JPH02230910A - 内燃機関のエアバルブスプリングシステム - Google Patents

内燃機関のエアバルブスプリングシステム

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JPH02230910A
JPH02230910A JP5075389A JP5075389A JPH02230910A JP H02230910 A JPH02230910 A JP H02230910A JP 5075389 A JP5075389 A JP 5075389A JP 5075389 A JP5075389 A JP 5075389A JP H02230910 A JPH02230910 A JP H02230910A
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air
valve
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Mitsuhiro Shibata
光弘 柴田
Toshiyasu Komatsu
敏泰 小松
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/46Component parts, details, or accessories, not provided for in preceding subgroups
    • F01L1/462Valve return spring arrangements
    • F01L1/465Pneumatic arrangements

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、内燃機関のエアバルブスプリングシステムに
関し、特にエア供給源からエア補給ラインを介して空気
バネ式弁装置にエアを供給する場合に機関運転状態に応
じて適切に供給圧を制御するようにした内燃機関のエア
バルブスプリングシステムに関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)内燃機
関の弁装置には、リターンばねの代わりに空気バネを利
用するようにしたものが知られている(実開昭63−1
4808号公報)。
かかる空気バネ式の弁装置では、その圧力室(空気室)
にエアを供給する場合の構成として、空゜気を蓄える空
気溜めに空気供給通路が連通・し、空気溜めから該空気
供給通路を通じて各圧力室にエアが分配、導入される方
式が採用されている。
しかして、圧力室の圧力を運転状態にかかわらず常に一
律に設定してしまうと、供給圧力によりスプリング荷重
が定まるため、スプリング荷重は固定的なものとなり、
対応性にかける。すなわち、高い圧力に設定してしまう
と追従性の面ではよいものの、例えば低回転時には不向
きなものとなり、かといって低い圧力に設定してしまえ
ば追従性は損なわれる。
木発151の目的は、空気バネ式弁装置におけるエアス
プリングの特性を十分に活用し運転状態に応じ常に最適
なスプリング荷重を得ることのできる内燃機関のエアバ
ルブスプリングシステムを提倶することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するため、エア供給源からエ
ア補給ラインを介して空気バネ式弁装置にエアを供給す
る内燃機関のエアバルブスプリングシステムであって、
前記内燃機関の通常運転時の設定供給圧に対して所定運
転時に供給圧を低下させるように制御する手段を備える
ようにしたものである。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第l図は本発明のエアバルブスプリングシステムを動弁
装置に適用した内燃機関の制御装置の174成図であり
、同図中1は各シリンダに吸気弁と排気弁とを各1対に
設けたD O !IC直列4気筒の内燃機関(内燃エン
ジン)である。
エンジンlには、開口端にエアクリーナを取り付けた吸
気管2が接続され、その途中にはスロツ?ル弁:3が配
されている。スロットル弁3にはスロットル弁開度(■
Lb)センサ4が連結されており、当該スロットル弁3
の開度に応じた電気信号を出力して電子コントロールユ
ニット(EC U )5に供給する。
吸気管2のエンジンlと前記スロッ1・ル弁3との間に
は燃料噴射弁6が設けられている。
燃料噴射弁6は吸気弁の少し上流側に各気筒毎に設けら
れており、各噴射弁は図示しない゛燃料ポンプに接続さ
れていると共にECU5に電気的に接続されて当該IE
 C U 5からの信号により燃料噴射の開弁時間が制
御される。
一方、スロツ1・ル弁3の下流には吸気管内絶対圧( 
P a^)センサ7が設けられてお番ハ絶対圧信号はn
ii記ECU5に供給される。
エンジンlの本体に装着されたエンジン水温(1’w)
センサ8はサーミスタ等から成り、エンジン水温(冷却
水温)l’wを検出して対応する温度信号を出力してE
CIJ5に供給し、また、エンジン本体に設けられた潤
滑油温センサ(1’01Lセンサ)9はその潤滑油温度
を検出して検出浦温信号をECU5に供給する。エンジ
ン回転数(Ne)センサ10はエンジンlのカム軸周囲
又はクランク軸周囲に取付けられている。エンジン回転
数センサ11はエンジン1のクランク軸の180度回転
毎に所定のクランク角度位置でパルス(′l”Dc信号
パルス)を出力し、そのイΔ号パルスは[ECU5に供
給される。
ECU5には更にイグニッションスイッチ1lが接続さ
れると共に、スタータスイッチその他の所要のスイッチ
、センサ類l2が接続されており,これらからのオン,
オフ状態信号、センサ検出値信号がECU5に供給され
る。
また、ECU5には、エンジンlの後述する空気バネ式
動弁装置のエアバルブスプリングシステムl3における
例えばエア補給ラインの圧力を検知するためのセンサが
接続されており、当該センサからの電気信号が供給され
る。
ECU5は各種センサ、スイッチ等からの入力信号波形
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路5a、中夫れj(算処理回路(以下rc:I)U
Jという>5b,CI)jJ5bで実行される各種演算
プログラム及び演算結果等を記憶する記憶手段5c、前
記燃料噴射弁6などに駆動信号を供給し、また、エアバ
ルブスプリングシステム13における供給圧it,II
 611等のためのil,II御信号を出力する出力回
路5d等から構成される。
cpusbは上述の各種エンジンパラメータ信号に基づ
いて、クランキング状態(始動時),低回転運転xI域
、低負荷のパーシャル運転状態等種々のエンジン運転状
態を判別するとともに、エンジン運転状態に応じ、所定
の演算式に基づき、前記’I’ l) C信号パルスに
同期する燃料噴射弁6の燃料噴射時間を演算し、燃料噴
射弁6を駆動する信号を出力回路5dを介して出力する
更にまた、C I’ U 5 bは、空気バネ式動弁系
の制御として、エンジン回転数(Ne)センサ10等か
ら供給される信号、イグニッションスイッチ11のオン
,オフ状癲信号等、更には上述の検知ライン圧その他の
情報に基づいてエアバルブスプリングシステムl3に対
する制御を行う。
かかる制御には、運転状況に応じて必要最小限のスプリ
ング荷重となるように最適化するべく空気バネ式動弁装
置への供給圧力を制御する可変供給圧制御が含まれ、ま
た、該制御には、木実施例では、後述するような供給流
量の制御も加味される。
第2図は、空気バネ式動弁装置におけるエア補給配管を
も含めて示す上記エアバルブスプリングシステムl3の
fil成図である。
本エアバルブスプリングシステムl3は、エア補給ライ
ン130の上流のエア補給機構131と、空気バネ式動
弁系と、ECU5におけるエア補給制御系としての制御
装置150とから成る。
空気バネ式動弁系では、1気筒宛毎に、吸気側動弁装W
160における一対の吸気弁に対する一対の圧力室13
2(高圧室)と、排気側動弁装置6lにおける一対の排
気弁に対する一対の圧力室+33(高圧室)とを有し、
更に図示のように、吸気側及び排気側における各一対の
圧力室毎に、チェックバルブ134, 135並びにリ
リーフバルブ136, 137が設けられている。他の
気簡についても、同様の摺成である。
第3図は前記エンジンlの要部縦断面図であり、シリン
ダブロック3l内に4つのシリンダ32が直列に並んで
設けられ、シリンダブロック3lの上端に結合されるシ
リンダヘッド33と、各シリンダ32に摺動可能に嵌合
されるピストン34との間には燃焼室35がそれぞれ画
成される。またシリンダヘッド33には、各燃焼室35
の天井而を形成する部分に、一対の吸気口36及び一対
の排気口37がそれぞれ設けられ、各吸気1136はシ
リンダヘッド33の一方の側面に開1」する吸気ボート
38に連なり、各排気[137はシリンダヘッド33の
池方の側面に開口する排気ポート39に連なる。
シリンダヘッド33の各シリンダ32に対応する部分に
は、各吸気口36を開閉可能な一対の吸気弁40と、各
排気口37を開閉可能な一対の排気弁4lとを案内すべ
く、ガイド筒42,43がそれぞれ嵌合、固定されてい
る。
それらのガイド筒42,43から上方に突出した各吸気
弁40及び各排気弁41の上端部には、空気の圧縮、膨
張によって従O;Iのリターンばねの代わりをなす前記
圧力室132, 133が設けられている。各圧力室1
32, 133は、図示のように突設形成した筒状部4
4.45と,該筒状部44.45に摺動可能に嵌押した
筒状の蓋体部46.47とにより形成され、それぞれに
は空気供給1]44a,45aから圧縮空気の供給、補
給がなされるようになっている。かかる空気バネ式の圧
力室部分の具体的な構造については基本的には既知のも
のと同様であってよい。
上述のようにして、シリンダヘッド33と、該シリンダ
ヘッド33の上端に結合される図示しないヘッドカバー
との間に画成される作動室内には、各シリンダ32にお
ける吸気弁40を開閉駆動するための回転駆動されるカ
ム48を含む吸気弁側空気バネ式動弁装置と、各シリン
ダ32における排気弁40eを開閉駆動するための回転
駆動されるカム49を含む排気弁側空気バネ式動ブr装
置とが収納、配置され、各圧力室132, 133内で
の供給空気の圧力に応じたスプリング荷重で各バルブの
開閉がなされる。
第2図に戻り、各動弁装置60.61における一対の圧
力室132, 133は、それぞれチェックバルブ13
4, 135を介してエア補給ライン130に連結され
ており、また、エア補給ライン130の上流のエア補給
機構131は、図示の場合、アキュムレータ138と、
制御可能なレギュレータ139と、制御弁140を備え
ている。また、制御弁140の下流のエア補給ライン1
30には、該エアhli給ライン130の圧力を検知す
るセンサ141が設けられ、そのセンサ出力が制御装置
150に供給されるようになっていると共に、制御装置
150に上記レギュレータ139及び制御弁140が接
続されている。
上記アキュムレータ138には、所定の高圧の空気が蓄
えられている。レギュレータ139は可変の圧力調節器
であり、木例では、これによってアキュムレータ138
の高圧をより低い所要圧まで低下させると共に、ここで
供給空気の圧力自体を変えることによりバルブスプリン
グ荷重を可変させるようなシステムとしてある。
制御装置150では、エンジン回転数、イグニッション
スイッチ11の投入(スタータの使用時)、エンジン水
温、潤滑油温などを検知し、これらに基づいて制御装置
150は最適な供給圧値を演算し、これを上記レギュレ
ータ139にフィードバックして供給圧をコントロール
する。
制御弁140は、流量制御用のもので、例えばリニア制
御弁を用いることができ、これも制御装置150によっ
て制御される。
このように、エンジンlの空気バネ式動弁装置において
、本実施例では、エア補給機構+31としてヘッド内補
給ラインの上流に上記のような可変供給圧のためのレギ
ュレー夕139の他、制御弁140及び高圧のアキュム
レータ+38を有すると共に、これらを有する場合に、
更に、図示の如く、それらの配管上の配列について、上
流よりアキュムレータ138〜レギュレー.夕139〜
制御弁140の順に並べ、ヘッド補給ラインに至るよう
にエア補給機構131が横成されている。
すなわち、ヘッド内のエア補給ライン130に対し高圧
のアキュムレータ138を設け、エア補給ライン内圧(
 P o )に対し高い所定圧力(1)^cc)を貯え
ておき、これをレギュレータ+39で一旦より低い所要
圧まで下げるようにする。制御装置150では、運転状
況に応じて演算して求めた供給設定圧を目標値として、
エア補給ライン130の圧力をセンサ141で検知して
得られた実際の圧力値に基づき、ライン圧が1揺値とな
るようにレギュレータ+39によるフィードバック制御
を行う。更にその下流には制御弁140を設け、流量制
御時には制御装置150によって該制御弁140を開閉
制御する。
前記アキュムレータ138の設定圧等については、具体
的には、次のようにすることができる。
アキ五ムレータ138の設定圧は、例えば+00kg 
f/ad (; l O M P a )のものとする
。該設定値は、走行中無補給の場合(レース等)の例で
あり、走行中、コンプレッサ等で圧縮空気を補給するよ
うな方式を採用する場合については後述する。
レギュレータ139による圧力の調整範囲は,本実施例
では、例えば5 kg f /cod (=0.5M 
P a )近傍を通常調整圧とする所定可変範囲内のも
のとする。従って、この場合は通常ライン圧は5 kg
 f/ad (;0.5M P a )となる。また、
チェックバルブ134, 135の設定圧は、例えばl
 kg r/el1! (#0,lMPn)とし、各圧
力室132, 133では、この場合、バルブリフトが
ないときの圧ノハすなわち通常設定圧は4 kg f 
/ cut (#0.4M P a )となる。
これに対し、バルブリフト時の最大圧は、圧縮によって
圧力室132, 133の体積等に応じたものとなり、
本例では1 5 kg f / cut (#1,5M
 P a )が得られるようにしてある。
更に、リリーフバルブ136,. 137のリリーフ圧
は、該最大圧よりやや高めに設定してあり、一例として
上記ケースではl 6kgf/an! (#1、6MP
a)に設定されている。
上記構成において、アキュムレータ138からの圧縮空
気は可変レギュレータ139に与えられ、ここでより低
いしかも運転状熊に応じた所要圧力にトげられ、制御弁
+40により流量を調整して各圧力室132, 133
に供給される。エア補給ライン130」一では、センサ
1旧により圧力を常時監視するためセンシングしている
。圧力検知は、より各圧力室132, 133に近い上
記制御弁140の直ぐ下流で行っており、木例ではチェ
ックバルブ134, 135を介押しているが、0;i
掲公報のものよりはダイレクトに圧力室132, 13
3の圧力の状態を検知し適切な制御が行える。
チェックバルブ134, 135は、既述のように、ほ
とんどフリーに近いものでI kg f / cn!程
度の圧力で作動し、各圧力室132, 133内がバル
ブリフトで圧縮されたときに、室内の空気が抜けるのを
防ぎ戻りを禁止するためのものであり、エア補給ライン
130側からの流れは許容し、逆方向の流れを止めるこ
とができる。
上流のレギュレータが可変のレギュレータ139である
場合には、当疎レギュレー夕139で供給圧自体の制御
を行うこととなるので、すなわちライン圧を所定目標値
になるように、従って圧力室132, 133の圧力が
要求設定値になるように制御するのがメインとなるので
、上記制御弁+40での制御は、かかる場合には流量の
スピードのコントロール用として主に使うことができる
また、該制御弁140によっても、或る程度圧力を自在
にコント口一ノレすることもできる。
以下具体的に説明する。
空気バネ式動弁装置は、従来のコイルばねの場合に比べ
、動弁系の重量の軽減(ばねがない分軽くなって、動弁
系は速い動きに追従でき高回転に有利となる)、共振に
よるスプリング作用の喪失の防止等が図れる。ここで、
圧力室132, 133は、内部に潤滑油の溜りなどが
生じなければ(潤滑油の溜りがもし生じても本システム
では、その不都合も解消し得、これについての詳細は後
述する)、基本的にその容積によって決まる固有の容量
(ボリュウム)を有しており、かかる固有のボリュウム
に対し供給圧力を可変すれば、スプリング荷重を変える
ことができる。すなわち、空気バネ式動弁装置において
、供給圧力によってバルブスプリング荷重が定まり、そ
の供給圧を制御することによってエアバルブスプリング
を自在にuj変にすることができる。
エアバルブスプリングを自在に可変にすることのできる
場合の利点は、低速回転、高速回転等運転条件に合わせ
てバルブスプリング荷重を容易に変えられるところにあ
る。
すなわち、例えば,高回転時、バルブの戻りを確実にす
るためには、スプリングは強くしなければならず、一方
、その反面、低回転では,スプリングが強ければフリク
ションが大きくなって効率が悪くなるところ、供給圧力
を自在にコン1・ロールできると,低回転のときは、す
なわち主に低回転を使用するようなときには、該バルブ
スプリング荷重を減らして、フリクションの低減を図り
効率をよくするようにし、また,高回転のときには、よ
り高い供給圧力としてバルブスプリング荷車を高くとれ
るようにすることができる。
前記可変レギュレータ139では、供給圧を制御するこ
とにより運転状況に応じて必要最小限のスプリング荷重
となるように最適化制御を行う。
可変供給圧によるスプリング荷重の最適制御は,具体的
には、所定運転条件で供給圧ノハ従ってライン圧Poを
より低く下げることによって行うことができる。所定運
転条件は、例えば、アイドリングを含む低エンジン回転
数運転領域、パーシャル運転状態,始動時(クランキン
グ中)などである。
制御装置150は、常時エンジン回転数Neを監視して
おり、例えば、低回転時には、圧力室i32,133の
通常設定圧4 kg f / adが3 kg f /
 aIIτとなるように供給圧を下げるように制御する
。これにより、動弁系のフリクションを減らして燃費改
善に寄与できるとともに、カムスリッパ一面の負荷を特
に低回転時に減らすことによって鮒久性を増すこともで
きる。
また、始動時などスタータ負荷を減らすことも可能であ
る。始動時については、既知のように、エンジン回転数
センサ10及びイグニッションスイッチ11からの信号
を用いて判断することができ、始動時には通常よりもU
(給圧を所定値に下げ、同様にフリクションの低減を図
ることができる。
始動が完了したかどうかは、例えばエンジン回転数Ne
によって、もしくはスタータスイッチからの信号を用い
て判断することができる。
なお、例えば一晩放置した状態での始動のときのような
場合は、各圧力室132, 133のエアが全て抜けて
しまっているようなこともあることから、こような揚合
の対策としては、スタータスイッチを回しても、室内圧
力が」二記所定値に達するまでは、その間は、スタータ
の作動を禁止するような制御を組合せるのがよい。この
場合は、イグニッションスイッチ1lの投入に伴って開
弁制御されたn:1記制御弁140を通して空気が供給
され、圧力が上記所定値に達した以後、運転者がスター
タスイッチをオンすれば、n;j述の如くスタータ負荷
の軽減を図りつつ始動を行わせられる。
このように、エンジン回転数Neやイグニッシヨンスイ
ッチ11の作動などを検知し、最適な供給圧となるよう
にレギュレータ+39で供給圧力を制御してスプリング
荷重の最適化を図ることができる。
制御装置+50では、更にエンジン水温センサ8、潤滑
油温センサ9からの検出温度を利用して、レギュレータ
139による供給圧の低下制御を行えば、次のようなエ
ンジンコントロールもできる。
エンジン冷却水温、潤滑油温はエンジン温度を代表する
ものであり、特に、油温が余り上がらない状態でエンジ
ンを回転させると、潤滑が不十分になったりするなどし
、従って低温時には、エンジン回転数を低く抑えたい場
合がある。
そこで、潤滑油温やエンジン冷却水温が或る温度値を下
回っている状1床のときには、エンジン出力を制御する
手段、例えば点火時期、供給燃料などを制御して、エン
ジンが暖まらない状態では高回転で回転しないようにす
ると共に、レギュレータ139で供給圧力を下げるよう
に制御することによって、01ノ述のような低速走行時
等の場合と同様に、低温時にはエンジン回転数Neを低
く抑えると共に、フリクションロスを低減することがで
きる。このようにして、エンジンが暖まらない状態では
、エンジン回転数を低く抑え、しかして、エンジンが暖
まった状態で供給圧制御により通常時のバルブスプリン
グ荷重となるようにすれば、エンジン回転数を上げるこ
とができ、かような制御、すなわち潤滑油温、エンジン
冷却水温が或る条件を満たさなければ、たとえ運転者が
スロットル弁3を開けて高回転を要求しても高回転では
回転させないようなエンジンコントロールもエンジン水
温センサ8、潤滑油温センサ9の出力に基づいて行うこ
とが++f能となる。
前記レギュレータ131)が供給圧を制御するものであ
るのに対して、制御弁+40は、その基本的な作動は、
イグニッションスイッチ11のオンで開弁、オフで閉弁
するとともに、運転中は流量を調整する。
すなわち、圧力室132, 133の圧力を上記のよう
な所定運転時の低めの要求値あるいは高回転時の要求値
等の所定圧に維持する場合、摺動面のシール部から空気
が逃げるなどして圧力が低下するのでエアを補給しなが
ら行う必要があり、しかもエアの抜けは例えば高回転の
ときはより多くなるなどするところ、かかる補充を上記
システムの配列における制御弁140での流量制御で行
えば、制御はより適切で容易なものとなり,応答性もよ
く制帥弁140の負担も軽い。もし、圧力室132, 
133の圧ノハ従ってライン圧が少し下回ってきたなら
ば少しづつ補充するというように差に応じて流量を調整
する制御を行うことができ、しかも、このように制榊弁
140による絞りを調整してリニアに流量を制御する場
合、特に圧力が高いと、制御しにくいのに対し、本シス
テムでは高圧のアキュムレータ138の下流にレギュレ
ータ139を設け、該レギュレータ139で一旦所要圧
力にまで落すことができ(上記数値例では、IOOkg
f/c−から0:j述の可変範囲内の値、例えば5 k
g f / co!) 、高圧が直接に流量制御にかか
ることはなく、制御は容易である.また、制御弁+40
にとっても高圧が直接負荷されることを防ぐことができ
る結果、使用制御弁としても容量が小さなもので済み、
加えて、制御弁の故障等のトラブル潜在性も排除し得、
信頼性などの点でも有利である。高圧を直接制御弁で制
御するには制御弁の耐久性、大きさなどの問題から高圧
の流体を正確に制御しようとすると大きく重いものにな
らざるを得ないが、上記配管上の配列によればこのよう
な不都合も回避できる。
更に、本システムの制御弁!40による流量制御は、下
記のような操作も可能で、この点でも々f適ある。
すなわち、前掲公報のものにおいて、センサでセンシン
グして制御しているのは、かなりの体積を有する空気溜
めをも含む系全体の圧力であって、従って圧力室内の圧
力によって定まるスプリング荷重を早く立ち上げたいな
どの要求があっても、これに応えるのは本システムの場
合に比べ時間的にも、容量的にも容易ではない。
本システムであれば、流量の制御弁140によって、例
えば、比較的速やかに高くしたりとか、徐々に高くする
などの制御も可能であり、逆にダウンさせるときは該制
御弁140を閉じてしまえばよい。エア補給機構+31
の下流側の当該制御弁140の個所でカットしてしまえ
ば、上流側とは切り離された状態とすることができ、上
流側の影響を受けないで済み、制御弁140を閉じてい
ない場合よりもエアの抜けかたも速くなる。制御弁14
0は、このように圧力を速く上げたり、閉じることによ
って下げ方を速くさせるという調整に利用し得、設定圧
にさせるためのスピードを制御でき、空気を送る量をコ
ントロールすることによって容易にスピードを変えられ
る。
以上のようにコントロールできることから、例えば市街
地を走行するときには低めにし、高速道路等を走行する
ときには少し高めにするなどといった状況に対応したバ
ルブスプリング荷重の可変を行うときにでも、前掲公報
の溝成よりも対応性はよく、エンジン回転数Ne等をも
制御パラメータとして用い、最適な要求されるスプリン
グ荷重となるようにコントロールできる。
本システムでは、以上の通り、空気バネ式動弁装置の特
性を十分に発揮させることができ、更に、高圧のアキュ
ムレータ+38、可変のレギュレータ139及び制御弁
140をこの順で設ける構成をも組合せるときは、これ
らを有しない0;j掲公報に記載のものに比し一段と優
れたエアバルブスプリングシステムを提供することがで
きる。空気バネ式動弁装置に単に前掲公報の供給システ
ムを適用するときは、その供給系に何ら本システムのよ
うな制御手段を具備していないことから,その空気溜め
の圧力を可変することにより各バルブの空気室の圧力を
変えることとなり、リニアに制御したり、レスポンスよ
く制御させることは困’MEとなるのに対し、本システ
ムでは、系全体の圧ノ戸rr変を行う方式と比較して早
く所定圧を供給することが可能であり、より一層実用性
を増すことができる。
01j記リリーフバルブ136, 137については、
例えば第4図に示すように、各一対の圧力室の底部側か
ら引き出した経路142に接続すればより効果的である
リリーフバルブ136, 137を設けるのは、不要に
圧力室132, 133の圧力が高くなるのを防ぐため
であり、リリーフバルブ136, 137の設定圧を圧
力室132, 133の許容できる圧力に設定しておけ
ば、それ以上、もし、何らかの状態で圧力室側に圧縮空
気が入り過ぎて必要以上にバルブスプリング荷重が上が
るのを避けることができる。従って、或る程度リミット
をとって設定圧以上になったとき空気を逃すようにして
いる。
更に、圧力室132, 133の摺動面のシールを介し
て動弁系のカム系から潤滑油(オイル)が入るが、これ
が徐々に圧力室内に溜ってしまうと、実質の圧力室内体
積が減り、より高圧になるなどし、これが各バルブにつ
いて生ずれば、そのためスプリング荷重が種々に乱れ適
切なコントロールができないことになる。
そこで、第4図の如く下側からリリーフバルブをとれば
、内部にオイルが溜った場合においても、バルブリフト
時より高圧になることから、これにより空気と一緒にオ
イルも排出されることになり、オイル溜りによる」二記
不都合も回避し得る。
このように、リリーフバルブ136, 137を{−1
加する場合は、一定圧でリークすると共に、リーク時に
オイルも抜けるような構造とするのがよく、シール部の
潤滑の必要性と所要の各バルブスプリング荷重の確保、
維持の両立が図れる。抜けたオイルはヘッド中の周辺部
の潤?I1に再利用されることとなる。
第2図では、アキュムレータ+3g++t独であったが
、これは第5図のようにしてもよい。
レース等のように所定時間(例えば2時間)程度走行す
ればよい場合には、アキュムレータ138はこれを交換
可能なものとして、すなわちボンベ形式のものとし,必
要に応じより設定圧の大なるものとすれば足りる。この
場合は、他の重量のある供給装置を搭載しないでも済み
、重量軽減が図れる。
これに対し、第5図のエアバルブスプリングシステムの
エア補給機構131では、コンプレツサ付のものとして
あり、第2図のシステムに、更に水抜きのためのドライ
ヤ143、車載コンプレッサ144及び制御装置150
により制御されるモータ!45が付加されている。
本システムの場合は、このようにコンプレッサ144を
付加するときであっても、前掲公報のもののようにはコ
ンプレッサ144を常に稼動させておかなくても済む。
すなわち、前掲公報のものの場合には、その空気溜めに
は常に一定の圧力となるように空気を蓄えなければなら
ないので、そのコンブレッサは常時作動させる必要があ
るところ,本システムのように、可変のレギュレータ+
39、制御弁140を設けて、アキュムレータ+38の
高圧を該レギュレータ139で所要圧まで落し、すなわ
ち運転状態に応じて使用すべき圧力まで落し、また必要
に応じて制御弁+40で流量制御し、各圧力室132,
 133に分配、供給するときは、アキュムレータ13
8は当該レギュレータ139に対する純粋な補給源とな
り、アギュムレータ138の圧力は、そのレギュレータ
139で可変に設定される圧力の上限値よりも例えば数
kgr/cIIIでも高ければ足りることとなる。
具体的には、走行中、コンプレッサ14/Iで圧縮空気
を補給する該構成の場合は、車裁可能なコンプレッサの
性能等からアキュムレータ138の設定圧については例
えばIOkgf/cu! (#IMPa)程度とするこ
ととなるが、このようにしたときでも、その設定圧以上
となるようにすればよいので(前掲公報のように常に一
定の圧力となるようにしておく必要はない)、例えば或
る一定時間作動して15kgf/ad位まで蓄圧した場
合に、これが上記設定圧に減少するまではコンプレッサ
144を稼動させなくてもよく(すなわち、停止させて
いてもよく)、シかして減少してきたならば作動を再開
させればよい。
従って、コンプレッサ等を付加するにしても、このよう
な操作が可能であり、常時連続的ではなく、断続して或
る必要圧以上のものが蓄圧されていればよいようにコン
プレッサ144、モータ145をコントロールすること
もでき,モータ145による場合は消費電力の削減も図
れる。
4. なお、第2図の構成のものは、レース用に限らず、通常
の乗用車等にも適用でき、適宜エアを補充するか、ある
いはボンベ交換で対応すればよく、高圧で圧縮しておけ
ば使用アキュムレータ+38も小さい体積のものでよく
、小型化できる。
(発明の効果) 本発明によれば、エア供給源からエア補給ラインを介し
て空気バネ式弁装置にエアを供給する内燃機関のエアバ
ルプスプリングシステムであって、前記内燃機関の通常
運転時の設定供給圧に対して所定運転時に供給圧を低下
させるように制御する手段を備えるようにしたものであ
るから、弁装置のスプリング荷重を運転状況に合わせて
常に必要にして最適なものとすることができ、しかもこ
れを供給圧の低下で容易に行え、弁装置の作動性能の大
幅な向上、改善を図ることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るエアバルブスプリング
システムを備えた内燃機関の制御装置の全体11寸成図
、第2図は第1図の内燃機関の空気バネ式動弁装置の配
管系をも含めて示すエアバルブスプリングシステムの一
例の構成図、第3図はエンジンの要部縦断而、第4図は
リリーフバルブ部分の具体例を示す図、第5図はエアバ
ルブスプリングシステムのエア補給機構の他の例を示す
図である。 1・・・内燃エンジン1、5・・・電了コントロールユ
ニット(LECU),8・・・エンジン水温センサ、9
・・・潤滑油温センサ、IO・・・エンジン回転数セン
サ、II・・・イグニッションスイッチ、l3・・・エ
アバルブスプリングシステム、60.61・・・動弁装
置、130・・・エア補給ライン、13ト・・エア補給
機構、132,133・・・圧力室、134, .13
5・・・チェックバルブ、136,137・・・リリー
フバルブ、138・・・アキュムレータ、131〕・・
・レギュレー夕、140・・・制御弁、141・・・セ
ンサ、+44・・・コンプレッサ、150・・・制御装
置。 甲成元年5月911 事件の表示 平成1年特.71酊1第0 5 0 7 5 3号発1
リ1の名称 内燃機関のエアバルブスプリングシステム補正をする者 事件とのIgl係   特d′1一出願人{.1  所
   東京都港区南青山二丁II 1番1号名 称  
 (5 3 2)  木[υ技研工業株式会冫」代表者
久 米 是 志 6.補正の内容 (1)  明細書第9頁第12行目乃至第14行口記戦
の[かかる・・・・・・てよい。Jを、次のように補正
する。 [蓋体部46.47は、それぞれ、リフター4(31,
471、シム462,472、ピストン463,473
等から成り、シール464,474を介して嵌押されて
いる。かかる空気バネ式の圧力室部分の構造に関しては
、この他、この種のエアスプリング機構で採用される+
j’l造のものであってもよい。』 (2)図面中、第3図及び第4図を、それぞれ別紙の通
り補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、エア供給源からエア補給ラインを介して空気バネ式
    弁装置にエアを供給する内燃機関のエアバルブスプリン
    グシステムであって、前記内燃機関の通常運転時の設定
    供給圧に対して所定運転時に供給圧を低下させるように
    制御する手段を備えることを特徴とする内燃機関のエア
    バルブスプリングシステム。
JP1050753A 1989-03-02 1989-03-02 内燃機関のエアバルブスプリングシステム Expired - Lifetime JPH0756206B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5317127A (en) * 1976-07-24 1978-02-16 Hajime Sugawara Fixing method of culture soil contained plant seed on inclined land
JPS6314808U (ja) * 1986-07-14 1988-01-30

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6314808U (ja) * 1986-07-14 1988-01-30

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