JPH02230053A - 温度制御方法 - Google Patents

温度制御方法

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JPH02230053A
JPH02230053A JP5177889A JP5177889A JPH02230053A JP H02230053 A JPH02230053 A JP H02230053A JP 5177889 A JP5177889 A JP 5177889A JP 5177889 A JP5177889 A JP 5177889A JP H02230053 A JPH02230053 A JP H02230053A
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mmin
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expansion valve
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は恒温器、恒温恒温器その他の環境試験装置等に
おける温度制御対象槽に対し冷凍機を設けるとともに加
熱ヒータを設け、該冷凍機を運転しつつ咳ヒータ出力を
制御することにより前記槽内温度を制御する温度制御方
法に関する。
〔従来の技術〕
環境試験装置等における温度制御対象槽に対し冷凍機を
設けるとともに加熱ヒータを設け、該冷凍機を運転しつ
つ該ヒータ出力を制御することにより前紀槽内温度を制
御する温度制御方法においては、前記冷凍機をある程度
高温の雰囲気においても運転できるようにその冷媒流量
ないし膨張機構の開度が予め一定の状態に設定される。
しかし、この設定条件で一旦冷凍回路を決定すると、槽
内温度を目標温度に向け所定の勾配で上昇させようとす
る場合、冷媒循環量が多すぎてなかなか目標温度まで上
昇しないとか、そのため加熱ヒータ出力を大きくしなけ
ればならず、エネルギーロスが大きくなるといった問題
がある。また、この問題を解決しようとして徒に冷媒循
環量を減らすと、槽内の許容発熱負荷が小さくなるとい
う問題が生じる。
さらに、所定の勾配で温度を降下させようとするとき、
冷媒循環量が少なすぎてなかなか目標温度まで降下しな
いという場合も生じる。また、この問題を解決しようと
して徒に冷媒循環量を増やすと、冷凍機、特にその圧縮
機吐出側が危険な状態に陥る。
従って、勾配運転の場合には、上昇勾配、降下勾配、勾
配の程度等に応じ冷凍機の膨張機構の最小開度を適切な
開度に設定することが望ましい。
また、そうすることによって勾配の範囲を拡大すること
も可能となる。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、たとえ勾配運転開始にあたり最小開度を
適切に設定したとしても、もう一つの問題がある。すな
わち、前段の運転から次の勾配運転へ移行する際、温度
上昇、捺または降下線がふらついて不安定な状態となり
、所望の勾配運転を開始しがたいことが多い。
また、このような不安定状態を避けようとすると、選択
できる勾配の範囲が限定されるという問題もある。
そこで本発明は、温度制御対象槽に対し冷凍機を設ける
とともに加熱ヒータを設け、該冷凍機を運転しつつ該ヒ
ータ出力を制御して前記槽内温度を制御する温度制御方
法において、勾配を広い範囲から選択でき、温度上昇線
または降下線にできるだけ乱れ乃至ふらつきがない所望
の勾配運転制御ができる方法を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段] 本発明は前記目的にしたがい、 温度制御対象槽に対し冷凍機を設けるとともに加熱ヒー
タを設け、該冷凍機を運転しつつ該ヒータ出力を制御し
て前記槽内温度を制御する温度制御方法において、 前記冷凍機の膨張機構に開度可変形膨張機構を採用し、
次の運転が勾配運転の場合には、前記膨張機構の小さい
方の許容開度を次の勾配運転への切換えに適する予め定
めた許容開度Mminに決定することを特徴とする温度
制御方法を提供するものである。
前記予め定めた開度Mminとは、次の勾配運転への円
滑な移行ないし次の勾配運転の円滑な開始を達成できる
ように、実験にもとづき固定的にまたは勾配の関数とし
て予め定められたものである。該小さい方の許容間度M
m i nは最小許容開度である必要はないが、普通に
は最小と考えられる許容間度またはそれに近い開度が選
択される。
[作 用] 本発明方法によると、次の運転が温度制御対象槽内温度
を一定の勾配で上昇または降下させる運転の場合には、
次の勾配運転へ円滑に移行するための膨張弁の小さい方
の許容開度が決定され、膨張弁開度が咳開度より小さく
ならないように現在設定されている運転が行われる。
〔実 施 例〕
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明方法を実施するための装置例の概略説明
図であり、第5図〜第9図は該装置により実施される本
発明方法の一例を含む手順を示している。
第1図に示す装置例は恒温恒温器10であり、恒温槽1
01内に供試品を収めるテストエリア102を有し、該
エリアの後方には仕切り壁103を介して空調室104
を備えている。該空調室は冷却器1lとその上方の空気
循環用ファン12を備えている。冷却器l1とファン1
2の間には加熱ヒータである電気ヒータ2が設けられて
おり、冷却器の下方には加湿用電気ヒータ3によって水
を加熱するタイプの蒸発式加湿器30が設けられている
。空気はファン12の作用で矢印八方向に循環する。冷
却器11は冷凍機1の構成メンハである。冷凍機1は冷
却器11のばか空調室の外側に配置された圧縮機13、
凝縮器14および冷却器ll用の開度可変型電子膨張弁
l5を備えている。
弁l5は図示しないシャフトが回されると弁休が移動し
て弁開度が変わるタイプのものである。
該シャフトはステッピングモータ41によって駆動され
るようになっており、モータ41にはパルス出力ジェネ
レータ42が接続されている。このジヱネレータ42は
マイクロコンピュータM(以下、「マイコンMJという
)からの指示に基づいて作動する。
前記加熱ヒータ2には電流供給回路21が接続され、加
湿ヒータ3には電流供給回路31が接続されている。こ
れら回路21、31はマイコンMからの指示に基づいて
作動する。
ファン12を駆動するモータM1は駆動回路C1を介し
て、圧縮機モータM2および凝縮器14用のファン14
1の駆動モークM3は駆動回路C2を介して、それぞれ
マイコンMに接続されている。
槽101内には空調室104の吹き出し口付近に乾球温
度検出器5および湿球温度検出器6が設けられており、
これら検出器の出力はマイコンMに入力される。また、
周囲温度を測定するための温度検出器7が冷凍機1にお
ける凝縮器14へ流れ込む空気流の中に配置されており
、該検出器からの温度信号もマイコンMに入ノノされる
。さらに、圧縮機1の吐出管には、冷凍機異常を知るた
めの温度検出器9が設けられており、この検出器からの
信号もマイコンMに入力される。
マイコンMにはテンキー等を含む操作ボード8が接続さ
れており、該ボード8によって温度運転、温湿度運転ま
たは勾配運転のモードを選択することができ、さらに温
度運転の場合にはその目標温度、温湿度運転の場合には
その目標温湿度、勾配運転の場合には勾配運転開始の温
度と勾配運転終了時の温度およびその間に要する時間を
設定して温度変化勾配を設定できる。さらに各種運転の
順序をも適宜入力することができる。すなわち、例えば
50゜C、60%RHで3時間、次いで6o%RH(7
)まま50゛Cから20゜Cまで2時間で降下、次いで
20゜C、60%R Hで3時間というように運転順序
を設定できる。
ボード8には、さらに、恒温恒湿器1oの運転開始のた
めにファンモータM1、圧縮器モータM2、ファンモー
タM3等を運転開始し、あるいはそれらを停止させるた
めの指示キーも設けられている。
次に、かかる恒温恒温器において実行される本発明実施
例方法について説明する。
第1図に示す恒温恒湿器によると、温度運転の場合、す
なわち槽101、より正確にはテストエリア102を目
標温度に維持する運転の場合には、ボード8において指
示された目標温度(設定温度)に向け、乾球温度検出器
5によってテストエリア102内の温度を監視しつつマ
イコンMからの指示に基づいて加熱ヒータ2の出力を制
御する。
また、勾配運転の場合も、ボード8において指示された
温度変化勾配に従って加熱ヒータ2の出力を制御する。
温湿度運転、すなわち槽101、より正確にはテストエ
リア102内をボード8において設定された温度および
湿度(目標温湿度)に維持する運転の場合には、テスト
エリア102内の温湿度を温度検出器5、6で監視しつ
つマイコンMからの指示に基づいて加熱ヒータ2および
加湿ヒータ3の出力を制御する。なお、いずれの運転の
場合においても操作ボード8上の指示キーによりファン
12および冷凍機1の運転開始を指示する。
また、弁15はいずれの運転の場合でも、後述するよう
に必要に応じ、マイコンMからの指示に基づいて開閉さ
れる。
マイコンMによる制御のメインルーチンは第2図に示す
とおりである。
まず、プログラムがスタートすると、ステップSaでマ
イコンMの初期化等のための初回設定が行われる。次に
ステップsbでマンマシンインターフェイス処理、すな
わちボード8において指示入力された情報をメモリへ書
き込む処理を行い、{− の(1ステップScで制御処
理を行って再びステップSaへ戻る。
図示しないタイマICから予め決めた時間間隔ごとにタ
イマ割り込みがあったときは(ステップSd)、まずス
テップSeでタイマ管理処理を行い、その後ステップS
fでヒータの出力をコントロールし、ステップSgで膨
張弁開度をコントロールし、ステップshで冷凍機(特
にモータM2、M3)運転をコントロールし、リターン
する。
ステップSeにおけるタイマ管理処理ルーチンは第3図
に示すとおりであり、まずステップSe1においてカウ
ンタを更新し、ステップSe2において所定時間Sに達
したか否かを判断し、まだのときにはリターンするが、
所定時間に達しているとステップSe3でタイマフラッ
グを“′ビにセットし、ステップSe4でタイマカウン
タをリセットする。
メインルーチン中に示されているザブルーチンS−cの
制御処理は第4図に示すとおりである。
まず、ステップSclにおいてタイマフラッグが゛1゛
゜か否かを判断し、″″1″であるとステップSc2で
カウンタCを更新し、次いでステップSc3でC=1な
らばステップSc4へ進み、温度制御計算処理を行う。
ステップSc3でC≠1であるならば、ステップSc5
でC=2か否かを判断し、C=2であるとステップSc
6へ進み、ここで湿度制御計算処理を行い、そのあとス
テソブSc7でカウンタをリセン卜する。ステソブSc
4および(Sc6、Sc7)のいずれへ進んでも、その
後はステップSc8へ進み、ここで膨張弁開度処理を行
い、ステップSc9でタイマフラグを″“O′″にセッ
トしてメインルーチンへりターンする。前記ステップS
clでタイマフラッグが′“1″′でない場合には直ち
にメインルーチンへリターンする。
本発明実施例方法の要部は、この制御処理ルーチンにお
けるステップSc8の膨張弁開度処理およびこの処理に
基づく割り込みルーチンSd中のステ・ンブSgの膨張
弁開度コントロールにおいて実行される。
そこで第5図〜第9図に示す膨張弁開度処理ルーチンの
概略を示すフローチャートに基づいて本発明実施例方法
を説明する。
まずステップS1で冷凍機1がオンかオフかの読み取り
を行い、ステップS2でアラームチェックを行う。この
アラームチェックは冷凍機1の異常を検出するためのも
ので、木例ではここで圧縮機13の吐出管温度を測定す
る温度検出器9からの温度信号が読み込まれる。
次いでステップS3でアラームの有無が判断される。こ
の判断は本例では、吐出管温度Lが予め定めた安全な温
度t1より大きいか否かを判断ずるもので、rYEs,
であると吐出管温度異常であるから、ステップS4へ進
む。
該ステソプS4においては温度もが予め定めた危険温度
t2に達しているか、否かを判断ずる。
L2に達しているとステップS5で直ちに圧縮機停止を
決定し、タイマ割込みルーチンSdにおけるステップs
hで冷凍機1を停止する。しかし吐出管温度tがL2よ
り小さい場合にはステップS6へ進み、ここで膨張弁1
5を予め定めた量だけ閉じることを決定する。この決定
に基づいてタイマ割り込みルーチンSdにおけるステッ
プSgで膨張弁を閉じる。この膨張弁を閉じる操作は吐
出管温度Lが予め定めた前記安全限界温度t1以下にな
るまで繰り返される。
さて、ステップS3で吐出管温度Lが安全温度であると
判断すると、ステップS7で冷凍機がオンか否を判断し
、オフであるとステップS8でゼロリセットが済んでい
るか否かを判断する。このゼロリセットが済んでいると
直ちにリターンするが、まだの場合にはステップS9で
ゼロリセットする。このゼロリセットは冷凍機が運転さ
れていない場合に、膨張弁15を完全に閉じる命令を出
すものである。このゼロリセッ1・に基づいて前記割り
込みルーチンSdにおけるステップSgにより膨張弁は
閉じられる。
ステップS7で冷凍機がオンであると、ステップSIO
へ進み、ここでボード8において設定仝れた次の運転が
勾配運転か否かを判断する。次の運転が勾配運転でない
場合にはステソプ311で恒温恒湿器のテストエリア1
02における状態が安定しているか否かを判断する。す
なわち温度運転であるならばボード8において設定した
目標温度が誤差±a ”Cの範囲に安定しているか否か
、また温湿度運転の場合には、設定された目標温度が誤
差±a ’Cの範囲に安定し且つ設定された目標湿度が
誤差±b%RHの範囲に安定しているか否かを判断する
。あるいは現在勾配運転中か否かを判断する。ステップ
Sllのこれらの判断の結果いずれもrNOJの場合に
は第6図に示すステップS12へ進む。
ステップSL2から3151では、現在周囲温度RTお
よび現在の槽内温度Tのもとにおける冷凍機1中の膨張
弁15の最大許容開度Mmaxを求める。
Mmaxの求め方としては様々考えられるが、ここでは
周囲温度RTおよび槽内温度Tから求める。周囲温度R
Tは第1図に示す温度検出器7によって求め、槽内温度
Tは第1図に示す温度検出器5によって求める。ステッ
プ313では、予め実験により槽内温度Tおよび周囲温
度RTを様々に変化させて求めた許容し得る最大膨張弁
開度から、周囲温度RTが定まれば槽内温度Tに対する
膨張弁15の最大許容開度Mmaxを算出し得る弐Xを
求める。本例ではこの関係弐Xは一次弐として求められ
る。
すなわちMma x=aXT+b (一次弐X)であり
、a=f (RT) 、b=f (RT)である。
このように関係弐Xを求めたあとステップS14で設定
温度(目標温度)へ向けて温度上昇処理すべきか温度降
下処理すべきかを判断する。
閂ffi1皿 温度降下処理のときにはステソプS151へ進み、ここ
で弐Xに現在槽内温度Tを代入して、温度Tのもとにお
ける膨張弁の最大許容開度MmaXを算出する。
次にステップS16で膨張弁の最大許容開度Mmaxと
膨張弁の現在開度Nとの差P2を求める。
そのあと先に求めたP2の正負の符号に応じ、膨張弁の
開閉を決定する(ステップS17)。
次にステップ31Bで運転の種類、すなわち温度運転か
温湿度運転かに応じて、温度降下処理において許容でき
る最小弁開度Mminを選択決定する。このような最小
許容開度は、運転の種類に応じ予め定められてメモリ内
に記憶されている最小許容開度の中から選択する。
なお、温度降下処理におけるM m i nは、冷凍回
路中を冷媒と一緒に流れているオイルが弁部で詰まらな
いこと、回路の低圧側圧力が異常に低くならないこと、
冷媒循環量が少量とは言え、ふらつきなく一定量流れる
などを考慮して決定する。
このように最小許容開度Mminを決定したあとステッ
プS19で現在弁開度NがMmaxとMminの間に入
っているか否かを判断し、入っているとステップS20
で弁操作FJ P m = l P zの開命令を出力
する。
ステップS19の判断で「NOJの場合には、ステップ
S21で現在弁開度NがMmaxより大きいか否かを判
断し、大きいときにはMmaxまで弁を閉しる命令を出
力し、そうでないとき、すなわちN<Mm i nのと
きはステップS23でMminまで弁を開く命令を出力
する。
このようにMm i n<N<Mma x,Mrrta
 x<N,N<Mm i nを判断ずる理由は、前回の
膨張弁開度操作において既にMmax<NまたはN<M
m i nになっている場合があるからである。
ステップS20、S22およびS23のそれぞれにおい
て出される命令は第2図に示すタイマ割り込みルーチン
SdにおけるステップSgの膨張弁コン1・ロール処理
で実行する。
このように恒温恒湿810における温度降下制御では、
現在周囲温度RTと現在槽内温度Tのもとで許容される
膨張弁15の最大許容間度MmaXを考慮して安全に、
また、予め決めた膨張弁の最小許容間度Mm i nを
も考慮して設定温度(目標温度)に近づくように膨張弁
15の開度を制御することができる。
温』」Jし舌理 さて、前記ステップS14で温度上昇処理であると判断
された場合には、ステップS152へ進み、ここで前の
ステップS13で求めた式Xに槽内目標温度T。を代入
し、温度T。における最大許容開度Mtmaxを求める
次にステップS24で現在槽内温度Tと槽内設定温度(
目標温度)Toの差ΔTに基づいて許容される現時点に
おける膨張弁の最大許容開度MmaXを求め、次にステ
ップS25でこのMma xと現在膨張弁開度Nとの差
P3を求める。ここでのMmaxの求め方は後述する。
ステップ326ではP3の正負の符号に応じ、弁開また
は弁閉を決定する。
以後は先程説明した温度降十制御の場合と同様にステッ
プS18へ進み、ここで運転の種類に応じ予め定めてお
いた弁の最小許容開度Mm i nのうちから、温度上
昇制御運転に適する最小許容開度Mminを決定する。
その後は現在間度NとMm i nおよびMmaxとの
大小関係に応じてステップ320で操作iPm=IP3
 iに応じて弁開または弁閉の命令を出力するか、ステ
ップS22でMmaxまで弁を閉じる命令を出力するか
、ステップS23でMminiまで弁を開く命令を出力
する。
そしてこの命令はタイマ割り込みルーチンSdにおける
ステンプSgの膨張弁コン}・ロールにおいて実行され
る。
なお、温度上昇制御における前記弁の最小許容間度Mm
 i nも、前記温度降下制御における弁最小許容間度
と同様の観点から決定されている。
現在槽内温度Tと前記槽内目標温度T。の差Δ丁のもと
で許容される現在の最大許容弁開度Mmaxは、温度上
昇制御においても槽内の許容発熱負荷をできるだけ大き
くし、しかもできるだけ速やかに目標温度に到達できる
ように定めるもので、様々の定め方が考えられるが、こ
こでは現在周囲温度RTおよび目標温度T。のちとの最
大許容開度Mtmaχと前記温度差八Tの関数として求
める。すなわち、 ここで、 ΔT=T−T. kは温度だけを考慮した制御か、湿度をも考慮した制御
かに応じて予め定めた補正係数、温度設定可能範囲:例
えば−10〜50゛C。
このように温度上昇制御運転においては、現在開き得る
膨張弁の最大許容開度Mmaxを、現在槽内温度と目標
槽内温度との差八Tを考慮して定めているので、膨張弁
開度をいきなり目標槽内温度′Foにおける最大許容開
度MLmaxにするならば槽内の温度上昇速度が遅くな
るという弊害が防止される。そして目標温度到達時には
大きな許容発熱負荷をもつことになる。しかも、膨張弁
の開閉にあたってステップ319以陣で現在開度Nと最
大許容間度Mmaxおよび最小許容開度Mminとの大
小関係が考慮されているので、より適正安全に膨張弁開
度を制jlllできる。
次p漣圭]ゼlい1転p場令 さて、再びステップSIOに戻る。ステンプS10(第
5図)において次の設定が勾配運転と判断した場合には
、ステンプS27へ進み、ここで上昇勾配運転か否かを
判断する。」二界勾配運転の場合にはステップS271
で予め定めた固定の膨張弁許容最小開度Mminを決定
する。
この間度Mminは、現在の運転から次の勾配運転への
円滑な移行、すなわち、乱れのない安定した上昇勾配運
転に直ちに入ることができるように、いかなる温度から
の上昇においても、適当なヒータ出力が得られることを
実験でII’(l Amした開度である。
次の設定が降丁勾配運転の場合にはステノプ328へ進
み、ここで運転開始時の温度TSおよび終了時の温度T
E並びに運転制御時間MNから勾配を次式で算出する。
最小許容開度Mmin=f(勾配〕を算出する。
この式は勾配をできるだct広い範囲から選択できるよ
うに定めることが望ましく、様々考えられるが、ここで
は実験に基づいて、冷媒回路に異常なく、次に設定され
た降下勾配運転へ円滑に移行できるように定める。
すなわち、木例ではMmin=Mpx勾配十Mqとする
。ここでMp,Mqは定数であり、Mp>Mqの関係に
ある。
このようにステップS27または329において次の運
転が勾配運転である場合の膨張弁最小許容開度Mmin
を決定したあとはステンプ530へ進む。
ここで運転の種類に応して予め定められている膨張弁の
一回の操作量のうちから現在の運転の種類に応じた操作
ffi p +を選択決定する。
次にステップ331でヒータ出力平均値を求める。ここ
でヒータとは現在温度運転中の場合には加熱ヒータ2の
ことであり、現在温湿度運転中の場合にば加熱ヒーク2
および加湿ヒータ3のことである。
このヒータ出力平均値の算出は、ステップS31に到達
する前に第4図に示す制御処理ルーチンScにおける温
度処理サブルーチン(ステップSc 4 ) 、湿度処
理サブルーチン(ステップSc6)において測定され記
憶された複数個の出力値に基づいて算出される。
このようにヒータ出力平均値を算出したあとステップS
32で現在の運転の種類に応じた加熱ヒータ出力の上限
HU及び下限HD、または該加熱ヒータ出カ−ヒ限下限
HU,HD及び加湿ヒータ出力の上限hu及び下限hd
を選択決定する。
なお、これら上限、下限は円滑な制御を図りつつ、ヒー
タ出力をできるだけ節約できるように運転の種類に応じ
て予め定められており、マイコンMのメモリに記憶され
ている。
次にステップS33から336において、前記現在の運
転の種類に応じた適切なヒータ出力の上限および下限の
間、すなわち適切なヒータ出力制御範囲においてヒータ
出力が制御されているかどうかを判断し、「否」の場合
にはそのような適切な範囲で出力制御されるように膨張
弁の開度を操作することを決定する。
これをさらに詳述すると、現在温度運転か、または湿度
を考慮しない勾配運転である場合には、ステップ333
でヒータ出力平均値H Aが加熱ヒータ上限1{Uより
大きいか否かを判断し、大きい場合には操作量をP,で
膨張弁を閉じることを決定する(ステップS331)。
また、小さい場合には加熱ヒータ出力平均値H Aが加
熱ヒータ出力の上限HUと下限HDとの間に入っている
か否かを判断し、入っているとステンブ335で弁の開
度調整をしないことを決定し、「NO」、すなわち平均
値H Aが下限HDよりも小さい場合にはステップS3
6で操作量p + による膨張弁開動作を決定する。
現在の運転が温湿度運転または湿度をも考慮した勾配運
転の場合には、ステンプS33では加熱ヒータ出力平均
値H Aが加熱ヒータ出力上限H Uよりも大きく且つ
加湿ヒータ出力平均値haが加湿ヒータ出力上限huよ
りも大きいか否かを判断し、rYEsJであればステッ
プS331へ、「NO」であればステソブS34へ進む
。そしてステップ334では加熱ヒータ出力平均値HA
が加熱ヒータ出力の上限I{ Uと下限HDの間に入っ
ており且つ力1易ヒータ出力平均値haが加湿ヒータ出
力の」二限huと下限hdの間に入っているか否かを判
断する。「Y巳sJであればステップS35へ進み、r
No.であればステップS36へ進む。
このようにして操作N p + による膨張弁の開閉を
決定したあとはステンプ337からS39において、前
記第6図に示すステップS12から8151におけると
同じ手法によって現在周囲温度RTおよび現在槽内温度
Tのもとにおける膨張弁の最大許容開度Mmaxを求め
、そのあとはすでに説明したステップSl9以降へ進む
なお第5図に示すステップSIOで次の設定が勾配運転
であると判断した結果、ステップS27へ進みそこから
ステップS39を経てステップS19へ進んだときには
、ステンプS19以降におけるMminはステップS2
71で決定されたMminまたはステップ329で算出
されたMminであり、ステップ320における操作F
fl P mはステップS30で決定された操作量P,
である。
前記ステップS11 (第5図)において温度運転また
は温湿度運転が安定している、あるいは現在勾配運転中
であると判断した場合には、ステップSill(第8図
)へ進み、ここで運転の種類に応じた膨張弁の最小許容
開度Mminを決定し、その後はすでに説明したステッ
プS30以降へ進む。このように温度運転または温湿度
運転において安定な状態、あるいは勾配運転中である場
合にも、運転の種類に応じてヒータ出力を適正化し、円
滑な温度または温冫品度制御を行いつつヒータ出力の節
約を図る。
なお、ステップSllからステンプS111〜S39を
経てステンプS19へ進む場合には、ステップS19以
降における膨張弁最小許容開度Mminは先のステップ
S111において決定されたMm i nである。
なお、以上説明した手順において、実際には膨張弁開度
Mma x,MLma x,Mm i nはそれぞれ、
膨張弁のある状態の開度、例えば完全に閉した状態を基
準として、そこからMmax,Mtmax,Mminの
開度にもっていくに必要なパルス数として扱われる。ま
た前記膨張弁操作量Pm( P1  P2、P])もパ
ルス数で扱われる。
〔発明の効果] 本発明によると、温度制御対象槽に対し冷凍機を設ける
とともに加熱ヒータを設け、該冷凍機を運転しつつ該ヒ
ータ出力を制御して前記槽内温度を制御する場合におい
て、勾配を広い範囲から選択して、温度上昇線または降
下線にできるだけ乱れ乃至ふらつきがない安定した状態
で所望の勾配運転制御ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一例を実施するための恒温恒温器
の概略説明図である。第2図は第1図に示すマイクロコ
ンピュータMの動作のメインルーチンを示すフローチャ
ート、第3図はタイマ管理ルーチンを示すフローチャー
ト、第4図は制御処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。第5図から第9図は本発明実施例方法を説明する
ためのフローチャートであり、同時に第4図に示す膨張
弁処理ルーチンを示すフローチャートでもある。 ■・・・冷凍機、 2・・・加熱ヒータ、 3・・・加湿ヒータ、 15・・・電子膨張弁、 5・・・乾球温度検出器、 6・・・湿球温度検出器、 7・・・周囲温度検出器、 9・・・圧縮機吐出管温度検出器、 M・・・マイクロコンピュータ、 8・・・操作ボード、 10・・・恒温恒湿器、 0 1・・・槽、 02・・・槽内テストエリア。 Sc 第4図 出 願 人 タバイエスペック株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)温度制御対象槽に対し冷凍機を設けるとともに加
    熱ヒータを設け、該冷凍機を運転しつつ該ヒータ出力を
    制御して前記槽内温度を制御する温度制御方法において
    、 前記冷凍機の膨張機構に開度可変形膨張機構を採用し、
    次の運転が勾配運転の場合には、前記膨張機構の小さい
    方の許容開度を次の勾配運転への切換えに適する予め定
    めた許容開度Mminに決定することを特徴とする温度
    制御方法。
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