JP3065056B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JP3065056B2
JP3065056B2 JP10360884A JP36088498A JP3065056B2 JP 3065056 B2 JP3065056 B2 JP 3065056B2 JP 10360884 A JP10360884 A JP 10360884A JP 36088498 A JP36088498 A JP 36088498A JP 3065056 B2 JP3065056 B2 JP 3065056B2
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拓也 永井
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク駆動装置に
係り、特に、情報記録媒体としての磁気ディスクを収納
してなるディスクカートリッジを装着して使用されるデ
ィスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のディスク駆動装置は、下
カバーと、アルミ合金からなるシャーシと、シャーシに
昇降可能に支持され、ディスクカートリッジが装置内へ
挿入されるとこれを保持するカートリッジホルダと、デ
ィスクカートリッジのケース内に収納されている磁気デ
ィスクを搭載するためのターンテーブルと、シャーシの
底面側に配設されてターンテーブルを回転駆動するスピ
ンドルモータと、スピンドルモータに取付けたバックヨ
ークと、スピンドルモータに接続したプリント基板と、
ターンテーブル上にロードされた磁気ディスクの両面に
対して信号の書き込み/読み出しを行う上側磁気ヘッド
および下側磁気ヘッドと、自由端部に上側磁気ヘッドを
保持して回動可能なホールドケースと、下側磁気ヘッド
を保持するとともにホールドケースを回動支持するキャ
リッジと、このキャリッジを磁気ディスクの半径方向に
移送するステッピングモータとから主に構成されてい
る。
【0003】カートリッジホルダの昇降動作は、移動可
能なスライド板の動作に連動する公知のカム機構によつ
て行われる。すなわち、カートリッジホルダ内の最奥部
までディスクカートリッジが挿入されると、ディスクカ
ートリッジのシヤッタを開放した状態でエジェクトアー
ムがロックレバーによりロックされ、これと同時にスラ
イド板のロックが外れ、ばねの弾性力によつてスライド
板がカートリッジ挿入口側へ移動し、この移動に伴つて
カム機構によりカートリッジホルダがロード位置まで降
下する。また、カートリッジホルダがロード位置にある
とき、スライド板に連結されているエジェクト釦を押し
込むと、スライド板が奥側へ移動するのに伴つて、カム
機構によりカートリッジホルダが上昇するとともに、ロ
ックレバーおよびエジェクトアームが回転してディスク
カートリッジはシヤッタを閉鎖した状態でカートリッジ
挿入口側へ移動し、カートリッジ挿入口から装置外へ排
出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のデ
ィスク駆動装置はその使用態様によりスライド板の操作
ボタン取付部の位置が異なり、そのため、従来、各種の
使用態様に合わせるように操作ボタン取付部の位置を異
ならせた数種類のスライド板を製造していた。そして、
その金型も数種類必要とし、製作した数種類の部品を管
理し、ユーザーの各種の要望に合わせなければならなか
った。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的はユーザーの操作ボタン取付部の各種
の要望に容易に合わせることができるディスク駆動装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、ディスク状に形成された情報記録ディスクを収納し
たディスクカートリッジを保持するカートリッジホルダ
と、このカートリッジホルダを昇降動作させ、保持した
ディスクカートリッジ内の情報記録ディスクをターンテ
ーブル上に載置し、またはターンテーブル上から押し上
げる昇降手段と、この昇降手段を動作させるスライド板
と、ターンテーブルを回転駆動する回転駆動手段と、情
報記録ディスクに対して信号の書き込み及び/又は読み
出しを行うヘッドと、このヘッドを情報記録ディスクの
半径方向に移送するヘッド移送手段とを備えたディスク
駆動装置において、前記スライド板には、操作側のスラ
イド方向に突出して一体に予め設けられた複数の操作ボ
タン取付部の中、所望のものを除いて他のものが取り除
かれた前記操作ボタン取付部が形成されるようにしたこ
とにより達成される。
【0007】
【作用】上記手段によれば、スライド板に操作側のスラ
イド方向に突出して一体に予め設けられた複数の操作ボ
タン取付部は、ユーザーの要望に応じて、それらの中、
所望のものを除いて他のものが取り除かれ、所望のもの
だけが操作ボタン取付部として形成されるようにしたか
、数種類の金型を製作して数種類の部品を製造・管理
する必要かなく、一つの金型で製造したスライド板の所
望の個所の操作ボタン取付部を切断するだけでユーザー
の各種の要望に合わせることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1ないし図23は本発明の一実施例
に係るディスク駆動装置を説明するためのもので、図1
は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置を示す平面
図、図2は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置の
カートリッジホルダ及びディスクカートリッジを透過し
て示す平面図、図3は本発明の一実施例に係るディスク
駆動装置のカートリッジホルダを取り除いて示す平面
図、図4(a),(b),(c)は本発明の一実施例に
係るディスク駆動装置のディスクカートリッジの挿入動
作を示す説明図、図5(a),(b)は本発明の一実施
例に係るディスク駆動装置のカートリッジホルダのガイ
ド状態を示す要部側面図及び平面図、図6(a),
(b)は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置のカ
ートリッジホルダのガイド状態を示す要部側面図及び平
面図、図7は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置
のキャリッジ駆動機構部分を示す説明図、図8は本発明
の一実施例に係るディスク駆動装置の分解斜視図、図9
は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置の分解斜視
図、図10(a),(b)は本発明の一実施例に係るデ
ィスク駆動装置のディスクカートリッジ押え機構部分の
アンロード、ロード状態を示す説明図、図11は本発明
の一実施例に係るディスク駆動装置のフレキシブルプリ
ント基板(FPC)の配置を示す説明図、図12は本発
明の一実施例に係るディスク駆動装置のスピンドルモー
タ−キャリッジ方向における縦断面図、図13は本発明
の一実施例に係るディスク駆動装置のスピンドルモータ
−回路素子方向におけるを示す縦断面図、図14は本発
明の一実施例に係るディスク駆動装置のFPC押え状態
を示す縦断面図、図15は本発明の一実施例に係るディ
スク駆動装置のスピンドルモータ付近の縦断面図、図1
6(a),(b)は本発明の一実施例に係るディスク駆
動装置のFPC接続前、後の状態を示す説明図、図17
は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置のコネクタ
を示す説明図、図18は本発明の一実施例に係るディス
ク駆動装置における斜め挿入の原理を示す説明図、図1
9は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置のヘッド
の最内周位置と最外周位置を示す説明図、図20
(a),(b),(c)は本発明の一実施例に係るディ
スク駆動装置におけるディスクカートリッジのシヤッタ
押え部材を示す正面図、側面図、及び部分正面図、図2
1は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置に使用す
るディスクカートリッジの底面図、図22は図11に対
応する従来のディスク駆動装置のプリント基板の配置を
示す説明図、図23は図17に対応する従来のディスク
駆動装置のコネクタを示す説明図である。
【0009】これらの図において、ディスク駆動装置1
は、下カバー2と、下絶縁シート3と、スピンドルモー
タ4に接続されたフレキシブルプリント基板(FPC)
5と、FPC5上に配設された上絶縁シート6と、上絶
縁シート6を介して配設されたシャーシ7と、このシャ
ーシ7上に設けられ、先端に一対の磁気ヘッド8,9を
備えたキャリッジ10と、キャリッジ10を後述の磁気
ディスク11の半径方向に移送するキャリッジ移送装置
12と、シャーシ7上に突出しシャーシ7に取付られた
スピンドルモータ4によって回転駆動されるターンテー
ブル13と、ディスクカートリッジ14を装置内で保持
するとともに、シャーシ7に対して垂直な方向に昇降自
在に支持されたカートリッジホルダ15と、カートリッ
ジホルダ15を昇降動作させるスライド板18と、ディ
スクカートリッジ14をロード位置まで導入し、ロード
位置から排出位置まで押し出すエジェクトレバー16
と、上カバー17とから主に構成されている。
【0010】シャーシ7は、アルミ合金のプレス加工に
よって形成され、図1において上側にあたるディスク駆
動装置1の後部側にキャリッジ移送装置12が設けら
れ、下側にあたる前部側にターンテーブル13が設けら
れ、さらにこのターンテーブル13を中心としてカート
リッジホルダ15およびスライド板18が設けられてい
る。また、シャーシ7には、スピンドルモータ4を露出
する開口部92が設けられている。
【0011】回路基板として、従来のプリント基板に換
えてフレキシブルプリント基板(FPC)5を使用する
と共に、このFPC5にスピンドルモータ4の軸とベア
リングを貫通する開口部(図示せず)を設け、下カバー
2にはスピンドルモータ4を露出する開口部28を設
け、FPC5を挾持してバックヨーク(モータヨーク)
22が固設されている。このスピンドルモータ4のバッ
クヨーク22を下カバー2の開口部28内に挿入して組
み込むようにしてある。このFPC5は例えば両面テー
プ等によってバックヨーク22の上面に貼着すればよ
い。20はシャーシ7に突出形成したFPC押え部、2
1はシャーシ7とバックヨーク22を締結しているネ
ジ、23はIC素子、24はチップ部品である。また、
シャーシ7は部品高さに制限の無いところは凸形状に
し、制限のあるところは凹形状にし、図12に示すよう
に、シャーシ7の下面は下カバー2に密着され、また、
FPC5を介在している部分では、シャーシ7は、FP
C5及びIC素子23及びチップ部品24を収納するよ
うに凸形状部26とされている。この凸形状部26によ
って形成された空間にチップ部品24は収納されている
が、IC素子23は高いのでシャーシ7に開口部27が
形成されてIC素子23を開口部27内に納めるように
している。そして、ステッピングモータ25の回路部品
をFPC5に搭載したので、バックヨーク22を小さく
できる。また、0TRセンサ、ステッピングモータ2
5、スピンドルモータ4を1枚のFPC5で結合し、各
種のスイッチ90もFPC5に直接、半田付けできる。
このように、下カバー2にFPC5を密着させているの
で、下カバー2で基準位置を出せると共に、剛性を高め
ることができる。また、FPC5をバックヨーク22に
貼着させているので、バックヨーク22にFPC5を取
付けられるようにしておく必要がなく、したがって、バ
ックヨーク22を小型化でき、下カバー2に開口部28
を形成してこの開口部28にスピンドルモータ4の小さ
くしたバックヨーク22を一部入れているので、高さを
低くできる。
【0012】キャリッジ移送装置12は、図8に示すよ
うに、下側磁気ヘッド8を搭載したキャリッジ10と、
このキャリッジ10の反磁気ヘッド搭載端で揺動自在に
支持され、上側磁気ヘッド9を搭載したホールドケース
29と、キャリッジ10の中央下部でこのキャリッジ1
0を支持するガイドシャフト30と、ガイドシャフト3
0と平行に配設され、外周部に螺旋状の送り溝31が刻
設されたスクリューシャフト32と、キャリッジ10に
突設され、フオロワピン33とフオロワバネ34を支持
する支持部材35とから主に構成されている。36はガ
イドシャフト30をシャーシ7に固定するガイドシャフ
ト押え部材である。このキャリッジ10は、軸受を介し
てガイドシャフト30に摺動自在に支持され、ターンテ
ーブル13に装着された磁気ディスク11の半径方向に
沿って移動自在になっている。このフオロワピン33
は、図7に示すように、支持部材35に一体成形され、
また、フオロワバネ34は支持部材35の下面に止めネ
ジ37により固定されている。フオロワピン33は、送
り溝31の傾き方向と一致させて突設され、フオロワバ
ネ34とフオロワピン33とでスクリューシャフト32
を弾性的に挾持してフオロワピン33の送り溝31から
の離脱を防止している。キャリッジ10の支持部材35
の下面38を斜面に形成してその先端程細くし、その下
面38に止めネジ37によりフオロワバネ34が固定さ
れているので、水平に配置したフオロワバネに比べて斜
めに配置したフオロワバネ34はその厚みを薄くしても
必要な弾性力を得ることができる。また、支持部材35
を厚く(剛性が高く)できる。
【0013】スクリューシャフト32は、図1、図8に
示すように、一端側がステッピングモータ25に連結さ
れ、ステッピングモータ25の回転と同期して回転する
ようになっている。そして、スクリューシャフト32が
回転すると、フオロワピン33がその回転運動を直線運
動に変換し、キャリッジ10はスクリューシャフト32
の回転量に応じてガイドシャフト30に沿って往復動
し、指令された磁気ディスク11のトラック位置に移送
される。39はスクリューシャフト32及びステッピン
グモータ25を保持する保持枠である。
【0014】このカートリッジホルダ15は図8に示す
ように、両側にコの字状のカートリッジ保持部40と、
カートリッジ保持部40を連結する薄板からなる上面部
41とから一体的に形成され、カートリッジ保持部40
の下側部分でディスクカートリッジ14の下面を支持
し、その他の下面部分は全て開放され、ターンテーブル
13と磁気ディスク11の後述のハブ42とが対向でき
るようになっており、また、カートリッジ挿入側Aに、
カートリッジ挿入口43を備えている。カートリッジホ
ルダ15のカートリッジ保持部40には、さらに後述す
るシャーシ7の案内溝部44及び案内切欠部45に係合
する突起46,46とが形成されている。また、カート
リッジホルダ15はコイルばね(図示せず)により常時
シャーシ7方向へ弾性付勢されている。
【0015】シャーシ7の側板47,48の内面には、
図2、図5、図6に示すように、カートリッジホルダ1
5のカートリッジ保持部40に配設された突起46を案
内する案内溝部44および案内切欠部45がそれぞれ形
成され、カートリッジホルダ15はこの案内溝部44お
よび案内切欠部45のガイドに沿ってシャーシ7に対し
略垂直に移動して磁気ディスク11のローディングおよ
びアンローディングを行なうことが可能になっている。
この移動は、カートリッジホルダ15の上面に配設さ
れ、その上面に沿って平行に移動可能なスライド板18
の動作に応じて垂直移動させるような後述するカム機構
によって行われ、カートリッジホルダ15がロード状態
あるときスライド板18に連結されているエジェクトボ
タン91をシャーシ7の奥行き方向Bに押し込むと、そ
の移動にともなってカートリッジホルダ15が上方すな
わちアンローディング方向に押し上げられる。
【0016】スライド板18は、図1、図4に示すよう
に、カートリッジホルダ15の上面に装着されており、
カートリッジホルダ15(シャーシ7)に対して前後方
向のスライド運動が許容されている。このスライド板1
8は上面板49と、その上面板49の両側縁から下方に
折り曲げ形成された側板50,50が設けられている。
そのスライド板18の側板50,50の一方には、非ロ
ード時に上記突起46が当接し摺動するシャーシ7の上
面に平行な平行カム部51,52と、ローディング動作
時にカートリッジホルダ15を下降させ、エジェクト動
作時に上昇させるためのシャーシ7に対し後部(奥)側
に下り勾配に形成された傾斜カム部53,54が前、後
2ヵ所に設けられている。この前、後の平行カム部5
1,52は、カートリッジ挿入側Aに近い方(平行カム
部51)が、奥側(平行カム部52)より高く設定さ
れ、後述するように、ディスクカートリッジ14は斜め
に挿入され、その後、カートリッジホルダ15が下降さ
れてロード位置となるとディスクカートリッジ14は水
平状態となる。また、スライド板18はスライドスプリ
ング55により常時カートリッジ挿入側Aに付勢されて
いる。このスライド板18はエジェクトレバー16によ
りロード位置、即ち押し込み位置でロックされ保持され
る。この平行カム部51,52、傾斜カム部53,5
4、案内溝部44、案内切欠部45、および突起46等
によってカム機構が構成されている。このスライド板1
8には複数の操作ボタン取付部56,56…が一体に設
けられているもので、所望の個所の操作ボタン取付部5
6を除いて他の操作ボタン取付部56を取り除くように
し、スライド板18の所望の個所の操作ボタン取付部5
6を切断するだけで例えば図8に示すタイプとし、ユー
ザーの各種の要望に合わせることができる。
【0017】カートリッジホルダ15の図1右上の部分
には、エジェクトレバー16がエジェクトスプリング5
7により常時エジェクト方向(反時計方向)に弾性付勢
された状態で支軸58に揺動自在に支持されている。こ
のエジェクトレバー16の揺動端には、そのエジェクト
レバー16の回動動作と共に、シヤッタ59の側端に当
接してディスクカートリッジ14のシヤッタ59を開放
するようになっている。尚、エジェクトレバー16は、
ディスクカートリッジ14を挿入してカートリッジホル
ダ15が降下すると、図示していないロック部材に係合
し、これによりエジェクトレバー16の矢印C方向の回
動が阻止され、エジェクトレバー16が押し込まれた状
態でロックされることになる。
【0018】また、図1、図8に示すように、ホールド
ケース29のアーム部60が当接して、カートリッジホ
ルダ15のホールドケース29を口開きさせるアーム部
当接部61の端部は上方に屈曲形成されたガイド片62
が延設されている。アーム部当接部61の端部がキャリ
ッジ10の移送動作により、引き回されている磁気ヘッ
ド接続用のFPCケーブル63に近づいてもアーム部当
接部61の端部に突き当たりFPCケーブルを破損する
ことなく、アーム部当接部61の端部に突き当たらない
ようにガイド片62によってFPCケーブル63をガイ
ド片62の下面にガイドさせている。
【0019】ディスクカートリッジ14は、図21に示
すように、合成樹脂製の硬質のケース64内に可撓性を
有する磁気ディスク11を収納したもので、このケース
64の一方の端部には金属製のシヤッタ59が内蔵する
ばね(図示せず)により常時閉鎖方向(矢印D方向)に
弾性付勢された状態で、往復動自在に装着されている。
このシヤッタ59の所定位置には、ケース64に形成さ
れたヘッド挿入孔65とほぼ同形状の開口66が設けら
れており、シヤッタ59開放時に、ヘッド挿入孔65と
上記開口66とが一致して、ケース64外から磁気ヘッ
ド8,9が磁気ディスク11に摺接できるようになって
いる。このケース64の底面には、さらに、磁気ディス
ク11のハブ42がケース外に露出するためのハブ突出
孔67と、ディスクカートリッジ14の位置決め用の位
置決め穴68、および側面側にも開口したローディング
用の係合溝69が形成されている。
【0020】図9、図16に示すように、FPC5の半
田付部70の一部をプリント基板(PCB)71の半田
付部72と重ね合わせないようにしたPCB71とFP
C5との半田付け構造としてあり、73はPCB71に
形成された銅箔部、74はFPC5に形成された銅箔部
である。溶融されてPCB71とFPC5との間から溢
れ出た半田75は、図16(b)に示すように、レジス
ト76により遮られてPCB71側には洩れずに、開放
されているFPC5の半田付部70の一部からFPC5
側に洩れるが、FPC5の接続部付近はレジスト77に
より覆われているので、隣接する接続端子78が溢れ出
た半田75で接続されることがない。
【0021】図1、図8、図10に示すように、カート
リッジホルダ15に磁気ヘッド保護壁79とシヤッタ5
9用の規制部80を一連で一体に形成したため、シヤッ
タ59用の規制部80でディスクカートリッジ14のシ
ヤッタ59の上面片81を図16(b)に示すように、
押えるので、シヤッタ59が開くことがなく上側磁気ヘ
ッド9にぶつかったりして部品を損傷させることなく、
ローディング動作を円滑に行える。
【0022】また、図2、図3、図10に示すように、
ディスクカートリッジ14のシヤッタ59の下面片82
を押える押え部材83が設けられており、この押え部材
83は図20に示すように上面から見て略コ字型に形成
され、且つカートリッジホルダ15内に挿入されるディ
スクカートリッジ14のシヤッタ59の下面片82に圧
接するように上方に屈曲形成されている。この押え部材
83の略コ字型部分は、前述したシャーシ7の開口部2
7の形状に合わせてある。なお、押え部材83の基部に
は前記ガイドシャフト押え部材36が一体に形成されて
いる。この押え部材83で図16(b)に示すように、
ディスクカートリッジ14のシヤッタ59の下面片82
を押えるので、シヤッタ59が開くことがなく下側磁気
ヘッド8にぶつかったりして部品を損傷させることな
く、ローディング動作を円滑に行える。
【0023】図1、図17に示すように、シャーシ7に
取付けたコネクタ84を、ディスク駆動装置1の側面よ
り引き込んで配置してある。この引き込み量は例えばコ
ネクタ84の長さ+補強板85の長さ分である。これに
より、コネクタ84に常用されている補強板85によ
り、コネクタ84から引き出されているコード86が比
較的大きな弧を取りながら例えば上方へ引き回されて
も、前記弧の略半径分のスペースをシャーシ7内の遊ん
でいた空間に吸収し、ディスク駆動装置1の外部に余分
なスペースを必要としない。
【0024】図11に示すように、片面又は多層のFP
C5を回路基板として構成され、屈曲性のあるFPC5
を用いてある。従来、図22に示すように主要部品を搭
載するメインPCB100と、スピンドルモータ駆動回
路101を搭載するモータPCB102より構成されて
いる。2枚のPCB100,102同志の接続はもとよ
り、非主要部品(HD,STP,0TRセンサ等)をP
CB100,102に接続する必要があるため、接続個
所も多く、一定数のコネクタが必要であった。しかしな
がら、本実施例によれば、コネクタレス化により、コネ
クタ分の部品点数の削減とコストダウンができ、また、
コネクタがないことでシャーシ7に孔を穿けなくて済む
ので、剛性の向上して薄型のディスク駆動装置1を設計
する制約が少なくなる。また、FPC化により、更なる
薄型ディスク駆動装置1の設計が可能となり、また、従
来のFPCが使用されている主要部品のFPCがなくな
って大幅な部品点数の削減とコストダウンが可能とな
り、また、通常PCBに対しディスク駆動装置1の軽量
化が可能となり、また、従来の硬いPCBでは使えなか
った空間を使用できることでディスク駆動装置1の薄型
化が可能となり、また、形状の工夫によってFPC単品
のコストダウンが可能となり、また、ディスク駆動装置
1全体で見た場合の接続回数の減少による製造コストの
削減が可能となり、また、ディスク駆動装置1に振動を
与えた時に共振モードが低周波数になるので、メカ側へ
の影響が少なくて環境性能が向上し、また、FPC5の
剛性が低いことによりシャーシ7へ取付けたときに歪が
発生せず、アタッチメントへの影響が小さい。このよう
に、可動部品(HD,0TRセンサ等)へも柔軟に直接
接続が可能となる。コネクタ84はI/F用の1個のみ
となり、内部構成的にはコネクタレス基板が達成でき
る。
【0025】ディスクカートリッジ14の挿入に際して
は、前述したように、カートリッジホルダ15がその奥
側を下位置とし0.5°傾斜して保持されているため、
上下側磁気ヘッド8,9が磁気ディスク11の最内周に
ある位置で、磁気ディスク11の上面が上側磁気ヘッド
9に突き当らず、かつ上下側磁気ヘッド8,9が磁気デ
ィスク11の最外周にある位置で、ディスクカートリッ
ジ14(磁気ディスク11)の下面が下側磁気ヘッド8
に突き当らないように、ディスクカートリッジ14(磁
気ディスク11)が斜めに傾けて挿入されることにな
る。つまり、ディスクカートリッジ14をカートリッジ
ホルダ15に挿入する際に、図18示すように、ディス
クカートリッジ14の下面とターンテーブル13の軸先
端87との距離と、ディスクカートリッジ14の上面と
最内周位置での上側磁気ヘッド9との距離と、ディスク
カートリッジ14の下面と最外周位置での下側磁気ヘッ
ド8との距離とを、例えば等距離に設定しているので、
tanα×r=tであり(ただし、α:ディスクカート
リッジ14の挿入傾斜角、r:ターンテーブル13の軸
87から上下側磁気ヘッド8,9の最外周位置までの距
離、t:上下側磁気ヘッド8,9の最外周位置でのディ
スクカートリッジ14の下降許容量とする)、ここで、
r=39.5mm、t=0.35mm〔この数値は、デ
ィスクカートリッジ14の厚みt1’=3.3mmで誤
差が±0.2mmあるから厚みt1=3.5mmで、デ
ィスクカートリッジ14のそりd1=4.2mmであ
り、したがって、t=(d1−t1)/2=(4.2m
m−3.5mm)/2=0.35mmである〕とする
と、α=0.5°となる。
【0026】したがって、上側磁気ヘッド9の最内周位
置でのディスクカートリッジ14の下降量は、ほぼr1
×tan0.5°(ただしr1:ターンテーブル13の
軸から最内周位置での上側磁気ヘッド9までの距離とす
る)であり、従来のディスクカートリッジの平行挿入に
比べて本実施例にあっては、r1×tanα分、ディス
ク駆動装置1全体の厚みを薄くすることができる。な
お、88はカートリッジ挿入口側Aに取付けられた開閉
扉、89は開閉扉88を開閉自在に取付けた前面板、9
0はメデアINあるいは1/2・4MBあるいはライト
プロテクト等の検出スイッチである。
【0027】次に、上記のように大略構成された磁気デ
ィスク駆動装置1のローディングおよびアンローディン
グの動作について説明する。図4(a)に示すアンロー
ドの状態からディスクカートリッジ14を挿入すると、
最初、アンロード位置では斜め状態で挿入される。そし
て、ディスクカートリッジ14の先端のシヤッタ59の
側面にエジェクトレバー16の回動端が当接し、さらに
ディスクカートリッジ14を押し込むと、エジェクトレ
バー16はその支軸58を中心として回動し、このエジ
ェクトレバー16の回動端によってシヤッタ59が解放
されながら奥に進む。そして、ディスクカートリツジ1
4がカートリッジホルダ15の最奥部まで挿入される
と、図示しないが、スライド板18のロックが外れ、ス
ライドスプリング55の弾性力によってスライド板18
が図1下方向(磁気ディスク駆動装置1の前面方向)に
移動する。
【0028】このスライド板18が解除された時点でシ
ヤッタ59は全開となる。また、スライド板18を矢印
B方向にスライド移動させ、ディスクカートリッジ14
のハブ42がターンテーブル13の真上に位置し、これ
以上ディスクカートリッジ14を導入できない位置にき
たときに、図4(b)に示すように、丁度カートリッジ
ホルダ15の突起46がスライド板18の側板47に形
成された傾斜カム部53,54の上部に位置するように
設定してある。これにより、スライド移動させられたス
ライド板18は、カートリッジホルダ15をベース方向
に付勢する弾性力と、スライド板18の側面に形成した
傾斜カム部53,54との作用により矢印B方向にさら
に移動し、カートリッジホルダ15は案内溝部44およ
び案内切欠部45に沿ってシャーシ7側に垂直に降下し
て磁気ディスク11がターンテーブル13にロードさ
れ、図4(b)に示すように、磁気ヘッド8,9がヘッ
ド挿入孔65からケース64内に侵入して磁気ディスク
11に当接し、記録/再生が可能となる。
【0029】このようにして、ホールドケース29側の
上側磁気ヘッド9が磁気ディスク11にタッチし、キャ
リッジ10側の下側磁気ヘッド8との間で磁気ディスク
11を挾み、ローディング状態となり、磁気ディスク1
1のローディングが完了する。
【0030】記録または再生が終了し、ディスクカート
リッジ14を取り出す際には、エジェクト動作を行うこ
とになるが、このときには、前述のエジェクトボタン9
1をシャーシ7の奥側に押し込むと、スライド板18が
これにともなって同じく奥側に移動し、カートリッジホ
ルダ15の突起46を傾斜カム部53,54に沿って押
し上げ、突起46を平行カム部51,52に位置させ、
カートリッジホルダ15が上方(シャーシ7から離間す
る方向)に移動してアンロード状態になる。さらに押し
込むことにより、スライド板18が奥側位置でロックさ
れ、また、スライド板18の移動により、エジェクトレ
バー16のロックも外れてエジェクトレバー16はエジ
ェクトスプリング57の弾性力により支軸58を中心に
して図1反時計方向に回動され、ディスクカートリッジ
14を矢印B方向にエジェクトする。このエジェクトす
る過程で、エジェクトレバー16に係合しているディス
クカートリッジ14のシヤッタ59も閉鎖方向に移動
し、エジェクトされたときには当然に閉鎖されることに
なる。
【0031】したがって、エジェクトレバー16はシヤ
ッタ開閉レバーとしても機能している。このようにし
て、エジェクトされてはじめてディスクカートリッジ1
4を手で取り出すことが可能となる。また、上下側磁気
ヘッド8,9が磁気ディスク11の最内周にある位置
で、磁気ディスク11の上面が上側磁気ヘッド9に突き
当らず、かつ上下側磁気ヘッド8,9が磁気ディスク1
1の最外周にある位置で、磁気ディスク11の下面が下
側磁気ヘッド8に突き当らないように、磁気ディスク1
1を斜めに傾けて挿入・エジェクトするようにしてあ
る。
【0032】このように構成された本実施例によれば、
挿入された磁気ディスク11を装着して回転させるスピ
ンドルモータ4と、このスピンドルモータ4と接続され
たプリント基板と、スピンドルモータ4及びプリント基
板を収納する下カバー2とを有するディスク駆動装置に
おいて、従来のプリント基板に換えてFPC5を使用す
ると共に、このFPC5にはスピンドルモータ4の回路
部品を搭載すると共に、FPC5をバックヨーク22に
固設してスピンドルモータ4を構成しており、下カバー
2には開口部28を設けると共に、FPC5をシャーシ
7と下カバー2との間に介在させ、かつスピンドルモー
タ4のバックヨーク22を下カバー2の開口部28内に
挿入して組み込むようにしてある。また、シャーシ7は
部品高さに制限の無いところは凸形状にし、制限のある
ところは凹形状にし、図12に示すように、シャーシ7
の下面は下カバー2に密着され、また、FPC5を介在
している部分では、シャーシ7は、FPC5及びIC素
子23及びチップ部品24を収納するように凸形状部2
6とされている。この凸形状部26によって形成された
空間にチップ部品24は収納されているが、IC素子2
3は高いのでシャーシ7に開口部27が形成されてIC
素子23を開口部27内に納めるようにしている。そし
て、ステッピングモータ25とFPC5の一体化によ
り、バックヨーク22の面積を小さくして軽量化でき
る。
【0033】また、OTRセンサ、ステッピングモータ
25、スピンドルモータ4を1枚のFPC5で結合し、
各種のスイッチ90もFPC5に直接、半田付けでき
る。このように、下カバー2にFPC5を密着させてい
るので、下カバー2で基準位置を出せると共に、剛性を
高めることができる。また、FPC5をバックヨーク2
2に貼着させているので、バックヨーク22にFPC5
を取付けられるようにしておく必要がなく、したがっ
て、バックヨーク22を小型化でき、下カバー2に開口
部28を形成してこの開口部28にスピンドルモータ4
の小さくしたバックヨーク22を一部入れているので、
高さを低くできる。したがって、FPC5の使用によ
り、硬質なプリント基板の厚み分およびバックヨークの
一部分を薄型化できると共に、軽量化を図ることができ
る。
【0034】また、本実施例によれば、FPC5の半田
付部70の一部をプリント基板(PCB)71の半田付
部72と重ね合わせないようにしたPCB71とFPC
5との半田付け構造によれば、溶融されてPCB71と
FPC5との間から溢れ出た半田75は、レジスト76
により遮られてPCB71側には洩れずに、開放されて
いるFPC5の半田付部70の一部からFPC5側に洩
れるが、FPC5の接続部付近はレジスト77により覆
われているので、隣接する接続端子78が溢れ出た半田
75で誤接続されることがない。
【0035】また、本実施例によれば、ホールドケース
29のアーム部60が当接して、カートリッジホルダ1
5のホールドケース29を口開きさせるアーム部当接部
61の端部は上方に屈曲形成されたガイド片62が設け
られている。ところで、ディスク駆動装置の薄型化を図
り、且つ充分なホールドケース29の口開きを確保する
ためには、ホールドケース29の開閉支持部よりでホー
ルドケース29のアーム部60を持ち上げる方がよい。
しかしながら、アーム部当接部61の端部を延設してい
くと、アーム部当接部61の端部がキャリッジ10の移
送動作により、引き回されている磁気ヘッド接続用のF
PCケーブル63に近づいてアーム部当接部61の端部
に突き当たりFPCケーブル63を破損してしまうた
め、従来はFPCケーブル固定部材を必要としていた
が、アーム部当接部61の端部に突き当たらないように
ガイド片62によってFPCケーブル63をガイド片6
2の下面にガイドさせているので、従来の如くFPCケ
ーブル固定部材を取付けることなく、上方に屈曲形成さ
れたガイド片62を設けるという簡単な構成で、ディス
ク駆動装置1の薄型化及び軽量化を図れる。
【0036】また、本実施例によれば、シャーシ7に取
付けたコネクタ84を、ディスク駆動装置1の側面より
引き込んで配置してあるところから、一般に、この種の
コネクタ84に常用されている補強板85により、コネ
クタ84から引き出されているコード86が比較的大き
な弧を取りながら例えば上方へ引き回され、図23に示
すように、ディスク駆動装置1の側面から前記弧の略半
径分のスペースが空いてしまうが、図17に示すよう
に、前記弧の略半径分のスペースをシャーシ7内の遊ん
でいた空間に吸収し、ディスク駆動装置1の外部に余分
なスペースを必要としない。
【0037】また、本実施例によれば、図7に示すよう
に、キャリッジ10の支持部材35の下面38を斜面に
形成してその先端程細くし、その下面38に止めネジ3
7によりフオロワバネ34が固定されているので、水平
に配置したフオロワバネに比べて斜めに配置したフオロ
ワバネ34はその厚みを薄くしても必要な弾性力を得る
ことができ、かつ、支持部材35の剛性を高めることが
でき、キャリッジ移送機構部分の薄型化を図れる。
【0038】また、本実施例によれば、片面又は多層の
FPC5を回路基板として構成され、屈曲性のあるFP
C5を用いることで、可動部品(HD,0TRセンサ
等)へも柔軟に直接接続が可能となる。コネクタ84は
I/F用の1個のみとなり、内部構成的にはコネクタレ
ス基板が達成できる。つまり、従来、図22に示すよう
に主要部品を搭載するメインPCB100と、スピンド
ルモータ駆動回路101を搭載するモータPCB102
より構成されている。2枚のPCB100,102同志
の接続はもとより、非主要部品(HD,STP,0TR
センサ等)をPCB100,102に接続する必要があ
るため、接続個所も多く、一定数のコネクタが必要であ
った。
【0039】しかしながら、本実施例によれば、図11
に示すように屈曲性のあるFPC5を用いてコネクタレ
ス化することより、コネクタ分の部品点数の削減とコス
トダウンができ、また、コネクタがないことでシャーシ
7に孔を穿けなくて済むので、剛性の向上して薄型のデ
ィスク駆動装置1を設計する制約が少なくなる。また、
FPC化により、更なる薄型ディスク駆動装置1の設計
が可能となり、また、従来のFPCが使用されている主
要部品のFPCがなくなって大幅な部品点数の削減とコ
ストダウンが可能となり、また、通常PCBに対しディ
スク駆動装置1の軽量化が可能となり、また、従来の硬
いPCBでは使えなかった空間を使用できることでディ
スク駆動装置1の薄型化が可能となり、また、図11に
示すようなFPC5の形状の工夫によってFPC単品の
コストダウンが可能となり、また、ディスク駆動装置1
全体で見た場合の接続回数の減少による製造コストの削
減が可能となり、また、ディスク駆動装置1に振動を与
えた時に共振モードが低周波数になるので、メカ側への
影響が少なくて環境性能が向上し、また、FPC5の剛
性が低いことによりシャーシ7へ取付けたときに歪が発
生せず、アタッチメントへの影響が小さい。
【0040】また、本実施例によれば、ディスク状に形
成された磁気ディスク11を収納したディスクカートリ
ッジ14を保持するカートリッジホルダ15と、このカ
ートリッジホルダ15を昇降動作させ、保持したディス
クカートリッジ14内の磁気ディスク11をターンテー
ブル13上にロードし、またターンテーブル13上から
アンロードさせる昇降手段と、ターンテーブル13を回
転駆動するスピンドルモータ4と、磁気ディスク11に
対して信号の書き込み及び/又は読み出しを行う上下側
磁気ヘッド8,9と、この上下側磁気ヘッド8,9を支
持すると共に磁気ディスク11に対して接近・離反自在
に支持する上下側磁気ヘッド支持手段と、この上下側磁
気ヘッド支持手段を磁気ディスク11の半径方向に移送
する上下側磁気ヘッド移送手段とを備えたディスク駆動
装置1において、上下側磁気ヘッド8,9が磁気ディス
ク11の最内周にある位置で、磁気ディスク11の上面
が上側磁気ヘッド9に突き当らず、かつ上下側磁気ヘッ
ド8,9が磁気ディスク11の最外周にある位置で、磁
気ディスク11の下面が下側磁気ヘッド8に突き当らな
いように、磁気ディスク11を斜めに傾けて挿入するよ
うにしたため、ディスクカートリッジ14をカートリッ
ジホルダ15に挿入する際に、図18示すように、ディ
スクカートリッジ14の下面とターンテーブル13の軸
先端87との距離と、ディスクカートリッジ14の上面
と最内周位置での上側磁気ヘッド9との距離と、ディス
クカートリッジ14の下面と最外周位置での下側磁気ヘ
ッド8との距離とを、例えば等距離に設定しているの
で、従来のディスクカートリッジの平行挿入に比べて本
実施例にあっては、r1×tanα分、ディスク駆動装
置1全体の厚みを薄くすることができる。
【0041】また、本実施例によれば、ディスク状に形
成された磁気ディスク11を収納したディスクカートリ
ッジ14を保持するカートリッジホルダ15と、このカ
ートリッジホルダ15を昇降動作させ、保持したディス
クカートリッジ14内の磁気ディスク11をターンテー
ブル13上にロードし、またターンテーブル13上から
アンロードさせる昇降手段と、この昇降手段を動作させ
るスライド板18と、ターンテーブル13を回転駆動す
るスピンドルモータ4と、磁気ディスク11に対して信
号の書き込み及び/又は読み出しを行う上下側磁気ヘッ
ド8,9と、この上下側磁気ヘッド8,9を磁気ディス
ク11の半径方向に移送するヘッド移送手段とを備えた
ディスク駆動装置1において、スライド板18には操作
側(前部側)のスライド方向に突出した複数の操作ボタ
ン取付部56,56…を一体に予め設け、所望の個所の
操作ボタン取付部56を除いて他の操作ボタン取付部5
6を取り除くようにしたため、数種類の金型を製作して
数種類の部品を製造・管理する必要かなく、一つの金型
で製造したスライド板18の所望の個所の操作ボタン取
付部56を切断するだけでユーザーの各種の要望に合わ
せることができる。したがって、金型費、管理費等を削
減でき、コストダウンを図ることができる。
【0042】また、本実施例によれば、カートリッジホ
ルダ15に磁気ヘッド保護壁79とシヤッタ59用の規
制部80を一連で一体に形成したため、従来、ディスク
カートリッジ14のシヤッタ59の上面片81が開いて
その縁部が上側磁気ヘッド9にぶつかり、シヤッタ5
9、上側磁気ヘッド9を損傷させるとともに、ローディ
ング動作が円滑に行われない虞れがあり、特に、ディス
ク駆動装置1の薄型化を図る場合に前述した虞れが高く
なって薄型化の障害となっていたが、カートリッジホル
ダ15に設けたシヤッタ59用の規制部80でディスク
カートリッジ14のシヤッタ59の上面片81を押え、
シヤッタ59が開くことがなく上側磁気ヘッド9にぶつ
かったりして部品を損傷させることなく、ローディング
動作を円滑に行える。
【0043】また、本実施例によれば、ディスクカート
リッジ14のシヤッタ59の下面片82を押える押え部
材83を設けたため、従来、ディスクカートリッジ14
のシヤッタ59の下面片82縁部が開いて下側磁気ヘッ
ド8にぶつかり、シヤッタ59、下側磁気ヘッド8を損
傷させるとともに、ローディング動作が円滑に行われな
い虞れがあり、特に、ディスク駆動装置1の薄型化を図
る場合に前述した虞れが高くなって薄型化の障害となっ
ていたが、押え部材83でディスクカートリッジ14の
シヤッタ59の下面片82を押え、シヤッタ59が開く
ことがなく下側磁気ヘッド8にぶつかったりして部品を
損傷させることなく、ローディング動作を円滑に行え
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、スライド板には複
数の操作側のスライド方向に突出した操作ボタン取付部
を一体に予め設け、所望のものを除いて他のものを取り
いて操作ボタン取付部として形成したので、数種類の
金型を製作して数種類の部品を製造・管理する必要かな
く、一つの金型で製造したスライド板の所望の個所の操
作ボタン取付部を切断するだけでユーザーの操作ボタン
取付部の各種の要望に合わせることができ、従って、金
型費、管理費等の費用を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置を示
す平面図である。
【図2】同じく、カートリッジホルダ及びディスクカー
トリッジを透過して示す平面図である。
【図3】同じく、カートリッジホルダを取り除いて示す
平面図である。
【図4】同じく、ディスクカートリッジの挿入動作を示
す説明図である。
【図5】同じく、カートリッジホルダのガイド状態を示
す説明図である。
【図6】同じく、カートリッジホルダのガイド状態を示
す説明図である。
【図7】同じく、キヤリッジ駆動機構部分を示す説明図
である。
【図8】同じく、その分解斜視図である。
【図9】同じく、その分解斜視図である。
【図10】同じく、ディスクカートリッジ押え機構部分
の動作を示す説明図である。
【図11】同じく、FPC基板の配置を示す説明図であ
る。
【図12】同じく、スピンドルモータ・キャリッジ方向
における縦断面図である。
【図13】同じく、スピンドルモータ・回路素子方向に
おけるを示す縦断面図である。
【図14】同じく、FPC押え状態を示す縦断面図であ
る。
【図15】同じく、スピンドルモータ付近の縦断面図で
ある。
【図16】同じく、FPC接続を示す説明図である。
【図17】同じく、コネクタを示す説明図である。
【図18】同じく、ディスク駆動装置における斜め挿入
の原理を示す説明図である。
【図19】同じく、ヘッドの最内周位置と最外周位置を
示す説明図である。
【図20】同じく、ディスクカートリッジのシヤッタ押
え部材を示す説明図である。
【図21】同じく、ディスクカートリッジの底面図であ
る。
【図22】従来のディスク駆動装置のプリント基板の配
置を示す説明図である。
【図23】同じく、そのコネクタを示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク駆動装置 2 下カバー 4 スピンドルモータ 5 FPC 7 シャーシ 8 下側磁気ヘッド 9 上側磁気ヘッド 10 キャリッジ 11 磁気ディスク 12 キャリッジ移送装置 13 ターンテーブル 14 ディスクカートリッジ 15 カートリッジホルダ 18 スラィド板 25 ステッピングモータ 40 カートリッジ保持部 44 案内溝部 45 案内切欠部 46 係合突起 47,48 側板 51,52 平行カム部 53,54 傾斜カム部 56 操作ボタン取付部 91 エジェクトボタン A カートリッジ挿入側
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−193249(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状に形成された情報記録ディス
    クを収納したディスクカートリッジを保持するカートリ
    ッジホルダと、このカートリッジホルダを昇降動作さ
    せ、保持したディスクカートリッジ内の情報記録ディス
    クをターンテーブル上に載置しまたはターンテーブル上
    から押し上げる昇降手段と、この昇降手段を動作させる
    スライド板と、ターンテーブルを回転駆動する回転駆動
    手段と、情報記録ディスクに対して信号の書き込み及び
    /又は読み出しを行うヘッドと、このヘッドを情報記録
    ディスクの半径方向に移送するヘッド移送手段とを備え
    たディスク駆動装置において、前記スライド板には、操
    作側のスライド方向に突出して一体に予め設けられた複
    数の操作ボタン取付部の中、所望のものを除いて他の
    のが取り除かれた前記操作ボタン取付部が形成されてい
    ことを特徴とするディスク駆動装置。
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