床信号を直接角度指令として用い
るため針の動きが連続的でない欠点がある． 例えばエレベータかとが１階→２階に動いた時に針も１
階→２階に動くことになり、先に示した機械系による方
法のようにエレベータの動きを忠実に表現することがで
きなかった。

この方法は機械室内のエレベータ制御装＠９から発生す
る階床信号でステップモータ７を動作し、減速機６を介
して指針５を駆動するものである６このため第４図によ
る方法と異り駆動部が各表示装置単位に取付いて制御す
ることとなる。この方式のブロック図を第６図に示す。

エレベータ制御装置９からの階床信号ＩＯと運転方向信
号ｌ１は表示装置内でステップモータの角度指令信号１
２Ａに変換する角度調整器１２とステップモータ７の各
位相制御変換器１３，出力バッファ１４で構成され、電
気信号にてステップモータ７を駆動するため従来の装置
の欠点を除いたものであった。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は各階に取付けられる指針式かご位置表示装置各
々に指針駆動軸に直結したロータリーエンコーダーと指
針駆動用のパルスモー夕と駆動用制御回路を備え、エレ
ベータ制御装置から送られるエレベータかご位置信号を
指針駆動用パルスに変換して位置表示を行うものである
． （作用） 指針が示す階床位置は第３図に示すように各階が等間隔
で並べられている。従ってエレベータのかご位置パルス
データは直接指針駆動用パルスとして用いられない。

このため各階のパルス変換用のテーブルをエレベータ制
御盤の制御回路が備え、制＠ＣＰＵはかご位置パルスデ
ータを指針駆動用パルスに変換している。例えば１階→
２階間ではかと位置パルスが５パルス増加したら指針駆
動用パルスを１パルス発生する。

５階→６階間ではかと位置パルスが３パルス増加したら
指針駆動用パルスを１パルス発生させる等各階の階高に
応じた処理を行っている。

ただし全体的な構造は第５図のステップモータ７がパル
スモータ１９に置き変わったものとなる。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図を用いて説明する。

第１図は電気的なブロック図を示したものであり、エレ
ベータかご位置バルス１５をかご位置データ（１６ビッ
トデータ）に変換するカウンター１６，かご位置データ
を指針駆動用パルス１７に変換するパルスｍ整部１８，
指針駆動用パルス１７により動作するパルスモータ１９
とその出力を調整する減速機６Ａと指針５，表示板４に
より構成されている。

エレベータかご位置バルス１５は通常機械室内の巻上磯
に取付けられたロータリーエンコーダーの出力であり，
エレベータかごの動きをパルス発生数により知らせるも
のである。カウンター１６は直列データであるエレベー
タかご位置バルス１５を１６ビットのディジタル量に変
換し，エレベータの制御に用いられる形としたものであ
り、このデータは１階→ＯＩＯＯＨ，　２階→０３５０
Ｈ，　３階→０５ＡＯＨ等階高に応じたパルス値を示す
ことになる。

パルス調整部１８は指針５の動きを調整するために各階
の高さの違いを吸収する変換テーブルｌ９を有して、エ
レベータかご位置データを指針駆動用パルスに変換して
いる．この動作フローチャートを第２図に示し説明する
。

ステップ１では１６ビットのエレベータかご位置データ
を入力し，ステップ２で現在走行中の位置を計算する。

ただし通常エレベータの位置は各階の中間で切換えるが
本発明では階間を走行中であることを示すデータを演算
することになる。ステップ３ではすでに設定済の変換テ
ーブル１９より現在走行中のパルス変換量を選択し，ス
テップ４で得られたかご位置データの変化量がこの値よ
り大きかった時（ステップ５）ステップ６にて指針駆動
用パルス１７を１パルス出力している。

指針５の付近に取付けられるパルスモータ１９はこの指
針駆動用パルス１７により、自身の回転量を制御してい
る． 例えば１階床分の指針移動景を１２．５゜とすると，１
階床あたりの指針駆動用パルスは１００パルス程度で充
分スムーズな指針の動きを行うことができる．このとき
のパルスモー夕の分解能は１２．５’　／１００＝０．
０１２５＠の性能が必要である。この値はパルスモータ
が直接指針を駆動する場合の値であり、減速機６Ａによ
り１／１０に減速するとすればパルスモー夕の分解能は
０．１２５°となり，一般的なパルスモータの使用が可
能となる。

上記構成により駆動する指針は１階床走行あたり１００
パルスの駆動指令で動作するためエレベータかごの動き
と同期すると共に各階の階高の違いを意識しにくい構成
とすることができる。

本実施例では各階に対応したパルス変換テーブルを設け
ることで表示装置の階床文字間隔を均一にすると共にか
ごの動きに応じて指針を連続的に動作できる． これによりホールで待っている利用客が指針を見ていて
もイライラせずに到着を待つことができる。また従来の
機械的な指針駆動方法に比べ、保守面ですぐれた効果を
有すると共に指針部のスペースを大巾に減少することが
できる， 先述の実施例で各階走行時の指針の動きはスムーズにで
きるが各階単位に変換用比較パル゜ス値が変わるためエ
レベータかとが長く動く時には各階通過時に指針スピー
ドが変わることがある。

これは各階の高さが大巾に異る時に目立ってくる． この改善のためパルス調整部１８の変化量演算を変えた
方法を第７図のフローチャートを用いて説明する。

ステップ１，４，５．６は第２図と同様であるがステッ
プ２，３が異る。この方法はエレベータかとが走行開始
してから停止するまでの予想をあらかじめ算出し，この
距離に応じた比較パルスで指針を駆動するものである。

ここで停止予想階は最も近くの呼び（カゴ，ホール）で
ありは走行時に知ることが容易である。（ステップ２Ａ
）ただしこの停止予想階は走行中に変化することがある
ためステップ３Ｂにて検出し、ステップ３Ａに戻してエ
レベータかとが停止するまでの補正比較パルスを演算す
る。

この結果エレベータかとが走行一停止間の指針の動きは
一定とすることができる。

〔発明の効果〕

以上により、指針を用いたエレベータの位置表示装置を
効果的に動作させることができ、ホール待ち客の心理状
態を落ち着かせることができる．また機械的な要素を大
巾に減少することは単に取付け調整が容易になるだけで
なく、機械的な脈動，騒音を無くすことができるため、
ホテルのように静かな所では有効な利点となる。

またこの他に指針がスムーズに動くことの効果として １．ホール待ち客はエレベータの停止・走行状態を容易
に知ることができる ２，走行速度を知ることができるので到着予想時間がわ
かる。

３．　例えば２台のエレベータが同時に動いている時ど
ちらの号機が先に来るか予想できる。

等従来の位置表示では得られなかった情報がわかること
になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本発明の一実施例を示すフローチャート、第３図は指針
式位置表示装置の外観図、第４図〜第６図は従来装置の
構成図、第７図は実施例のフローチャートである。 １・・ホールドア　　　４・・・階床文字板５・・・指
針　　１５・・・エレベータかご位置パルスｌ６・・・
カウンタ １８・・・パルス調整部 １７・・・指針駆動用パルス １９・・・パルスモータ 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　弟子丸　健 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 指針によるエレベータかご位置表示においてエレベータ
   かごを位置を示すパルスデータを指針駆動用パルスに変
   換する手段と指針駆動用のパルスモータとパルスモータ
   の減速機とエレベータかごの走行状態を演算する手段を
   備え、エレベータかごの動きに応じて指針を駆動するこ
   とを特徴とするエレベータの位置表示装置。