JPH02230196A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH02230196A
JPH02230196A JP2009526A JP952690A JPH02230196A JP H02230196 A JPH02230196 A JP H02230196A JP 2009526 A JP2009526 A JP 2009526A JP 952690 A JP952690 A JP 952690A JP H02230196 A JPH02230196 A JP H02230196A
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Rii Kerotsugu Suchiibun
スチーブン リー ケロッグ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、電子楽器ζこ関する。より詳しく言えば、
波形発生および周波敢変調を行う複数のオペレーション
ユニット(オペレータ)を有するシンセサイザータイプ
の電子楽器に関する。
「従来の技術」 電子楽器およびこの種の方法は、米国特許NO.4..
554,857およびNo,4,249,447に示さ
れている。
最初に、米国特許No,4,554,857に示された
電子楽器は、幾つかの波形を発生するとともにその変調
を行う複数(例えば6轟)のオペレータを具備している
。このオペレータは、サイン波データを有するサイン波
テーブルを内蔵した波形発生器と、サイン波テーブルの
アドレスを指定する位相データを発生する位相発生器と
、サイン波テーブルの出力データを変調するエンベロー
プ発生器とを具備している。位相発生器は、押下キーの
周波数を示す周波数ナンバデータ1こ基づいて位相デー
タを作成し、そして、波形発生器は位相データに相当す
る波形を発生ずる。波形発生器は、その機能の一つとし
て、外部データおよび(または)他のオペレータの出力
データの使用によって位相データを変調する機能を有し
ており、このため、位相データは時間を超えた複雑な変
化を持ち、したがって、オペレータは豊かでダイナミッ
クな音を作成することができる。これらのオペレータは
、アルゴリズムと呼ばれる幾つかの異なる形に配列され
る。萌述した米国特許の第5図には、A−1からA−3
1までの31個のアルゴリズムが示されている。アルゴ
リズム内の位置によって、オペレータは変調器あるいは
キャリア発生器のいずれかとして動作し、音色について
広い範囲を生成する。
演奏各は、これらのアルゴリズムのうち所望の音色を得
るためのものを演奏萌に選択する。
第2に、米国特許NO.4,249,447は、フィー
ドバックループを持つオペレータの機能によって所望の
和音手1カ成を有した波形を発生ずるための方法を示す
。この所望の和音構成は、フィードバックパラメータβ
を変えることによって得ることができる。
「発明が解決しようとする課題」 上述した楽器または方・法は、効果的で強力なものであ
る。しかしながら、未だ次のような解決されるべき課題
がある。
(a)各位相発生器から作成された位相データを独立に
変調できるとしても、位相発生器に供給される周波数ナ
ンバーデータは全てのオペレータに対して共通である。
言い換えれば、各位相発生器に供給されるビッヂデータ
(すなわち、周波数ナンバーデータ)は共通データであ
る。これは、広いレンジで複雑な音を創作することに対
して限界を与える。
(b)従来、オペレータについてのフィードバックパラ
メータβは演奏中は一定に保持され、言い換えれば、演
奏前にセットしなければならず、かつ、演奏中は変える
ことができない。パラメータβあるいはオペレータのア
ルゴリズムを演奏前に設定することは、音色についての
広いレンジの生成を可能にする。しかしながら、これも
表情豊かな演奏を達成するには一定の限界を負わせる。
なぜなら、キータッチではフィードバックパラメータβ
の変化を生じさせるζとができず、したがって、タッチ
変化によって劇的t,:a化するダイナミックな音を得
ることはできない。
(c)従来のピッチェンベロープ発生器は。、予め決定
されたデータのレベルおよびレートによって定義された
エンベロープを発生する。したがって、エンベローブパ
ターンは音色が変更されない限り一定に保持される。し
かし、自然楽器においては(特に、吹奏楽器においては
)、息を吐くこと、および唇の動きの巧みな変化によっ
て、微妙なピッチ変化が各音広lこ現れる。Ii+7記
発明の楽器や方法では、微妙で確定的でないビッヂ変化
をシミュレートすることはできない。
(d)キーコードと、キーのピッチによって決定される
周波数ナンバーデータとを相互に関係させるために周波
数ナンバーテーブルが使用される。
ある発明の楽器では、任意の周波数ナンバーを所望のキ
ーに割り当てるために、周波数ナンバーテーブルの内容
を書き改める調律編集器が用いられる。した力《って、
任意の周波数ナンバーは、所望のキーに割り当てられ得
る。しかしながら、各キーへのビッチデータの割り当て
は、極めて長時間を要し、時間の浪費となる。
このために、この発明の目的は、1またはそれ以上の位
相発生器に供給される周波数ナンバーデータが、他の位
相発生器に供給される周波数ナンバーデータから自由に
、かつ選択的に変調され、これによって、より複雑でダ
イナミックで、6生き生きした音を奏することができる
電子楽器を提供するところにある。
この発明の他の目的は、フィードバックパラメータβが
、キーベロシティ、アフタータッチデータなどのタブチ
データに応じて変化され得る電子楽器を提供することで
ある。したがって、より表現豊かな演奏を奏することが
できる。
この発明のさらに他の目的は、オペレータに供給される
ピッチ変’JRデータが乱数に応じて修正され、これよ
り、自然楽器によって発生されるような、より複雑で人
間味ある音を奏することができる電子楽器を提供すると
ころにある。
この発明のさらに他の目的は、楽器の音律が、その音律
に関連づけられた僅かのパラメータによって簡単に作ら
れる電子楽器を提供するところにある。
「課題を解決するための手段」 この発明の第1の態様は、発生すべき楽音周波数に゛対
応する周波数ナンバーデータを発生する周波数ナンバー
データ発生手段と、1またはそれ以上の入力に洪給され
た周波数ナンバーデータおよび変調データの双方または
いずれか一方に基づいて各々が波形発生およびその変調
を行う複数のオペレータと、前記各オペレータ間の入力
と出力の組合仕を変更可能に設定する設定手段と、前記
設定手段によって設定された接続の組合せに対応して前
記各オペレータ間の接続を切り換える接続スイッヂ手段
と、1またはそれ以上の前記オペレータに供給されたn
et記周波数ナンバーデータを、U(給された周波数ナ
ンバー変調データによって、選択的に、かつ独立に変調
する変調手段とを具備してなる電子楽器である。
この発明の第2の態様は、■またはそれ以上の入力に供
給された周波数ナンバーデータおよび変調データの双方
またはいずれか一方に基づいて各々か波形発生およびそ
の変調を行う複数の才ベレータと、館記各オペレータ間
の入力と出力の組合せを変更可能に設定する設定手段と
、前記設定手段によって設定された接続の組合せに対応
して前記各オペレータ間の接続を切り換える接続スイッ
チ手段と、!またはそれ以上の前記オペレータについて
、同一オペレータの出力から入力へのフィードバックを
可変フィードバックパラメータβを用いて行うフィード
バック手段と、演奏および時jIMの経過のうち少なく
とも1つに従って変更される外部パラメータに応じて前
記フィードバックパラメータβを制御するための制御デ
ータを発生する制御データ発生手段とを具備してなる電
子楽器である。
この発明の第3の態様は、乱数を発生する乱数発生手段
と、供給される前記乱数に応じてピッチ変調データを作
成するピッチェンベロープ発生手段と、前記ピッチ変調
データに対応した波形発生を各々行う複数のオペレータ
と、前記各オペレータ間の入力と出力の組合せを変更可
能に設定する設定手段と、前記設定手段によって設定さ
れた接続の組合せに対応して前記各オペレータ間の接続
を切り換える接続スイッチ手段とからなる電子楽器であ
る。
この発明の第4の態様は、キーコードを周波数ナンバー
データに変換することによって該周波数ナンバーデータ
を発生する周波数ナンバーデータ発生手段と、前記周波
数ナンバーデータに対応して楽音を発生ずる楽音発生手
段と、各音階の平均律からのピッチ偏差を音律パラメー
タに基づいて演算する演算手段と、前記音律パラメータ
を前記演算手段に供給する供給手段と、からなる雷子楽
器である。
「実施例」 この発明を、添付図面を参照して説明する。
第1図は、この発明の一実施例のメインコントローラの
ブロック図である。
第t図において、数字2はキーボード/スイッヂ/ボリ
ュームコントローラ(以下、インターフェイスコントロ
ーラ2という)を示し、その入力端子はキーボード4、
パネル上のディスプレイ/スイッヂ6、アナログーディ
ジタル変換W (ADC)8およびペダルスイッチ(サ
ステインスイッチ)toに接続されている。ADC8の
入力端子には、コンティニュアススライダ、ボリューム
ペダル、ピッチベンダーホイールおよびモジュレーショ
ンレベルポイール等の外部操作郎12から種々の演奏パ
ラメータが入力される。アナログ信号である演奏パラメ
ータは、ADC8によってディジタルデー夕に変換され
、インターフエイスコントローラ2Jこ入力される。ま
た、演奏者の選択に従って音色を示すプログラムナンバ
PGMをインターフェイスコントローラ2が発生する。
プログラムナンバPGMは、アドレスポインタl4に伝
達される。
アドレスポインタl4は、音色データメモリl6のアド
レスを発生し、同メモリに供給する,音色データメモリ
16は、音色データやその他のパラメータ、例えば、コ
l律データ、演奏データあるいはシステム設定データな
どを予め記憶している。゜音色デ.一タメモリ16から
読出されたデータは、データ転送コントローラl8を介
してメイシコン1− a−ラの各部に転送される。イン
ターフェイスコントローラ2から登録データDEYが供
給される音色エディタ20によって、音色データメモリ
16の内容が書き込み可能になっている。
音色データメモリ16に記憶されているボルタメントデ
ー夕は、ボルタメントコントローラ22に転送される。
ボルタメントコントローラ22は、音階から音階へのな
めらかな移行のために作動し、こイtはインターフェイ
スコントローラ2から供給されるキーコードデータKC
およびキーオンデータKONに従って達成される。この
キーコードデータKCおよびキー才ンデータKONは、
インターフエイスコントローラ2によって作成される。
具体的にいうと、インターフェイスコントローラ2はギ
ーボード4をスキャンし、これにより、押下されたキー
を検出するとと6に、JII下キーを示すキコードKC
およびキーが押下され続けているかすでにamされたか
を示すキーオンデータKONを生成する。実際には、こ
れは時分割された1つの基部においてなされ、そして、
キーコードデータKCおよびキーオンデータKONは、
インターフエイスコントローラ2によって用意されたタ
イムスロットに割り当てられる−ボルタメントコントロ
ーラ22の出力データは、キーコード/J4波数ナンバ
ーコンバータ241こ供給される。 キーコード/周波
数ナンバーコンバータ24は、周波数ナンバーテーブル
を用いて、キーコードKCを周波数ナンバーデータFN
Dに変換する。この周波数ナンバーテーブルは、キーコ
ードKOと周波数ナンバーデータFNDとの相関関係を
自由に設定するために、チューニングエディター26に
よって書込可能になっている。キーオンデータKONは
、ピッチエンベロープ発生器28と低周波発振器(LP
O)3 0にも供給されている。ピッチェンベロープ発
生器28は、音色データメモリ16からデータ転送コン
トローラ18を介して転送されるレートおよびレベルパ
ラメータに基づいてピッチェンベロープデー夕を作成す
る。なお、キーコード/周波数ナンバー変換器24およ
びピッチエンベロープ発生器28の詳細については後述
する。 低周波発振器30は、キーオンデータKONに
一致して低周波データを発生ずる。この低周波データは
、ビッヂエンベロープ発生器28の出力データの変11
.1ご用いられる。また、低周波データは、乗算器32
に供給され、この乗算器32には加算器34からデータ
が供給される。加算器34は、乗算器36と38の出力
データを加算する。これら乗算器36と38は、各々イ
ンターフエイスコントローラ2から供給されるアフター
タッヂデータATおよび変調データMODに、音色デー
タメモリI6からデータ転送コントローラt8を介して
供給されるレベルバリエーシジンデータを乗算する。こ
のように修正されたアフタータッヂデータA′rと変調
データMODとは、アダー34によって加算され、その
結果のデータが乗算器32に供給され、乗W.器32に
LFO3 0からのデータを順次修正する。その修正さ
れたデータは、2つの乗算器40と42とに供給され、
これらの乗算器は供給されたデータに、音色データメモ
リ16からの各々のデータを乗算する。
乗算器40からの出力データとインターフェイスコント
ローラ2からのピッヂベンドデー夕PBとは加算器44
に供給され、加算器44はこれらのデータとピッヂエン
ベロープ発生器28から供給されるデータとを加算し、
ビッヂ変調データPMDを得る。一方、乗算器42から
の出力データは、振幅変調データAMCとして用いられ
る。
キーベロシティKVは、キーの押鍵タイミングとMNタ
イミングの間隔に基づいてインターフェイスコントロー
ラ2によって作成され、また、ベロシティプロセッサ5
0に供給される。ベロシティプロセッサ50は、音色デ
ータメモリl6からデータ転送コントローラl8を介し
て供給されるベロシティカーブを用いて、キーベロシテ
ィKVをキーベロシティデータKVDに変換する。キー
ベ【ノシティデータKVDは、セレクトスイッチ52に
転送され、このセレク1・スイッチ52は、キーベロシ
ティデータKVDとデータ転送コントローラl8から供
給されるフィードバックレベルデータのいずれか一方を
選択するとともに、選択したデータをフィードバックデ
ータl? Bとして出力する。
M I D I (Musical instrume
nt Interface)出力プロセッサ54は、プ
ログラムナンバーPGM、登録データDEY,キーベロ
シティKVおよびビッヂベンドP BなどをMIDI規
格に変換し、そして、これらを出力端子O U ’r 
i〜OU’l’3から出力する。メインコントローラに
は、外IMIDIデータを受けるため、およびそのデー
タをインターフェイスコントローラ2に供給するために
、端子MIDI  INおよび’I” f{ RUが用
意されテイる。
メインコントローラは、スキャングロツクφSをインタ
ーフエイスコントローラ2に供給するシステムクロツク
発生器56と、クロックφl1φ2をトーンジエネレー
夕70に供給するトーンジエネレータクロック発生45
8とを具備している。
トーンジェネレータ70への種々の入力データは、メイ
ンコントローラから供給される。この入力データは、周
波数ナンバーデータF N D ,ピッチ変調データP
MD,振幅変謂データAMD,ボリュームデータVOL
,キーオンデータKON,ベダルデータ(サスティンデ
ータ)PEDAL,.フィードバックデータFB,キー
ベロシティデータKVDおよびデータ転送コントローラ
l8からの他のデータである。データ転送コントローラ
.18は、音色データメモリl6内に記憶されているデ
ータを取り込み、これをトーンジェネレータ70に供給
する。これらのデータは、音色が変更されない限り一定
であり、また、周波数データFREQ,アウトプットレ
ベルデータOL,個別オペレーションデータおよびアル
ゴリズムデータALGのようなデータを含む。なお、こ
れらのデータの詳細については後述する。
データ転送コントローラl8からのエフェクトデータE
 P Cは、エコーまたは残響を奏するためにサウンド
エフェクトシステム60に供給される。
サウンドエフェクトシステム60の出力は、アナログ出
力信号を作成するために各チャンネルについて用意され
ているディジタル・アナログ変換器(DAC)62に供
給される。
第2図はトーンジエネレー夕70のブロック図である。
トーンジェネレ・一夕70は、Of)1から01)6ま
での6個のオペレータを有する。各オペレータOPi(
i=1,2,・・・・・・6)は、波形発生器WG+、
位相発生器PGiおよび振幅エンベ[l−ブ発生器AE
Giを含む。
波形発生器WG{は、第3図に示されるように、単一の
サイン波を示すデータが入っている基本波形メモリ72
、位相角データP I−1と変調データMODを加算す
る加算器74、および基本波形メモリ72の出力データ
に振幅エンベローブ発生iAEGiからのエンベローブ
データAEGを乗算する乗算器76を有する。
位相発生器PGfは、乗′W器78と位相累算器80と
を有する。乗算器78は、周波数ナンバーデータFND
aに周波数比データRF’i(後述)を乗算する。これ
らのデータの積は、位相累算器80に供給され、位相累
算器80は位相角データP Hを作成するために上記積
を累算する。
位相角データP Hはアダー74に供給され、基本波形
メモリ72のアドレスデータを作成するために変調デー
タMODと加算される。したがって、位相角データP 
I−1と変調データMODの和は、ザインデー夕が読出
される基本波形メモリ72のアドレスを決定する。基本
波形メモリ72の出力データは、乗算器7Gに供給され
、乗算器76ではそのデータにエンベロープデータAE
Gが乗算され、その結果が波形発生器WG+の出力デー
タとして作成される。
エンベロープデータAEGは振幅エンベローブ発生器A
EG f内において作成される。このエンベロープは、
よく知られているように、通常は4つのセグメント、す
なわち、アタック、ディケイ、サステインおよびリリー
スによって構成される。
最初のセグメント、つまり、エンベロープのアタック部
分は、真に音の始まりである。それは、キーオンタイミ
ングまたは予め設定したキーオンタイミングの期間経過
後に開始する(遅延変調)。最初のセグメントにおいて
は、エンベローブの振幅はピークレベルに達するまで一
定の割合で増大する。第2のセグメント、すなわち、デ
ィケイにおいては、振幅は一定のf’l合でサステイン
レベル(第3のセグメント)まで減少する。第3のセグ
メントにおいては、音階が保持されているのと同じ間、
言い換えれば、キーが押されている間固定レベルにとど
まる。いったん、キーが解放されると、音は第4のセグ
メント、すなわち、リリース部分に入り、ここでは、エ
ンベロープの振幅はザステインレベルからθレベルまで
一定の割合で減少する。
上述のレートおよびレベルは、データ転送コントa−ラ
18からエンベa−プジェネレーションデータとしてデ
ータレジスタ82および84に供給される。レートデー
タレジスタ82は、各セグメントのレートデータを記憶
し、これに対してレベルデータレジスタ84は各セグメ
ントのレベルデータを記憶する。レベルデータレジスタ
84の出力は乗算器86に供給され、ここで前記出力に
アウトプットレベルデータOLが乗算される。このデー
タOLら音色データの一つとしてデータ転送コントロー
ラ18から供給される。レートデータレジスタ82およ
び乗算器86の出力は、キー才ンデータKONとペダル
(サステイン)データを用いてエンベロープ波形を発生
するエンベローブ発生器88に供給される。キー才ンデ
ータは、アタック部分の開始点を示し、そして、サステ
インデー夕PEDALはサステイン部分を継続する。
エンベロープ発生器88から生成されるエンベロープは
乗算器90に供給され、ここで、音色データp一つとし
てデータ転送コントa−ラ1gから供給される振幅変調
データAMDに乗算される。
上述したように振幅エンベロープデータAGEが作成さ
れ、そして、このエンベロープデータAGEは基本波形
メモリ72からの出力データを変調するために乗算器7
6に供給される。乗算器76の出力はオペレータ出力加
算器ADLに供給され、オペレータ出力加′n器ADi
は他のオペレータからの出力データEXOPINと前記
乗算器76の出力とを加算する。
オペレータOPiは、その出力部分から入力へ戻るフィ
ードバックルーブを有してらよい。この,フィードバッ
クループは、フィードバックコントローラ92によって
与えられ、フィードバックコントローラ92は、フィー
ドバックセレクトスイツヂ52(第1図参照)から洪給
されるフィードバックデータFBに従ってフィ・−ドバ
ック量を制御する。セレクトスイッチ52は、前述のよ
うに、データ転送コントローラ18からのフィードバッ
クレベルまたはベロシティプロセッザ50からのキーベ
ロシティデータKVDを選択する。音色データが変更さ
れない限りフィードバックレベルは一定値に固定される
が、その間、キーベロシテイデータKVDは各キーの押
下に応じて変化する。選択されたデータは、フィードバ
ックコントローラ92にフィードバックデータとして供
給される。
実際には、フィードバックコントローラ92は乗算器9
 2 aを含み、この乗算器92aはオペレータOPI
の出力データに、フィードバックデータFBを乗算し、
また、このフィードバックデータFBはその値がβ(以
後フィードバックパラメータβという)によって表され
る。
OPIからOP6までの6個のオペレータは、米国特許
第4,554,857に示されるように、オペレータO
P!から01〕6の間の入出力の接続を変えることによ
り、任意の仕方で接続可能である。第2図は、これらの
配置の一つで、米国特許第4.554,857の第5図
のA−3に一致するものを示す。
オペレータOPIからOP3、およびオペレータOP4
からOP6は各々縦続接続され、そして、オペレータO
PlとOP4の出力データはオペレータ出力加算mAD
lによって加算される。その他の配置も、アルゴリズム
コントローラ94がオペレータOPIからOP6の間の
接続を変えることIこよって得られる。アルゴリズムコ
ントローラ94は、レジスタや論理ゲートのような論卸
回路によって構成され、そして、アルゴリズムデータA
LGによって指示された配置が達成されるように作動す
る。
ここで、オペレータOPIからOP6の入力データを説
明する。まず、入力データの2つのグループがある。こ
のデータとは、音色が変更されない限り一定のデータと
、連続的に変化するデータとである。一定のデータは、
データ転送コントローラ18から供給されたものである
。すなわち、上述した個別オペレーションデータIDV
OP,周波数データFrtEQ,エンベロープジェネレ
ーションデータEGD1出力レベルデータOLおよびア
ルゴリズムデータALGである。これに対して、変化す
るデータは、メインコントローラの他の部分から供給さ
れたものである。すなわち、周波数ナンバーデータI?
ND,フィードバックデータF[1,ピッチ変調データ
PMDS振幅変調データAMD,キーベロシティデータ
KVDおよびボリュームデータVOLである。
キーコード/y4波数ナンバー変換器24(第l図診照
)からの周波数ナンバーデータFNDは、加算496に
供給され、ここで、新しい周波数ナンバーデータFND
aを作成するために、以下に述べられる共通ピッチ変調
データCMN  PMDと加算される。周波数ナンバー
データFNDaは位相発生器PCI〜PG6のすべてに
供給される。
インターフエイスコントローラ2からのボリュームーデ
ータVOLは、乗算器98に供給され、ここで、オペレ
ータOPlのアダーADfの出力と乗算され、その結果
がトーンジェネレー夕の出力TGOUTとして生成され
る。フィードバックデータFBは、フィードバックパラ
メータβをDJ#するためにオペレータOP6のフィー
ドバックコントローラ92に供給される。
その他のデータPMD,IDVOP,PREQ,EGD
,OL,AMDお上びKVDは、時分割方式によってオ
ペレータOPI〜OP6のそれぞれのデータを含み、そ
して、これらはl対7あるいはl対6のデマルチプレク
サを用いて分離される.PMDデマルチプレクサ100
(1対7のデマルヂプレクザ)は、ピッヂ変調データP
MDを共通ピッチ変11■データCMNと6個の才ベレ
ータOP1〜OP6に一致する6つの個別ピッチ変調デ
ータに分離する。RF’デマルチブレクザ102(1対
6のデマルヂブレクザ)は、周波数比データFREQを
6つの個別データに分離する。同様に、.ECデマルヂ
ブレクサ104はエンベローブジェネレーションデータ
EGDを6つの個別データEG D A ’r A 1
 − E G D A T A 6 i.:分離し、出
力レベルデマルヂブレクザ106は出力レベルデータO
Lを6つの個別出力データOLI〜OL6に分離し、A
MDデマルチプレクサ108は振幅変調データAMDを
6つの個別振幅変調データAMD1〜AMD 6に分離
し、また、KVDデマルチブレクサ110はキーベロシ
ティデータK V Dを6つの個別データに分離する。
PMDデマルヂプレクサ100からの6つの個別ビッヂ
変調データは、6個のスイッチを有したゲート@路11
2に供給され、これらのスイッヂは個別ピッチ変調デー
タらしくは論理値0のデー夕のいずれかを、個別オペレ
ーションデータID■Pの制御の下に選択する。ゲート
112の出力データは、6つの個別周波数比データRF
I−RF6を作成するため←、加算器114によって、
ItFデマルチプレクサ102の出力データと加算され
る。個別周波数比データRFiは周波数ナンバデータF
NDaを変調するために位相発生器PGiに供給される
出力レベルデマルチプレクサ106からの出力レベルデ
ータOLJ〜OL6は、乗算器116に供給され、ここ
で、6つの個別ボリュームデータVOL l 〜VOL
6を作成するために、KVDデマルチプレクサ110の
出力データと各々乗算される。データVOL i%EG
DATA iおよびAMDi.同様にキーオンデータK
ONおよびペダルデータPEDALは各オペレータOP
iの振幅エンベロープ発生器AEG iに供給される。
第2図に示されるトーンジェネレータ70lこよれば、
位相発生器PGiによって作成された位相角データPH
は、他の位相発生器PGj(j=1.2,・・・・・・
6、jは除く)によって発生されたものに関係なく変化
する。なぜならば、たとえ音色が変更されない限り周波
数データPREQが一定値を保持したとしても、各オペ
レータOP1〜OP6についてのI’MDデマルチプレ
クサl00からの個別ビッヂ変調データは、時間に応じ
て変化し、したがって、データIIFiに対応するケー
ト112内のスイッチがPMD・デマルチブレクザIO
O1こ接続されていれば、n波数比データRI?fは他
のデータIIFjに関係なく変化する。従来は、すべて
の位相発生器が同じ周波数ナンバーデータを用いて作動
していたので、これらは同じ位相データを作成する。し
たがって、その音は重厚さおよび生き生きした音質に欠
けている。一方、この実施例の位相発生器PCI〜PG
6は、他の周波数比データと拘わりなく変化する周波数
比データによって、同じ周波数ナンバーデータF N 
D aを選択的jこ変調することができる。したがって
、この発明によるトーンジェネレー夕70は、重厚で、
よりダイナミックで、生き生きとした倍音に富んでいる
音を得ることかできる。
さらに、オペレータOP6のフィードバックパラメータ
βがキーベロシティによって変化され得るから、大きく
かつダイナミックな音色の変化をタッチによって奏する
ことができる。概して言うと、フィードバックパラメー
タβはより強烈な音色変化とより豊富な倍音を得ること
ができ、そして、自然奈器においては、より強いタッチ
によってより豊富な倍音が生じる傾向がある。したがっ
て、自然楽器についてのより良いシュミレーションとす
るためには、トーンジェネレー夕70は、なるべく、よ
り強いタッチがより大きなフィードバックパラメータβ
を生成するように設計される。
これは、ベロシティプロセッサ50内のべロシティカー
ブをU?4整することによって行われる。このように、
タッチ感覚があり、強烈に変化し、ダイナミックで生き
生きした音色を得ることかできる。
さらに、キーベロシティKVに対応するキーベロシティ
データKVDは、ベロシティプロセッサ50内のべロシ
ティカープを変更することによって自由に変えられるか
ら、音色の範囲を変更することはそれぞれのキーナンバ
ーについて自由に設定される。また、ベロシティカーブ
はすべての音色についてら変更可能であり、したがって
、各音色のタッチ感覚は自由に設定される。
フィードバックパラメータβも、βエンベローブ発生器
の使用によって変えられる。それはキーオンデータKO
Hによって始動されるとともに、他のエンベロープ発生
器と同様に、フィードバックパラメータβを変調する波
形を発生ずるように設計される。そのうえ、エンベロー
プ波形は、より複雑なエンベa−プを作成するために、
さらに変調され得る。
第4図は、第l図に示されるピッチェンベロープ発生器
28のプロ゛ツク図である。それは、エンベロープパラ
メータを保持する2つのレジスタ、すなわち、レートレ
ジスタ120およびレベルレジスタ122を有している
。ピッチェンベロープは、例えば、第5図に示されるよ
うなBB !−SE4の4つのセグメントを有している
。セグメントSEIは、すべてのキー才ンタイミング(
あるいは、それから所定時間後)において始まり、その
振幅がピークレベルL1゜なるまで一定のレート111
で増大する。エンベロープの次の部分、すなわちセグメ
ントSEG 2はピークレベルL1から始まり、一定の
レートR2でボトムレベルL2になるまで減少する。同
様に、セグメントSEG3はその振幅がピークレベルL
3になるまで一定のレートR3で増大し、セグメントS
EG4は.その振幅がレベルL4になるまで一定のレー
トR4で減少する。これらのパラメータ111−R4お
よびL1〜L4は、ライトパラメータWrtlTEおよ
びランダムモードパラメータRPEG (random
 pitch envelope)とともに、音色パラ
メータと同様にして、第1図に示すデータ転送コントロ
ーラ18から供給される。
レートパラメータR1−R4およびレベルパラメータL
l−L4は、各々データセレクタ124および126か
ら供給される。ライトパラメータWRITEがセレクタ
124および126の選択端子に供給されると、これら
はデータ転送コントローラ18から転送されたレートパ
ラメータRl〜r′t4またはレベルパラメータL1〜
L4を選択し、レジスタ120および122に供給する
。これらのパラメータは、才アゲート128からのシフ
トパルスとしてのライトパラメータWI?ITEを用い
て、演奏前イこ、レジスタ120および122に連続し
て書き込まれる。
レートレジスタ120は4ステージのパラレルインーパ
ラレルアウトの環状のシフトレジスタによって構成され
ている。それぞれのステージには、4つのパラメータR
1〜R4の一つが入っており、これらのレートはシフト
バルスSIFTによってセレクタ124を通過して循環
される。レベルレジスタ122は、レートレジスタ12
0と同様の構造を有して4つのレベルパラメータLl−
L4を含み、これらレベルパラメータLl−L4は、シ
フトパルスS I F ’rによって、レートパラメー
タIt 1 −1 4と同期してセレクタ126を通過
して循環される。
レートパラメータR!〜R4は、レジスタl2・Oから
連続して読出され、そして、レート発生器130に供給
される。レート発生器130は、予め設定された特有の
カーブに従ってレートパラメータを特有値に変換し、そ
れをレートアキュームレータ1321こ供給する。レー
トアキュームレータ132は、セグメントコントローラ
134からの指示に従って、特有値を増大もしくは減少
方向に累算する。
レートアキュームレータ132の出力データ、すなわち
、発生されたエンベロープは、レベルコンパレータ13
6に供給され、ここで、現時点のセグメントのレベルと
比較される。レベルコンパレータ136は、各セグメン
トの振幅がそれらのピークレベルt.=isする毎に、
一致信号を発生してセグメントコントローラ!34に供
給する。このように、一致信号は、エンベロープの振幅
がセグメントSEG 1−SEG4の各終点であるレベ
ルLl.L2,L3およびL4に達すると作成される。
各セグメントが終了すると、一致信号を受け取ったセグ
メントコントローラ134は、オアゲート128に信号
SECを送り、そして、この信号はシフトパルスS H
 I I;’ Tとしてレジスタ120および122に
転送される。その結果として、レートパラメータR1〜
R4およびレベルパラメータし1〜L4は、JiI!続
的にシフトされ、各々のレジスタ120,122内でセ
レクタ124,126を介して循環する。このように、
レートパラメータR1〜R4は、レート発生器130に
連続的に供給されるのに対し、レベルパラメータし1〜
L4は加算器138に供給される。加W器I38は現時
点のレベルパラメータに乱数発生器140から供給され
る乱数を加算する。乱数発生器は、全てのセグメントつ
いて乱数を作成する。
第6図に、乱数発生器140の構成を示す。それは、M
系列乱数発生器142およびNビットのラッチ144を
含む。M系列乱数発生器142は、よく知られているよ
うに、直列方式で接続されたN個のDフリップフロツプ
142−1−14−2Nおよびエクスクルーシブ才アゲ
ート142aを有し、そして、乱散flNを作成する。
乱数RNはラッチ144に供給され、セグメントSEG
 1〜SEG4のすべてのスタートボインにおいて、セ
グメントコントローラ134−から供給されるラッヂ信
号L A T C I−1によってロードされる。アン
ドゲート146はキー才ンデータKONとランダムモー
ドパラメータI’lPEGの論理積をとり、ロードの前
においては、ラッヂ!44はアンドゲート146を介し
て供給されるキーオンデータKONCこよってクリアさ
れる。このように、レベルパラメータL1〜L4に加え
られる乱数は、4つのセグメントのスタートポイントと
各キーオンタイミングにおいて変化する。
第7図は、ピッチェンベロープ発生器28の動作を示す
タイミングチャートである。
レートパラメータR1〜R4およびレベルパラメータL
l−L4は、第7図(b)から(d)に示すように、ラ
イトパラメータWR I TEによって演奏前にロード
される。このタイミングにおいては、レートレジスタ1
20およびレベルレジスタ122の出力パラメータは、
各々11 fとL1である(同図(e)および(f)参
照)。ランダムモードの場合では、ランダムモードパラ
メータItPEGが(1)に示すように“I−1“レベ
ル(ハイレベル)に保持される。キーオンデータK O
 Nかり(給されると(同図( g )鈷照)、これが
レートアキュームレータ!32と乱数発生器140内の
ラッヂ144をクリアする。同じ時刻において、レート
発生p+30は、レートパラメータR1を【l−ドし、
そして、加W7J I 3 8はレベルパラメータLl
と乱数RNIとを加算し、その加算結果であるLl− 
(=L1+IINl)をレベルコントローラ136に与
える(同図(i)〜(k)参照)。このように、レート
アキュームレータ132は、最初のセグメントSEG 
fの作成を始める(同図(a)参照)。最初のセグメン
トSEGIの振幅がL1 に達すると、レベルコンバレ
ータ13Gは、セグメント信号SEGをオアゲート12
8に順次供給するセグメントコントローラ134に対し
一致信号を与える。才アゲート128はこの一致信号を
シフトパルスS H I F ’1’としてレジスタ1
20と122に送り、これらのレジスタの内容を循環さ
せる。同様の動作が各セグメントSEG2〜SEG4に
ついて行われ、第7図(a)に示すエンベロープがアキ
ュームレータla2から作成される。
第8図に、第4セグメントSEG4が開始される前にキ
ーが解放されたときのエンベロープ波形を示す。この場
合においては、エンベロープはレートR4でキーオフポ
イントからレベルL4になるまで減少する。
ピッヂエンベロープ発生器28は、上述したように、乱
数発生器140を使用し、そして、セグメントSEG 
1−SEG4の終点レベルを変調する。したがって、自
然楽器の演奏のシミュレーシコンが達成される。
なお、ピッチェンベロープ発生器28は、次のような、
代替あるいは変形が考えられる。
(a)吹奏楽器の実際の演奏においては、第9図に示す
ように、アタック部において最大のピツチ変化が現れる
。これをシミュレートし、かつ自然な閘音を得るために
は、レベルL4−は0でなければならない。なぜなら、
レベルL4’が0でない限りは、キーが押されてている
間の定常部分においてピッチ偏差が現れてしまうからで
ある(第9図参照)。ピッチ偏差を避けるため(こは、
レベルL4”を0に保持しなければならない。これは、
第3セグメントの終点に・おいて作成される3番目の一
致信号でラッチ144をリセットすることにより達成さ
れ、乱数によるレベルL4 (=0)の変調が防止され
る。
第10図に、上記のような動作を達成するための回路図
を示す。カウンタ150は、各キーオンデータKONに
よってリセットされるとと6に、信号SEGをカウント
する。その内容が「3」になったときに、ナンドゲート
152の出力端に論理値“0“か現れ、そして、この“
0゜信号がアンドゲート154を通ってラッチ144を
クリアする。このように、第3セグメントSEG3の終
点においてラッチl44がリセットされるので、乱数に
よるレベルL4の変調が防止される。
第11図はキーコード/周波数ナンバー変換器24のブ
ロック図である。第I図におけるインターフェイスコン
トローラ2からの8ビットのキーコードKOは、キーコ
ード検出器160に供給され、ここで、キーナンバーに
変換される。キーコードKCは第12図に示すように構
成されている。
このコードは8ビットを有しており、下位半分がキーネ
ームを示し、上位半分がそのキーネームに属するオクタ
ーブを示す。キーナンバーは、周波数ナンバーテーブル
162に供給され、対応する周波数ナンバーデータFN
Dbに変換される。例えば、キーナンバーが60である
とすれば、周波数ナンバーデータC3が周波数ナンバー
テーブル!6・2から読出される。この周波数ナンバー
データF’NDbは、以下に説明されるように変調され
る。
周波数ナンバーデータFNDbを変調するために、3つ
のパラメータが考えられる。すなわち、センターキーデ
ータCKD,ストレッチファクタデータS 1? Dお
よびキーナンバーデータKNである。
第13図に、これらのパラメータの関連を示す。
平均律からの偏差は、予め設定されたセンターキーにお
いて0となるように、かつ、キーナンバーに比例して変
化するように設定されている。この比例定数はストレッ
ヂファクタデータSFDと呼ばれる。与えられたキーに
ついての平均律からの偏差DEV1は、次の式で表され
る。
D[ 1 = ( KN−Cl:D) * SFD=・
・・・・( 1 )さらに、オクターブ内における平均
律からの他の偏差DEV 2は、各音階について任意の
値を設定ずろことにより与えられる。第14図から第1
5図は、偏差DEV2の一例を示す。この偏差DEV2
は、“ホンキートンクビアノ“をシミユレートするよう
意図して用意されたらのである。
これらの偏差DEV lとDEV2の和は、第16図に
示すように平均律からの総合偏差DEVを与え、そして
次のように表される。
DEYJ=DEV1+DEY2= (KN−CKD) 
*DEV2・・・・・・(2) 偏差DEVは、周波数ナンバーデータFNDbと加算さ
れ、それゆえ、結果としての周波数ナンバーデータFN
Dは次のように表される。
FND= ( KN− CKD) * SFD+ DH
V2十F[)^・・・・・・(3) これまでに述べた計算は、演算部!70によって行われ
る。第1に、8ビットのセンターキーデータCKDがセ
ンターキーレジスタ172を通って補数回路!74に供
給され、ここで、その補数が作成される。センターキー
データの柿数(−CKD)は加算器176に供給され、
ここで、キーコードデコーダ160から与えられている
キーナンバーKNJこ加算される。このように、(KN
−CKD)は加算器176より得られる。第2に、4ビ
ットのストレッチフ7クタデータSFDはレジスタ17
8を通って乗算器180に供給され、ここで、加Wm1
76からの出力データと乗算される。したがって、乗算
器!80の出力データは、第1式で与えられるように(
KN−CKD)*S1;’D(=DEVI)となる。第
3に、偏差DEV2は、加算41 8 2によって偏差
DEV Iと加算され、そして、その和DEV l+D
EV2 (=DEV)が得られる。最後に、和DEVは
加算器184に供給され、ここで゜、偏差DEVは周波
数ナンバーデータFNDbと加算される。その結果の和
は、加算器184からの周波数ナンバーデータFN.D
として生成される。偏差DEV2は、ス!・レッチヂュ
ーンテーブル186に予め記憶されており、そして、加
算器114に供給される。このストレッヂチューンテー
ブル184の内容のーρリは第14図に示される。
テーブル162と186のデータは、データ転送コント
ローラl8から音律データとして供給され、それらに設
定される。データ転送コントローラ18は、音律データ
を音色データメモリI6から取り出し、そして、テーブ
ル162と186に転送する。音律データが平均律から
の偏差を存していないときは、原調律が実行される。一
方、音律データが例えば第14図に示すような偏差を有
していれば、キーコード/周波数ナンバー変換器24は
、“ホンキートンクビアノ“をシミュレートした周波数
ナンバーデータを作成する。
上述したように、キーコード/周波数ナンバー変換器2
4によれば、平均律からの偏差は、僅かなパラメータに
よって計算される。この結果、平均律からの偏差がキー
ナンバーに比例して増大する調律用のデータを、容易に
得ることができる。
以上、この発明に一致した構成の電子楽器の一実施例が
示されてきたが、これは、この発明が特定の形態やここ
で説明された使用法Iこ限定されることを意味するしの
ではない。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によればlあるいはそれ
以上の位相発生器に供給される周波数ナンバーデータが
、他の位相発生器に供給される周波数ナンバーデータか
ら自由に選択的に変調され、これによって、より複雑で
ダイナミックで、生き生きとした音を奏することができ
る。
また、フィードバックパラメータβが、キーベaシティ
、アフタータッチデータなどのタッチデー夕に応じて変
化され{qるので、より表現豊かなル1奏を奏すること
ができる。
さらに、オペレータに供給されるピッチ変調データが乱
数に応じて修正され、これより、自然楽器によって発生
されるような、より複雑で生き生ごとした音を奏するこ
とができる。
さ.らにまた、¥l器の音律が、その音律に関連づけら
れた僅かのパラメータによって簡単に作られるという効
果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による電子楽器のメインコ
ントローラのブロック図、 第2図は同電子′9!器のトーンジエネレー夕70の電
気的構成を示すブロック図、 第3図はトーンジェネレータ70内のオペレータのブロ
ック図、 第4図はメインコントローラ内のピッチエンベロープ発
生器28のブロック図、 第5図はビッヂエンベロープ発生器28によりて発生さ
れるピッヂ変調エンベロープを示す波形図、 第6図はピッチェンベロープ発生器28内の乱数発生器
の構成を示す回路図、 第7図はピッチェンベロープ発生器28の動作を示すタ
イミングチャート、 第8図はエンベロープが第4セグメントに達する前にキ
ーが解放された場合において、ピッチェンベロープ発生
器28によって発生されるピッチェンベロープを示す波
形図 第9図はピッチェンベロープ発生器28によって発生さ
れたピッヂエンベロープと、振幅エンベローブ発生器A
EG iによって発生された振幅エンベローブとの間の
関係を示す図であって、レベルL4における結果を説明
するための図、第lO図は第9図(b)に示される振幅
エンベローブの定常部分の間におけるピッチ変化を防止
するための回路構成を示すブロック図、第11図はメイ
ンコントローラのキーコード/周波数ナンバー変換器2
4の構成を示すブロック図、 第12図はキーコードの構成を示す表、第13図はキー
ナンバーと対応する平均率からの偏差との関係を示す図
、 第14図はオクターブ内における各音階の偏差を示す表
、 第15図および第!6図はオクターブ内における音階と
これらの平均率からの偏差との関係を示す図である。 2・・・・・・インターフェイスコントローラ(設定手
段)、24・・・・・・キーコード/周波数ナンバーコ
ンバータ(周波数ナンバーデータ発生手段)、28・・
・・・ビッヂエンベローブ発生器(ピッチエンベロープ
発生手段)、50・・・・・・ベロシティプロセッサ(
制御データ発生手段)、70・・・・・・トーンジエネ
レータ(楽音発生手段)、78・・・・・・乗算器(変
調手段)、92・・・・・・フィードバックコントロー
ラ(フィードバック手段)、94・・・・・・アルゴリ
ズムコンFローラ(接続スイッチ手段)、100・・・
・・・PMDデマルヂブレクサ(変調手段)、102・
・・・・・RFデマルチプレクサ(変調手段)、112
・・・・・・ゲート、114・・・・・・加算器(変調
手段)、!40・・・・・・乱数発生器(乱散発生手段
)、162・・・・・・周波数ナンバーテーブル(周波
数ナンバーデータ発生手段)、170・・・・・・演算
部(演算手段)、186・・・・・・ストレッチチュー
ンテーブル(供給手段)、OPI〜OP6・・・・・・
オペレータ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発生すべき楽音周波数に対応する周波数ナンバー
    データを発生する周波数ナンバーデータ発生手段と、 1またはそれ以上の入力に供給された周波数ナンバーデ
    ータおよび変調データの双方またはいずれか一方に基づ
    いて各々が波形発生およびその変調を行う複数のオペレ
    ータと、 前記各オペレータ間の入力と出力の組合せを変更可能に
    設定する設定手段と、 前記設定手段によって設定された接続の組合せに対応し
    て前記各オペレータ間の接続を切り換える接続切換手段
    と、 1またはそれ以上の前記オペレータに供給された前記周
    波数ナンバーデータを、供給された周波数ナンバー変調
    データによって、選択的に、かつ独立に変調する変調手
    段と を具備してなる電子楽器。
  2. (2)1またはそれ以上の入力に供給された周波数ナン
    バーデータおよび変調データの双方またはいずれか一方
    に基づいて各々が波形発生およびその変調を行う複数の
    オペレータと、 前記各オペレータ間の入力と出力の組合せを変更可能に
    設定する設定手段と、 前記設定手段によって設定された接続の組合せに対応し
    て前記各オペレータ間の接続を切り換える接続切換手段
    と、 1またはそれ以上の前記オペレータについて、同一オペ
    レータの出力から入力へのフィードバックを可変フィー
    ドバックパラメータβを用いて行うフィードバック手段
    と、 演奏および時間の経過のうち少なくとも1つに従って変
    更される外部パラメータに応じて前記フィードバックパ
    ラメータβを制御するための制御データを発生する制御
    データ発生手段と を具備してなる電子楽器。
  3. (3)フィードバックパラメータβを制御するための前
    記外部パラメータを発生するエンベロープ発生手段をさ
    らに含むことを特徴とする請求項2記載の電子楽器。
  4. (4)乱数を発生する乱数発生手段と、 供給される前記乱数に応じてピッチ変調データを作成す
    るピッチエンベロープ発生手段と、前記ピッチ変調デー
    タに対応した波形発生を各々行う複数のオペレータと、 前記各オペレータ間の入力と出力の組合せを変更可能に
    設定する設定手段と、 前記設定手段によって設定された接続の組合せに対応し
    て前記各オペレータ間の接続を切り換える接続切換手段 とからなる電子楽器。
  5. (5)前記ピッチエンベロープ発生手段が、乱数によっ
    て変調されたピッチエンベロープパラメータによって前
    記ピッチ変調データを発生する請求項4記載の電子楽器
  6. (6)キーコードを周波数ナンバーデータに変換するこ
    とによって該周波数ナンバーデータを発生する周波数ナ
    ンバーデータ発生手段と、 前記周波数ナンバーデータに対応して楽音を発生する楽
    音発生手段と、 各音階の平均律からのピッチ偏差を音律パラメータに基
    づいて演算する演算手段と、 前記音律パラメータを前記演算手段に供給する供給手段
    と、 からなる電子楽器。
  7. (7)前記楽音発生手段は、 1またはそれ以上の入力に供給された周波数ナンバーデ
    ータおよび変調データの双方またはいずれか一方に基づ
    いて各々が波形発生およびその変調を行う複数のオペレ
    ータと、 前記各オペレータ間の入力と出力の組合せを変更可能に
    設定する設定手段と、 前記設定手段によって設定された接続の組合せに対応し
    て前記各オペレータ間の接続を切り換える接続切換手段
    と を含むことを特徴とする請求項6記載の電子楽器。
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