JPH02230548A - カセットローディング機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、カセットローディング機構の改良に関するも
のである。

［従来の技術］ 近年、実用化が進められているデジタルオーディオテー
ププレーヤ等の磁気記録再生装置は、回転ヘッドを使用
してデジタル信号の記録・再生を行っている。したがっ
て、従来の固定ヘッドを使用した装置に比べて、格段に
、画像及び音質が向上しており、需要者のニーズに対応
するものとなっている。しかし、その反面、回転ヘッド
の採用に伴い、回転ヘッドの駆動機構や、回転ヘッドに
テープを巻き付けるテープローディング機構などが必要
となり、部材数の増大や配置スペースの拡大を招きやす
い。とくに、車載用音響機器においては、設置スペース
が極めて限定されているため、装置の薄形化が強く要請
されている。

ところで、以上のような磁気記録再生装置には、従来よ
り、以下に示すような、オートローディング機能を装備
したカセットローディング機構が採用されている。

すなわち、第７図に示すように、カセットホルダ１の前
面開口部から、カセットを挿入すると、カセット端面が
、カセットホルダ１内部に配設されたカセットガイド２
の背面板２ａに当接する。

このカセットガイド２は、その上面が、ガイドアーム３
に形成されるガイド溝４に摺動自在に設置されており、
カセットからの押圧力により、ガイド溝４に沿って、後
方（図中上方）に摺動する。

また、カセットガイド２の上面の前方には、下方に突出
するバックキャッチ５が設けられており、このバックキ
ャッチ５が、カセット挿入時、カセット上面のパック溝
に嵌合して、カセットをカセットガイド２に装着させる
。一方、カセットガイド２の上面の後方には、係合ピン
６が突設されており、この係合ピン６に連結している回
動自在なローディングアーム７が、カセットガイド２の
後方への移動力により、時計方向に回転する。そして、
このローディングアーム７が一定位置まで回転すると、
ローディングアーム７の後端部に形成された抑圧片７ａ
がカセットローディング機構のスイッチ８を押し、駆動
機構が動作して、ローディングアーム７が回転する。そ
のため、今度は逆に、ローディングアーム７の回転力に
より、係合ピン６を介して、カセットガイド２が、ガイ
ド溝４に沿って、後退する。そして、バックキャッチ５
によってカセットガイド２に装着されたカセットがカセ
ットホルダ１の奥部にローディングする。

この時点で、ガイドアーム３の下方への回動およびカセ
ットホルダ１の下降が行われ、カセットがリールベース
上にセットされる。

［発明が解決しようとする課題コ しかしながら、上記にような従来技術には、次のような
課題があった。

すなわち、第８図に示すように、カセットホルダ１の上
方には、まず、カセットガイド２の上面、さらに、ガイ
ドアーム３、メカニズム天板１０、その上方に、ローデ
ィングアーム７が配置されている。さらに、ローディン
グアーム７の上には、装置の天板９が設置されている。

したがって、装置全体が厚くなってしまい、しかも、組
立工数が多く、課題となっていた。

本発明のカセットローディング機構は、上記のような従
来技術の持つ課題を解決するために提案されたものであ
り、その目的は、構成が簡略化され、薄形化が向上する
優れたカセットローディング機構を提供することである
。

［課題を解決するための手段］ 本発明のカセットローディング機構は、以上のような課
題を解決するために、カセットガイド、カセットガイド
が摺動ずるガイド溝およびカセットガイドに連結するロ
ーディングアームを、メカニズムの天板の下面に、設置
したことを特徴とする。

［作用］ 以上のような構成を有する本発明によれば、天板下面に
配設されるローディングアームの回動に伴って、カセッ
トガイドが天板に形成されたガイド溝を摺動することに
よって、確実なカセットのローディングを行うことがで
きる。

しかも、ローディングアームが天板下面に配設されてお
り、且つ、ガイド溝が、直接、天板に形成されているた
め、構成が簡略化が可能となり、組立工数が削減し、装
置の薄形化が向上する。

［実施例］ 以上説明したような本発明のカセットローディング機構
の一実施例を図面に基づいて具体的に説明する。

すなわち、第１図及び第３図に示すように、天板９の下
面の中央には、ガイド溝１１が形成されており、このガ
イド溝１１には、カセットガイド２０が摺動自在に設置
されている。このカセッ１・ガイド２０は、前方にバッ
クキャッチ１２を備え、後方に背面板２０ａ及び下方に
突出する係合ピン１３を形成している。

一方、ローディングアーム１４は、先端に開口部１４ａ
を設け、支軸１４ｂを中心に、回動自在に天板９に設置
されている。また、ローディングアーム１４は、開口部
１４ａに、係合ピン１３を装着しており、スロットイン
スプリング１５を付設している。また、ローディングア
ーム１４の支軸１４ｂには、スイッチリンク１７及びカ
ムリンク１８が、回動自在に設けられている。スイッチ
リンク１７は、スプリング１７ａによって、ローディン
グアーム１４の基部に係合しており、先端が、天板９の
背面に設置された出没自在のスイッチ１９を押圧するよ
うになってている。このスイッチ１９は、後述するカム
プレート１６を前後動させる駆動機構を動作させるもの
である。・一方、カムリンク１８は、スプリング１８ａ
によって、ローディングアーム１４の基部に係合してお
り、先端に、回動自在なローラ部１８ｂを形成している
。

ところで、天板９の左右側縁部には、サイドプレート２
５、２５が配設されている。そして、このサイドプレー
ト２５に挟まれて、上下動自在なカセットホルダ２１及
び回動自在なガイドアーム２２が、設置されている。カ
セットホルダ２１は、サイドプレ−１・２５に貫通する
支軸２３によって、ガイドアーム２２の先端に枢支され
ており、一方、ガイドアーム２２は、支軸２４を中心と
して回動自在になっている。

さらに、一方のサイドプレート２５には、摺動自在にカ
ムプレート１６が設けられている。このカムプレート１
６は、サイドプレート２５に平行な面と、天板９に水平
面とを備えており、前述したように、スイッチ１９の押
圧操作による駆動機構の動作により、前後動ずるように
なっている。

そして、第１図に示すように、サイドプレート２５に平
行な面には、支軸２３が装着するカム溝１６ａが形成さ
れている。このカム溝１６ａは、カムプレート１６が前
進するとき、支軸２３が下降方向に摺動するよう形成さ
れている。一方、天板９と水平な面には、第３図に示す
ように、カムリンク１８のローラ部１８ｂが装着するカ
ム溝１６ｂが形成されている。このカム溝１６ｂは、カ
ムプレート１６が前進する際、カムリンク１８のローラ
部１８ｂが奥側へ摺動するよう設定されている。

以上のような構成を有する本実施例の作用は以下の通り
である。

すなわち、第１図、第２図及び第５図（Ａ）に示すよう
に、カセットホルダ２１の前面開口部から、カセットＣ
を挿入すると、カセット端面が、カセットガイド２０の
背面板２０ａに当接して、ガイド溝１１に沿って、後方
に摺動する。このとき、カセットガイド２０に設置され
たバックキャッチ１２が、カセットＣ上面のパック溝に
嵌合して、カセットＣをカセットガイド２０に装着させ
る。この時、第４図に示すように、係合ピン１３に連結
しているローディングアーム１４は、カセットガイド２
０の移動力により、時計方向に回転する。そして、この
ローディングアーム１４が一定位置まで回転すると、ロ
ーディングアーム１４とスプリング１７ａによって連動
するスイッチアーム１７が、スイッチ１９を押す。従っ
て、駆動機構が動作し、カムプレート１６が前進する。

この時、カムプレート１６のカム溝１６ｂに沿って、カ
ムリンク１８のローラ部１８’ｂが摺動し、カムリンク
１８もまた、時計方向に回転する。そのため、スプリン
グ１８ａによってカムリンク１８と連動するローディン
グアーみ１４は、時計方向に回転する。したがって、第
５図（Ｂ）に示すように、係合ピン１３を介して、カセ
ットガイド２０が、ガイド溝１１に沿って後退する。そ
して、第５図（Ｃ）に示すように、パックキャッチ１２
によってカセットガイド２０に装着されたカセットＣが
カセットホルダ２１の奥部にローデイングする。

さらに、カムプレート１６が移動すると、第２図に示す
ように、カム溝１６ａに沿って、支軸２３が下降して、
支軸２４を中心にガイドアーム２２が下方への回転する
。と同時に、カセットホルダ１の下降が行われ、カセッ
トＣがリールベース上にセットされる。

以上のように、本実施例によれば、ローディングアーム
１４の回動により、カセットガイド２０がガイド溝１１
を摺動することによって、確実なカセットＣのローディ
ングを行うことができる。

しかも、本実施例は、次の点において、装置の薄形化が
図られている。

すなわち、第６図に示すように、ガイド溝１１が、直接
、天板９に形成されているため、ガイドアーム２２は、
ガイド溝を形成するメカニズム天板１０を備える必要が
ない。そのため、ガイドアーム２２をカセットホルダ２
１のサイドに設置でき、ガイドアーム２２と天板９との
間隙にクリアランスを設定する必要もない。

さらに、本実施例においては、ローディングアーム１４
が、天板９の下面に設置されていても、カセットガイド
２０の背後に位置しているため、カセットガイド２０の
上下動を阻害せず、デッドスペースを有効的に利用でき
る。

なお、本発明のカセットローディング機構は、以上のよ
うな実施例に限定されるものではなく、各部材の形状及
び寸法などは、適宜変更可能である。

［発明の効果コ 以上述べたように、本発明のカセットローディング機構
によれば、カセットガイド、カセットガイドが摺動ずる
ガイド溝およびカセットガイドに連結するローディング
アームを、装置の天板の下面に、設置するという簡単な
構成によって、確実なカセットのローディングを行うこ
とができ、しかも、構成が簡略化され、組立工数が削減
し、装置の薄形化が向」ニする優れたカセットローディ
ング機構を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本実施例の側面図、第３図及び第４
図は本実施例の平面図、第５図（Ａ）〜（Ｃ）は本実施
例の動作を示す側面図、第６図は本実施例の正面図、第
７図は従来例の平面図、第８図は従来例の正面図である
。 １・・・カセットホルダ、２・・・カセットガイド、３
・・・ガイドアーム、４・・・ガイド溝、５・・・パッ
クキャッチ、６・・・係合ピン、７・・・ローディング
アーム、８・・・スイッチ、９・・・天板、１０・・・
メカニズム天板、１１・・・ガイド溝、１２・・・バッ
クキャッチ、１３・・・係合ピン、１４・・・ローディ
ングアーム、１５・・・スロットインスプリング、１６
・・・カムプレート、１７・・・スイッチアーム，１８
・・・カムリンク、１９・・・スイッチ、２０・・・カ
セットガイド、２１・・・カセットホルダ、２２・・・
ガイドアーム、２３、２４、・・・支軸、２５・・・サ
イドプレート。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 摺動自在なカセットガイド、カセットガイドが装着され
   るガイド溝およびカセットガイドに連結するローディン
   グアームを、装置の天板の下面に、設置したことを特徴
   とするカセットローディング機構。